JP2003172341A - ボールねじ支持用多点接触玉軸受 - Google Patents

ボールねじ支持用多点接触玉軸受

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JP2003172341A
JP2003172341A JP2002245562A JP2002245562A JP2003172341A JP 2003172341 A JP2003172341 A JP 2003172341A JP 2002245562 A JP2002245562 A JP 2002245562A JP 2002245562 A JP2002245562 A JP 2002245562A JP 2003172341 A JP2003172341 A JP 2003172341A
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Japan
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ball
bearing
contact
ball bearing
contact angle
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JP2002245562A
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Yoshiaki Katsuno
美昭 勝野
Kazuhiro Hara
和弘 原
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NSK Ltd
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NSK Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/14Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
    • F16C19/16Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls
    • F16C19/163Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls with angular contact
    • F16C19/166Four-point-contact ball bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2240/00Specified values or numerical ranges of parameters; Relations between them
    • F16C2240/40Linear dimensions, e.g. length, radius, thickness, gap
    • F16C2240/70Diameters; Radii
    • F16C2240/76Osculation, i.e. relation between radii of balls and raceway groove

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールねじのボールねじ軸を支持する軸受と
して好適な多点接触玉軸受を提供する。 【解決手段】 玉10cの直径をD、外輪側軌道溝10
eの曲率をRe、内輪側軌道溝10fの曲率をRi、玉
10cと軌道溝10a,10bとの接触角をαとしたと
き、接触角αを12.5°<α≦32.5°とし、かつ
玉10cの直径に対する軌道溝10e,10fの曲率比
をRe/D=Ri/D=0.54〜0.61とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばIT関連
製品の製造工程や組立工程などで半導体チップ、液晶等
の電子部品を基板上に実装もしくは装着する電子部品実
装装置や、放電加工機、レーザ加工機等の非切削型工作
機械あるいは小径ねじ、穴加工で使用されるタッピング
センター等の軽切削型工作機械などで使用される精密位
置決め用ボールねじのボールねじ軸を支持するボールね
じ支持用多点接触玉軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品実装装置や工作機械等で
使用される精密位置決め用ボールねじのボールねじ軸
は、図20に示されるような軸受装置によって支持され
ていることが多い。この軸受装置は二列組合せ軸受1
と、この二列組合せ軸受1の周囲を密封する軸受ハウジ
ング2と、この軸受ハウジング2の軸方向両端部に設け
られたオイルシール3とからなり、二列組合せ軸受1
は、図21に示されるように、二つのアンギュラ玉軸受
4から構成されている。これらのアンギュラ玉軸受4は
外輪4a、内輪4b、玉4c等からなり、内輪4bは、
図20に示されるように、ボールねじ軸5の端部に形成
された大径軸部5aの端面に押えリング6及びナット7
によって押付け固定されている。なお、軸受ハウジング
2は円筒状のハウジング本体2aと、このハウジング本
体2aのフランジ部2bにボルト接合される環状の外輪
押え2cとから構成されている。
【0003】ところで、アンギュラ玉軸受は深溝玉軸受
に比べ、以下のような特徴を持っている。 一列当りの玉数が多く、荷重負荷能力や剛性が大き
い。 保持器形状が強固であり、高速回転が可能。 単列では一方向のアキシャル荷重しか負荷すること
ができないが、アンギュラ玉軸受を二列の組合せとする
ことにより、両方向のアキシャル荷重を負荷することが
可能となる。
【0004】 二つのアンギュラ玉軸受の端面間に形
成されるギャップg(図21参照)を調整することによ
り、軸受の内部すき間を無くし、予め内部荷重を発生さ
せること(いわゆる定位置予圧)が容易である。予圧を
かけることで、軸受剛性の向上や高回転精度を得ること
が可能となる。アンギュラ玉軸受は以上のような特徴を
持っていることから、旋盤やフライス盤、研削盤等の工
作機械においてスピンドルを支持する軸受と使用される
他、高精度の位置決めを必要とする機械(例えば工作機
械用精密ボールねじ、電子部品高速装着機用精密ボール
ねじ、搬送ロボット用ボールねじ等)にも広く使用され
ている。しかし、ボールねじのボールねじ軸を支持する
軸受としてアンギュラ玉軸受を使用する場合、ボールね
じ軸には両アキシャル方向の負荷荷重が作用するため、
単列のアンギュラ玉軸受のみではボールねじ軸に作用す
る負荷荷重を支持することができない。従って、切削型
あるいは研削型工作機械のベッドを移動させる手段とし
て用いられるボールねじでは、加工荷重の反力による変
位を最小限に抑え、かつ所要の加工精度を得るために、
軸方向剛性が極めて大きく、かつ接触角が60°程度の
スラストアンギュラ玉軸受を2〜4列に組合せたものを
ボールねじ支持用軸受として使用している場合が多い。
この場合、ラジアル方向の負荷荷重は、ボールねじとセ
ットで使用されるリニアガイドやアリ溝が受ける構造と
なっている。
【0005】一方、放電加工機、レーザ加工機等の電解
加工型工作機械や電子部品実装装置、部品搬送ロボット
等では、実加工時の負荷荷重が比較的小さいことから、
ボールねじ軸を支持する軸受として、例えば内径寸法が
6mm〜40mm程度で、接触角が15°〜30°程度
の標準型アンギュラ玉軸受(寸法系列70××、72×
×等)を二列に組合せ、数十Nから数百Nの比較的小さ
な予圧をかけたものを使用する場合が多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなボールねじ支持用軸受は、単列のものに比較して約
2倍のスペースを必要とするため、ボールねじの軸方向
長さ増大を招くという問題があった。また、1つの機械
で数ヶ所に使用される場合、ボールねじ支持用軸受同士
が干渉することが懸念される。これに加えて、最近で
は、部品の実装速度を上げてタクトタイムを短縮化する
ことが要求されており、可動部分の軽量化による急加減
速時の慣性力軽減要求も非常に高い。
【0007】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、ボールねじ
支持用軸受として、現在使用されている二列組合せアン
ギュラ玉軸受からの代替が可能で、かつ正確な位置決め
と予圧付与が可能なボールねじ支持用多点接触玉軸受を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、外輪および内輪に形成された
軌道溝に対して3点以上で接触する多数の玉を有する多
点接触玉軸受であって、前記玉の直径をD、前記軌道溝
の曲率をR、前記玉と軌道溝との接触角をαとしたと
き、前記接触角αを12.5°<α≦17.5°とし、
かつ前記玉の直径に対する前記軌道溝の曲率比R/Dを
R/D=0.54〜0.555としたことを特徴とす
る。
【0009】請求項2の発明は、外輪および内輪に形成
された軌道溝に対して3点以上で接触する多数の玉を有
する多点接触玉軸受であって、前記玉の直径をD、前記
軌道溝の曲率をR、前記玉と軌道溝との接触角をαとし
たとき、前記接触角αを17.5°<α≦22.5°と
し、かつ前記玉の直径に対する前記軌道溝の曲率比R/
Dを0.555<R/D≦0.57としたことを特徴と
する。
【0010】請求項3の発明は、外輪および内輪に形成
された軌道溝に対して3点以上で接触する多数の玉を有
する多点接触玉軸受であって、前記玉の直径をD、前記
軌道溝の曲率をR、前記玉と軌道溝との接触角をαとし
たとき、前記接触角αを22.5°<α≦27.5°と
し、かつ前記玉の直径に対する前記軌道溝の曲率比R/
Dを0.57<R/D≦0.59としたことを特徴とす
る。
【0011】請求項4の発明は、外輪および内輪に形成
された軌道溝に対して3点以上で接触する多数の玉を有
する多点接触玉軸受であって、前記玉の直径をD、前記
軌道溝の曲率をR、前記玉と軌道溝との接触角をαとし
たとき、前記接触角αを27.5°<α≦32.5°と
し、かつ前記玉の直径に対する前記軌道溝の曲率比R/
Dを0.59<R/D≦0.61としたことを特徴とす
る。
【0012】
【作用】本発明に係る多点接触玉軸受は、放電加工機、
レーザ加工機等の電解加工型工作機械や電子部品実装装
置、電子部品装着機、各種ボンダー、ハンドラー、搬送
ロボット等で使用される精密位置決め用ボールねじのボ
ールねじ軸を支持する軸受として好適である。
【0013】一般産業機械の一部に使用されている多点
接触玉軸受は、図18に示されるように、内部すき間G
が残っている状態で製作され、アキシャル荷重を専用で
負荷する用途で使用される場合が多い。例えば、多点接
触玉軸受をスクリューコンプレッサ等で使用する場合
は、ラジアル荷重負荷用円筒ころ軸受と並列に使用さ
れ、スクリューローダ軸に作用するアキシャル荷重のみ
を受ける構造となっている。また、ジェットエンジンや
ガスタービン等で多点接触玉軸受を使用する場合は、タ
ービン軸推力のみを負荷し、ラジアル荷重がほとんど負
荷しない条件での使用となる。つまり、多点接触玉軸受
とは呼びつつも実際の使用条件においては、図19に示
されるように、軌道輪10a,10bに形成された軌道
溝10e,10fと玉10cとはそれぞれ一点で接触す
る標準の玉軸受としての使用がほとんどであった。この
理由は、玉と軌道溝とが多点で接触することによって、
通常の転がり運動と共に発生するスピン滑り等が標準ア
ンギュラ玉軸受に比べ玉と軌道溝との接触部間で極端に
増加するためである。このため、運転時の発生トルクも
大きく、発熱も異常に高くなり、安定した運転は望めな
い。
【0014】このような理由から、多点で常時接触する
予圧条件下での使用は極めて少なく、インデックステー
ブルや旋回輪等、軸受のdmn値(dm:転動体ピッチ
円直径(mm)とn:回転数(min−1)との積)が
数万程度の回転数が極めて低い用途に限定されていた。
本発明に係る多点接触玉軸受は、加工物の位置決め精度
を確保するために、単列軸受でありながら予圧をかけら
れる構造である。また、予圧による多点接触条件下にお
いても玉と軌道溝との接触部のスピン滑り等を抑制し、
軸受の発熱や摩耗を抑え、低トルクで円滑に回転できる
構造である。
【0015】本発明に係る多点接触玉軸受では、軸方向
の取付けスペースが従来の二列組合せアンギュラ玉軸受
の約半分で済むため、省スペース化が可能となり、部品
間の干渉問題が軽減される。また、内輪取付け分のねじ
軸端部寸法が短くなる分を含めた可動部分の軽量化が図
られ、急加速及び急減速時のイナーシャ(慣性力)が軽
減されるので、電子部品の製造工程や組立工程で使用さ
れる機械(例えば電子部品実装装置、各種ボンダー、ハ
ンドラー、搬送ロボット等)の実装速度を向上してタク
トタイムの短縮に寄与できる。
【0016】本発明に係る多点接触玉軸受は、内外輪に
形成された軌道溝が単一の曲率ではなく、二種類の円弧
(いわゆるゴシックアーチ)で形成されている多点接触
玉軸受である。外輪または内輪のいずれか一方はラジア
ル方向にニ分割されている。保持器は一例として、冠型
で柔軟性のある形状を採用でき、保持器材質は例えばポ
リアミド・ポリアセタール・ポリフェニレンサルファイ
ド等の合成樹脂材を用いることができる。本発明に係る
多点接触玉軸受は、軸受の負荷容量や剛性を上げるため
に、隣り合う玉間の円周ピッチを極力小さくし、標準の
アンギュラ玉軸受に比べ、玉径を同等サイズかやや小さ
くし、玉数を多くしている。また、負荷容量を上げる等
の必要性が生じた場合、保持器のない総玉設計も可能で
ある。この場合、玉同士が接触して玉表面の摩耗が発生
することがあり得るが、表面を窒化処理して表面硬度を
高めたDSボール(特願2000−368602号)や窒化ケイ
素、ジルコニア等のセラミックからなる玉を用いれば、
玉の摩耗は解消できる。また、軌道溝の摩耗対策とし
て、軌道輪の軌道面にNV窒化処理(特願2000−356211
号)やリン系被膜処理(特開平9−53641号公報)を施し
てもよい。さらに、転がり疲労寿命を向上させる方策と
して、従来の軸受鋼に対して材料内部の不純物濃度を少
なくした高清浄度EP鋼(特許第3018355号)を軌道輪
材料として用いてもよい。
【0017】また、防水性や防塵性を向上させるため
に、必要に応じて軌道輪の両端面に接触または非接触タ
イプのシールを付属することもできる。従来のアンギュ
ラ玉軸受にシールを装着する場合、軸方向スペースがさ
らに増加する問題があったが、本発明では小径玉化と保
持器の考案により、単列の幅で可能である。仮に、旋
盤、フライス盤、マニシングセンター等の工作機械に使
用される精密位置決め用ボールねじの支持軸受として本
発明に係る軸受を使用する場合、内外輪端面の段差を調
整した(通称、差幅調整という)本発明品を2列〜3列
程度組合せ使用することで、負荷容量や剛性に対応する
ことができる。
【0018】分割された内輪または外輪の隣り合う端面
間には、幾何的に4点接触した状態(軸受接触角α)で
適度な予圧すき間が形成されており、標準組合せアンギ
ュラ玉軸受同様に、軸受ナットや抑えふたで分割された
内輪または外輪端部を軸方向に押付け固定することで、
適正な予圧をかけることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に
係るボールねじ支持用軸受の構造を示す断面図であり、
同図に示されるように、第1の実施形態に係るボールね
じ支持用軸受は、ボールねじ軸5を支持する4点接触玉
軸受10と、この玉軸受10の周囲を密封する軸受ハウ
ジング2と、この軸受ハウジング2の軸方向両端部に設
けられたオイルシール3とから構成されている。
【0020】図2は、4点接触玉軸受10の軸方向断面
図である。同図に示されるように、4点接触玉軸受10
は外輪10a、内輪10b、玉10c及び保持器10d
等から形成されており、外輪10aの内周面には、軌道
溝10eが外輪10aの円周方向に沿って形成されてい
る。この軌道溝10eの軸方向断面は、図3に示される
ように、Reの曲率半径を有する二つの円弧つまりゴシ
ックアーチ状に形成されており、これにより、玉10c
は軌道溝10eと二点で接触するようになっている。
【0021】一方、内輪10bの外周面には軌道溝10
fが内輪10bの円周方向に沿って形成されている。こ
の軌道溝10fの軸方向断面は、図4に示されるよう
に、Riの曲率半径を有する二つの円弧つまりゴシック
アーチ状に形成されており、これにより、玉10cは軌
道溝10fと二点で接触するようになっている。4点接
触玉軸受10の内輪10bは、図1に示されるように、
ボールねじ軸5の端部に形成された大径軸部5aの端面
に押えリング6及びナット7によって押付け固定されて
いる。また、この内輪10bはその軸方向中央部がラジ
アル方向にニ分割されており、分割された内輪の隣り合
う端面間には、幾何的に4点接触した状態(軸受接触角
α)で適度な予圧すき間11(図6参照)が形成されて
いる。
【0022】図5は、玉10cと保持器10dの一部を
示す斜視図である。同図に示されるように、保持器10
dは冠形の形状を有しており、ポリアミド・ポリアセタ
ール・ポリフェニレンサルファイド等の合成樹脂材から
形成されている。なお、軸受ハウジング2は円筒状のハ
ウジング本体2aと、このハウジング本体2aのフラン
ジ部2bにボルト接合される環状の外輪押え2cとから
構成されている。
【0023】このような構成において、玉10cの直径
をD、軌道溝10e,10fの曲率をRe,Ri、玉1
0cと軌道溝10e,10fとの接触角をαとすると、
本実施形態に係る4点接触玉軸受10は、接触角αが1
2.5°<α≦32.5°の範囲内にあり、かつ玉の直
径に対する軌道溝10e,10fの曲率比Re/D,R
i/DがRe/D=0.54〜0.61、Ri/D=
0.54〜0.61の範囲内にある。
【0024】図7は本発明の第2の実施形態に係るボー
ルねじ支持用軸受の構造を示す断面図であり、同図に示
されるように、第2の実施形態に係るボールねじ支持用
軸受は、ボールねじ軸5を支持する4点接触玉軸受10
と、この玉軸受10の周囲を密封する軸受ハウジング2
と、この軸受ハウジング2の軸方向両端部に設けられた
オイルシール3とから構成されている。
【0025】4点接触玉軸受10は、図8に示されるよ
うに、外輪10a、内輪10b、玉10c等から形成さ
れており、外輪10aの内周面には、軌道溝10eが外
輪10aの円周方向に沿って形成されている。この軌道
溝10eの軸方向断面は曲率半径がReの二つの円弧つ
まりゴシックアーチ状に形成されており、これにより、
玉10cは軌道溝10eと二点で接触するようになって
いる。
【0026】一方、内輪10bの外周面には軌道溝10
fが軌道溝10eに対向して形成されている。この軌道
溝10fの軸方向断面は曲率半径がRiの二つの円弧つ
まりゴシックアーチ状に形成されており、これにより、
玉10cは軌道溝10fと二点で接触するようになって
いる。4点接触玉軸受10の内輪10bは、図7に示さ
れるように、ボールねじ軸5の端部に形成された大径軸
部5aの端面に押えリング6及びナット7によって押付
け固定されている。また、外輪10aはその軸方向中央
部がラジアル方向にニ分割されており、分割された外輪
の隣り合う端面間には、幾何的に4点接触した状態(軸
受接触角α)で適度な予圧すき間11(図8参照)が形
成されている。
【0027】このような構成において、玉10cの直径
をD、軌道溝10e,10fの曲率をRe,Ri、玉1
0cと軌道溝10e,10fとの接触角をαとすると、
本実施形態に係る4点接触玉軸受10は、接触角αが1
2.5°<α≦32.5°の範囲内にあり、かつ玉の直
径に対する軌道溝10e,10fの曲率比Re/D,R
i/DがRe/D=0.54〜0.61、Ri/D=
0.54〜0.61の範囲内にある。
【0028】ところで、多点接触玉軸受をボールねじ支
持用軸受として使用する場合、多点接触玉軸受に要求さ
れる点は動トルクをある範囲内に抑え、かつスムーズな
回転立上り性と回転立下り性を得られる点である。この
ような要求を満たすために、本発明者らは、種々の組合
せ条件についてコンピュータによる解析を行い、その解
析結果から表1に示すような仕様の実施例A〜Dを見出
した。
【0029】
【表1】
【0030】表1において、実施例Aは接触角αを1
2.5°<α≦17.5°とし、かつ玉10cの直径D
に対する軌道溝10e,10fの曲率比(以下、「溝曲
率比」という)fi,feを0.54≦fi≦0.55
5、0.54≦fe≦0.555とした4点接触玉軸受
であり、実施例Bは接触角αを17.5°<α≦22.
5°とし、かつ溝曲率比fi,feを0.555<fi
≦0.57、0.555<fe≦0.57とした4点接
触玉軸受である。また、実施例Cは接触角αを22.5
°<α≦27.5°とし、かつ溝曲率比fi,feを
0.57<fi≦0.59、0.57<fe≦0.59
とした4点接触玉軸受であり、実施例Dは接触角αを2
7.5°<α≦32.5°とし、かつ溝曲率比fi,f
eを0.59<fi≦0.61、0.59<fe≦0.
61とした4点接触玉軸受である。
【0031】表1に示した実施例A〜Dと従来例(二列
組合せアンギュラ玉軸受(7010A、軸受内径:50
mm)の玉径、玉数、玉PCD及び予圧すき間の選定値
を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】表2に示される従来例E(従来軸受で製造
範囲内で最も動トルクが大きくなる条件)及び実施例A
〜Dの接触角αをα=30°、α=17.5°、α
=22.5°、α=27.5°、α=32.5°
とし、溝曲率比fe及びfiをfe=fi=0.5
2、fe=fi=0.54、fe=fi=0.
556、fe=fi=0.571、fe=fi
=0.591とした場合における動トルクを表3に示
す。
【0034】
【表3】
【0035】表3の結果から、接触角αを17.5°≦
α≦32.5°とし、溝曲率比fe,fiをfe=fi
=0.54〜0.591とすると、動トルクTrがTr
=0.28〜0.282N・mとなり、従来例Eの動ト
ルクと同一かそれより低い値となることがわかる。次
に、実施例A〜Dの接触角αをα=15°、α=2
0°、α=25°、α=30°とし、溝曲率比fe
及びfiをfe=fi=0.55、fe =fi
=0.56、fe=fi=0.58、fe=fi
=0.60とした場合における動トルクを表4に示
す。
【0036】
【表4】
【0037】表4の結果から、接触角αを15°≦α≦
30°とし、溝曲率比fe,fiをfe=fi=0.5
5〜0.60とすると、動トルクTrがTr=0.24
〜0.255N・mとなり、表2に示す従来例Eの動ト
ルクより低い値となることがわかる。次に、従来例E
(従来軸受で製造範囲内で最も動トルクが小さくなる条
件)及び実施例A〜Dの接触角αをα=29°、α
=12.6°、α=17.6°、α=22.6°、
α=27.6°とし、溝曲率比fe及びfiをfe
=fi=0.53、fe=fi=0.555、f
=fi=0.57、fe=fi=0.59、
fe=fi=0.61とした場合における動トルク
を表5に示す。
【0038】
【表5】
【0039】表5の結果から、接触角αを12.6°≦
α≦27.6°とし、溝曲率比fe,fiをfe=fi
=0.555〜0.61とすると、動トルクTrがTr
=0.215〜0.222N・mとなり、表2に示す従
来例Eの動トルク下限値より大きい値となることがわか
る。つまり、表1に示す実施例A〜Dを採用すること
で、従来例の(製造)実績範囲内の動トルク内に抑える
ことが可能となる。
【0040】表3〜表5の結果を基に動トルクTrと接
触角αおよび溝曲率比fi,feとの関係を三次元的に
解析した結果を図9に、また動トルクTrと溝曲率比f
i,feとの関係を解析した結果を図10に示す。図9
及び図10の結果からも明らかなように、動トルクを抑
えるためには、接触角αと溝曲率比fi,feを適正な
値で組合せる必要があることがわかる。また、接触角α
を12.6°≦α≦27.6°とし、溝曲率比fe,f
iをfe=fi=0.555〜0.61とすると、動ト
ルクが小さくなっていくが、動トルクが小さ過ぎると、
ボールねじの回転停止時における減速イナーシャによ
り、速やかな停止ができず、指示位置に対してオーバー
シュートする可能性がある。また、軸受のアキシャル剛
性が小さくなり、やはり、オーバーシュートが発生し易
くなる。さらに、アキシャル負荷容量も小さくなるの
で、転がり疲労寿命も短くなる不具合が生じる。このこ
とから、動トルクを従来例のバラツキ範囲内に抑え、ス
ムーズな回転立上り性と回転立下り性を得るためには、
接触角αと溝曲率比fe,fiを表1に示す範囲内で組
合せる必要があることがわかる。
【0041】次に、実施例A〜Dの接触角αをα=1
5°、α=20°、α=25°、α=30°と
し、溝曲率比fe及びfiをfe=fi=0.5
5、fe =fi=0.56、fe=fi=0.
58、fe=fi=0.60とした場合における各
軸受のPV値を表6に示す。
【0042】
【表6】
【0043】表6の結果から、接触角αを15°≦α≦
30°とし、溝曲率比fe,fiをfe=fi=0.5
5〜0.60とすることによって、内輪と玉とのPV値
PViがPVi=47〜80MPa・m/sになると共
に外輪と玉とのPV値PVeがPVe=32〜58MP
a・m/sとなり、いずれも従来例のそれより高い値を
示すことがわかる。
【0044】図11は表6の結果を基に内輪PV値と溝
曲率比及び接触角との関係を示す図で、図12は同じく
表6の結果を基に内輪PV値と溝曲率比との関係を示す
図である。また、図13は表6の結果を基に外輪PV値
と溝曲率比及び接触角との関係を示す図で、図14は同
じく表6の結果を基に外輪PV値と溝曲率比との関係を
示す図である。
【0045】図11〜図14からわかるように、PV値
の大小は動トルク、軸受温度上昇以外に接触部の耐摩耗
特性にも影響する。半導体チップ等の電子部品を基板上
に実装する電子部品実装装置や放電加工機、レーザ加工
機等の電解加工機などでは、最近、ボールねじの高速回
転が要求されている。急加速及び急減速時の不安定な滑
り条件での耐摩耗特性を満足させるためには、PV値を
より小さくする必要がある。従来例E及び実施例A〜D
におけるPV値をまとめると、表6の通りとなる。動ト
ルク値を一定にした場合、接触角が小さく、かつ溝曲率
比の小さいほうがPV値は小さくなる(実施例Aの
方)。いずれの仕様も過去の軸受の実績から判断される
限界PV値以下であるので、摩耗の問題は極めて少ない
が、ボールねじ回転部の重量や急加速及び急減速時の発
生Gに対応して、必要とされるアキシャル剛性要求値や
軸受温度上昇特性に応じ、いずれの考案仕様(実施例A
〜D)を選定してもよい。
【0046】次に、実施例A〜Dの接触角αをα=1
5°、α=20°、α=25°、α=30°と
し、溝曲率比fe及びfiをfe=fi=0.5
5、fe =fi=0.56、fe=fi=0.
58、fe=fi=0.60とした場合における各
軸受のアキシャル変位ad(μm/1000N:1000Nのア
キシャル荷重を負荷した時のアキシャル変位を表す)を
表7に示す。
【0047】
【表7】
【0048】表7の結果から、接触角αを15°≦α≦
30°とし、溝曲率比fe,fiをfe=fi=0.5
5〜0.60とすることによって、各軸受のアキシャル
変位adがad=4〜14となり、いずれの場合も従来
例のアキシャル変位と同一かそれより大きい値を示すこ
とがわかる。ボールねじのアキシャル剛性は、ボールね
じ支持用軸受以外にボールねじ軸とナット間の剛性やボ
ールねじ軸自身の剛性にも影響する。また、使用される
機械の種類や使用条件により、要求される剛性値は変わ
る。
【0049】表7の結果から、接触角が大きく、かつ溝
曲率比が大きいほう(実施例D)がアキシャル剛性は大
きくなる。前述のPV値の要求も考慮し、必要とされる
アキシャル剛性要求に応じて、いずれの考案仕様(実施
例A〜D)を選定してもよい。図15は、予圧された多
点接触玉軸受(実施例Bに相当)に外部からアキシャル
荷重を負荷した時の動トルクを、3種類の予圧すき間
(Δα=−5μm、−10μm、−15μm)の条件で
解析した結果を示す図である。いずれの予圧すき間の場
合も動トルクはアキシャル荷重の増加と共に一時的に上
昇し、その後、減少して再上昇するという傾向であるこ
とがわかる。これは、アキシャル荷重によって軸受の軸
方向弾性変形が生じ、内外輪と玉との接触点が初期外部
荷重時(0N)の4点接触から3点あるいは2点接触に
変化したことによるものである。このように、初期4点
接触からアキシャル荷重の増加と共に2点接触に移行す
ることで、アキシャル荷重が増加しても結果的に動トル
クを少なくすることができる。
【0050】また、図15からわかるように、予圧すき
間を小さく設定すると、4点から2点接触に移行する過
渡期の動トルク最大値も小さくできる。このことは、実
使用条件に置き換えれば適正な予圧すき間選定により、
急加速及び急減速時の往復動イナーシャ荷重による動ト
ルク増加を接触点の減少によって軽減できることを意味
する。種々の解析結果、最低限、ボールねじの軸方向が
たを抑え、かつスムーズな回転特性を得るためには、実
際の想定荷重条件を考慮した結果、予圧すき間を0〜−
10μm程度に設定することで、動トルク軽減効果が出
て来ることがわかった。
【0051】以上のことから、実施例A及びDは従来品
に比べPV値およびアキシャル剛性の点で機能の低下が
やや大きめであり、実施例Bあるいは実施例Cはバラン
スがとれており、より好ましい。次に、表8に示される
仕様の試験軸受A〜E(軸受内径:12mm、軸受外
径:28mm、玉ピッチ円径:20mm)を使用して、
玉軸受の動トルク特性を回転数:10〜5000min
−1(5000min−1は軸受のdmn値として10
万に相当)、潤滑:グリース(基油粘度;15×10
−6/s)の条件で試験した結果を図16に、また
玉軸受の温度上昇特性を上記と同じ条件で試験した結果
を図17に示す。
【0052】
【表8】
【0053】図16及び図17に示される試験結果か
ら、表8の実施例A〜Dは回転数が5000min−1
(ボールねじ用多点接触玉軸受として使用した場合に想
定される最高回転数領域)のときに、その動トルクと軸
受温度上昇(軸受温度−室温)が従来のアンギュラ玉軸
受(従来例E)のそれらとほぼ同じ値を示すことがわか
る。
【0054】また、図16に示される試験結果から、表
8の実施例A〜Dは回転数が低速域から高速域に移行し
たときに、その動トルクの変化が従来例Eに比べて小さ
いことがわかる。したがって、表8の実施例A〜Dでは
急加減速したときの動トルク変動によるイナーシャ変動
を抑えることができ、その結果、ボールねじが急停止し
たときのオーバーシュート等をより効果的に防止するこ
とができる。
【0055】以上のことから、本発明に係るボールねじ
支持用多点接触玉軸受は、アンギュラ玉軸受と同等レベ
ル若しくはそれ以上の動トルク特性と温度上昇特性を保
持しつつ省スペース化を得ることができる。なお、本発
明は上述した実施形態に限定されるものではない。たと
えば、上述した実施形態では本発明を4点接触玉軸受に
適用したが、本発明を3点接触玉軸受に適用してもよ
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
精密位置決めが必要とされるボールねじ支持用軸受とし
て、二列組合せアンギュラ玉軸受と同等の機能を単列多
点接触玉軸受で置き換えることが可能となる。これによ
り、従来の約半分の取付けスペースで済み、機械の省ス
ペース化による設計の多様性確保や構造簡素化によるコ
ストダウンができると共に、稼動部の軽量化ができ、タ
クトタイムの向上による生産効率アップにも寄与でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るボールねじ支持
用軸受の構造を示す断面図である。
【図2】図1に示される4点接触玉軸受の軸方向断面図
である。
【図3】図2に示される外輪側軌道溝の断面図である。
【図4】図2に示される内輪側軌道溝の断面図である。
【図5】図2に示される保持器の一部を示す斜視図であ
る。
【図6】図2に示される4点接触玉軸受の予圧すき間を
示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るボールねじ支持
用軸受の構造を示す断面図である。
【図8】図7に示される4点接触玉軸受の軸方向断面図
である。
【図9】表3〜表5の結果を基に動トルクと接触角及び
溝曲率比との関係を三次元的に示す図である。
【図10】表3〜表5の結果を基に動トルクと溝曲率比
との関係を示す線図である。
【図11】表6の結果を基に内輪PV値と接触角と溝曲
率比との関係を三次元的に示す図である。
【図12】表6の結果を基に内輪PV値と溝曲率比との
関係を示す線図である。
【図13】表6の結果を基に外輪PV値と接触角と溝曲
率比との関係を三次元的に示す図である。
【図14】表6の結果を基に外輪PV値と溝曲率比との
関係を示す線図である。
【図15】外部からアキシャル荷重を負荷した時の動ト
ルクを解析した結果を示す図である。
【図16】玉軸受の動トルクと回転数との関係を示す図
である。
【図17】玉軸受の軸受温度上昇(軸受温度−室温)と
回転数との関係を示す図である。
【図18】多点接触玉軸受の軸方向断面図である。
【図19】二点接触玉軸受の軸方向断面図である。
【図20】従来のボールねじ支持用軸受を示す断面図で
ある。
【図21】図20に示される二列組合せ玉軸受の軸方向
断面図である。
【符号の説明】
2 軸受ハウジング 3 オイルシール 5 ボールねじ軸 6 押えリング 7 軸受ナット 10 4点接触玉軸受 10a 外輪 10b 内輪 10c 玉 10d 保持器 10e 外輪側軌道溝 10f 内輪側軌道溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J012 AB04 BB03 CB01 EB14 FB10 HB02 3J062 AA22 AA28 AB22 AC07 BA14 CD34 3J101 AA04 AA32 AA42 AA54 AA62 BA64 FA01 FA41 GA31 GA53 GA55

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪および内輪に形成された軌道溝に対
    して3点以上で接触する多数の玉を有する多点接触玉軸
    受であって、 前記玉の直径をD、前記軌道溝の曲率をR、前記玉と軌
    道溝との接触角をαとしたとき、前記接触角αを12.
    5°<α≦17.5°とし、かつ前記玉の直径に対する
    前記軌道溝の曲率比R/DをR/D=0.54〜0.5
    55としたことを特徴とするボールねじ支持用多点接触
    玉軸受。
  2. 【請求項2】 外輪および内輪に形成された軌道溝に対
    して3点以上で接触する多数の玉を有する多点接触玉軸
    受であって、 前記玉の直径をD、前記軌道溝の曲率をR、前記玉と軌
    道溝との接触角をαとしたとき、前記接触角αを17.
    5°<α≦22.5°とし、かつ前記玉の直径に対する
    前記軌道溝の曲率比R/Dを0.555<R/D≦0.
    57としたことを特徴とするボールねじ支持用多点接触
    玉軸受。
  3. 【請求項3】 外輪および内輪に形成された軌道溝に対
    して3点以上で接触する多数の玉を有する多点接触玉軸
    受であって、 前記玉の直径をD、前記軌道溝の曲率をR、前記玉と軌
    道溝との接触角をαとしたとき、前記接触角αを22.
    5°<α≦27.5°とし、かつ前記玉の直径に対する
    前記軌道溝の曲率比R/Dを0.57<R/D≦0.5
    9としたことを特徴とするボールねじ支持用多点接触玉
    軸受。
  4. 【請求項4】 外輪および内輪に形成された軌道溝に対
    して3点以上で接触する多数の玉を有する多点接触玉軸
    受であって、 前記玉の直径をD、前記軌道溝の曲率をR、前記玉と軌
    道溝との接触角をαとしたとき、前記接触角αを27.
    5°<α≦32.5°とし、かつ前記玉の直径に対する
    前記軌道溝の曲率比R/Dを0.59<R/D≦0.6
    1としたことを特徴とするボールねじ支持用多点接触玉
    軸受。
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