JP2820175B2 - 車載用音響装置 - Google Patents

車載用音響装置

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JP2820175B2 JP4136842A JP13684292A JP2820175B2 JP 2820175 B2 JP2820175 B2 JP 2820175B2 JP 4136842 A JP4136842 A JP 4136842A JP 13684292 A JP13684292 A JP 13684292A JP 2820175 B2 JP2820175 B2 JP 2820175B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、 CC スイッチと車載
用FMラジオ受信機のパワースイッチのオン時又はオ
フ時において、内部回路の電圧の立上り又は立下りの際
に発生する異音を抑制することのできる車載用音響装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の車載用FMラジオ受信機の
構成を示すブロック図である。同図において、1Aは自
動車のACC(アクセサリー)スイッチ、1BはACCスイ
ッチ1Aに直列接続された車載用FMラジオ受信機のパ
ワー(電源)スイッチ、3はマイクロコンピュータであ
る。
【0003】2Aはマイクロコンピュータ3の電源電圧
供給用の5V定電圧回路、2Bはパワースイッチ1Bの
出力端とマイクロコンピュータ3の入力電源端子(以
下、パワー端子と称す)間に接続されたマイクロコンピ
ュータ3の電源電圧供給用の5V定電圧回路である。4
はFMラジオ放送の選局を行うためのFMチューナー、
5はその後段のIF(中間周波)検波回路、6はその後
段のノイズキャンセラー回路とマルチプレクサ回路から
構成されたノイズキャンセラー・マルチプレクサ回路
(以下、NK・MPX回路と称す)である。
【0004】7A,7B,7Cは入力端がパワースイッ
チ1Bの出力側に接続され、FMチューナー4、IF検
波回路5、NK・MPX回路6にそれぞれ8Vの定電圧
を供給するための8V定電圧回路、8は固定抵抗端がN
K・MPX回路6の出力端とアース間に接続されたボリ
ウム、9はエミッタ接地されたミューティング用トラン
ジスタ、10は入力端がボリウム8の摺動子とトランジ
スタ9のコレクタに接続された増幅器、11はその後段
のスピーカーである。ミューティング用トランジスタ9
のベースはマイクロコンピュータ3のミューティング制
御出力端子(ミューティング端子)に接続されている。
また、12はバッテリー端子で、ACCスイッチ1Aと5
V定電圧回路2Aの入力側にそれぞれ接続される。
【0005】図5は、図4に示す車載用FMラジオ受信
機において、自動車のAccスイッチ1Aあるいは車載用
FMラジオ受信機のパワースイッチ1Bのオン時又はオ
フ時における各ブロックの電源電圧の立上り又は立下り
及びマイクロコンピュータ3からのミューティング信号
の出力状態の関係を示したタイミングチャートである。
図6はマイクロコンピュータ3の動作を示すフローチャ
ートである。
【0006】次に、図4ないし図6を参照して従来例の
動作について説明する。車載用FMラジオ受信機が自動
車の電源から外されている状態から自動車のバッテリー
端子12に接続されると、5V定電圧回路2Aにより自
動車のバッテリー電圧+12Vは5Vに定電圧化されて
マイクロコンピュータ3のVDD及びCE端子に供給され
る。この時、マイクロコンピュータ3はCE端子が
“H”レベル(以下、Hと称す)になったか否かを判断
(ステップS1)し、Hになる迄待機する。図5(a)
には、バッテリー端子12の接続による電圧波形を、図
5(b)には、VDD及びCE端子の電圧波形をそれぞれ
示している。
【0007】CE端子がHになると、次のステップS2
において、マイクロコンピュータ3は、そのパワー端子
がHか“L”レベル(以下、Lと称す)かの判断を行
い、L側のステップS3へ移行する。次に、自動車のA
CCスイッチ1Aがオン操作され、続いて車載用FMラジ
オ受信機のパワースイッチ1Bがオン操作されると、+
12Vのバッテリー電圧は5V定電圧回路2Bにより5
Vに定電圧化されてマイクロコンピュータ3のパワー端
子に供給される。なお、ステップS3では、マイクロコ
ンピュータ3は、そのパワー端子がLからHに変化した
か否かを判断し、変化していなければ動作停止状態とな
り変化する迄待機し、変化すればステップS4に進む。
【0008】図5(c)には、このパワー端子の電圧波
形を示し、この電圧の立上りの時刻をPA とする。そし
て、マイクロコンピュータ3は、ステップS4の処理
で、図5(d)に示すように、時刻PA よりt1 秒後に
3 秒間5Vのミューティング信号をミューティング用
トランジスタ9のベースに供給する。
【0009】この時、車載用FMラジオ受信機はミュー
ティング状態であり、マイクロコンピュータ3は、ステ
ップS5でミューティング開始からt3 秒以上経過した
か否か判断し、経過する迄待機し、待機後ステップS6
にてミューティング端子をHからLに変化させる。この
ミューティング信号の動作波形は、図5(d)に示すよ
うに、時刻PA からt1 秒後にHとなり、Hとなってか
らt3 秒後にLとなってミューティング状態が停止す
る。ミューティング信号が図5(c)に示すACC電圧の
立上り時点PA からt1 秒遅れる理由は、マイクロコン
ピュータ3が、ACC電圧の立上りを検出後、ミューティ
ング信号を出力するからであり、この遅延時間がt1
となる。
【0010】また、ミューティング信号が出力されるよ
りもt1 秒早く(時刻PA )、図5(e)に示す様に、
8V定電圧回路7A,7B,7Cにより8Vに定電圧化
された電圧+B4 、+B5 、+B6 がFMチューナー
4、IF検波回路5、NK・MPX回路6にそれぞれ供
給されると共にパワースイッチ1Bの出力端から12V
の電圧+B10が増巾器10にも供給される。以上の電圧
供給により車載用FMラジオ受信機は、ミューティング
信号を発生していない期間では、動作状態となり、ボリ
ウム8により音量制御された音声出力を増巾器10によ
り増巾してスピーカー11より出力する。
【0011】上記の様に車載用FMラジオ受信機の内部
回路の立上りがミューティング信号よりもt1 秒早い為
に、内部回路の立上りの際に発生するノイズが増巾器1
0により増巾されスピーカー11より異音となって出力
される。
【0012】次に、車載用FMラジオ受信機が動作状態
からスイッチオフ(ACCスイッチ1Aとパワースイッチ
1Bのいずれかのオフ)した場合について述べる。パワ
ー端子がHである為にステップS2によりH側に移行
し、ステップS7にて、パワー端子がHからLに変化し
たか否かを判断し、変化する迄動作状態を継続する。図
5(c)に示すように、この電圧の立下り時刻をPB
し、マイクロコンピュータ3は、ACC電圧の立上り時と
同様に、ACC電圧の立下りをステップS7にて検出後、
図5(d)に示す様に、時刻PB よりもt2 秒後にミュ
ーティング信号をt4 秒間出力し、t4 秒後には停止す
る。上記動作の流れが、ステップS8(ミューティング
信号出力開始、タイマーリセット)、ステップS9(t
4 秒経過待機)、ステップS10(ミューティング信号
出力停止)である。動作停止後には、ステップS2のL
側のステップS3へと移行する。
【0013】また、8V定電圧回路7A,7B,7Cに
より供給されていたFMチューナー4、IF検波回路
5、NK・MPX回路6の電圧及び増巾器10の電圧
は、図5(d)や(e)に示すように、ミューティング
信号よりもt2 秒早く立下り、車載用FMラジオ受信機
は動作停止となる。
【0014】上記のように車載用FMラジオ受信機の内
部回路の電圧の立下りがミューティング信号よりもt2
秒早いために、この立下りの際に発生するノイズが増巾
器10により増巾されスピーカー11により異音となっ
て出力された後、車載用FMラジオ受信機は動作停止と
なる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の車載用音響装置
は以上のように構成されているので、電源用のスイッチ
のオン又はオフ時における内部回路の電圧の立上り及び
立下りが、ミューティング動作する前に行われ、その際
に発生するノイズが異音となってスピーカーから出力さ
れ、聴取者に違和感を与えるなどの問題点があった。
【0016】この発明は上記の様な問題点を解消するた
めになされたもので、電源用のオン又はオフ時における
内部回路の電圧の立上り又は立下り時にミューティング
動作状態とし、その際のノイズの発生による異音をなく
し、聴取者に違和感を与えることのない車載用音響装置
を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の車載用音響装
置は、車載用電源部から装置本体への電源供給線の接続
操作を行う第1の操作手段と、装置本体に対する電源操
作を行う第2の操作手段と、第1の操作手段の操作と第
2の操作手段の操作との関係に基づき、装置本体に対し
電源供給を行う前または電源供給を遮断する前に、ミュ
ーティング信号 を出力するか否かを判断する判断手段
と、この判断手段の判断に基づき、ミューティング信号
を出力してミュート制御を行うミューティング制御手段
と、このミューティング制御手段がミューティング信号
を出力している際、装置本体に対して電源供給を行うか
または電源供給を遮断するよう装置本体への電源制御を
行う電源制御手段とを備えたものである。
【0018】また、この発明の車載用音響装置は、ミュ
ーティング制御手段が制御するミューティング時間を計
測するミューティング時間計測手段を設けるとともに、
電源制御手段は、ミューティング時間計測手段が所定時
間計測した際にのみ、装置本体に対して電源供給を行う
かまたは電源供給を遮断するよう装置本体への電源制御
を行うようにしたものである。
【0019】
【作用】この発明における車載用音響装置は、ミューテ
ィング制御手段がミューティング信号を出力している
際、装置本体に対して電源供給を行うかまたは電源供給
を遮断するよう装置本体への電源制御を行うことができ
る。
【0020】また、ミューティング時間計測手段が所定
時間計測した際にのみ、装置本体に対して電源供給を行
うかまたは電源供給を遮断するよう装置本体への電源制
御を行うことができる。
【0021】
【実施例】実施例1. 図1において、従来例と同一又は相当部分には図4と同
じ符号2A,2B,4〜6,7A〜7C,8〜12を付
し、その説明を省略するものとし、1Aは車載用電源部
から装置本体への電源供給線の接続操作を行う第1の操
作手段としての自動車のACC(アクセサリー)スイッ
チ、1BはACCスイッチ1Aに直列接続された装置本体
に対する電源操作を行う第2の操作手段としての車載用
FMラジオ受信機のパワー(電源)スイッチ、3は CC
スイッチ1Aの操作とパワースイッ チ1Bの操作との関
係に基づき、装置本体に対し電源供給を行う前または電
源供給を遮断する前に、ミューティング信号を出力する
か否かを判断する判断手段と、この判断手段の判断に基
づき、ミューティング信号を出力してミュート制御を行
うミューティング制御手段と、このミューティング制御
手段が制御するミューティング時間を計測するミューテ
ィング時間計測手段としてのタイマー(各々図示せず)
とを設けたマイクロコンピュータである
【0022】また、9はマイクロコンピュータ3に設け
たミューティング制御手段(図示せず)が上記ミューテ
ィング信号を出力している際、装置本体に対して電源供
給を行うかまたは電源供給を遮断するよう装置本体への
電源制御を行う電源制御手段としてのミューティング用
トランジスタであり、このミューティング用トランジス
タ9は、エミッタ接地されており、ベースがマイクロコ
ンピュータ3のミューティング制御出力端子(ミューテ
ィング端子)に接続されている。
【0023】さらに、13はリレー、14は耐サージ用
のダイオード、15はエミッタ接地されたリレー制御用
トランジスタ、16A,16Bは抵抗である。リレー制
御用トランジスタ15は、そのコレクタが並列接続され
たダイオード14とリレー13のコイルを介してバッテ
リー端子12の接続部に接続され、そのベースが抵抗1
6Aを介してマイクロコンピュータ3のリレーオン端子
に接続されていると共に抵抗16Bを介して接地されて
いる。また、リレー13の常開接点の一方はバッテリー
端子12の接続部に接続され、他方は8V定電圧回路7
A,7B,7Cの各入力端子と増巾器10に接続されて
いる。
【0024】図2は、図1において自動車のACCスイッ
チ1Aあるいは車載用FMラジオ受信機のパワースイッ
チ1Bのオン又はオフ時における各ブロックの電圧の立
上り又は立下りとマイクロコンピュータ3のミューティ
ング信号、リレーオン信号の関係を示したタイミングチ
ャートである。また、図3はマイクロコンピュータ3の
動作を示すフローチャートである。
【0025】次に、図1ないし図3を参照して実施例1
の動作について説明する。車載用FMラジオ受信機が
載用電源部としての自動車のバッテリー(図示せず)
ら外されている状態からそのバッテリー端子12に接続
されると、5V定電圧回路2Aにより自動車のバッテリ
ー電圧+12Vは、5Vに定電圧化され、マイクロコン
ピュータ3のVDD及びCE端子に供給される。これによ
り、マイクロコンピュータ3は、ステップS11におけ
るCE端子はHか否かの判断で、YESと判断してステ
ップS12に進む。図2(a)はバッテリー端子12の
接続部の電圧波形、図2(b)はマイクロコンピュータ
3のVDD及びCE端子の各電圧波形を示している。
【0026】マイクロコンピュータ3は、ステップS1
2にてそのパワー端子がHかLかの判断即ちACCスイッ
チ1Aとパワースイッチ1Bとの関係を判断し、ここで
は、A CC スイッチ1Aとパワースイッチ1Bとが両方オ
ンにされたかそうでないかの判断を行う。ここで、Lと
判断すればステップS13に移行し、パワー端子がHと
判断する迄停止状態を持続し、Hと判断する迄待機す
る。
【0027】次に、自動車のACCスイッチ1Aがオンに
されそして車載用FMラジオ受信機のパワースイッチ1
Bがオンにされると、バッテリー電圧+12Vは、5V
定電圧回路2Bにより5Vに定電圧化され、マイクロコ
ンピュータ3のパワー端子に供給される。これにより、
マイクロコンピュータ3はステップS13にてHと判断
し、次のステップS14に進む。この時のそのACC電圧
の立上り波形は、図2(c)に示す通りであり、立上り
時点をPA とする。
【0028】次に、マイクロコンピュータ3は、ステッ
プS14にて、ミューティング端子をHにしてミューテ
ィング信号をミューティング用トランジスタ9のベース
に出力して車載用FMラジオ受信機をミューティング状
態にすると共にタイマーをリセット(t=0)する。こ
のミューティング信号の出力波形は図2(d)に示す通
りであり、従来と同様に時点PA からt1 秒遅れる。
【0029】次にマイクロコンピュータ3は、ステップ
S15にてタイマーがt1 ′(=t5 −t1 )秒以上経
過したか否かを判断し、経過すればステップS16に
て、リレーオン端子をLからHにする。このリレーオン
端子の電圧波形は、図2(e)に示す様に、時刻PA
りt5 秒後(但し、t1 <t5 <t1 +t3 )に立上
る。このHのリレーオン信号によりリレー制御用トラン
ジスタ15をオンし、その結果リレー13をオンする。
【0030】リレー13がオンすることにより、バッテ
リー電圧を8V定電圧回路7A,7B,7Cに供給し、
8V定電圧回路7A,7B,7Cにより各8Vに定電圧
化された電圧+B4 ,+B5 +B6 がFMチューナー
4、IF検波回路5、NK・MPX回路6にそれぞれ供
給されると共に+12Vのバッテリー電圧+B10が増巾
器10にも供給される。これらの電圧の立上りのタイミ
ングは、図2(f)に示す様に、図2(e)のリレーオ
ン信号の立上り時期と同時期つまり図2(d)に示す様
にミューティング信号の出力期間中である。その後、マ
イクロコンピュータ3はステップS17においてタイマ
ーがt3 秒経過したか否かの判断を行い、経過する迄待
機し、経過したと判断すれば、図2(d)に示す様に、
ステップS18においてミューティング信号を立下げ
る。
【0031】以上の電圧供給により、車載用FMラジオ
受信機は動作状態となり、ボリウム8で音量制御された
音声出力が増巾器10により増巾され、スピーカー11
により出力される。しかし、図2に示す様に、電圧が供
給されて車載用FMラジオ受信機の内部回路の電圧が立
上る時(時刻PA からt5 秒後)には、マイクロコンピ
ュータ3はミューティング信号を出力してミューティン
グ用トランジスタ9をオンに制御しているので、その時
に発生するノイズによる異音はスピーカー11から出力
されない。
【0032】次に、電源用のスイッチオフ時における動
作について説明する。今度は動作状態つまりパワー端子
がHである為にステップS12によりH側へ移行する。
マイクロコンピュータ3はステップS19にてパワー端
子がHからLに変化したか否かを判断し、変化する迄動
作状態を継続する。そして、ACCスイッチ1A及びパワ
ースイッチ1Bの少なくとも一方がオフにされると、マ
イクロコンピュータ3は、HからLに変化したことを判
断し、次のステップS20に進む。この立下りは、図2
(c)に示すように、時刻PB である。
【0033】次に、マイクロコンピュータ3は、ステッ
プS20において、図2(d)に示す様に、従来と同様
に時刻PB よりt2 秒後にミューティング信号を出力す
ると共にタイマーをリセットする。ミューティング信号
出力中はミューティング用トランジスタ9がオン動作
し、車載用FMラジオ受信機はミューティング状態とな
る。
【0034】そして、マイクロコンピュータ3は、ステ
ップS21において、タイマーがt2 ′(=t6
2 )秒経過したか否かを判断し、経過する迄待機す
る。経過したと判断すると、ステップS22の動作、つ
まり図2(e)に示す様に、時刻PB よりもt6 秒後に
リレーオン信号の出力を止める。
【0035】このリレーオン信号の出力停止動作により
リレー制御用トランジスタ15をオフし、その結果リレ
ー13をオフする。リレー13がオフすることにより8
V定電圧回路7A,7B,7CによりFMチューナー
4、IF検波回路5、NK・MPX回路6に供給されて
いる電圧及び増巾器10に供給されている+12Vの電
圧が立下がる。これらの電圧の立下りのタイミングは、
図2(f)に示す様に、リレーオン信号の出力停止(図
2(e)参照)と同時期つまり図2(d)に示す様にミ
ューティング信号の出力期間中である。
【0036】マイクロコンピュータ3は、ステップS2
3において、タイマーがt4 秒経過したか否かを判断
し、経過する迄待機する。経過したと判断するとステッ
プS24において図2(d)に示す様にミューティング
信号の出力を停止する。以上の電圧の立下がりにより車
載用FMラジオ受信機は動作停止となる。この動作停止
状態からは、ステップS12からL側に移行し、上記動
作を繰返す。
【0037】上記実施例では音響装置の一例として車載
用FMラジオ受信機の場合について述べたが、この発明
はこれに限らず、車載用音響装置であるAMラジオ受信
機、カセットデッキ、CDプレーヤー、DAT及び一体
機であっても上記実施例と同様に適用でき、上記実施例
と同様の効果を奏する。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば車載用
電源部から装置本体への電源供給線の接続操作を行う第
1の操作手段の操作と、装置本体に対する電源操作を行
う第2の操作手段の操作との関係に基づき、装置本体に
対し電源供給を行う前または電源供給を遮断する前に、
ミューティング信号を出力するか否かを判断するように
構成したので、内部回路の電圧の立上り又は立下りの際
に発生するノイズは異音としてスピーカーから出力され
ず、聴取者に違和感を与えることがない。
【0039】また、ミューティング時間計測手段が所定
時間計測した際にのみ、装置本体に対して電源供給を行
うかまたは電源供給を遮断するよう装置本体への電源制
御を行うよう構成したことにより、ミューティング動作
の期間中にのみ内部回路への電源供給または停止を行う
ことができ、内部回路の電圧の立上り又は立下りの際に
発生するノイズは異音としてスピーカーから出力され
ず、聴取者に違和感を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による車載用音響装置の
構成を示す図である。
【図2】 上記車載用音響装置の各部の信号波形を示す
タイミングチャートである。
【図3】 上記車載用音響装置のマイクロコンピュータ
の動作例を示すフローチャートである。
【図4】 従来の車載用音響装置の構成を示す図であ
る。
【図5】 従来の車載用音響装置の各部の信号波形を示
すタイミングチャートである。
【図6】 従来の車載用音響装置のマイクロコンピュー
タの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1A ACCスイッチ 1B パワースイッチ 2A,2B 5V定電圧回路 3 マイクロコンピュータ 4 FMチューナー 5 IF検波回路 6 NK・MPX回路 7A,7B,7C 8V定電圧回路 8 ボリウム 9 ミューティング用トランジスタ 10 増巾器 11 スピーカー 12 バッテリ−端子 13 リレー 14 ダイオード 15 リレー制御用トランジスタ 16A,16B 抵抗

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車載用電源部から装置本体への電源供給線
    の接続操作を行う第1の操作手段、 上記装置本体に対する電源操作を行う第2の操作手段、 上記第1の操作手段の操作と上記第2の操作手段の操作
    との関係に基づき、上記装置本体に対し電源供給を行う
    前または電源供給を遮断する前に、ミューティング信号
    を出力するか否かを判断する判断手段、 この判断手段の判断に基づき、ミューティング信号を出
    力してミュート制御を行うミューティング制御手段、 このミューティング制御手段が上記ミューティング信号
    を出力している際、上記装置本体に対して電源供給を行
    うかまたは電源供給を遮断するよう上記装置本体への電
    源制御を行う電源制御手段、 を備えた車載用 音響装置。
  2. 【請求項2】 ミューティング制御手段が制御するミュ
    ーティング時間を計測するミューティング時間計測手段
    を設けるとともに、電源制御手段は、上記ミューティン
    グ時間計測手段が所定時間計測した際にのみ、装置本体
    に対して電源供給を行うかまたは電源供給を遮断するよ
    う上記装置本体への電源制御を行うことを特徴とする請
    求項1に記載の車載用音響装置。
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