JP3773059B2 - バイオチップ読取装置 - Google Patents
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Description
図18において、レーザ等の平行光光源(図示せず)からの励起光は集光レンズ11で絞られ、その後ダイクロイックミラー12で反射して対物レンズ13に入射する。このとき、励起光は対物レンズ13の焦点距離fの位置に結像し、これが第2光源となって対物レンズ13に入射する。
(1)図17に示すバイオチップ読取装置では、ピンホール等の調整が大変であり、また高価にもなるという課題があった。さらに、ステージは走査を行なうために耐久性が要求され、高価になるという欠点もあった。
光源からの励起光を複数のマイクロレンズを介してバイオチップの複数のセルにそれぞれ照射し、前記複数のセル内に注入された蛍光物質付着の試料からの蛍光画像情報を検出器により読取るバイオチップ読取装置であって、前記光源は、光強度の強い部位と光強度の弱い部位から成る励起光を発生するように構成され、前記バイオチップは、試料の発現量が光強度の強い励起光が照射される部位のものほど少なく光強度の弱い励起光が照射される部位のものほど多くなるように、各セルの試料が配置されて成ることを特徴とする。
これにより検出器側のアナログ・デジタル変換器や増幅器には、従来のような大きなダイナミックレンジや高精度は要求されなくなる。
また、請求項3のように、光源と試料の間に励起光の一部を遮光または減光するマスクを配置してもよい。このようにマスクを使用して励起光の一部だけを用いるようにすると、バイオチップ上での試料の配置の自由度が向上する。
このようにすると、発現量分布の異なるバイオチップにもそれぞれ容易に対応することができる。
また、光源の光強度分布のシェーディング量を大きくできるため、光量の大幅な効率アップが図れるという効果もある。
レンズ39により集光し結像した試料像は、カメラ40の受光素子(図示せず)により受像される。
なお、サンプルに付着するゴミはカートリッジ等を使用すると激減できるため、従来のように共焦点型の読取装置にしなくてもよい。ただし、励起光の光量は必要である。本発明では励起光としてレーザ光を用いているため、高輝度で十分な光量が得られる。
(1)光源像の大きさに係る場合
図5に白色光等の非レーザ光を用いた場合のケーラー照明系の要部構成図を示す。光源51(光源の直径がa)からの光が集光レンズ11に入射して直径a’の第2光源52を作る。この第2光源52によりサンプル14は照射される。このときのサンプル14を照射する励起光の角度(ここではこの角度を照射角と呼ぶ)βは第2光源52の直径に対応する。
a’/2=fβ
すなわち、
β=a’/(2f)
ここに、fは対物レンズ3の焦点距離
図6は緑色Gと赤色Rのように波長の異なる2つの光源からなる光源アレイを使用した場合の構成図である。G光源はレンズ11から距離f’の位置の光軸上に置かれ、R光源はその位置で光軸よりbだけ離れた所に置かれている。このような配置では、水平に置かれた試料面に対して、G光源からの光は垂直に入り、他方のR光源からの光は照射角γ(=f’b)で入る。
これにより、試料面での反射励起光はいずれもバリアフィルタ16,16aに直角に入射することになり、それぞれ十分に減衰される。
図7は結像レンズの要部構成図である。バリアフィルタの機能と結像レンズの機能を併せ持つ蛍光フィルタ付レンズ60を用いた場合の例である。
この蛍光フィルタ付レンズ60は、平凸レンズ61の平面側に蛍光用干渉膜62を貼り付けたものであり、この干渉膜62により反射励起光をバリアフィルタと同様に減衰させるものである。
図8に示すように、試料からの反射励起光が対物レンズ13により収束する箇所に遮光部材71を配置して反射励起光をカットする。遮光部材71は例えば透明板あるいは水平方向へ放射状に伸びた3本の支柱等で支える。
上記実施例に示すダイクロイックミラーの代わりに、図9に示すようにケーラー照明の第2光源部に小片のミラー72を配置する。このミラー72は、励起光のビーム径とほぼ等しい面積を有していて、ダイクロイックミラーと同様に光源81からの励起光を反射し、サンプル14を照射すると共に対物レンズ13で絞られた反射励起光も光源側へ反射する。したがって、反射励起光は受光器(図示せず)へは入らない。
なお、ミラー72は透明基板や支柱による支持体73により保持され、その取付け位置と角度が維持される。
図10は透過型蛍光読取方式のバイオチップ読取装置の一実施例図である。この場合も同様にバリアフィルタを用いて透過励起光を減衰させることができる。バリアフィルタ94,97を、サンプル93と対物レンズ95との間と、結像レンズ96と受光器18との間にそれぞれ配置する。なお、バリアフィルタはいずれか一方だけにしても差し支えない。
なお、この場合、対物レンズ95と結像レンズ96とはテレセントリック系になっている。
このとき励起光は、±5度以下の入射角でバリアフィルタ38に入射し、ほぼ10−7以上減衰する。
(1)励起光をバリアフィルタに±5度以内の入射角で入射させるようにしたため、容易に励起光を減衰させることができる。
(2)結像レンズを平凸レンズとし、これに蛍光用干渉膜を貼り付けることにより、バリアフィルタを用いることなく、バリアフィルタを用いたのと同等の作用効果を容易に実現することができる。
(4)透過型の蛍光読取方式のバイオチップ読取装置においてもバリアフィルタを配置して受光器に入る励起光を容易に減衰させることができる。
このような構成によれば、入力(蛍光量)に大きな違いがあっても検出器側のアナログ・デジタル変換器や増幅器での飽和は防止でき、アナログ・デジタル変換器や増幅器には大きなダイナミックレンジと高精度は要求されなくなる。
また、光源の光強度分布のシェーディング量を大きくできるため、光量の大幅な効率アップが図れるという効果もある。
12,12a,41 ダイクロイックミラー
13 対物レンズ
14,36,93 サンプル
15 サイト
16,16a,38,94,97 バリアフィルタ
17,17a,25,32,37,39 レンズ
18,18a 受光器
21,33 マイクロレンズアレイ
23,36 サンプル
31,51,81,91 光源
34 回転板
35 モータ
40 カメラ
52 第2光源
60 蛍光フィルタ付レンズ
61 平凸レンズ
62 蛍光用干渉膜
71 遮光部材
72 ミラー
100 マスク
110 ズーム機構部
Claims (4)
- 光源からの励起光を複数のマイクロレンズを介してバイオチップの複数のセルにそれぞれ照射し、前記複数のセル内に注入された蛍光物質付着の試料からの蛍光画像情報を検出器により読取るバイオチップ読取装置であって、
前記光源は、光強度の強い部位と光強度の弱い部位から成る励起光を発生するように構成され、
前記バイオチップは、試料の発現量が光強度の強い励起光が照射される部位のものほど少なく光強度の弱い励起光が照射される部位のものほど多くなるように、各セルの試料が配置されて成る
ことを特徴とするバイオチップ読取装置。 - 前記光源は、中央が強く周辺が弱い光強度分布を呈する励起光を発生するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のバイオチップ読取装置。
- 前記光源と試料の間に、励起光の一部を遮光または減光するマスクを配置したことを特徴とする請求項1または2に記載のバイオチップ読取装置。
- 前記バイオチップの発現量に対応して前記光源からの励起光の光強度分布を変化させるズーム機構部を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のバイオチップ読取装置。
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