JP2003179078A - 化合物半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

化合物半導体装置及びその製造方法

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JP2003179078A JP2001376681A JP2001376681A JP2003179078A JP 2003179078 A JP2003179078 A JP 2003179078A JP 2001376681 A JP2001376681 A JP 2001376681A JP 2001376681 A JP2001376681 A JP 2001376681A JP 2003179078 A JP2003179078 A JP 2003179078A
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Takeshi Takahashi
剛 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化合物半導体装置及びその製造方法に関し、
メサ構造に依る段差部分でのゲート電極断線の可能性を
極めて簡単な構造及び方法の改変で低減させ、ゲート電
極の信頼性を向上しようとする。 【解決手段】 基板上に形成されメサ構造設置領域から
外方に平坦に展延するバッファ層2と、バッファ層2上
のメサ構造設置領域から立ち上がり且つ前記バッファ層
2とエッチング耐性が同じである半導体層を含むか又は
前記半導体層自体で構成されて下地にエッチング停止層
5が配設されたキャップ層6が最上層に積層されたメサ
構造と、キャップ層6に形成されたリセス6A内から前
記メサ構造側面を経て平坦に展延するバッファ層2上を
延在するゲート電極10とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲート電極の断線
を少なくして信頼性を向上したHEMT(high e
lectron mobility transist
or)やMESFET(metal semicond
uctor field effecttransis
tor)などの化合物半導体装置及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、HEMTは、信号を低雑音で増
幅する特性に優れている為、マイクロ波帯やミリ波帯で
用いる増幅器や光通信に於ける信号処理回路などに多用
されつつある。
【0003】然しながら、例えばInP系HEMTは、
素子間分離を形成するのにイオン注入などの手段を採る
ことが困難である為、メサ構造にして素子間分離を行っ
ている。
【0004】図11は従来のInP系HEMTを説明す
るための要部説明図であり、(A)は要部平面、(B)
は(A)に見られる線X−X′に沿って切断した要部切
断側面、(C)は(A)に見られる線Y−Y′に沿って
切断した要部切断側面をそれぞれ示している。
【0005】図に於いて、2はInAlAsバッファ
層、2Aはリセス形成と同時にバッファ層に生成された
落ち込み、3はInGaAsチャネル層、4はInAl
Asキャリヤ供給層、5はInPエッチング停止層、6
はInGaAsキャップ層、6Aはリセス、7は素子間
分離用メサ、8はソース電極、9はドレイン電極、10
はゲート電極をそれぞれ示している。
【0006】このHEMTを作製する工程と問題点は下
記のようである。 InP基板(図示せず)上にバッファ層2、チャネ
ル層3、キャリヤ供給層4、エッチング停止層5、キャ
ップ層6を成長させる。 素子間分離の為のメサ・エッチングを行う。 ソース電極及びドレイン電極を形成する。 リセス領域を規定し(素子間分離領域を跨ぐ)、リ
セス・エッチングを行ってリセス構造を作製する。この
とき、メサから外側に表出されているバッファ層2が同
時にエッチングされて落ち込み2Aが生成されるので、
リセス領域の素子間分離メサの段差は他の部分よりも大
きくなってしまう。 ゲート電極を形成する。この場合、前記リセス領域
の大きい段差に起因してゲート電極の屈曲は大きくな
り、断線が生じ易くなり、信頼性低下の問題が発生す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、メサ構造
に依る段差部分でのゲート電極断線の可能性を極めて簡
単な構造及び方法の改変で低減させ、ゲート電極の信頼
性を向上しようとする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に於いては、バッ
ファ層とエッチング耐性が同じである半導体層をキャッ
プ層として用いた場合であっても、最初、リセスを形成
するエッチングを行って、その後、素子間分離の為のメ
サ・エッチングを行う簡単な工程改変を実施すること
で、通常であれば、リセスを形成した際にメサのエッジ
から外側に生成される落ち込みは発生せず、従って、ゲ
ート電極を形成した際の屈曲は少なくなって断線は抑止
される。
【0009】図1は本発明の原理を説明するための化合
物半導体装置を表す要部説明図であり、(A)は要部平
面、(B)は(A)に見られる線X−X′に沿って切断
した要部切断側面、(C)は(A)に見られる線Y−
Y′に沿って切断した要部切断側面をそれぞれ示し、図
11に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或い
は同じ意味を持つものとする。
【0010】図1に見られる化合物半導体装置では、素
子間分離用メサ7のエッジから外方に展延するバッファ
層2は平坦であって、図11について説明したような落
ち込み2Aは皆無であり、従って、ゲート電極10の屈
曲は小さくなっている。
【0011】図1の化合物半導体装置を製造するには、
バッファ層2から始まり、キャップ層6までを成膜して
から、リセス領域を規定し、キャップ層6をエッチング
停止層5で停止されるまでエッチングしてリセス6Aを
形成し、その後、素子間分離の為のメサ領域を規定し、
キャップ層6の表面からバッファ層2に僅かに入り込む
程度までエッチングを行ってメサを形成する。
【0012】このようにすることで、素子間分離用メサ
7のエッジから外方に拡がるバッファ層2の表出面に
は、リセス6Aを形成した際の痕跡は全く存在せず、勿
論、図11に見られる落ち込み2Aは生成されないか
ら、ゲート電極10を形成した場合に大きな屈曲も発生
せず、従って、ゲート電極10の信頼性は向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】図2乃至図7は本発明の実施の形
態1である化合物半導体装置を製造する工程を説明する
為の工程要所に於ける化合物半導体装置を表す要部説明
図であり、何れの図に於いても、(A)は要部平面、
(B)は(A)に見られる線X−X′に沿って切断した
要部切断側面、(C)は(A)に見られる線Y−Y′に
沿って切断した要部切断側面をそれぞれ示し、図1に於
いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意
味を持つものとする。以下、これ等の図を参照しつつ説
明する。
【0014】図2参照 (1)MOCVD(metalorganic che
mical vapourdeposition)法を
適用することに依り、半絶縁性InP基板(図示せず)
上に i−InAlAsバッファ層2 厚さ300〔nm〕 i−InGaAsチャネル層3 厚さ25〔nm〕 n−InAlAsキャリヤ供給層4 厚さ16〔nm〕 不純物濃度3×1018〔cm-3〕 キャリヤ:電子 i−InPエッチング停止層5 厚さ6〔nm〕 n−InGaAsキャップ層6 厚さ50〔nm〕 不純物濃度1×1019〔cm-3〕 を上記の順に積層形成する。
【0015】図3参照 (2)フォト・リソグラフィ技術、或いは、電子ビーム
・リソグラフィ技術を適用し、リセス領域を規定する。
尚、電子ビーム・リソグラフィを行う場合には、素子領
域外に電子ビームで位置を読み取る為のマーカーが必要
である。
【0016】(3)リセス領域は素子間分離領域形成予
定部分から若干はみ出す程度とし、エッチャントをリン
酸+過酸化水素+水の混合液とするウエット・エッチン
グ法を適用することに依り、キャップ層6のエッチング
を行ってリセス6Aを形成する。尚、このエッチング
は、エッチング停止層5の作用で殆ど自動的に停止さ
れ、従って、リセス6A内にはエッチング停止層5の一
部が表出される。
【0017】図4参照 (4)フォト・リソグラフィ技術を適用し、素子間分離
領域を規定する。尚、図は第一回目のメサ・エッチング
を終了した後の状態を表している為、レジスト膜は表さ
れていない。
【0018】(5)エッチャントをリン酸+過酸化水素
+水の混合液とするウエット・エッチング法を適用する
ことに依り、素子間分離領域を規定するレジスト膜をマ
スクとしてキャップ層6のエッチングを行い、素子間分
離用メサの一部を形成する。尚、このエッチングも、エ
ッチング停止層5の作用で殆ど自動的に停止する。
【0019】この工程を経ることで、前記工程(3)で
形成したリセス6Aのうち、素子間分離領域をはみ出し
て形成された部分は消失した状態となり、キャップ層6
が存在する部分を除き、リセス6Aを含む残りの全面に
エッチング停止層5が平坦を維持して表出されている。
【0020】図5参照 (6)前記レジスト膜を残したまま、エッチャントを塩
酸+リン酸の混合液とするウエット・エッチング法を適
用することに依り、エッチング停止層5のエッチングを
行い、引き続き、エッチャントをリン酸+過酸化水素+
水の混合液とするウエット・エッチング法を適用するこ
とに依り、キャリヤ供給層4、チャネル層3、バッファ
層2の一部をエッチングし、その後、レジスト膜を除去
してメサに依る素子間分離構造の形成を終了する。
【0021】図6参照 (7)リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、
真空蒸着法、リフト・オフ法を適用することに依り、厚
さ10〔nm〕/30〔nm〕/300〔nm〕である
Ti膜/Pt膜/Au膜からなるソース電極8及びドレ
イン電極9を形成する。
【0022】図7参照 (8)リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセスを
適用することに依り、ゲート電極形成予定部分に開口を
もつレジスト膜(図示せず)を形成する。
【0023】(9)エッチャントをクエン酸+過酸化水
素+水の混合液とするウエット・エッチング法を適用す
ることに依り、InGaAsからなるチャネル層3に対
して選択的エッチングを加えてエア・ギャップ3Aを形
成する。尚、このエッチングは、0.05〔μm〕〜
0.1〔μm〕程度で良く、これに依って、チャネル層
3とゲート電極との接触を回避することができる。尚、
エア・ギャップ3Aはレジスト膜の開口で規定された
幅、即ち、ゲート電極の幅でチャネル層3のみに形成さ
れるので、他のメサ構造には影響を与えない。
【0024】(10)真空蒸着法及びリフト・オフ法を
適用することに依り、厚さ10〔nm〕/30〔nm〕
/600〔nm〕であるTi膜/Pt膜/Au膜からな
るゲート電極10を形成して完成する。尚、ゲート電極
材料には、ここで用いた材料の他、AlやWなど、適宜
のものを用いて良い。
【0025】前記説明した実施の形態1に於いては、ゲ
ート電極10を形成する直前にエア・ギャップ3Aを形
成したが、この工程は、図5を用いて説明した工程
(6)の直後、即ち、メサ構造を形成した直後に行って
も良い。
【0026】その場合のチャネル層3のエッチングは、
メサ構造を形成する為のエッチング・マスクを残した状
態で行うことが必要であり、そのエッチングを行うと、
InGaAsのキャップ層6及びInAlAsのキャリ
ヤ供給層5もエッチングされることになるが、それほど
大きなエッチング量にはならない。然しながら、エッチ
ングはメサ構造の全周に亙って実施されることになるの
で、キャビティの構造は実施の形態1と大きく異なった
ものとなる。
【0027】また、リセスの形成やゲート電極用開口を
形成する為のリソグラフィ技術に於いて、電子ビーム露
光法を採用する場合には、レジスト膜の密着不良を補う
為、SiO2 やSiNなどの絶縁膜を薄く形成すること
が有効であるが、その場合、リセスのエッチング前、或
いは、エア・ギャップの形成前に絶縁膜をドライ・エッ
チングしておかなければならない。
【0028】更にまた、実施の形態1に於いては、キャ
ップ層6の材料としてInGaAsを用いたが、これは
InGaAs層とInAlAs層とを積層して用いても
何ら問題はない。
【0029】図8乃至図10は本発明の実施の形態2で
ある化合物半導体装置を製造する工程を説明する為の工
程要所に於ける化合物半導体装置を表す要部説明図であ
り、何れの図に於いても、(A)は要部平面、(B)は
(A)に見られる線X−X′に沿って切断した要部切断
側面、(C)は(A)に見られる線Y−Y′に沿って切
断した要部切断側面をそれぞれ示し、図1に於いて用い
た記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つ
ものとする。以下、これ等の図を参照しつつ説明する。
尚、図3について説明したリセス6Aを形成するまでの
工程は、実施の形態1と全く同じであるから説明を省略
し、次の工程から説明する。
【0030】図8参照 (1)リセス6Aを形成した後、CVD(chemic
al vapor deposition)法を適用す
ることに依り、厚さ500〔Å〕のSiN膜11を形成
する。
【0031】(2)リソグラフィ技術に於けるレジスト
・プロセス、及び、エッチング・ガスをCF4 とするド
ライ・エッチング法を適用することに依り、SiN膜1
1のエッチングを行って、素子間分離領域形成予定部分
を覆うマスク・パターンを形成する。
【0032】図9参照 (3)SiN膜11をエッチングした際に用いたレジス
ト膜を残したまま、エッチャントをリン酸+過酸化水素
+水の混合液とするウエット・エッチング法を適用する
ことに依ってキャップ層6のエッチングを行い、引き続
き、エッチャントを塩酸+リン酸の混合液とするウエッ
ト・エッチング法を適用することに依ってエッチング停
止層5のエッチングを行い、引き続き、エッチャントを
リン酸+過酸化水素+水の混合液とするウエット・エッ
チング法を適用することに依り、キャリヤ供給層4、チ
ャネル層3、バッファ層2の一部までをエッチングし、
その後、レジスト膜を除去してメサに依る素子間分離構
造の形成を終了する。
【0033】ここで、SiN膜11は、リセス6Aに表
出されているInPからなるエッチング停止層5との密
着性を高める為に設けたものであり、この手段を採るこ
とに依り、メサ・エッチング時にエッチング停止層5に
不都合なアンダー・カットを発生することがなくなる。
【0034】図10参照 (4)リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、
及び、緩衝フッ酸をエッチャントとするウエット・エッ
チング法を適用することに依り、SiN膜11にソース
電極コンタクト用開口及びドレイン電極コンタクト用開
口を形成する。
【0035】(5)真空蒸着法及びリフト・オフ法を適
用することに依り、厚さ10〔nm〕/30〔nm〕/
300〔nm〕であるTi膜/Pt膜/Au膜からなる
ソース電極8及びドレイン電極9を形成する。
【0036】(6)リソグラフィ技術に於けるレジスト
・プロセス、及び、例えばSF6 をエッチング・ガスと
するドライ・エッチング法を適用することに依り、リセ
ス6A内を埋めているSiN膜11のエッチングを行っ
て、ゲート電極コンタクト用開口を形成する。
【0037】(7)真空蒸着法及びリフト・オフ法を適
用することに依り、厚さ10〔nm〕/30〔nm〕/
600〔nm〕であるTi膜/Pt膜/Au膜からなる
ゲート電極10を形成して完成する。尚、実施の形態1
と同様、ゲート電極材料には、ここで用いた材料の他、
AlやWなど、適宜のものを用いて良い。
【0038】本発明に於いては、前記説明した実施の形
態を含め、多くの形態で実施することができ、以下、そ
れを付記として例示する。
【0039】(付記1)基板上に形成されメサ構造設置
領域から外方に平坦に展延するバッファ層と、前記バッ
ファ層上のメサ構造設置領域から立ち上がり且つ前記バ
ッファ層とエッチング耐性が同じである半導体層を含む
か又は前記半導体層自体で構成されて下地にエッチング
停止層が配設されたキャップ層が最上層に積層されたメ
サ構造と、前記キャップ層に形成されたリセス内から前
記メサ構造側面を経て前記平坦に展延するバッファ層上
を延在するゲート電極とを備えてなることを特徴とする
化合物半導体装置。
【0040】(付記2)メサ構造頂面を覆い且つゲート
電極コンタクト用開口及びソース電極コンタクト用開口
及びドレイン電極コンタクト用開口をもつ絶縁膜を備え
てなることを特徴とする(付記1)記載の化合物半導体
装置。
【0041】(付記3)バッファ層及びキャップ層或い
はキャップ層を構成し且つエッチング耐性がバッファ層
と同じである半導体層がInAlAsを材料にすると共
にエッチング停止層の材料にInPを含むことを特徴と
する(付記1)或いは(付記2)記載の化合物半導体装
置。
【0042】(付記4)基板上にバッファ層及び所要半
導体層及び下地にエッチング停止層をもつキャップ層を
順に成膜する工程と、次いで、前記キャップ層表面から
前記エッチング停止層までをエッチングしてリセスを形
成する工程と、次いで、メサ構造設置領域上の前記キャ
ップ層を覆うマスク膜を形成する工程と、次いで、前記
マスク膜の外方に在る前記エッチング停止層の表面から
前記バッファ層に至るエッチングを行ってメサ構造を形
成する工程と、次いで、前記メサ構造の頂面に在るキャ
ップ層にソース電極及びドレイン電極を形成し且つ前記
リセス内から前記メサ構造側面を経て前記バッファ層上
に延在するゲート電極を形成する工程とが含まれてなる
ことを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。
【0043】
【発明の効果】本発明に依る化合物半導体装置及びその
製造方法に於いては、基板上に形成されメサ構造設置領
域から外方に平坦に展延するバッファ層が形成され、バ
ッファ層上のメサ構造設置領域から立ち上がり且つ前記
バッファ層とエッチング耐性が同じである半導体層を含
むか又は半導体層自体で構成されて下地にエッチング停
止層が配設されたキャップ層が最上層に積層されたメサ
構造が形成され、キャップ層に形成されたリセス内から
メサ構造側面を経て前記平坦に展延するバッファ層上を
延在するゲート電極が形成されることが基本になってい
る。
【0044】前記構成を採ることに依り、バッファ層と
エッチング耐性が同じである半導体層を含むか、或い
は、その半導体層からなるキャップ層が最上層に在るメ
サ構造に於ける下端から外方に展延する前記バッファ層
は平坦であり、従って、前記キャップ層に形成されたリ
セス内から外方に延在するゲート電極に大きな屈曲が生
成されることはないから信頼性は大きく向上する。
【0045】また、前記メサ構造に於ける下端から外方
に展延する前記平坦なバッファ層を実現するには、先に
リセスを形成する工程を実施し、その後、素子間分離の
為のメサ・エッチングの工程を実施すれば良いのである
から、それらの実施は極めて容易且つ簡単であって、特
殊な技法は一切必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための化合物半導体装
置を表す要部説明図である。
【図2】本発明の実施の形態1である化合物半導体装置
を製造する工程を説明する為の工程要所に於ける化合物
半導体装置を表す要部説明図である。
【図3】本発明の実施の形態1である化合物半導体装置
を製造する工程を説明する為の工程要所に於ける化合物
半導体装置を表す要部説明図である。
【図4】本発明の実施の形態1である化合物半導体装置
を製造する工程を説明する為の工程要所に於ける化合物
半導体装置を表す要部説明図である。
【図5】本発明の実施の形態1である化合物半導体装置
を製造する工程を説明する為の工程要所に於ける化合物
半導体装置を表す要部説明図である。
【図6】本発明の実施の形態1である化合物半導体装置
を製造する工程を説明する為の工程要所に於ける化合物
半導体装置を表す要部説明図である。
【図7】本発明の実施の形態1である化合物半導体装置
を製造する工程を説明する為の工程要所に於ける化合物
半導体装置を表す要部説明図である。
【図8】本発明の実施の形態2である化合物半導体装置
を製造する工程を説明する為の工程要所に於ける化合物
半導体装置を表す要部説明図である。
【図9】本発明の実施の形態2である化合物半導体装置
を製造する工程を説明する為の工程要所に於ける化合物
半導体装置を表す要部説明図である。
【図10】本発明の実施の形態2である化合物半導体装
置を製造する工程を説明する為の工程要所に於ける化合
物半導体装置を表す要部説明図である。
【図11】従来のInP系HEMTを説明するための要
部説明図である。
【符号の説明】
2 InAlAsバッファ層 2A リセス形成と同時にバッファ層に生成された落ち
込み 3 InGaAsチャネル層 3A エア・ギャップ 4 InAlAsキャリヤ供給層 5 InPエッチング停止層 6 InGaAsキャップ層 6A リセス 7 素子間分離用メサ 8 ソース電極 9 ドレイン電極 10 ゲート電極 11 SiN膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA04 BB02 BB15 BB18 CC01 CC03 CC05 DD09 DD17 DD34 DD68 FF03 FF17 FF22 GG11 GG12 HH20 5F102 GB01 GC01 GD01 GJ06 GK04 GL04 GM04 GM07 GM08 GN04 GQ01 GR04 GR10 GT03 GV07 GV08 HC01 HC15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成されメサ構造設置領域から外
    方に平坦に展延するバッファ層と、 前記バッファ層上のメサ構造設置領域から立ち上がり且
    つ前記バッファ層とエッチング耐性が同じである半導体
    層を含むか又は前記半導体層自体で構成されて下地にエ
    ッチング停止層が配設されたキャップ層が最上層に積層
    されたメサ構造と、 前記キャップ層に形成されたリセス内から前記メサ構造
    側面を経て前記平坦に展延するバッファ層上を延在する
    ゲート電極とを備えてなることを特徴とする化合物半導
    体装置。
  2. 【請求項2】メサ構造頂面を覆い且つゲート電極コンタ
    クト用開口及びソース電極コンタクト用開口及びドレイ
    ン電極コンタクト用開口をもつ絶縁膜を備えてなること
    を特徴とする請求項1記載の化合物半導体装置。
  3. 【請求項3】基板上にバッファ層及び所要半導体層及び
    下地にエッチング停止層をもつキャップ層を順に成膜す
    る工程と、 次いで、前記キャップ層表面から前記エッチング停止層
    までをエッチングしてリセスを形成する工程と、 次いで、メサ構造設置領域上の前記キャップ層を覆うマ
    スク膜を形成する工程と、 次いで、前記マスク膜の外方に在る前記エッチング停止
    層の表面から前記バッファ層に至るエッチングを行って
    メサ構造を形成する工程と、 次いで、前記メサ構造の頂面に在るキャップ層にソース
    電極及びドレイン電極を形成し且つ前記リセス内から前
    記メサ構造側面を経て前記バッファ層上に延在するゲー
    ト電極を形成する工程とが含まれてなることを特徴とす
    る化合物半導体装置の製造方法。
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