JP2003178357A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2003178357A
JP2003178357A JP2001374498A JP2001374498A JP2003178357A JP 2003178357 A JP2003178357 A JP 2003178357A JP 2001374498 A JP2001374498 A JP 2001374498A JP 2001374498 A JP2001374498 A JP 2001374498A JP 2003178357 A JP2003178357 A JP 2003178357A
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door
opening
outlet
housing
sales
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Application number
JP2001374498A
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English (en)
Inventor
Shinichi Fukami
真一 深見
Hidetoshi Ikeda
秀俊 池田
Takeshi Motoyama
武 元山
Takeshi Ueno
剛 上野
Toshio Watanabe
利男 渡辺
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Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】販売口内に手(腕)を差し込んでコラム内から
商品を不正に抜き取るような不正行為を確実に防止する
ことができる信頼性の高い自動販売機を提供する。 【解決手段】販売口9内には、上端部を中心にして前後
方向に回動する防盗板27が設けられ、この防盗板には
後方側に向かって突出する断面ほぼく字状の凸部31が
設けられていると共に、販売扉23には前方側に向かっ
て突出する断面ほぼく字状の凸部35が設けられ、防盗
板27が垂下状態から後方側に回動するときには、防盗
板27の凸部31の頂部31aが販売扉23の凸部35
の頂部35aの上側に入り込んで接触し、防盗板27の
垂下状態のもとで販売扉23が前方側に回動するときに
は、販売扉23の凸部35の頂部35aが防盗板27の
凸部31の頂部31aの上側に入り込んで接触する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、飲料入りの缶や
ペットボトル等の商品を販売する自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動販売機は、前面が開口した
筐体と、この筐体の前面に設けられた開閉扉とを備え、
筐体内は断熱構造の収納室として構成され、この収納室
内に商品収納用の例えばサーペンタイン型の複数のコラ
ムが前後左右に配列するように設置され、これらコラム
内に各種の商品が上下に積層して収納されている。
【0003】筐体の前面には断熱構造の内扉が開閉自在
に設けられ、この内扉の下部に複数の排出口が形成さ
れ、これら排出口にそれぞれ販売扉が開閉自在に設けら
れている。
【0004】筐体の前面に設けられた開閉扉の下部には
横長の販売口が形成され、筐体内の各コラムから排出さ
れた商品が内扉の排出口を通して開閉扉の販売口内に導
入される。そして自動販売機の利用者が販売口内に手を
差し込んでその商品を取り出す。
【0005】コラムから排出された商品が排出口を通過
する際には、販売扉がその商品により押されて開放し、
商品の通過後に自動的に閉合し、これにより排出口が常
閉され、断熱構造の収納室内の冷気や暖気の流出が抑え
られる。
【0006】ところで、販売口内に手を差し込み、販売
扉を手前側に引き込んで開き、排出口を通して手(腕)
を筐体1内にまで延ばしてコラムの最下層の商品を不正
に抜き取るようないたずらが行なわれることがある。
【0007】そこで近年においては、販売口内に防盗板
を設ける対策が採られるようになってきている。従来の
防盗板は平板状をなし、販売口内に販売扉と対向するよ
うに配置され、上端縁がピンを介して回動自在に支持さ
れている。
【0008】そしてコラムから商品が排出されたときに
は、その商品により販売扉と共に防盗板が前方側に回動
し、この回動で商品が販売口内に落下し、また販売口内
の商品を取り出すときには販売口内に差し込んだ手で防
盗板を後方側に押し動かして商品を取り出す。
【0009】通常時は、販売扉が防盗板で覆われてお
り、このためその防盗板が邪魔となって不正に販売扉を
開くことが困難となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、横長の販売
口内にその長手方向に沿うように腕を向けて差し込んで
防盗板の下側に腕を位置させ、このような姿勢で販売扉
の下端縁に指先を掛けて販売扉を開き、コラム内の商品
を不正に抜き取るようないたずらが行なわれてしまうこ
とがある。
【0011】特に、商品がペットボトルのように比較的
軟質の容器のものであるときに、その容器を変形させて
比較的容易にコラムから抜き取ることが可能となってし
まう。
【0012】このような行為は、体格のよい成人男子で
はほとんど実行が困難であるが、手や腕がしなやかで細
い子供や女性にあっては実行が可能となってしまう。
【0013】そこで、横長の販売口内に複数の仕切板を
設け、これら仕切板で販売口内を左右に並ぶ複数の領域
に仕切り、腕を横に向けて販売口内に差し込むことがで
きないようにする手段が採られるようになってきている
が、しかしこの場合、販売口内が仕切板で狭い領域に区
画されるため、販売口内に導入された商品を取り出すと
きの取り出し性が低下してしまう。
【0014】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、子供や女性のよう
な体格の小さな者であっても、コラム内から商品を不正
に抜き取るようなことが不能で、確実にその不正行為を
防止することができる信頼性の高い自動販売機を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、前面が開口した筐体およびこの筐体の前面に設けら
れた開閉扉を備え、筐体内には商品収納用の複数のコラ
ムが設けられ、筐体の前面の開口部には内扉が設けら
れ、この内扉には排出口が形成され、この排出口には上
端部を中心にして前後方向に回動する販売扉が設けら
れ、前記開閉扉には前記コラムから排出口を通して排出
される商品を受入れる横長の販売口が設けられている自
動販売機において、前記販売口は、開閉扉の前面におい
て開口して前記販売扉に対向する横長の取出口と、この
取出口より下方に位置して開閉扉の内側に設けられた商
品受けとを有し、この販売口内には、上端部を中心にし
て前後方向に回動する防盗板が前記取出口および販売扉
と対向して垂下する状態に設けられ、この防盗板には後
方側に向かって突出する断面ほぼく字状の凸部が設けら
れていると共に、前記販売扉には前方側に向かって突出
する断面ほぼく字状の凸部が設けられ、防盗板が垂下状
態から後方側に回動するときには、防盗板の凸部の頂部
が販売扉の凸部の頂部の上側に入り込んで接触し、防盗
板の垂下状態のもとで販売扉が前方側に回動するときに
は、販売扉の凸部の頂部が防盗板の凸部の頂部の上側に
入り込んで接触することを特徴としている。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1におけ
る防盗板が補助スプリングにより前方側に弾性的に付勢
され、この防盗板が通常時には自重で前記補助スプリン
グの弾性力に抗して前記取出口および販売扉と対向する
垂下状態を維持してことを特徴としている。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1、2に
おける防盗板が販売口に対して着脱可能に設けられ、そ
の販売口から取り外した防盗板の収納が可能な収納部が
開閉扉に設けられていることを特徴としている。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1、2、
3における防盗板の両端部に、防盗板が前方側に一定以
上の力で引き寄せられたときに、内扉に設けられた係止
部に当接して防盗板の湾曲変形を抑える止め部材が設け
られていることを特徴としている。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項1、2、
3、4における販売口の取出口の中間部に、防盗板が前
方側に一定以上の力で引き寄せられたときに、その防盗
板と当接して防盗板の湾曲変形を抑える抑え部材が設け
られていることを特徴としている。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5における販売口の商品受けの前部に、排出口
から導入された商品を商品受けの前後方向の中央寄りに
配置させる戻し部が設けられていることを特徴としてい
る。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6における販売口内の後方下部に、販売口
内にその長手方向に沿って人の腕が差し込まれるときに
その差し込みの動作を邪魔する邪魔部材が設けられてい
ることを特徴としている。
【0022】請求項8に記載の発明は、前面が開口した
筐体およびこの筐体の前面に設けられた開閉扉を備え、
筐体内には商品収納用の複数のコラムが設けられ、筐体
の前面の開口部には内扉が設けられ、この内扉には排出
口が形成され、この排出口には上端部を中心にして前後
方向に回動する販売扉が設けられ、前記開閉扉には前記
コラムから排出口を通して排出される商品を受入れる横
長の販売口が設けられている自動販売機において、前記
販売扉の後方側には排出口に対向して防盗板が設けら
れ、この防盗板はその上下のほぼ中間部を回動中心とし
て前後方向に回動自在に支持されていることを特徴とし
ている。
【0023】請求項9に記載の発明は、前面が開口した
筐体およびこの筐体の前面に設けられた開閉扉を備え、
筐体内には商品収納用の複数のコラムが設けられ、筐体
の前面の開口部には内扉が設けられ、この内扉には排出
口が形成され、この排出口には上端部を中心にして前後
方向に回動する販売扉が設けられ、前記開閉扉には前記
コラムから排出口を通して排出される商品を受入れる横
長の販売口が設けられている自動販売機において、筐体
内には前記コラムから排出される商品を排出口に向けて
転動させるデリバリーシュートが設けられ、このデリバ
リーシュートの前方側端部には前記排出口の開口下部領
域に対向する起立面を有する段部が形成されていること
を特徴としている。
【0024】請求項10に記載の発明は、前面が開口し
た筐体およびこの筐体の前面に設けられた開閉扉を備
え、筐体内には商品収納用の複数のコラムが設けられ、
筐体の前面の開口部には内扉が設けられ、この内扉には
排出口が形成され、この排出口には上端部を中心にして
前後方向に回動する販売扉が設けられ、前記開閉扉には
前記コラムから排出口を通して排出される商品を受入れ
る横長の販売口が設けられている自動販売機において、
筐体内には前記コラムから排出される商品を排出口に向
けて転動させる可動板が上下方向に回動可能に設けら
れ、この可動板は通常時には少なくとも筐体内の前列側
に配置するコラムの下端面に対向するほぼ水平な状態に
保持され、商品の排出時には下方に回動してその商品を
排出口に向けて転動させることを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1ないし図7にはこの発
明の第1の実施形態を示してある。図1に自動販売機の
全体の外観図であり、この自動販売機は前面が開口する
筐体1、およびこの筐体1の前面にヒンジ2を介して回
動自在に設けられた開閉扉3とを備えている。
【0026】開閉扉3の前面には、販売商品を展示する
商品展示部4、コインを投入するコイン投入口5、紙幣
を投入する紙幣投入口6、つり銭を返却するつり銭返却
口7、開閉扉3を筐体1にロックするロック機構8等が
設けられている。そしてこの開閉扉3の下部に、開閉扉
3の前面からその内側に通じる横長の販売口9が設けら
れている。
【0027】筐体1の前面の開口部には、図2に示すよ
うに、断熱構造の内扉13が開閉可能に設けられ、この
内扉13の内側の筐体1内に商品収納用の複数の例えば
サーペンタイン型のコラム14が前後左右に配列するよ
うに設置されている。
【0028】開閉扉3に設けられた販売口9は、図3お
よび図4に示すように、開閉扉3の前面において開口す
る取出口17と、開閉扉3の裏面に前記取出口17より
下方に位置して設けられた樋形状の商品受け18とで構
成されている。
【0029】販売口9の内部は、途中が仕切られること
なく、横方向に連続して延びる空間となっている。そし
て取出口17の上部にはアクリル等の透明な板材からな
る上下回動式の外扉19が設けられている。
【0030】前記内扉13の下部には、図2、図4およ
び図5に示すように、前記販売口9に対向して複数の排
出口22が形成され、これら排出口22にそれぞれ販売
扉23が設けられている。これら販売扉23は図4に示
すように、上端部がピン24を介して排出口22の上部
に回動自在に支持され、通常時には自重でほぼ垂直に垂
下して下端部が排出口22の下端の受け部22aに当接
する状態に保持されている。
【0031】各コラム14の下方には、排出口22に向
かって傾斜するデリバリーシュート26が設けられ、コ
ラム14から排出された商品はこのデリバリーシュート
26の上に落下し、このデリバリーシュート26の上を
転動して排出口22に達し、さらに販売扉23を押圧し
て開きながら販売口9の商品受け18の上に落下するよ
うになっている。
【0032】販売口9の内部には、その前後方向のほぼ
中間部において防盗板27が設けられている。この防盗
板27は前記取出口17の横幅より大きい横長の一体的
な例えば金属板からなり、上端部には逆U字状をなす掛
け部28が形成されている。そして掛け部が販売口9内
の上部に架設された支持ピン29に着脱可能に引っ掛け
られて下方に垂れ下がるように前後方向に回動自在に支
持されている。
【0033】前記支持ピン29の中間部には図5に示す
ように補助スプリング30が装着され、この補助スプリ
ング30により防盗板27が前方側に弾性的に付勢され
ている。防盗板27は通常時には自重で前記補助スプリ
ング30の弾性力に抗して垂れ下がり状態を維持し、防
盗板27が前方側に押圧された際に補助スプリング30
の弾性力の付加により軽い力で取出口17側に円滑に回
動するようになっている。
【0034】防盗板27の板面の縦方向のほぼ中間部に
は、断面がほぼく字状をなす凸部31が防盗板27の横
方向の全長に亘って連続して形成されている。この凸部
31は防盗板27の後方側つまり排出口22の配置側に
向かって突出し、その頂部31aの下側が第1の傾斜部
31b、上側が第2の傾斜部31cとなっている。
【0035】各排出口22に設けられた販売扉23の前
面の両側部にはそれぞれ断面がほぼく字状をなす凸部3
5が設けられている。これら凸部35は販売扉23の前
方側つまり防盗板27の配置側に向かって突出し、その
頂部35aの下側が第1の傾斜部35b、上側が第2の
傾斜部35cとなっている。
【0036】そして防盗板27がほぼ垂直に垂れ下がる
状態から後方側に回動するときには、防盗板27の凸部
31の頂部31aが販売扉23の凸部35の頂部35a
の上側に入り込んで接触し、防盗板27のほぼ垂直に垂
れ下がる状態のもとで販売扉23が前方側に回動すると
きには、販売扉23の凸部35の頂部35aが防盗板2
7の凸部31の頂部31aの上側に入り込んで接触する
関係となっている。
【0037】横長の防盗板27の両端部の前面には、図
3に示すようにそれぞれ止め部材として突起37が設け
られ、防盗板27が前方側に回動したときに、これら突
起37が開閉扉3の内側に固定して設けられた係止部3
8に対向し、この状態で防盗板27の中間部が無理やり
に前方側に引っ張られて防盗板27が湾曲変形しようと
したときに、前記突起37が前記係止部38に当接して
その湾曲変形が抑えられるようになっている。
【0038】また、取出口17の中間部には、縦方向に
延びて取出口17を横切るように抑え部材として抑え棒
39が前記外扉19の内側に位置して架設されている。
そして防盗板27が無理やりに前方側に引っ張られたと
きに、その防盗板27の中間部が前記抑え棒39に当接
してその湾曲変形がより確実に抑えられるようになって
いる。
【0039】販売口9の商品受け18の前面壁は戻し部
18aとして斜めに傾斜しており、排出口22から商品
受け18内に商品が導入されたときに、その商品が戻し
部18aに当たって商品受け18の中央側に押し戻され
るようになっている。したがって、商品受け18内に導
入された商品は商品受け18の前方側隅部に配置するよ
うなことなく、商品受け18の中央寄りの部分に配置
し、これにより自動販売機の利用者が取出口17の斜め
上方から商品受け18を覗いたときに、商品受け18内
の商品を明確に視認することができるようになってい
る。
【0040】商品受け18の下方には支持板42が設け
られ、この支持板42と商品受け18との間の空間で収
納部43が構成されている。この収納部43は開閉扉3
の後面側に開放部43aを有し、この開放部43aの中
間部下側に受け板44が取り付けられている。
【0041】そして支持ピン29に対して着脱可能な防
盗板27を自動販売機の輸送時等にその支持ピン29か
ら取り外し、この取り外した防盗板27を前記収納部4
3内に開放部43aを通して収納することができるよう
になっている。収納部43内に収納した防盗板27の一
部は開放部43aから開閉扉3の後面側に突出するが、
この突出部分は前記受け板44で支持する。
【0042】このように自動販売機の輸送時等に防盗板
27を支持ピン29から取り外して収納部43内に収納
することにより、防盗板27の揺れ動きによる破損や騒
音を防止することができる。なお、自動販売機を所定の
場所に据え付けた後には、防盗板27を収納部43内か
ら取り出し、掛け部28を支持ピン29に掛け止めて販
売口9内に保持する。防盗板27の着脱の作業は、開閉
扉3を開き、その開閉扉3の後面側において行なう。
【0043】内扉13の下部には、図4および図5に示
すように、取出口17から商品受け18の内側にその長
手方向に沿うように人が腕を差し込もうとしたときにそ
の動作を邪魔する邪魔部材46が設けられている。
【0044】この邪魔部材46は、販売口9内の後方下
側で排出口22の下部に対応するレベルの位置におい
て、縦方向に延び、かつ販売口9の後部から前方に向か
って突出するように設けられている。
【0045】次に、この自動販売機の作用について説明
する。商品の販売待機時においては、図4に示すよう
に、排出口22に販売扉23が閉合し、防盗板27がほ
ぼ垂直に垂下する状態にある。そしてこの状態から自動
販売機の利用者により所定の商品購入操作が行なわれる
と、所定のコラム14から缶やペットボトル等の所定の
商品がその下方に排出され、デリバリーシュート26の
上に落下する。
【0046】デリバリーシュート26の上に落下した商
品は、図6に示すように排出口22に向かって転動し、
販売扉23を押し開きながら排出口22を通過して販売
口9の商品受け18内に導入される。商品が排出口22
を通過した後には、販売扉23は再び排出口22に自動
的に閉合される。
【0047】商品受け18内に導入された商品は、商品
受け18の傾斜した戻し部18aに当たって商品受け1
8の中央側に押し戻されて定置し、したがって自動販売
機の利用者は取出口17の斜め上方からその商品を明確
に視認することができる。
【0048】商品を視認した利用者は、外扉19を上方
に回動して取出口17を開き、この取出口17から販売
口9内に手を差し込み、この手で防盗板27を後方側に
押し動かしながら商品受け18内の商品を取り出す。
【0049】販売口9は長手方向の途中が仕切られてい
ない連続した形状をなしており、したがって販売口9内
の商品を容易に能率よく取り出すことができる。
【0050】一方、販売口9が長手方向に連続する形状
であることから、人が腕をその長手方向に沿うように向
けて取出口17から商品受け18の上に差し込み、その
腕の手先で販売扉23を開き、さらに排出口22から手
先を延ばして筐体1内の最前列に配置するコラム14の
最下層の商品を不正に抜き取ろうとする行為が行なわれ
ることがある。
【0051】ところが、この自動販売機の場合において
は、取出口17から腕を差し込んで防盗板27を後方側
に押し動かした際に、図6に示すように防盗板27の凸
部31の頂部31aが販売扉23の凸部35の第2の傾
斜部35c側に入り込んで防盗板27の凸部31の頂部
31aと販売扉23の凸部35の頂部35aとが上下に
位置をずらして配置する状態となる。
【0052】そしてこの状態から販売扉23を手先で前
方側に開こうとするわけであるが、販売扉23がピン2
4を中心に前方側に回動するときには、販売扉23の凸
部35の頂部35aが防盗板27の凸部31の第1の傾
斜部31bに沿い、その頂部31aに向かって移動し、
これにより販売扉23の回動に応じて防盗板27も支持
ピン29を中心にして前方側に回動することになる。
【0053】この際、図7に鎖線で示すように、販売扉
23の凸部35が防盗板27の凸部31の傾斜部31b
の傾斜に沿って移動して販売扉23の凸部35の頂部3
5aと防盗板27の凸部31の頂部31aとが突き当た
るようになるから、販売扉23の回動に応じる防盗板2
7の回動の角度が販売扉23より大きくなる。すなわ
ち、防盗板27の回動角度が販売扉23の回動角度より
も拡大される。
【0054】このため、販売扉23を僅かに前方側に開
いても防盗板27が大きく回動し、この回動により販売
口9内に差し込んだ腕に防盗板27の下端部が引っ掛か
ってその回動が阻止され、結局、販売扉23を大きく開
くことができず、これにより商品の不正な抜き取りを確
実に防止することができる。
【0055】また、販売口9内には邪魔部材46が配置
しており、このため販売口9内へその長手方向に沿うよ
うに腕を差し込もうとすることがその邪魔部材46によ
り難しくなり、これにより商品の不正な抜き取り防止効
果をより一層高めることができる。
【0056】販売扉23が排出口22を通過する商品に
より押されて前方側に回動するときには、図6に示すよ
うにその回動の途中に販売扉23の凸部35の頂部35
aがほぼ垂直に垂下する防盗板27の凸部31の頂部3
1aよりも上方側の位置に入り込んで販売扉23の第1
の傾斜部35bが防盗板27の第2の傾斜部31cに接
触する。そして販売扉23が前方側にさらに回動するこ
とにより、販売扉23の第1の傾斜部35bが防盗板2
7の第2の傾斜部31cの表面の上を滑り動くとともに
防盗板27が販売扉23と一体的に前方側に回動する。
【0057】防盗板27は金属からなる横長の一体品あ
るため重量が重いが、この防盗板27は補助スプリング
30で前方側に弾性的に付勢されており、このため防盗
板27が軽い力で販売扉23と一体的に前方側に円滑に
回動する。
【0058】この際、販売扉23の第1の傾斜部35b
の傾斜の向きと防盗板27の第2の傾斜部31cの傾斜
の向きが同じであるから、販売扉23の回動に応じる防
盗板27の回動角度は小さく、このため防盗板27が外
扉19に当たるような不都合がない。
【0059】また、販売口9内に導入された商品を取り
出すために、取出口17から自動販売機の利用者が手を
差し込んで防盗板27を後方側に回動させたときには、
図7に示すように防盗板27の凸部31の頂部31aが
販売扉23の凸部35の頂部35aの上側の第2の傾斜
部35c側に入り込んで防盗板27の凸部31の頂部3
1aと販売扉23の凸部35の頂部35aとが上下に位
置をずらして配置し、このため防盗板27を後方側に大
きく回動させることができ、したがって商品受け18内
の商品を防盗板27で邪魔されることなく容易かつ円滑
に取り出すことができる。
【0060】取出口17から手を差し込み、防盗板27
を前方側に無理やりに引き寄せて変形させるようないた
ずらが行なわれたときには、その引き寄せに応じて防盗
板27の両端部の突起37が係止部38に当接し、した
がって防盗板27が前方側に湾曲する変形が抑えられ
る。
【0061】また、取出口17の中間部には縦方向に延
びる抑え棒39が設けられており、このため防盗板27
を前方側に無理やりに引き寄せたときに、防盗板27の
中間部が抑え棒39に当接し、これにより防盗板27の
前方側への湾曲変形がより確実に抑えられる。
【0062】図8ないし図10にはこの発明の第2ない
し第4の実施形態を示してある。なお、これら実施形態
において、前記第1の実施形態と対応する構成部分につ
いては図面に同一の符号を付してその説明を省略する。
【0063】図8には第2の実施形態を示してあり、こ
の実施形態においては、販売口9内に防盗板がなく、販
売扉23の後面側に防盗板50が設けられている。この
防盗板50は、販売扉23の後面と隣り合い、かつ排出
口22の開口面と対向するようにピン51を介して前後
方向に回動自在に支持されている。
【0064】ピン51は防盗板50のほぼ中間部に設け
られ、通常時には自重により防盗板50がほぼ垂直に配
置して排出口22の開口面に対向する姿勢を保つ状態に
ある。
【0065】防盗板50の回動中心となるピン51とデ
リバリーシュート26との間の間隔は、各コラム14か
ら排出される最大径の商品の直径よりも僅かに大きな寸
法に設定されている。
【0066】この自動販売機において、コラム14から
商品が排出されたときには、その商品がデリバリーシュ
ート26の上に落下し、このデリバリーシュート26の
上を排出口22に向かって転動する。
【0067】そしてこの商品により防盗板50および販
売扉23が押されて前方側に回動するとともに、商品が
排出口22を通過して販売口9の商品受け18内に導入
される。商品が排出口22を通過した後には、販売扉2
3および防盗板50が再び排出口22に自動的に閉合さ
れる。
【0068】販売口9内に商品が導入された後には、自
動販売機の利用者が外扉19を上方に回動して取出口1
7を開き、この取出口17から販売口9内に手を差し込
んでその商品を取り出す。
【0069】この際、販売口9は長手方向の途中が仕切
られていない連続した形状をなしており、また前記第1
の実施形態の場合と異なり、販売口9内に防盗板が配置
せず、販売口9内が広い空間として開放されており、し
たがって商品をより一層容易に能率よく取り出すことが
できる。
【0070】一方、販売口9内に人が腕を差し込み、販
売扉23および防盗板50を前方側に引き寄せて開き、
排出口22から手先を延ばして最前列のコラム14の最
下層の商品を不正に抜き取ろうとしたときには、その引
き寄せに応じて防盗板50がピン51を支点にして鎖線
で示すように図中時計方向に回動し、この回動によりピ
ン51の上方側における防盗板50の板面が傾斜して最
前列のコラム14の下端面に対向するように配置する。
【0071】このため排出口22から最前列のコラム1
4の下端部に手先を延ばそうとしても、それが防盗板5
0の前記板面により阻まれ、したがってそのコラム14
から商品を抜き取るようなことができず、不正な抜き取
りを確実に防止することができる。
【0072】図9には第3の実施形態を示してあり、こ
の実施形態においては、コラム14から排出された商品
を排出口22に向けてガイドするデリバリーシュート2
6の前方側端部に段部54が形成されている。この段部
54は、排出口22の開口下部領域に対向する起立面5
4aを有する一定の高さに形成されている。
【0073】この自動販売機において、コラム14から
商品が排出されたときには、その商品がデリバリーシュ
ート26の上に落下し、このデリバリーシュート26の
上を排出口22に向かって転動する。そしてこの商品が
段部54を経て排出口22に達し、この商品が排出口2
2を通過する際に、販売扉23が押されて前方側に回動
するとともに、排出口22を通過して販売口9の商品受
け18内に導入される。商品が排出口22を通過した後
に、販売扉23が再び排出口22に自動的に閉合され
る。
【0074】販売口9内に商品が導入された後には、自
動販売機の利用者が外扉19を上方に回動して取出口1
7を開き、この取出口17から販売口9内に手を差し込
んでその商品を取り出す。
【0075】この際、販売口9は長手方向の途中が仕切
られていない連続した形状をなしており、また前記第1
の実施形態の場合と異なり、販売口9内に防盗板が配置
せず、販売口9内が広い空間として開放されており、し
たがって商品をより一層容易に能率よく取り出すことが
できる。
【0076】一方、販売口9内に人が腕を差し込み、販
売扉23を前方側に引き寄せて開き、排出口22から手
先を延ばして最前列のコラム14の最下層の商品を不正
に抜き取ろうとしたときには、その手先が段部54の起
立面54aに当たってそれ以上の差し込みが阻まれ、し
たがってコラム14から商品を抜き取るようなことがで
きず、これにより不正な抜き取りを確実に防止すること
ができる。
【0077】図10には第4の実施形態を示してあり、
この実施形態においては、デリバリーシュート26の前
部の一定区間が破断され、その破断部分に可動板56が
設けられている。この可動板56はデリバリーシュート
26の前端縁部にピン57を有するヒンジ58を介して
上下方向に回動自在に取り付けられているとともに、ヒ
ンジ58に装着されたスプリング59により図中時計方
向に弾性的に付勢されている。
【0078】そしてこの可動板56は、通常時にはスプ
リング59による付勢力でストッパ60に当接して筐体
1内の前列側に配置するコラム14の下端面と対向する
ほぼ水平な状態に保持されている。
【0079】この自動販売機において、筐体1内の後列
側に配置するコラム14から商品が排出されたときに
は、その商品がデリバリーシュート26の上に落下し可
動板56に向かって転動する。そして商品が可動板56
に達したときにその重量で可動板56がスプリング59
に抗してピン57を支点に下方に回動し、その先端縁が
ストッパ61に当接して可動板56の全体が前方に向か
って斜め下方に傾斜し、この傾斜により商品が可動板5
6の上を排出口22に向かって転動する。
【0080】そしてこの商品により販売扉23が押され
て前方側に回動するとともに、商品が排出口22を通過
して販売口9の商品受け18内に導入される。
【0081】また、筐体1内の前列側に配置するコラム
14から商品が排出されたときには、その商品が可動板
56の上に直接落下し、この落下で可動板56がスプリ
ング59に抗してピン57を支点に下方に回動し、その
先端縁がストッパ61に当接して可動板56の全体が前
方に向かって斜め下方に傾斜し、この傾斜により商品が
可動板56の上を排出口22に向かって転動する。
【0082】そしてこの商品により販売扉23が押され
て前方側に回動するとともに、商品が排出口22を通過
して販売口9の商品受け18内に導入される。
【0083】商品が排出口22を通過した後には、販売
扉23再び排出口22に自動的に閉合するとともに、可
動板56がスプリング59の付勢力で上方に回動し、ス
トッパ60に当接してほぼ水平な状態に戻り、この可動
板56で前列側のコラム14の下端面が覆われる。
【0084】販売口9内に商品が導入された後には、自
動販売機の利用者が外扉19を上方に回動して取出口1
7を開き、この取出口17から販売口9内に手を差し込
んでその商品を取り出す。
【0085】この際、販売口9は長手方向の途中が仕切
られていない連続した形状をなしており、また前記第1
の実施形態の場合と異なり、販売口9内に防盗板が配置
せず、販売口9内が広い空間として開放されており、し
たがって商品をより一層容易に能率よく取り出すことが
できる。
【0086】一方、販売口9内に人が腕を差し込み、販
売扉23を前方側に引き寄せて開き、排出口22から手
先を延ばして最前列のコラム14の最下層の商品を不正
に抜き取ろうとしたときには、前列側のコラム14が可
動板56で覆われているから、手先が可動板56に当た
ってそれ以上の差し込みが阻まれ、したがってコラム1
4から商品を抜き取るようなことができず、これにより
不正な抜き取りを確実に防止することができる。
【0087】なお、可動板56は必ずしも商品の動きで
動作させる必要はなく、例えばコインや紙幣の投入、あ
るいは購入商品を選択するセレクションボタンの操作等
の販売開始の動作をセンサ等で検知し、この検知による
信号に基いてモータやソレノイド等の駆動源によりほぼ
水平状態の可動板56を駆動して下方に傾斜させ、商品
が販売口9に導入された販売完了の動作をセンサ等で検
知し、この検知による信号で前記駆動源により可動板5
6をほぼ水平の状態に戻すような構成とすることも可能
である。
【0088】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、コラム
内の商品を不正に抜き取ろうとして販売口内に腕を差し
込み、販売扉を僅かに前方側に開くと、これに応じて防
盗板が大きく拡大して前方側に回動し、この回動により
販売口内に差し込んだ腕に防盗板が当たってその回動が
阻止され、したがって販売扉を大きく開くことができ
ず、これにより商品の不正な抜き取りを確実に防止する
ことができる。
【0089】そして、商品の不正な抜き取りを確実に防
止することができることから販売口を途中で仕切ること
なく連続した形状とすることが可能となり、これにより
販売口に導入された商品の取り出し性を高めることがで
きる。
【0090】請求項2に記載の発明によれば、補助スプ
リングの弾性力により防盗板を軽い力で前方側に円滑に
回動させることができる。
【0091】請求項3に記載の発明によれば、自動販売
機の輸送時等に防盗板を販売口から取り外して開閉扉の
収納部内に収納しておくことができ、したがって自動販
売機の輸送時等における防盗板の揺れ動きによる破損や
騒音の発生を防止することができる。
【0092】請求項4に記載の発明によれば、販売口内
に手を差し込み、防盗板を前方側に無理やりに引き寄せ
て変形させるようないたずらが行なわれたときに、その
引き寄せに応じて防盗板の両端部の止め部材が係止部に
当接して防盗板の湾曲変形が抑えられ、したがっていた
ずらによる防盗板の破損を防止することができる。
【0093】請求項5に記載の発明によれば、販売口内
に手を差し込み、防盗板を前方側に無理やりに引き寄せ
て変形させるようないたずらが行なわれたときに、その
引き寄せに応じて防盗板の中間部が抑え部材に当接して
防盗板の湾曲変形が抑えられ、したがっていたずらによ
る防盗板の破損を防止することができる。
【0094】請求項6に記載の発明によれば、販売口内
に導入された商品が商品受けの戻し部に当たって商品受
けの中央側に押し戻されて定置し、したがって自動販売
機の利用者が取出口の斜め上方からその商品を明確に視
認することができる。
【0095】請求項7に記載の発明によれば、販売口内
へその長手方向に沿うように腕を差し込もうとしたとき
にその動作が販売口内に配置する邪魔部材により邪魔さ
れ、したがって商品の不正な抜き取り防止効果をより一
層高めることができる。
【0096】請求項8に記載の発明によれば、販売口内
に腕を差し込み、販売扉および防盗板を前方側に引き寄
せて開き、排出口から手先を延ばして最前列のコラムの
最下層の商品を不正に抜き取ろうとしたときに、その引
き寄せに応じて防盗板が回動して最前列のコラムの下端
面に対向するように配置し、したがってそのコラムから
商品を抜き取るようなことができず、不正な抜き取りを
防止することができる。
【0097】請求項9に記載の発明によれば、販売口内
に腕を差し込み、販売扉を前方側に引き寄せて開き、排
出口から手先を延ばして最前列のコラムの最下層の商品
を不正に抜き取ろうとしたときに、その手先がデリバリ
ーシュートにおける段部の起立面に当たってそれ以上の
差し込みが阻まれ、したがってコラムから商品を抜き取
るようなことができず、これにより不正な抜き取りを防
止することができる。
【0098】請求項10に記載の発明によれば、販売口
内に腕を差し込み、販売扉を前方側に引き寄せて開き、
排出口から手先を延ばして最前列のコラムの最下層の商
品を不正に抜き取ろうとしたときに、前列側のコラムが
可動板で覆われているから、その手先が可動板に当たっ
てそれ以上の差し込みが阻まれ、したがってコラムから
商品を抜き取るようなことができず、これにより不正な
抜き取りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る自動販売機の
全体の外観を示す斜視図。
【図2】その自動販売機の内部構造を概略的に示す断面
図。
【図3】その自動販売機の販売口を示す正面図。
【図4】その販売口の内部構造を示す断面図。
【図5】その販売口内の防盗板の前面から後方側を見た
ときの正面図。
【図6】その販売口内の商品受け入れ動作時の状態を示
す断面図。
【図7】その販売口の防盗動作時の状態を示す断面図。
【図8】この発明の第2の実施形態を示す断面図。
【図9】この発明の第3の実施形態を示す断面図。
【図10】この発明の第4の実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
1…筐体 3…開閉扉 9…販売口 13…内扉 14…コラム 17…取出口 18…商品受け 18a…戻し部 22…排出口 23…販売扉 26…デリバリーシュート 27…防盗板 30…補助スプリング 31…凸部 31a…頂部 31b,31c…傾斜部 35…凸部 35a…頂部 35b,35c…傾斜部 37…突起(止め部材) 38…係止部 39…抑え棒(抑え部材) 43…収納部 46…邪魔部材 50…防盗板 54…段部 54a…起立面 56…可動板 67…ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 元山 武 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器株 式会社内 (72)発明者 上野 剛 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器株 式会社内 (72)発明者 渡辺 利男 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器株 式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 BA01 BA02 CA02 DD03 EA12 FB02 FB03 FB08 FB13 FB17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面が開口した筐体およびこの筐体の前面
    に設けられた開閉扉を備え、筐体内には商品収納用の複
    数のコラムが設けられ、筐体の前面の開口部には内扉が
    設けられ、この内扉には排出口が形成され、この排出口
    には上端部を中心にして前後方向に回動する販売扉が設
    けられ、前記開閉扉には前記コラムから排出口を通して
    排出される商品を受入れる横長の販売口が設けられてい
    る自動販売機において、 前記販売口は、開閉扉の前面において開口して前記販売
    扉に対向する横長の取出口と、この取出口より下方に位
    置して開閉扉の内側に設けられた商品受けとを有し、 この販売口内には、上端部を中心にして前後方向に回動
    する防盗板が前記取出口および販売扉と対向して垂下す
    る状態に設けられ、この防盗板には後方側に向かって突
    出する断面ほぼく字状の凸部が設けられていると共に、
    前記販売扉には前方側に向かって突出する断面ほぼく字
    状の凸部が設けられ、 防盗板が垂下状態から後方側に回動するときには、防盗
    板の凸部の頂部が販売扉の凸部の頂部の上側に入り込ん
    で接触し、防盗板の垂下状態のもとで販売扉が前方側に
    回動するときには、販売扉の凸部の頂部が防盗板の凸部
    の頂部の上側に入り込んで接触することを特徴とする自
    動販売機。
  2. 【請求項2】防盗板は補助スプリングにより前方側に弾
    性的に付勢され、通常時には自重で前記補助スプリング
    の弾性力に抗して前記取出口および販売扉と対向する垂
    下状態を維持してことを特徴とする請求項1に記載の自
    動販売機。
  3. 【請求項3】防盗板は販売口に対して着脱可能に設けら
    れ、その販売口から取り外した防盗板の収納が可能な収
    納部が開閉扉に設けられていることを特徴とする請求項
    1または2に記載の自動販売機。
  4. 【請求項4】防盗板の両端部には、防盗板が前方側に一
    定以上の力で引き寄せられたときに、内扉に設けられた
    係止部に当接して防盗板の湾曲変形を抑える止め部材が
    設けられていることを特徴とする請求項1、2または3
    に記載の自動販売機。
  5. 【請求項5】販売口の取出口の中間部には、防盗板が前
    方側に一定以上の力で引き寄せられたときに、その防盗
    板と当接して防盗板の湾曲変形を抑える抑え部材が設け
    られていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の自動販売機。
  6. 【請求項6】販売口の商品受けの前部には、排出口から
    導入された商品を商品受けの前後方向の中央寄りに配置
    させる戻し部が設けられていることを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかに記載の自動販売機。
  7. 【請求項7】販売口内の後方下部には、販売口内にその
    長手方向に沿って人の腕が差し込まれるときにその差し
    込みの動作を邪魔する邪魔部材が設けられていることを
    特徴とする請求項1ないし6に記載の自動販売機。
  8. 【請求項8】前面が開口した筐体およびこの筐体の前面
    に設けられた開閉扉を備え、筐体内には商品収納用の複
    数のコラムが設けられ、筐体の前面の開口部には内扉が
    設けられ、この内扉には排出口が形成され、この排出口
    には上端部を中心にして前後方向に回動する販売扉が設
    けられ、前記開閉扉には前記コラムから排出口を通して
    排出される商品を受入れる横長の販売口が設けられてい
    る自動販売機において、 前記販売扉の後方側には排出口に対向して防盗板が設け
    られ、この防盗板はその上下のほぼ中間部を回動中心と
    して前後方向に回動自在に支持されていることを特徴と
    する自動販売機。
  9. 【請求項9】前面が開口した筐体およびこの筐体の前面
    に設けられた開閉扉を備え、筐体内には商品収納用の複
    数のコラムが設けられ、筐体の前面の開口部には内扉が
    設けられ、この内扉には排出口が形成され、この排出口
    には上端部を中心にして前後方向に回動する販売扉が設
    けられ、前記開閉扉には前記コラムから排出口を通して
    排出される商品を受入れる横長の販売口が設けられてい
    る自動販売機において、 筐体内には前記コラムから排出される商品を排出口に向
    けて転動させるデリバリーシュートが設けられ、このデ
    リバリーシュートの前方側端部には前記排出口の開口下
    部領域に対向する起立面を有する段部が形成されている
    ことを特徴とする自動販売機。
  10. 【請求項10】前面が開口した筐体およびこの筐体の前
    面に設けられた開閉扉を備え、筐体内には商品収納用の
    複数のコラムが設けられ、筐体の前面の開口部には内扉
    が設けられ、この内扉には排出口が形成され、この排出
    口には上端部を中心にして前後方向に回動する販売扉が
    設けられ、前記開閉扉には前記コラムから排出口を通し
    て排出される商品を受入れる横長の販売口が設けられて
    いる自動販売機において、 筐体内には前記コラムから排出される商品を排出口に向
    けて転動させる可動板が上下方向に回動可能に設けら
    れ、この可動板は通常時には少なくとも筐体内の前列側
    に配置するコラムの下端面に対向するほぼ水平な状態に
    保持され、商品の排出時には下方に回動してその商品を
    排出口に向けて転動させることを特徴とする自動販売
    機。
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