JP2003174693A - 音声再生装置 - Google Patents

音声再生装置

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JP2003174693A JP2001373730A JP2001373730A JP2003174693A JP 2003174693 A JP2003174693 A JP 2003174693A JP 2001373730 A JP2001373730 A JP 2001373730A JP 2001373730 A JP2001373730 A JP 2001373730A JP 2003174693 A JP2003174693 A JP 2003174693A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声再生装置の制御部、例えばマイクロプロ
セッサ、を初期化する場合における異音の発生を防止で
きる音声再生装置を実現すること。 【解決手段】 音声信号を出力する音声信号源1と、音
声信号源1からの音声信号を電力増幅するパワーアンプ
4と、音声信号源1からパワーアンプ4への音声信号を
遮断するミュート手段と、ミュート手段の音声信号遮断
動作を制御するミュート制御機能を含む制御を行う制御
手段とを備えた音声再生装置において、制御手段に初期
化を行わせるリセット信号を生成するリセット信号生成
手段と、リセット信号生成手段からのリセット信号に応
答し、制御手段の初期化動作開始前にミュート手段に音
声信号遮断動作を行わせるミュート生成手段とを備えて
いることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声再生装置に係
り、特に音声再生装置の動作を制御する制御手段の異常
時における異音の発生を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の多くの音声再生装置では、その各
種動作、例えば選曲動作、音量制御、音質制御等や、各
種回路、例えばアンプ、ミュート回路等がマイクロプロ
セッサ(マイクロコンピュータ)により制御されてい
る。マイクロプロセッサによる制御は、複雑で細かな制
御を比較的簡単に実現できるという利点はあるが、ノイ
ズ等の影響によりマイクロプロセッサが暴走してしまい
音声再生装置が使用不能になることがある。特に、エン
ジンの点火ノイズ等、ノイズ環境の厳しい車載用音声再
生装置においては、この問題が発生しやすく、各種対策
が施され、暴走の頻度は低くなっている。暴走が発生し
た場合には、マイクロプロセッサにリセット信号を与え
てマイクロプロセッサを初期化する必要があり、音声再
生装置の使用者によるリセットスイッチの操作、あるい
は暴走検出回路により、マイクロプロセッサは初期化さ
れるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マイクロプロ
セッサの初期化時には、初期化処理が完了するまでは音
声再生装置の制御が不安定となるために、スピーカから
異音が出力されることがあり、使用者が不快感を感じた
り、大音量の場合には使用者が驚いてしまったり、スピ
ーカが悪影響を受ける可能性もある。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、音声再生装置の制御部、例えばマイクロプロセッ
サ、を初期化する場合における異音の発生を確実に防止
することができる音声再生装置を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記課題を
解決するため、本発明に係る音声再生装置(1)は、音
声信号を出力する音声信号源と、該音声信号源からの音
声信号を電力増幅するパワーアンプと、前記音声信号源
から該パワーアンプへの音声信号を遮断するミュート手
段と、該ミュート手段の音声信号遮断動作を制御するミ
ュート制御機能を含む制御を行う制御手段を備えた音声
再生装置において、前記制御手段に初期化を行わせるリ
セット信号を生成するリセット信号生成手段と、該リセ
ット信号生成手段からのリセット信号に応答し、前記制
御手段の初期化動作開始前に前記ミュート手段に音声信
号遮断動作を行わせるミュート生成手段とを備えている
ことを特徴としている。上記した音声再生装置(1)に
よれば、前記制御手段の動作が不安定な初期化処理期間
に、前記ミュート生成手段により確実に音声信号の遮断
が行われるので、異音の発生を確実に防止することがで
きる。
【0006】また、本発明に係る音声再生装置(2)
は、上記音声再生装置(1)において、前記制御手段に
入力される前記リセット信号を遅延させる遅延手段を備
えていることを特徴としている。上記した音声再生装置
(2)によれば、前記制御手段の初期化処理が、確実に
前記ミュート生成手段による音声信号の遮断後に行われ
ることとなるので、異音の発生をより確実に防止するこ
とができる。
【0007】また、本発明に係る音声再生装置(3)
は、上記音声再生装置(1)又は(2)において、前記
リセット信号生成手段が、前記制御手段の異常を検出す
る異常検出手段であることを特徴としている。上記した
音声再生装置(3)によれば、前記制御手段に異常が起
こった場合には、自動的に該制御手段が初期化されると
共に、該制御手段の初期化に伴う異音の発生を防止する
ことができる。
【0008】また、本発明に係る音声再生装置(4)
は、上記音声再生装置(1)〜(3)のいずれかにおい
て、前記制御手段が前記パワーアンプの駆動・停止を制
御する駆動・停止機能を有すると共に、前記リセット信
号生成手段からのリセット信号に応答し、前記制御手段
の初期化動作開始前に前記パワーアンプの増幅動作を停
止させるアンプ遮断手段を備えていることを特徴として
いる。上記した音声再生装置(4)によれば、前記ミュ
ート手段による音声信号の遮断に加え、前記パワーアン
プの増幅動作停止による音声信号の電力増幅も行われな
くなるので、異音の再生レベルをより0に近づけること
が可能となる。
【0009】また、本発明に係る音声再生装置(5)
は、上記音声再生装置(4)において、前記パワーアン
プの増幅動作の停止より先に、前記ミュート手段の音声
信号遮断動作が行われるように、前記ミュート生成手段
と前記アンプ遮断手段が設定されていることを特徴とし
ている。上記した音声再生装置(5)によれば、前記ミ
ュート手段の音声信号遮断動作後に前記パワーアンプの
増幅動作停止が行われ、つまり該パワーアンプの増幅動
作停止時における該パワーアンプの不安定状態時には、
該パワーアンプへの信号入力が遮断されているので、該
パワーアンプの不安定状態に伴う異音の発生を防止する
ことができる。
【0010】また、本発明に係る音声再生装置(6)
は、上記音声再生装置(4)または(5)において、前
記パワーアンプの増幅動作の停止解除が、前記ミュート
手段の音声信号遮断解除動作より先に行われるように、
前記ミュート生成手段と前記アンプ遮断手段とが設定さ
れていることを特徴としている。上記した音声再生装置
(6)によれば、前記パワーアンプの増幅動作停止の解
除後に前記ミュート手段の音声信号遮断動作が解除され
る、つまり前記パワーアンプの増幅動作開始時における
パワーアンプ不安定状態時には前記パワーアンプへの信
号入力が遮断され、その動作が安定してから該パワーア
ンプへの信号入力が開始されるので、該パワーアンプの
不安定状態に伴う異音の発生を防止することができる。
【0011】また、本発明に係る音声再生装置(7)
は、上記音声再生装置(1)〜(6)のいずれかにおい
て、前記ミュート生成手段が、前記リセット信号生成手
段からのリセット信号の入力から所定時間、前記ミュー
ト手段に音声信号遮断動作を行わせることを特徴として
いる。上記した音声再生装置(7)によれば、構成が複
雑となりやすい他の回路等からの信号を検出する検出回
路等を必要とせず、前記ミュート生成手段を、比較的簡
単な構成の時限回路で実現することができる。
【0012】また、本発明に係る音声再生装置(8)
は、上記音声再生装置(4)〜(7)のいずれかにおい
て、前記アンプ遮断手段が、前記リセット信号生成手段
からのリセット信号の入力から所定時間、前記パワーア
ンプの増幅動作を停止させることを特徴としている。上
記した音声再生装置(8)によれば、構成が複雑となり
やすい他の回路等からの信号を検出する検出回路等を必
要とせず、前記アンプ遮断手段を比較的簡単な構成の時
限回路で実現することができる。
【0013】また、本発明に係る音声再生装置(9)
は、音声信号を出力する音声信号源と、該音声信号源か
らの音声信号を電力増幅するパワーアンプと、該パワー
アンプの駆動・停止を制御する駆動・停止機能を含む制
御を行う制御手段とを備えた音声再生装置において、前
記制御手段に初期化を行わせるリセット信号を生成する
リセット信号生成手段と、該リセット信号生成手段から
のリセット信号に応答し、前記制御手段の初期化動作開
始前に前記パワーアンプの増幅動作を停止させるアンプ
遮断手段とを備えていることを特徴としている。上記し
た音声再生装置(9)によれば、前記制御手段の動作が
不安定な初期化処理期間に、前記パワーアンプの増幅動
作の停止により確実に音声信号の遮断が行われるので、
異音の発生を確実に防止することができる。
【0014】また、本発明に係る音声再生装置(10)
は、上記音声再生装置(9)において、前記制御手段に
入力される前記リセット信号を遅延させる遅延手段を備
えていることを特徴としている。上記した音声再生装置
(10)によれば、前記制御手段の初期化処理が、確実
に前記ミュート生成手段による音声信号の遮断後に行わ
れることとなるので、異音の発生をより確実に防止する
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る音声再生装置
の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は実施の
形態に係る車載用音声再生装置の構成を示すブロック図
である。
【0016】音声信号源1は音声信号を出力する装置
で、例えばCDプレーヤ、カセットプレーヤ、ラジオ受
信機等により構成される。音声信号源1からの音声信号
は音量・音質調整回路2に入力され、音量・音質が調整
されるようになっている。音量・音質調整回路2は、ボ
リュ−ウム、共振回路等、及び音声信号をディジタル演
算するディジタルシグナルプロセッサ等により構成さ
れ、その動作は後述のマイクロプロセッサ10により制
御されるようになっている。音量・音質調整回路2によ
り処理された音声信号は、信号遮断動作を行うミュート
回路3に入力され、ミュート時には音声信号は接地さ
れ、非ミュート時には後段のパワーアンプ4に入力され
るようになっている。
【0017】ミュート回路3は音声信号ラインに挿入さ
れた抵抗R1と抵抗R1の後段にコレクタ、接地にエミ
ッタ、ベースにミュート回路3の駆動制御回路であるO
R回路OR1が接続されたNPNトランジスタTRとを
含んでから構成され、ベースの印可電圧レベルが高(O
N)レベルの時(OR回路OR1の出力がHの時)に、
トランジスタTRが導通状態となって音声信号の後段へ
の伝達が遮断されるようになっている。逆に、ベースの
印可電圧レベルが低(OFF)レベル(OR回路OR1
の出力がL)の時に、トランジスタTRが非導通状態と
なって音声信号は後段へ伝達されるようになっている。
【0018】パワーアンプ4に入力された音声信号は電
力増幅されてスピーカ5に出力され(音声出力信号
h)、スピーカ5から音声として再生されるようになっ
ている。パワーアンプ4は、AND回路AND1の出力
により制御されるもので、AND回路AND1の出力が
Hレベル(高電圧レベル)の時に増幅動作を行い、Lレ
ベル(低電圧レベル)の時に増幅動作を停止する。パワ
ーアンプ4の増幅動作停止は、増幅回路素子への電力供
給を停止する方法により実現することができる。
【0019】マイクロプロセッサ10は音声再生装置の
各種動作、および各回路の制御を行うもので、メモリ
(ROMやRAM)が内蔵され、メモリ(ROM)に記
憶されたプログラムに従い各種処理を行う。マイクロプ
ロセッサ10は、ミュート制御信号(信号g:ミュート
動作指示時Hレベル)を出力するミュート制御端子、パ
ワーアンプ制御信号(信号d:パワーアンプ動作指示時
Hレベル)を出力するパワーアンプ制御端子、リセット
遅延信号(信号c:リセット要求時Lレベル)を取り込
むリセット端子、マイクロプロセッサ10の正常動作時
に略所定周期のウォッチドッグパルス信号を出力するウ
ォッチドッグパルス端子を備えている。ウォッチドッグ
パルス信号は、マイクロプロセッサ10の処理プログラ
ムに所定時間間隔でパルス信号を出力する処理を含ませ
ておくことにより発生させるもので、マイクロプロセッ
サ10の暴走時には処理プログラムが正常に実行されな
くなるために所定時間間隔のパルス信号は出力されなく
なる。
【0020】ウォッチドッグ回路8は、ウォッチドッグ
パルス信号を監視し、所定周期でパルス信号が入力され
なくなったらリセット信号(信号a:リセット要求時L
レベル)を出力するもので、タイマ、カウンタ、比較器
等からなるディジタル回路や、微分回路、充放電回路、
比較回路等からなるアナログ回路により構成される公知
のパルス信号の周期監視回路により実現することができ
る。
【0021】また、音声再生装置には比較的操作しにく
い形態でリセットスイッチRSWが設けられており、使
用者が異常時に操作することにより、ウォッチドッグ回
路8からのリセット信号と同等のリセット信号が出力さ
れるようになっている。尚、リセット信号の出力手段と
して本実施の形態では、リセットスイッチRSWとウォ
ッチドッグ回路8の両者が設けられているが、製品形態
によってはどちらか片方でもよく、また他の方法による
マイクロプロセッサ10の異常を検出する回路が採用さ
れていても差し支えない。
【0022】遅延回路7は、リセット信号aを遅延さ
せ、その遅延リセット信号cをマイクロプロセッサ10
のリセット端子に出力する。遅延回路7は、タイマ、カ
ウンタ、比較器等からなるディジタル回路や、充放電回
路、比較回路等からなるアナログ回路により構成するこ
とができる。
【0023】ミュート生成回路6は、リセット信号aに
応じてミュート生成信号(信号b:信号aがLレベルに
なった時点から所定時間だけHレベル)を出力する回路
で、タイマ、カウンタ、比較器等からなるディジタル回
路や、微分回路、充放電回路、比較回路等からなるアナ
ログ回路により構成される公知の時限回路により実現さ
れる。
【0024】このHレベルを維持する所定時間は、リセ
ット信号aがLレベルとなってからマイクロプロセッサ
10が初期化処理を行い、ミュート制御信号gをHレベ
ルにすることが確実にできる時間より長く、かつリセッ
ト信号aがLレベルとなってから初期化処理が終わりミ
ュート制御信号gをLレベルにして音声再生を再開させ
る時間より短く設定されている。そして、ミュート制御
信号gとミュート生成信号bは、その出力がトランジス
タTRのベースに接続されたOR回路OR1に入力さ
れ、OR回路OR1はその出力信号でミュート回路3の
トランジスタTRを制御するようになっている。つま
り、ミュート制御信号gとミュート生成信号bの少なく
とも一方がHレベルである時には、音声信号出力が遮断
されるようになっている。
【0025】アンプ遮断生成回路9は、リセット信号a
に応じてアンプ遮断生成信号(信号e:信号aがLレベ
ルになった時点から所定時間だけLレベル)を出力する
回路で、タイマ、カウンタ、比較器等からなるディジタ
ル回路や、微分回路、充放電回路、比較回路等からなる
アナログ回路により構成されている。このLレベルを維
持する所定時間は、リセット信号aがLレベルとなって
からマイクロプロセッサ10が初期化処理を行い、パワ
ーアンプ制御信号dをLレベルにすることが確実にでき
る時間より長く、かつリセット信号aがLレベルとなっ
てから初期化処理が終わりパワーアンプ4の動作を再開
させる時間より短く設定されている。
【0026】そして、パワーアンプ制御信号dとアンプ
遮断生成信号eは、その出力がパワーアンプ4の制御端
子に接続されたAND回路AND1に入力され、AND
回路AND1はそのアンプ制御出力信号fでパワーアン
プ4を制御するようになっている。つまり、パワーアン
プ制御信号dとアンプ遮断生成信号eの少なくとも一方
がLレベルである時には、アンプ制御出力信号fがLレ
ベルとなって音声信号の電力増幅が停止され、音声出力
が遮断されることとなる。
【0027】上記したミュート生成回路6、遅延回路
7、ウォッチドッグ回路8、アンプ遮断生成回路9は、
マイクロプロセッサ10とは別構成の、所謂外付回路
で、マイクロプロセッサ10の暴走時もマイクロプロセ
ッサ10の動作とは関係なく正常に動作するようになっ
ている。
【0028】次に音声再生装置の動作を図2のタイミン
グチャートを用いて説明する。図2は、音声再生装置に
おける各部の信号状態を示すタイミングチャートであ
る。ウォッチドッグ回路8によるマイクロプロセッサ1
0の異常検出、あるいは使用者によるリセットスイッチ
RSWの操作により、t1時点でリセット信号aがLレ
ベルになるまでは、ミュート生成信号bはLレベル、遅
延リセット信号cはHレベル、パワーアンプ制御信号d
はHレベル、アンプ遮断生成信号eはHレベル、アンプ
制御出力信号fはHレベル、ミュート制御信号gはLレ
ベルであり、ミュート回路3は非動作状態で音声出力信
号hは出力状態となっている。
【0029】マイクロプロセッサ10が異常状態とな
り、ウォッチドッグパルス信号出力が所定周期で出力さ
れなくなると、しばらくしてウォッチドッグ回路8がこ
の状態を検出して、あるいは使用者が音声再生装置の異
常に気がついてリセットスイッチRSWを操作すると
(時刻t1)、リセット信号aはLレベルとなる。する
とリセット信号aのLレベルへの移行により、ミュート
生成信号bがHレベルとなりミュート回路3がミュート
状態となる。
【0030】また、少し後にアンプ遮断生成信号eがL
レベルとなるため、アンプ制御出力信号fがLレベルと
なってパワーアンプ4の増幅動作が停止する。このた
め、2重の遮断動作により音声出力信号hはより確実か
つ高精度(残留音レベルが低い)に信号非出力(無音)
状態となる。しかし、この時点では、マイクロプロセッ
サ10のリセット端子に入力される遅延リセット信号c
はHレベルであり、マイクロプロセッサ10は初期化処
理を行っていない。また、パワーアンプ4の増幅動作停
止時には、ミュート回路3によるミュート動作によりパ
ワーアンプ4への入力信号は無信号状態となっているの
で、パワーアンプ4の停止動作における不安定状態に伴
う異音の発生を防止することができる。
【0031】リセット信号aのLレベルへの移行から所
定時間経過すると、遅延リセット信号cがLレベルへ移
行し、マイクロプロセッサ10は初期化処理を行うが、
音声出力信号hは既に信号非出力状態(ミュート動作状
態と増幅停止状態)となっているので、初期化処理に伴
う異音の発生は起こらない。
【0032】マイクロプロセッサ10の初期化処理が終
わり、マイクロプロセッサ10が正常動作となった時点
では(時刻t2)、遅延リセット信号cはHレベルとな
っており、マイクロプロセッサ10へのリセット要求は
解除されている。尚、リセット信号aはそれ以前にHレ
ベルとなっている(ウォッチドッグ回路8の設定、ある
いはリセットスイッチRSWの操作解除による)。その
後、マイクロプロセッサ10は自らの動作により、先ず
ミュート制御信号gをHレベルとしてミュート3がミュ
ート状態を維持するようにし、その後パワーアンプ制御
信号dをLレベルとしてパワーアンプ4の増幅停止状態
を維持するようにする。
【0033】その後しばらくして、アンプ遮断生成回路
9によるアンプ遮断生成信号eのLレベル継続時間が終
わると(リセット信号aのLレベルへの移行時点から所
定時間経過時点)、アンプ遮断生成信号eがHレベルと
なり、パワーアンプ4の動作はマイクロプロセッサ10
に委ねられる。またその後しばらくして、ミュート生成
回路6によるミュート生成信号bのHレベル継続時間が
終わると(リセット信号aのLレベルへの移行時点から
所定時間経過時点)、ミュート生成信号bがLレベルと
なり、ミュート回路3の動作はマイクロプロセッサ10
に委ねられる。
【0034】そして、マイクロプロセッサ10が音声出
力信号hのスピーカ5からの再生を開始しても支障ない
と判断すると(例えば初期化終了時点から所定時間経過
後)、パワーアンプ制御信号dをHレベルとする。する
と、AND回路AND1のアンプ制御出力信号fはHレ
ベルとなり、パワーアンプ4は増幅動作を開始する(増
幅回路素子への電力供給が開始される)。さらに、パワ
ーアンプ4の動作が安定するのに要する時間がその動作
開始から経過すると(時刻t3)、マイクロプロセッサ
10はミュート制御信号gをLレベルとする。すると、
OR回路OR1の出力はLレベルとなり、ミュート回路
3の音声信号遮断動作は解除され、スピーカ5には音声
出力信号hが出力され、音声再生が開始される。従っ
て、パワーアンプ4を先に動作させ、その動作が安定し
てからミュート回路3による音声信号遮断動作が解除さ
れるので、パワーアンプ4の不安定動作に伴う異音の発
生も防止することができる。
【0035】以上説明したように、本発明の実施の形態
にかかる音声再生装置によれば、マイクロプロセッサ1
0の初期化処理時には、マイクロプロセッサ10の初期
化処理には影響を受けない外付け回路により音声信号の
遮断処理が行われるので、マイクロプロセッサ10の初
期化処理に伴う異音の発生を確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車載用音声再生装置
の構成を示す構成図である。
【図2】車載用音声再生装置の動作を示すタイムチャ−
トである。
【符号の説明】
1・・・音声信号源 2・・・音量・音質調整回路 3・・・ミュート回路 4・・・パワーアンプ 6・・・ミュート生成回路 7・・・遅延回路 8・・・ウォッチドッグ回路 9・・・アンプ遮断回路 10・・・マイクロプロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D020 AA01 5J092 AA02 AA41 CA41 FA18 FR02 HA02 HA25 HA38 KA00 KA15 KA33 SA05 TA01 TA06 5J500 AA02 AA41 AC41 AF18 AH02 AH25 AH38 AK00 AK15 AK33 AS05 AT01 AT06 RF02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号を出力する音声信号源と、該音
    声信号源からの音声信号を電力増幅するパワーアンプ
    と、前記音声信号源から該パワーアンプへの音声信号を
    遮断するミュート手段と、該ミュート手段の音声信号遮
    断動作を制御するミュート制御機能を含む制御を行う制
    御手段を備えた音声再生装置において、 前記制御手段に初期化を行わせるリセット信号を生成す
    るリセット信号生成手段と、 該リセット信号生成手段からのリセット信号に応答し、
    前記制御手段の初期化動作開始前に前記ミュート手段に
    音声信号遮断動作を行わせるミュート生成手段とを備え
    ていることを特徴とする音声再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段に入力される前記リセット
    信号を遅延させる遅延手段を備えていることを特徴とす
    る請求項1記載の音声再生装置。
  3. 【請求項3】 前記リセット信号生成手段が、前記制御
    手段の異常を検出する異常検出手段であることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の音声再生装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が前記パワーアンプの駆動
    ・停止を制御する駆動・停止機能を有すると共に、 前記リセット信号生成手段からのリセット信号に応答
    し、前記制御手段の初期化動作開始前に前記パワーアン
    プの増幅動作を停止させるアンプ遮断手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の
    音声再生装置。
  5. 【請求項5】 前記パワーアンプの増幅動作の停止より
    先に、前記ミュート手段の音声信号遮断動作が行われる
    ように、前記ミュート生成手段と前記アンプ遮断手段と
    が設定されていることを特徴とする請求項4記載の音声
    再生装置。
  6. 【請求項6】 前記パワーアンプの増幅動作の停止解除
    が、前記ミュート手段の音声信号遮断解除動作より先に
    行われるように、前記ミュート生成手段と前記アンプ遮
    断手段とが設定されていることを特徴とする請求項4ま
    たは請求項5記載の音声再生装置。
  7. 【請求項7】 前記ミュート生成手段が、前記リセット
    信号生成手段からのリセット信号の入力から所定時間、
    前記ミュート手段に音声信号遮断動作を行わせることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の音声再
    生装置。
  8. 【請求項8】 前記アンプ遮断手段が、前記リセット信
    号生成手段からのリセット信号の入力から所定時間、前
    記パワーアンプの増幅動作を停止させることを特徴とす
    る請求項4〜7のいずれかの項に記載の音声再生装置。
  9. 【請求項9】 音声信号を出力する音声信号源と、該音
    声信号源からの音声信号を電力増幅するパワーアンプ
    と、該パワーアンプの駆動・停止を制御する駆動・停止
    機能を含む制御を行う制御手段とを備えた音声再生装置
    において、 前記制御手段に初期化を行わせるリセット信号を生成す
    るリセット信号生成手段と、 該リセット信号生成手段からのリセット信号に応答し、
    前記制御手段の初期化動作開始前に前記パワーアンプの
    増幅動作を停止させるアンプ遮断手段とを備えているこ
    とを特徴とする音声再生装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段に入力される前記リセッ
    ト信号を遅延させる遅延手段を備えていることを特徴と
    する請求項9記載の音声再生装置。
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