JP2003175715A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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Abstract
空調制御する車両用空調装置において、特定の空調ゾー
ンの乗員が短時間で暖房感または冷房感を得ることがで
きるようにする。 【解決手段】 特定の空調ゾーン1aの設定温度Tse
tFrDrが略最大または略最小に設定された場合に
は、他の空調ゾーン1b、1c、1dの設定温度Tse
tFrPa、TsetRr(i)を、他の空調ゾーンの
目標吹出温度TaoFrPa、TaoRr(i)に関わ
らず強制的に、略最大または略最小に設定する。これに
よれば、特定の空調ゾーン1aを略最大で暖房する場合
には他の空調ゾーン1b、1c、1dをも略最大で暖房
し、特定の空調ゾーン1aを略最大で冷房する場合には
他の空調ゾーンをも略最大で冷房することとなり、特定
の空調ゾーン1aの空調が補助される。従って、上記課
題を解決できる。
Description
調ゾーンをそれぞれ独立に空調制御する車両用空調装置
に関するものである。
それぞれ独立に空調制御する車両用空調装置が、特開平
11−301238号公報等にて提案されている。この
公報に記載の空調装置では、設定温度を設定するための
温度設定手段が各空調ゾーン毎に備えられており、各空
調ゾーンで設定温度を変更できるようになっている。
調装置では、運転者その他の特定の空調ゾーンの乗員が
設定温度を最大にして最大の暖房感を得たいと思って
も、他の空調ゾーンの設定温度が最大となっていなけれ
ば、特定の空調ゾーンの乗員が暖房感を得るまでに時間
がかかるという問題があった。なお、設定温度を最小に
して最大の冷房感を得たいと思う場合においても、冷房
感を得るまでに時間がかかってしまうという問題が生じ
る。
空調ゾーンその他の特定の空調ゾーンを他の空調ゾーン
よりも優先して空調させたい場合であっても、他の空調
ゾーンの設定温度が特定の空調ゾーンの設定温度と異な
る場合には他の空調ゾーンからの空気の流入により特定
の空調ゾーンの乗員の温感が損なわれてしまうという問
題があった。特に、車両の加速、停止時や旋回時には他
の空調ゾーンからの空気の流入がより一層増大し、特定
の空調ゾーンの乗員の温感が著しく損なわれてしまう。
の他の特定の空調ゾーンの乗員が自分以外の他の空調ゾ
ーンの温度設定を自分で行いたい場合には、自分の手の
届く範囲に他の空調ゾーンの設定を行うための専用のス
イッチを設けなければならず、コスト高となってしまう
という問題があった。因みに、運転者等が自分以外の他
の空調ゾーンの設定を自分で行いたい場合の例として、
子供、動物等、温度設定手段を操作できない乗員が他の
空調ゾーンに乗車している場合や、他の空調ゾーンの乗
員の手を煩わすことなくその空調ゾーンの温度設定を行
いたい場合等が挙げられる。
空調ゾーンをそれぞれ独立に空調制御する車両用空調装
置において、特定の空調ゾーンの乗員が短時間で暖房感
または冷房感を得ることができるようにすることを第1
の目的とする。
先して空調させたい特定の空調ゾーンの乗員の温感を向
上させることを第2の目的とする。
ことなく、乗員が自分以外の他の空調ゾーンの空調制御
量を容易に自分で設定できるようにすることを第3の目
的とする。
るため、請求項1に記載の発明では、車室内の複数の空
調ゾーン(1a、1b、1c、1d)をそれぞれ独立に
空調制御する車両用空調装置において、複数の空調ゾー
ン(1a、1b、1c、1d)のうち特定の空調ゾーン
(1a)の空調制御量(TsetFrDr)が略最大能
力で空調するように設定された場合には、複数の空調ゾ
ーン(1a、1b、1c、1d)のうち少なくとも1箇
所の他の空調ゾーン(1b、1c、1d)の空調制御量
(TsetFrPa、TsetRrDr、TsetRr
Pa)を、少なくとも1箇所の他の空調ゾーン(1b、
1c、1d)の目標空調制御量(TaoFrPa、Ta
oRrDr、TaoRrPa)に関わらず強制的に、略
最大能力で空調するように設定することを特徴とする。
を略最大能力で空調する場合には、他の空調ゾーン(1
b、1c、1d)の空調風により特定の空調ゾーン(1
a)の空調を補助することとなる。すなわち、特定の空
調ゾーン(1a)を略最大能力で暖房する場合には他の
空調ゾーン(1b、1c、1d)をも略最大能力で暖房
し、特定の空調ゾーン(1a)を略最大能力で冷房する
場合には他の空調ゾーン(1b、1c、1d)をも略最
大能力で冷房することにより、特定の空調ゾーン(1
a)の空調を補助することとなる。従って、特定の空調
ゾーン(1a)の乗員が短時間で暖房感または冷房感を
得ることができる。
としては、少なくとも設定温度を最大にすることや、少
なくとも風量を最大にして単位時間当たりに車室内へ放
熱する熱量を増大させることが挙げられる。また、略最
大能力で暖房する場合の具体例としては、少なくとも設
定温度を最小にすることや、少なくとも風量を最大にし
て単位時間当たりに車室内から吸熱する熱量を増大させ
ることが挙げられる。
合のように、他の空調ゾーン(1b、1c、1d)の空
調制御量(TsetFrPa、TsetRrDr、Ts
etRrPa)の設定を運転者以外の乗員に操作できな
いようにしたい場合には、請求項2に記載の発明のよう
に、特定の空調ゾーン(1a)の空調制御量(Tset
FrDr)を略最大能力で空調する設定にすることを、
車両の運転者のみが可能となっているようにして好適で
ある。
求項3に記載の発明では、車室内の複数の空調ゾーン
(1a、1b、1c、1d)をそれぞれ独立に空調制御
する車両用空調装置において、複数の空調ゾーン(1
a、1b、1c、1d)のうち特定の空調ゾーン(1
a)の空調制御量(TsetFrDr)に複数の空調ゾ
ーン(1a、1b、1c、1d)のうち他の空調ゾーン
(1b、1c、1d)の空調制御量(TsetFrP
a、TsetRrDr、TsetRrPa)を略同一に
合わせるための、制御量同一設定手段を備えることを特
徴とする。
乗員の温感に合わせて車室内全体が空調されることとな
るので、特定の空調ゾーン(1a)の乗員を他の空調ゾ
ーン(1b、1c、1d)の乗員の温感よりも優先して
向上させることができる。特に、車両の加速、停止、旋
回等により他の空調ゾーン(1b、1c、1d)から特
定の空調ゾーン(1a)に空気が流入する場合であって
も特定の空調ゾーン(1a)の乗員の温感は損なわれな
い。
定手段により略同一に合わせられた場合には、その後、
他の空調ゾーン(1b、1c、1d)の空調制御量(T
setFrPa、TsetRrDr、TsetRrP
a)を特定の空調ゾーン(1a)の空調制御量(Tse
tFrDr)に追従して変化させる追従制御を行うこと
を特徴とする。
a)の空調制御量(TsetFrDr)に他の空調ゾー
ン(1b、1c、1d)の空調制御量(TsetFrP
a、TsetRrDr、TsetRrPa)を略同一に
合わせる操作を行えば、それ以後は略同一に制御する状
態が自動的に継続されるので、毎回略同一に制御するよ
うに制御量同一設定手段を操作する煩わしさを解消でき
る。
求項5に記載の発明では、車室内の複数の空調ゾーン
(1a、1b、1c、1d)をそれぞれ独立に空調制御
する車両用空調装置において、複数の空調ゾーン(1
a、1b、1c、1d)のうち特定の空調ゾーン(1
a)の空調制御量(TsetFrDr)が略最大能力で
空調するように設定された場合には、その後、複数の空
調ゾーン(1a、1b、1c、1d)のうち他の空調ゾ
ーン(1b、1c、1d)の空調制御量(TsetFr
Pa、TsetRrDr、TsetRrPa)を特定の
空調ゾーン(1a)の空調制御量(TsetFrDr)
に追従して変化させる追従制御を行うことを特徴とす
る。
乗員が自分以外の他の空調ゾーン(1b、1c、1d)
の空調制御量(TsetFrPa、TsetRrDr、
TsetRrPa)を自分で設定したい場合には、特定
の空調ゾーン(1a)の空調制御量(TsetFrD
r)を略最大能力で空調するように設定すれば、その後
は、他の空調ゾーン(1b、1c、1d)の空調制御量
(TsetFrPa、TsetRrDr、TsetRr
Pa)は特定の空調ゾーン(1a)の空調制御量(Ts
etFrDr)に追従して自動的に変化することとな
る。よって、専用のスイッチを設けることなく、特定の
空調ゾーン(1a)の乗員が自分以外の他の空調ゾーン
(1b、1c、1d)の空調制御量(TsetFrP
a、TsetRrDr、TsetRrPa)を容易に自
分で設定できるようにすることができる。
っているときに、他の空調ゾーン(1b、1c、1d)
の空調制御量(TsetFrPa、TsetRrDr、
TsetRrPa)が乗員により設定変更操作された場
合には、追従制御の継続を解除することを特徴とする。
が降車した後などにおいて、追従制御の継続を解除した
い場合がある。このような場合に、上記請求項6に記載
の発明によれば、上記解除のための操作信号を出力する
専用のスイッチを特に設けることなく、解除の操作を容
易に行うことができる。
ーン(1d)を予め設定するための、特定ゾーン設定手
段を備え、特定の空調ゾーン(1d)の空調制御量(T
setRrPa)を、特定の空調ゾーン(1d)の乗員
のみが設定可能となっていることを特徴とする。
乗員以外の乗員の操作により、特定の空調ゾーン(1
d)の乗員の設定した空調状態が変更されないようにす
ることができ、特定の空調ゾーン(1d)の乗員の快適
性を維持することができる。
調制御量を設定温度(TsetFrDr、TsetFr
Pa、TsetRr)として好適である。
の空調ゾーン(1a、1b、1c、1d)をそれぞれ独
立に空調制御する車両用空調装置のコンピュータを実行
させるためのプログラムであって、複数の空調ゾーン
(1a、1b、1c、1d)のうち特定の空調ゾーン
(1a)の空調制御量(TsetFrDr)が略最大能
力で空調するように設定された場合には、複数の空調ゾ
ーン(1a、1b、1c、1d)のうち少なくとも1箇
所の他の空調ゾーン(1b、1c、1d)の空調制御量
(TsetFrPa、TsetRrDr、TsetRr
Pa)を、少なくとも1箇所の他の空調ゾーン(1b、
1c、1d)の目標空調制御量(TaoFrPa、Ta
oRrDr、TaoRrPa)に関わらず強制的に略最
大能力で空調するように設定する手順を、コンピュータ
に実行させることを特徴とする。
り、請求項1の作用効果を奏する車両用空調装置の作動
制御を行うことができる。
数の空調ゾーン(1a、1b、1c、1d)をそれぞれ
独立に空調制御する車両用空調装置のコンピュータを実
行させるためのプログラムであって、車両用空調装置に
備えられた制御量同一設定手段の設定操作に基づいて、
複数の空調ゾーン(1a、1b、1c、1d)のうち特
定の空調ゾーン(1a)の空調制御量(TsetFrD
r)に複数の空調ゾーン(1a、1b、1c、1d)の
うち少なくとも1箇所の他の空調ゾーン(1b、1c、
1d)の空調制御量(TsetFrPa、TsetRr
Dr、TsetRrPa)を略同一に合わせる手順を、
コンピュータに実行させることを特徴とする。
り、請求項3の作用効果を奏する車両用空調装置の作動
制御を行うことができる。
数の空調ゾーン(1a、1b、1c、1d)をそれぞれ
独立に空調制御する車両用空調装置のコンピュータを実
行させるためのプログラムであって、複数の空調ゾーン
(1a、1b、1c、1d)のうち特定の空調ゾーン
(1a)の空調制御量(TsetFrDr)が略最大能
力で空調するように設定された場合には、その後、複数
の空調ゾーン(1a、1b、1c、1d)のうち少なく
とも1箇所の他の空調ゾーン(1b、1c、1d)の空
調制御量(TsetFrPa、TsetRrDr、Ts
etRrPa)を特定の空調ゾーン(1a)の空調制御
量(TsetFrDr)に追従して変化させる手順を、
コンピュータに実行させることを特徴とする。
り、請求項5の作用効果を奏する車両用空調装置の作動
制御を行うことができる。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
基づいて説明する。
の第1実施形態を示したもので、本実施形態は、車室内
1のうち前後左右の4つの空調ゾーン1a、1b、1
c、1dをそれぞれ独立に空調制御する車両用空調装置
に、本発明を適用したものである。
c、1dの配置を示す模式図であり、前席運転席側空調
ゾーン1aは前席空調ゾーンのうち運転席2に位置し、
前席助手席側空調ゾーン1bは前席空調ゾーンのうち助
手席3に位置し、後席運転席側空調ゾーン1cは後席4
に位置する後席空調ゾーンのうち運転席2の後方に位置
し、後席助手席側空調ゾーン1dは後席空調ゾーンのう
ち助手席3の後方に位置する空調ゾーンである。
説明するので、車室内のうち車両前席の右側が運転席側
となり、車室内のうち車両前席の左側が助手席側とな
る。因みに、図中の矢印は車両の前後左右の方向を示す
ものである。
a、1RrDr、1RrPaはそれぞれ運転席2の乗員
すなわち運転者、助手席3の乗員、後席4のうち運転席
2後方の乗員、後席4のうち助手席3後方の乗員の上半
身に向かって空調空気を吹き出すフェイス吹出口であ
り、それぞれ運転席空調ゾーン1a、助手席空調ゾーン
1b、後席運転席側空調ゾーン1c、後席助手席側空調
ゾーン1dに空調空気を吹き出すための吹出口である。
体構成を示す全体構成図であり、この空調装置は、運転
席空調ゾーン1aと助手席空調ゾーン1bとをそれぞれ
独立に空調するための前席用空調ユニット5と、後席運
転席側空調ゾーン1cと後席助手席側空調ゾーン1dと
をそれぞれ独立に空調するための後席用空調ユニット6
とから構成されている。前席用空調ユニット5は計器盤
7内側に配置されており、後席用空調ユニット6は車室
内1の最後方に配置されている。
送るダクト50を備え、このダクト50内に空気流れ上
流から下流に向かって次に示す構成部品を順次配置して
いる。すなわち、ダクト50に開口する内気導入口50
aおよび外気導入口50bを開閉して内気モードおよび
外気モードを切り替える内外気切替ドア51、車室内1
に向かう空気流を発生させるブロア52、図示しない冷
凍サイクルの冷媒により空気を冷却するエバポレータ5
3、空気を加熱するヒータコア54、車室内1に吹き出
す空気の温度を調節するエアミックスドア55、前席空
調ゾーン1a、1bへの吹出口モードを切り替える吹出
口切換ドア56を備える。
53の下流部分には仕切り板57が備えられており、こ
れによりダクト50内は運転席側フェイス吹出口1Fr
Drに空気を導く運転席側通路50cと助手席側フェイ
ス吹出口1FrPaに空気を導く助手席側通路50dと
に仕切られている。そして、前述のエアミックスドア5
5および吹出口切換ドア56は、両通路50c、50d
のそれぞれに設けられている。
タ吹出口を省略しているが、運転席側および助手席側通
路50c、50dのそれぞれに各吹出口が開口してお
り、図示しない吹出口切換ドアにより開閉されるように
なっている。そして、吹出口モードには、周知のフェイ
スモード、デフロスタモード、フットモード、バイレベ
ルモード、フットデフモード等がある。
送るダクト60を備え、このダクト60内に空気流れ上
流から下流に向かって次に示す構成部品を順次配置して
いる。すなわち、車室内1に向かう空気流を発生させる
ブロア62、図示しない冷凍サイクルの冷媒により空気
を冷却するエバポレータ63、空気を加熱するヒータコ
ア64、車室内1に吹き出す空気の温度を調節するエア
ミックスドア65、後席空調ゾーン1c、1dへの吹出
口モードを切り替える吹出口切換ドア66を備える。
63の下流部分には仕切り板67が備えられており、こ
れによりダクト60内は運転席側フェイス吹出口1Rr
Drに空気を導く運転席側通路60cと助手席側フェイ
ス吹出口1RrPaに空気を導く助手席側通路60dと
に仕切られている。そして、前述のエアミックスドア6
5および吹出口切換ドア66は、両通路60c、60d
のそれぞれに設けられている。
タ吹出口を省略しているが、ダクト60には各吹出口が
開口しており、図示しない吹出口切換ドアにより開閉さ
れるようになっている。また、ダクト60内には内気導
入口60aからの内気のみが導入され、常に内気循環モ
ードとなる。また、吹出口モードには、周知のフェイス
モード、フットモード、バイレベルモードがある。
ット5および後席用空調ユニット6の作動は、共通の空
調制御装置(以下、エアコンECUと呼ぶ)8により制
御されるようになっている。
温度センサ81により検出される車室外の外気温度Ta
m、冷却水温度センサ82により検出されるエンジンの
冷却水温度Tw、日射検出手段としての日射センサ83
により検出される運転席側および助手席側の日射量Ts
Dr、TsPa、前席用および後席用の内気温度センサ
84、85により検出される前席および後席空調ゾーン
1a、1b、1c、1dの内気温度TrFr、TrR
r、エバ後温度センサ86、87により検出される前席
用および後席用のエバポレータ53、63直後の空気温
度(以下、エバ後温度と呼ぶ)TeFr、TeRr、運
転席2、助手席3および後席4の各乗員が、各空調ゾー
ン1a、1b、1c、1dの空気温度を希望する温度に
設定するための温度設定手段としての温度設定スイッチ
9、10、11、12からの設定温度TsetFrD
r、TsetFrPa、TsetRrDr、TsetR
rPa等が挙げられる。
ドウの内側にて車両左右方向の略中央部分に配置された
周知の2D日射センサであり、運転席側からの日射量T
sDrを検出するセンサと助手席側からの日射量TsP
aを検出するセンサとを1体に構成したものである。ま
た、温度設定スイッチ9、10、11近傍には、各設定
内容を表示する設定温度表示手段としてのディスプレイ
9a、10a、11a12aが備えられている。
基づいて所定の演算処理を行い、下記の各アクチュエー
タに制御信号を出力する。そして、エアコンECU8か
らの出力信号には、内外気切換ドア51を駆動させるサ
ーボモータ51a、ブロア52、62を駆動させる駆動
モータ52a、62a、前述の冷凍サイクルの冷媒を吸
入、圧縮、吐出するコンプレッサの電磁クラッチ、エバ
ポレータ53、63の冷媒流れ上流側にて冷媒流れを断
続する電磁弁、エアミックスドア55、65を駆動させ
るサーボモータ55a、65a、吹出口切換ドア56、
66を駆動させるサーボモータ56a、66aの作動を
制御するための信号等が挙げられる。
ラムのフローチャートを示しており、以下にフローチャ
ートの内容を説明する。
などの初期化を行う。そして、ステップS2にて、温度
設定スイッチ9、10、11、12から設定温度Tse
tFrDr、TsetFrPa、TsetRrDr、T
setRrPaを読み込み、後述する図7のフローチャ
ートに基づいて、ステップS4で用いる設定温度の値を
設定する。
サから、外気温度Tam、冷却水温度Tw、日射量Ts
Dr、TsPa、内気温度TrFr、TrRrおよびエ
バ後温度TeFr、TeRrにより検出される信号を読
み込む。
ット5により運転席側および助手席側フェイス吹出口1
FrDr、1FrPaから吹き出される空調風の空調制
御量としての前席運転席側目標吹出温度TaoFrD
r、前席助手席側目標吹出温度TaoFrPaを数1の
式に基づいて算出する。
設定ゲイン、KrFrは前席用内気温ゲイン、Kamは
外気温ゲイン、Ksは日射ゲイン、CFrは前席用補正
定数である。なお、TsetFr(i)は、後述する図
7のフローチャートに基づいて設定された値を用いる。
ット6により吹出口1RrDr、1RrPaから吹き出
される空調風の空調制御量としての後席運転席側目標吹
出温度TaoRrDr、後席助手席側目標吹出温度Ta
oRrPaを数2の式に基づいて算出する。
設定ゲイン、KrRrは後席用内気温ゲイン、Kamは
外気温ゲイン、KsRrは後席用日射ゲイン、CRrは
後席用補正定数である。なお、TsetRr(i)は、
後述する図7のフローチャートに基づいて設定された値
を用いる。
算出されたTaoFr(i)に基づいて図4の特性図か
ら前席用空調ユニット5の内外気モードを決定する。な
お、図4中、SW1は内外気切換ドア51の目標開度で
あり、本実施形態においては内気導入口50aを全閉
し、外気導入口50bを全開する場合を目標開度SW1
=100%とする。
S4で算出されたTaoFr(i)、TaoRr(i)
に基づいて図5の特性図から前席用空調ユニット5の運
転席側および助手席側の吹出口モードをそれぞれ決定す
るとともに、後席用空調ユニット6の吹出口内モードを
決定する。
S4で算出されたTaoFr(i)、TaoRr(i)
に基づいて図6の特性図から前席用および後席用空調ユ
ニット5、6のブロア52、62の駆動モータ52a、
62aに印加されるブロア電圧をそれぞれ決定して、ブ
ロア52、62に所定の風量を生じさせる。
52aへのブロア電圧は、TaoFrDr、TaoFr
Paに基づいて図6の特性図によりそれぞれ決定された
ブロア電圧を平均化処理することにより得られている。
同様に、後席用空調ユニット6の駆動モータ62aへの
ブロア電圧は、TaoRrDr、TaoRrPaに基づ
いて図6の特性図によりそれぞれ決定されたブロア電圧
を平均化処理することにより得られている。
ット5のエアミックスドア55の目標開度θFr(i)
を、上述のステップS4で算出されたTaoFr(i)
に基づいて次の数3の式により算出する。また、後席用
空調ユニット6のエアミックスドア65の目標開度θR
r(i)をTaoRr(i)に基づいて数4の式により
算出する。
r)/(Tw−TeFr)}×100(%) 但し、iはDrまたはPaである。
r)/(Tw−TeRr)}×100(%) 但し、iはDrまたはPaである。
S4〜ステップS8にて決定または算出された空調制御
状態となるように、前述の各種出力モータ等の作動を制
御する信号を出力する。そして、ステップS10にて、
所定の制御周期時間が経過したか否かを判定する。この
判定結果がYESの場合にはステップS2にリターンさ
れ、その判定結果がNOの場合には制御周期時間の経過
を待つ。
1、12から読み込まれた設定温度TsetFr
(i)、TsetRr(i)の信号に基づいて、ステッ
プS4で用いる設定温度の値を設定するためのステップ
S2におけるフローチャートである。
度設定スイッチ9、10、11、12を操作することに
より、設定温度TsetFr(i)、TsetRr
(i)の信号がエアコンECU8に入力されるとステッ
プS220に進み、入力されなければ入力待ち状態とな
る。
ゾーンとしての前席運転席側空調ゾーン1aを前席用空
調ユニット5の略最大能力で空調しているか否かを判定
する。すなわち、前席運転席側空調ゾーン1aを前席用
空調ユニット5の略最大能力で暖房または冷房している
か否かを、設定温度TsetFrDrが最大値または最
小値であるか否かにより判定する。
TsetFrDrが最大値であれば、他の空調ゾーンと
しての前席助手席側空調ゾーン1b、後席運転席側空調
ゾーン1c、後席助手席側空調ゾーン1dを、前席助手
席側目標吹出温度TaoFrPa、後席運転席側目標吹
出温度TaoRrDr、後席助手席側目標吹出温度Ta
oRrPaに関わらず強制的に、前席および後席用空調
ユニット5、6の略最大能力で暖房するように作動させ
る。具体的には、TsetFrPa、TsetRrD
r、TsetRrPaの全てを最大値に設定する。
setFrDrが最小値であれば、他の空調ゾーンとし
ての前席助手席側空調ゾーン1b、後席運転席側空調ゾ
ーン1c、後席助手席側空調ゾーン1dを、目標吹出温
度TaoFrPa、TaoRrDr、TaoRrPaに
関わらず強制的に、前席および後席用空調ユニット5、
6の略最大能力で冷房するように作動させる。具体的に
は、TsetFrPa、TsetRrDr、TsetR
rPaの全てを最小値に設定する。
テップS240にて、乗員が温度設定スイッチ9、1
0、11、12を操作することにより、設定温度Tse
tFr(i)、TsetRr(i)の信号がエアコンE
CU8に入力されるとステップS250に進み、入力さ
れなければ入力待ち状態となる。
S240で入力された信号のなかに、TsetFrDr
が含まれているか否かを判定することにより、ステップ
S240でTsetFrDrの入力が有ったか否かを判
定する。そして、TsetFrDrの入力が有ればステ
ップS210にリターンし、無ければステップS240
にリターンする。
5および後席用空調ユニット6の作動を簡単に説明す
る。
すると、ステップS5、S6、S7、S8による各決定
に基づいて、内外気切換ドア51、運転席側および助手
席側の各吹出口切換ドア56、ブロア52、運転席側お
よび助手席側の各エアミックスドア55が駆動される。
導入口50bからダクト50内に空気が導入される。ダ
クト50内を流れる空気は、エバポレータ53を通過す
る際に冷媒と熱交換して冷却される。ここで、エバ後温
度TeFr、TeRrの検出値等に基づいてエアコンE
CU8によってコンプレッサの回転数を制御することに
より、冷凍サイクル内を流れる冷媒の流量を制御して、
エバポレータ53の冷却性能を調整している。
気は、ヒータコア54を通過する際にエンジン冷却水と
熱交換して加熱される。そして、エアミックスドア55
によってヒータコア54を通過する空気とヒータコア5
4を迂回する空気との割合が調節され、こうして所定の
温度に左右独立して調整された空調空気が、運転席側お
よび助手席側の各吹出口1FrDr、1FrPaから吹
き出される。
ると、ステップS6、S7、S8による各決定に基づい
て、各吹出口切換ドア66、ブロア62、エアミックス
ドア65が駆動される。そして、前席用空調ユニット5
と同様の方法により調整された空調空気が後席側の吹出
口1RrDr、1RrPaから吹き出される。
によれば、ステップS220およびステップS230に
より、前席運転席側空調ゾーン1aを略最大能力で空調
している場合には、温度設定スイッチ10、11、12
からの設定温度TsetFrPa、TsetRr(i)
の信号内容に関わらず、前席助手席側空調ゾーン1b、
後席運転席側空調ゾーン1c、後席助手席側空調ゾーン
1dをも略最大能力で空調する。
の空調が、前席助手席側空調ゾーン1b、後席運転席側
空調ゾーン1c、後席助手席側空調ゾーン1dの空調に
より補助されることとなり、前席運転席側空調ゾーン1
aの運転者が短時間で暖房感または冷房感を得ることが
できる。
250により、一旦ステップS230の処理がなされれ
ば、TsetFrDrの入力がなされるまではTset
FrPa、TsetRrDr、TsetRrPaの入力
がなされてもその入力は無効となる。よって、前席運転
席側空調ゾーン1aの設定温度TsetFrDrを略最
大能力で空調するとともに前席助手席側空調ゾーン1
b、後席運転席側空調ゾーン1c、後席助手席側空調ゾ
ーン1dをも略最大能力で空調する制御の設定を、運転
者のみが可能にでき、好適である。
る、図3のステップS4で用いる設定温度の値を設定す
るためのステップS2におけるフローチャートである。
度設定スイッチ9を操作することにより、設定温度Ts
etFrDrの信号がエアコンECU8に入力されると
ステップS220に進み、入力されなければ入力待ち状
態となる。
ゾーンとしての前席運転席側空調ゾーン1aを前席用空
調ユニット5の略最大能力で空調しているか否かを判定
する。すなわち、前席運転席側空調ゾーン1aを前席用
空調ユニット5の略最大能力で暖房または冷房している
か否かを、設定温度TsetFrDrが最大値または最
小値であるか否かにより判定する。
形態のステップS230と同様に、設定温度TsetF
rDrが最大値であればTsetFrPa、TsetR
rDr、TsetRrPaの全てを最大値に設定し、設
定温度TsetFrDrが最小値であればTsetFr
Pa、TsetRrDr、TsetRrPaの全てを最
小値に設定する。
テップS241にて、乗員が温度設定スイッチ9を操作
することにより、設定温度TsetFrDrの信号がエ
アコンECU8に入力されるとステップS270に進
み、入力されなければ入力待ち状態となる。
ゾーンとしての前席助手席側空調ゾーン1b、後席運転
席側空調ゾーン1c、後席助手席側空調ゾーン1dの空
調制御量を、特定の空調ゾーンとしての前席運転席側空
調ゾーン1aの空調制御量に追従して変化させる追従制
御を行う。具体的には、ステップS4で用いる設定温度
の値TsetFrPa、TsetRrDr、TsetR
rPaをTsetFrDrの変化に追従して変化させ
る。
の運転者が自分以外の他の空調ゾーン1b、1c、1d
の設定温度TsetFrPa、TsetRrDr、Ts
etRrPaを自分で設定したい場合には、設定温度T
setFrDrを最大または最小に設定すれば、その後
は、他の空調ゾーン1b、1c、1dの設定温度Tse
tFrPa、TsetRrDr、TsetRrPaは設
定温度TsetFrDrに追従して自動的に変化するこ
ととなる。よって、専用のスイッチを設けることなく、
前席運転席側空調ゾーン1aの運転者が自分以外の他の
空調ゾーン1b、1c、1dの設定温度TsetFrP
a、TsetRrDr、TsetRrPaを容易に自分
で設定できる。
る、図3のステップS4で用いる設定温度の値を設定す
るためのステップS2におけるフローチャートである。
度設定スイッチ9を操作することにより、設定温度Ts
etFrDrの信号がエアコンECU8に入力されると
ステップS220に進み、入力されなければ入力待ち状
態となる。
御量同一設定手段としての制御量同一設定スイッチを備
えており、このスイッチは、TsetFrPa、Tse
tRrDr、TsetRrPaをTsetFrDrと略
同一に設定するためのものである。そして、ステップS
260にて、乗員に操作されて制御量同一設定スイッチ
から略同一に設定する旨の信号がエアコンECU8に出
力されているか否かを判定する。
されていると判定されれば、ステップS270にて、他
の空調ゾーンとしての前席助手席側空調ゾーン1b、後
席運転席側空調ゾーン1c、後席助手席側空調ゾーン1
dの空調制御量を、特定の空調ゾーンとしての前席運転
席側空調ゾーン1aの空調制御量に略同一に合わせ、そ
の後も、他の空調ゾーン1b、1c、1dの空調制御量
を前席運転席側空調ゾーン1aの空調制御量の変化に追
従して変化させる追従制御を行う。
度の値TsetFrPa、TsetRrDr、Tset
RrPaをTsetFrDrに略同一に合わせ、その後
もTsetFrDrの変化に追従して変化させる。
員の温感に合わせて車室内全体が空調されることとなる
ので、前席運転席側空調ゾーン1aの運転者を他の空調
ゾーン1b、1c、1dの乗員の温感よりも優先して向
上させることができる。特に、車両の加速、停止、旋回
等により他の空調ゾーン1b、1c、1dから前席運転
席側空調ゾーン1aに空気が流入する場合であっても前
席運転席側空調ゾーン1aの運転者の温感は損なわれな
い。
同一設定手段に、音声により略同一に設定する旨の信号
をボイスコマンドとしてエアコンECU8に出力する手
段を適用するようにしてもよい。
係る、図3のステップS4で用いる設定温度の値を設定
するためのステップS2におけるフローチャートであ
り、第3実施形態にステップS271を追加したもので
ある。
tFrDrの設定が入力されて変更されたか否かを判定
するステップであり、変更有りと判定されればステップ
S270にリターンされ、変更有りと判定されなければ
ステップS211にリターンされる。
ン1aの設定温度TsetFrDrに他の空調ゾーン1
b、1c、1dの設定温度TsetFrPa、Tset
RrDr、TsetRrPaを略同一に合わせる操作を
行えば、それ以後は略同一に制御する状態が自動的に継
続されるので、毎回略同一に制御するように制御量同一
設定手段を操作する煩わしさを解消できる。
係る、図3のステップS4で用いる設定温度の値を設定
するためのステップS2におけるフローチャートであ
り、第4実施形態にステップS272を追加したもので
ある。
定されればステップS272に進み、ステップS272
にて、他の空調ゾーン1b、1c、1dの設定温度Ts
etFrPa、TsetRrDr、TsetRrPaの
設定が入力されて変更されたか否かを判定する。そし
て、変更有りと判定されればステップS270にリター
ンされ、変更有りと判定されなければステップS211
にリターンされる。
に、他の空調ゾーン1b、1c、1dの設定温度Tse
tFrPa、TsetRrDr、TsetRrPaが乗
員により設定変更操作された場合には、追従制御の継続
が解除されることとなる。よって、追従制御の継続を解
除したい場合に、本実施形態によれば、上記解除のため
の操作信号を出力する専用のスイッチを特に設けること
なく、解除の操作を容易に行うことができる。
本実施形態に係る、図3のステップS4で用いる設定温
度の値を設定するためのステップS2におけるフローチ
ャートである。
度設定スイッチ9、10、11、12を操作することに
より、設定温度TsetFr(i)、TsetRr
(i)の信号がエアコンECU8に入力されるとステッ
プS220に進み、入力されなければ入力待ち状態とな
る。
うに優先席として設定された座席に対応する空調ゾーン
の設定温度Tsetが最大または最小に設定されている
か否かを判定する。以下、優先席として後席3の助手席
側の座席を設定した場合を例に説明する。
空調ゾーン1dの設定温度TsetRrPaが最大に設
定されていると判定された場合には、ステップS281
にて、優先席以外の座席に対応する空調ゾーン1a、1
b、1cの設定温度TsetFrDr、TsetFrP
a、TsetRrDrを最大に設定する。また、ステッ
プS280で最小に設定されていると判定された場合に
は、ステップS281にて、優先席以外の座席に対応す
る空調ゾーン1a、1b、1cの設定温度TsetFr
Dr、TsetFrPa、TsetRrDrを最小に設
定する。
テップS282にて、乗員が温度設定スイッチ9、1
0、11、12を操作することにより、設定温度Tse
tFr(i)、TsetRr(i)の信号がエアコンE
CU8に入力されるとステップS283に進み、入力さ
れなければ入力待ち状態となる。
S282で入力された信号のなかに、優先席に対応する
空調ゾーン1dの設定温度としてのTsetRrPaが
含まれているか否かを判定することにより、ステップS
282でTsetRrPaの入力が有ったか否かを判定
する。そして、TsetRrPaの入力が有ればステッ
プS210にリターンし、無ければステップS282に
リターンする。
れの空調ゾーンを優先して空調を行うかの選択を予め行
う特定ゾーン設定手段としての優先ゾーン選択スイッチ
を備えている。そして、ステップS284にて、優先空
調させたい乗員が着座している座席を優先ゾーン選択ス
イッチにより入力されると、ステップS285に進み、
入力されなければ入力待ち状態となる。
させたい乗員が着座している座席を優先席と設定する処
理がなされる。
空調ゾーンとしての優先空調ゾーン1dの設定温度Ts
etRrPaを、その空調ゾーン1dの乗員のみが設定
可能にできる。よって、優先空調ゾーン1dの乗員以外
の乗員の操作により、優先空調ゾーン1dの乗員の設定
した空調状態が変更されないようにすることができ、優
先空調ゾーン1dの乗員の快適性を維持することができ
る。
形態では特定の空調ゾーンを前席運転席側空調ゾーン1
aとしているが、本発明の実施にあたり、特定の空調ゾ
ーンを各空調ゾーン1a、1b、1c、1dのいずれに
設定してもよい。なお、特定の空調ゾーンをいずれの空
調ゾーンに設定するかを設定する設定手段としてのスイ
ッチを車室内1に備えるようにして好適である。
の空調ゾーンを3つのゾーンとしているが、本発明の実
施にあたり、他の空調ゾーンを1つのみとしてもよい。
空調ゾーンを前後2列に区画して独立空調制御する空調
装置に本発明を適用しているが、前後方向に複数列の座
席を有する車両に採用された空調装置のうち、空調ゾー
ンを前後方向に複数列に区画して独立空調制御する空調
装置に本発明を適用してもよい。
調制御量として設定温度Tsetを適用しているが、本
発明の実施にあたり、空調制御量として、各吹出口1F
rDr、1FrPa、1RrDr、1RrPaから吹き
出される風量を適用してもよい。
び空調空気の吹出口の配置を示す模式図である。
を示す全体構成図である。
ムのフローチャートである。
ドとの関係を表す特性図である。
ドとの関係を示す特性図である。
との関係を示す特性図である。
算出に用いる設定温度の値を設定するためのフローチャ
ートである。
算出に用いる設定温度の値を設定するためのフローチャ
ートである。
算出に用いる設定温度の値を設定するためのフローチャ
ートである。
の算出に用いる設定温度の値を設定するためのフローチ
ャートである。
の算出に用いる設定温度の値を設定するためのフローチ
ャートである。
の算出に用いる設定温度の値を設定するためのフローチ
ャートである。
の算出に用いる設定温度の値を設定するためのフローチ
ャートである。
側空調ゾーン、1c…運転席後方空調ゾーン、1d…助
手席後方空調ゾーン、TsetFrDr…運転席側空調
ゾーンの設定温度(空調制御量)、TsetFrPa…
助手席側空調ゾーンの設定温度(空調制御量)、Tse
tRr…後席空調ゾーンの設定温度(空調制御量)。
Claims (11)
- 【請求項1】 車室内の複数の空調ゾーン(1a、1
b、1c、1d)をそれぞれ独立に空調制御する車両用
空調装置において、 前記複数の空調ゾーン(1a、1b、1c、1d)のう
ち特定の空調ゾーン(1a)の空調制御量(TsetF
rDr)が略最大能力で空調するように設定された場合
には、 前記複数の空調ゾーン(1a、1b、1c、1d)のう
ち少なくとも1箇所の他の空調ゾーン(1b、1c、1
d)の空調制御量(TsetFrPa、TsetRrD
r、TsetRrPa)を、前記少なくとも1箇所の他
の空調ゾーン(1b、1c、1d)の目標空調制御量
(TaoFrPa、TaoRrDr、TaoRrPa)
に関わらず強制的に、略最大能力で空調するように設定
することを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項2】 前記特定の空調ゾーン(1a)の空調制
御量(TsetFrDr)を略最大能力で空調する設定
にすることを、車両の運転者のみが可能となっているこ
とを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。 - 【請求項3】 車室内の複数の空調ゾーン(1a、1
b、1c、1d)をそれぞれ独立に空調制御する車両用
空調装置において、 前記複数の空調ゾーン(1a、1b、1c、1d)のう
ち特定の空調ゾーン(1a)の空調制御量(TsetF
rDr)に前記複数の空調ゾーン(1a、1b、1c、
1d)のうち少なくとも1箇所の他の空調ゾーン(1
b、1c、1d)の空調制御量(TsetFrPa、T
setRrDr、TsetRrPa)を略同一に合わせ
るための、制御量同一設定手段を備えることを特徴とす
る車両用空調装置。 - 【請求項4】 前記制御量同一設定手段により略同一に
合わせられた場合には、その後、前記他の空調ゾーン
(1b、1c、1d)の空調制御量(TsetFrP
a、TsetRrDr、TsetRrPa)を前記特定
の空調ゾーン(1a)の空調制御量(TsetFrD
r)に追従して変化させる追従制御を行うことを特徴と
する請求項3に記載の車両用空調装置。 - 【請求項5】 車室内の複数の空調ゾーン(1a、1
b、1c、1d)をそれぞれ独立に空調制御する車両用
空調装置において、 前記複数の空調ゾーン(1a、1b、1c、1d)のう
ち特定の空調ゾーン(1a)の空調制御量(TsetF
rDr)が略最大能力で空調するように設定された場合
には、その後、前記複数の空調ゾーン(1a、1b、1
c、1d)のうち少なくとも1箇所の他の空調ゾーン
(1b、1c、1d)の空調制御量(TsetFrP
a、TsetRrDr、TsetRrPa)を前記特定
の空調ゾーン(1a)の空調制御量(TsetFrD
r)に追従して変化させる追従制御を行うことを特徴と
する車両用空調装置。 - 【請求項6】 前記追従制御を行っているときに、前記
他の空調ゾーン(1b、1c、1d)の空調制御量(T
setFrPa、TsetRrDr、TsetRrP
a)が乗員により設定変更操作された場合には、前記追
従制御の継続を解除することを特徴とする請求項4また
は5に記載の車両用空調装置。 - 【請求項7】 前記特定の空調ゾーン(1d)を予め設
定するための、特定ゾーン設定手段を備え、 前記特定の空調ゾーン(1d)の空調制御量(Tset
RrPa)を、前記特定の空調ゾーン(1d)の乗員の
みが設定可能となっていることを特徴とする請求項1な
いし6のいずれか1つに記載の車両用空調装置。 - 【請求項8】 前記空調制御量は設定温度(TsetF
rDr、TsetFrPa、TsetRr)であること
を特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の
車両用空調装置。 - 【請求項9】 車室内の複数の空調ゾーン(1a、1
b、1c、1d)をそれぞれ独立に空調制御する車両用
空調装置のコンピュータを実行させるためのプログラム
であって、 前記複数の空調ゾーン(1a、1b、1c、1d)のう
ち特定の空調ゾーン(1a)の空調制御量(TsetF
rDr)が略最大能力で空調するように設定された場合
には、 前記複数の空調ゾーン(1a、1b、1c、1d)のう
ち少なくとも1箇所の他の空調ゾーン(1b、1c、1
d)の空調制御量(TsetFrPa、TsetRrD
r、TsetRrPa)を、前記少なくとも1箇所の他
の空調ゾーン(1b、1c、1d)の目標空調制御量
(TaoFrPa、TaoRrDr、TaoRrPa)
に関わらず強制的に略最大能力で空調するように設定す
る手順を、前記コンピュータに実行させることを特徴と
するプログラム。 - 【請求項10】 車室内の複数の空調ゾーン(1a、1
b、1c、1d)をそれぞれ独立に空調制御する車両用
空調装置のコンピュータを実行させるためのプログラム
であって、 前記車両用空調装置に備えられた制御量同一設定手段の
設定操作に基づいて、前記複数の空調ゾーン(1a、1
b、1c、1d)のうち特定の空調ゾーン(1a)の空
調制御量(TsetFrDr)に前記複数の空調ゾーン
(1a、1b、1c、1d)のうち少なくとも1箇所の
他の空調ゾーン(1b、1c、1d)の空調制御量(T
setFrPa、TsetRrDr、TsetRrP
a)を略同一に合わせる手順を、前記コンピュータに実
行させることを特徴とするプログラム。 - 【請求項11】 車室内の複数の空調ゾーン(1a、1
b、1c、1d)をそれぞれ独立に空調制御する車両用
空調装置のコンピュータを実行させるためのプログラム
であって、 前記複数の空調ゾーン(1a、1b、1c、1d)のう
ち特定の空調ゾーン(1a)の空調制御量(TsetF
rDr)が略最大能力で空調するように設定された場合
には、その後、前記複数の空調ゾーン(1a、1b、1
c、1d)のうち少なくとも1箇所の他の空調ゾーン
(1b、1c、1d)の空調制御量(TsetFrP
a、TsetRrDr、TsetRrPa)を前記特定
の空調ゾーン(1a)の空調制御量(TsetFrD
r)に追従して変化させる手順を、前記コンピュータに
実行させることを特徴とするプログラム。
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KR20160098971A (ko) * | 2015-02-10 | 2016-08-19 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 공조장치 |
JP2020006894A (ja) * | 2018-07-11 | 2020-01-16 | 株式会社日本クライメイトシステムズ | 車両用空調装置 |
JP2020011669A (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | 株式会社日本クライメイトシステムズ | 車両用空調装置 |
-
2001
- 2001-12-12 JP JP2001378695A patent/JP3979075B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101646405B1 (ko) * | 2014-12-10 | 2016-08-05 | 현대자동차주식회사 | 차량의 개별 공조 제어 장치 |
KR20160098971A (ko) * | 2015-02-10 | 2016-08-19 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 공조장치 |
KR102459696B1 (ko) * | 2015-02-10 | 2022-10-31 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 공조장치 |
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