JP2003178776A - 燃料電池用セパレータ - Google Patents

燃料電池用セパレータ

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JP2003178776A JP2002270229A JP2002270229A JP2003178776A JP 2003178776 A JP2003178776 A JP 2003178776A JP 2002270229 A JP2002270229 A JP 2002270229A JP 2002270229 A JP2002270229 A JP 2002270229A JP 2003178776 A JP2003178776 A JP 2003178776A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電面積として有効利用できる面積を増大で
き、かつ、燃料電池の過剰冷却を防止できる、燃料電池
用セパレータの提供。 【解決手段】 (1) 一面にガス流路が形成され他面
に冷媒流路が形成された部分を有し該部分がプレスで形
成されている燃料電池用セパレータ18A、18Bであ
って、ガス流路幅dG 、冷媒流路幅dW 、ガス流路断面
積SG 、冷媒流路断面積SW が、 dG ≧dW 、または SG ≧SW の関係を満足している燃料電池用セパレータ。(2)前
記セパレータの、一面にガス流路が形成され他面に冷媒
流路が形成された部分がメタルからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池(たとえ
ば、固体高分子電解質型燃料電池)用のセパレータに関
する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2000−228207号公報
【0003】固体高分子電解質型燃料電池は、膜−電極
アッセンブリ(MEA:Membrane-Electrode Assembly
)とセパレータとからなるモジュールを積層したもの
からなる。MEAは、イオン交換膜からなる電解質膜と
この電解質膜の一面に配置された触媒層からなる電極
(アノード、燃料極)および電解質膜の他面に配置され
た触媒層からなる電極(カソード、空気極)とからな
る。アノード側触媒層とセパレータとの間、およびカソ
ード側触媒層とセパレータとの間には、拡散層が設けら
れる。MEAのアノード側のセパレータにはアノードに
燃料ガス(水素)を供給する燃料ガス流路が形成されて
おり、MEAのカソード側のセパレータにはカソードに
酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給する酸化ガス流路
が形成されている。モジュール積層体のモジュール積層
方向両端に、ターミナル、インシュレータ、エンドプレ
ートを配置してスタックが構成され、スタックがモジュ
ール積層方向に締め付けられ、モジュール積層体の外側
でモジュール積層方向に延びる締結部材(たとえば、テ
ンションプレート)とボルトにて固定される。固体高分
子電解質型燃料電池では、アノード側では、水素を水素
イオンと電子にする反応が行われ、水素イオンは電解質
膜中をカソード側に移動し、カソード側では酸素と水素
イオンおよび電子(隣りのMEAのアノードで生成した
電子がセパレータを通してくる、またはモジュール積層
体の一端のセルのアノードで生成した電子が外部回路を
通してモジュール積層体の他端のセルのカソードにく
る)から水を生成する反応が行われる。 アノード側:H2 →2H+ +2e- カソード側:2H+ +2e- +(1/2)O2 →H2 O ジュール熱とカソードでの水生成反応での熱を冷却する
ために、セパレータ間には、冷媒(通常は冷却水)が流
れる冷媒流路が形成されており、燃料電池を冷却してい
る。特開2000−228207公報は、セパレータを
メタルからプレス成形にて形成し、おもて面に反応ガス
を、背面に冷却水を流すメタルセパレータを開示してい
る。該公報のセパレータでは、図面より、冷媒流路幅は
ガス流路幅より大になっている。また、該公報以外で
も、メタルセパレータの場合は、実際の製作において、
冷媒流路幅はガス流路幅より大になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、メタルセパレ
ータのようにプレス成形で流路を形成するセパレータで
は、おもて面にガス流路を形成すると、背面の冷媒流路
は一義的に流路幅、流路断面積が定まる。その場合、従
来のように冷媒流路幅をガス流路幅に比べて大きくとる
と、つぎの問題が生じる。 冷媒流路の溝底部のセパレータ部分は拡散層を押し
付けガスの触媒層への拡散を悪くする部分であるから、
冷媒流路幅が増えると、セル面積のうち発電面積として
有効利用できる面積が減少する。 冷却水量が多くなり、メタルは熱伝導がよいので、
冷却しすぎとなる。冷却しすぎは、酸化ガス下流部でフ
ラッディングを起こしやすい。また、冷却水量が多くな
り、水の熱容量が大きくなって、冷却制御性が悪くなる
場合がある。 本発明の目的は、流路がプレスで形成された燃料電池用
セパレータであって、発電面積として有効利用できる面
積を増大でき、かつ、燃料電池の過剰冷却を防止でき
る、燃料電池用セパレータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) 一面にガス流路が形成され他面に冷媒流路が形
成された部分を有し該部分がプレスで形成されている燃
料電池用セパレータであって、ガス流路幅dG 、冷媒流
路幅dW 、ガス流路断面積SG 、冷媒流路断面積S
W が、 dG ≧dW 、または SG ≧SW の関係を満足している燃料電池用セパレータ。 (2) 前記セパレータの、一面にガス流路が形成され
他面に冷媒流路が形成された部分が高熱伝導材からなる
(1)記載の燃料電池用セパレータ。 (3) 前記高熱伝導材がメタルである(2)記載の燃
料電池用セパレータ。
【0006】上記(1)の燃料電池用セパレータでは、
G ≧dW 、または、SG ≧SW (流路が溝状でない場
合は、dG 、dW が特定できなくなるが、その場合で
も、断面積=流路高さ×流路幅であるため、断面積の関
係を特定すると流路幅の関係を特定できるため、断面積
の関係も併せて記載した)としてあるため、冷媒流路幅
が従来より小さくなる。冷媒流路幅が小さくなることに
よって、セパレータ冷媒流路溝底部によって押される拡
散層の面積が減少し、触媒層へのガス拡散の悪い部分の
面積が減少し、その結果、セル面積のうち発電に有効に
活用される部分(ガスが十分に拡散供給される触媒層部
分)の面積が増大する。また、冷媒流路幅が小さくなる
ことによって、冷却水量が低減し、セルの過剰冷却がな
くなるとともに、冷却水の熱容量も小さくなり制御性が
よくなる。過剰冷却を防止することによって、生成水に
よる酸化ガス下流部におけるフラッディングも抑制され
る。上記(2)、(3)の燃料電池セパレータでは、流
路形成部分が熱伝導率が大のため、冷却が過剰になりや
すいが、上記(1)の条件を満足していることが前提と
なっているので、冷却水量が小であり、過剰冷却を防止
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の燃料電池用セパ
レータを図1〜図3を参照して、説明する。本発明の燃
料電池用セパレータが組み込まれる燃料電池は固体高分
子電解質型燃料電池10である。本発明の燃料電池10
は、たとえば燃料電池自動車に搭載される。ただし、自
動車以外に用いられてもよい。
【0008】固体高分子電解質型燃料電池10は、図1
〜図3に示すように、膜−電極アッセンブリ(MEA:
Membrane-Electrode Assembly )とセパレータ18とか
らなるモジュール19を積層したものからなる。MEA
は、イオン交換膜からなる電解質膜11と、この電解質
膜11の一面に配置された触媒層12からなる電極14
(アノード、燃料極)および電解質膜11の他面に配置
された触媒層15からなる電極17(カソード、空気
極)とからなる。アノード側触媒層12とセパレータ1
8との間には拡散層13が設けられ、カソード側触媒層
15とセパレータ18との間には拡散層16が設けられ
る。拡散層13はアノード14の一部と考えてもよい
し、拡散層16はカソード17の一部と考えてもよい。
モジュール積層体のモジュール積層方向両端に、ターミ
ナル20、インシュレータ21、エンドプレート22を
配置してスタック23が構成され、スタック23は、モ
ジュール積層方向に締め付けられ、モジュール積層体の
外側でモジュール積層方向に延びる締結部材24(たと
えば、テンションプレート)とボルト25にて固定され
る。
【0009】MEAのアノード14側のセパレータ18
にはアノード14に燃料ガス(水素)を供給する燃料ガ
ス流路27が形成されており、MEAのカソード17側
のセパレータ18にはカソード17に酸化ガス(酸素、
通常は空気)を供給する酸化ガス流路28が形成されて
いる。冷媒流路26は隣接するモジュールのセパレータ
18間に設けられ、冷媒流路26には冷媒(通常、冷却
水)が流されて、ジュール熱および反応熱で温度が上昇
しようとする燃料電池を冷却する。冷媒流路26は、セ
パレータ18の、ガス流路(燃料ガス流路27または酸
化ガス流路28)が設けられる側の面(おもて側面)と
反対側の面(背面)に設けられている。
【0010】触媒層12、15は、触媒成分、たとえば
白金(Pt)と、触媒成分を担持するカーボン(C)
と、電解質とからなる。拡散層13、16はカーボン
(C)が主成分であり、通気性を有する。セパレータ1
8は、一面にガス流路(燃料ガス流路27または酸化ガ
ス流路28)が形成され他面に冷媒流路26が形成され
プレスで形成された部分(18Aまたは18B)を有す
る。プレスで形成された部分(18Aまたは18B)
は、たとえばメタルからなる。ただし、プレスで形成さ
れた部分(18Aまたは18B)はメタルに限るもので
はなく、導電性樹脂をプレスで成形したものなどであっ
てもよい。以下は、プレスで形成された部分(18Aま
たは18B)がメタルからなる場合を例にとる。
【0011】プレスで形成された部分(18Aまたは1
8B)がメタルからなる場合、セパレータ18は、メタ
ルセパレータ18A、18Bと樹脂フレーム18C、1
8Dとからなる。図3に示すように、セパレータ18で
MEAを挟む際、MEAに対応する部分が中抜きされた
樹脂フレーム18C、18Dをメタルセパレータ18
A、18BのMEA側にそれぞれ配して、メタルセパレ
ータ18A、樹脂フレーム18C、MEA、樹脂フレー
ム18D、メタルセパレータ18Bの順に積層する。M
EAの部分は、樹脂フレーム18C、18Dが中抜きさ
れているので、メタルセパレータ18A、MEA、メタ
ルセパレータ18Bの順で積層されており、樹脂フレー
ム18C、18Dの部分は、MEAが張り出していない
ので、メタルセパレータ18A、樹脂フレーム18C、
樹脂フレーム18D、メタルセパレータ18Bの順で積
層されている。MEAの部分は、燃料電池の発電部を構
成する。
【0012】メタルセパレータ18A、18Bは、不透
過性で、たとえば金属板(たとえば、ステンレス板)に
良導電性金属をメッキ(たとえば、ニッケルメッキ)し
たものからなる。メタルセパレータ18Aおよび樹脂フ
レーム18Cは、燃料ガス(たとえば、水素)と冷媒
(たとえば、冷却水)を分離し、メタルセパレータ18
Bおよび樹脂フレーム18Dは、酸化ガス(たとえば、
酸素、通常は空気)と冷媒を分離する。また、メタルセ
パレータ18A、18Bは、隣り合うセルのアノードか
らカソードに電子が流れる電気の通路を形成している。
【0013】メタルセパレータ18Aのうち燃料電池発
電部対応部の一面(MEAに対向する側の面)には、燃
料ガス流路27が形成され、裏面には冷媒流路(冷却水
流路)26が形成されている。同様に、メタルセパレー
タ18Bのうち燃料電池発電部対応部の一面(MEAに
対向する側の面)には、酸化ガス流路28が形成され、
裏面には冷媒流路(冷却水流路)26が形成されてい
る。ガス流路の凹凸はプレス成形によって形成される。
【0014】メタルセパレータ18A、18Bおよび樹
脂フレーム18C、18Dの、燃料電池発電部(MEA
のある部分)を挟んで互いに対向する対向部30、31
には、冷媒流路26に接続する冷媒マニホルド32、燃
料ガス流路27に接続する燃料ガスマニホルド33、酸
化ガス流路28に接続する酸化ガスマニホルド34が形
成されている。燃料電池発電部対応部を挟んで互いに対
向する対向部30、31の一方30には、入り側の冷媒
マニホルド32a、出側の燃料ガスマニホルド33b、
入り側の酸化ガスマニホルド34aが設けられ、他方3
1には、出側の冷媒マニホルド32b、入り側の燃料ガ
スマニホルド33a、出側の酸化ガスマニホルド34b
が設けられる。それぞれの入り側マニホルドと発電部流
路との間には流れをマニホルド長から燃料電池発電部全
幅に拡げる整流部35が設けられ、それぞれの出側マニ
ホルドと発電部流路との間には流れを燃料電池発電部全
幅からマニホルド長に縮小する流れ整流部36が設けら
れる。冷却水流路、燃料ガス流路、空気流路は、互いに
シールされる。図3の37はモジュール間の冷媒シール
用のシール材である。
【0015】図3(図2のA−A線に沿って見た断面)
に示すように、一面にガス流路27または28が形成さ
れ他面に冷媒流路26が形成され該部分がプレスで形成
されているセパレータ18A、18Bにおける、ガス流
路幅(燃料ガス流路幅、酸化ガス流路幅)をdG 、冷媒
流路幅をdW 、ガス流路断面積(燃料ガス流路断面積、
酸化ガス流路断面積)をSG 、冷媒流路断面積をS
W (冷媒流路断面は隣接するセルの冷媒流路同士連通し
ているが、SW は、図4に示すように、一方のセルの冷
媒流路断面積である)とした場合、それらのパラメータ
は、 dG ≧dW 、または SG ≧SW の関係を満足している。そして、ピッチD(ガス流路の
ピッチ=冷媒流路のピッチ)は、 D=dG +dW である。なお、上記において、ガス流路幅dG 、冷媒流
路幅dW は、流路の深さ方向に流路の深さの中間点(深
さをhとすると1/2hの点)での流路幅、または、M
EAに接する面での、流路幅とする。また、ガス流路断
面形状が、図5に示すような、ガス流路開口幅がガス流
路底部幅より小となっている場合は、MEAに接する面
での流路幅とする。上記において、SG ≧SW の関係に
ついては、流路が溝状でない場合、たとえば、平板に多
数の突起をプレス成形したような場合は、溝幅dG 、d
W が特定できない場合があるが、その場合でも、断面積
=流路高さ×流路幅であるため流路高さ(突起高さ)は
わかっているので、断面積の関係を特定すれば流路幅の
関係を特定できることになるため、断面積の関係も併せ
て記載したものである。そして、図示例では、一面にガ
ス流路が形成され他面に冷媒流路が形成されたセパレー
タ18A、18Bは、高熱伝導材であるメタルからなっ
ている。
【0016】つぎに、本発明の燃料電池用セパレータの
作用を説明する。従来セパレータでは、dG <dW 、ま
たは、SG <SW であったが、本発明の燃料電池用セパ
レータでは、dG ≧dW 、または、SG ≧SW としてあ
るため、ガス流路幅dG が本発明と従来とで同じ場合に
は、冷媒流路幅dW が従来より小さくなる。また、ピッ
チDが本発明と従来とで同じ場合には、冷媒流路幅dW
が従来より小さくなり、ガス流路幅dG は従来より大き
くなる。
【0017】冷媒流路幅dW が小さくなることによっ
て、セパレータ冷媒流路溝底部によって押される拡散層
13、16の面積が減少し(拡散層のうち押されて密度
が高くなった部分はガス拡散性が悪くなるが、拡散層の
うち押されて拡散性が悪くなる部分の面積が減少し)、
触媒層12、15へのガス拡散の悪い部分の面積が減少
し、その結果、セル面積のうち発電に有効に活用される
部分(ガスが十分に拡散供給される触媒層部分)の面積
が増大する。また、冷媒流路幅dW が小さくなることに
よって、冷却水量が低減し、セルの過剰冷却がなくなる
とともに、冷却水の熱容量も小さくなり制御性がよくな
る。また、過剰冷却を防止することによって、生成水に
よる酸化ガス下流部におけるフラッディングも抑制され
る。過冷却の場合は、飽和蒸気圧がさがって、水が生成
されやすいが、過剰冷却を防止することにより、水の生
成を抑制できる。
【0018】メタルセパレータ18A、18Bでは、流
路形成部分がメタルからなっているので、メタルが熱伝
導率が大でかつ熱容量も比較的小さいため、冷却が過剰
になりやすいが、dG ≧dW 、または、SG ≧SW の条
件を満足している限りは、冷却水量が小であり、過剰冷
却を防止できる。
【0019】
【発明の効果】請求項1の燃料電池用セパレータによれ
ば、dG ≧dW 、または、SG ≧SWとしたため、冷媒
流路幅dW を従来より小さくできる。冷媒流路幅が小さ
くなることによって、セパレータ冷媒流路溝底部によっ
て押される拡散層の面積が減少し、セル面積のうち発電
に有効に活用される部分(ガスが十分に拡散供給される
触媒層部分)の面積を増大できる。また、冷媒流路幅が
小さくなることによって、冷却水量が低減するので、セ
ルの過剰冷却がなくすことができ、酸化ガス下流部にお
けるフラッディングを抑制できるとともに、冷却制御性
をよくすることができる。請求項2、請求項3の燃料電
池用セパレータによれば、流路形成部分が高熱伝導材で
あるにもかかわらず、請求項1により、dG ≧dW 、ま
たは、SG ≧SWの条件を満足しているので、冷却水量
が小であり、過剰冷却を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセパレータを備えた燃料電池の全体概
略図である。
【図2】本発明のセパレータを備えた燃料電池の1モジ
ュール分の分解斜視図である。
【図3】本発明のセパレータを備えた燃料電池の一部の
2モジュール分の拡大断面図である。
【図4】流路断面積SG 、SW の部分を、斜線を施して
示した断面図である。
【図5】ガス流路、冷媒流路の断面積が出口が絞られて
いる場合に、dG 、dW をMEAに接触する面でとるこ
とを示した断面図である。
【符号の説明】
10 (固体高分子電解質型)燃料電池 11 電解質膜 12 触媒層 13 拡散層 14 電極(アノード、燃料極) 15 触媒層 16 拡散層 17 電極(カソード、空気極) 18 セパレータ 18A 燃料ガスと冷却水とを区画するメタルセパレー
タ 18B 酸化ガスと冷却水とを区画するメタルセパレー
タ 18C 樹脂フレーム 18D 樹脂フレーム 19 モジュール 20 ターミナル 21 インシュレータ 22 エンドプレート 23 スタック 24 締結部材(テンションプレート) 25 ボルトまたはナット 26 冷媒流路(冷却水流路) 27 燃料ガス流路 28 酸化ガス流路 30、31 対向部 32 冷媒(冷却水)マニホルド 32a 入り側の冷媒マニホルド 32b 出側の冷媒マニホルド 33 燃料ガスマニホルド 33a 入り側の燃料ガスマニホルド 33b 出側の燃料ガスマニホルド 34 酸化ガス(空気)マニホルド 34a 入り側の酸化ガスマニホルド 34b 出側の酸化ガスマニホルド 35 整流部 36 整流部 37 シール部材(冷媒シール用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越智 勉 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 梶尾 克宏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 日比野 光悦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 浅井 康之 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 曽 一新 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 鈴木 稔幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 八神 裕一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 和田 三喜男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 新美 治久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 BB02 CC03 CC08 EE02 HH02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面にガス流路が形成され他面に冷媒流
    路が形成された部分を有し該部分がプレスで形成されて
    いる燃料電池用セパレータであって、ガス流路幅dG
    冷媒流路幅dW 、ガス流路断面積SG 、冷媒流路断面積
    W が、 dG ≧dW 、または SG ≧SW の関係を満足している燃料電池用セパレータ。
  2. 【請求項2】 前記セパレータの、一面にガス流路が形
    成され他面に冷媒流路が形成された部分が高熱伝導材か
    らなる請求項1記載の燃料電池用セパレータ。
  3. 【請求項3】 前記高熱伝導材がメタルである請求項2
    記載の燃料電池用セパレータ。
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