JP2003172476A - 地中埋設管の施工法及び施工用スリーブ - Google Patents

地中埋設管の施工法及び施工用スリーブ

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JP2003172476A JP2001375844A JP2001375844A JP2003172476A JP 2003172476 A JP2003172476 A JP 2003172476A JP 2001375844 A JP2001375844 A JP 2001375844A JP 2001375844 A JP2001375844 A JP 2001375844A JP 2003172476 A JP2003172476 A JP 2003172476A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外側管と内側管からなる地中埋設管の埋設施
工に際し、内側管のみの埋設施工への変更を、気密性高
く、作業性よく行なえる施工用スリーブと、地中埋設管
施工方法の提供する。 【解決手段】 ガイド部3と位置決め機構4を設けたス
リーブ主体2内に、外側管7内に収容された複数の内側
管6を夫々係合保持するスリーブガイド5を設けた施工
用スリーブ1を使用し、各内側管6の先端部をスリーブ
ガイド5に貫通させて他端側に引き出し、各内側管6の
先端部にストッパリング9を装着後、各内側管6をスリ
ーブガイド5内に引き戻して位置決め機構4に当接さ
せ、他端側に所要幅の空間部Aを形成し、シール材10
を外装した外側管7をスリーブ主体2内に挿入させて位
置決め機構4によって位置調整を行い、空間部Aには、
シール材10を装着したケーブル保護管11を挿入固定
して地中埋設管を施工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地中に埋設され
る電力ケーブル、電話線、CATV用ケーブルや有線放
送用ケーブルなどの重要な電力通信線を、保形性の高い
外側管と、この外側管の内部に配置された複数の内側管
とで二重に保護して埋設配線するために用いられる地中
埋設管の施工法と、この施工法に使用する施工用ダクト
スリーブに関するもので、電力・通信配線技術に属する
ものである。
【0002】
【従来の技術】道路の景観を高め、円滑な道路交通を確
保するために、電力ケーブル、電話線などの電力通信線
は、地中に埋設することが主体となってきているが、な
かでも電話線、CATV用ケーブルや有線放送用ケーブ
ルなどの通信系ケーブルを一般の需要家である店舗や住
居へ供給する方法としては、例えば、通信系ケーブルの
収められた地下溝に沿ってほぼ40〜50mの間隔で配
設されたマンホールやハンドホールを利用し、配線しよ
うとする店舗や住居に最も近いハンドホールで通信系ケ
ーブルを分岐し、分岐させたケーブルを店舗や住居まで
配線するという方法が一般的に多く採用されている。
【0003】しかしながら、ハンドホールを利用する方
法は、ハンドホール自身が直径や一辺が1000mm以
上、通常1200〜1600mmというきわめて大きな
ものであるため、分岐作業が容易であるという利点を有
する反面、その設置はスペースの面や経費の面から制限
を受ける。
【0004】特に、ハンドホールは、地下溝に沿ってほ
ぼ40〜50m間隔で設けられているのが普通であるた
め、通信系ケーブルの引き込みを必要とする店舗や住居
がマンホ−ルやハンドホールの近くにあれば、通信系ケ
ーブルなどからケーブルを分岐させることは比較的容易
であるが、マンホ−ルやハンドホールから離れている店
舗や住居に通信系ケーブルからケーブルを分岐させて引
き込むには、かなりの距離にわたって地面を掘り起こさ
なければならず、ケーブルの分岐乃至引き込みの施工に
かなりの工期と経費を必要とするという問題があった。
【0005】この問題を解決するため、発明者らは、特
願2001−134065号において、地中に埋設され
た電力通信線から任意のケーブルを店舗や住居に引き込
むに際し、マンホ−ルやハンドホールの配設距離より短
い間隔で配置され、引き込み工事の工期を短縮するとと
もに、施工を容易にすることのできる電力通信線の分岐
用ます(以下、マンホールやハンドホールを含め、これ
らを総称して「特殊部」という。)と、この分岐用ます
を用いた分岐方法を提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】それらの方法に基づい
て、電力通信線などを二重に保護する構成の地中埋設管
の埋設施工に際しては、ハンドホール位置や構造、需要
家の店舗や住居、さらには地中の構造、既設の設備の関
係から、地中埋設管の長さの調整や、各内側管の分散配
設や、さらには、地中で障害物を避けるための地中埋設
管の変形加工などが必要になることがあるが、現状の内
側管と外側管からなる地中埋設管や施工法では対処が困
難な場合がある。
【0007】そこで、前記のような問題を解決するた
め、例えば、特開2000−358318号公報におい
ては、二重構造の地中埋設管によるケーブルの保護を止
め、内側管のみを配線し保護することが行なわれている
が、電力通信線などを二重に保護する構成の地中埋設管
も使用することができ、しかもより作業性が良く、気密
性が良い施工方法が要望されているのが現状である。
【0008】そこで、発明者らは、外側管と内側管とか
らなる二重保護構造の地中埋設管の埋設施工から内側管
のみからなる保護管の埋設施工への変更、又はその逆の
変更を、気密性の高い状態で、作業性よく行なえる地中
埋設管の施工法を提供すべく検討の結果、先端開口部に
拡径されたガイド部を形成するとともに、基端側に位置
決め機構を設けた円筒状のスリーブ主体内に、地中埋設
管を構成する外側管内に収容された複数の内側管を位置
決めして各係合保持することのできるスリーブガイドを
有する施工用スリーブ用いることによって、前記目的を
達成することができることを見出し、この発明を完成さ
せたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明の請
求項1に記載の発明は、先端開口部に拡径されたガイド
部を形成するとともに、基端側に位置決め機構を設けた
円筒状のスリーブ主体内に、地中埋設管を構成する外側
管内に収容された複数の内側管をそれぞれ係合保持する
ためのスリーブガイドを設けた施工用スリーブを使用す
るものであって、前記各内側管は、その先端部を、前記
スリーブガイドを貫通させて他端側に引き出し、引き出
した各内側管の先端部にストッパリングを装着したの
ち、各内側管をスリーブガイド内に引き戻し、前記スト
ッパリングをスリーブガイドに形成した位置決め機構に
当接させ、スリーブガイドの他端側に所要の幅の空間部
を形成し、前記外側管は、先端部近傍の外周部にシール
材を外装させたのち、スリーブ主体内に挿入させ、その
先端部をスリーブ主体に形成した位置決め機構に当接さ
せたのち位置調整を行い、前記空間部には、先端部近傍
の外周部にシール材を装着したケーブル保護管を挿入固
定することを特徴とする地中埋設管の施工法である。
【0010】また、この発明の請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の地中埋設管の施工法において、前
記空間部へのケーブル保護管の挿入は、前記空間部が形
成されたスリーブガイドの開口部に、ケーブル保護管を
挿入するためのガイド部材を装着し、しかるのち、先端
部近傍の外周部にシール材を装着したケーブル保護管を
挿入することを特徴とするものである。
【0011】また、この発明の請求項3に記載の発明
は、請求項1に記載の地中埋設管の施工法において、前
記地中埋設管を構成する外側管及び内側管は、いずれも
合成樹脂製であって、その外周部に螺旋状又は環状の凸
部を有する波型管であることを特徴とするものである。
【0012】また、この発明の請求項4に記載の発明
は、請求項1又は3に記載の地中埋設管の施工法におい
て、前記内装管は、その先端部を、前記スリーブガイド
に挿通させる前、又は挿通させて他端側に引き出した後
に、先端部近傍の外周部にシール材を装着することを特
徴とするものである。
【0013】また、この発明の請求項5に記載の発明
は、請求項1に記載の地中埋設管の施工法において、前
記スリーブ主体は、その内周部に配置するスリーブガイ
ドを一体的に形成したもので、スリーブガイドの基端側
には、その一部を縮径させて形成した段差、又はその内
周面に形成されたリング状の突条部からなる位置決め機
構を有し、他端開口部を外側に拡径させたものであるこ
とを特徴とするものである。
【0014】また、この発明の請求項6に記載の発明
は、請求項1に記載の地中埋設管の施工法において、前
記ストッパリングは、合成樹脂又は金属製で、側面視C
字状であることを特徴とするものである。
【0015】また、この発明の請求項7に記載の発明
は、請求項1に記載の地中埋設管の施工法において、前
記シール材は、外周面を異形としたゴムリング、又はゴ
ムもしくは合成樹脂製のOリングであることを特徴とす
るものである。
【0016】また、この発明の請求項8に記載の発明
は、請求項1に記載の発明において、前記ケーブル保護
管は、前記内側管と同質もしくは異質のものであること
を特徴とするものである。
【0017】さらに、この発明の請求項9に記載の発明
は、先端開口部に拡径されたガイド部を形成するととも
に、内部に地中埋設管を構成する外側管内に収容された
複数の内側管をそれぞれ係合保持するためのスリーブガ
イドを設け、基端側に位置決め機構を設けた円筒状のス
リーブ主体内と、ケーブル保護管を挿入するためのガイ
ド部材とからなることを特徴とする地中埋設管の施工用
スリーブである。
【0018】さらにまた、この発明の請求項10に記載
の発明は、請求項9に記載の地中埋設管の施工用スリー
ブにおいて、前記スリーブ主体に形成される位置決め機
構は、スリーブ主体の一部を縮径させて形成した段差、
又はその内周面に形成されたリング状の凸状による突状
部であることを特徴とするものである。
【0019】また、この発明の請求項11に記載の発明
は、請求項9に記載の地中埋設管の施工用スリーブにお
いて、前記スリーブガイドは、基端の一部を縮径させて
形成した段差、又はその内周面に形成されたリング状の
凸状による突状部からなる位置決め機構を有し、他端開
口部を外側に拡径させたものであることを特徴とするも
のである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の地中埋設管の施
工法及び施工用スリーブを図面に基づいて詳細に説明す
るが、図面に示されたものは、この発明の一実施の形態
であって、図面に示された施工用スリーブの形状、操作
手順に特定されない。
【0021】図1は、この発明の地中埋設管の施工用ス
リーブを用い、外側管と内側管とからなる地中埋設管の
埋設施工から、前記内側管と同質又は異質のケーブル保
護管のみを埋設施工する場合、さらにはその逆の変更
を、作業性よく、気密性のよい状態で行うことのできる
地中埋設管の施工法における、施工用スリーブ内におけ
る地中埋設管の接続状態を示す概略説明図である。
【0022】施工用スリーブ1は、所要の径を有する円
筒状のスリーブ主体2を合成樹脂で形成し、一方の開口
部を外側に拡径させてガイド部3を形成し、かつ他端の
開口部の近傍に、スリーブ主体2を内側に縮径させて形
成する段差又は内周面に形成する凸条などによる位置決
め機構4が付設されるとともに、スリーブ主体2内にケ
ーブル線を直接収容する複数の内側管6の各先端部を保
持するために、所要の径と長さを有する円筒状のスリー
ブガイド5,5・・・・を所要の配置形状で配設固定し
たものである。
【0023】このスリーブ主体2内に配設固定される前
記各スリーブガイド5は、図2で明らかなように、スリ
ーブ主体2と同様に一方の開口部を外側に拡径させてガ
イド部5aを形成し、かつ他端の開口部の近傍に、スリ
ーブ主体2を縮径させて形成する段差又は内周面に形成
する凸条などによる位置決め機構5bを有するものであ
るが、この位置決め機構5bは、施工に際して内側管6
をスリーブ主体2外に一旦突出させる必要性があるの
で、その内径部は内側管6の外径とほぼ等しくするか、
若干大きめになるよう形成したものである。
【0024】その際、スリーブ主体2内への複数のスリ
ーブガイド5の固定は、図1に示すように、スリーブ主
体2の他端の開口部に円板状の配設板5cを設け、この
配設板5cの内側に各スリーブガイド5の他端部を受入
れる保持するための保持部5dを形成し、この保持部5
dの内側にリング状の凸部を形成して前記位置決め機構
5bを設けて行っているが、スリーブガイド5自体が一
方の開口部にガイド部5aを有し、他端の開口部の近傍
に位置決め機構5bを有するものであれば、スリーブ主
体2とスリーブガイド5を一体成型したものであっても
よい。
【0025】なお、図中、7は外周部に環状の凸部を有
し、内面が平滑である合成樹脂製の波型管からなる外側
管で、その内部に収容する前記内側管6の複数とで地中
埋設管を構成するものであって、先端部近傍の外周部に
は、ゴムリングなどからなるシール材8が外装され、ス
リーブ主体2に保持されるものである。
【0026】前記内側管6も、外側管7と同様に外周部
に環状の凸部を有する合成樹脂製の波型管で形成された
もので、スリーブ主体2内に配置固定されたスリーブガ
イド5内に内挿され、先端部に装着されるストッパリン
グ9と位置決め機構5bにより位置決めされるととも
に、先端部近傍の外周部に装着されたゴムリングなどか
らなるシール材10によりシールされ、また固定される
ものである。
【0027】また、図1において、11は内側管6と同
質又は異質のケーブル保護管12は前記ケーブル保護管
11をスリーブ主体2に装着する際に使用する円筒状の
ガイド部材で、一端開口部12aは前記ケーブル保護管
11を受入れ易くするため外側に拡径されたもので、内
側管6は通常ポリエチレンなどを用いた可撓性のあるも
のであるが、ケーブル保護管12は、外側管による保護
がないので、ポリプロピレン、塩ビなどを用い剛性の高
いものとするのが望ましい。
【0028】以下、前記の施工用スリーブ1を使用し
て、地中埋設管を構成する一方の内側管6に別途製作さ
れたケーブル保護管11を接続する手順の一例を説明す
ると、まず、地中埋設管を構成する外側管7から必要と
する内側管6,6の先端部を引き出したのち、先端部に
シール材8を外装した外側管7をスリーブ主体2に挿入
するとともに、各内側管6の先端部をスリーブ主体2内
に配設固定されたスリーブガイド5内に挿入し、その先
端部を所要の長さだけ他端側からスリーブ主体2外に引
き出す。この時、外側管7の先端はスリーブ主体2の位
置決め機構4の当接している。(図2乃至図3参照)
【0029】ついで、引き出した各内側管6の先端部近
傍の外周部にシール材10を外装するとともに、先端部
にC字状に形成されたストッパリング9を装填したの
ち、各内側管6の他端側を引っ張って、もしくは施工用
スリーブ1を引張って各先端部をスリーブ主体2内に引
き戻すと、内側管6に装着されたシール材10はスリー
ブガイド5内に形成された突条部からなる位置決め機構
4を乗り越えて内側に移動するが、先端部に外装したス
トッパリング9は位置決め機構4と当接し、内側への移
動が阻止され、各内側管6はその位置に固定される。
(図4参照) この時、外側管7は所定位置に位置決めされ、温度変化
による外側管7の伸縮に追随することができる。また、
シール材10が前記位置決め機構4を乗り越えやすいよ
うに、位置決め機構4の形状は、間欠的な突条や傾斜面
を有する段差にするのが望ましい。
【0030】その際、図4に示すように、内側管6の先
端部とスリーブガイド5の基端開口縁との間に、前記ケ
ーブル保護管11の一端部を挿入保持するに十分な空間
部Aが形成されるよう、スリーブガイド5に形成する位
置決め機構4を形成する位置を設定することが肝要であ
る。
【0031】かくして内側管6の先端部とスリーブガイ
ド5の基端開口縁との間に、前記ケーブル保護管11の
一端部を挿入保持するに十分な空間部Aが形成される
と、この空間部A内に別途製作したケーブル保護管11
の一端部を挿入し、ケーブル保護管11をスリーブ主体
2に接続保持させるものである。
【0032】前記ケーブル保護管11のスリーブ主体2
への接続に際しては、一端開口部を外側に拡径させてガ
イド部12aを形成したガイド部材12の基端部を、前
記空間部A内に装着保持させたのち、このガイド部材1
2の一端開口部から前記ケーブル保護管11の一端部を
挿入することが作業性向上、さらにはシールによる気密
性、接着部の強度の観点から望ましい。また、ガイド部
材12は内側管6の伸長を防止する固定具の役割を果た
すものである。
【0033】なお、前記のストッパリング9は、内側管
6の位置を固定する以外に、温度変化やケーブル引き込
みによる内部管6の収縮を防止する機能も有するもの
で、側面視C字状のものが好ましい。
【0034】図6は、この発明の地中埋設管の施工方法
により、地中で障害物を避けるために外側管と内側管か
らなる二重保護構造の、地中埋設管の外側管と内側管の
二重保護の埋設施工から内側管のみからなる保護管の埋
設施工への変更、さらにはその逆の変更施工を示す概念
図で、14は地中埋設管の埋設施工に際して、既存の配
管や岩盤などからなる障害物で、地中埋設管を迂回施工
しなければならない原因物である。
【0035】前記障害物14の手前まで配設された外側
管7と内側管6の二重保護構造の地中埋設管は、この発
明の地中埋設管の施工用スリーブ1に接続され、可撓性
を有するケーブル保護管11のみが接続延長され、この
ケーブル保護管11の可撓性を利用して、障害物14を
回避して配設される。
【0036】図6においては、障害物14を回避したケ
ーブル保護管11は直接、ハンドホール13に接続され
ているが、ハンドホール13の代わりに地中埋設管の施
工用スリーブ1を使用し、施工用スリーブ1から施工用
スリーブ1に内側管6を配設することも当然に可能であ
り、状況に応じ、それらは選択されるものである。
【0037】
【発明の効果】この発明によれば、電力ケーブル、電話
線、CATV用ケーブルや有線放送用ケーブルなどの重
要な電力通信線を、保形性の高い外側管とこの外側管の
内部に配置された複数の内側管とで二重に保護した上で
埋設配線することが、作業性よく、かつ気密性の高い状
態で行なうことができる。
【0038】すなわち、この発明の地中埋設管の施工用
スリーブを用いることにより、地中埋設管の施工に際
し、地中埋設管の長さの調整や、各内側管の分散配設
や、さらには地中に存在する障害物を避けるため、地中
埋設管の変形加工が必要な場合、それらへの対処が容易
で、外側管と内側管の二重保護の埋設施工からケーブル
保護管のみの埋設施工への変更、さらにはその逆の変更
を、作業性よく、かつ気密性の高い状態で行なえるもの
である。
【0039】また、この発明の地中埋設管の施工用スリ
ーブは、先端開口部に拡径されたガイド部を形成すると
ともに、基端側に位置決め機構を設けた円筒状のスリー
ブ主体内に、地中埋設管を構成する外側管内に収容され
た複数の内側管をそれぞれ係合保持するためのスリーブ
ガイドを設けたので、前記した地中埋設管の長さの調整
や、各内側管の分散配設や、さらには地中に存在する障
害物を避けるため、地中埋設管の変形加工が必要な場
合、それらへの対処が容易で、外側管と内側管の二重保
護の埋設施工からケーブル保護管のみの埋設施工への変
更、さらにはその逆の変更を、作業性よく、かつ気密性
の高い状態で行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の地中埋設管の施工方法で、外側管と
内側管の二重保護の埋設施工からケーブル保護のみの埋
設施工の状態変化を示す概略説明である。
【図2】この発明に係る施工用スリーブと地中埋設管と
の関係を示す説明図である。
【図3】施工用スリーブに地中埋設管を挿入した状態を
示す説明図である。
【図4】施工用スリーブに地中埋設管を固定させた状態
を示す説明図である。
【図5】施工用スリーブにガイド部材を接続した状態を
示す説明図である。
【図6】この発明による地中埋設管の施工状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 施工用スリーブ 2 スリーブ主体 3 スリーブ主体のガイド部 4 スリーブ主体の位置決め機構 5 スリーブガイド 6 内側管 7 外側管 8 シール材 9 ストッパリング 10 シール材 11 ケーブル保護管 12 ガイド部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端開口部に拡径されたガイド部を形成す
    るとともに、基端側に位置決め機構を設けた円筒状のス
    リーブ主体内に、地中埋設管を構成する外側管内に収容
    された複数の内側管をそれぞれ係合保持するためのスリ
    ーブガイドを設けた施工用スリーブを使用するものであ
    って、 前記各内側管は、その先端部を、前記スリーブガイドを
    貫通させて他端側に引き出し、引き出した各内側管の先
    端部にストッパリングを装着したのち、各内側管をスリ
    ーブガイド内に引き戻し、前記ストッパリングをスリー
    ブガイドに形成した位置決め機構に当接させ、スリーブ
    ガイドの他端側に所要の幅の空間部を形成し、 前記外側管は、先端部近傍の外周部にシール材を外装さ
    せたのち、スリーブ主体内に挿入させ、その先端部をス
    リーブ主体に形成した位置決め機構に当接させたのち位
    置調整を行い、 前記空間部には、先端部近傍の外周部にシール材を装着
    したケーブル保護管を挿入固定することを特徴とする地
    中埋設管の施工法。
  2. 【請求項2】前記空間部へのケーブル保護管の挿入は、 前記空間部が形成されたスリーブガイドの開口部に、ケ
    ーブル保護管を挿入するためのガイド部材を装着し、し
    かるのち、先端部近傍の外周部にシール材を装着したケ
    ーブル保護管を挿入することを特徴とする請求項1に記
    載の地中埋設管の施工法。
  3. 【請求項3】前記地中埋設管を構成する外側管及び内側
    管は、 いずれも合成樹脂製であって、その外周部に螺旋状又は
    環状の凸部を有する波型管であることを特徴とする請求
    項1に記載の地中埋設管の施工法。
  4. 【請求項4】前記内側管は、 その先端部を、前記スリーブガイドに挿通させる前、又
    は挿通させて他端側に引き出した後に、先端部近傍の外
    周部にシール材を装着することを特徴とする請求項1又
    は3に記載の地中埋設管の施工法。
  5. 【請求項5】前記スリーブ主体は、 その内周部に配置するスリーブガイドを一体的に形成し
    たもので、スリーブガイドの基端側には、その一部を縮
    径させて形成した段差、又はその内周面に形成されたリ
    ング状の突条部からなる位置決め機構を有し、他端開口
    部を外側に拡径させたものであることを特徴とする請求
    項1に記載の地中埋設管の施工法。
  6. 【請求項6】前記ストッパリングは、 合成樹脂又は金属製で、側面視C字状であることを特徴
    とする請求項13に記載の地中埋設管の施工法。
  7. 【請求項7】前記シール材は、 外周面を異形としたゴムリング、又はゴムもしくは合成
    樹脂製のOリングであることを特徴とする請求項1に記
    載の地中埋設管の施工法。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の発明において、 前記ケーブル保護管は、 前記内側管と同質もしくは異質のものであることを特徴
    とする請求項1に記載の地中埋設管の施工法。
  9. 【請求項9】先端開口部に拡径されたガイド部を形成す
    るとともに、内部に地中埋設管を構成する外側管内に収
    容された複数の内側管をそれぞれ係合保持するためのス
    リーブガイドを設け、基端側に位置決め機構を設けた円
    筒状のスリーブ主体内と、ケーブル保護管を挿入するた
    めのガイド部材とからなることを特徴とする地中埋設管
    の施工用スリーブ。
  10. 【請求項10】前記スリーブ主体に形成される位置決め
    機構は、 スリーブ主体の一部を縮径させて形成した段差、又はそ
    の内周面に形成されたリング状の凸状による突状部であ
    ることを特徴とする請求項9に記載の地中埋設管の施工
    用スリーブ。
  11. 【請求項11】前記スリーブガイドは、 基端の一部を縮径させて形成した段差、又はその内周面
    に形成されたリング状の凸状による突状部からなる位置
    決め機構を有し、他端開口部を外側に拡径させたもので
    あることを特徴とする請求項9に記載の地中埋設管の施
    工用スリーブ。
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