JP2003169653A - 農作物皮剥ぎ装置 - Google Patents
農作物皮剥ぎ装置Info
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Abstract
作業の省力化及び能率アップを図ることができる農作物
皮剥ぎ装置を提供する。 【解決手段】複数本のネギAを、支持コンベア2,3に
より略同一方向に向きを揃えて整列搬送すると共に、表
皮分離装置10を構成する複数の皮剥ぎユニット35を
ネギA周面と略対向して搬送方向に移動させながら、そ
のネギAの茎部Ab周面に沿って略水平方向に移動させ
る。同時に、皮剥ぎユニット35のエアー吐出部37か
ら吐出されるエアーGをネギAの茎部Ab周面に対して
長さ方向に連続して吹付け、不必要又は食用に供し得な
いネギAの表皮Aeを搬送しながら連続して分離する。
Description
ボウ、アスパラガス、胡瓜、茄子、人参、長芋等の農作
物外面を包んでいる不必要又は食用に供し得ない表皮
(下葉)を分離(剥離)する作業に用いられる農作物皮
剥ぎ装置に関する。
ては、例えば一対の挾持板により略垂直に保持されたネ
ギの茎部周面に、斜め一列に配列した第1のノズル群
と、複数段及び複数列配列した第2のノズル群と、複数
段配列した第3のノズル群とから吐出されるエアーを段
階的に吹付けて、ネギの表皮を分離する装置(特開平2
001−163号公報)がある。
は、略垂直に保持されたネギを、上位側のノズルと対向
する位置から、下位側のノズルと対向する位置に移動す
るとき、ネギの表皮に吹付けられるエアーが一時的に途
絶え、下位側のノズルから吐出されるエアーが吹付けら
れる高さまで引き剥がされずに移動されることがある。
下位側のノズルから吐出されるエアーが表皮の垂下側に
対して積極的に吹付けられるため、エアーの吐出力が表
皮の引き剥がし部分に対して付与されず、引き剥がしミ
スが起きやすいという問題点を有している。
を分離する装置(特開2001−163号公報、特開2
000−312861号公報)は、長尺のネギを略垂直
に吊下げて搬送すると共に、ノズルから吐出されるエア
ーをネギの茎部周面に吹付けたとき、そのエアーの圧力
によりネギの茎部側が前後左右に揺動しやすく、茎部外
面に対して吹付けられるエアーの角度や間隔が不安定で
あるため、複数枚の表皮が一挙に分離されたり、薄い表
皮のみが分離されることがあり、所定の枚数及び厚さの
表皮を分離することが難しいという問題点を有してい
る。
段を農作物搬送手段により搬送される農作物外面と略対
向して搬送方向に移動させながら、該農作物外面の表皮
を流体吹付け手段から吐出される流体により分離するの
で、農作物の表皮を分離する作業が連続して行え、作業
の省力化及び能率アップを図ることができる農作物皮剥
ぎ装置の提供を目的とする。
物を略同一方向に向きを揃えて整列搬送する農作物搬送
手段と、上記農作物外面に対して流体を吹付け、該農作
物の表皮を分離する流体吹付け手段と、上記流体吹付け
手段を、上記農作物外面に沿って長さ方向に移動すると
共に、上記農作物搬送手段により搬送される農作物外面
と略対向して搬送方向に移動する移動手段とを備えた農
作物皮剥ぎ装置であることを特徴とする。
スパラガス、胡瓜、茄子、人参、長芋等で構成すること
ができる。また、流体は、例えばエアー(大気)やガス
等の気体、水道水や蒸留水、溶剤等の液体で構成するこ
とができる。また、農作物搬送手段は、例えば一対の保
持体を取り付けた支持コンベア、ベルトコンベア、チェ
ーンコンベア、バケットコンベア等で構成することがで
きる。また、流体吹付け手段は、例えばエアー供給源に
接続されたエアー吐出部の吐出ノズルや吐出ホース、吐
出孔を有する部材等で構成することができる。また、移
動手段は、例えば可動枠、支持枠、ガイドレールや牽引
チェーン、エアーシリンダ、ソレノイド、モータ等で構
成することができる。
により略同一方向に向きを揃えて搬送すると共に、流体
吹付け手段を、移動手段により農作物外面と略対向して
搬送方向に移動させながら、その農作物外面に沿って長
さ方向に移動させる。同時に、流体吹付け手段から吐出
される流体を農作物外面に対して長さ方向に連続して吹
付け、複数の農作物の表皮(下葉)を搬送しながら略連
続して分離する。
を、上記農作物搬送手段により搬送される農作物外面と
略対向する間隔に隔てて複数設けることができる。ま
た、上記農作物の流体吹付け部分を、上記流体吹付け手
段から吐出される流体が略均等に吹付けられる状態に支
持する農作物支持手段(例えば支持アームや吹付けガイ
ド等)を備えることができる。また、上記農作物支持手
段を、上記流体吹付け手段に対して一体的に設けると共
に、該流体吹付け手段の流体が吹付けられる農作物外面
に近接して設けることができる。
農作物外面と略対向して搬送方向に移動させながら、流
体吹付け手段から吐出される流体を農作物外面に対して
連続して吹付けるので、不必要又は食用に供し得ない農
作物外面の表皮を一挙に分離することができると共に、
複数の農作物の表皮を分離する作業が連続して行え、作
業の省力化及び能率アップを図ることができる。
物支持手段により流体が略均等に吹付けられる状態に支
持するので、流体の吹付け角度や吹付け間隔、吹付け量
が常時一定となり、農作物外面の表皮を所望する枚数又
は厚さだけ確実に分離することができる。
述する。図面は、農作物の一例であるネギの表皮を分離
する作業に用いられる農作物皮剥ぎ装置の実施形態を示
し、図1に於いて、この農作物皮剥ぎ装置1は、荷受又
は収穫されたネギA(例えば白ネギ)を、搬送路左側部
に張架した支持コンベア2と、搬送路右側部に張架した
支持コンベア3とで搬送方向に対して略直交する略水平
姿勢に支持して、搬送路上に設定した供給区間aと、切
揃え区間bと、分離区間cと、回収区間dとに搬送す
る。
うに、ネギAの葉部Acを押し潰すことなく、ネギAを
略垂直に吊り下げた状態を保持するのに必要な保持力及
び構造を有する一対の保持体2aを、搬送路左側上部及
び搬送路左側下部に張架した周回チェーン2b全長に対
して所定間隔に隔てて取り付け、周回チェーン2bを、
減速機付きモータ(図示省略)の駆動力により搬送方向
に略同期回転して、一対の保持体2aを搬送方向に対し
て内回りに周回移動する。
が葉部Ac側から根部Aa側に向けて低くなる姿勢に保
持される形状及び角度に傾斜し、その保持面に、例えば
スポンジゴムやウレタンゴム等の柔軟性を有するクッシ
ョン部材を装着している。
を、周回チェーン2bに取り付けた支持台2d前面の軸
受け部2eで軸受けして、水平方向(搬送方向)に対し
て首振り回動自在に枢支すると共に、保持体2aと支持
台2dとの間に張架したコイルスプリング2fの復元力
により、保持体2aを元の状態に復帰する方向に回動付
勢している。また、保持体2aを、例えば上下方向に対
して首振り回動自在に設けてもよい。
って架設した上下のガイドレール2gに係合して、保持
体2aを、ネギAの葉部Acを保持する閉方向と、その
保持が解除される開方向とに移動する。つまり、一対の
保持体2aは、終端側から始端側に回帰するとき開動作
され、供給区間aに移動したとき閉動作して、荷受又は
収穫されるネギAの葉部Acを保持する。切揃え区間b
及び分離区間cを介して、供給区間aから回収区間dに
移動するとき閉状態を維持し、回収区間dに移動したと
き開動作され、表皮分離済みのネギAを回収又は放出
し、次工程(例えば仕分け工程や出荷工程等)に供給す
る。
ベア2に対して略水平となる高さに架設され、ネギAの
茎部Ab下面と対向して搬送路右側下部に架設した支持
ベルト3a,3bの対向端部間、すなわち、分離区間c
に対応する支持ベルト3a,3bの対向端部間を後述す
る表皮分離装置10による分離動作が許容される前後間
隔に離間し、ネギAの根部Aa側を定位置に保持する凹
状の受け部3cを、支持ベルト3a,3bの受け面全長
に対して所定間隔に隔てて複数設けている。また、支持
コンベア3を、支持コンベア2よりも低位となる高さに
架設して、ネギA全長を葉部Ac側から根部Aa側に向
けて低くなる姿勢で搬送してもよい。
て略真っ直ぐに揃えた状態に整列ガイドする揃えベルト
3dを、支持コンベア2,3により支持されるネギAの
根部Aa先端と対向して搬送路右側部に張架している。
また、揃えベルト3dに代わる揃え手段として、例えば
板状や棒状のガイド部材等で揃えることもできる。
置5は、図1に示すように、支持コンベア2,3により
搬送されるネギAの根部Aa側を光学的撮像手段(例え
ば撮像カメラ)で撮像し、その画像情報に基づいて、根
部Aaの切断位置を判定装置6で個々に判定する。搬送
路左側部に配設した根部切断装置7は、判定装置6の判
定に基づいて、ネギAの根部Aa側を所定寸法に切揃
え、搬送路右側部に配設した葉部切断装置8は、ネギA
の葉部Ac側を所定寸法に切揃える。また、上述の切揃
え装置5を、例えば特願平11−178235号、特願
平11−332693号等の装置で構成することもでき
る。
10は、図3にも示すように、ネギAの表皮Aeを分離
する皮剥ぎユニット35を、分離区間b内に搬送される
複数本のネギAと対向する間隔に隔てて、搬送路上部に
架設した可動枠31下面に対して複数台(実施例では2
台)取り付け、その可動枠31を、支持枠32下面に架
設したガイドレール33,33に対して往復移動自在に
取り付けている。また、皮剥ぎユニット35の台数を、
例えば3台又は3台以上に変更してもよい。
34を可動枠32に連結すると共に、その牽引チェーン
34を、減速機付きモータ(図示省略)の駆動力により
正逆回転して、複数一組の皮剥ぎユニット35を、表皮
Aeの剥ぎ取りを開始する開始位置と、その剥ぎ取りが
終了する終了位置とに前後往復移動する。
して左側端部が先行し、右側端部が遅れる角度に斜設し
ている。また、上述の牽引チェーン34に代わる移動手
段の他の例として、分離ユニット7を、例えばソレノイ
ドやエアーシリンダ等により往復移動することもでき
る。
にも示すように、一対の保持体2aにより保持されたネ
ギAの茎部Abを、後述するエアー吐出部37から吐出
されるエアーGが略均等に吹付けられる状態に保持及び
矯正する一対の支持アーム36と、その一対の支持アー
ム36により保持された茎部Ab周面に向けてエアーG
を吐出するエアー吐出部37とを、ユニット本体35a
の下端側に架設した支持枠38に取り付けて構成してい
る。
bを、エアー吐出部37から吐出されるエアーGが略均
等に吹付けられる状態に矯正するのに必要な強度を有す
る線条体(例えばピアノ線)で、様々な径を有する大小
の茎部Abが略真っ直ぐに支持される形状(略横V字状
又は略U字形状、略半円形状等)に形成している。且
つ、支持アーム36の基端部を、支持枠38に軸受した
支軸39端部に固定し、支軸39中間部に連結した連結
杆40を連動板41に連結している。
退シリンダ43は、一対の支持アーム36及び一対のエ
アー吐出部37,37の全体を、一対の保持体2aによ
り保持されたネギAがエアー吐出部37,37の略中央
部に挿入される降下位置と、そのネギAの搬送が許容さ
れる上昇位置とに上下移動する。
ダ42は、連結杆40及び連結板41を介して支軸39
を正逆回動させ、一対の支持アーム36を、一対の保持
体2aにより保持されたネギAの茎部Abを保持する閉
角度と、その保持が解除される開角度とに回動する。ま
た、支持アーム36の代わりに、例えば棒状や板状の支
持部材で支持することもできる。
2aにより保持されるネギAの茎部Ab両側面と対向し
て支持枠38下面に取り付けられ、エアー吐出部37に
設けた吐出ノズル37aを、茎部Ab周面に対してエア
ーGが略水平に吐出される角度に設定し、吐出ノズル3
7bを、茎部Ab周面に対してエアーGが斜め下向きに
吐出される角度に設定している。つまり、茎部Ab外面
と表皮Ae裏面(又は表皮Ae裏面)との剥離部分に向
けて吐出し、茎部Abを支持アーム36,36の交差部
分に対して押付けてセンターリングする。また、吐出ノ
ズル37a,37bを、一対の保持体2aにより保持さ
れるネギAの茎部Abを中心として円周方向に対して所
定間隔(又は所定角度)に隔てて設けてもよい。
ブロワーやコンプレッサー等のエアー供給源(図示省
略)に接続され、吐出ノズル37a,37bから吐出さ
れるエアーGの吐出圧を、上述のエアー供給源に接続し
た吐出圧制御手段(図示省略)により弱めたり、強くす
る等して、所定枚数又は所定厚さの表皮Aeを分離する
のに適したエアー吐出圧に可変調節する。また、吐出ノ
ズル37a,37bの取り付け数や吐出角度を変更して
もよい。
りネギAの表皮Aeを分離するが、例えば不活性ガスや
ブタンガス等の気体を用いてもよい。また、気体の代わ
りに、例えば水道水や水溶液、溶剤等の液体を用いるこ
ともできる。
下部に配設した表皮除去装置46は、図6にも示すよう
に、ネギAの根部Aa側に垂れ下っている表皮Aeを引
っ張り分離するのに必要な接触抵抗を有する分離ロール
47を、支持コンベア2,3により搬送されるネギAの
根部Aa下方に垂下される表皮Aeと対向して搬送路両
側下部に軸架し、一対の分離ロール47を、減速機付き
モータ(図示省略)の駆動力によりネギAの表皮Aeが
略垂直方向に対して引っ張り分離される方向に略同期回
転(内回り)する。
て、以下、農作物皮剥ぎ装置1によるネギAの表皮Ae
を分離する動作を説明する。
収穫されるネギA…を、供給区間a側部に待機する作業
者の手で保持して、ネギAの葉部Ac側を支持コンベア
2の下側保持体2aに載置し、根部Aa側を支持コンベ
ア3の支持ベルト3aに載置する。ネギAの根部Aaを
揃えベルト3dにより搬送方向に対して略真っ直ぐに揃
えた後、ネギAの葉部Ac側を一対の保持体2aにより
保持して、切揃え区間bの切揃え装置5に供給する。ま
た、手作業に代わるネギAの供給方法として、例えばロ
ボットアームや引起し機構等の機械的手段により供給す
ることもできる。
根部Aa及び葉部Acを切揃え装置5により所定寸法に
切揃えた後、分離区間cの表皮分離装置10に供給す
る。また、ネギAの根部Aaのみを所定寸法に切揃えて
もよい。
が分離区間cに搬送されたとき、図3、図4、図5に示
すように、表皮分離装置10の皮剥ぎユニット35を降
下移動して、一対の保持体2aにより保持されたネギA
の茎部Abをエアー吐出部37,37の間に挿入する。
エアーGをネギAの茎部Ab周面に吹付け、ネギAの表
皮Aeを支持アーム36,36の支持位置よりも根部A
a側に引き剥した後、ネギAの茎部Abを、支持アーム
36,36により保持して、エアー吐出部37から吐出
されるエアーGが茎部Ab周面に対して略均等に吹付け
られる状態に支持及び矯正すると共に、エアーGを支持
アーム36,36の交差部分に対して積極的に押付けて
センターリングする。
ア2,3によるネギAの搬送速度と略同期して搬送方向
及び斜め方向に移動させながら、ネギAの茎部Abに沿
って葉部Ac側から根部Aa側に向けて移動させ、エア
ー吐出部37から吐出されるエアーGをネギAの茎部A
b周面に対して長さ方向に連続して吹付け、不要な表皮
Aeを一挙に分離する。同時に、一対の支持アーム36
を、分離される表皮Aeを後追いするようにしてネギA
周面に沿って略垂直方向に移動させ、分離される表皮A
eを根部Aa側に向けて剥離ガイドし、枚数や厚みに関
係なく、強制的に分離又は除去する。また、皮剥ぎユニ
ット35を上昇して、ネギAの茎部Abを自重により垂
れ下げた状態に支持することもできる。
ーム36により保持したまま移動させ、皮剥ぎユニット
35が搬送路右側部よりも外側に移動し、支持コンベア
3の支持ベルト3b上方に移動したとき、一対の支持ア
ーム36による保持を解除して、ネギAの根部Aa側を
支持ベルト3aから支持ベルト3bに乗り移らせる。な
お、ネギAの茎部Abを、分離区間cの支持ベルト3a
から支持ベルト3bに乗り移らせるとき、自重により垂
れ下げた状態に支持される。
合、その茎部Abの曲がり部分を支持アーム36,36
により矯正しながら、エアー吐出部37から吐出される
エアーGを茎部Ab外面に対して略均等に吹付け、不要
な表皮Aeを分離する。この時、茎部Abの曲がり具合
に追従して、一対の保持体2aが水平方向に首振り回動
し、表皮Aeの分離作業をスムースに行わせる。
に配設した表皮投入部(図示省略)に投入して、定期的
に回収又は廃棄する。以下、上述と同様に、支持アーム
36を開放し、皮剥ぎユニット35を垂直上昇した後、
皮剥ぎユニット35を初期位置に復帰移動して、支持コ
ンベア2,3により搬送されるネギAの表皮Aeを分離
する作業を継続して行う。
垂れ下っている場合、図6にも示すように、表皮除去装
置46を構成する一対の分離ロール47により挟持しな
がら垂直方向に引っ張って分離除去したり、また、例え
ば一対のチャックやアーム等の挟持手段により挟持して
強制的に引張り分離したり、また、例えば吸気用ブロワ
ーや真空ポンプ等の負圧発生源に接続された吸引手段に
より吸引分離してもよい。或いは、表皮Aeを排出コン
ベア(図示省略)に放出して、例えば残渣集積部や残渣
処理部等に供給することもできる。
搬送されたとき、一対の保持体2aによる保持を解除し
て、表皮分離済みのネギAを放出し、コンベア(図示省
略)により次工程(選別工程や出荷工程等)に供給す
る。また、人為的作業(作業者の手)や機械的作業(例
えばロボットアーム)により回収作業及び供給作業を行
ってもよい。
る一対の皮剥ぎユニット35を、支持コンベア2,3に
より搬送されるネギAの茎部Ab周面と略対向して搬送
方向に移動させながら、皮剥ぎユニット35のエアー吐
出部37から吐出されるエアーGをネギAの茎部Ab周
面に対して略連続して吹付けるので、不必要又は食用に
供し得ないネギAの表皮Aeを長さ方向に対して一挙に
分離することができると共に、複数のネギAの表皮Ae
を分離する作業が連続して行え、作業の省力化及び能率
アップを図ることができる。
を、一対の支持アーム36によりエアーG6が略均等に
吹付けられる状態に支持するので、エアーAの吹付け角
度や吹付け間隔、吹付け量が常時一定に保たれ、ネギA
の表皮Aeを所望する枚数又は厚さだけ確実に分離する
ことができる。
搬送方向に周回移動させながらネギAの表皮Aeを分離
する他の例を示し、皮剥ぎユニット35を、搬送路上部
に張架したループ状の周回チェーン50,50全長に対
して、支持コンベア2,3により搬送されるネギAと略
対向する間隔に隔てて複数取り付け、ユニット本体35
aを、周回チェーン50,50間に架設したガイドレー
ル51に対して前後移動可能に取り付け、ユニット本体
35aの上端側を、搬送路上部に架設したガイドレール
52に係合している。
向に周回移動させながら、ガイドレール52に沿って表
皮Aeの剥ぎ取りを開始する開始位置と、その剥ぎ取り
が終了する終了位置とに往復移動させ、支持コンベア
2,3により搬送されるネギAの表皮Aeを連続して分
離するので、上述の実施形態と略同等の作用及び効果を
奏することができる。
0の皮剥ぎユニット35を搬送方向と平行する方向に周
回移動する構成であるが、例えば図9に示すように、皮
剥ぎユニット35を搬送方向に対して所定角度に交差す
る斜め方向に周回移動させながら、支持コンベア2,3
により搬送されるネギAの表皮Aeを分離したり、ま
た、図10に示すように、皮剥ぎユニット35を特定方
向に平行移動させながら、支持コンベア2,3により斜
め方向に搬送されるネギAの表皮Aeを分離してもよ
く、前述の実施形態と略同等の作用及び効果を奏するこ
とができる。
において、この発明の農作物は、実施例のネギAやゴボ
ウ、アスパラガス、胡瓜、茄子、人参、長芋等に対応
し、以下同様に、流体は、エアーGや不活性ガス、ブタ
ンガス等の気体と、水道水や水溶液、溶剤等の液体とに
対応し、農作物搬送手段は、支持コンベア2,3やベル
トコンベア、チェーンコンベア、バケットコンベアに対
応し、流体吹付け手段は、エアー吐出部37や吐出ホー
ス、吐出孔を有する部材等に対応し、移動手段は、可動
枠31、支持枠32、ガイドレール33、牽引チェーン
34、ユニット本体35a、周回チェーン50、ガイド
レール51,52或いはエアーシリンダ、ソレノイド、
モータ等に対応し、農作物支持手段は、支持アーム36
や支持チャック、支持爪等に対応するも、この発明は、
上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
ば略垂直に保持されたネギAの表皮Aeを分離する作業
及び装置にも適用することができる。
面図。
図。
図。
図。
す正面図。
図。
の他の例を示す平面図。
斜め方向に周回移動するその他の例を示す平面図。
Claims (4)
- 【請求項1】複数の農作物を略同一方向に向きを揃えて
整列搬送する農作物搬送手段と、上記農作物外面に対し
て流体を吹付け、該農作物の表皮を分離する流体吹付け
手段と、上記流体吹付け手段を、上記農作物外面に沿っ
て長さ方向に移動すると共に、上記農作物搬送手段によ
り搬送される農作物外面と略対向して搬送方向に移動す
る移動手段とを備えた農作物皮剥ぎ装置。 - 【請求項2】上記流体吹付け手段を、上記農作物搬送手
段により搬送される農作物外面と略対向する間隔に隔て
て複数設けた請求項1記載の農作物皮剥ぎ装置。 - 【請求項3】上記農作物の流体吹付け部分を、上記流体
吹付け手段から吐出される流体が略均等に吹付けられる
状態に支持する農作物支持手段を備えた請求項1記載の
農作物皮剥ぎ装置。 - 【請求項4】上記農作物支持手段を、上記流体吹付け手
段に対して一体的に設けると共に、該流体吹付け手段の
流体が吹付けられる農作物外面に近接して設けた請求項
3記載の農作物皮剥ぎ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001371016A JP3880847B2 (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | 農作物皮剥ぎ装置 |
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---|---|---|---|
JP2001371016A JP3880847B2 (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | 農作物皮剥ぎ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003169653A true JP2003169653A (ja) | 2003-06-17 |
JP3880847B2 JP3880847B2 (ja) | 2007-02-14 |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3880847B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007129930A (ja) * | 2005-11-09 | 2007-05-31 | Si Seiko Co Ltd | 農産物皮剥ぎ装置 |
JP2015098135A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | パシフィックソフトウェア開発株式会社 | 皮剥装置 |
-
2001
- 2001-12-05 JP JP2001371016A patent/JP3880847B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2007129930A (ja) * | 2005-11-09 | 2007-05-31 | Si Seiko Co Ltd | 農産物皮剥ぎ装置 |
JP2015098135A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | パシフィックソフトウェア開発株式会社 | 皮剥装置 |
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