JP3975873B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、独立制御機能と学習制御機能とを有する車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車室内の複数の領域毎に設定された空調制御特性に基づいて各領域毎の空調状態を自動制御するいわゆる独立制御機能と、各領域毎の空調制御特性を各領域毎の乗員の操作に基づいて補正するいわゆる学習制御機能とを備える車両用空調装置が知られている。これにより、各領域毎の乗員の好みにあった空調制御を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来装置では、例えば領域Aの乗員Aが領域Bに席移動した場合、領域Bの空調制御特性は他の乗員の好みが学習されているため、乗員Aの好みに合った空調制御ができなくなってしまう。これを回避するために、乗員の席移動毎に誰がどこに座ったかを設定し直す必要があり、その設定作業が煩雑である。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、独立制御機能と学習制御機能とを有する車両用空調装置において、ある領域の乗員が他の領域に席移動した場合に、席移動毎に設定作業を行わなくても、席移動した乗員の好みに合った空調制御が継続して行われるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、乗員に操作されて、車室内の複数の領域の希望空調状態を各領域毎に独立して設定する操作手段(60〜65)を備え、各領域毎に設定された空調制御特性の学習データに基づいて各領域毎に独立して空調制御がなされ、操作手段(60〜65)の操作に基づいて空調制御特性の学習データが補正される車両用空調装置において、複数席の乗員顔部領域の温度を検出し、ある席にて検出された乗員顔部領域の温度と実質的に一致する温度の物体が、その後に他の席の乗員顔部領域の温度を検出する領域に入った場合に、乗員の席移動があったものと判定する移動検出手段(9、55)を備え、移動検出手段(9、55)により乗員の席移動が検出された場合には、席移動前の領域の空調制御特性の学習データを、席移動後の領域の空調制御特性の学習データへ入れ替えることを特徴とする。
【0006】
これによると、席移動後の領域の空調制御特性の学習データが席移動前の領域の空調制御特性の学習データに自動的に変更されるため、席移動毎に誰がどこに座ったかを設定する設定作業を行わなくても、席移動した乗員の好みに合った空調制御を継続して行うことができる。
【0008】
請求項2に記載の発明では、移動検出手段は、入射する赤外線量に応じた電気信号を出力する複数のセルを有する赤外線センサ(55)を含み、この赤外線センサ(55)により複数席の乗員顔部領域の温度を検出することを特徴とするものである。
【0009】
請求項3に記載の発明では、乗員に操作されて、車室内の複数の領域の希望空調状態を各領域毎に独立して設定する操作手段(60〜65)を備え、各領域毎に設定された空調制御特性の学習データに基づいて各領域毎に独立して空調制御がなされ、操作手段(60〜65)の操作に基づいて空調制御特性の学習データが補正される車両用空調装置において、画像センサによる複数席の画像データと予め記憶された画像データベースとに基づいて各席の乗員の移動を検出する移動検出手段を備え、移動検出手段により乗員の席移動が検出された場合には、席移動前の領域の空調制御特性の学習データを、席移動後の領域の空調制御特性の学習データへ入れ替えることを特徴とする。これによると、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0010】
請求項4に記載の発明では、移動検出手段(9、55)により乗員の席移動が検出されてから一定期間は、操作手段(60〜65)の操作があっても空調制御特性の学習データの補正を行わないことを特徴とするものである。
【0011】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図に示す一実施形態について説明する。図1は車室内の運転席側への空調と助手席側への空調とを独立制御するようにした左右独立温度制御方式の車両用空調装置の全体構成図であり、また、この車両用空調装置1は、運転席側の空調制御特性と助手席側の空調制御特性とを各領域毎の乗員の操作に基づいて補正するいわゆる学習制御機能を備えている。
【0013】
車両用空調装置1は、車室内へ空調空気を送るための送風ダクト2を備え、この送風ダクト2の上流側にはブロワ3が配設され、その上流には、車室内空気(内気)を導入するための内気導入口4、および、車室外空気(外気)を導入するための外気導入口5を有する内外気切替箱6が接続されている。
【0014】
内外気切替箱6には、内気導入口4と外気導入口5とを選択的に切り替えるための内外気切替ドア7が回動自在に配設され、この内外気切替ドア7はサーボモータ等のアクチュエータ8により駆動され、このアクチュエータ8は後述するエアコン制御装置(以下ECU9と呼ぶ)により通電制御される。
【0015】
ブロワ3は、送風ダクト2の上流側に設けられたファンケース10内に収納され、ファン11とファンモータ12とからなる。このファンモータ12は、モータ駆動回路13を介して通電制御され、ファンモータ12への印加電圧に応じてファン11が回転する。
【0016】
送風ダクト2内には、ブロワ3より送られた空気を冷却するための冷却用熱交換器14(例えば冷凍サイクルのエバポレータ)が配され、この冷却用熱交換器14より下流側には、送風空気を加熱するための加熱用熱交換器15(例えば温水式のヒータコア)が配設されている。
【0017】
また、送風ダクト2は、冷却用熱交換器14より下流側が仕切板16によって、運転席側に空調空気を送るための第1空気通路17と、助手席側に空調空気を送るための第2空気通路18とに区画されている。なお、冷却用熱交換器14は、送風ダクト2の断面全部にわたって配され、加熱用熱交換器15は、仕切板16を貫通して、第1空気通路17内と、第2空気通路18内とにまたがって配設されている。
【0018】
第1空気通路17には、加熱用熱交換器15を迂回する第1バイパス通路19と、第1空気通路17を流れる空気量を調整するための第1エアミックスドア20とが設けられている。この第1エアミックスドア20は、第1バイパス通路19を通過する空気量と、第1空気通路17に配された加熱用熱交換器15を通過する空気量との割合を調節するものである。そして、第1エアミックスドア20は、ECU9により通電制御されるサーボモータ等のアクチュエータ21により駆動される。また、第2空気通路18にも、第1空気通路17と同様の第2バイパス通路22およびアクチュエータ24により駆動される第2エアミックスドア23が設けられている。
【0019】
運転席側フェイスダクト25は、ドライバーの上半身に向けて空調風を吹き出すための通路であり、途中から二つに分岐している。そして、一方が車室内の前方に位置するダッシュボードの略中央部に開口する運転席側センタフェイス吹出口31に接続され、他方がダッシュボードの運転席側端部に開口する運転席側サイドフェイス吹出口32に接続されている。
【0020】
運転席側フットダクト27は、ドライバーの足元に向けて空調風を吹き出すための通路であり、ドライバーの足元近傍に開口する運転席側フット吹出口34に接続されている。
【0021】
また、運転席側フェイスダクト25は、運転席側センタフェイス吹出口31と運転席側サイドフェイス吹出口32とを選択的に開閉できるモード切替ドア35が設けられ、デフロスタダクト26と運転席側フットダクト27の上流側開口部には、それぞれの開口部を開閉するモード切替ドア36、37が設けられている。そして、これらモード切替ドア35〜37は、サーボモータ等のアクチュエータ38、39により駆動され、そのアクチュエータ38、39は、ECU9により通電制御される。
【0022】
一方、助手席側フェイスダクト28には、助手席側センタフェイス吹出口40と助手席側サイドフェイス吹出口41とを選択的に開閉するためのモード切替ドア43が設けられ、助手席側フットダクト29の上流側開口部には、その開口部を開閉するモード切替ドア44が設けられている。そして、これらモード切替ドア43、44は、前述のモード切替ドア35〜37と同様にアクチュエータ45により駆動される。
【0023】
これら、モード切替ドア35〜37、43、44の開閉状態に応じて、フットモード、B/Lモード、フェイスモード等の周知の各吹出口モードを第1、第2空気通路17、18毎に独立して設定し得るようになっている。なお、運転席側フェイスダクト25および助手席側フェイスダクト28にそれぞれ設けられたモード切替ドア35、43は、フットモードまたはフット・デフモードが選択されたときに、センタフェイス吹出口31、40側を閉じ、サイドフェイス吹出口32、41側を開くように作動する。
【0024】
次に、上記した車両用空調装置1を制御するための制御系を説明する。ECU9は、空調制御に係わる制御プログラムや各種の演算式を記憶させたマイクロコンピュータを内蔵し、個人識別入力手段としてのNAVI装置70からの個人識別信号、ダッシュボード内に組み込まれるエアコン操作パネル(図示せず)での各種操作に基づいて送出される操作信号、さらには空調制御に係わる各種センサ50〜55からのセンサ信号が入力される。そして、ECU9は、これらの入力信号を制御プラグラムに従って演算処理を行い、その演算結果に基づいて各種アクチュエータ8、21、24、38、39、45およびモータ駆動回路13を通電制御する。
【0025】
次に、前記各種センサ50〜55について説明すると、内気センサ50は車室内の温度Trを検出し、外気温センサ51は車室外の温度Tamを検出し、日射センサ52は車室内に入射する日射の量Tsを検出する。エバ後温度センサ53はエバポレータ14を通過した空気の温度Teを検出し、水温センサ54はヒータコア15に供給される冷却水の温度Twを検出する。
【0026】
赤外線センサ55は、入射する赤外線量に応じた電気信号を出力する複数のセルを備えており、そのセルは4行8列のマトリックス状に配置され、32個の視野毎の表面温度をそれぞれ独立に検出するようになっている。
【0027】
また、図2に示すように、赤外線センサ55の視野(温度検出範囲)は、運転席領域A、助手席領域B、後席運転席側領域C、後席助手席側領域Dに、分割されている。なお、図2において、A1、A2は運転席乗員の顔位置、B1、B2は助手席乗員の顔位置、C1、C2は後席運転席側乗員の顔位置、D1、D2は後席助手席側乗員の顔位置である。なお、赤外線センサ55とECU9とにより、移動検出手段を構成している。
【0028】
エアコン操作パネルに組み込まれる各種スイッチとして、運転席側空間の希望温度を設定するための運転席温度設定スイッチ60、助手席側空間の希望温度を設定するための助手席温度設定スイッチ61、運転席側空間に向けて吹き出す空調風の希望風量を設定するための運転席風量スイッチ62、助手席側空間に向けて吹き出す空調風の希望風量を設定するための助手席風量スイッチ63、運転席側空間に向けての空調風の希望吹出口を設定するための運転席吹出口モードスイッチ64、助手席側空間に向けての空調風の希望吹出口を設定するための助手席吹出口モードスイッチ65がある。なお、これらのスイッチ60〜65は操作手段に相当する。
【0029】
次に、ECU9による空調制御の内容について説明する。
【0030】
図3はECU9の制御プログラムを示すフローチャートであり、まず、空調装置を起動させるために図示しないメインスイッチが操作されるとECU9が制御プログラムの実行を開始し、運転席に着座している乗員および助手席に着座している乗員がそれぞれ誰であるかの着座者情報を入力する(ステップS10、11)。なお、着座者情報は、NAVI装置70の画面に表示された個人名を選択して入力する。
【0031】
ECU9には、個人毎の空調制御特性(以下、学習データという)が記憶されており、その学習データは、スイッチ60〜65の操作により、設定温度、風量、および吹出口モードが各個人の好みにあうように補正(学習)されている。
【0032】
そして、ステップS10で入力された着座者情報に基づいて、運転席側の空調制御に用いる学習データを選定し(ステップS12)、ステップS11で入力された着座者情報に基づいて、助手席側の空調制御に用いる学習データを選定する(ステップS13)。
【0033】
次に、運転席乗員の顔部A1、A2の温度を検出し、その温度を運転席基準温度TA1OLD、TA2OLDとして記憶し(ステップS14)、さらに、助手席乗員の顔部B1、B2の温度を検出し、その温度を助手席基準温度TB1OLD、TB2OLDとして記憶する(ステップS15)。
【0034】
次に、ステップS12、13で選定した学習データに基づいて運転席側空調と助手席側空調とを独立制御すると共に、スイッチ60〜65の操作があった場合には学習データを補正する(ステップS16)。なお、この学習データの補正の詳細については後述する。
【0035】
次に、運転席基準温度TA1OLD、TA2OLDおよび助手席基準温度TB1OLD、TB2OLDを最新のデータに更新する(ステップS17、18)。そして、空調装置を停止させるためにメインスイッチが操作されると(ステップS19がYES)、空調制御を終了する。
【0036】
次に、ステップS16の学習データの補正について、図4に基づいて説明する。図4は、ステップS16の制御プログラムのうち、学習データの補正に関する部分を示すフローチャートである。
【0037】
まず、運転席乗員の顔部A1、A2の現在の温度を検出し、その温度を運転席現在温度TA1NEW、TA2NEWとして記憶し(ステップS101)、さらに、助手席乗員の顔部B1、B2の現在の温度を検出し、その温度を助手席現在温度TB1NEW、TB2NEWとして記憶する(ステップS102)。
【0038】
次に、ステップS103では、運転席現在温度TA1NEW、TA2NEWを、判定上限値Ts1および判定下限値Ts0と比較して、運転席に乗員が着座しているか否かを判定する。ここで、本例では、Ts1=40℃、Ts0=30℃である。
【0039】
そして、運転席現在温度TA1NEW、TA2NEWが共に判定上限値Ts1と判定下限値Ts0の範囲、換言すると、皮膚温度範囲(30℃〜40℃)内にあれば(ステップS103がYES)、運転席に乗員が着座していると推定し、ステップS104に進む。
【0040】
ステップS104では、運転席の学習を継続する。すなわち、運転席温度設定スイッチ60、運転席風量スイッチ62、および運転席吹出口モードスイッチ64が操作された場合、図3のステップS12で選定された運転席側学習データを補正する。
【0041】
一方、ステップS103がNOの場合、運転席乗員が他の席に移動ないしは降車したと推定し、ステップS111に進む。そして、このステップS111では、設定温度、風量、および吹出口モードを固定したまま、運転席側の空調制御を継続する。
【0042】
次に、ステップS111からステップS112に進み、運転席基準温度TA1OLD、TA2OLDと実質的に一致する温度の物体が、助手席領域Bに入ったか否かを判定する。
【0043】
そして、ステップS112がYESの場合、運転席乗員が助手席に移動したものと推定し、ステップS113に進んで運転席側学習データを助手席側学習データへ入れ替え、さらに、ステップS114では、助手席の学習を継続する。すなわち、助手席温度設定スイッチ61、助手席風量スイッチ63、および助手席吹出口モードスイッチ65が操作された場合、入れ替え後の助手席側学習データを補正する。
【0044】
ステップS112がNOの場合、運転席乗員は後席に移動または降車したものと推定し、ステップS115に進んで運転席の学習を停止する。すなわち、運転席側学習データの補正を禁止する。
【0045】
本実施形態では、席移動後の領域の学習データが席移動前の領域の学習データに自動的に変更されるため、席移動毎に誰がどこに座ったかを設定する設定作業を行わなくても、席移動後の乗員配置に対応した学習および空調制御を行うことができる。
【0046】
(他の実施形態)
上記実施形態では、左右独立温度制御方式の車両用空調装置に本発明を適用したが、車室を前後および左右の4つの領域に分け、4つの領域毎に独立して空調制御を行う車両用空調装置にも本発明は適用することができる。この場合、後席乗員同士の席移動や前席と後席間での席移動があった場合、その席移動に対応して学習データの入れ替えを行うようにしてもよい。
【0047】
また、上記実施形態では、赤外線センサ55の温度検出データに基づいて乗員の移動や降車を判定したが、画像センサによる乗員の画像データを用い、画像データベースとのパターンマッチングにより、乗員の移動や降車を判定してもよい。
【0048】
また、乗員の席移動後の一定期間はスイッチ60〜65の操作があっても学習データの補正は行わず、席移動後一定期間経過した時点からスイッチ60〜65の操作に基づく学習データの補正を開始するようにしてもよい。
【0049】
また、ある席の乗員が降車した場合、その席の学習データの補正を禁止するようにしてもよい。ここで、例えば助手席乗員が降車すると、助手席領域B内のB1、B2の部位の温度がシート温度に近づくため、換言すると、助手席領域B内の他の部位の温度と略一致するため、それによって降車の判定が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調装置の一実施形態を示す全体構成図である。
【図2】図1の赤外線センサ55の視野範囲を示す図である。
【図3】図1のECU9の制御プログラムを示すフローチャートである。
【図4】図3のステップS16の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
9…移動検出手段を構成するECU、
55…移動検出手段を構成する赤外線センサ、
60〜65…操作手段に相当するスイッチ。

Claims (4)

  1. 乗員に操作されて、車室内の複数の領域の希望空調状態を各領域毎に独立して設定する操作手段(60〜65)を備え、
    各領域毎に設定された空調制御特性の学習データに基づいて各領域毎に独立して空調制御がなされ、前記操作手段(60〜65)の操作に基づいて前記空調制御特性の学習データが補正される車両用空調装置において、
    複数席の乗員顔部領域の温度を検出し、ある席にて検出された乗員顔部領域の温度と実質的に一致する温度の物体が、その後に他の席の乗員顔部領域の温度を検出する領域に入った場合に、乗員の席移動があったものと判定する移動検出手段(9、55)を備え、
    前記移動検出手段(9、55)により乗員の席移動が検出された場合には、席移動前の領域の前記空調制御特性の学習データを、席移動後の領域の前記空調制御特性の学習データへ入れ替えることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記移動検出手段は、入射する赤外線量に応じた電気信号を出力する複数のセルを有する赤外線センサ(55)を含み、
    この赤外線センサ(55)により前記複数席の乗員顔部領域の温度を検出することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 乗員に操作されて、車室内の複数の領域の希望空調状態を各領域毎に独立して設定する操作手段(60〜65)を備え、
    各領域毎に設定された空調制御特性の学習データに基づいて各領域毎に独立して空調制御がなされ、前記操作手段(60〜65)の操作に基づいて前記空調制御特性の学習データが補正される車両用空調装置において、
    画像センサによる複数席の画像データと予め記憶された画像データベースとに基づいて各席の乗員の移動を検出する移動検出手段を備え、
    前記移動検出手段により乗員の席移動が検出された場合には、席移動前の領域の前記空調制御特性の学習データを、席移動後の領域の前記空調制御特性の学習データへ入れ替えることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 前記移動検出手段(9、55)により乗員の席移動が検出されてから一定期間は、前記操作手段(60〜65)の操作があっても前記空調制御特性の学習データの補正を行わないことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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