JP2003181546A - ヘミングダイ - Google Patents

ヘミングダイ

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JP2003181546A
JP2003181546A JP2001382401A JP2001382401A JP2003181546A JP 2003181546 A JP2003181546 A JP 2003181546A JP 2001382401 A JP2001382401 A JP 2001382401A JP 2001382401 A JP2001382401 A JP 2001382401A JP 2003181546 A JP2003181546 A JP 2003181546A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ヘミング加工において、金型の破損を防止
し、摺動抵抗を軽減し、金型センタで加工を行うことに
ある。 【解決手段】 固定ブロック1と、固定ブロック1に対
して前後方向に摺動可能に設けた可動ブロック2を有
し、可動ブロック2の前部、又は前部と後部には、止め
板3が固定され、該止め板を介して、固定ブロック1と
の間に、後方スラスト荷重吸収用弾性体6と前方スラス
ト荷重吸収用弾性体4が設けられている。この場合、固
定ブロック1には、油溝8が、可動ブロック2には、油
溝8に連通した給油穴7がそれぞれ形成され、油溝8
が、複数個の環状溝部により構成され、各環状溝部の結
合部の直上方に、給油穴7の出口7Bが配置され、更
に、可動ブロック2の上面には、金型センタCに対応し
た位置決めマークMが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘミング加工を行
う場合にワークを戴置するヘミングダイに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワークWの(図14)先端を
折り曲げてつぶすヘミング加工を行う場合には、図示す
る構造のヘミングダイDと、その直上方のヘミングパン
チPが使用されている。
【0003】このうち、ヘミングダイDは、下部テーブ
ル(図示省略)上に固定された固定ブロック50と、そ
の上の可動ブロック51を有している。
【0004】上記可動ブロック51の前部54には、止
め板53が取り付けられ、該止め板53の下方には、図
示するように、バネ52の一端が当接し、該バネ52
は、固定ブロック50内に形成された穴55に挿入さ
れ、その底面56には、上記バネ52の他端が当接して
いる。
【0005】この構成により、ヘミングダイDの(図1
5(A))可動ブロック51上に、鋭角曲げされたワー
クWを戴置すると共に、該ワークWの加圧点K1を金型
センタCに一致させる。
【0006】この状態で、ヘミングパンチPを下降すれ
ば、該ヘミングパンチPはワークWと接触した後(図1
5(A))更に下降し(図15(B))、これにより、
ワークWは曲げられる。
【0007】そして、このとき、後方スラスト荷重Sが
(図15(B))発生するので、前記図14で説明した
ヘミングダイDの可動ブロック51が、バネ52の復元
力に抗して後退し、該後方スラスト荷重Sを吸収し、更
にヘミングパンチPを(図15(C))下降させれば、
に示すように、ワークWはつぶされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】その後、図15(D)
に示すように、ヘミングパンチPを上昇させてワークW
を圧力から解放し、該ワークWの加圧点K2を移動させ
て金型センタCと一致させる。
【0009】この状態で、再度ヘミングパンチPを(図
15(E))下降させれば、ワークWは再加圧され、今
度は、図15(F)に示すように、前方スラスト荷重T
が発生し、ヘミングパンチPが(図15(G))下降端
に到達したときに、ヘミング加工が完了する。
【0010】しかし、従来のヘミングダイDは(図1
4)、ヘミングパンチPが上昇してワークWが圧力から
解放された時点で(図15(D))、可動ブロック51
がバネ52の復元力により元の位置に復帰し、固定ブロ
ック50に当接している。
【0011】従って、前方スラスト荷重Tが(図15
(F))発生しても、可動ブロック51は、固定ブロッ
ク50に当接しているのでそれ以上摺動して前進するこ
とはできず、この前方スラスト荷重Tを吸収することが
できない。
【0012】その結果、従来のヘミングダイDやヘミン
グパンチPは、破損し、又は機械からの脱落などが発生
し、所定のヘミング加工ができない。また、破損した金
型P、Dが飛び散ることがあり、このため、作業者にと
って危険であり、更に、機械が破損する可能性もある。
【0013】また、従来のヘミングダイDは(図1
4)、可動ブロック51と固定ブロック50間の摺動抵
抗が大きく、可動ブロック51の摺動動作が円滑に行わ
れない。
【0014】その結果、例えば前記発生したスラスト荷
重S(図15(B))を十分逃がすことができないなど
の弊害がある。
【0015】更に、従来のヘミングダイDには(図1
4)、金型センタCの位置を示す標識がなく、そのた
め、ワークWの加圧点K1(図15(A))、K2を
(図15(D))、該金型センタCに一致させないまま
で加工が行われることがある。
【0016】その結果、加工中に、過大なスラスト荷重
S(図15(B))、T(図15(F))が発生し、既
述したように、金型破損などの弊害がある。
【0017】本発明の目的は、ヘミング加工において、
金型の破損を防止し、摺動抵抗を軽減し、金型センタで
加工を行うことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、図1に示すように、固定ブロック1と、
該固定ブロック1に対して前後方向に摺動可能に設けた
可動ブロック2を有することを特徴とするヘミングダイ
Dという技術手段を講じている。
【0019】従って、本発明の構成によれば、例えば上
記可動ブロック2の(図3)前部に止め板3を固定し、
該止め板3に、固定ブロック1を貫通し前方スラスト荷
重吸収用弾性体4が設けられたロッド5を取り付け、該
止め板3と固定ブロック1に跨がって、後方スラスト荷
重吸収用弾性体6を取り付ければ、後方スラスト荷重S
が(図8(B))発生した場合には、可動ブロック2が
上記後方スラスト荷重吸収用弾性体6の復元力に抗して
後方に摺動することにより、該後方スラスト荷重Sを吸
収し、前方スラスト荷重Tが(図9(C))発生した場
合には、可動ブロック2が上記前方スラスト荷重吸収用
弾性体4の復元力に抗して前方に摺動することにより、
該前方スラスト荷重Tを吸収するので、金型P、Dの破
損が防止される。
【0020】また、本発明の構成によれば、例えば固定
ブロック1に(図1)、油溝8を形成し、該油溝8に連
通する給油穴7を可動ブロック2に形成すれば、給油穴
7から給油された油Aが油溝8に溜まって摺動面全体に
流れるので、両ブロック1、2間の摺動抵抗を軽減する
ことができ、更に、例えば可動ブロック2の上面に、金
型センタCに対応した位置決めマークMを形成すれば、
ワークWの加圧点K1(図8(A))、K2(図9
(A))を金型センタCに容易に一致させることができ
るので、該金型センタCで加工を行うことができる。
【0021】従って、本発明によれば、ヘミング加工に
おいて、金型の破損を防止し、摺動抵抗を軽減し、金型
センタで加工を行うことが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施の形態によ
り添付図面を参照して、説明する。図1は本発明の第1
実施形態を示す全体図であり、この図1は、プレスブレ
ーキの前方(作業者側)から見た図である。
【0023】図1において、参照符号Dはヘミングダ
イ、Pはヘミングパンチ、1は固定ブロック、2は可動
ブロック、3は止め板、4は前方スラスト荷重吸収用弾
性体、5はガイド棒、6は後方スラスト荷重吸収用弾性
体である。
【0024】このうち、ヘミングパンチPは上部テーブ
ルに(図示省略)、ヘミングダイDは下部テーブル(図
示省略)にそれぞれ装着され、例えば上部テーブルを下
降することにより、ヘミングパンチPとヘミングダイD
の協働により、ワークWに所定のヘミング加工が施され
る(図8、図9)。
【0025】上記ヘミングダイDは(図1)、下部テー
ブル(図示省略)に固定された固定ブロック1と、該固
定ブロック1に対して前後方向(Y軸方向)に摺動可能
な可動ブロック2により構成されている。
【0026】可動ブロック2の前部には、止め板3がね
じ10で固定されている。
【0027】この止め板3には、後述するロッド5、2
9、及び後方スラスト荷重吸収用弾性体6が取り付けら
れ、該止め板3は、後方スラスト荷重Sが発生時には
(8(B)の左図)、該後方スラスト荷重吸収用弾性体
6を押圧するプッシャ機能を有すると共に、可動ブロッ
ク2を停止させるストッパ機能を有する。上記後方スラ
スト荷重吸収用弾性体6は、図示するように、例えばバ
ネにより構成され、又はウレタンなど(図示省略)によ
り構成されている。
【0028】上記止め板3の下部中央には、ロッド29
の前端が、下部左側には、後述する前方スラスト荷重吸
収用弾性体4が設けられたロッド5の前端がそれぞれ取
り付けられている。上記前方スラスト荷重吸収用弾性体
4は、同様に、図示するように、例えばバネにより構成
され、又はウレタンなど(図示省略)により構成されて
いる。以下、この前方スラスト荷重吸収用弾性体4と、
既述した後方スラスト荷重吸収用弾性体6は、具体的に
は、バネで構成されているものとして説明する。
【0029】上記ロッド29全体は、可動ブロック2が
固定ブロック1に対して前後方向に(図9(D)の右
図、図8(B)の右図)摺動する場合のガイドの機能を
有すると共に、可動ブロック2が前進する場合のストッ
パの機能を有する(図9(D))の右図)。
【0030】このため、ロッド29の(図1)後部に
は、ストッパ30が設けられている。
【0031】また、ロッド5全体は、前方スラスト荷重
T発生時(図9(C)の左図))可動ブロック2が(図
9(C)の右図)前進する場合に、前方スラスト荷重吸
収用バネ4を押圧するプッシャ機能を有する。
【0032】そのため、ロッド5の(図1)後部には、
プッシャ18が設けられている。
【0033】また、固定ブロック1には(図3)、上記
ガイド兼前進時ストッパロッド29に対応する位置に、
貫通孔31が形成され,該貫通孔31の後部には、段差
16が形成され、それにより、後部には、円筒形の室1
9が形成されている。
【0034】この貫通孔31内を、前記ロッド29が、
止め板3から固定ブロック1の後方に向かって通過し、
該ロッド29の後端のストッパ30が、前記後部室19
に収納されている。
【0035】更に、固定ブロック1には(図3)、上記
プッシャロッド5に対応する位置に、貫通孔15が形成
され,該貫通孔15の前部には、段差17が形成されて
いる。
【0036】この貫通孔15内を、前記ロッド5が通過
し、該ロッド5の後端のプッシャ18と、貫通孔15の
前部段差17との間には、既述した前方スラスト荷重吸
収用バネ4が巻回されている。
【0037】この構成により、上記可動ブロック2が
(例えば図9(A)の右図)、固定ブロック1に対して
中立位置(ニュートラル位置)にあるときには、該前方
スラスト荷重吸収用バネ4の後端は、ロッド5のプッシ
ャ18に、前端は、前記貫通孔15の前部段差17にそ
れぞれ係止している。
【0038】この中立位置の場合(図3)、ロッド29
のストッパ30と貫通孔31の後部段差16間の間隔
は、例えばほぼ5mm、止め板3と固定ブロック1間の
間隔は、例えばほぼ10mmである。
【0039】この状態で、前方スラスト荷重Tが発生し
(図9(C)の左図)、上記可動ブロック2が(図9
(C)の右図)、ロッド29を(図9(D)の右図)ガ
イドとして固定ブロック1に対して前方に摺動する場合
には、該可動ブロック2の前進に伴って、ロッド29の
ストッパ30も、前記5mmだけ前進して貫通孔31内
の後部段差16に当接する。
【0040】このとき、前方スラスト荷重吸収用バネ4
は、同時に前進したもう一方のロッド5のプッシャ18
に押圧され、該プッシャ18と貫通孔15の前部段差1
7間で収縮し、前記発生した前方スラスト荷重Tを吸収
する。
【0041】従って、本発明によれば、金型の破損が防
止される。
【0042】更に、後方スラスト荷重Sが発生し(図8
(B)の左図)、上記可動ブロック2が(図8(B)の
右図)、同様にロッド29をガイドとして固定ブロック
1に対して後方に摺動する場合には、該可動ブロック2
の後退に伴って、後述する後方スラスト荷重吸収用バネ
6が収縮すると共に、前方スラスト荷重吸収用バネ4は
(図8(C)の右図)、前記中立位置(図8(A))か
ら10mmだけ後方へ突出したロッド5のプッシャ18
と、貫通孔15の前部段差17との間で自由状態とな
る。
【0043】上記止め板3(図1)の下部右側には、凹
所11が(図3)形成され、該凹所11に対応する凹所
12が固定ブロック1に形成されている。
【0044】上記止め板3側と固定ブロック1側に形成
された一対の凹所11、12には、後方スラスト荷重吸
収用バネ6が跨がって挿入されている。
【0045】この構成により、上記可動ブロック2が
(例えば図8(A)の右図)、固定ブロック1に対して
中立位置にあるときには、該後方スラスト荷重吸収用バ
ネ6の後端は、固定ブロック1側の凹所12に、前端
は、止め板3側の凹所11にそれぞれ係止している。
【0046】この中立位置の場合、後方スラスト荷重吸
収用バネ6が跨がって設けられている止め板3と固定ブ
ロック1間の間隔は、既述したように、例えばほぼ10
mmであり、前記ロッド29の(図3)ストッパ30と
後部段差16間の間隔は、例えばほぼ5mmである。
【0047】この状態で、後方スラスト荷重Sが発生し
(図8(B)の左図)、上記可動ブロック2が(図8
(B)の右図)、ロッド29をガイドとして固定ブロッ
ク1に対して後方に摺動する場合には、該可動ブロック
2の後退に伴って、止め板3も前記10mmだけ後退し
て固定ブロック1に当接する。
【0048】これにより、後方スラスト荷重吸収用バネ
6は、後退した止め板3側の凹所11に押圧されて固定
ブロック1側の凹所12との間で収縮し、上記発生した
後方スラスト荷重Sを吸収する。
【0049】従って、本発明によれば、金型の破損が防
止される。
【0050】更に、既述したように、前方スラスト荷重
Tが発生し(図9(C)の左図)、上記可動ブロック2
が、ロッド29を(図9(D)の右図)ガイドとして固
定ブロック1に対して前方に摺動する場合には、前記し
たように、前方スラスト荷重吸収用バネ4が(図9
(C)の右図)収縮すると共に、後方スラスト荷重吸収
用バネ6は(図9(D)の右図)、前記中立位置(図9
(A))から5mmだけ前進した止め板3側の凹所11
と、そのままの状態の固定ブロック1側の凹所12との
間で自由状態となる。
【0051】上記固定ブロック1の(図1)上面には、
油溝8が形成され、可動ブロック2には、この油溝8に
連通する給油穴7が形成されている。
【0052】上記油溝8は(図7)、その断面が例えば
円形であり、その中を潤滑用の油Aが流れるようになっ
ている。
【0053】この油溝8は(図6(A))、複数個の環
状溝部8A、8B、8C、8D、例えば矩形や、円形
や、図示する菱形の溝部により構成され、上記油Aが固
定ブロック1と可動ブロック2の摺動面全体に万遍なく
行き渡るようになっている。
【0054】また、可動ブロック2に(図6(B))に
形成された上記給油穴7は、該可動ブロック2の両側の
(X軸方向)止め板3の間であって、前記固定ブロック
1側の各環状溝部8A、8B、8C、8Dの結合部9に
対応した位置に配置されている。
【0055】この給油穴7は(図7)、例えばL字型に
形成され、その入口7Aが可動ブロック2の前部に設け
られていて正面を向いて露出している。
【0056】また、給油穴7の出口7Bは、可動ブロッ
ク2の内部に設けられていて下方を向いており、該出口
7Bは、図示するように、前記各環状溝部8A、8B、
8C、8Dの結合部9の直上方に配置されている。
【0057】この構成により、可動ブロック2側の(図
6(B))入口7Aから給油された油Aは、給油穴7を
伝わって出口7Bから固定ブロック1側の(図6
(A))前記環状溝部8A、8B、8C、8Dの結合部
9に落下し、落下した油Aは、各結合部9から四方に流
れ、油溝8全体に溜まる。
【0058】この状態で、可動ブロック2を固定ブロッ
ク1に対して前後方向に摺動させれば(図8、図9)、
油Aは(図6(A))、可動ブロック2と固定ブロック
1の摺動面全体に流れる。
【0059】従って、本発明によれば、可動ブロック2
と固定ブロック1間の摺動抵抗を軽減することができ
る。
【0060】更に、可動ブロック2の(図1)上面に
は、金型センタCに対応した位置決めマークMが、例え
ば刻印などにより、形成されている。
【0061】この構成により、作業者は、ワークWの加
圧点K1(図8(A))、K2(図9(A))を移動す
る場合に、この位置決めマークMを標識にすれば、該加
圧点K1、K2を簡単に金型センタCに一致させること
ができる。
【0062】従って、本発明によれば、金型センタCで
加工を行うことができる。
【0063】図10は、本発明の第2実施形態を示す図
であり、図1〜図5に示す第1実施形態とは、可動ブロ
ック2の前部に止め板3を取り付けた点は、同じである
が、該止め板3に、固定ブロック1を貫通し後方スラス
ト荷重吸収用バネ6と前方スラスト荷重吸収用バネ4の
双方が巻回されたロッド20を取り付けた点が、著しく
異なる。
【0064】図10において、止め板3の下部には、上
記ロッド20の前端が取り付けられている。
【0065】このロッド20全体は、可動ブロック2が
固定ブロック1に対して前後方向に摺動する場合のガイ
ドの機能を有すると共に、前方スラスト荷重T(図9
(C)の左図に相当)発生時に可動ブロック2が前進す
る場合のストッパの機能を有し、更に、可動ブロック2
が前進後退する場合に、後方スラスト荷重吸収用バネ6
と前方スラスト荷重吸収用バネ4を押圧するプッシャの
機能を有する。
【0066】そのため、ロッド20の(図10)前部に
は、図示するように、プッシャ20Aが、後部には、ス
トッパ兼プッシャ20Bがそれぞれ設けられている。
【0067】また、固定ブロック1には、上記ロッド2
0に対応する位置に、貫通孔24が形成され,該貫通孔
24のほぼ中央には、突起22が、該貫通孔24の後部
には、段差21がそれぞれ形成されている。
【0068】このような貫通孔24内を、前記ロッド2
0が通過し、該ロッド20のプッシャ20Aと貫通孔2
4の突起22との間には、前記後方スラスト荷重吸収用
バネ6が、該ロッド20のストッパ兼プッシャ20Bと
突起22との間には、前記前方スラスト荷重吸収用バネ
4がそれぞれ巻回されている。
【0069】この構成により、例えば図10に示すよう
に、可動ブロック2が、固定ブロック1に対して中立位
置にあるときには、後方スラスト荷重吸収用バネ6の後
端は、貫通孔24の突起22に、前端は、ロッド20の
プッシャ20Aに、前方スラスト荷重吸収用バネ4の後
端は、ロッド20のストッパ兼プッシャ20Bに、前端
は、貫通孔24の突起22にそれぞれ係止している。
【0070】この中立位置の場合、ロッド20のストッ
パ兼プッシャ20Bと貫通孔24の後部段差21間の間
隔は、例えばほぼ5mm、止め板3と固定ブロック1間
の間隔は、例えばほぼ10mmである。
【0071】この状態で、後方スラスト荷重Sが発生し
(図8(B)の左図に相当)、図10の可動ブロック2
が、ロッド20をガイドとして固定ブロック1に対して
後方に摺動する場合には、該可動ブロック2の後退に伴
って、止め板3も、前記10mmだけ後退して固定ブロ
ック1に当接する。
【0072】これにより、ロッド20に巻回された後方
スラスト荷重吸収用バネ6が、後退するプッシャ20A
に押圧されて貫通孔24の突起22との間で収縮し、上
記発生した後方スラスト荷重Sを吸収することにより、
本発明によれば、金型の破損が防止される。
【0073】また、このとき、図10の前方スラスト荷
重吸収用バネ4は、図10の状態から10mmだけ後方
へ突出したロッド20のストッパ兼プッシャ20Bと、
貫通孔24の突起22間で自由状態となる。
【0074】更に、前方スラスト荷重Tが発生し(図9
(C)の左図に相当)、図10の可動ブロック2が、同
様に、ロッド20をガイドとして固定ブロック1に対し
て前方に摺動する場合には、該可動ブロック2の前進に
伴って、ロッド20のストッパ兼プッシャ20Bも、前
記5mmだけ前進して貫通孔24内の後部段差21に当
接する。
【0075】このとき、前方スラスト荷重吸収用バネ4
が、前進するストッパ兼プッシャ20Bに押圧されて貫
通孔24の突起22との間で収縮し、上記発生した前方
スラスト荷重Tを吸収することにより、本発明によれ
ば、金型の破損が防止される。
【0076】また、このとき、図10の後方スラスト荷
重吸収用バネ6は、図10の状態から5mmだけ前方へ
突出したロッド20のプッシャ20Aと、そのままの状
態の貫通孔24の突起22間で自由状態となる。
【0077】図11は、本発明の第3実施形態を示す図
であり、前記図10の第2実施形態と異なるのは、可動
ブロック2の前部と後部に止め板3Aと3Bを取り付
け、両止め板3A、3Bに跨がって、固定ブロック1を
貫通し後方スラスト荷重吸収用バネ6と前方スラスト荷
重吸収用バネ4の双方が巻回されたロッド32を取り付
けた点にある。
【0078】この場合、前部止め板3Aと後部止め板3
Bは、後方スラスト荷重Sと(8(B)の左図に相当)
前方スラスト荷重T(9(C)の左図に相当)発生時に
おいて、後退又は前進する可動ブロック2をそれぞれ停
止させるストッパ機能を有する。
【0079】このような前部止め板3Aの下部と後部止
め板3Bの下部には、上記ロッド32の前端と後端が取
り付けられている。
【0080】このロッド32全体は、可動ブロック2が
固定ブロック1に対して前後方向に摺動する場合のガイ
ドの機能を有すると共に、その場合に、後方スラスト荷
重吸収用バネ6と前方スラスト荷重吸収用バネ4を押圧
するプッシャの機能を有する。
【0081】そのため、ロッド32の前部と後部には、
図示するように、プッシャ32Aと32Bがそれぞれ設
けられている。
【0082】また、固定ブロック1には、上記ロッド3
2に対応する位置に、貫通孔33が形成され,該貫通孔
33のほぼ中央には、突起23が形成されている。
【0083】このような貫通孔33内を、前記ロッド3
2が通過し、該ロッド32のプッシャ32Aと突起23
との間には、前記後方スラスト荷重吸収用バネ6が、該
ロッド32のプッシャ32Bと突起23との間には、前
記前方スラスト荷重吸収用バネ4がそれぞれ巻回されて
いる。
【0084】この構成により、例えば図11に示すよう
に、可動ブロック2が、固定ブロック1に対して中立位
置にあるときには、後方スラスト荷重吸収用バネ6の後
端は、貫通孔33の突起23に、前端ほ、ロッド32の
プッシャ32Aに、前方スラスト荷重吸収用バネ4の後
端は、ロッド32のプッシャ32Bに、前端は、貫通孔
33の突起23にそれぞれ係止している。
【0085】この中立位置の場合、後部止め板3Bと固
定ブロック1間の間隔は、例えばほぼ5mm、前部止め
板3Aと固定ブロック1間の間隔は、例えばほぼ10m
mである。
【0086】この状態で、後方スラスト荷重Sが発生し
(図8(B)の左図に相当)、図11の可動ブロック2
が、ロッド32をガイドとして固定ブロック1に対して
後方に摺動する場合には、該可動ブロック2の後退に伴
って、前部止め板3Aも、前記10mmだけ後退して固
定ブロック1に当接する。
【0087】これにより、ロッド32に巻回された後方
スラスト荷重吸収用バネ6が、後退するプッシャ32A
に押圧されて貫通孔33の突起23との間で収縮し、上
記発生した後方スラスト荷重Sを吸収することにより、
本発明によれば、金型の破損が防止される。
【0088】また、このとき、図11の前方スラスト荷
重吸収用バネ4は、図11の状態から10mmだけ後方
へ突出したロッド32のプッシャ32Bと、そのままの
状態の貫通孔33の突起23間で自由状態となる。
【0089】更に、前方スラスト荷重Tが発生し(図9
(C)の左図に相当)、図11の可動ブロック2が、同
様に、ロッド32をガイドとして固定ブロック1に対し
て前方に摺動する場合には、該可動ブロック2の前進に
伴って、後部止め板3Bも、前記5mmだけ前進して固
定ブロック1に当接する。
【0090】このとき、前方スラスト荷重吸収用バネ4
が、前進するロッド32のプッシャ32Bに押圧されて
貫通孔33の突起23との間で収縮し、上記発生した前
方スラスト荷重Tを吸収することにより、本発明によれ
ば、金型の破損が防止される。
【0091】また、このとき、図11の後方スラスト荷
重吸収用バネ6は、図11の状態から5mmだけ前方へ
突出したロッド32のプッシャ32Aと、そのままの状
態の貫通孔33の突起23間で自由状態となる。
【0092】図12は、本発明の第4実施形態を示す図
であり、前記図11の第3実施形態と異なるのは、前部
止め板3Aと固定ブロック1間に跨がって、後方スラス
ト荷重吸収用バネ6を取り付けると共に、後部止め板3
Bと固定ブロック1に跨がって、前方スラスト荷重吸収
用バネ4を取り付け、更に、両止め板3A(図13)、
3Bに跨がって、固定ブロック1を貫通するロッド35
を取り付けた点にある。
【0093】即ち、図12において、前部止め板3Aの
下部右側には(図13)、凹所25が形成され、該凹所
25に対応する凹所26が固定ブロック1に形成され、
また、後部止め板3Bの下部左側には、凹所27が形成
され、該凹所27に対応する凹所28が固定ブロック1
に形成されている。
【0094】上記止め板3A、3B側と固定ブロック1
側に形成された一対の凹所25、26と、27、28に
は、後方スラスト荷重吸収用バネ6と、前方スラスト荷
重吸収用バネ4が跨がって挿入されている。
【0095】更に、上記止め板3Aと3Bの下部中央に
は、固定ブロック1に形成された貫通孔34を通過する
ロッド35の前端と後端が取り付けられ、これにより、
該ロッド35は、両止め板3Aと3Bに跨がって取り付
けられている。
【0096】この場合、ロッド35全体は、可動ブロッ
ク2が固定ブロック1に対して前後方向に摺動する場合
のガイドの機能を有する。
【0097】また、前部止め板3Aと後部止め板3B
は、後方スラスト荷重Sと(8(B)の左図に相当)前
方スラスト荷重T(9(C)の左図に相当)発生時にお
いて、後退又は前進する可動ブロック2を停止させるス
トッパ機能を有すると共に、その場合に、後方スラスト
荷重吸収用バネ6と前方スラスト荷重吸収用バネ4を押
圧するプッシャの機能を有する。
【0098】この構成により、例えば図12に示すよう
に、可動ブロック2が、固定ブロック1に対して中立位
置にあるときには、後方スラスト荷重吸収用バネ6と前
方スラスト荷重吸収用バネ4の内側の一端が、固定ブロ
ック1側の凹所26、28に、両バネ6、4の外側の他
端が、止め板3A、3B側の凹所25、27にそれぞれ
係止している。
【0099】この中立位置の場合、図示するように、後
方スラスト荷重吸収用バネ6が跨がって設けられている
前部止め板3Aと固定ブロック1間の間隔は、例えばほ
ぼ10mm、前方スラスト荷重吸収用バネ4が跨がって
設けられている後部止め板3Bと固定ブロック1間の間
隔は、例えばほぼ5mmである。
【0100】この状態で、後方スラスト荷重Sが発生し
(図8(B)の左図に相当)、図12の可動ブロック2
が、ロッド35を(図13)ガイドとして固定ブロック
1に対して後方に摺動する場合には、該可動ブロック2
の後退に伴って、前部止め板3Aも、前記10mmだけ
後退して固定ブロック1に当接する。
【0101】このとき、後方スラスト荷重吸収用バネ6
が、後退する前部止め板3A側の凹所25に押圧されて
固定ブロック1側の凹所26との間で収縮し、上記発生
した後方スラスト荷重Sを吸収することにより、本発明
によれば、金型の破損が防止される。
【0102】また、このとき、図12の前方スラスト荷
重吸収用バネ4は、図12の状態から10mmだけ後退
した後部止め板3B側の凹所27と、そのままの状態の
固定ブロック1側の凹所28との間で自由状態となる。
【0103】更に、前方スラスト荷重Tが発生し(図9
(C)の左図に相当)、図12の可動ブロック2が、同
様に、ロッド35を(図13)ガイドとして固定ブロッ
ク1に対して前方に摺動する場合には、該可動ブロック
2の前進に伴って、後部止め板3Bも、前記5mmだけ
前進して固定ブロック1に当接する。
【0104】このとき、前方スラスト荷重吸収用バネ4
が、前進する後部止め板3B側の凹所27に押圧されて
固定ブロック1側の凹所28との間で収縮し、上記発生
した前方スラスト荷重Tを吸収することにより、本発明
によれば、金型の破損が防止される。
【0105】また、このとき、図12の後方スラスト荷
重吸収用バネ6は、図12の状態から5mmだけ前進し
た前部止め板3A側の凹所25と、そのままの状態の固
定ブロック1側の凹所26との間で自由状態となる。
【0106】以下、上記構成を有する本発明の動作を、
図8、図9に基づいて説明する。
【0107】このうち、図8は、ワークWの先端が途中
までつぶされる第1つぶし工程を示す、図9は、ワーク
Wの先端が完全につぶされる第2つぶし工程を示す。
【0108】(1)第1つぶし工程(図8)。
【0109】この場合、当初は(図8(A)の右図)、
可動ブロック2が、固定ブロック1に対して中立位置に
あるものとする。
【0110】また、両ブロック1、2が中立位置にある
状態で、前記給油穴7(図1)の入口7Aから油Aを給
油しておけば、油Aは、給油穴7を伝わって出口7Bか
ら固定ブロック1側の(図6(A))各環状溝部8A、
8B、8C、8Dの結合部9に落下して四方に流れ、油
溝8全体に溜まる。
【0111】これにより、油Aが、以後の動作中に(図
8、図9)摺動面に流れ、前記したように、本発明によ
れば、摺動抵抗を軽減することができる。
【0112】この状態で、可動ブロック2上に(図8
(A)の左図)、鋭角曲げされたワークWを戴置し、該
可動ブロック2上の位置決めマークMを標識として、該
ワークWの加圧点K1を金型センタCに一致させること
により、前記したように、本発明によれば、金型センタ
で加工を行うことができる。
【0113】次に、ヘミングパンチPを下降すれば、該
ヘミングパンチPは、ワークWと接触後(図8(A)の
左図)更に下降し(図8(B)の左図)、ワークWを曲
げる。
【0114】このとき、後方スラスト荷重Sが発生し
(図8(B)の左図)、それに伴って、可動ブロック2
が(図8(B)の右図)、ロッド29をガイドとして固
定ブロック1に対して後方に摺動するので、止め板3も
10mmだけ後退して固定ブロック1に当接する。
【0115】これにより、後方スラスト荷重吸収用バネ
6は、後退した止め板3側の凹所11に押圧されて固定
ブロック1側の凹所12との間で収縮し、上記発生した
後方スラスト荷重Sを吸収することにより、前記したよ
うに、本発明によれば、金型の破損が防止される。
【0116】その後、更に、ヘミングパンチPを下降さ
せれば(図8(C)の左図)、ワークWは、つぶされ
る。
【0117】この場合、前方スラスト荷重吸収用バネ4
は(図8(C)の右図)、前記後方スラスト荷重S発生
時点に(図8(B)の左図)、中立位置(図8(A))
から10mmだけ後方へ突出したロッド5のプッシャ1
8と、そのままの状態の固定ブロック1側の貫通孔15
の前部段差17との間で自由状態となっている。
【0118】(2)第2つぶし工程(図9)。
【0119】前記した第1つぶし工程の終了後(図8
(C))、ヘミングパンチPを(図9(A)の左図)上
昇させてワークWを圧力から解放すると、収縮していた
後方スラスト荷重吸収用バネ6が(図8(B)の右図)
伸張する(図9(B)の右図)。
【0120】従って、上記後方スラスト荷重吸収用バネ
6の復元力により可動ブロック2が(図9(A)の右
図)、固定ブロック1に対して元の中立位置に復帰す
る。
【0121】この状態で、今度は、途中までつぶされた
ワークWの加圧点K2を(図9(A)の左図)移動し、
可動ブロック2上の位置決めマークMを標識として、金
型センタCに一致させることにより、同様に、本発明に
よれば、金型センタで加工を行うことができる。
【0122】その後、再度ヘミングパンチPを(図9
(B)の左図)下降させれば、可動ブロック2が固定ブ
ロック1に対して中立位置のままで、ワークWは再加圧
される。
【0123】そして、ヘミングパンチPを(図9(C)
の左図)更に下降させると、今度は、前方スラスト荷重
Tが発生する。
【0124】これにより、可動ブロック2が(図9
(C)の右図)、ロッド29をガイドとして固定ブロッ
ク1に対して前方に摺動するので、ロッド29の(図9
(D)の右図)ストッパ30も5mmだけ前進して貫通
孔31内の後部段差16に当接する。
【0125】このとき、前方スラスト荷重吸収用バネ4
は(図9(C)の右図)、同時に前進したロッド5のプ
ッシャ18に押圧されて前部段差17との間で収縮し、
上記発生した前方スラスト荷重Tを吸収することによ
り、同様に、本発明によれば、金型の破損が防止され
る。
【0126】その後、更に、ヘミングパンチPを下降さ
せれば(図9(D)の左図)、該ヘミングパンチPは、
下降端に到達してワークWを完全につぶし、ヘミング加
工は完了する。
【0127】この場合、後方スラスト荷重吸収用バネ6
は(図9(D)の右図)、前記前方スラスト荷重T発生
時点に(図9(C)の左図)、中立位置(図9(A))
から5mmだけ前進した止め板3側の凹所11と、その
ままの状態の固定ブロック1側の凹所12との間で自由
状態となっている。
【0128】尚、上記動作説明においては(図8、図
9)、図1〜図5に示す第1実施形態について詳述した
が、図10〜図13に示す第2実施形態〜第4実施形態
についても同様の作用・効果を奏することは、勿論であ
る。
【0129】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、可動ブ
ロックを固定ブロックに対して前後方向に摺動可能に設
けたことにより、前方スラスト荷重と後方スラスト荷重
の双方を吸収することができるようになって、金型の破
損が防止され、また、油溝を固定ブロックに、該油溝に
連通する給油穴を可動ブロックにそれぞれ形成したこと
により、給油穴を介して給油した油が油溝に溜まって摺
動面全体に流れるようになって、両ブロック間の摺動抵
抗が軽減され、更に、可動ブロック上面に、金型センタ
に対応する位置決めマークを形成したことにより、ワー
クの加圧点を金型センタに容易に一致させることができ
るようになって、金型センタで加工を行うという技術的
効果を奏することとなった。
【0130】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す全体斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態を示す全体正面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施形態を示す全体平面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施形態を構成する後方スラスト
荷重吸収用弾性体6と、ガイド兼前進時ストッパロッド
29の側面図である。
【図5】本発明の第1実施形態を構成する前方スラスト
荷重吸収用弾性体4が設けられたプッシャロッド5の側
面図である。
【図6】本発明を構成する固定ブロック1に形成された
油溝8と、可動ブロック2に形成された給油穴7の全体
平面図である。
【図7】図6における油溝8と給油穴7との関係を示す
図である。
【図8】本発明による第1つぶし工程の動作説明図であ
る。
【図9】本発明による第2つぶし工程の動作説明図であ
る。
【図10】本発明の第2実施形態を示す側面図である。
【図11】本発明の第3実施形態を示す側面図である。
【図12】本発明の第4実施形態を示す側面図である。
【図13】図12の全体平面図である。
【図14】従来技術の構成説明図である。
【図15】従来技術の課題説明図である。
【符号の説明】
1 固定ブロック 2 可動ブロック 3 後退時ストッパ兼用止め板 4 前方スラスト荷重吸収用弾性体 5 プッシャロッド 6 後方スラスト荷重吸収用弾性体 7 給油穴 8 油溝 8A、8B、8C、8D 環状溝部 9 結合部 10 ねじ 11、12 凹所 15、31 貫通孔 16 貫通孔31の後部段差 17 貫通孔15の前部段差 18 プッシャロッド5のプッシャ 19 貫通孔15の後部室 29 ガイド兼前進時ストッパロッド 30 ガイド兼前進時ストッパロッド29のストッパ D ヘミングダイ P ヘミングパンチ W ワーク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ブロックと、該固定ブロックに対し
    て前後方向に摺動可能に設けた可動ブロックを有するこ
    とを特徴とするヘミングダイ。
  2. 【請求項2】 上記可動ブロックの前部、又は前部と後
    部には、止め板が固定され、該止め板を介して、固定ブ
    ロックとの間に、後方スラスト荷重吸収用弾性体と前方
    スラスト荷重吸収用弾性体が設けられている請求項1記
    載のヘミングダイ。
  3. 【請求項3】 上記止め板には、固定ブロックを貫通し
    前方スラスト荷重吸収用弾性体が設けられたロッドが取
    り付けられ、該止め板と固定ブロックに跨がって、後方
    スラスト荷重吸収用弾性体が取り付けられている請求項
    2記載のヘミングダイ。
  4. 【請求項4】 上記止め板には、固定ブロックを貫通し
    前方スラスト荷重吸収用弾性体と後方スラスト荷重吸収
    用弾性体の双方が設けられたロッドが取り付けられてい
    る請求項2記載のヘミングダイ。
  5. 【請求項5】 上記前部止め板と後部止め板に跨がっ
    て、固定ブロックを貫通し後方スラスト荷重吸収用弾性
    体と前方スラスト荷重吸収用弾性体の双方が設けられた
    ロッドが取り付けられている請求項4記載のヘミングダ
    イ。
  6. 【請求項6】 上記前部止め板と固定ブロックに跨がっ
    て、後方スラスト荷重吸収用弾性体が取り付けられ、後
    部止め板と固定ブロックに跨がって、前方スラスト荷重
    吸収用弾性体が取り付けられている請求項2記載のヘミ
    ングダイ。
  7. 【請求項7】 上記固定ブロックには、油溝が、可動ブ
    ロックには、該油溝に連通した給油穴がそれぞれ形成さ
    れている請求項1記載のヘミングダイ。
  8. 【請求項8】 上記油溝が、複数個の環状溝部により構
    成され、各環状溝部の結合部の直上方に、給油穴の出口
    が配置されている請求項7記載のヘミングダイ。
  9. 【請求項9】 上記可動ブロックの上面には、金型セン
    タに対応した位置決めマークが形成されている請求項1
    記載のヘミングダイ。
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