JPH06215530A - ディスク記憶システム - Google Patents
ディスク記憶システムInfo
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- JPH06215530A JPH06215530A JP5241305A JP24130593A JPH06215530A JP H06215530 A JPH06215530 A JP H06215530A JP 5241305 A JP5241305 A JP 5241305A JP 24130593 A JP24130593 A JP 24130593A JP H06215530 A JPH06215530 A JP H06215530A
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- disk storage
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- G11B33/121—Disposition of constructional parts in the apparatus, e.g. of power supply, of modules the apparatus comprising a single recording/reproducing device
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- G—PHYSICS
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B25/00—Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus
- G11B25/04—Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はディスク装置を用いたディスク記憶
システムに関し、信号等の転送用のフレキシブル・リー
ドによりアクチュエイタに作用するバイアス力を零に
し、かつ、フレキシブル回路の機械的支持を保証するこ
とを目的とする。 【構成】 ディスク装置のハウジング内に回転可能に取
り付けられるディスク１４と、アクチュエイタのアーム
２８と、ディスク１４に対しデータの読み出しおよび書
き込みを行うために、アクチュエイタに取り付けられる
ヘッドと、アクチュエイタを駆動する駆動手段と、駆動
電力を駆動手段に供給するための第１の電気導体と、変
換用ヘッドと交信を行うための第２の電気導体とに分離
された二重のフレキシブル・リードからなるプリント配
線回路５０とを備え、このプリント配線回路５０は、ハ
ウジング内でプリント配線回路５０を支えるために、下
方プレート１３に嵌合される基板７０上に形成される。
システムに関し、信号等の転送用のフレキシブル・リー
ドによりアクチュエイタに作用するバイアス力を零に
し、かつ、フレキシブル回路の機械的支持を保証するこ
とを目的とする。 【構成】 ディスク装置のハウジング内に回転可能に取
り付けられるディスク１４と、アクチュエイタのアーム
２８と、ディスク１４に対しデータの読み出しおよび書
き込みを行うために、アクチュエイタに取り付けられる
ヘッドと、アクチュエイタを駆動する駆動手段と、駆動
電力を駆動手段に供給するための第１の電気導体と、変
換用ヘッドと交信を行うための第２の電気導体とに分離
された二重のフレキシブル・リードからなるプリント配
線回路５０とを備え、このプリント配線回路５０は、ハ
ウジング内でプリント配線回路５０を支えるために、下
方プレート１３に嵌合される基板７０上に形成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクを用いて各種
データの記憶を行うディスク装置からなるディスク記憶
システムに関する。さらに詳しくいえば、本発明は、デ
ィスク記憶システムにおける各種データの読み書き用の
ヘッドの電子回路を有し、かつ、ボイスコイルモータ
（通常、ＶＣＭと略記される）に対し所定の電力および
アース電位を供給するフレキシブル回路アセンブリに関
するものである。
データの記憶を行うディスク装置からなるディスク記憶
システムに関する。さらに詳しくいえば、本発明は、デ
ィスク記憶システムにおける各種データの読み書き用の
ヘッドの電子回路を有し、かつ、ボイスコイルモータ
（通常、ＶＣＭと略記される）に対し所定の電力および
アース電位を供給するフレキシブル回路アセンブリに関
するものである。
【０００２】本発明に係るフレキシブル回路アセンブリ
は、部分的に、ディスク記憶システムのハウジングに嵌
合される基板に形成される。さらに、上記のフレキシブ
ル回路アセンブリ（フレキシブル・プリント配線回路ア
センブリともいう）は、フレキシブル・リードの集合体
に対する機械的な支持も可能にする。上記のフレキシブ
ル・リードの集合体は、このようなフレキシブル・リー
ドの集合体によりアクチュエイタのキャリッジ（Carria
ge）に作用する固有のバイアス力を無効にするように設
計される。
は、部分的に、ディスク記憶システムのハウジングに嵌
合される基板に形成される。さらに、上記のフレキシブ
ル回路アセンブリ（フレキシブル・プリント配線回路ア
センブリともいう）は、フレキシブル・リードの集合体
に対する機械的な支持も可能にする。上記のフレキシブ
ル・リードの集合体は、このようなフレキシブル・リー
ドの集合体によりアクチュエイタのキャリッジ（Carria
ge）に作用する固有のバイアス力を無効にするように設
計される。
【０００３】
【従来の技術、および、発明が解決しようとする課題】
回転形アクチュエイタがディスク記憶システムに適用さ
れる場合、データ記憶用のディスク上の記録媒体に対し
予め定められた位置に読み書き用のヘッドを配置する目
的でアクチュエイタのアームを両方向に回転させる（こ
のような両方向の回転を回動とよぶこともある）ため
に、ボイスコイルが代表的に使用される。この種のディ
スク記憶システムにおいては、フレキシブル回路は、通
常、アクチュエイタのアームに接続される読み書き用の
ヘッドからまたはこのヘッドへ情報信号を転送するため
に使用される。さらに、上記フレキシブル回路は、読み
書き用のヘッドをサーボラインに接続し、かつ、アクチ
ュエイタのコイルに対し電気的なアースラインを提供
し、そして、このアクチュエイタのコイルに対し所定の
電力を供給するために使用される。
回転形アクチュエイタがディスク記憶システムに適用さ
れる場合、データ記憶用のディスク上の記録媒体に対し
予め定められた位置に読み書き用のヘッドを配置する目
的でアクチュエイタのアームを両方向に回転させる（こ
のような両方向の回転を回動とよぶこともある）ため
に、ボイスコイルが代表的に使用される。この種のディ
スク記憶システムにおいては、フレキシブル回路は、通
常、アクチュエイタのアームに接続される読み書き用の
ヘッドからまたはこのヘッドへ情報信号を転送するため
に使用される。さらに、上記フレキシブル回路は、読み
書き用のヘッドをサーボラインに接続し、かつ、アクチ
ュエイタのコイルに対し電気的なアースラインを提供
し、そして、このアクチュエイタのコイルに対し所定の
電力を供給するために使用される。
【０００４】従来のフレキシブル回路（またはフレキシ
ブル回路アセンブリ）においては、充分な数量の信号線
を収容する試みがなされると共に、漏話（クロストー
ク）および雑音を最小限に抑えるために読み書き用のヘ
ッドに対し信号の経路を引き離す試みがなされている。
このようなフレキシブル回路の１つの例が、米国特許第
5055969号に開示されている。この米国特許第 5055969
号では、ディスク記憶システムのディスク装置における
アクチュエイタのアームにフレキシブル回路を接続する
ことによってこのフレキシブル回路がサーボ動作と相互
干渉を起こさないようにし、漏話および雑音を最小限に
抑えるようにしている。しかしながら、後述するよう
に、米国特許第 5055969号のフレキシブル回路では、こ
のフレキシブル回路によりアクチュエイタのアームに発
生する固有の機械的なバイアス力を減少させ、さらには
無効にするために、このバイアス力を相殺（補償）する
措置がとられていないので、このようなバイアス力によ
る不都合が生ずる。
ブル回路アセンブリ）においては、充分な数量の信号線
を収容する試みがなされると共に、漏話（クロストー
ク）および雑音を最小限に抑えるために読み書き用のヘ
ッドに対し信号の経路を引き離す試みがなされている。
このようなフレキシブル回路の１つの例が、米国特許第
5055969号に開示されている。この米国特許第 5055969
号では、ディスク記憶システムのディスク装置における
アクチュエイタのアームにフレキシブル回路を接続する
ことによってこのフレキシブル回路がサーボ動作と相互
干渉を起こさないようにし、漏話および雑音を最小限に
抑えるようにしている。しかしながら、後述するよう
に、米国特許第 5055969号のフレキシブル回路では、こ
のフレキシブル回路によりアクチュエイタのアームに発
生する固有の機械的なバイアス力を減少させ、さらには
無効にするために、このバイアス力を相殺（補償）する
措置がとられていないので、このようなバイアス力によ
る不都合が生ずる。
【０００５】一般のディスク装置においては、フレキシ
ブル回路の一端は、アクチュエイタのアームに取り付け
られており、その他端は、ディスク装置内の固定点の位
置に取り付けられている。さらに、上記フレキシブル回
路は、記憶用のディスクから離れていく方向に伸びるル
ープの形状をなしている。上記フレキシブル回路がアク
チュエイタ・アセンブリ（アクチュエイタのアームやコ
イル等を含む集合体を意味する）に取り付けられる点
と、ディスク装置内の固定点との距離には制限がある。
このために、フレキシブル回路の円弧または曲線の半径
が小さくなってフレキシブル回路それ自体の長さも制限
される。アクチュエイタのアームが回転して回転形アク
チュエイタ・アセンブリに対しトルクが発生した場合、
フレキシブル回路が動くことにより、ディスク表面に対
するアクチュエイタ・アセンブリの動き、すなわち、デ
ィスク上のトラックの中心線に対するアクチュエイタ・
アセンブリの位置に影響が生ずる。
ブル回路の一端は、アクチュエイタのアームに取り付け
られており、その他端は、ディスク装置内の固定点の位
置に取り付けられている。さらに、上記フレキシブル回
路は、記憶用のディスクから離れていく方向に伸びるル
ープの形状をなしている。上記フレキシブル回路がアク
チュエイタ・アセンブリ（アクチュエイタのアームやコ
イル等を含む集合体を意味する）に取り付けられる点
と、ディスク装置内の固定点との距離には制限がある。
このために、フレキシブル回路の円弧または曲線の半径
が小さくなってフレキシブル回路それ自体の長さも制限
される。アクチュエイタのアームが回転して回転形アク
チュエイタ・アセンブリに対しトルクが発生した場合、
フレキシブル回路が動くことにより、ディスク表面に対
するアクチュエイタ・アセンブリの動き、すなわち、デ
ィスク上のトラックの中心線に対するアクチュエイタ・
アセンブリの位置に影響が生ずる。
【０００６】トラックのシーク動作および追従動作にお
けるエラーを排除するために、上記のようなアクチュエ
イタのアームに作用するトルクの影響を補償することが
要望されている。しかしながら、フレキシブル回路によ
りアクチュエイタのアームに作用するトルクが、このア
ームの位置によって変化するという事実により、上記の
トルク補償は複雑なものになる。
けるエラーを排除するために、上記のようなアクチュエ
イタのアームに作用するトルクの影響を補償することが
要望されている。しかしながら、フレキシブル回路によ
りアクチュエイタのアームに作用するトルクが、このア
ームの位置によって変化するという事実により、上記の
トルク補償は複雑なものになる。
【０００７】フレキシブル・リードの集合体によりアク
チュエイタのアームに作用する固有のバイアス力の影響
を補償するために、さまざまな手法がとられている。あ
るディスク記憶システムにおいては、上記のバイアス力
の補償工程を遂行するために、補償回路系や、サーボ系
のソフトウェアが使用される。しかしながら、これらの
手法は、データの記憶システムのコストを増大させると
共に、サーボ制御の正確さおよび信頼性を減少させるの
で、実用上好ましくないことが見い出されている。
チュエイタのアームに作用する固有のバイアス力の影響
を補償するために、さまざまな手法がとられている。あ
るディスク記憶システムにおいては、上記のバイアス力
の補償工程を遂行するために、補償回路系や、サーボ系
のソフトウェアが使用される。しかしながら、これらの
手法は、データの記憶システムのコストを増大させると
共に、サーボ制御の正確さおよび信頼性を減少させるの
で、実用上好ましくないことが見い出されている。
【０００８】さらに、その他の種々のデータ記憶システ
ムでは、フレキシブル・リードによりアクチュエイタに
作用するトルクを減少させる目的で、単一のフレキシブ
ル・リードの幾何学的形状を変化させる手法がとられて
いる。例えば、米国特許第 4965684号では、単一のフレ
キシブル・リードの回路のおける曲線の半径をできる限
り大きくする（この場合、一般のフレキシブル・リード
の約２倍の大きさを有する）ことにより、フレキシブル
・リードによりアクチュエイタに作用するトルクを最小
限に抑えるようにしている。この米国特許によれば、ア
クチュエイタのアームが回転したときに、フレキシブル
・リードがほぼ直線的に動くので、トルクは最小限に抑
えられる。しかしながら、フレキシブル・リードの回路
の長さを単純に増加させた場合、不必要な共振が発生し
てディスク装置の動作に悪影響を及ぼすおそれが生ず
る。
ムでは、フレキシブル・リードによりアクチュエイタに
作用するトルクを減少させる目的で、単一のフレキシブ
ル・リードの幾何学的形状を変化させる手法がとられて
いる。例えば、米国特許第 4965684号では、単一のフレ
キシブル・リードの回路のおける曲線の半径をできる限
り大きくする（この場合、一般のフレキシブル・リード
の約２倍の大きさを有する）ことにより、フレキシブル
・リードによりアクチュエイタに作用するトルクを最小
限に抑えるようにしている。この米国特許によれば、ア
クチュエイタのアームが回転したときに、フレキシブル
・リードがほぼ直線的に動くので、トルクは最小限に抑
えられる。しかしながら、フレキシブル・リードの回路
の長さを単純に増加させた場合、不必要な共振が発生し
てディスク装置の動作に悪影響を及ぼすおそれが生ず
る。
【０００９】さらにまた、米国特許第 4933785号では、
単一のフレキシブル・リードの集合体が、カムの機能を
有するカム面アセンブリの近傍であってかつアクチュエ
イタのアームに取り付けられている。ここでは、単一の
フレキシブル・リードの集合体は、互いに異なった半径
を有する２つの曲線部分から構成されるような形になっ
ている。この米国特許に記載されているように、単一の
フレキシブル・リードの集合体の曲線に対し異なった２
つの半径をもたせることにより、アクチュエイタ・アセ
ンブリが回転運動を行うすべての範囲に対し発生するト
ルクの値を零にしたままにするようなフレキシブル回路
構成が実現される。しかしながら、単一のフレキシブル
・リードの集合体に対し上記のような二重の曲線部分を
設けることは、ディスク装置の自動実装を行うに際して
は不利になる。その理由として、フレキシブル・リード
をアクチュエイタ・アセンブリに取り付けること以外
に、２つの曲線部分を確実に生成するためのフレキシブ
ル・リードの固定手段をディスク装置内に設けなければ
ならないことが挙げられる。
単一のフレキシブル・リードの集合体が、カムの機能を
有するカム面アセンブリの近傍であってかつアクチュエ
イタのアームに取り付けられている。ここでは、単一の
フレキシブル・リードの集合体は、互いに異なった半径
を有する２つの曲線部分から構成されるような形になっ
ている。この米国特許に記載されているように、単一の
フレキシブル・リードの集合体の曲線に対し異なった２
つの半径をもたせることにより、アクチュエイタ・アセ
ンブリが回転運動を行うすべての範囲に対し発生するト
ルクの値を零にしたままにするようなフレキシブル回路
構成が実現される。しかしながら、単一のフレキシブル
・リードの集合体に対し上記のような二重の曲線部分を
設けることは、ディスク装置の自動実装を行うに際して
は不利になる。その理由として、フレキシブル・リード
をアクチュエイタ・アセンブリに取り付けること以外
に、２つの曲線部分を確実に生成するためのフレキシブ
ル・リードの固定手段をディスク装置内に設けなければ
ならないことが挙げられる。
【００１０】さらにまた、米国特許第 4933785号におい
ては、アクチュエイタのアームに取り付けられたフレキ
シブル・リードの端部と反対側に位置する同フレキシブ
ル・リードの端部が、プリント配線回路ボードに直接固
定されているので、単一のフレキシブル・リード内の二
重の曲線部分を適切な方位に保つためには、ディスク装
置内での充分な機械的な支持が得られない。さらに、上
記のディスク装置を使用している間中は、上記のフレキ
シブル・リードの曲線部分は、適当な機械的な支持がな
ければ、物理的な一体性に煩わされるかまたは物理的な
一体性を失ってしまう。フレキシブル・リードの物理的
な一体性が減少した場合には、不必要なトルクがアーム
に作用し、トラックのシーク動作時および追従動作時に
エラーが発生するおそれがある。
ては、アクチュエイタのアームに取り付けられたフレキ
シブル・リードの端部と反対側に位置する同フレキシブ
ル・リードの端部が、プリント配線回路ボードに直接固
定されているので、単一のフレキシブル・リード内の二
重の曲線部分を適切な方位に保つためには、ディスク装
置内での充分な機械的な支持が得られない。さらに、上
記のディスク装置を使用している間中は、上記のフレキ
シブル・リードの曲線部分は、適当な機械的な支持がな
ければ、物理的な一体性に煩わされるかまたは物理的な
一体性を失ってしまう。フレキシブル・リードの物理的
な一体性が減少した場合には、不必要なトルクがアーム
に作用し、トラックのシーク動作時および追従動作時に
エラーが発生するおそれがある。
【００１１】さらにまた、プリント配線回路ボードの取
り付けに関していえば、米国特許第4933785号では、ア
クチュエイタ・アセンブリに取り付けられたフレキシブ
ル・リードの端部と反対側に位置する同フレキシブル・
リードの端部は、ディスク装置のハウジングの外側に向
かって伸びている。このような構成では、このフレキシ
ブル・リードの端部の位置でディスク装置のハウジング
を封止するための適切な手段がなければ、汚染物質がハ
ウジング内に容易に入り込み、トラックのシーク動作時
および追従動作時のエラー発生の可能性がさらに大きく
なる。
り付けに関していえば、米国特許第4933785号では、ア
クチュエイタ・アセンブリに取り付けられたフレキシブ
ル・リードの端部と反対側に位置する同フレキシブル・
リードの端部は、ディスク装置のハウジングの外側に向
かって伸びている。このような構成では、このフレキシ
ブル・リードの端部の位置でディスク装置のハウジング
を封止するための適切な手段がなければ、汚染物質がハ
ウジング内に容易に入り込み、トラックのシーク動作時
および追従動作時のエラー発生の可能性がさらに大きく
なる。
【００１２】前述の米国特許第 4965684号および第 493
3785号に開示されているような単一のフレキシブル・リ
ードの欠点を考慮した上で、２種の導体に分離されたフ
レキシブル・リードの集合体を提供することが、実際上
望ましいことが見い出されている（ここで、２種の導体
中の一方の導体は、ＶＣＭに対し電力およびアース電位
を供給し、他方の導体は、読み書き用のヘッドからまた
はこのヘッドに信号を転送するためのものである）。こ
のようなフレキシブル・リードの構成によれば、フレキ
シブル・リードによってアクチュエイタのアームに作用
する固有のバイアス力が相殺され得る。
3785号に開示されているような単一のフレキシブル・リ
ードの欠点を考慮した上で、２種の導体に分離されたフ
レキシブル・リードの集合体を提供することが、実際上
望ましいことが見い出されている（ここで、２種の導体
中の一方の導体は、ＶＣＭに対し電力およびアース電位
を供給し、他方の導体は、読み書き用のヘッドからまた
はこのヘッドに信号を転送するためのものである）。こ
のようなフレキシブル・リードの構成によれば、フレキ
シブル・リードによってアクチュエイタのアームに作用
する固有のバイアス力が相殺され得る。
【００１３】さらに、ハウジング内で予め定められた所
望の方位をとるようにフレキシブル回路を保持するため
の機械的な支持を可能にするようなフレキシブル回路に
関係するプリント配線回路を提供することが、実際上望
ましいことも見い出されている。さらにまた、データの
記憶システムにおけるディスク装置のハウジングや、プ
リント配線回路ボードに対し適切な形で封止されるよう
なフレキシブル回路に関係するプリント配線回路を提供
することが、実際上望ましいことも見い出されている。
望の方位をとるようにフレキシブル回路を保持するため
の機械的な支持を可能にするようなフレキシブル回路に
関係するプリント配線回路を提供することが、実際上望
ましいことも見い出されている。さらにまた、データの
記憶システムにおけるディスク装置のハウジングや、プ
リント配線回路ボードに対し適切な形で封止されるよう
なフレキシブル回路に関係するプリント配線回路を提供
することが、実際上望ましいことも見い出されている。
【００１４】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、充分な数量の信号線を収容するフレキシブル回
路を備えたディスク記憶システムを提供することを第１
の目的とするものである。さらに、本発明は、フレキシ
ブル回路によりアクチュエイタのアームに作用するトル
クを無効にするようなフレキシブル回路を備えたディス
ク記憶システムを提供することを第２の目的とするもの
である。
であり、充分な数量の信号線を収容するフレキシブル回
路を備えたディスク記憶システムを提供することを第１
の目的とするものである。さらに、本発明は、フレキシ
ブル回路によりアクチュエイタのアームに作用するトル
クを無効にするようなフレキシブル回路を備えたディス
ク記憶システムを提供することを第２の目的とするもの
である。
【００１５】さらに、本発明は、フレキシブル・リード
の集合体によりアクチュエイタのアームに発生する固有
のバイアス力が相殺されるように、フレキシブル・リー
ドの集合体が２種の異なる導体に分離されるようなディ
スク記憶システムを提供することを第３の目的とするも
のである。さらに、本発明は、フレキシブル回路の機械
的な支持を可能にするようなフレキシブル回路に関係す
るプリント配線回路アセンブリを備えたディスク記憶シ
ステムを提供することを第４の目的とするものである。
の集合体によりアクチュエイタのアームに発生する固有
のバイアス力が相殺されるように、フレキシブル・リー
ドの集合体が２種の異なる導体に分離されるようなディ
スク記憶システムを提供することを第３の目的とするも
のである。さらに、本発明は、フレキシブル回路の機械
的な支持を可能にするようなフレキシブル回路に関係す
るプリント配線回路アセンブリを備えたディスク記憶シ
ステムを提供することを第４の目的とするものである。
【００１６】さらに、本発明は、ディスク装置のハウジ
ング内で予め定められた方位をとるようにフレキシブル
回路を確実に保持するようなフレキシブル回路に関係す
るプリント配線回路アセンブリを提供することを第５の
目的とするものである。さらに、本発明は、ディスク記
憶システム内のディスク装置のハウジングや、ディスク
記憶システム内のプリント配線回路ボードに対し適切な
形で封止されるようなフレキシブル回路に関係するプリ
ント配線回路アセンブリを備えたディスク記憶システム
を提供することを第６の目的とするものである。
ング内で予め定められた方位をとるようにフレキシブル
回路を確実に保持するようなフレキシブル回路に関係す
るプリント配線回路アセンブリを提供することを第５の
目的とするものである。さらに、本発明は、ディスク記
憶システム内のディスク装置のハウジングや、ディスク
記憶システム内のプリント配線回路ボードに対し適切な
形で封止されるようなフレキシブル回路に関係するプリ
ント配線回路アセンブリを備えたディスク記憶システム
を提供することを第６の目的とするものである。
【００１７】さらに、本発明は、自動実装に有利でかつ
比較的安く済むような読み書き動作のエレクトロニクス
やＶＣＭ用の電力回路系やアース回路系を実現するため
のフレキシブル・リードの集合体および嵌め込み形のプ
リント配線回路アセンブリを備えたディスク記憶システ
ムを提供することを第７の目的とするものである。
比較的安く済むような読み書き動作のエレクトロニクス
やＶＣＭ用の電力回路系やアース回路系を実現するため
のフレキシブル・リードの集合体および嵌め込み形のプ
リント配線回路アセンブリを備えたディスク記憶システ
ムを提供することを第７の目的とするものである。
【００１８】
【課題を解決するための手段、および、作用】上記目的
を達成するために、本発明の１つの面においては、フレ
キシブル・リードの集合体ならびにこのフレキシブル・
リードの集合体に関係するプリント配線回路が、回転形
ディスク記憶システムに使用される。この回転形ディス
ク記憶システムでは、アクチュエイタのキャリッジ、す
なわち、アクチュエイタのアームが、平面内で回転運動
を行えるようにハウジング内に取り付けられる。アクチ
ュエイタのキャリッジは、少なくとも１つの読み書き用
のヘッドが、磁気ディスク上の所望のトラックの位置に
配置されるように回動運動を行う。上記アクチュエイタ
は、好ましくは、いわゆる回転形のボイスコイルモータ
（ＶＣＭ）を使用しており、ＶＣＭに電流が流れたとき
に駆動される。
を達成するために、本発明の１つの面においては、フレ
キシブル・リードの集合体ならびにこのフレキシブル・
リードの集合体に関係するプリント配線回路が、回転形
ディスク記憶システムに使用される。この回転形ディス
ク記憶システムでは、アクチュエイタのキャリッジ、す
なわち、アクチュエイタのアームが、平面内で回転運動
を行えるようにハウジング内に取り付けられる。アクチ
ュエイタのキャリッジは、少なくとも１つの読み書き用
のヘッドが、磁気ディスク上の所望のトラックの位置に
配置されるように回動運動を行う。上記アクチュエイタ
は、好ましくは、いわゆる回転形のボイスコイルモータ
（ＶＣＭ）を使用しており、ＶＣＭに電流が流れたとき
に駆動される。
【００１９】本発明の全般的な目的に従えば、本発明の
フレキシブル回路は、このフレキシブル回路によってア
クチュエイタのアームに発生する固有のバイアス力が相
殺されて無効になるように設計され、そして、ハウジン
グ内に取り付けられる。信号線をきちんと分類するため
に、フレキシブル回路が、２種のフレキシブル・リード
からなる２つの導体に分離される。さらに詳しくいえ
ば、一方のフレキシブル・リードは、ＶＣＭに電力およ
びアース電位を供給し、他方のフレキシブル・リード
は、読み書き用のヘッドからまたは読み書き用のヘッド
へ複数の信号を転送する。このような二重のフレキシブ
ル・リードを使用した場合、一方のフレキシブル・リー
ドによりアクチュエイタのアームに発生するバイアス力
は、他方のフレキシブル・リードにより同アクチュエイ
タのアームに発生するバイアス力によって相殺される。
フレキシブル回路は、このフレキシブル回路によってア
クチュエイタのアームに発生する固有のバイアス力が相
殺されて無効になるように設計され、そして、ハウジン
グ内に取り付けられる。信号線をきちんと分類するため
に、フレキシブル回路が、２種のフレキシブル・リード
からなる２つの導体に分離される。さらに詳しくいえ
ば、一方のフレキシブル・リードは、ＶＣＭに電力およ
びアース電位を供給し、他方のフレキシブル・リード
は、読み書き用のヘッドからまたは読み書き用のヘッド
へ複数の信号を転送する。このような二重のフレキシブ
ル・リードを使用した場合、一方のフレキシブル・リー
ドによりアクチュエイタのアームに発生するバイアス力
は、他方のフレキシブル・リードにより同アクチュエイ
タのアームに発生するバイアス力によって相殺される。
【００２０】このような相殺効果を達成するために、一
対のフレキシブル・リードが、アクチュエイタのアーム
の枢軸点の互いに相対向する側にかつ予め定められた位
置にそれぞれ取り付けられる。この場合、アクチュエイ
タのアームに対する二重のフレキシブル・リードの接続
点は、これらのフレキシブル・リードがアームをそれぞ
れ反対の側に押圧するような位置関係になっている。こ
のため、各々のフレキシブル・リードにより発生するバ
イアス力はお互いに相殺され、アーム上に発生する最終
的なバイアス力の値が零になってこのような固有のバイ
アス力は無効になる。
対のフレキシブル・リードが、アクチュエイタのアーム
の枢軸点の互いに相対向する側にかつ予め定められた位
置にそれぞれ取り付けられる。この場合、アクチュエイ
タのアームに対する二重のフレキシブル・リードの接続
点は、これらのフレキシブル・リードがアームをそれぞ
れ反対の側に押圧するような位置関係になっている。こ
のため、各々のフレキシブル・リードにより発生するバ
イアス力はお互いに相殺され、アーム上に発生する最終
的なバイアス力の値が零になってこのような固有のバイ
アス力は無効になる。
【００２１】アクチュエイタのアームの端部の互いに相
対向する側に取り付けられたフレキシブル・リードの各
々は、一体化により形成されており、かつ、ハウジング
内に固定されたプリント配線回路との間で信号の交信を
行う。フレキシブル回路のプリント配線回路は、ハウジ
ング内の下方プレートに嵌合される基板上に形成され
る。この嵌合動作は、ハウジング内でプリント配線回路
を支えると共に、フレキシブル回路に対する機械的な支
持を可能にする目的で行われる。
対向する側に取り付けられたフレキシブル・リードの各
々は、一体化により形成されており、かつ、ハウジング
内に固定されたプリント配線回路との間で信号の交信を
行う。フレキシブル回路のプリント配線回路は、ハウジ
ング内の下方プレートに嵌合される基板上に形成され
る。この嵌合動作は、ハウジング内でプリント配線回路
を支えると共に、フレキシブル回路に対する機械的な支
持を可能にする目的で行われる。
【００２２】上記の基板は、下方に伸びる複数のクリッ
プ部を有している。これらのクリップ部は、プリント配
線回路がハウジング内に確実に固定されるように、下方
プレートの受け側開口内に受容されて嵌合される。さら
に、上記クリップ部は、受け側開口の上部エッジに重な
り合うカム面をそれぞれ有している。これらのカム面
は、クリップ部の各々が互いに内側に向かうようにこれ
らのクリップ部を強制的に押圧し、これらのクリップ部
の各々が、受け側開口を通過して伸びるように構成され
る。さらに、クリップ部の各々は、カム面の各々の上方
の端部に対し横方向かつ外側に伸びる凸縁面を有してい
る。この凸縁面は、受け側開口の下部エッジの下方に伸
びる持ち上げ部材に係合して上記基板を下方プレートに
嵌合するように構成される。
プ部を有している。これらのクリップ部は、プリント配
線回路がハウジング内に確実に固定されるように、下方
プレートの受け側開口内に受容されて嵌合される。さら
に、上記クリップ部は、受け側開口の上部エッジに重な
り合うカム面をそれぞれ有している。これらのカム面
は、クリップ部の各々が互いに内側に向かうようにこれ
らのクリップ部を強制的に押圧し、これらのクリップ部
の各々が、受け側開口を通過して伸びるように構成され
る。さらに、クリップ部の各々は、カム面の各々の上方
の端部に対し横方向かつ外側に伸びる凸縁面を有してい
る。この凸縁面は、受け側開口の下部エッジの下方に伸
びる持ち上げ部材に係合して上記基板を下方プレートに
嵌合するように構成される。
【００２３】汚染物質がディスク装置の環境内に入り込
むのを防止するために、ハウジングの下方プレートに対
し基板が封止される。この封止方法に従えば、下方プレ
ートには、凹面が設けられている。この凹面は、下方プ
レートに対し基板を封止するために、この下方プレート
の最上面に沿って受け側開口を取り囲むような形状にな
っている。さらに、凹面の輪郭は、ガスケット・パッド
の形状を有する封止手段を受け入れるような形をなして
いる。さらに、このガスケット・パッドは、ハウジング
内の予め定められた位置に基板を保持するためのバイア
ス力を提供し得る。
むのを防止するために、ハウジングの下方プレートに対
し基板が封止される。この封止方法に従えば、下方プレ
ートには、凹面が設けられている。この凹面は、下方プ
レートに対し基板を封止するために、この下方プレート
の最上面に沿って受け側開口を取り囲むような形状にな
っている。さらに、凹面の輪郭は、ガスケット・パッド
の形状を有する封止手段を受け入れるような形をなして
いる。さらに、このガスケット・パッドは、ハウジング
内の予め定められた位置に基板を保持するためのバイア
ス力を提供し得る。
【００２４】フレキシブル・リードがハウジング内で予
め定められた所望の方位をとるような形でこれらのフレ
キシブル・リードを捕らえて保持するために、ディスク
装置のハウジング内に設けられるフレキシブル・リード
制動機構は、基板と一体化して形成される。このフレキ
シブル・リード制動機構は、一対の垂直方向の支持部材
と、凸縁部材とを有している。ここで、支持部材は、基
板の支持台から上方に伸びる。さらに、凸縁部材は、上
記一対の垂直方向の支持部材間に受容される支持台から
上方に伸びる。
め定められた所望の方位をとるような形でこれらのフレ
キシブル・リードを捕らえて保持するために、ディスク
装置のハウジング内に設けられるフレキシブル・リード
制動機構は、基板と一体化して形成される。このフレキ
シブル・リード制動機構は、一対の垂直方向の支持部材
と、凸縁部材とを有している。ここで、支持部材は、基
板の支持台から上方に伸びる。さらに、凸縁部材は、上
記一対の垂直方向の支持部材間に受容される支持台から
上方に伸びる。
【００２５】このような構成によれば、フレキシブル・
リードの各々は、凸縁部材と、一対の垂直方向の支持部
材の各々との間で捕らえられ保持される。凸縁部材と各
々の支持部材との間に各フレキシブル・リードをしっか
りと閉じ込めるために、一方の垂直方向の支持部材にお
ける端部は、締結部材を備えている。この締結部材は、
他方の垂直方向の支持部材内に形成される切り欠き部に
より受容されて同切り欠き部内に保持される。
リードの各々は、凸縁部材と、一対の垂直方向の支持部
材の各々との間で捕らえられ保持される。凸縁部材と各
々の支持部材との間に各フレキシブル・リードをしっか
りと閉じ込めるために、一方の垂直方向の支持部材にお
ける端部は、締結部材を備えている。この締結部材は、
他方の垂直方向の支持部材内に形成される切り欠き部に
より受容されて同切り欠き部内に保持される。
【００２６】
【実施例】本発明は、添付の図面（図１〜図５）により
例示される具体的な実施例をこれから説明することによ
り、容易に理解されるであろう。以下添付図面を用いて
本発明の実施例に関連する事項を詳細に説明することと
する。図１は、本発明のディスク記憶システムの一好適
実施例におけるアクチュエイタ・アセンブリおよびフレ
キシブル回路アセンブリを示す斜視図である。ただし、
ここでは、回転形アクチュエイタのキャリッジを使用し
たハードディスク装置を有するディスク記憶システムに
関連するアクチュエイタ・アセンブリおよびフレキシブ
ル回路アセンブリの構成を説明することとする。
例示される具体的な実施例をこれから説明することによ
り、容易に理解されるであろう。以下添付図面を用いて
本発明の実施例に関連する事項を詳細に説明することと
する。図１は、本発明のディスク記憶システムの一好適
実施例におけるアクチュエイタ・アセンブリおよびフレ
キシブル回路アセンブリを示す斜視図である。ただし、
ここでは、回転形アクチュエイタのキャリッジを使用し
たハードディスク装置を有するディスク記憶システムに
関連するアクチュエイタ・アセンブリおよびフレキシブ
ル回路アセンブリの構成を説明することとする。
【００２７】図１に示すように、本発明のディスク記憶
システムの一好適実施例に係るハードディスク装置１０
は、外側ハウジング（単に、ハウジングとよぶこともあ
る）１２を備えている。この外側ハウジング１２は、下
方プレート１３およびカバー（図１中に一点鎖線で示
す）から構成される。これらの下方プレート１３および
カバー間には、データ記憶用のディスク１４や、アクチ
ュエイタ・アセンブリ１６や、データの記憶システムに
関係するその他の構成要素が収容されている。図１に示
す実施例においては、アクチュエイタ軸、すなわち、枢
軸点１８は、アクチュエイタのベースプレート２０に固
定されることにより、アクチュエイタ・アセンブリ１６
の回転運動を可能にする。
システムの一好適実施例に係るハードディスク装置１０
は、外側ハウジング（単に、ハウジングとよぶこともあ
る）１２を備えている。この外側ハウジング１２は、下
方プレート１３およびカバー（図１中に一点鎖線で示
す）から構成される。これらの下方プレート１３および
カバー間には、データ記憶用のディスク１４や、アクチ
ュエイタ・アセンブリ１６や、データの記憶システムに
関係するその他の構成要素が収容されている。図１に示
す実施例においては、アクチュエイタ軸、すなわち、枢
軸点１８は、アクチュエイタのベースプレート２０に固
定されることにより、アクチュエイタ・アセンブリ１６
の回転運動を可能にする。
【００２８】図１に最も良く例示されているように、ヘ
ッド２２のような複数のヘッドは、アクチュエイタ・ア
センブリ１６に支持されている。さらに、これらの複数
のヘッドは、対応するディスク１４にそれぞれデータを
書き込んだり、これらのディスク１４からデータを読み
出したりする。複数のへッド２２の各々は、可撓性部材
２４により支えられている。この可撓性部材２４は、ア
クチュエイタのキャリッジ、すなわち、アクチュエイタ
のアーム２８の中心から離れた部位の端部から伸びてい
る。
ッド２２のような複数のヘッドは、アクチュエイタ・ア
センブリ１６に支持されている。さらに、これらの複数
のヘッドは、対応するディスク１４にそれぞれデータを
書き込んだり、これらのディスク１４からデータを読み
出したりする。複数のへッド２２の各々は、可撓性部材
２４により支えられている。この可撓性部材２４は、ア
クチュエイタのキャリッジ、すなわち、アクチュエイタ
のアーム２８の中心から離れた部位の端部から伸びてい
る。
【００２９】さらに、アクチュエイタのキャリッジに
は、アクチュエイタ用モータ３０が固定される。このア
クチュエイタ用モータ３０は、アクチュエイタのベース
プレート２０に固定される複数の永久磁石（図示されて
いない）と、これらの永久磁石間に挟まれる１つのコイ
ルとを有している。これらのコイルおよび永久磁石によ
り、ボイスコイルモータが構成される。このボイスコイ
ルモータは、コイルに供給される電流に依存して予め定
められた種々の値を有するような力を生成する。この力
に応答して、アクチュエイタ・アセンブリ１６は、枢軸
点（アクチュエイタ軸）１８を中心として右回りの方向
または左回りの方向に駆動される。このため、アクチュ
エイタのアーム２８に支持されたヘッド２２は、ディス
クの外周部から内周部に向かってディスク表面上を移動
する。そして、上記ヘッド２２は、ディスクのデータ記
憶領域におけるほぼ同心円状の複数のトラックの中から
選択された１つのトラック上に配置され、最終的に、こ
の選択されたトラックに対しデータが記録されたりデー
タが読み出されたりする。
は、アクチュエイタ用モータ３０が固定される。このア
クチュエイタ用モータ３０は、アクチュエイタのベース
プレート２０に固定される複数の永久磁石（図示されて
いない）と、これらの永久磁石間に挟まれる１つのコイ
ルとを有している。これらのコイルおよび永久磁石によ
り、ボイスコイルモータが構成される。このボイスコイ
ルモータは、コイルに供給される電流に依存して予め定
められた種々の値を有するような力を生成する。この力
に応答して、アクチュエイタ・アセンブリ１６は、枢軸
点（アクチュエイタ軸）１８を中心として右回りの方向
または左回りの方向に駆動される。このため、アクチュ
エイタのアーム２８に支持されたヘッド２２は、ディス
クの外周部から内周部に向かってディスク表面上を移動
する。そして、上記ヘッド２２は、ディスクのデータ記
憶領域におけるほぼ同心円状の複数のトラックの中から
選択された１つのトラック上に配置され、最終的に、こ
の選択されたトラックに対しデータが記録されたりデー
タが読み出されたりする。
【００３０】回転形アクチュエイタを用いたハードディ
スク記憶システムまたはウィンチェスタディスク（Winc
hester Disk ）記憶システムにおいては、フレキシブル
回路は、代表的に、種々の処理動作との交信、または、
サーボ制御に関するエレクロニクスを実現するために、
読み書き用のヘッドや、サーボラインや、電気的なアー
スラインや、アクチュエイタのコイルに対し相互に接続
する。本発明の一好適実施例では、図１の全体斜視図と
図２の拡大斜視図に示すように、信号線をきちんと分類
するために、フレキシブル回路が、２種のフレキシブル
・リード３２、３４からなる２つの導体に分離されてい
る。さらに詳しくいえば、一方のフレキシブル・リード
３２は、ＶＣＭに電力およびアース電位を供給し、他方
のフレキシブル・リード３４は、読み書き用のヘッドか
らまたは読み書き用のヘッドへ複数の信号を転送する。
このような二重のフレキシブル・リードの設計により、
比較的低いレベルの読み書き用信号に対しこれらの信号
の相互干渉を減少させることができる。上記フレキシブ
ル回路はまた、プリント配線回路５０を有している。こ
のプリント配線回路５０は、接続線７２、７８を備えて
おり、これらの接続線７２、７８は、フレキシブル・リ
ード３２、３４および集積回路７６に対し電気的に接続
される。この集積回路７６は、プリント配線回路５０上
に搭載される。
スク記憶システムまたはウィンチェスタディスク（Winc
hester Disk ）記憶システムにおいては、フレキシブル
回路は、代表的に、種々の処理動作との交信、または、
サーボ制御に関するエレクロニクスを実現するために、
読み書き用のヘッドや、サーボラインや、電気的なアー
スラインや、アクチュエイタのコイルに対し相互に接続
する。本発明の一好適実施例では、図１の全体斜視図と
図２の拡大斜視図に示すように、信号線をきちんと分類
するために、フレキシブル回路が、２種のフレキシブル
・リード３２、３４からなる２つの導体に分離されてい
る。さらに詳しくいえば、一方のフレキシブル・リード
３２は、ＶＣＭに電力およびアース電位を供給し、他方
のフレキシブル・リード３４は、読み書き用のヘッドか
らまたは読み書き用のヘッドへ複数の信号を転送する。
このような二重のフレキシブル・リードの設計により、
比較的低いレベルの読み書き用信号に対しこれらの信号
の相互干渉を減少させることができる。上記フレキシブ
ル回路はまた、プリント配線回路５０を有している。こ
のプリント配線回路５０は、接続線７２、７８を備えて
おり、これらの接続線７２、７８は、フレキシブル・リ
ード３２、３４および集積回路７６に対し電気的に接続
される。この集積回路７６は、プリント配線回路５０上
に搭載される。
【００３１】図１および図２に例示したように、ＶＣＭ
に電力およびアース電位を供給するフレキシブル・リー
ド３２は、ピン３６により、アクチュエイタのアーム２
８の１つの端部３５に取り付けられる。このピン３６
は、アーム２８に対し半田付けがなされたフレキシブル
・リード３２と共に、アーム２８上に圧入される。さら
に、フレキシブル・リード３２は、固定部材４０上に形
成された取り付け用ブラケット３８により、強制的にア
クチュエイタのアーム２８に隣接した状態でしっかりと
固定される。ここで、固定部材４０もまた、フレキシブ
ル・リード３２と同じように、ピン３６によりアーム２
８上に圧入される。上記フレキシブル・リード３２は、
アーム２８から離れていく方向に伸びているので、ルー
プ４２を描くことができる。さらに詳しく説明すると、
ループ４２において、アクチュエイタのアーム２８に固
定された１つの端部３５と反対の端部４４は、ループ４
２の引き出し線部がフレキシブル・リード制動機構４６
を通過してプリント配線回路５０上の結合回路系に接続
されるまで伸びている。
に電力およびアース電位を供給するフレキシブル・リー
ド３２は、ピン３６により、アクチュエイタのアーム２
８の１つの端部３５に取り付けられる。このピン３６
は、アーム２８に対し半田付けがなされたフレキシブル
・リード３２と共に、アーム２８上に圧入される。さら
に、フレキシブル・リード３２は、固定部材４０上に形
成された取り付け用ブラケット３８により、強制的にア
クチュエイタのアーム２８に隣接した状態でしっかりと
固定される。ここで、固定部材４０もまた、フレキシブ
ル・リード３２と同じように、ピン３６によりアーム２
８上に圧入される。上記フレキシブル・リード３２は、
アーム２８から離れていく方向に伸びているので、ルー
プ４２を描くことができる。さらに詳しく説明すると、
ループ４２において、アクチュエイタのアーム２８に固
定された１つの端部３５と反対の端部４４は、ループ４
２の引き出し線部がフレキシブル・リード制動機構４６
を通過してプリント配線回路５０上の結合回路系に接続
されるまで伸びている。
【００３２】読み書き用のヘッド２２からまたは読み書
き用のヘッド２２へ複数の信号を転送する他のフレキシ
ブル・リード３４は、コネクタ５４の１つの端部５２に
おいてアクチュエイタのアーム２８に取り付けられる。
このコネクタ５４は、アクチュエイタのアーム２８上に
配置されている。さらに、フレキシブル・リード３４
は、固定部材４０の拡大部５８によってそれ以上の内側
への動きが抑制されるまで、おおよそ点５６から内側に
向かって伸びる。この場合、上記固定部材４０は、フレ
キシブル・リード３４と同程度の幅を有する。さらにま
た、上記フレキシブル・リード３４は、おおよそ点６０
から外側に向かって曲がりくねっており、かつ、アクチ
ュエイタ・アセンブリから離れていく方向に伸びている
ので、ループ６２を描くことができる。さらに詳しく説
明すると、ループ６２において、１つの端部５２と反対
の端部６４は、ループ６２の引き出し線部がフレキシブ
ル・リード制動機構４６を通過してプリント配線回路５
０上の結合回路系に接続されるまで伸びている。
き用のヘッド２２へ複数の信号を転送する他のフレキシ
ブル・リード３４は、コネクタ５４の１つの端部５２に
おいてアクチュエイタのアーム２８に取り付けられる。
このコネクタ５４は、アクチュエイタのアーム２８上に
配置されている。さらに、フレキシブル・リード３４
は、固定部材４０の拡大部５８によってそれ以上の内側
への動きが抑制されるまで、おおよそ点５６から内側に
向かって伸びる。この場合、上記固定部材４０は、フレ
キシブル・リード３４と同程度の幅を有する。さらにま
た、上記フレキシブル・リード３４は、おおよそ点６０
から外側に向かって曲がりくねっており、かつ、アクチ
ュエイタ・アセンブリから離れていく方向に伸びている
ので、ループ６２を描くことができる。さらに詳しく説
明すると、ループ６２において、１つの端部５２と反対
の端部６４は、ループ６２の引き出し線部がフレキシブ
ル・リード制動機構４６を通過してプリント配線回路５
０上の結合回路系に接続されるまで伸びている。
【００３３】このような二重のフレキシブル・リードの
設計を採用することにより、一方のフレキシブル・リー
ドによりアクチュエイタのアームで発生するバイアス力
は、他方のフレキシブル・リードにより同アクチュエイ
タのアームで発生するバイアス力によって相殺され得
る。この相殺効果を実現するために、一対のフレキシブ
ル・リード３２、３４が、アクチュエイタのアーム２８
の枢軸点１８の互いに相対向する側にそれぞれ取り付け
られる。さらに詳しくいえば、図１に示すように、フレ
キシブル・リード３２の接続点（すなわち、ピン３６
が、アクチュエイタのアーム２８上で圧入される点）
は、枢軸点１８の後方に位置しているのに対し、フレキ
シブル・リード３４の接続点（すなわち、フレキシブル
・リード３４が、コネクタ５４に連結される点）は、枢
軸点１８の前方に位置している。一般に、アクチュエイ
タのアーム２８において上記フレキシブル・リード３
２、３４のようなフレキシブル・リードにより作用する
バイアス力は、フレキシブル・リードのアクチュエイタ
の枢軸点からの距離と、このフレキシブル・リードによ
り形成されるループの相対的な剛性とに関係している。
このことを考慮すれば、アクチュエイタのアーム２８に
対するフレキシブル・リード３２、３４の接続点は、こ
れらのフレキシブル・リードがアームをそれぞれ反対の
側に押圧するような位置関係になっている。この結果、
各々のフレキシブル・リードにより作用するバイアス力
はお互いに相殺され、アーム２８上に発生する最終的な
バイアス力の値が零になってこのような固有のバイアス
力は無効になる。
設計を採用することにより、一方のフレキシブル・リー
ドによりアクチュエイタのアームで発生するバイアス力
は、他方のフレキシブル・リードにより同アクチュエイ
タのアームで発生するバイアス力によって相殺され得
る。この相殺効果を実現するために、一対のフレキシブ
ル・リード３２、３４が、アクチュエイタのアーム２８
の枢軸点１８の互いに相対向する側にそれぞれ取り付け
られる。さらに詳しくいえば、図１に示すように、フレ
キシブル・リード３２の接続点（すなわち、ピン３６
が、アクチュエイタのアーム２８上で圧入される点）
は、枢軸点１８の後方に位置しているのに対し、フレキ
シブル・リード３４の接続点（すなわち、フレキシブル
・リード３４が、コネクタ５４に連結される点）は、枢
軸点１８の前方に位置している。一般に、アクチュエイ
タのアーム２８において上記フレキシブル・リード３
２、３４のようなフレキシブル・リードにより作用する
バイアス力は、フレキシブル・リードのアクチュエイタ
の枢軸点からの距離と、このフレキシブル・リードによ
り形成されるループの相対的な剛性とに関係している。
このことを考慮すれば、アクチュエイタのアーム２８に
対するフレキシブル・リード３２、３４の接続点は、こ
れらのフレキシブル・リードがアームをそれぞれ反対の
側に押圧するような位置関係になっている。この結果、
各々のフレキシブル・リードにより作用するバイアス力
はお互いに相殺され、アーム２８上に発生する最終的な
バイアス力の値が零になってこのような固有のバイアス
力は無効になる。
【００３４】さらに詳しく説明すると、プリント配線回
路５０は、プラスチックまたはプラスチックに類似した
材料からなる可撓性の基板７０上に形成される。この基
板７０は、外側ハウジング１２の下方プレート１３に嵌
合される。このような嵌合作用により、外側ハウジング
１２内のプリント配線回路５０が支えられると共に、フ
レキシブル回路に対する機械的な支持も可能になる。上
記フレキシブル・リード３２、３４の各々の端部３５、
６４に沿って配置された信号線は、一体化により形成さ
れており、プリント配線回路５０上に設けられた信号線
と信号の交信を行うようになっている。さらに詳しくい
えば、フレキシブル・リード３２からの信号線は、プリ
ント配線回路５０内の接続線（信号線）７２へ電気的に
連結される。さらに、これらの接続線（信号線）７２
は、基板７０内に形成された多数ピン・コネクタ７４の
導体へ電気的に連結される。
路５０は、プラスチックまたはプラスチックに類似した
材料からなる可撓性の基板７０上に形成される。この基
板７０は、外側ハウジング１２の下方プレート１３に嵌
合される。このような嵌合作用により、外側ハウジング
１２内のプリント配線回路５０が支えられると共に、フ
レキシブル回路に対する機械的な支持も可能になる。上
記フレキシブル・リード３２、３４の各々の端部３５、
６４に沿って配置された信号線は、一体化により形成さ
れており、プリント配線回路５０上に設けられた信号線
と信号の交信を行うようになっている。さらに詳しくい
えば、フレキシブル・リード３２からの信号線は、プリ
ント配線回路５０内の接続線（信号線）７２へ電気的に
連結される。さらに、これらの接続線（信号線）７２
は、基板７０内に形成された多数ピン・コネクタ７４の
導体へ電気的に連結される。
【００３５】フレキシブル・リード３４の１つの端部６
４における信号線は、接続線７８（図２参照）を介し
て、集積回路７６へ電気的に接続される。この集積回路
７６は、プリント配線回路５０上に搭載されており、読
み書き用信号の処理を行うものである。さらに、アース
電位を供給する接続線７８は、下方プレート１３へ電気
的に接続される。上記の読み書き用信号は、集積回路７
６により処理された後に、プリント配線回路５０内の信
号の接続線７８により、多数ピン・コネクタ７４に連結
される。
４における信号線は、接続線７８（図２参照）を介し
て、集積回路７６へ電気的に接続される。この集積回路
７６は、プリント配線回路５０上に搭載されており、読
み書き用信号の処理を行うものである。さらに、アース
電位を供給する接続線７８は、下方プレート１３へ電気
的に接続される。上記の読み書き用信号は、集積回路７
６により処理された後に、プリント配線回路５０内の信
号の接続線７８により、多数ピン・コネクタ７４に連結
される。
【００３６】この場合、プリント配線回路５０は、ここ
で取り扱われる二重のフレキシブル・リードの設計に関
連して使用されるものとして例示されているけれども、
本発明のプリント配線回路は、一般の単一のフレキシブ
ル・リードにも適用され得ることが容易に認識されるで
あろう。図３は、本発明の一好適実施例におけるディス
ク装置のハウジングの下方プレートの受け側開口内に受
容されると共に図１のフレキシブル回路アセンブリを支
える基板を示す斜視図である。さらに、図４は、図３の
ハウジングの下方プレートの受け側開口から離脱した状
態での基板の嵌め込み形ヒンジを示す分解正面図であ
り、図５は、上記ハウジングの下方プレートの受け側開
口内に完全に受容された状態での基板の嵌め込み形ヒン
ジを示す正面図である。なお、前述した構成要素と同様
のものについては、同一の参照番号を付して表すことと
する。
で取り扱われる二重のフレキシブル・リードの設計に関
連して使用されるものとして例示されているけれども、
本発明のプリント配線回路は、一般の単一のフレキシブ
ル・リードにも適用され得ることが容易に認識されるで
あろう。図３は、本発明の一好適実施例におけるディス
ク装置のハウジングの下方プレートの受け側開口内に受
容されると共に図１のフレキシブル回路アセンブリを支
える基板を示す斜視図である。さらに、図４は、図３の
ハウジングの下方プレートの受け側開口から離脱した状
態での基板の嵌め込み形ヒンジを示す分解正面図であ
り、図５は、上記ハウジングの下方プレートの受け側開
口内に完全に受容された状態での基板の嵌め込み形ヒン
ジを示す正面図である。なお、前述した構成要素と同様
のものについては、同一の参照番号を付して表すことと
する。
【００３７】前述の図１および図２ならびに上記の図３
〜図５に最も良く図示されているように、基板７０は、
下方に伸びる複数のクリップ部８０、８２を備えてい
る。これらのクリップ部８０、８２は、嵌め込み形ヒン
ジを形成する。さらに、これらのクリップ部８０、８２
は、プリント配線回路５０がハウジング１２内に確実に
固定されるように、下方プレート１３の受け側開口８６
（図３参照）内に嵌合される。その他の構成要素とし
て、垂直方向に伸びる固体の延長部材８４は、２つのク
リップ部８０、８２間において基板７０から下方に伸び
る。この場合、延長部材８４は、クリップ部８０、８２
を受け側開口８６内にきちんと配置させるための補助手
段として機能する。上記のクリップ部８０、８２および
延長部材８４は、基板内で多数ピン・コネクタ７４が取
り付けられる部分の下方に伸びている。
〜図５に最も良く図示されているように、基板７０は、
下方に伸びる複数のクリップ部８０、８２を備えてい
る。これらのクリップ部８０、８２は、嵌め込み形ヒン
ジを形成する。さらに、これらのクリップ部８０、８２
は、プリント配線回路５０がハウジング１２内に確実に
固定されるように、下方プレート１３の受け側開口８６
（図３参照）内に嵌合される。その他の構成要素とし
て、垂直方向に伸びる固体の延長部材８４は、２つのク
リップ部８０、８２間において基板７０から下方に伸び
る。この場合、延長部材８４は、クリップ部８０、８２
を受け側開口８６内にきちんと配置させるための補助手
段として機能する。上記のクリップ部８０、８２および
延長部材８４は、基板内で多数ピン・コネクタ７４が取
り付けられる部分の下方に伸びている。
【００３８】上記のクリップ部８０、８２は、それぞ
れ、カム面８８、９０を有している。これらのカム面８
８、９０は、受け側開口８６の上部エッジ９４（図３お
よび図４参照）に重なり合うことにより、クリップ部８
０、８２の各々が互いに内側に向かうように矢印ａの方
向に向けてこれらのクリップ部８０、８２を強制的に押
圧する。すなわち、クリップ部８０、８２の各々は、受
け側開口８６を通過してさらに更に伸びるような形にな
る。クリップ部８０、８２はまた、凸縁面９５ａ、９５
ｂを有している。この凸縁面９５ａ、９５ｂは、それぞ
れ、カム面８８、９０の端部９６ａ、９６ｂに対し横方
向かつ外側に伸びる。これらの凸縁面９５ａ、９５ｂ
は、おおよそ、点９７ａ、９７ｂにおいて下方プレート
１３にそれぞれ係合する。この係合動作は、クリップ部
８０、８２が受け側開口８６を通過して下方に伸びた後
に外側に対しカムとして機能するときに、ハウジング１
２の下方プレート１３に基板７０を嵌め込むことにより
遂行される。図４中で基板７０が保持されかつラッチさ
れる位置において、基板７０の下側に位置する多数ピン
・コネクタ７４のリード端子１００は、ディスク装置の
プリント配線回路ボード（通常、ＰＣＢと略記される、
図示されていない）上の接続部に連結される。このよう
な嵌め込み形の設計を採用することにより、上記フレキ
シブル回路は、自動装置を使用してディスク装置のハウ
ジング内に実装され得る。
れ、カム面８８、９０を有している。これらのカム面８
８、９０は、受け側開口８６の上部エッジ９４（図３お
よび図４参照）に重なり合うことにより、クリップ部８
０、８２の各々が互いに内側に向かうように矢印ａの方
向に向けてこれらのクリップ部８０、８２を強制的に押
圧する。すなわち、クリップ部８０、８２の各々は、受
け側開口８６を通過してさらに更に伸びるような形にな
る。クリップ部８０、８２はまた、凸縁面９５ａ、９５
ｂを有している。この凸縁面９５ａ、９５ｂは、それぞ
れ、カム面８８、９０の端部９６ａ、９６ｂに対し横方
向かつ外側に伸びる。これらの凸縁面９５ａ、９５ｂ
は、おおよそ、点９７ａ、９７ｂにおいて下方プレート
１３にそれぞれ係合する。この係合動作は、クリップ部
８０、８２が受け側開口８６を通過して下方に伸びた後
に外側に対しカムとして機能するときに、ハウジング１
２の下方プレート１３に基板７０を嵌め込むことにより
遂行される。図４中で基板７０が保持されかつラッチさ
れる位置において、基板７０の下側に位置する多数ピン
・コネクタ７４のリード端子１００は、ディスク装置の
プリント配線回路ボード（通常、ＰＣＢと略記される、
図示されていない）上の接続部に連結される。このよう
な嵌め込み形の設計を採用することにより、上記フレキ
シブル回路は、自動装置を使用してディスク装置のハウ
ジング内に実装され得る。
【００３９】本発明の全般的な目的に従えば、データの
記憶システムにおいて、受け側開口８６を通して汚染物
質がディスク装置の環境内に入り込むのを防止する手段
が提供される。さらに詳しくいえば、ハウジング１２の
下方プレート１３に対し基板７０を封止するために、下
方プレート１３には、凹面１０２（図３参照）が設けら
れている。この凹面１０２は、下方プレート１３の最上
面１０３に沿って受け側開口８６を取り囲むような形状
になっている（図２および図３参照）。さらに、凹面１
０２の輪郭は、ガスケット・パッド１０４の形状を有す
る封止手段を受け入れるような形をなしている（図３〜
図５参照）。このガスケット・パッド１０４は、クリッ
プ部８０、８２と垂直方向に伸びる延長部材８４が受け
側開口８６内に受容されてラッチされたときに、下方プ
レート１３に対し基板７０が封止されるように、基板７
０のクリップ部８０、８２と垂直方向に伸びる延長部材
８４とを取り囲むようになっている（図４参照）。さら
に、ガスケット・パッド１０４により、受け側開口８６
と、クリップ部８０、８２により形成される嵌め込み形
ヒンジとの間の寸法公差のばらつきにより生ずるゆるみ
が補償されるので、上記ガスケット・パッド１０４は、
ハウジング１２内の予め定められた位置に基板７０を保
持するためのバイアス力を提供し得る。ここで、上記の
寸法公差のばらつきとは、異なるディスク装置における
クリップ部８０、８２の長さや、下方プレート１３の厚
さに関する寸法公差のばらつきを意味する。
記憶システムにおいて、受け側開口８６を通して汚染物
質がディスク装置の環境内に入り込むのを防止する手段
が提供される。さらに詳しくいえば、ハウジング１２の
下方プレート１３に対し基板７０を封止するために、下
方プレート１３には、凹面１０２（図３参照）が設けら
れている。この凹面１０２は、下方プレート１３の最上
面１０３に沿って受け側開口８６を取り囲むような形状
になっている（図２および図３参照）。さらに、凹面１
０２の輪郭は、ガスケット・パッド１０４の形状を有す
る封止手段を受け入れるような形をなしている（図３〜
図５参照）。このガスケット・パッド１０４は、クリッ
プ部８０、８２と垂直方向に伸びる延長部材８４が受け
側開口８６内に受容されてラッチされたときに、下方プ
レート１３に対し基板７０が封止されるように、基板７
０のクリップ部８０、８２と垂直方向に伸びる延長部材
８４とを取り囲むようになっている（図４参照）。さら
に、ガスケット・パッド１０４により、受け側開口８６
と、クリップ部８０、８２により形成される嵌め込み形
ヒンジとの間の寸法公差のばらつきにより生ずるゆるみ
が補償されるので、上記ガスケット・パッド１０４は、
ハウジング１２内の予め定められた位置に基板７０を保
持するためのバイアス力を提供し得る。ここで、上記の
寸法公差のばらつきとは、異なるディスク装置における
クリップ部８０、８２の長さや、下方プレート１３の厚
さに関する寸法公差のばらつきを意味する。
【００４０】前述のように、フレキシブル・リード制動
機構４６は、ディスク装置のハウジング内に設けられ、
かつ、基板７０と一体化して形成される。このフレキシ
ブル・リード制動機構４６は、フレキシブル・リード３
２、３４がハウジング１２内で予め定められた所望の方
位をとるように、上記フレキシブル・リード３２、３４
を捕らえて保持する（すなわち、フレキシブル・リード
３２、３４が、下方プレート１３に対しおおよそ直角に
なる）。さらに詳しくいえば、図１および図２に最も良
く図示されているように、上記フレキシブル・リード制
動機構４６は、一対の垂直方向の支持部材１１０、１１
２と、凸縁部材１１６とを有している。ここで、支持部
材１１０、１１２は、基板７０の支持台（Support Plat
form）１１４から上方に伸びている。さらに、凸縁部材
１１６は、上記一対の垂直方向の支持部材１１０、１１
２内に受容される支持台１１４から上方に伸びている。
このような構成によれば、フレキシブル・リード３２、
３４の各々は、凸縁部材１１６と、一対の垂直方向の支
持部材１１０、１１２の各々との間で捕らえられ保持さ
れる。図１においては、ＶＣＭに対し電力およびアース
電位を供給するフレキシブル・リード３２が、垂直方向
の支持部材１１２と凸縁部材１１６との間に伸びてお
り、かつ、読み書き用信号およびサーボ信号を結合させ
るフレキシブル・リード３４が、垂直方向の支持部材１
１０と凸縁部材１１６との間に伸びている様子が図示さ
れている。凸縁部材と各々の支持部材との間にフレキシ
ブル・リード３２、３４の各々をしっかりと閉じ込める
ために、止め部１２２を含む締結部材１２０を備えた垂
直方向の支持部材１１０の最上面１１８は、切り欠き部
１２４により受容されて同じ切り欠き部１２４内に保持
される。この切り欠き部１２４は、垂直方向の支持部材
１１２の最上部に形成され、上記の垂直方向の支持部材
１１０、１１２を互いに内側に向かって引っ張るように
なっている。このようなフレキシブル・リード制動機構
により、アクチュエイタのアームでのバイアス力を顕著
に小さくするようなフレキシブル・リードの実用的なル
ープが実現される。
機構４６は、ディスク装置のハウジング内に設けられ、
かつ、基板７０と一体化して形成される。このフレキシ
ブル・リード制動機構４６は、フレキシブル・リード３
２、３４がハウジング１２内で予め定められた所望の方
位をとるように、上記フレキシブル・リード３２、３４
を捕らえて保持する（すなわち、フレキシブル・リード
３２、３４が、下方プレート１３に対しおおよそ直角に
なる）。さらに詳しくいえば、図１および図２に最も良
く図示されているように、上記フレキシブル・リード制
動機構４６は、一対の垂直方向の支持部材１１０、１１
２と、凸縁部材１１６とを有している。ここで、支持部
材１１０、１１２は、基板７０の支持台（Support Plat
form）１１４から上方に伸びている。さらに、凸縁部材
１１６は、上記一対の垂直方向の支持部材１１０、１１
２内に受容される支持台１１４から上方に伸びている。
このような構成によれば、フレキシブル・リード３２、
３４の各々は、凸縁部材１１６と、一対の垂直方向の支
持部材１１０、１１２の各々との間で捕らえられ保持さ
れる。図１においては、ＶＣＭに対し電力およびアース
電位を供給するフレキシブル・リード３２が、垂直方向
の支持部材１１２と凸縁部材１１６との間に伸びてお
り、かつ、読み書き用信号およびサーボ信号を結合させ
るフレキシブル・リード３４が、垂直方向の支持部材１
１０と凸縁部材１１６との間に伸びている様子が図示さ
れている。凸縁部材と各々の支持部材との間にフレキシ
ブル・リード３２、３４の各々をしっかりと閉じ込める
ために、止め部１２２を含む締結部材１２０を備えた垂
直方向の支持部材１１０の最上面１１８は、切り欠き部
１２４により受容されて同じ切り欠き部１２４内に保持
される。この切り欠き部１２４は、垂直方向の支持部材
１１２の最上部に形成され、上記の垂直方向の支持部材
１１０、１１２を互いに内側に向かって引っ張るように
なっている。このようなフレキシブル・リード制動機構
により、アクチュエイタのアームでのバイアス力を顕著
に小さくするようなフレキシブル・リードの実用的なル
ープが実現される。
【００４１】ハウジング１２内の適切な位置に基板７０
を固定するのを助けるために、基板７０は、一体化によ
り形成された取り付け用つば部１２６を有している。こ
の取り付け用つば部１２６は、基板７０から上方に伸び
ており、支持用柱１２８に嵌め込まれる。この支持用柱
１２８は、アクチュエイタのベースプレート２０から上
方に伸びている（図１参照）。上記の取り付け用つば部
１２６は、基板７０と同様のプラスチックまたはプラス
チックプラスチックに類似した材料により形成される。
このような材料を選定すれば、この取り付け用つば部１
２６は、フレキシブル・リードの集合体から絶縁され
る。
を固定するのを助けるために、基板７０は、一体化によ
り形成された取り付け用つば部１２６を有している。こ
の取り付け用つば部１２６は、基板７０から上方に伸び
ており、支持用柱１２８に嵌め込まれる。この支持用柱
１２８は、アクチュエイタのベースプレート２０から上
方に伸びている（図１参照）。上記の取り付け用つば部
１２６は、基板７０と同様のプラスチックまたはプラス
チックプラスチックに類似した材料により形成される。
このような材料を選定すれば、この取り付け用つば部１
２６は、フレキシブル・リードの集合体から絶縁され
る。
【００４２】このような構成によれば、フレキシブル回
路によりアクチュエイタのアームに作用する固有のバイ
アス力を相殺することができるようなデータの記憶シス
テムが実現される。さらに、ハウジング１２内で予め定
められた所望の方位をとるように上記フレキシブル回路
を保持するための機械的な支持を可能にするようなフレ
キシブル回路に関係するプリント配線回路を備えた記憶
システムが実現される。さらにまた、このようなプリン
ト配線回路は、データの記憶システムにおけるディスク
装置のハウジングや、プリント配線回路ボードに対し適
切な形で封止される。
路によりアクチュエイタのアームに作用する固有のバイ
アス力を相殺することができるようなデータの記憶シス
テムが実現される。さらに、ハウジング１２内で予め定
められた所望の方位をとるように上記フレキシブル回路
を保持するための機械的な支持を可能にするようなフレ
キシブル回路に関係するプリント配線回路を備えた記憶
システムが実現される。さらにまた、このようなプリン
ト配線回路は、データの記憶システムにおけるディスク
装置のハウジングや、プリント配線回路ボードに対し適
切な形で封止される。
【００４３】今まで本発明の特定の実施例について説明
してきたが、ここでは、ただ単に、本発明のほんの一例
を例証したにすぎないと考えられる。さらに、当業者に
おいては数多くの変形および変更が容易になし得るの
で、本文で示したような構成にのみ本発明を限定するこ
とは望ましくない。したがって、本文に添付されている
請求の範囲およびその等価物に記載された発明の範囲内
にある限りにおいては、すべての適切な変形例および等
価例が考えられる。
してきたが、ここでは、ただ単に、本発明のほんの一例
を例証したにすぎないと考えられる。さらに、当業者に
おいては数多くの変形および変更が容易になし得るの
で、本文で示したような構成にのみ本発明を限定するこ
とは望ましくない。したがって、本文に添付されている
請求の範囲およびその等価物に記載された発明の範囲内
にある限りにおいては、すべての適切な変形例および等
価例が考えられる。
【００４４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディスク記憶システム内の電力供給用および読み書き用
の信号転送用等のフレキシブル回路において二重のフレ
キシブル・リードを使用しかつこれらのフレキシブル・
リードがアクチュエイタのアームをそれぞれ反対の側に
押圧するような位置関係に設定することにより、このフ
レキシブル回路によってアクチュエイタのアームに発生
する固有のバイアス力が相殺されて零になるようにして
いる。さらに、ハウジング内で予め定められた所望の方
位をとるように上記フレキシブル回路を保持するための
機械的な支持を可能にするようなフレキシブル回路に関
係するプリント配線回路を備えたデータ記憶システムが
実現される。さらにまた、本発明に係るプリント配線回
路は、ディスク装置のハウジングや、プリント配線回路
ボードに対し適切な形で封止されるので、ディスク装置
の環境を汚染物質から保護することも可能になる。
ディスク記憶システム内の電力供給用および読み書き用
の信号転送用等のフレキシブル回路において二重のフレ
キシブル・リードを使用しかつこれらのフレキシブル・
リードがアクチュエイタのアームをそれぞれ反対の側に
押圧するような位置関係に設定することにより、このフ
レキシブル回路によってアクチュエイタのアームに発生
する固有のバイアス力が相殺されて零になるようにして
いる。さらに、ハウジング内で予め定められた所望の方
位をとるように上記フレキシブル回路を保持するための
機械的な支持を可能にするようなフレキシブル回路に関
係するプリント配線回路を備えたデータ記憶システムが
実現される。さらにまた、本発明に係るプリント配線回
路は、ディスク装置のハウジングや、プリント配線回路
ボードに対し適切な形で封止されるので、ディスク装置
の環境を汚染物質から保護することも可能になる。
【図１】本発明のディスク記憶システムの一好適実施例
におけるアクチュエイタ・アセンブリおよびフレキシブ
ル回路アセンブリを示す斜視図である。
におけるアクチュエイタ・アセンブリおよびフレキシブ
ル回路アセンブリを示す斜視図である。
【図２】図１のフレキシブル回路アセンブリを拡大して
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図３】ディスク装置のハウジングの下方プレートの受
け側開口内に受容されると共に図１のフレキシブル回路
アセンブリを支える基板を示す斜視図である。
け側開口内に受容されると共に図１のフレキシブル回路
アセンブリを支える基板を示す斜視図である。
【図４】図３のハウジングの下方プレートの受け側開口
から離脱した状態での基板の嵌め込み形ヒンジを示す分
解正面図である。
から離脱した状態での基板の嵌め込み形ヒンジを示す分
解正面図である。
【図５】図３のハウジングの下方プレートの受け側開口
内に完全に受容された状態での基板の嵌め込み形ヒンジ
を示す正面図である。
内に完全に受容された状態での基板の嵌め込み形ヒンジ
を示す正面図である。
１０…ハードディスク装置 １２…外側ハウジング １３…下方プレート １４…ディスク １６…アクチュエイタ・アセンブリ ２０…ベースプレート ２２…ヘッド ２８…アーム ３０…アクチュエイタ用モータ ３２、３４…フレキシブル・リード ５０…プリント配線回路 ７０…基板 ８６…受け側開口 １０４…ガスケット・パッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三摩 祥司 神奈川県川崎市中原区上小田中1015 富士 通株式会社内 (72)発明者 ゲイリー ケルシック アメリカ合衆国，コロラド 80501，ロン グモント，ハンボルト サークル 2843
Claims (31)
- 【請求項１】 カバーおよび下方プレート（１３）を有
するハウジングと、 該ハウジング内に回転可能に取り付けられる少なくとも
１枚の記憶用のディスク（１４）と、 １つの枢軸点（１８）を中心として回動可能なアクチュ
エイタのアーム（２８）と、 前記ディスク（１４）からデータを読み出したり該ディ
スク（１４）にデータを書き込んだりするために、該ア
クチュエイタに取り付けられる少なくとも１つの変換用
ヘッドと、 該アクチュエイタを駆動する駆動手段と、 所定の駆動電力を該駆動手段に供給するための第１の電
気導体と、前記の少なくとも１つの変換用ヘッドとシス
テム回路系との間で制御信号および情報信号の交換を行
うための第２の電気導体とを有するプリント配線回路
（５０）とを備え、 該プリント配線回路（５０）は、前記ハウジング内で該
プリント配線回路（５０）を支えるために前記下方プレ
ート（１３）に嵌合される基板（７０）に形成されるこ
とを特徴とするディスク記憶システム。 - 【請求項２】 前記駆動手段が、ボイスコイルモータ
（Voice Coil Motor）である請求項１記載のディスク記
憶システム。 - 【請求項３】 前記基板（７０）が、下方に伸びる複数
のクリップ部（８０、８２）を有し、 該クリップ部（８０、８２）は、前記プリント配線回路
（５０）が前記ハウジング内に確実に固定されるよう
に、前記下方プレート（１３）の受け側開口（８６）内
に受容されて嵌合される請求項１記載のディスク記憶シ
ステム。 - 【請求項４】 前記クリップ部（８０、８２）が、前記
受け側開口（８６）の上部エッジに重なり合うカム面
（８８、９０）をそれぞれ有し、 該カム面（８８、９０）は、前記クリップ部（８０、８
２）の各々が互いに内側に向かうように前記クリップ部
（８０、８２）を強制的に押圧し、該クリップ部（８
０、８２）の各々が、前記受け側開口（８６）を通過し
て伸びるように構成される請求項３記載のディスク記憶
システム。 - 【請求項５】 前記クリップ部（８０、８２）の各々
が、前記カム面（８８、９０）の各々の上方の端部に対
し横方向かつ外側に伸びる凸縁面を有し、 該凸縁面は、前記受け側開口（８６）の下部エッジの下
方に伸びる持ち上げ部材に係合して前記基板（７０）を
前記下方プレート（１３）に嵌合するように構成される
請求項４記載のディスク記憶システム。 - 【請求項６】 前記下方プレート（１３）が、該下方プ
レート（１３）の最上面に沿って前記受け側開口（８
６）を取り囲む凹面（１０２）を有し、 該凹面（１０２）の輪郭は、前記クリップ部（８０、８
２）を取り囲む封止手段を受け入れるような形をなして
おり、 該封止手段は、前記下方プレート（１３）に対し前記基
板（７０）を封止すると共に、前記ハウジング内の予め
定められた所定の位置に前記基板（７０）を保持するた
めのバイアス力を提供する請求項３記載のディスク記憶
システム。 - 【請求項７】 前記封止手段が、ガスケット・パッド
（１０４）である請求項６記載のディスク記憶システ
ム。 - 【請求項８】 前記基板（７０）が、可撓性を有し、か
つ、プラスチックまたはプラスチックに類似した材料か
ら形成される請求項１記載のディスク記憶システム。 - 【請求項９】 前記の嵌合形の基板（７０）が、１つの
端部において少なくとも第２の電気導体に接続される回
路手段の一部であって、かつ、該回路手段の機械的な支
持を可能にする請求項１記載のディスク記憶システム。 - 【請求項１０】 前記回路手段が、可撓性を有する請求
項９記載のディスク記憶システム。 - 【請求項１１】 前記回路手段が、前記プリント配線回
路と、前記の少なくとも第２の電気導体との間で情報を
転送するための導体引き出し線を有する請求項１０記載
のディスク記憶システム。 - 【請求項１２】 前記第１および第２の電気導体が、一
対のフレキシブル・リード（３２、３４）として形成さ
れ、 該一対のフレキシブル・リード（３２、３４）の一方の
フレキシブル・リードは、前記駆動手段に対し電力およ
びアース電位を供給し、該フレキシブル・リード（３
２、３４）の他方のフレキシブル・リードは、前記の少
なくとも１つの変換用ヘッドへならびに該変換用ヘッド
から信号を転送する請求項１０記載のディスク記憶シス
テム。 - 【請求項１３】 前記ディスク記憶システムが、さら
に、前記一対のフレキシブル・リード（３２、３４）に
より前記アクチュエイタに作用する固有のバイアス力を
無効にするフレキシブル・リード取り付け手段を、前記
ハウジング内に備える請求項１２記載のディスク記憶シ
ステム。 - 【請求項１４】 前記フレキシブル・リード取り付け手
段が、前記一対のフレキシブル・リード（３２、３４）
を、前記アクチュエイタの枢軸点（１８）の互いに相対
向する側にかつ予め定められた方位にそれぞれ取り付け
るための接続手段を有し、 該接続手段により、前記アクチュエイタに作用する最終
的なバイアス力の値が零になるように前記一対のフレキ
シブル・リード（３２、３４）が固定される請求項１３
記載のディスク記憶システム。 - 【請求項１５】 前記接続手段が、 前記アクチュエイタに固定され、かつ、前記一対のフレ
キシブル・リード（３２、３４）の一方のフレキシブル
・リードに接続されるコネクタと、 前記フレキシブル・リード（３２、３４）の他方のフレ
キシブル・リードを前記アクチュエイタに取り付けるた
めに該アクチュエイタ上に圧入されるピンとを有する請
求項１４記載のディスク記憶システム。 - 【請求項１６】 前記ディスク記憶システムが、さら
に、前記基板（７０）上に配置され、かつ、前記フレキ
シブル・リード（３２、３４）が前記ハウジング内で予
め定められた方位をとるように、前記ハウジング内で前
記一対のフレキシブル・リード（３２、３４）を捕らえ
て保持するフレキシブル・リード制動機構（４６）を備
え、 該フレキシブル・リード制動機構（４６）により、前記
フレキシブル・リード（３２、３４）が、前記ハウジン
グ内で予め定められた方位をとるように該一対のフレキ
シブル・リード（３２、３４）を固定し、該フレキシブ
ル・リード（３２、３４）から前記アクチュエイタに作
用する固有のバイアス力を無効にする請求項１３記載の
ディスク記憶システム。 - 【請求項１７】 前記フレキシブル・リード制動機構
（４６）が、一対の垂直方向の支持部材（１１０、１１
２）と、前記基板（７０）から上方に伸びると共に、該
一対の垂直方向の支持部材（１１０、１１２）の間に位
置する凸縁部材（１１６）とを有し、 前記フレキシブル・リード（３２、３４）の各々が、該
凸縁部材（１１６）と該一対の垂直方向の支持部材（１
１０、１１２）の各々との間に捕らえられ保持される請
求項１６記載のディスク記憶システム。 - 【請求項１８】 前記垂直方向の支持部材（１１０、１
１２）の一方の支持部材における端部が締結部材（１２
０）を有し、 前記垂直方向の支持部材（１１０、１１２）の他方の支
持部材における端部が、該締結部材（１２０）を受容す
る切り欠き部（１２４）を有し、 該締結部材（１２０）および該切り欠き部（１２４）に
より、前記凸縁部材と前記支持部材（１１０、１１２）
の各々との間に前記フレキシブル・リード（３２、３
４）の各々がしっかりと閉じ込められる請求項１７記載
のディスク記憶システム。 - 【請求項１９】 前記ディスク記憶システムが、さら
に、前記ハウジング内で前記駆動手段および前記アクチ
ュエイタを支えるためのアクチュエイタのベースプレー
ト（２０）を備える請求項１記載のディスク記憶システ
ム。 - 【請求項２０】 前記基板（７０）が、一体化により形
成され、かつ、前記基板（７０）から上方に伸びる取り
付け用つば部（１２６）を有し、 該取り付け用つば部（１２６）は、前記ハウジング内の
所定の位置に前記基板（７０）を配置するために、前記
のアクチュエイタのベースプレート（２０）から上方に
伸びる支持用柱（１２８）に嵌め込まれる請求項１９記
載のディスク記憶システム。 - 【請求項２１】 前記取り付け用つば部（１２６）が、
前記第１および第２の電気導体から絶縁される請求項２
０記載のディスク記憶システム。 - 【請求項２２】 前記プリント配線回路（５０）が、前
記の少なくとも１つの変換用ヘッドにより生成される信
号を処理するために、該プリント配線回路（５０）上に
搭載される集積回路（７６）を有する請求項１記載のデ
ィスク記憶システム。 - 【請求項２３】 カバーおよび下方プレート（１３）を
有するハウジングと、 該ハウジング内に回転可能に取り付けられる少なくとも
１枚の磁気記憶用のディスク（１４）と、 １つのアクチュエイタのアーム（２８）と、 前記ディスク（１４）からデータを読み出したり該ディ
スク（１４）にデータを書き込んだりするために、該ア
クチュエイタのアーム（２８）に取り付けられる少なく
とも１つの磁気変換用ヘッドと、 該アクチュエイタを駆動するボイスコイルモータと、 該ボイスコイルモータを駆動するためのボイスコイル駆
動回路と、読み書き用のヘッドの電子回路とが搭載され
たプリント配線回路（５０）とを備え、 該プリント配線回路（５０）は、前記ハウジング内で該
プリント配線回路（５０）を支えるために前記下方プレ
ート（１３）に嵌合される基板（７０）に形成されるこ
とを特徴とするディスク記憶システム。 - 【請求項２４】 カバーおよび下方プレート（１３）を
有するハウジングと、 該ハウジング内に回転可能に取り付けられる少なくとも
１枚の記憶用のディスク（１４）と、 該少なくとも１枚のディスク（１４）を走査するための
少なくとも１つの変換用ヘッドと、 該少なくとも１つの変換用ヘッドを移動可能に支持する
支持手段と、 該支持手段を駆動する駆動手段と、 該支持手段を支えるベースプレートと、 駆動エネルギを前記駆動手段に結合させるための第１の
電気導体と、前記の少なくとも１つの変換用ヘッドとの
交信を行うための第２の電気導体とを有するプリント配
線回路（５０）とを備え、 該プリント配線回路（５０）は、前記ハウジング内で該
プリント配線回路（５０）を支えるために前記下方プレ
ート（１３）に嵌合される基板（７０）に形成されるこ
とを特徴とするディスク記憶システム。 - 【請求項２５】 カバーおよび下方プレート（１３）を
有するハウジングと、 該ハウジング内に回転可能に取り付けられる少なくとも
１枚の記憶用のディスク（１４）と、 アクチュエイタのアーム（２８）と、 前記ディスク（１４）からデータを読み出したり該ディ
スク（１４）にデータを書き込んだりするために、該ア
クチュエイタのアーム（２８）に取り付けられる少なく
とも１つの読み書き用のヘッドと、 該アクチュエイタを駆動する駆動手段と、 駆動信号を該駆動手段に導くための第１の導体手段と、
前記の少なくとも１つの読み書き用のヘッドに制御信号
を導くための第２の導体手段とを有する回路手段とを備
え、 該回路手段は、前記アクチュエイタのアーム（２８）に
取り付けられたフレキシブル回路から構成され、 該フレキシブル回路は、前記ハウジング内での該フレキ
シブル回路の機械的な支持を可能にするために、基板
（７０）に形成されるプリント配線回路（５０）を含む
ことを特徴とするディスク記憶システム。 - 【請求項２６】 前記基板（７０）が、前記ハウジング
に嵌合され、かつ、該ハウジング内で前記プリント配線
回路（５０）を支持する請求項２５記載のディスク記憶
システム。 - 【請求項２７】 前記第１および第２の導体手段が、前
記アクチュエイタのアーム（２８）に作用する固有のバ
イアス力を無効にするために、前記アクチュエイタのア
ーム（２８）にしっかりと固定される一対のフレキシブ
ル・リード（（３２、３４）を有する請求項２６記載の
ディスク記憶システム。 - 【請求項２８】 前記一対のフレキシブル・リード（３
２、３４）の一方のフレキシブル・リードが、前記駆動
手段に対し電力およびアース電位を供給し、該フレキシ
ブル・リード（３２、３４）の他方のフレキシブル・リ
ードは、前記の少なくとも１つの読み書き用のヘッドと
前記プリント配線回路（５０）との間で信号の交信を行
う請求項２７記載のディスク記憶システム。 - 【請求項２９】 １つのハウジングと、 該ハウジング内に回転可能に取り付けられる少なくとも
１枚の記憶用のディスク（１４）と、 １つの枢軸点（１８）を中心として回動可能なアクチュ
エイタのアーム（２８）と、 前記ディスク（１４）からデータを読み出したり該ディ
スク（１４）にデータを書き込んだりするために、該ア
クチュエイタのアーム（２８）に取り付けられる少なく
とも１つの読み書き用のヘッドと、 該アクチュエイタを駆動する駆動手段と、 駆動信号を該駆動手段に結合させるための第１の導体手
段と、前記の少なくとも１つの読み書き用のヘッドに制
御信号を結合させるための第２の導体手段とを有する回
路手段とを備えており、 該第１および第２の導体手段は、前記アクチュエイタの
アーム（２８）に固定される一対のフレキシブル・リー
ド（３２、３４）を有し、 該一対のフレキシブル・リード（３２、３４）の一方の
フレキシブル・リードは、前記駆動手段に対し電力およ
びアース電位を供給し、該フレキシブル・リード（３
２、３４）の他方のフレキシブル・リードは、前記の少
なくとも１つの読み書き用のヘッドへならびに該読み書
き用のヘッドから信号を転送し、 前記ディスク記憶システムは、さらに、前記アクチュエ
イタのアーム（２８）に固定される前記一対のフレキシ
ブル・リード（３２、３４）により該アーム（２８）に
作用する固有のバイアス力を無効にするために、前記ハ
ウジング内に設けられるフレキシブル・リード支持手段
を備えることを特徴とするディスク記憶システム。 - 【請求項３０】 前記フレキシブル・リード支持手段
が、前記一対のフレキシブル・リード（３２、３４）
を、前記アクチュエイタのアーム（２８）の枢軸点（１
８）の互いに相対向する側にかつ予め定められた方位に
それぞれ取り付けるための接続手段を有し、 該接続手段により、前記アクチュエイタのアーム（２
８）に作用する最終的なバイアス力の値が零になるよう
に前記一対のフレキシブル・リード（３２、３４）が固
定される請求項２９記載のディスク記憶システム。 - 【請求項３１】 前記接続手段が、 前記アクチュエイタのアーム（２８）に固定され、か
つ、前記一対のフレキシブル・リード（３２、３４）の
一方のフレキシブル・リードを該アクチュエイタのアー
ム（２８）に接続するコネクタと、 前記フレキシブル・リード（３２、３４）の他方のフレ
キシブル・リードを前記アクチュエイタのアーム（２
８）に取り付けるために該アクチュエイタのアーム（２
８）上に圧入されるピンとを有する請求項３０記載のデ
ィスク記憶システム。
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