JP2003173635A - Fpc配置装置 - Google Patents
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- JP2003173635A JP2003173635A JP2001369914A JP2001369914A JP2003173635A JP 2003173635 A JP2003173635 A JP 2003173635A JP 2001369914 A JP2001369914 A JP 2001369914A JP 2001369914 A JP2001369914 A JP 2001369914A JP 2003173635 A JP2003173635 A JP 2003173635A
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/4806—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
- G11B5/486—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives with provision for mounting or arranging electrical conducting means or circuits on or along the arm assembly
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- Moving Of Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 FPCをキャリッジのキャリッジアームに形
成された保持部内に配置する作業を自動化するFPC配
置装置を提供すること。 【解決手段】 FPCを保持部内に押し込んで配置する
押込手段を備えたFPC配置装置により、FPCを保持
部内に自動的に配置することができ、さらに、ガイド手
段を備えて、FPCを厚み方向両側からガイドして、よ
り確実にFPCを保持部内に配置できるようにした。ま
た、係合部を備えるFPCを、厚み方向両側から狭持し
た状態で、FPCを相対移動させて撓ませた後、狭持状
態を解除することによって、FPCを弾性復帰させて係
合部をキャリッジ対し係合させる係合手段を備えるFP
C配置装置にして、保持部からの脱落を防止すべくキャ
リッジに対し係合させた状態で配置する作業の自動化を
可能とした。
成された保持部内に配置する作業を自動化するFPC配
置装置を提供すること。 【解決手段】 FPCを保持部内に押し込んで配置する
押込手段を備えたFPC配置装置により、FPCを保持
部内に自動的に配置することができ、さらに、ガイド手
段を備えて、FPCを厚み方向両側からガイドして、よ
り確実にFPCを保持部内に配置できるようにした。ま
た、係合部を備えるFPCを、厚み方向両側から狭持し
た状態で、FPCを相対移動させて撓ませた後、狭持状
態を解除することによって、FPCを弾性復帰させて係
合部をキャリッジ対し係合させる係合手段を備えるFP
C配置装置にして、保持部からの脱落を防止すべくキャ
リッジに対し係合させた状態で配置する作業の自動化を
可能とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッドが一体
的に備えるFPCをキャリッジのキャリッジアームに形
成された保持部内に配置するFPC配置装置に関するも
のである。
的に備えるFPCをキャリッジのキャリッジアームに形
成された保持部内に配置するFPC配置装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやビデオデッキなどに組み
込まれるハードディスクには、情報の書き込みと読み取
りとのうち少なくとも一方を行うための磁気ヘッドが備
えられている。この磁気ヘッドは、HGA(Head Ginb
ale Assy)の一構成要素としてキャリッジに取付けら
れた状態で、該キャリッジごとハードディスクに備えら
れている。図1に示すように、キャリッジ200は、所
定間隔に並ぶ複数のキャリッジアーム210を備え、こ
のキャリッジアーム210の先端部にHGA300(磁
気ヘッド)が取付けられるようになっている。このHG
A300には、屈曲性のある配線基板としてFPC(フ
レキシブルプリント回路)370を備えている場合があ
る。キャリッジ200に対する加工作業には、例えば、
キャリッジアーム210に形成されたかしめ孔220
に、HGA300の挿通孔360を位置決めする作業
や、HGA300に取付けられているFPC370を、
キャリッジ200の上面に取付ける作業などが含まれ
る。このような、キャリッジ200に対する加工は、自
動機による規定作業や、人手による作業で行われる。
込まれるハードディスクには、情報の書き込みと読み取
りとのうち少なくとも一方を行うための磁気ヘッドが備
えられている。この磁気ヘッドは、HGA(Head Ginb
ale Assy)の一構成要素としてキャリッジに取付けら
れた状態で、該キャリッジごとハードディスクに備えら
れている。図1に示すように、キャリッジ200は、所
定間隔に並ぶ複数のキャリッジアーム210を備え、こ
のキャリッジアーム210の先端部にHGA300(磁
気ヘッド)が取付けられるようになっている。このHG
A300には、屈曲性のある配線基板としてFPC(フ
レキシブルプリント回路)370を備えている場合があ
る。キャリッジ200に対する加工作業には、例えば、
キャリッジアーム210に形成されたかしめ孔220
に、HGA300の挿通孔360を位置決めする作業
や、HGA300に取付けられているFPC370を、
キャリッジ200の上面に取付ける作業などが含まれ
る。このような、キャリッジ200に対する加工は、自
動機による規定作業や、人手による作業で行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キャリッジ
に対し磁気ヘッドを位置決めした後には、該磁気ヘッド
が一体的に備えるFPCをキャリッジのキャリッジアー
ムに形成された溝(保持部)内に配置する作業を必要と
するが、FPCは可撓性材からなるため、自動機による
取り扱いが難しく、これをキャリッジアームに設けられ
た溝に組み込むことは困難である。本発明は上記課題を
鑑みてなされるものであり、FPCをキャリッジのキャ
リッジアームに形成された保持部内に配置する作業を自
動化するFPC配置装置を提供することを目的とする。
に対し磁気ヘッドを位置決めした後には、該磁気ヘッド
が一体的に備えるFPCをキャリッジのキャリッジアー
ムに形成された溝(保持部)内に配置する作業を必要と
するが、FPCは可撓性材からなるため、自動機による
取り扱いが難しく、これをキャリッジアームに設けられ
た溝に組み込むことは困難である。本発明は上記課題を
鑑みてなされるものであり、FPCをキャリッジのキャ
リッジアームに形成された保持部内に配置する作業を自
動化するFPC配置装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題に対し、本願の
発明のFPC配置装置は、キャリッジに対し磁気ヘッド
を位置決めした状態時に、該磁気ヘッドが一体的に備え
るFPCをキャリッジのキャリッジアームに形成された
保持部内に配置するFPC配置装置であって、FPCを
前記保持部内に押し込んで配置する押込手段を備えるこ
とを特徴としている。
発明のFPC配置装置は、キャリッジに対し磁気ヘッド
を位置決めした状態時に、該磁気ヘッドが一体的に備え
るFPCをキャリッジのキャリッジアームに形成された
保持部内に配置するFPC配置装置であって、FPCを
前記保持部内に押し込んで配置する押込手段を備えるこ
とを特徴としている。
【0005】本発明のFPC配置装置によれば、押込手
段により、FPCを保持部内に押し込んで配置すること
ができる。したがって、磁気ヘッドが一体的に備えるF
PCをキャリッジのキャリッジアームに形成された保持
部内に自動的に配置することができる。
段により、FPCを保持部内に押し込んで配置すること
ができる。したがって、磁気ヘッドが一体的に備えるF
PCをキャリッジのキャリッジアームに形成された保持
部内に自動的に配置することができる。
【0006】また、上記FPC配置装置には、前記押込
手段がFPCを前記保持部内に押し込んで配置する際
に、FPCを厚み方向両側からガイドするガイド手段を
備えることを特徴としている。
手段がFPCを前記保持部内に押し込んで配置する際
に、FPCを厚み方向両側からガイドするガイド手段を
備えることを特徴としている。
【0007】本発明のFPC配置装置によれば、ガイド
手段により、FPCを厚み方向両側からガイドすること
ができ、押込手段により保持部内に押し込んで配置する
際に、このガイド部によりFPCをガイドすることがで
きる。したがって、キャリッジに対し磁気ヘッドを位置
決めした状態時に、FPCをキャリッジアームに形成さ
れた保持部内に自動的に配置する際に、より確実に配置
することができる。
手段により、FPCを厚み方向両側からガイドすること
ができ、押込手段により保持部内に押し込んで配置する
際に、このガイド部によりFPCをガイドすることがで
きる。したがって、キャリッジに対し磁気ヘッドを位置
決めした状態時に、FPCをキャリッジアームに形成さ
れた保持部内に自動的に配置する際に、より確実に配置
することができる。
【0008】本発明のFPC配置装置は、キャリッジに
対し磁気ヘッドを位置決めした状態時に、該磁気ヘッド
が備えるFPCを、キャリッジに形成された保持部内
に、該保持部からの脱落を防止すべく該キャリッジに対
し係合させた状態で配置するFPC配置装置であって、
FPCを厚み方向両側から狭持した状態で、該FPCを
キャリッジに対する固定端側にキャリッジと相対移動さ
せて撓ませることによって、該FPCが有する係合部を
キャリッジに対する係合待機位置に移動させた後に、該
FPCの狭持状態を解除することによって、該FPCを
弾性復帰させて前記係合部をキャリッジ対し係合させる
係合手段を備えることを特徴としている。
対し磁気ヘッドを位置決めした状態時に、該磁気ヘッド
が備えるFPCを、キャリッジに形成された保持部内
に、該保持部からの脱落を防止すべく該キャリッジに対
し係合させた状態で配置するFPC配置装置であって、
FPCを厚み方向両側から狭持した状態で、該FPCを
キャリッジに対する固定端側にキャリッジと相対移動さ
せて撓ませることによって、該FPCが有する係合部を
キャリッジに対する係合待機位置に移動させた後に、該
FPCの狭持状態を解除することによって、該FPCを
弾性復帰させて前記係合部をキャリッジ対し係合させる
係合手段を備えることを特徴としている。
【0009】本発明のFPC配置装置によれば、係合手
段を備えているので、FPCを厚み方向両側から狭持し
た状態で、FPCを磁気ヘッドに対する固定端側にキャ
リッジと相対移動させて撓ませることによって、FPC
が有する係合部をキャリッジに対する係合待機位置に移
動させた後に、FPCの狭持状態を解除することによっ
て、FPCを弾性復帰させて係合部をキャリッジ対し係
合させることができる。これにより、FPCを、キャリ
ッジに形成された保持部内に、保持部からの脱落を防止
すべくキャリッジに対し係合させた状態で配置する作業
を自動的に行うことができる。
段を備えているので、FPCを厚み方向両側から狭持し
た状態で、FPCを磁気ヘッドに対する固定端側にキャ
リッジと相対移動させて撓ませることによって、FPC
が有する係合部をキャリッジに対する係合待機位置に移
動させた後に、FPCの狭持状態を解除することによっ
て、FPCを弾性復帰させて係合部をキャリッジ対し係
合させることができる。これにより、FPCを、キャリ
ッジに形成された保持部内に、保持部からの脱落を防止
すべくキャリッジに対し係合させた状態で配置する作業
を自動的に行うことができる。
【0010】さらに、本発明のFPC配置装置は、前記
係合手段がFPCの狭持状態を解除する際に、該FPC
を前記保持部内に押し込んで配置する押込手段を備える
ことを特徴としている。
係合手段がFPCの狭持状態を解除する際に、該FPC
を前記保持部内に押し込んで配置する押込手段を備える
ことを特徴としている。
【0011】本発明のFPC配置装置によれば、押込手
段を備えているので、係合手段がFPCの狭持状態を解
除する際に、FPCを保持部内に押し込んで配置するこ
とができる。したがって、係合手段により、FPCをキ
ャリッジに対し係合させる際に、FPCをより確実に保
持部内に配置することができる。
段を備えているので、係合手段がFPCの狭持状態を解
除する際に、FPCを保持部内に押し込んで配置するこ
とができる。したがって、係合手段により、FPCをキ
ャリッジに対し係合させる際に、FPCをより確実に保
持部内に配置することができる。
【0012】また、本発明のFPC配置装置は、前記係
合手段がFPCの狭持状態を解除する際に、該FPCが
保持部から遠ざかる方向に移動するのを防止する方向に
押さえ付ける押さえ付け手段を備えることを特徴として
いる。
合手段がFPCの狭持状態を解除する際に、該FPCが
保持部から遠ざかる方向に移動するのを防止する方向に
押さえ付ける押さえ付け手段を備えることを特徴として
いる。
【0013】本発明のFPC配置装置によれば、FPC
をキャリッジに対し係合させる際に、押さえ付け手段を
備えているので、係合手段がFPCの狭持状態を解除す
る際に、FPCが保持部から遠ざかる方向に移動するの
を防止する方向に押さえ付けることができる。したがっ
て、キャリッジから遠ざかる方向へのFPCの移動が規
制され、より確実にFPCを保持部内に配置することが
できる。
をキャリッジに対し係合させる際に、押さえ付け手段を
備えているので、係合手段がFPCの狭持状態を解除す
る際に、FPCが保持部から遠ざかる方向に移動するの
を防止する方向に押さえ付けることができる。したがっ
て、キャリッジから遠ざかる方向へのFPCの移動が規
制され、より確実にFPCを保持部内に配置することが
できる。
【0014】また、本発明のFPC配置装置は、前記F
PCを厚み方向両側から狭持する際に、互いに接近・離
間することにより、FPCを狭持・狭持解除する一対の
部材によりFPCが狭持され、該一対の部材のうち、少
なくとも一方が、弾性変形可能な弾性材からなることを
特徴としている。
PCを厚み方向両側から狭持する際に、互いに接近・離
間することにより、FPCを狭持・狭持解除する一対の
部材によりFPCが狭持され、該一対の部材のうち、少
なくとも一方が、弾性変形可能な弾性材からなることを
特徴としている。
【0015】このようなFPC配置装置によれば、FP
Cを狭持・狭持解除する一対の部材を備えているので、
互いに接近・離間することによりFPCを狭持・狭持解
除することができる。そして、この一対の部材のうち、
少なくとも一方が、弾性変形可能な弾性材からなるの
で、一対の部材にて挟むべきFPCの数の変化によるF
PCのトータル厚さの変化に対応できる。
Cを狭持・狭持解除する一対の部材を備えているので、
互いに接近・離間することによりFPCを狭持・狭持解
除することができる。そして、この一対の部材のうち、
少なくとも一方が、弾性変形可能な弾性材からなるの
で、一対の部材にて挟むべきFPCの数の変化によるF
PCのトータル厚さの変化に対応できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
るFPC配置装置について説明する。まず、本実施の形
態において加工されるキャリッジ200の概要を説明す
る。図1に示すように、キャリッジ200は、所定間隔
に並ぶ複数のキャリッジアーム210を備え、このキャ
リッジアーム210に形成されたかしめ孔220に、H
GA300の挿通孔360を合わせることにより、該H
GA300がキャリッジアーム210に位置決めされて
いる。また、キャリッジアーム210は、HGA300
が一体的に備えているFPC370を収めて保持するた
めの溝状の保持部213を備えている。FPC370
は、保持部213内に収められた後、最終的には、後述
する他端側部分がキャリッジ200に取付けられる。
るFPC配置装置について説明する。まず、本実施の形
態において加工されるキャリッジ200の概要を説明す
る。図1に示すように、キャリッジ200は、所定間隔
に並ぶ複数のキャリッジアーム210を備え、このキャ
リッジアーム210に形成されたかしめ孔220に、H
GA300の挿通孔360を合わせることにより、該H
GA300がキャリッジアーム210に位置決めされて
いる。また、キャリッジアーム210は、HGA300
が一体的に備えているFPC370を収めて保持するた
めの溝状の保持部213を備えている。FPC370
は、保持部213内に収められた後、最終的には、後述
する他端側部分がキャリッジ200に取付けられる。
【0017】保持部213は、例えば、図1に示すよう
に、キャリッジアーム210の端面より突出する一対の
壁面により構成される溝部を複数箇所に備えて構成され
ている。この保持部213は、対向するように配置する
場合や、位置をずらして配置される場合等がある。この
他にも、図示しないが、キャリッジアーム210の端面
全体に連続する溝部を形成した構成であってもよく、要
は、FPC370を差し込んで保持させることができる
構成であればよい。
に、キャリッジアーム210の端面より突出する一対の
壁面により構成される溝部を複数箇所に備えて構成され
ている。この保持部213は、対向するように配置する
場合や、位置をずらして配置される場合等がある。この
他にも、図示しないが、キャリッジアーム210の端面
全体に連続する溝部を形成した構成であってもよく、要
は、FPC370を差し込んで保持させることができる
構成であればよい。
【0018】FPC370は、極薄の絶縁フィルム上に
銅箔等の電気回路を形成した配線部材であり、例えば、
図1に示すように、その一端側部分がHGA300に固
定されることで、該HGA300に一体的に備えられて
おり、他端側部分は、キャリッジ200に備える基板2
05上に取付けられるように形成されている。
銅箔等の電気回路を形成した配線部材であり、例えば、
図1に示すように、その一端側部分がHGA300に固
定されることで、該HGA300に一体的に備えられて
おり、他端側部分は、キャリッジ200に備える基板2
05上に取付けられるように形成されている。
【0019】ここで、図3は、FPC370がキャリッ
ジ200の保持部213内に配置された状態を示す図で
あり、(A2)は、キャリッジアーム210の端面に立
設された保持部213にFPC370を配置する作業を
説明するための図であり、(B2)は、(A2)の状態
におけるキャリッジ200の基板205側部分を示す平
面図である。つまり、FPC370がキャリッジ200
の保持部213内に配置された状態では、図3(B2)
に示すように、FPC370は、厚さ方向の位置が規制
されて、図3(A2)に示すように、保持部213内に
入り込んでいる。
ジ200の保持部213内に配置された状態を示す図で
あり、(A2)は、キャリッジアーム210の端面に立
設された保持部213にFPC370を配置する作業を
説明するための図であり、(B2)は、(A2)の状態
におけるキャリッジ200の基板205側部分を示す平
面図である。つまり、FPC370がキャリッジ200
の保持部213内に配置された状態では、図3(B2)
に示すように、FPC370は、厚さ方向の位置が規制
されて、図3(A2)に示すように、保持部213内に
入り込んでいる。
【0020】さらに、FPC370には、キャリッジ2
00の基板205の周縁部に形成された係合片205a
と係合する係止フック371(係合部)が形成されてお
り、該係止フック371を係合片205aに係止させた
状態でFPC370を上記保持部213内に配置するこ
とにより、該保持部213内からFPC370が脱落し
てしまうのを防止できるようになっている。
00の基板205の周縁部に形成された係合片205a
と係合する係止フック371(係合部)が形成されてお
り、該係止フック371を係合片205aに係止させた
状態でFPC370を上記保持部213内に配置するこ
とにより、該保持部213内からFPC370が脱落し
てしまうのを防止できるようになっている。
【0021】一方、図2は、HGA300が位置決めさ
れた際に、FPC370が所定の位置に配置されていな
い状態の一例を示す図である。FPC370は弾性変形
可能な可撓性材からなるので、HGA300が位置決め
された状態では、例えば、図2(A1)に示すように、
キャリッジアーム210より離間する位置に浮き、必ず
しも保持部213の内側には位置しない。つまり、例え
ば、図2(B1)に示すように、FPC370の位置が
定まらない。そこで、本発明のFPC配置装置1を用い
て、図2の状態から図3の状態に、FPC370を配置
する。
れた際に、FPC370が所定の位置に配置されていな
い状態の一例を示す図である。FPC370は弾性変形
可能な可撓性材からなるので、HGA300が位置決め
された状態では、例えば、図2(A1)に示すように、
キャリッジアーム210より離間する位置に浮き、必ず
しも保持部213の内側には位置しない。つまり、例え
ば、図2(B1)に示すように、FPC370の位置が
定まらない。そこで、本発明のFPC配置装置1を用い
て、図2の状態から図3の状態に、FPC370を配置
する。
【0022】なお、FPC370は、係止フック371
を備えている場合と、係止フック371を備えていない
場合とがあるが、まず、FPC370に係止フック37
1が形成されていない場合にFPC370をキャリッジ
アーム210に配置する例を説明する。
を備えている場合と、係止フック371を備えていない
場合とがあるが、まず、FPC370に係止フック37
1が形成されていない場合にFPC370をキャリッジ
アーム210に配置する例を説明する。
【0023】図4は、本発明にかかるFPC配置装置の
第1の実施の形態を示す正面図である。また、図5は、
図4を矢印D方向から見た図であり、図6は、図5のガ
イド部103(ガイド手段)の部分拡大図である。本実
施の形態におけるFPC配置装置1は、FPC370を
保持部213内に押し込んで配置する押込部104(押
込手段)と、この押込部104がFPC370を保持部
213内に押し込んで配置する際に、FPC370を厚
み方向両側からガイドするガイド部103と、により主
要部が構成されている。
第1の実施の形態を示す正面図である。また、図5は、
図4を矢印D方向から見た図であり、図6は、図5のガ
イド部103(ガイド手段)の部分拡大図である。本実
施の形態におけるFPC配置装置1は、FPC370を
保持部213内に押し込んで配置する押込部104(押
込手段)と、この押込部104がFPC370を保持部
213内に押し込んで配置する際に、FPC370を厚
み方向両側からガイドするガイド部103と、により主
要部が構成されている。
【0024】なお、キャリッジ200は、例えば、図4
および図5に示すようにキャリッジアーム210に形成
された保持部213が、直立する向きに配置されて保持
されており、FPC配置装置1は、保持されたキャリッ
ジ200の位置に対応して配置されている。
および図5に示すようにキャリッジアーム210に形成
された保持部213が、直立する向きに配置されて保持
されており、FPC配置装置1は、保持されたキャリッ
ジ200の位置に対応して配置されている。
【0025】ガイド部103は、例えば、図5および図
6に示すように、互いに接近・離間することにより、F
PC370をガイド・ガイド解除する一対の部材(第1
ガイド部103a,第2ガイド部103b)を備えて構
成され、この一対の部材103a,103bのうち、例
えば、一方の部材103aのみが弾性変形可能な弾性材
からなり、例えば、他方の部材103bは硬質材からな
る。
6に示すように、互いに接近・離間することにより、F
PC370をガイド・ガイド解除する一対の部材(第1
ガイド部103a,第2ガイド部103b)を備えて構
成され、この一対の部材103a,103bのうち、例
えば、一方の部材103aのみが弾性変形可能な弾性材
からなり、例えば、他方の部材103bは硬質材からな
る。
【0026】押込部104は、直接FPC370を押さ
える押さえ部104aと、この押さえ部104aが固定
された基部104bとにより構成され、キャリッジ20
0に対して、接近・離間する方向に移動自在となってい
る。
える押さえ部104aと、この押さえ部104aが固定
された基部104bとにより構成され、キャリッジ20
0に対して、接近・離間する方向に移動自在となってい
る。
【0027】次に、本実施の形態におけるFPC配置装
置の動作について説明する。例えば、図2(B1)に示
すように、キャリッジ200は3つのキャリッジアーム
210を備えている。この3つのキャリッジアーム21
0のうち、両端部のキャリッジアーム210,210に
は、先端部の内側の側面にHGA300が位置決めされ
て取付けられており、中央に位置するキャリッジアーム
210には、両側面にHGA300が位置決めされてい
る。この状態時、例えば、図2に示すように、FPC3
70は、未だ保持部213に配置された状態ではない。
置の動作について説明する。例えば、図2(B1)に示
すように、キャリッジ200は3つのキャリッジアーム
210を備えている。この3つのキャリッジアーム21
0のうち、両端部のキャリッジアーム210,210に
は、先端部の内側の側面にHGA300が位置決めされ
て取付けられており、中央に位置するキャリッジアーム
210には、両側面にHGA300が位置決めされてい
る。この状態時、例えば、図2に示すように、FPC3
70は、未だ保持部213に配置された状態ではない。
【0028】この状態のFPC370を保持部213内
に配置するには、まず、ガイド部103によって、FP
C370を厚み方向両側からガイドする。すなわち、例
えば、図6(c1)に示す初期状態から、図6(c2)
に示すように、一対の部材103a,103bどうしが
離間した状態で、一対の部材103a,103bが、F
PC370をガイドすべき位置まで、キャリッジ200
側に近付く(矢印A方向)。そして、例えば、図6(c
3)に示すように、一対の部材103a,103bどう
しが互いに近付いて、キャリッジアーム210の保持部
213の対向する内側壁面間の距離と等しい距離に達し
たら、それぞれ停止する。これにより、FPC370の
水平位置が保持部213の内側壁面間に規制される。つ
まり、FPC370をガイド部103によりガイドした
状態となる。
に配置するには、まず、ガイド部103によって、FP
C370を厚み方向両側からガイドする。すなわち、例
えば、図6(c1)に示す初期状態から、図6(c2)
に示すように、一対の部材103a,103bどうしが
離間した状態で、一対の部材103a,103bが、F
PC370をガイドすべき位置まで、キャリッジ200
側に近付く(矢印A方向)。そして、例えば、図6(c
3)に示すように、一対の部材103a,103bどう
しが互いに近付いて、キャリッジアーム210の保持部
213の対向する内側壁面間の距離と等しい距離に達し
たら、それぞれ停止する。これにより、FPC370の
水平位置が保持部213の内側壁面間に規制される。つ
まり、FPC370をガイド部103によりガイドした
状態となる。
【0029】次に、このようにガイド部103によりガ
イドされた状態のFPC370を保持部213内に押し
込んで配置する。すなわち、例えば、図6(c4)に示
すように、押込部104がキャリッジ300側に近付
き、この押込部104が備える押さえ部104aによっ
て、FPC370を保持部213内に押し込んで配置す
る。なお、押さえ部104aは、この際に、FPC37
0に変形等を発生させない重量で、かつ、FPC370
を押し下げるのに十分な重量に設定されている。
イドされた状態のFPC370を保持部213内に押し
込んで配置する。すなわち、例えば、図6(c4)に示
すように、押込部104がキャリッジ300側に近付
き、この押込部104が備える押さえ部104aによっ
て、FPC370を保持部213内に押し込んで配置す
る。なお、押さえ部104aは、この際に、FPC37
0に変形等を発生させない重量で、かつ、FPC370
を押し下げるのに十分な重量に設定されている。
【0030】上記実施の形態のFPC配置装置1によれ
ば、キャリッジ200に対しHGA300を位置決めし
た状態時に、押込部104によって、FPC370を保
持部213内に押し込んで配置することができる。そし
て、押込部104により、FPC370を保持部213
内に押し込んで配置する際に、ガイド部103によって
FPCを厚み方向両側からガイドすることができる。し
たがって、HGA300が一体的に備えるFPC370
を、キャリッジ200のキャリッジアーム210に形成
された保持部213内に配置する作業を自動的に行うこ
とができる。
ば、キャリッジ200に対しHGA300を位置決めし
た状態時に、押込部104によって、FPC370を保
持部213内に押し込んで配置することができる。そし
て、押込部104により、FPC370を保持部213
内に押し込んで配置する際に、ガイド部103によって
FPCを厚み方向両側からガイドすることができる。し
たがって、HGA300が一体的に備えるFPC370
を、キャリッジ200のキャリッジアーム210に形成
された保持部213内に配置する作業を自動的に行うこ
とができる。
【0031】なお、押込部104は、キャリッジアーム
210の基部近傍にて、FPC370を押さえ部104
aによって、FPC370を押し込む構成としたが、押
さえ部104aの形状や押さえる位置を限定するもので
はない。
210の基部近傍にて、FPC370を押さえ部104
aによって、FPC370を押し込む構成としたが、押
さえ部104aの形状や押さえる位置を限定するもので
はない。
【0032】また、ガイド部103は、一対の部材10
3a,103bが、近接してガイドする構成としたが、
これに限定されるものではなく、要は、FPCを厚み方
向両側からガイドする構成を有するものであればよい。
3a,103bが、近接してガイドする構成としたが、
これに限定されるものではなく、要は、FPCを厚み方
向両側からガイドする構成を有するものであればよい。
【0033】次に、本発明にかかるFPC配置装置の第
2の実施の形態の例について説明する。本実施の形態で
は、FPC配置装置1を用いて、係止フック371が形
成されたFPC370をキャリッジ200に形成された
保持部213内に配置するとともに、係止フック371
を、キャリッジ200の基板205の周縁部に形成され
た係合片205aに係止させる。なお、この第2の実施
の形態では、上記の第1の実施の形態におけるガイド部
103を構成する一対の部材103a,103bが、本
発明の係合手段として機能し、押込部104が本発明の
押込手段および押さえ付け手段としての機能を兼ね備え
る。
2の実施の形態の例について説明する。本実施の形態で
は、FPC配置装置1を用いて、係止フック371が形
成されたFPC370をキャリッジ200に形成された
保持部213内に配置するとともに、係止フック371
を、キャリッジ200の基板205の周縁部に形成され
た係合片205aに係止させる。なお、この第2の実施
の形態では、上記の第1の実施の形態におけるガイド部
103を構成する一対の部材103a,103bが、本
発明の係合手段として機能し、押込部104が本発明の
押込手段および押さえ付け手段としての機能を兼ね備え
る。
【0034】次に、FPC370を保持部213内に配
置する動作を図8および図9を用いて説明する。
置する動作を図8および図9を用いて説明する。
【0035】まず、一対の部材103a,103bによ
って、FPC370を厚み方向両側から狭持する。すな
わち、例えば、図8(d2)および図9(e2)に示す
ように、一対の部材103a,103bどうしが離間し
た状態で、FPC370を狭持すべき位置までキャリッ
ジ200側に近付いた(矢印A方向)後、例えば、図8
(d3)に示すように、一対の部材103a,103b
が互いに近付いて、FPC370を狭持する。この際、
中央のキャリッジアーム210に位置決めされたHGA
300は2つあり、したがって該キャリッジアーム21
0の保持部213にて保持すべきFPC370も2つと
なるが、一方の部材103aが弾性材で形成されている
ので、狭持するFPC370の量の変化に伴うFPC3
70のトータル厚さの変化に対応できる。
って、FPC370を厚み方向両側から狭持する。すな
わち、例えば、図8(d2)および図9(e2)に示す
ように、一対の部材103a,103bどうしが離間し
た状態で、FPC370を狭持すべき位置までキャリッ
ジ200側に近付いた(矢印A方向)後、例えば、図8
(d3)に示すように、一対の部材103a,103b
が互いに近付いて、FPC370を狭持する。この際、
中央のキャリッジアーム210に位置決めされたHGA
300は2つあり、したがって該キャリッジアーム21
0の保持部213にて保持すべきFPC370も2つと
なるが、一方の部材103aが弾性材で形成されている
ので、狭持するFPC370の量の変化に伴うFPC3
70のトータル厚さの変化に対応できる。
【0036】次に、例えば、図9(e3)に示すよう
に、FPC370を狭持した一対の部材103a,10
3bが図中の矢印B方向に移動して、FPC370の係
止フック371をキャリッジ200に対する係合待機位
置に移動させる。このとき、FPC370をHGA30
0に対する固定端側に向けてキャリッジ200と相対移
動させるので、FPC370には、HGA300側にお
いて撓みが生じる。
に、FPC370を狭持した一対の部材103a,10
3bが図中の矢印B方向に移動して、FPC370の係
止フック371をキャリッジ200に対する係合待機位
置に移動させる。このとき、FPC370をHGA30
0に対する固定端側に向けてキャリッジ200と相対移
動させるので、FPC370には、HGA300側にお
いて撓みが生じる。
【0037】続いて、例えば、図8(d4)および図9
(e4)に示すように、押込部104が、自重によりキ
ャリッジアーム210側(矢印A方向)に移動して、一
対の部材103a,103bにより狭持されたままのF
PC370の上端部に当接して停止する。ここで、押込
部104は、押さえ部104bがFPC370に変形等
を発生させず、かつ、ガイド部103が開いたときに、
FPC370を押し下げるのに十分な重量に設定されて
いる。
(e4)に示すように、押込部104が、自重によりキ
ャリッジアーム210側(矢印A方向)に移動して、一
対の部材103a,103bにより狭持されたままのF
PC370の上端部に当接して停止する。ここで、押込
部104は、押さえ部104bがFPC370に変形等
を発生させず、かつ、ガイド部103が開いたときに、
FPC370を押し下げるのに十分な重量に設定されて
いる。
【0038】次に、FPC370の狭持状態を解除する
ことによって、FPC370を弾性復帰させて係止フッ
ク371をキャリッジ200に対し係合させる。すなわ
ち、例えば、図8(d5)に示すように、一対の部材1
03a,103bが互いに離間して、FPC370の狭
持状態が解除され、該FPC370は、撓んだ状態から
弾性復帰して伸張する。さらに、この際、図9(e5)
に示すように、押込部104は、FPC370を上から
押さえ込みようにして自重により下降し、最もキャリッ
ジ200に近接する位置となる。このため、FPC37
0は押込部104により保持部213内に押し込まれ、
FPC370の係止フック371がキャリッジ200の
係合片205aと係合する。なお、この際、押込部10
4は、FPC370を、保持部213から遠ざかる方向
に移動するのを防止する方向に押さえ付ける。
ことによって、FPC370を弾性復帰させて係止フッ
ク371をキャリッジ200に対し係合させる。すなわ
ち、例えば、図8(d5)に示すように、一対の部材1
03a,103bが互いに離間して、FPC370の狭
持状態が解除され、該FPC370は、撓んだ状態から
弾性復帰して伸張する。さらに、この際、図9(e5)
に示すように、押込部104は、FPC370を上から
押さえ込みようにして自重により下降し、最もキャリッ
ジ200に近接する位置となる。このため、FPC37
0は押込部104により保持部213内に押し込まれ、
FPC370の係止フック371がキャリッジ200の
係合片205aと係合する。なお、この際、押込部10
4は、FPC370を、保持部213から遠ざかる方向
に移動するのを防止する方向に押さえ付ける。
【0039】ところで、このとき、係止フック371が
係合片205aに対し完全な係合状態となるとは限らな
いので(FPC370が完全に弾性復帰して伸びきると
は限らないので)、念の為、例えば、図8(d6)に示
すように、一対の部材103a,103bによりFPC
370を再び狭持して係合片205a側(矢印C方向)
に移動する。これにより、仮にそれまで完全な係合状態
となっていない場合であっても、係止フック371が係
合片205aに対し完全な係合状態となる。
係合片205aに対し完全な係合状態となるとは限らな
いので(FPC370が完全に弾性復帰して伸びきると
は限らないので)、念の為、例えば、図8(d6)に示
すように、一対の部材103a,103bによりFPC
370を再び狭持して係合片205a側(矢印C方向)
に移動する。これにより、仮にそれまで完全な係合状態
となっていない場合であっても、係止フック371が係
合片205aに対し完全な係合状態となる。
【0040】このとき、一対の部材のうちの一方の部材
103aが、弾性材からなるので、該一対の部材はFP
C370をソフトに狭持した状態である。したがって、
FPC370を再び狭持して係合片205a側(矢印C
方向)に移動する前の段階で、既にFPC370が伸び
きっていた場合には、一対の部材103a,103b
が、FPC370の両側を摺動する。
103aが、弾性材からなるので、該一対の部材はFP
C370をソフトに狭持した状態である。したがって、
FPC370を再び狭持して係合片205a側(矢印C
方向)に移動する前の段階で、既にFPC370が伸び
きっていた場合には、一対の部材103a,103b
が、FPC370の両側を摺動する。
【0041】本実施の形態におけるFPC保持装置によ
れば、一対の部材103a,103bと押込部104と
により、FPC370を自動的に保持部213内に配置
することができる。また、係合手段によって、FPC3
70を、キャリッジ200に対し係合させた状態を実現
することができる。したがって、FPC370を、キャ
リッジ200に対し、係合させた状態で保持部213内
に配置することができ、保持部213内に配置されたF
PC370が保持部213から脱落することを防止する
ことができる。
れば、一対の部材103a,103bと押込部104と
により、FPC370を自動的に保持部213内に配置
することができる。また、係合手段によって、FPC3
70を、キャリッジ200に対し係合させた状態を実現
することができる。したがって、FPC370を、キャ
リッジ200に対し、係合させた状態で保持部213内
に配置することができ、保持部213内に配置されたF
PC370が保持部213から脱落することを防止する
ことができる。
【0042】本実施の形態におけるFPC配置装置で
は、ガイド部103をガイド手段と狭持する手段とに兼
用する構成としたが、これに限定するものではなく、例
えば、ガイド手段と狭持する手段とを別に備える構成と
してもよい。しかし、本実施の形態におけるFPC配置
装置の構成を用いれば、FPC370に係止フック37
1を備える場合と備えない場合とのいずれの場合にも対
応可能であり、かつ簡易な構成のFPC配置装置を提供
することができる。
は、ガイド部103をガイド手段と狭持する手段とに兼
用する構成としたが、これに限定するものではなく、例
えば、ガイド手段と狭持する手段とを別に備える構成と
してもよい。しかし、本実施の形態におけるFPC配置
装置の構成を用いれば、FPC370に係止フック37
1を備える場合と備えない場合とのいずれの場合にも対
応可能であり、かつ簡易な構成のFPC配置装置を提供
することができる。
【0043】また、ガイド部103を構成する一対の部
材103a,103bのうち、一方の部材103aが弾
性変形可能な弾性材にて形成されているので、狭持する
FPC370の数量変化に伴い、挟むべきFPC370
の厚さ変化に対応可能である。また、キャリッジ200
との係合が完了したFPC370は摺動可能となるの
で、FPC370の状態に柔軟に対応可能な狭持手段と
することができる。
材103a,103bのうち、一方の部材103aが弾
性変形可能な弾性材にて形成されているので、狭持する
FPC370の数量変化に伴い、挟むべきFPC370
の厚さ変化に対応可能である。また、キャリッジ200
との係合が完了したFPC370は摺動可能となるの
で、FPC370の状態に柔軟に対応可能な狭持手段と
することができる。
【0044】なお、本実施の形態におけるFPC配置装
置では、押込手段と押さえ付け段とを、押込部104に
よって兼用する構成としたが、これに限定されるもので
はなく、例えば、押込手段と押さえ付け手段とを別に設
ける構成としても良い。より望ましくは、押込手段と押
さえ付け手段とを兼用する構成により、用いる部品をよ
り少なく抑えることができるとともに、FPC配置装置
を簡易な構成にすることができる。
置では、押込手段と押さえ付け段とを、押込部104に
よって兼用する構成としたが、これに限定されるもので
はなく、例えば、押込手段と押さえ付け手段とを別に設
ける構成としても良い。より望ましくは、押込手段と押
さえ付け手段とを兼用する構成により、用いる部品をよ
り少なく抑えることができるとともに、FPC配置装置
を簡易な構成にすることができる。
【0045】また、ガイド部103を構成する一対の部
材103a,103bのうち、一方の部材103aが弾
性変形可能な弾性材にて形成され、他方の部材103b
を硬質材から形成される構成としたが、例えば、両方の
部材が弾性変形可能な弾性材にて形成されるものであっ
てもよい。
材103a,103bのうち、一方の部材103aが弾
性変形可能な弾性材にて形成され、他方の部材103b
を硬質材から形成される構成としたが、例えば、両方の
部材が弾性変形可能な弾性材にて形成されるものであっ
てもよい。
【0046】さらに、上記第1および第2の実施の形態
では、3つのキャリッジアーム210を備えたキャリッ
ジ200において、両端部のキャリッジアーム210,
210には、先端部の内側の側面にHGA300が取付
けられており、中央に位置するキャリッジアーム210
には、両側面にHGA300が位置決めされているもの
を用いて、FPC370を配置する例を示したが、キャ
リッジアーム210の数やFPC370の配置の数等を
限定するものではない。要は、少なくとも1以上のキャ
リッジアーム210に位置決めされた1以上のHGA3
00に備えるFPC370を配置するものであればよ
い。したがって、図5〜図8において図示した一対の部
材103a,103bの数も、実施の形態に限定される
ものではない。
では、3つのキャリッジアーム210を備えたキャリッ
ジ200において、両端部のキャリッジアーム210,
210には、先端部の内側の側面にHGA300が取付
けられており、中央に位置するキャリッジアーム210
には、両側面にHGA300が位置決めされているもの
を用いて、FPC370を配置する例を示したが、キャ
リッジアーム210の数やFPC370の配置の数等を
限定するものではない。要は、少なくとも1以上のキャ
リッジアーム210に位置決めされた1以上のHGA3
00に備えるFPC370を配置するものであればよ
い。したがって、図5〜図8において図示した一対の部
材103a,103bの数も、実施の形態に限定される
ものではない。
【0047】
【発明の効果】FPC配置装置は、押込手段により、磁
気ヘッドが一体的に備えるFPCをキャリッジのキャリ
ッジアームに形成された保持部内に自動的に配置するこ
とができる。
気ヘッドが一体的に備えるFPCをキャリッジのキャリ
ッジアームに形成された保持部内に自動的に配置するこ
とができる。
【0048】さらに、押込手段により保持部内に押し込
んで自動的に配置する際に、ガイド手段により、より確
実に配置することができる。
んで自動的に配置する際に、ガイド手段により、より確
実に配置することができる。
【0049】また、本発明のFPC配置装置によれば、
係合手段を備えているので、FPCをキャリッジに対し
係合させることができる。これにより、FPCを、キャ
リッジに形成された保持部内に、保持部からの脱落を防
止すべくキャリッジに対し係合させた状態で配置する作
業を自動的に行うことができる。
係合手段を備えているので、FPCをキャリッジに対し
係合させることができる。これにより、FPCを、キャ
リッジに形成された保持部内に、保持部からの脱落を防
止すべくキャリッジに対し係合させた状態で配置する作
業を自動的に行うことができる。
【0050】さらに、押込手段を備えているので、係合
手段により、FPCをキャリッジに対し係合させる際
に、FPCをより確実に保持部内に配置することができ
る。
手段により、FPCをキャリッジに対し係合させる際
に、FPCをより確実に保持部内に配置することができ
る。
【0051】また、押さえ付け手段を備えているので、
係合手段がFPCの狭持状態を解除する際に、FPCが
保持部から遠ざかる方向に移動するのを防止する方向に
押さえ付けることができ、より確実にFPCを保持部内
に配置することができる。
係合手段がFPCの狭持状態を解除する際に、FPCが
保持部から遠ざかる方向に移動するのを防止する方向に
押さえ付けることができ、より確実にFPCを保持部内
に配置することができる。
【0052】FPC配置装置には、一対の部材により、
FPCを狭持・狭持解除することができる。そして、こ
の一対の部材のうち、少なくとも一方が、弾性変形可能
な弾性材からなるので、一対の部材にて挟むべきFPC
の数の変化によるFPCの厚さの変化に対応できる。
FPCを狭持・狭持解除することができる。そして、こ
の一対の部材のうち、少なくとも一方が、弾性変形可能
な弾性材からなるので、一対の部材にて挟むべきFPC
の数の変化によるFPCの厚さの変化に対応できる。
【図1】本実施の形態に用いられるキャリッジと磁気ヘ
ッドを示す斜視図である。
ッドを示す斜視図である。
【図2】HGAが位置決めされた際に、FPCが所定の
位置に配置されていない状態の一例を示す図である。
位置に配置されていない状態の一例を示す図である。
【図3】HGAが位置決めされた際に、FPCが所定の
位置に配置された状態の一例を示す図である。
位置に配置された状態の一例を示す図である。
【図4】本発明に係るFPC配置装置の一例を示す正面
図である。
図である。
【図5】図4に示すFPC配置装置を矢印D方向から見
た側面図である。
た側面図である。
【図6】図5に示すFPC配置装置のガイド部の拡大図
である。
である。
【図7】FPC配置装置の第1の実施の形態における動
作を説明するための図であり、ガイド部と、押込部と、
FPCとの状態を示す工程図である。
作を説明するための図であり、ガイド部と、押込部と、
FPCとの状態を示す工程図である。
【図8】FPC配置装置の第2の実施の形態における動
作を説明するための図であり、ガイド部と、押込部と、
FPCとの状態を示す工程図である。
作を説明するための図であり、ガイド部と、押込部と、
FPCとの状態を示す工程図である。
【図9】FPC配置装置の第2の実施の形態における動
作を説明するための図であり、ガイド部と押込部の動作
を示す工程図である。
作を説明するための図であり、ガイド部と押込部の動作
を示す工程図である。
1 FPC配置装置
103a,103b 一対の部材(ガイド手段,係合手
段) 104 押込部(押込手段,押さえ付け手段) 200 キャリッジ 210 キャリッジアーム 213 保持部 300 HGA(磁気ヘッド) 370 FPC 371 係合部(係止フック)
段) 104 押込部(押込手段,押さえ付け手段) 200 キャリッジ 210 キャリッジアーム 213 保持部 300 HGA(磁気ヘッド) 370 FPC 371 係合部(係止フック)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 中野 英司
千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ
イコーインスツルメンツ株式会社内
(72)発明者 田崎 康一
千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ
イコーインスツルメンツ株式会社内
Fターム(参考) 5D068 AA01 BB01 CC12 EE17 EE18
GG03
Claims (6)
- 【請求項1】 キャリッジに対し磁気ヘッドを位置決め
した状態時に、該磁気ヘッドが一体的に備えるFPCを
キャリッジのキャリッジアームに形成された保持部内に
配置するFPC配置装置であって、 FPCを前記保持部内に押し込んで配置する押込手段を
備えることを特徴とするFPC配置装置。 - 【請求項2】 前記押込手段がFPCを前記保持部内に
押し込んで配置する際に、FPCを厚み方向両側からガ
イドするガイド手段を備えることを特徴とする請求項1
記載のFPC配置装置。 - 【請求項3】 キャリッジに対し磁気ヘッドを位置決め
した状態時に、該磁気ヘッドが備えるFPCを、キャリ
ッジに形成された保持部内に、該保持部からの脱落を防
止すべく該キャリッジに対し係合させた状態で配置する
FPC配置装置であって、 FPCを厚み方向両側から狭持した状態で、該FPCを
磁気ヘッドに対する固定端側にキャリッジと相対移動さ
せて撓ませることによって、該FPCが有する係合部を
キャリッジに対する係合待機位置に移動させた後に、該
FPCの狭持状態を解除することによって、該FPCを
弾性復帰させて前記係合部をキャリッジに対し係合させ
る係合手段を備えることを特徴とするFPC配置装置。 - 【請求項4】 前記係合手段がFPCの狭持状態を解除
する際に、該FPCを前記保持部内に押し込んで配置す
る押込手段を備えることを特徴とする請求項3記載のF
PC配置装置。 - 【請求項5】 前記係合手段がFPCの狭持状態を解除
する際に、該FPCが保持部から遠ざかる方向に移動す
るのを防止する方向に押さえ付ける押さえ付け手段を備
えることを特徴とする請求項3または4記載のFPC配
置装置。 - 【請求項6】 前記FPCを厚み方向両側から狭持する
際に、互いに接近・離間することにより、FPCを狭持
・狭持解除する一対の部材によりFPCが狭持され、 該一対の部材のうち、少なくとも一方が、弾性変形可能
な弾性材からなることを特徴とする請求項3〜5のいず
れかに記載のFPC配置装置。
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- 2002-12-03 CN CN02156101.XA patent/CN1422726A/zh active Pending
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