JP2003173869A - 表示装置 - Google Patents
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Landscapes
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- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
表示ムラを高精度に防止し、長期の安定した画像表示が
可能な表示装置を提供する。 【解決手段】 表示領域3に複数の発光素子を配列して
なる表示装置1において、各発光素子での発光光hを受
光する光検出部11と、この光検出部11で検出された
各発光素子での発光量に基づいて、当該各発光素子に流
す電流値を制御する制御部と、光検出部11への外光の
侵入を防止するための遮光膜22とを備えたことを特徴
としている。
Description
には発光素子を配列形成してなる表示装置に好適な表示
装置に関する。
(Electroluminescence :以下ELと記す)を利用した
有機EL素子は、陽極と陰極との間に、有機正孔輸送層
や有機発光層を積層させてなる有機材料層を挟持してい
る。このような構成の有機EL素子は、陽極と陰極との
間に電圧を印加することにより、陰極から注入された電
子と陽極から注入された正孔とが有機発光層で再結合す
ることで発光が生じる自発光素子であることが知られて
おり、10V以下の駆動電圧で、数100〜数1000
cd/m2 の輝度が得られる。このため、この有機EL
素子を発光素子として用いた表示装置(すなわち有機E
Lディスプレイ)は、次世代フラットパネルディスプレ
イ(Flat Panel Display:以下FPDと記す)として有
望視されている。
発光型であるため、発光効率の経時的な低下は避けられ
ない。特に、このような発光素子を各画素に配列形成し
てなる表示装置においては、それぞれの発光素子の劣化
は各発光素子の発光履歴によってばらつくため、表示輝
度が低下するだけではなく、表示画面にムラが生じる。
特に、パーソナルコンピュータ等の情報端末のモニター
として、このような表示装置を用いた場合、静止画を長
時間表示するといった駆動方法がなされるため、画像を
切り換えた場合であっても、長時間表示されていた静止
画が残像として見えるといった、「焼き付き」現象が生
じ安くなる。
て、特願平11−26055には、連続して固定的に表
示される画像を、所定の周期で反転させて表示する方
法、さらにはこの画像を所定の周期でずらして表示する
方法が開示されている。
素毎に駆動素子を設けて発光素子の駆動を制御するアク
ティブマトリックス型の表示装置において、発光素子で
の発光量が所定基準値に近付くように、駆動素子に印加
される電圧を制御する表示装置が記載されている。この
表示装置には、各発光素子での発光量を測定するための
発光量測定部が各画素に設けられており、これらの発光
量測定部で測定した発光量に基づいて各駆動素子に印加
される電圧を制御する電圧制御部が設けられている。
うな表示装置やその駆動方法には次のような課題があっ
た。すなわち、特願平11−26055のような表示方
法のうち、表示画像を所定の周期で反転させる表示方法
は、モノクロ表示に対しては有効であるものの、カラー
表示においては反転画像が全く異質な画像となるため、
カラー表示を行う表示装置への適用が困難である。さら
に表示画像を所定の周期でずらす表示方法では、表示位
置にずれが生じるため、静止画の表示には不向きであっ
た。
のような表示装置では、各画素部に、発光素子での発光
量を測定するための発光量測定部が設けられているが、
各画素は、発光素子での発光光を最大限に取り出すため
に広く開口している。このため、これらの画素部に設け
られた発光量測定部には外光が入り易く、発光素子での
発光量を正確に測定することが困難であった。したがっ
て、これらの発光量測定部で測定された発光量に基づい
て駆動素子の電圧を制御しても、発光素子での発光量を
高精度に補正することはできなかった。
光素子の劣化による表示ムラを高精度に防止し、長期の
安定した画像表示が可能な表示装置を提供することを目
的とする。
るための本発明は、各画素に発光素子を設けてなる表示
装置において、各発光素子での発光光を受光する光検出
部、この光検出部で検出された各発光素子での発光量に
基づいて各発光素子に流す電流値を制御する制御部、お
よび光検出部への外光の侵入を防止するための遮光膜を
備えている。
光膜によって光検出部への外光の侵入が防止されるた
め、光検出部では発光素子からの発光光のみが検出され
る。したがって、より正確に発光素子での発光量が検知
され、正確に検知された発光量に基づいて、各発光素子
に流す電流量が制御される。
に基づいて詳細に説明する。ここでは、有機EL素子を
発光素子として用いた表示装置(いわゆる有機ELディ
スプレイ)に本発明を適用した各実施の形態を説明す
る。しかし、本発明は、発光素子として有機EL素子を
用いたものに限定されることはなく、無機EL素子やL
EDのような発光素子を用いた表示装置にも同様に適用
可能である。
施形態の表示装置を説明するためのブロック図である。
この図に示す表示装置1は、その表示パネル1a上に、
表示領域3を備えている。また、ここでの図示は省略し
たが、この表示領域3には、複数の画素がマトリックス
状に配列され、これらの画素毎に発光素子が設けられて
いる。
を生じさせるための信号を供給するドライブ回路5が接
続されている。このドライブ回路5には、ドライブ回路
5による信号の供給を制御する階調制御回路7が接続さ
れている。
各発光素子で生じた発光光を検知するための光検出部1
1が設けられている。この光検出部5は、例えばシリコ
ンフォトダイオードからなり、表示パネル1a上におけ
る表示領域3の周囲に配置され、ここでは表示領域3の
周囲を囲むように4つの光検出部11が配置されている
こととする。
部分のA−A’部の拡大断面図を示す。この拡大断面図
に示すように、表示パネル1aは、例えば透明基板21
の一主面側に表示領域3と光検出部11とを備えてお
り、表示領域3に設けられた各発光素子で生じた発光光
hが、透明基板21側から放出される様に構成されてい
る。また、透明基板21の他主面側には、発光領域3の
周縁を取り囲む状態で遮光膜22が設けられており、こ
の遮光膜22の下方に透明基板21を挟んで光検出部1
1が配置されていた構成になっている。
部11の配置位置は、透明基板21側から表示パネル1
aに入射される外光Hが、遮光膜22に遮られて光検出
部11に入射することの無い位置であることとする。具
体的には、透明基板21側から照射された外光Hが表示
パネル1a内に入射される臨界角をθc、遮光膜22か
ら光検出部11までの間隔(ここでは透明基板21の膜
厚に対応)をtとした場合、下記式(1)に示すような
遮光膜22の端縁からの距離d1よりも内側に光検出部
11が配置されることとする。 d1=t×tanθc…(1)
検出部11’は、透明基板21における、表示領域3と
反対側の面に設けても良い。この場合、透明基板21上
の光検出部11’は、遮光膜22で覆われた状態で配置
されることになる。そして、この場合における光検出部
11’の具体的な配置位置は、透明基板21側から照射
された外光Hが表示パネル1a内に入射される臨界角を
θc、外光Hの反射面から光検出部11’までの間隔
(ここでは透明基板21の膜厚に対応)をtとした場
合、下記式(2)に示すような遮光膜22の端縁からの
距離d2よりも内側に光検出部11が配置されることと
する。 d2=2t×tanθc…(2)
置することで、光検出部11(11’)に対する外光H
の入射を防止し、表示領域3で生じた発光光hのみを光
検出部11(11’)に入射させる。尚、遮光膜22
は、黒色の有機材料やレジスト材料からなり、特に導電
性に問題の無い場合には黒色の導電性材料で構成されて
いても良い。
膜(図2参照)と共に表示パネル1aに設けられた光検
出部11には、各光検出部11で光検出を行うための検
出回路13が接続されている。この検出回路13には、
4つの光検出部11が並列に接続されており、これによ
り各光検出部11で検出された発光量が合算されて検出
されることになる。また、この検出回路13には、光検
出を制御する信号発生回路15と、記憶回路17とが接
続されている。
路7にも接続されており、例えば、この信号発生回路1
5に対して外部から表示装置1をオフする信号(オフ信
号)Soffが入力された場合に、表示領域3に設けられ
た全ての発光素子を順次発光させるテスト発光が行われ
るように、階調制御回路7を介してドライブ回路5を制
御すると共に、この際に各発光素子において順次発生さ
せた発光光の各発光量を光検出部11で順次検出するよ
うに検出回路13を制御する。つまり、この信号発生回
路15は、各発光素子を順次発光させ、かつ順次発光光
を検出させるための駆動制御部として設けられている。
尚、このテスト発光の際には、各発光素子は、予め設定
された一定の電圧によって駆動されることとする。
出された各発光素子での発光光の発光量を、各発光素子
に対応させて記憶するための記憶部として設けられてい
る。この記憶回路17は、階調制御回路7にも接続され
ている。
に、信号発生回路15からの指示によって、発光素子を
順次発光させるようにドライブ回路5よる発光素子への
信号の供給を制御するだけではなく、外部から画像信号
Sgが入力された場合には、この画像信号Sgが表示領
域3の各発光素子に供給されるようにドライブ回路5を
制御する。
発光素子に対して画像信号Sgに対応する電流が流され
るように、記憶回路17に記憶された各発光素子の発光
量に基づいて、ドライブ回路5から発光素子に供給され
る信号を補正するための制御部でもある。つまり、表示
領域3に設けられた全ての発光素子に対して、一定の輝
度の発光が行われるような画像信号Sgが入力された場
合に、記憶回路17に記憶された各発光素子の発光量に
基づいて、全ての発光素子に一定の電流が流れるよう
に、ドライブ回路5から各発光素子に供給される信号量
を補正するのである。
は、光検出器11との距離がそれぞれ個別であるため、
発光量が同一であっても、この距離の違いによって光検
出器11で検出される発光量に「差」が生じる。このた
め、この「差」を補正するためのデータを予め採取して
おき、この「差」によって信号量の補正を調整すること
が好ましい。
は、光検出部11における暗電流出力もある。このた
め、階調制御回路7には、発光素子を非発光状態とした
場合の出力を測定しておき、これをバックグラウンドと
して信号量を補正するような演算機能を持たせても良
い。
度依存性の高いものである場合、当該光検出部11での
発光光の検出量は、発光素子の発光による発熱に影響さ
れる。このため、光検出部11の近くに温度センサを配
置し、この温度センサで検出された温度に基づいて、補
正量を調整するようにしても良い。
れる信号量の補正は、次のように行われることとする。
先ず、この表示装置1が、パッシブマトリックス型の表
示装置である場合、有機EL素子からなる発光素子の陰
極と陽極に印加される電圧を補正することで、発光素子
に対して画像信号Sに対応する電流が流されるようにす
る。一方、この表示装置がアクティブマトリックス型の
表示装置である場合、表示領域3の各画素には、有機E
L素子からなる発光素子とこれを駆動する画素回路が設
けられているため、発光素子及び画素回路に印加される
電圧を補正することで、発光素子に対して画像信号Sに
対応する電流が流されるようにする。
装置1の電源をオフするためのオフ信号Soffが信号発
生回路15に入力されると、表示領域3に配置された各
発光素子に順次一定の電圧が印加され、この電圧印加に
よる発光光が光検出部11で検出されて、記憶回路17
に記憶される。尚、表示装置1の電源は、この一連の動
作の後に、実質的にオフとなる。一方、表示装置1の電
源をオンすることで、階調制御回路7に画像信号Sgが
入力されると、記憶回路17に記憶された各発光素子の
発光量に基づいて、この画像信号Sgに対応する電流が
各発光素子に流されるように、ドライブ回路5から各発
光素子に供給される信号量が補正される。
光履歴に従って劣化し、供給される信号量に対する発光
量が個別に低下した場合であっても、各発光素子に供給
される信号量が、それぞれの発光素子の劣化状態に対応
して個別に補正される。
用いて説明したように、遮光膜22を設けたことで、発
光素子の劣化状態を検知するための光検出部11に外光
Hが入射されることを防止したため、正確に各発光素子
の発光量を検知して劣化状態を把握できる。
付き」のような表示ムラを完全に防止することができ、
良好な画質を確実に保った表示を行うことが可能にな
る。
のテスト発光も、電源をオフする際に各発光素子を1回
ずつ順次点灯させるだけなので、表示画面に対して影響
を及ぼすことなく行うことができる。
源をオフする際にテスト発光が行われるようにしたが、
本発明はこれに限定さえることはなく、例えば電源をオ
ンにした直後で画像表示を行う前に、テスト発光を行う
様にしても良い。
ティブマトリックス型の表示装置に本発明を適用した実
施の形態を説明する。図3は、本第2実施形態の表示装
置における1画素分の回路図である。尚、本発明はこの
回路構成に限定されることはない。
構成を図3に基づいて説明する。この表示装置の表示領
域には、各画素に表示信号を送信するための走査線Xと
信号線Yとが行列状に配線されており、これらの交わる
部分に各画素が設けられている。
ジスタTr1(以下、スイッチングトランジスタTr1
と記す)、電流制御用のp型トランジスタTr2(以
下、電流制御トランジスタTr2と記す)、保持容量
C、およびフォトダイオードDからなる画素回路と、発
光素子(すなわち有機EL素子)ELとで構成されてい
る。尚、スイッチングトランジスタTr1、電流制御ト
ランジスタTr2は、共に薄膜トランジスタであること
とする。
線Xにゲートを接続させると共に、ソースを信号線Yに
接続させている。また、このスイッチングトランジスタ
Tr1のドレインは、保持容量Cを介してプラス電源V
+に接続している。フォトダイオードDは、アノードを
プラス電源V+に接続させ、カソードをスイッチングト
ランジスタTr1のドレイン側に接続させた状態で、保
持容量Cと並列に設けられている。さらに、スイッチン
グトランジスタTr1のドレインは、電流制御トランジ
スタTr2のゲートに接続している。そして、電流制御
トランジスタTr2のソースはプラス電源V+に、ドレ
インは発光素子ELのアノードに接続され、発光素子E
Lのカソードは、全画素共通のマイナス電源V−に接続
されている。回路の接地は、プラス電源V+、マイナス
電源V−のどちらであっても良く、また、これらとは別
の電位であっても良い。
記図3および図4を用いて説明する。先ず、表示装置の
ある走査線Xが選択されると、その走査線Xに接続され
た画素のスイッチングTr1がON状態になり、電流制
御トランジスタTr2に輝度信号が加えられる。この輝
度信号は、プラス電源V+を基準とした負出力として加
えられる。このとき、保持容量Cが充電され、また発光
素子ELが発光を開始する。一方、保持容量Cに並列に
接続されたフォトダイオードDが発光素子ELの光を受
けて抵抗が下がり、保持容量Cを徐々に放電させるた
め、電流制御トランジスタTr2の電位が徐々に上が
り、発光素子ELに流れる電流が減る。ここで、図4に
示すように、同じ輝度信号が与えられていても、発光素
子ELの発光強度が高いと()、フォトダイオードD
の低抵抗化が大きいため、保持容量Cの放電が早くな
り、発光素子ELを流れる電流も早く減衰し、発光素子
ELの発光も早く減衰する。また、発光素子ELの発光
強度が低い場合には()、フォトダイオードDの低抵
抗化が小さいため、保持容量Cの放電が遅くなり、発光
素子ELを流れる電流の減衰も遅くなり、発光素子EL
の発光減衰も遅くなる。ここで、電流制御トランジスタ
Tr2の電圧電流変換が概ね直線であれば、輝度信号に
より保持容量Cに保持される電荷量と、発光素子ELの
発光量の積算値とは概ね比例する。このため、発光素子
ELの発光効率、すなわち流した電流に対する輝度の比
が異なる素子であっても、輝度信号出力と発光素子EL
の1フィールド間での発光量(積算値)とは概ね比例す
ることになる。したがって、発光素子ELが劣化して発
光効率が低下しても、輝度への影響を解消することがで
きる。
構造を説明する。この図に示すように、表示装置31
は、基板32上の各画素に、画素駆動用の画素回路3
3、これを覆う平坦化絶縁膜34、平坦化絶縁膜34上
に形成された発光素子EL、これを覆う保護膜36、こ
の上部に形成された遮光膜37、および接着層38を介
して基板32と対向して配置された対向基板39を積層
してなる。
33は、上述したような回路構成でであり、ここでは、
スイッチングトランジスタ(Tr1)の図示を省略し、
電流制御トランジスタTr2、保持容量C、および光検
出部としてのフォトダイオードDを図示した。
電流制御トランジスタTr2は、ゲート電極311と、
これを覆う状態で設けられた酸化シリコン312からな
るゲート絶縁膜と、さらにこの上部に形成されたポリシ
リコン層313部分からなるソース・ドレインとで構成
されている。この電流制御トランジスタTr2のソース
・ドレインには、第1電源(V1)からの電源線314
が接続されている。
同一層のゲート電極層311aを下部電極とし、酸化シ
リコン312を介して配置されたポリシリコン層313
を上部電極として構成されている。さらに、フォトダイ
オードDは、ゲート電極311と同一層のゲート電極層
311a上に形成されており、このゲート電極層311
上に設けられた半導体層315と、その上部のポリシリ
コン層313部分とで構成されている。尚、保持容量C
の下部電極を構成するゲート電極層311aと、フォト
ダイオードDに接続されたゲート電極層311aとは、
電流制御トランジスタTr2のゲート電極311と電気
的に接続されていることとする。
する画素の発光素子ELでの発光光が入射することのな
い位置、例えば発光素子ELの中央部下方に配置されて
いることとする。
と、この上部に積層された有機EL層352と、この有
機EL層352上に積層された光透過電極353とで構
成されている。この発光素子ELは、反射性電極351
によって、電流制御トランジスタTr2のソース・ドレ
インに接続され、このソース・ドレイン間に流れる電流
が反射性電極351に供給される。また、光透過電極3
53は、各画素の共通電極として設けられ第2電源(V
2)に接続される。
発光素子ELの有機EL層352での発光光をフォトダ
イオードDに供給するための開口部Aが形成されている
ところが、ポイントになる。
を介して設けられた遮光膜37は、対向基板39側から
入射する外光Hが、フォトダイオードDに入射すること
を防止する位置に配置されることとし、これによってフ
ォトダイオードDには、当該画素に配置された発光素子
ELでの発光光hのみを入射させる構成とする。この遮
光膜37は、黒色の有機塗料または黒色のレジスト等に
よって構成されることとする。また、保護膜36によっ
て発光素子ELとの間の絶縁性が確実な場合には、この
遮光膜37は遮光性を有していれば導電性材料を用いて
構成されていても良い。
回路33内に上述したようにフォトダイオードDを設け
たことにより、各発光素子ELが、それぞれの発光履歴
に従って劣化し、供給される信号量に対する発光量が個
別に低下した場合であっても、フォトダイオードDの抵
抗値の変化により、電流制御トランジスタを流れる電流
量が制御されて発光量が一定になるように各発光素子E
Lにフィードバックが掛かる。したがって、それぞれの
発光素子ELの劣化状態に対応して、各発光素子ELに
流れる電流値が個別に補正される。
は、図5を用いて説明したように、遮光膜37を設けた
ことで、発光素子ELの劣化状態を検知するためのフォ
トダイオードDに外光Hが入射されることを防止したた
め、正確に各発光素子ELの発光量を検知して劣化状態
を把握できる。
に、長期の使用に際しても、「焼き付き」のような表示
ムラを完全に防止することができ、良好な画質を確実に
保った表示を行うことが可能になる。
発光素子ELを構成するの反射性電極351に形成した
開口部A部分に重ねて透明電極材料を形成することで、
この開口部A上においても発光が生じるようになる。こ
のため、フォトダイオードDにより多くの発光光hを入
射させることが可能になり、検出能力の向上を図ること
が可能になる。
よれば、遮光膜によって外光から遮られた位置に光検出
部を設けたことで、複数の発光素子の発光量を正確に検
知してこれらの劣化状態を正確に把握できるため、長期
の使用に際しても、「焼き付き」のような表示ムラを完
全に防止することができ、確実に良好な画質を保った表
示を行うことが可能になる。
ある。
図である。
ある。
(制御部)、11…光検出部、15…信号発生回路(駆
動制御部)、17…記憶回路、22,37…遮光膜、3
3…画素回路、Tr2…電流制御トランジスタ、D…フ
ォトダイオード、EL…発光素子、h…発光光、H…外
光、V1…第1電源、V2…第2電源
Claims (5)
- 【請求項1】 表示領域に複数の発光素子を配列してな
る表示装置において、 前記各発光素子での発光光を受光する光検出部と、 前記光検出部で検出された前記各発光素子での発光量に
基づいて、当該各発光素子に流す電流値を制御する制御
部と、 前記光検出部への外光の侵入を防止するための遮光膜と
を備えたことを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の表示装置において、 前記光検出部は、前記表示領域の周囲に配置されている
ことを特徴とする表示装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の表示装置において、 前記各発光素子を順次発光させる駆動制御部と、 前記検出部で検出された前記各発光素子の発光量を記憶
する記憶部とを備え、 前記駆動制御部は、前記記憶部に記憶された前記各発光
素子の発光量に基づいて、当該各発光素子に流す電流値
を制御することを特徴とする表示装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の表示装置において、 前記光検出部は、前記各発光素子が設けられた画素毎に
配置されており、当該画素に設けられた発光素子からの
発光光のみが入射される位置に配置されていることを特
徴とする表示装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の表示装置において、 前記各画素には前記発光素子を駆動するための画素回路
が設けられ、 前記画素回路を構成する電流制御トランジスタのゲート
電極と、前記発光素子に電流を流すための第1電源また
は第2電源との間に、前記光検出部および前記制御部と
してフォトダイオードが接続されていることを特徴とす
る表示装置。
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