JP2003172781A - 放射線測定装置 - Google Patents

放射線測定装置

Info

Publication number
JP2003172781A
JP2003172781A JP2001372658A JP2001372658A JP2003172781A JP 2003172781 A JP2003172781 A JP 2003172781A JP 2001372658 A JP2001372658 A JP 2001372658A JP 2001372658 A JP2001372658 A JP 2001372658A JP 2003172781 A JP2003172781 A JP 2003172781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scintillator
light
radiation
photomultiplier tube
radiation measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001372658A
Other languages
English (en)
Inventor
Genta Sato
玄太 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001372658A priority Critical patent/JP2003172781A/ja
Publication of JP2003172781A publication Critical patent/JP2003172781A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シンチレータを固定せずに効率よく放射線を
測定できる放射線測定装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 放射線の刺激を受けて発光するシンチレ
ータ114を取付ける為のシンチレータ取付部101
と、シンチレータ取付部101に取付けられたシンチレ
ータ114と離間した位置に配置され、シンチレータ1
14によって発光された光を増幅して出力する光電子倍
増管103と、シンチレータ114と光電子倍増管10
3との間に配置されたレンズ102と、シンチレータ1
14に応じてレンズ102を移動させて、シンチレータ
114からの光の焦点位置を調節する焦点位置調節部1
04とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線を測定する
放射線測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、宇宙からの宇宙線や粒子線等
の放射線の飛跡を測定する放射線測定装置として、シン
チレータと光電子倍増管(イメージインテンシファイ
ア)を用いるものがある。これは、放射線がシンチレー
タに入射したときに発生する光を、光を増幅して出力す
る光電子倍増管に入力することで放射線の飛跡を測定す
るものである。又、光電子倍増管をCCD(固体撮像素
子)などに結合することにより放射線の飛跡が電子映像
信号として得られる。シンチレータとしては固体シンチ
レータ、液体シンチレータ、気体シンチレータ、及び光
ファイバにシンチレータをドーピングしたシンチレーテ
ィングファイバなどが存在する。固体シンチレータ、液
体シンチレータ、又は気体シンチレータは、放射線が入
射すると等方的に光を散乱させるため、その光を効率よ
く測定するために光電子倍増管の入力面に接触させて用
いられる。又、シンチレーティングファイバを用いた放
射線測定装置は、シンチレーティングファイバを光電子
倍増管の入力面に接触させることで、シンチレータの発
光による光がファイバ内を伝わり、効率よく放射線の飛
跡の測定が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の放射線測定装置において、シンチレーティングファ
イバを用いた場合は、光ファイバの特性の為、シンチレ
ーティングファイバを光電子倍増管の入力面に常に固定
させておく必要があった。又、シンチレーティングファ
イバ以外のシンチレータを用いた場合も、等方的に散乱
する光を効率よく測定するために、各シンチレータを光
電子倍増管の入力面に常に固定させておく必要があっ
た。したがって、複数の種類のシンチレータを用いて放
射線測定を行いたい場合等は、シンチレータが光電子倍
増管と一体化されていて交換することができない為、シ
ンチレータの種類の分だけの放射線測定装置が必要とな
り、コスト面での負担が大きくなるという問題点があっ
た。そこで、シンチレータを任意に交換できるような放
射線測定装置が望まれていた。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、シンチレータが任意に交換可能であり、且
つ、効率よく放射線を測定できる放射線測定装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の放射線測定装置
は、放射線が入射すると発光する着脱可能なシンチレー
タと、前記シンチレータと離間した位置に配置され前記
シンチレータによって発光された光を増幅して出力する
光増幅手段と、前記シンチレータと前記光増幅手段との
間に配置され、前記シンチレータからの光の焦点位置を
変更可能な光学手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】本発明によれば、着脱可能なシンチレータ
と光増幅手段とが離間して配置され、その間に配置され
た光学手段がシンチレータからの光の焦点位置を変更す
る。したがって、シンチレータが任意に交換可能であ
り、且つ、効率よく放射線を測定できる放射線測定装置
を提供できる。
【0007】さらに、前記光を前記光学手段に反射させ
る為の反射手段を設けてもよい。
【0008】本発明によれば、多方向からの放射線を測
定できる為、放射線測定が3次元的に行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本実施形態に係る放射
線測定装置の構成を示すブロック図である。同図に示し
た放射線測定装置100は、暗室部105、CCD10
6、A/D変換器107、粒子解析部112、及び記憶
媒体113を備えて構成される。尚、暗室部105はシ
ンチレータ取付部101、シンチレータ114、特許請
求の範囲の光学手段に該当するレンズ102及び焦点位
置調節部104、及び特許請求の範囲の光増幅手段に該
当する光電子倍増管103を備え、粒子解析部112は
記憶部108、粒子判別部109、画像圧縮部110、
及び制御部111を備えて構成される。
【0010】次に、図1に示した放射線測定装置100
の各構成要素について説明する。シンチレータ取付部1
01は、放射線測定に用いる任意のシンチレータ114
を取付ける為のものであり、これによりシンチレータ1
14が着脱可能である。シンチレータ114は、宇宙線
や粒子線等の放射線が入射されると、その放射線に応じ
た強度の微弱な光を等方的に散乱させる物質であり、液
体、固体、又は気体シンチレータ等の様々な種類のシン
チレータが用いられる。尚、シンチレータ取付部101
は、立方体の形状をしており、一例として図2に示すよ
うな特許請求の範囲の反射手段に該当する複数の鏡20
1、202、203、及び204が周囲に設けられてい
る。シンチレータ114から等方的に散乱した光はそれ
ぞれの鏡によって反射されレンズ102に入射される。
尚、図2に示した矢印の示す方向が、レンズ102や光
電子倍増管103が配置されている方向である。本実施
例ではシンチレータ取付部101の周囲に鏡201から
204を設けた構成としたが、直接、シンチレータ11
4の周囲に図2と同様に鏡を設ける構成としてもよい。
又、シンチレータ取付部101の形状を立方体とした
が、これに限られるものではなく直方体等でも構わな
い。
【0011】レンズ102は、シンチレータ114から
発光された光を光電子倍増管103の光電面に集光する
ものであり、単レンズや複レンズ等が用いられる。光電
子倍増管103は、レンズ102によって集光された微
弱光を光電面において電子に変換し、その電子を縮小及
び加速して出力蛍光面に高速に衝突させることで光を増
幅し、増幅した光をCCD106に入射するものであ
る。焦点位置調節部104は、制御部111からの制御
によりシンチレータ114からの光を効率よく集めるよ
うにレンズ102を移動させて、該光の焦点位置を調節
するものであることが好ましい。以上の構成を備える暗
室部105は、シンチレータ114が発光する光以外の
余分な外光を光電子倍増管103が拾わないように、外
部の光を遮断して暗室の状態にされたものである。又、
CCD106は受光面に入射した光電子倍増管103か
らの光を電気信号に変換し、A/D変換器107はCC
D106からの出力信号をデジタル信号に変換するもの
である。
【0012】記憶部108は、光電子倍増管103によ
って撮影された画像情報を記憶するものである。粒子判
別部109は、記憶部108に記憶された画像情報が、
光電子倍増管103内の熱ノイズ等のノイズイベントな
のか、要求する粒子飛跡イベントなのかを判別するもの
である。画像圧縮部110は、粒子判別部109で判別
された粒子飛跡イベントを圧縮して記録媒体113に記
録するものである。制御部111は、上記に述べたシン
チレータ114、記憶部108、記憶媒体113、及び
シンチレータ取付部101以外の各構成要素を制御する
ものである。
【0013】以上の構成を備えた放射線測定装置100
について、図3のフローチャートを参照してその動作を
説明する。図3は、選択されたシンチレータ114がシ
ンチレータ取付部101に取付けられてから粒子線飛跡
画像が記録されるまでの流れを説明するフローチャート
である。まず、放射線測定に用いるシンチレータ114
が選択され、シンチレータ取付部101に取付けられ
(S301)、放射線測定が開始される(S302)。
今、例えばミューオンやパイオン等の宇宙線が入射する
と、シンチレータ114が等方的に散乱発光し、その光
が鏡201から204で反射され(S303)、反射さ
れた光はレンズ102に入射する。このとき、焦点位置
調節部104は制御部111の制御により、光電子倍増
管103の光電面に焦点を合わせるようにレンズ102
を移動させる(S304)。光電子倍増管103の光電
面に入射された光は増幅され(S305)、増幅された
光はCCD106に入射し、ここで電気信号に変換さ
れ、さらにA/D変換器107でデジタル信号に変換さ
れる(S306)。ここで、レンズ102が移動して、
シンチレータ114からの光の焦点を光電子倍増管10
3の光電面に合わせるように移動する為、CCD106
には超高感度の光が入射される。超高感度の光が入射さ
れる為、CCD106から出力される画像はSN比(信
号対雑音比)が劣化するが、この段階でノイズの処理が
行われると宇宙線飛跡までカットされてしまう為、特別
なノイズ処理は行われない。
【0014】次いで、A/D変換器107から出力され
た画像情報は、記憶部108に記憶される(S30
7)。さらに、粒子判別部109が、記憶部108に記
憶された画像情報がノイズイベントなのか粒子飛跡イベ
ントなのかを判別する(S308)。そして粒子飛跡イ
ベントのみが画像圧縮部110に送られ、画像圧縮部1
10で画像圧縮処理が行われる(S309)。最後に、
画像圧縮処理が行われた粒子飛跡画像は記録媒体113
に記録される(S310)。尚、記録媒体113に記録
された画像は、図示しないパーソナルコンピュータ等で
表示したり編集したりすることができる。ここで、粒子
飛跡画像は、短時間に非常に多くのイベントが測定され
るため、そのデータ量が大きいものとなってしまう。こ
の為、粒子飛跡画像はモノクロ16階調で処理される。
【0015】以上説明したように、本実施形態の放射線
測定装置100によれば、シンチレータ114がシンチ
レータ取付部101を介して取り替えられる為、一台の
放射線測定装置で複数パターンの実験を行うことができ
る。又、シンチレータ114と光電子倍増管103が離
れているため、シンチレータ114事体に磁場を与えて
粒子の軌道方向を変えさせるような実験を行う場合に
も、光電子倍増管103が磁場の影響を受けて故障して
しまうのを防ぐことができる。
【0016】さらに、シンチレータ114と光電子倍増
管103との間にレンズ102が配置され、レンズ10
2がシンチレータ114からの光の焦点位置を光電子倍
増管103に合わせるように移動するため、等方的に散
乱した光を効率良く光電子倍増管103の光電面に入射
させることができる。
【0017】又、シンチレータ取付部101の周りに、
図2に示したような鏡を設けることで、同時に多方向か
らの放射線の飛跡が測定できる。つまり、放射線の飛跡
を3次元的に測定することができ、精度の高い放射線測
定が可能となる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、着脱可能なシンチレー
タと光増幅手段とが離間して配置され、光学手段により
シンチレータからの光の焦点位置が変更される。したが
って、シンチレータが任意に交換可能であり、且つ、効
率よく放射線を測定できる放射線測定装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る放射線測定装置100の構成
を示すブロック図。
【図2】シンチレータ取付部101の周りに設けられた
鏡の配置例。
【図3】シンチレータ114が選択されてから粒子線飛
跡画像が記録されるまでの流れを説明するフローチャー
ト。
【符号の説明】 100 放射線測定装置 101 シンチレータ取付部 102 レンズ 103 光電子倍増管 104 焦点位置調節部 105 暗室部 106 CCD 107 A/D変換器 108 記憶部 109 粒子判別部 110 画像圧縮部 111 制御部 112 粒子解析部 113 記録媒体 114 シンチレータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線が入射すると発光する着脱可能な
    シンチレータと、 前記シンチレータと離間した位置に配置され前記シンチ
    レータによって発光された光を増幅して出力する光増幅
    手段と、 前記シンチレータと前記光増幅手段との間に配置され、
    前記シンチレータからの光の焦点位置を変更可能な光学
    手段とを備えたことを特徴とする放射線測定装置。
  2. 【請求項2】 前記光を前記光学手段に反射させる為の
    反射手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の放射
    線測定装置。
JP2001372658A 2001-12-06 2001-12-06 放射線測定装置 Pending JP2003172781A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001372658A JP2003172781A (ja) 2001-12-06 2001-12-06 放射線測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001372658A JP2003172781A (ja) 2001-12-06 2001-12-06 放射線測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003172781A true JP2003172781A (ja) 2003-06-20

Family

ID=19181506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001372658A Pending JP2003172781A (ja) 2001-12-06 2001-12-06 放射線測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003172781A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013035389A1 (ja) * 2011-09-07 2013-03-14 株式会社日立ハイテクノロジーズ 走査電子顕微鏡

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013035389A1 (ja) * 2011-09-07 2013-03-14 株式会社日立ハイテクノロジーズ 走査電子顕微鏡
JP2013058314A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Hitachi High-Technologies Corp 走査電子顕微鏡
US9029766B2 (en) 2011-09-07 2015-05-12 Hitachi High-Technologies Corporation Scanning electron microscope

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2986473B2 (ja) 光不透明試料を撮像するための装置およびその方法
JPS6272288A (ja) X線検査装置
KR20040022183A (ko) x선 차폐 이미징 검출기, x선 이미징 시스템 및 그 동작방법
JP2002148735A (ja) 放射線画像情報記録読取装置
JP2003172781A (ja) 放射線測定装置
JPH0415679B2 (ja)
JP2001157674A (ja) X線診断装置
JP4408261B2 (ja) 光検出装置
JP4724277B2 (ja) 画像撮影装置、画像撮影方法
JPH0658460B2 (ja) 内視鏡用光源装置
US4700071A (en) Method of recording and reproducing an electron microscope image
JPH10104766A (ja) 放射線撮影装置
JP3359713B2 (ja) ストレージ蛍光板データ獲得システムにおける雑音減少装置
JP3014225B2 (ja) 放射線量読取装置
JP2004340583A (ja) X線測定装置
JPH0918772A (ja) 顕微鏡画像解析装置
JP2002072388A (ja) 放射線画像情報読取装置
JPH0558213B2 (ja)
CA2157755A1 (en) Camera system for imaging at low light levels
JP4452049B2 (ja) 時間分解二次元微弱光検出方法および装置
JP2002072389A (ja) 放射線画像情報記録読取装置
JP2006084482A (ja) バイオチップ読取装置
Arakawa et al. Compact high-speed computed radiography (CR) system using a linear CCD with a large-area photodiode (PD) and dual transfer lines
JP3773059B2 (ja) バイオチップ読取装置
JP2008268422A (ja) 放射線画像読取装置