JP2003174107A - 密閉型電子部品組立方法及び密閉済sawフィルタ - Google Patents

密閉型電子部品組立方法及び密閉済sawフィルタ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品品質の安定化及び実装コストの低減が可
能な密閉型電子部品の組立方法、及び密閉済SAWフィ
ルタを提供する。 【解決手段】 凹部118をアクティブ部密閉用部材1
11aに設け、該アクティブ部密閉用部材とSAWフィ
ルタ122とを接合し、上記凹部にてSAWフィルタの
櫛歯電極部123を密閉するようにした。よって、密閉
済SAWフィルタの組み立て時に櫛歯電極部123にダ
メージを与えることはない。又、平板状のアクティブ部
密閉用部材を使用することから、従来の特殊形状のパッ
ケージは必要なく、さらに蓋をするという工程も不要で
ある。よって従来に比べて製品品質の安定化及び実装コ
ストの低減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばSAWフィ
ルタにおける櫛歯電極部のように、電子部品の機能を果
たす部分であるアクティブ部について、該アクティブ部
を塵埃、湿気等から保護する必要がある密閉型電子部品
の組立方法、及び該組立方法にて組み立てられた密閉済
SAWフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子部品の生産量は増加し続け、
それに伴い多種、多様なパッケージ形態が提案されてい
る。例えばCSP(chip sides package)、C4(Cont
rolledCollapse Chip Connection)やBGA(Ball Gri
d Allay)、QFPなどの形態がある。特に小型、軽量
を実現するチップサイズパッケージは重要なものとなる
と考えられる。従来のICチップなどの半導体素子は、
電極に金バンプ、半田バンプなどを形成して実装基板に
実装した後、封止材で固定するものであった。この一例
として、図16を参照して説明すると、半導体素子1の
電極にスタッドバンプボンディングなどにより、例えば
金にてなるバンプ3を形成する。そしてセラミックや樹
脂材等からなる実装基板2上の基板電極4上に超音波振
動を加えながらバンプ3を接合する。その後、バンプ3
と基板電極4との接合箇所及び半導体素子1の周辺部分
を含めて絶縁樹脂などの封止材5により封止を行う。
【0003】又、SAW(Surface Acoustic Wave)フ
ィルターなどの電子部品においては、アクティブ面に異
物が介在してはならないため、キャビティータイプのセ
ラミック基板7に、図17に示すようにSAWフィルタ
6を、バンプ3を介してフリップチップボンディングで
導通させたり、図18に示すように、ダイボンド材11
にてSAWフィルタ6を固定し金ワイヤ8を用いてワイ
ヤボンディングにて導通させる。その後、両者とも、セ
ラミック基板7の上部に、ガラス材又は半田10を用い
て金属プレート9の蓋を施し、上記キャビティーを密閉
する形態があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の方法では、上記基板電極4上に超音波振動を加え
ながらバンプ3を接合するとき、バンプ3と半導体素子
1の電極との接合箇所付近に応力が集中し、半導体素子
1の回路形成面にダメージを与える場合が考えられる。
又、上記キャビティーに収納する場合には、パッケージ
の形状が特殊となり、蓋をするという工程が必要とな
る。よっていずれの場合も、製品品質の安定化、及び実
装コストの低下を図ることが困難であるという問題があ
る。本発明はこのような問題点を解決するためになされ
たもので、製品品質の安定化及び実装コストの低減が可
能な密閉型電子部品の組立方法、及び該組立方法にて組
み立てられた密閉済SAWフィルタを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は以下のように構成する。即ち、本発明の第1態
様の密閉型電子部品組立方法は、アクティブ部を有する
電子部品と、該電子部品にほぼ同サイズで板状のアクテ
ィブ部密閉用部材であって、上記アクティブ部にほぼ対
応したサイズにてなる凹部で上記アクティブ部に非接触
となる凹部を形成したアクティブ部密閉用部材とを対向
して配置し、上記電子部品と上記アクティブ部密閉用部
材とを合体することにより上記アクティブ部を上記凹部
にて密閉する、ことを特徴とする。
【0006】上記アクティブ部を形成した上記電子部品
の形成面は、上記アクティブ部と接続する電極を有し、
上記アクティブ部密閉用部材は、上記電極に対応して設
けられ当該アクティブ部密閉用部材を貫通する外部電極
用穴を有するとき、上記電子部品と上記アクティブ部密
閉用部材との合体後、上記外部電極用穴に導電性材料を
設け、該導電性材料にて上記電極と実装用基板との電気
的接続を行うようにしてもよい。
【0007】上記アクティブ部密閉用部材の上記凹部
は、上記アクティブ部に対向する上記アクティブ部密閉
用部材の加工面に上記アクティブ部の周囲に対応して空
間形成材を設けて形成するようにしてもよい。
【0008】上記アクティブ部密閉用部材の上記凹部
は、上記アクティブ部に対向する上記アクティブ部密閉
用部材の加工面を上記アクティブ部に対応して掘り下げ
て形成するようにしてもよい。
【0009】上記導電性材料は半田又は銀ペーストとす
ることができる。
【0010】上記導電性材料による上記電極と上記実装
用基板との電気的接続は、フリップチップ実装又はワイ
ヤボンディングにより行うことができる。
【0011】又、本発明の第2態様の密閉型電子部品組
立方法は、上記第1態様において上記電子部品はSAW
フィルタであり上記アクティブ部は上記SAWフィルタ
を構成する櫛歯電極部であり、上記アクティブ部密閉用
部材はSi基板であり、上記SAWフィルタは半導体ウ
エハ上に格子状に形成されており、上記Si基板はウエ
ハ状であって上記凹部は上記格子状に形成された上記S
AWフィルタの上記櫛歯電極部に対応して格子状に形成
されており、ウエハ状の上記SAWフィルタとウエハ状
の上記Si基板とを合体した後、該合体ウエハをダイシ
ングして個片化するようにしてもよい。
【0012】又、本発明の第3態様の密閉済SAWフィ
ルタは、上記第2態様の密閉型電子部品組立方法により
組み立てられたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態における密閉型
電子部品組立方法、及び該方法にて組み立てられた密閉
済SAWフィルタについて、図を参照しながら以下に説
明する。尚、各図において同じ構成部分については同じ
符号を付している。又、密閉型電子部品の一例としてS
AWフィルタを例に採るが、これに限定されるものでは
ない。即ち、当該電子部品の機能を果たす部分であるア
クティブ部に他部材を直接、接触することなく該アクテ
ィブ部を塵埃、湿気等から保護する必要があるような密
閉型電子部品が該当する。又、上記電子部品と合体され
て上記アクティブ部の密閉を行うアクティブ部密閉用部
材の一例として、Si基板を例に採るが、これに限定さ
れるものではなく、例えばガラス板等の板状体であって
もよい。
【0014】半導体チップ製造プロセスによって例えば
Siウエハ上にIC(集積回路)を格子状に形成するよ
うに、上記SAWフィルタは、本実施形態では、図3に
示すように半導体ウエハ121上に格子状に形成されて
いる。その内の一つの形態を図9及び図14に示す。こ
こで図9はその側面図であり図14は平面図である。上
記半導体ウエハ121上に形成された各SAWフィルタ
122は、図14に示すように、上記半導体ウエハ12
1上の各SAWフィルタ122を個々のSAWフィルタ
122に切り分けたときの半導体基板121aにおける
形成面125の中央部分に、上記アクティブ部の一例に
相当する櫛歯電極部123が形成され、該櫛歯電極部1
23に電気的に接続される電極が上記形成面125上で
半導体基板121aの四隅に形成されている。さらに各
電極には、バンプ124が形成されている。このような
SAWフィルタ122を密閉して形成される密閉済SA
Wフィルタ133を例に採り、上記密閉型電子部品組立
方法について説明する。
【0015】本実施形態では、上述のようにSi基板1
11をアクティブ部密閉用部材の一例として使用してい
る。上記Si基板111は、本実施形態では図3に示す
ようにウエハ状にてなり、又、上述したように半導体ウ
エハ121上に格子状に形成された各SAWフィルタ1
22に対応して、上記Si基板111上には、仮想的
に、それぞれのアクティブ部密閉用部材111aに相当
する、図13に示す区画113が格子状に配置される。
尚、一つの区画113のサイズは、一つのSAWフィル
タ122のサイズに等しいか、ほぼ等しい。このような
Si基板111において、格子状に配置される各区画1
13に対して、図6及び図13に示すように、ドライエ
ッチング、ウェットエッチング、又はサンドブラスト加
工により、Si基板111をその厚み方向へ貫通する外
部電極用穴112を区画113の四隅に形成する。一つ
の区画113に形成される4つの外部電極用穴112の
配置位置は、一つのSAWフィルタ122に形成されて
いる4つのバンプ124の配置位置に一致する。
【0016】次のステップでは、それぞれの上記区画1
13に対して、上記櫛歯電極部123の密閉を行うため
の凹部を形成する。具体的には、図13及び図7に示す
ように、上記Si基板111の加工面114上に、各S
AWフィルタ122の櫛歯電極部123に対応する櫛歯
電極対応領域116にレジストにてマスクパターンを形
成する。つまり各区画113における櫛歯電極対応領域
116にマスクが形成される。その後、スパッタ又は蒸
着方法にて、各区画113において上記櫛歯電極対応領
域116以外の部分、つまり図13に網目模様を付した
形成領域117に、空間形成材としての機能を果たす一
例に相当するSi酸化膜115を0.5〜1μmの厚み
にて形成する。上記櫛歯電極対応領域116には上記マ
スクによりSi酸化膜115が形成されないことから、
Si酸化膜115によってアクティブ部密閉用部材11
1aには櫛歯電極対応領域116に対応して凹部118
が形成される。
【0017】次のステップでは、上記Si基板111に
おける上記Si酸化膜115上に、図8に示すように、
印刷法により接着剤119を供給する。その次に、半導
体基板121aの形成面125に上記接着剤119が接
着するように、かつ各SAWフィルタ122と各アクテ
ィブ部密閉用部材111aとが対向して櫛歯電極部12
3と櫛歯電極対応領域116とが対向するように、上記
Si基板111と上記半導体ウエハ121とを配置し
て、図4に示すように、両者を重ね合わせ合体する。
又、上述のようにSi基板111と半導体ウエハ121
とを配置することで、各SAWフィルタ122のバンプ
124は、各SAWフィルタ122に対向するSi基板
111の上記各区画113に形成されている外部電極用
穴112内に挿入される。上記合体により、図10に示
すように、Si酸化膜115及び接着剤119によって
各櫛歯電極部123は、アクティブ部密閉用部材111
aの加工面114に対して非接触となり、かつ各櫛歯電
極部123の周囲をSi酸化膜115及び接着剤119
によって包囲される。よって、各櫛歯電極部123は、
Si酸化膜115及び接着剤119によって上記凹部1
18内に密閉される。そして、合体した合体ウエハ13
1を加熱することで接着剤119を硬化させ、Si基板
111と半導体ウエハ121とを接着する。尚、アクテ
ィブ部密閉用部材111aに例えばガラス板を用いたと
きには、上記接着剤119を光にて硬化させることもで
きる。
【0018】次のステップでは、図1に示すように、各
バンプ124が挿入された各外部電極用穴112に、S
i基板111の加工面114に対向する非加工面114
a側から、印刷法、ディスペンス法、又は転写法を用い
て、半田又は銀ペースト等の導電性材料132を供給
し、バンプ124との電気的接続を図る。このとき、上
記導電性材料132は、上記非加工面114aより突出
する量にて供給される。その後、熱硬化又はリフローに
より上記導電性材料132を硬化させる。該硬化によ
り、SAWフィルタ122に形成されたバンプ124か
ら外部電極用穴112を通してSi基板111の非加工
面114a側に、上記導電性材料132にて電極が形成
される。
【0019】次のステップでは、上記導電性材料132
の電極が上記非加工面114a側に形成された上記合体
ウエハ131をダイシングして、図5に示すように、個
々の密閉済SAWフィルタ133に分割する。分割され
た密閉済SAWフィルタ133のそれぞれは、図2に示
すように、半田を印刷した、実装基板141の電極14
2上に実装される。そして、リフローにて上記半田を溶
融して、密閉済SAWフィルタ133と実装基板141
とを接続する。
【0020】以上説明したように本実施形態の密閉型電
子部品組立方法、及び該方法にて組み立てられた密閉済
SAWフィルタ133によれば、電子部品のアクティブ
部の一例であるSAWフィルタ122の櫛歯電極部12
3を保護する凹部118をアクティブ部密閉用部材11
1aに設け、該アクティブ部密閉用部材111aとSA
Wフィルタ122とを接合するようにした。よって、密
閉済SAWフィルタ133を組み立てる際に、凹部11
8内に櫛歯電極部123が収納されることから、例えば
他部材が直接に接触して櫛歯電極部123を保護する形
態ではないことから、上記櫛歯電極部123にダメージ
を与えることはない。さらに、上記凹部への収納形態に
より、櫛歯電極部123の密閉性を向上させ結果として
耐湿性を向上させることもできる。又、櫛歯電極部12
3を密閉するためのアクティブ部密閉用部材111a
は、例えばSi基板111のような平板を使用でき、か
つ上述のようにアクティブ部密閉用部材111aとSA
Wフィルタ122とを接合することで櫛歯電極部123
の密閉が行える。よって、従来のキャビティータイプの
セラミック基板7のような特殊形状のパッケージは必要
なく、さらに、該セラミック基板7に蓋をするという工
程も不要となる。これらの点から、従来に比べて、製品
品質の安定化及び実装コストの低減を図ることができ
る。
【0021】又、アクティブ部密閉用部材111aは、
平板であることから、貫通穴を容易に形成することがで
きる。即ち、SAWフィルタ122の電極に設けたバン
プ124との電気的接続を図りかつ密閉済SAWフィル
タ133の外部へ電極を形成するための外部電極用穴1
12を設けることができる。よって、該外部電極用穴1
12に導電性材料132を設けることで、該導電性材料
132にて密閉済SAWフィルタ133の外部電極を容
易に形成することができ、該外部電極を使用して実装用
基板141へ密閉済SAWフィルタ133を容易に実装
することができる。
【0022】又、アクティブ部密閉用部材111aが平
板であり、該アクティブ部密閉用部材111aの上記形
成領域117へのSi酸化膜115の形成は、例えばS
iウエハ上への半導体チップの公知の製造工程と同様の
工程を用いることができる。したがって、アクティブ部
密閉用部材111aにおける凹部118の形成は、容易
に行うことができる。
【0023】又、図3〜図5を参照して説明したよう
に、本実施形態では、アクティブ部密閉用部材111a
及びSAWフィルタ122はともにウエハ状態にて取り
扱って上記合体ウエハ131を作製することから、例え
ばSiウエハ上への半導体チップの公知の製造工程と同
様の工程を用いることができる。よって、特殊形状のパ
ッケージや、該パッケージに蓋をするという工程も不要
となることから、容易に密閉型SAWフィルタ133を
作製することが可能である。
【0024】アクティブ部密閉用部材111aにおける
凹部118の形成は、上述の実施形態では、上記形成領
域117へのSi酸化膜115の形成により行ったが、
該形成方法に限定されるものではない。例えば、図11
に示すように、アクティブ部密閉用部材111aの加工
面114における上記櫛歯電極対応領域116を、ドラ
イエッチング、ウェットエッチング、又はサンドブラス
ト加工により掘り下げることで凹部118を形成しても
よい。そして図12に示すように、SAWフィルタ12
2と接合させる方法によっても、上述の実施形態と同様
の効果を得ることができる。
【0025】又、密閉型SAWフィルタ133の実装用
基板141への実装について、上述の実施形態では、フ
リップチップ実装方法を例に採ったが、これに限定する
ものではない。即ち、例えば図15に示すように、接着
剤143を用いて密閉型SAWフィルタ133を実装用
基板141上に固定し、密閉型SAWフィルタ133の
上記導電性材料132と、実装用基板141の電極14
2とを金線144にてワイヤボンディングしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様及
び第2態様の密閉型電子部品組立方法、並びに第3態様
の密閉済SAWフィルタによれば、電子部品のアクティ
ブ部を保護する凹部をアクティブ部密閉用部材に設け、
該アクティブ部密閉用部材と電子部品とを接合するよう
にした。よって、密閉型電子部品を組み立てる際に、凹
部内に上記アクティブ部が収納されることから、例えば
他部材が直接に接触して上記アクティブ部を保護する形
態ではないことから、上記アクティブ部にダメージを与
えることはない。さらに、アクティブ部の密閉性を向上
させ結果として耐湿性を向上させることもできる。又、
アクティブ部を密閉するためのアクティブ部密閉用部材
は、例えばSi基板のような平板を使用でき、かつ上述
のようにアクティブ部密閉用部材と電子部品とを接合す
ることでアクティブ部の密閉が行える。よって、従来の
キャビティータイプのような特殊形状のパッケージは必
要なく、さらに、該パッケージに蓋をするという工程も
不要となる。以上の点から、従来に比べて、製品品質の
安定化及び実装コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の密閉型電子部品組立方法にて組
み立てた密閉済SAWフィルタの断面図である。
【図2】 図1に示す密閉済SAWフィルタを実装用基
板へ実装した状態を示す図である。
【図3】 本実施形態の密閉型電子部品組立方法にて作
製されたSi基板と半導体ウエハを示す斜視図である。
【図4】 図3に示す両ウエハを合体した合体ウエハの
斜視図である。
【図5】 図4に示す合体ウエハをダイシングして個々
の密閉済SAWフィルタに分割した状態を示す図であ
る。
【図6】 本実施形態の密閉型電子部品組立方法にて使
用するアクティブ部密閉用部材の断面図である。
【図7】 図6に示すアクティブ部密閉用部材にSi酸
化膜を形成した状態を示す図である。
【図8】 図7に示すアクティブ部密閉用部材のSi酸
化膜上に接着剤を設けた状態を示す図である。
【図9】 本実施形態の密閉型電子部品組立方法にて使
用するSAWフィルタの図である。
【図10】 図7に示すアクティブ部密閉用部材と、図
9に示すSAWフィルタとを接合した状態を示す図であ
る。
【図11】 図6に示すアクティブ部密閉用部材への凹
部形成の変形例を説明するための図である。
【図12】 図11に示すアクティブ部密閉用部材と、
図9に示すSAWフィルタとを接合した状態を示す図で
ある。
【図13】 図1に示す密閉済SAWフィルタの実装用
基板への実装方法の変形例を説明するための図である。
【図14】 図9に示すSAWフィルタの平面図であ
る。
【図15】 図1に示す密閉済SAWフィルタを実装用
基板へ実装したときの状態であって図2に示す状態の変
形例における状態を示す図である。
【図16】 従来のフリップチップ工法にて実装された
電子部品の封止方法を説明するための図である。
【図17】 従来のフリップチップ工法にて実装された
電子部品の封止方法の他の例を説明するための図であ
る。
【図18】 従来のワイヤボンド工法にて実装された電
子部品の封止方法を説明するための図である。
【符号の説明】
111a…アクティブ部密閉用部材、112…外部電極
用穴、114…加工面、115…Si酸化膜、118…
凹部、121…半導体ウエハ、122…SAWフィル
タ、123…櫛歯電極部、124…バンプ、125…形
成面、131…合体ウエハ、132…導電性材料、14
1…実装用基板。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクティブ部(123)を有する電子部
    品(122)と、該電子部品にほぼ同サイズで板状のア
    クティブ部密閉用部材であって、上記アクティブ部にほ
    ぼ対応したサイズにてなる凹部で上記アクティブ部に非
    接触となる凹部(118)を形成したアクティブ部密閉
    用部材(111a)とを対向して配置し、 上記電子部品と上記アクティブ部密閉用部材とを合体す
    ることにより上記アクティブ部を上記凹部にて密閉す
    る、ことを特徴とする密閉型電子部品組立方法。
  2. 【請求項2】 上記アクティブ部を形成した上記電子部
    品の形成面(125)は、上記アクティブ部と接続する
    電極(124)を有し、上記アクティブ部密閉用部材
    は、上記電極に対応して設けられ当該アクティブ部密閉
    用部材を貫通する外部電極用穴(112)を有すると
    き、上記電子部品と上記アクティブ部密閉用部材との合
    体後、上記外部電極用穴に導電性材料(132)を設
    け、該導電性材料にて上記電極と実装用基板(141)
    との電気的接続を行う、請求項1記載の密閉型電子部品
    組立方法。
  3. 【請求項3】 上記アクティブ部密閉用部材の上記凹部
    は、上記アクティブ部に対向する上記アクティブ部密閉
    用部材の加工面(114)に上記アクティブ部の周囲に
    対応して空間形成材(115)を設けて形成される、請
    求項1又は2記載の密閉型電子部品組立方法。
  4. 【請求項4】 上記アクティブ部密閉用部材の上記凹部
    は、上記アクティブ部に対向する上記アクティブ部密閉
    用部材の加工面(114)を上記アクティブ部に対応し
    て掘り下げて形成される、請求項1又は2記載の密閉型
    電子部品組立方法。
  5. 【請求項5】 上記電子部品はSAWフィルタであり上
    記アクティブ部は上記SAWフィルタを構成する櫛歯電
    極部であり、上記アクティブ部密閉用部材はSi基板で
    あり、上記SAWフィルタは半導体ウエハ(121)上
    に格子状に形成されており、上記Si基板はウエハ状で
    あって上記凹部は上記格子状に形成された上記SAWフ
    ィルタの上記櫛歯電極部に対応して格子状に形成されて
    おり、ウエハ状の上記SAWフィルタとウエハ状の上記
    Si基板とを合体した後、該合体ウエハ(131)をダ
    イシングして個片化する、請求項1から4のいずれかに
    記載の密閉型電子部品組立方法。
  6. 【請求項6】 上記導電性材料は半田又は銀ペーストで
    ある、請求項2記載の密閉型電子部品組立方法。
  7. 【請求項7】 上記導電性材料による上記電極と上記実
    装用基板との電気的接続は、フリップチップ実装又はワ
    イヤボンディングにより行う、請求項2又は6記載の密
    閉型電子部品組立方法。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の密閉型電子部品組立方法
    により組み立てられたことを特徴とする密閉済SAWフ
    ィルタ。
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