JP2003169584A - 害虫捕獲装置 - Google Patents

害虫捕獲装置

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JP2003169584A
JP2003169584A JP2001373754A JP2001373754A JP2003169584A JP 2003169584 A JP2003169584 A JP 2003169584A JP 2001373754 A JP2001373754 A JP 2001373754A JP 2001373754 A JP2001373754 A JP 2001373754A JP 2003169584 A JP2003169584 A JP 2003169584A
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Osamu Kawai
修 川井
Yoichi Nakano
洋一 中野
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Kyoritsu Seiyaku Corp
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Kyoritsu Seiyaku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 捕獲の記録を行うことができる粘着シートを
用いた害虫捕獲装置を提供する。 【解決手段】 害虫を捕獲する粘着シート20を巻いた
供給ロール31と、供給ロール31から引き出した粘着
シート20を巻き取る巻き取りロール33と、供給ロー
ル31と巻き取りロール33間で粘着シート20を展開
する捕虫部36と、粘着シート20に捕獲された虫の数
の計測及び/又は種類の特定を行う捕獲虫解析部60と
を有する害虫捕獲装置1とする。捕虫解析部60とし
て、粘着シート20に捕獲された虫の透過光を撮像する
撮像部70と、撮像部70によって得られた画像情報か
ら虫の数の測定及び/又は種類の特定を行う解析部80
とを有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、害虫捕獲装置に関
し、特に、粘着シートに害虫を捕獲する害虫捕獲装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】衛生害虫、特にハエなどの飛翔する害虫
は、病原菌の感染媒介者であるため、食品や経口品を扱
う産業や商店、病院、家庭など様々な分野において、そ
の駆除は、従来から様々な道具、装置によって行われて
きた。
【0003】例えば、殺虫剤を用いる方法や、誘引した
害虫を電撃する方法などがあるが、食品や携行品を扱う
場所では、殺虫剤は使用できず、また、電撃する方法は
高電圧の電撃音が不快であるという問題がある。そのた
め、粘着シートを用いた害虫捕獲装置が開発されてい
る。
【0004】粘着シートを用いた害虫捕獲装置は、粘着
シートをロール状に巻いた供給ロールと巻き取りロール
の間に粘着シートを展開して構成される捕虫部を設け、
紫外線ランプで捕虫部に誘引した害虫を粘着シートに付
着させ、粘着シートを連続的又は間欠的に巻き取りロー
ルに巻き取るものである。これによって、常に新しい粘
着面を供給して捕獲効率が高い上、捕獲した害虫を粘着
シート間に巻き取るため、衛生的であり、しかもメンテ
ナンスが供給ロールの交換で済むので容易であるという
利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
危害分析・重要管理点(HACCP)の導入などの見地
から、捕獲の記録が要求されるようになってきた。害虫
捕獲装置の性能を試験する場合に、所定期間での捕獲数
と捕獲した害虫の種類の特定が必要となる場合がある。
また、捕獲数や種類を把握できることにより、各捕獲場
所毎に適した外注対策をとることも可能となる。
【0006】ところが、これまでに、粘着シートを用い
た害虫捕獲装置では、このような捕獲の記録は行われて
いなかった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、捕獲の記録を行うことができる粘着シートを用いた
害虫捕獲装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、害虫を捕獲する粘着シート
を巻いた供給ロールと、前記供給ロールから引き出され
る粘着シートを巻き取る巻き取りロールと、前記供給ロ
ールと前記巻き取りロール間で展開された前記粘着シー
トから構成される捕虫部と、前記捕虫部において粘着シ
ートに捕獲された虫の数の計測及び/又は種類の特定を
行う捕獲虫解析部とを有することを特徴とする害虫捕獲
装置を提供する。
【0009】この害虫捕獲装置によれば、捕獲虫解析部
によって、害虫の捕獲の記録を行うことができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の害
虫捕獲装置において、前記捕獲虫解析部が、前記捕虫部
の画像情報を取得する撮像部と、前記撮像部によって得
られた画像情報から虫の数の測定及び/又は虫の種類の
特定を行う解析部とを有することを特徴とする害虫捕獲
装置を提供する。
【0011】この害虫捕獲装置によれば、粘着シートが
透明ないし半透明であれば、粘着シートの透過光を撮像
し、虫が付着している部分は光が透過しないので、画像
解析することにより、捕獲した虫の数の計測と虫のデー
タベースとの比較から害虫の種類を特定することが可能
である。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の害
虫捕獲装置において、前記撮像部が、前記粘着シートの
幅方向に対応して配置した一次元イメージセンサであ
り、前記粘着シートの長さ方向を相対的に走査して画像
情報を取得可能であることを特徴とする害虫捕獲装置を
提供する。
【0013】この害虫捕獲装置によれば、粘着シートの
幅方向に配置した一次元イメージセンサで粘着シートの
長さ方向を走査することにより、捕虫部の粘着シートの
画像を得ることができる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2記載の害
虫捕獲装置において、前記撮像部が、前記粘着シートの
幅方向に配置した二次元イメージセンサであり、前記捕
虫部の少なくとも一部の画像情報を一括で取得可能であ
ることを特徴とする害虫捕獲装置を提供する。
【0015】この害虫捕獲装置によれば、捕虫部の一部
又は全体の画像を一括で取得することができる。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項2記載の害
虫捕獲装置において、前記撮像部が複数配置されてお
り、前記解析部が各撮像部により取得される前記捕虫部
の少なくとも一部の画像情報をもとに立体画像に処理す
る手段を備えていることを特徴とする害虫捕獲装置を提
供する。
【0017】この害虫捕獲装置によれば、撮像部を複数
有しているため、各撮像部により撮影された複数の画像
情報をもとに、解析部において立体画像に処理すること
ができる。従って、捕虫部に捕獲された虫の種類や数を
より正確に特定することができる。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項1記載の害
虫捕獲装置において、前記捕獲虫解析部が、光センサ
と、前記光センサから得られるON/OFF信号に基づ
き、虫の数の測定を行う解析部とを有することを特徴と
する害虫捕獲装置を提供する。
【0019】この害虫捕獲装置によれば、光センサから
得られる信号に基づき、捕虫部に捕獲された虫の概略の
捕獲数を簡易に把握することができる。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項1記載の害
虫捕獲装置において、前記捕虫部を構成する展開された
前記粘着シートを介して装置外部を照射する紫外線ラン
プが設けられていることを特徴とする害虫捕獲装置を提
供する。
【0021】このような害虫捕獲装置は、捕虫部の粘着
シートの例えば裏側から紫外線ランプで粘着シートを照
射することにより、害虫を効率的に誘引して、高い捕獲
効率で害虫を捕獲することができる。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項1記載の害
虫捕獲装置において、装置外部の温度を検出する温度セ
ンサを有することを特徴とする害虫捕獲装置を提供す
る。
【0023】このような害虫捕獲装置は、温度センサで
外部温度のデータを得ることができるので、捕獲場所の
周辺温度との関係で捕獲された虫の記録をとることがで
き、より効果的な対策をとることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の害虫捕獲装置の実
施の形態について説明するが、本発明は、以下の実施の
形態に制限されるものではない。
【0025】図1は、本発明の害虫捕獲装置の一実施形
態の概略構成を示す構成図である。また、図2は、捕獲
虫解析部の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【0026】この害虫捕獲装置1は、箱状の筐体10を
備え、この筐体10の前面壁11には、害虫が誘引され
る捕虫開口部12が設けられている。粘着シート20
は、透明ないし半透明のもので、片面に粘着剤が塗布さ
れているものを用いる。粘着シート20は、筒状の供給
ロール31にロール状に巻かれて供給される。筐体10
の中の図面上部に図示しないロール受けが設けられ、筒
状の供給ロール31を回転自在に軸支するようになって
いる。筐体10の中の図面下部にロール受けと対向する
ロールシャフト32が設けられている。このロールシャ
フト32に巻き取りロール33が固定して取り付けられ
るようになっている。ロールシャフト32は、図示しな
い駆動装置により、回転駆動される。
【0027】ロール受けに収められた供給ロール31と
巻き取りロール33の間には、供給ロール31寄りに第
1ガイドロッド34が回転可能に軸支され、巻き取りロ
ール33寄りに第2ガイドロッド35が回転可能に軸支
されている。2本のガイドロッド34,35により、粘
着シート20が展開され、これらの2本のガイドロッド
34,35間は、筐体10の捕虫開口部12に粘着シー
ト20の粘着剤が臨んでいる捕虫部36になっている。
捕虫部36の筐体10内の後部側には、害虫を誘引する
複数の紫外線ランプ40が捕虫部36を介して捕虫開口
部12に向かって紫外線を照射するように配置されてい
る。
【0028】粘着シート20は、供給ロール31から繰
り出され、第1ガイドロッド34と第2ガイドロッド3
5に案内されて巻き取りロール33に巻き取られる。ロ
ールシャフト32の駆動装置は、所定期間毎、例えば1
日毎に、所定量の粘着シート20を巻き取るようにロー
ルシャフト32を駆動する。第2ガイドロッド35と巻
き取りロール33との間には、粘着シート20の表面を
読み取る光センサ50が粘着シート20の側端側に配置
されている。この光センサ50は、粘着シート20の側
端に一定間隔毎に印刷されている図示しない基準位置マ
ークを検知するようになっている。基準位置マークは、
例えば横線である。駆動装置は、検知した基準位置マー
クの所定の数に応じてロールシャフト32を回転させる
ようになっている。これは、巻き取りロール33に巻き
取られる粘着シート20の厚みが増すと、巻き取りロー
ル33の同じ回転数でも巻き取り量が異なってくるた
め、常に一定量の巻き取り量とするためである。
【0029】この害虫捕獲装置1は、粘着シート20が
ロール状に巻かれた供給ロール31を図示しないロール
受けにセットし、粘着シート20の先端を供給ロール3
1から引き出し、粘着シート20の粘着面を前方側にし
て第1ガイドロッド34と第2ガイドロッド35の上を
通して巻き取りロール33に取り付けることによって運
転可能になる。
【0030】運転する際には、第1ガイドロッド34と
第2ガイドロッド35間の捕虫部36の粘着シート20
が害虫を実質的に捕獲する部分となる。捕虫部36の粘
着シート20の後方から紫外線ランプ40を捕虫開口部
12に向かって照射することにより、出射された紫外線
は粘着シート20を透過し、捕虫開口部12から装置外
部に照射される。この紫外線に誘引された害虫が、紫外
線ランプ40に向かって飛翔するときに、捕虫部36の
粘着シート20に捕獲される。そのため、この害虫捕獲
装置1は、害虫の捕獲効率が良好である。一定時間、例
えば、1日毎に、駆動装置を駆動させて巻き取りロール
33を回転させ、所定長さの粘着シート20を供給ロー
ル31より引き出し、新しい粘着面を捕虫部36に供給
する。粘着シート20に付着した害虫は、巻き取りロー
ル33に巻き取られる際に、粘着シート20でカバーさ
れ、衛生的である。また、一旦、供給ロール31をセッ
トすれば、自動運転で害虫捕獲ができるため、メンテナ
ンスが容易である。
【0031】本発明の害虫捕獲装置1は、捕獲虫解析部
60を備え、粘着シート20に捕獲された虫の数の測定
及び/又は種類の特定を行うことができるようになって
いる。
【0032】捕獲虫解析部60は、捕獲虫の画像情報を
得る撮像部70と、撮像部70によって得られた画像情
報を画像解析する解析部80と、筐体外部温度を検出す
る温度センサ90とを有する。
【0033】撮像部70は、筐体10の図面下部に配置
され、第2ガイドロッド35と巻き取りロール33との
間の粘着テープ20を一方の側より照射する照射灯71
と、粘着シート20の他方側に配置され、照射灯71か
ら粘着シート20を透過した光を受光する撮像手段とし
ての一次元イメージセンサ72が粘着シート20の幅方
向に延伸して配置されている。一次元イメージセンサ7
2は、複数個のCCD画像センサなどの撮像素子を一次
元的に配列して光電変換により電子的に走査するもので
ある。この一次元イメージセンサ72は、粘着シート2
0の幅のほぼ全長に亘っている。
【0034】一次元イメージセンサ72の信号取り出し
のタイミングは、光センサ50によって粘着シート20
に印刷された横線を検知したときに、画像読み取りのタ
イミングを制御する制御信号を発生させて行っている。
このとき、照射灯71も点灯するようになっている。粘
着シート20に印刷されている横線の間隔は、読み取り
間隔になっている。これにより、粘着シート20が巻き
取りロール33によって巻き取られて移動する際に、一
次元イメージセンサ72が粘着シート20の長さ方向を
走査し、巻き取られていく粘着シート20全体の透過光
の画像を得ることができるようになっている。透過光の
画像は、捕獲された虫が存在する箇所が影になる。
【0035】温度センサ90は、例えば熱電対、サーミ
スタ等で構成され、センサ部が筐体10の外部にあり、
筐体10外部の温度を検出するようになっている。温度
センサ90の温度データも、解析部80に送られる。
【0036】一次元イメージセンサ72で得られた画像
データは、筐体10とは別体の解析部80に送られて画
像解析される。解析部80は、図2に示すように、撮像
手段72から出力されたアナログ画像データをAD変換
器801でデジタル信号に変換し、デジタル画像データ
を中央制御部802の制御で画像メモリ803に記憶す
る。画像メモリ803に記憶されたデータは、中央制御
部802の制御で読み出され、画像処理部804に入力
される。画像処理部804は、データの画像処理を行
い、パターン認識処理によって捕獲数を計数する。この
処理結果と測定の日付、時間などのデータは中央制御部
802に送られる。温度センサ90からの温度データは
AD変換器805でデジタル信号に変換され、中央制御
部802に送られる。中央制御部802は識別結果をま
とめる処理を行い、メモリ806に蓄積する。また、必
要に応じて、表示装置807に出力され、表示される。
このときの識別結果のまとめとしては、例えば、年月
日、時間、温度等に対して捕獲数を対応させる。
【0037】このような害虫捕獲装置1は、時間、季
節、温度等と害虫の量の対応を把握することができるた
め、季節や時間毎に分けて効果的な対策を取ることが可
能となる。
【0038】また、画像処理部804でのパターン認識
処理において、データベース808に蓄積されている虫
の映像データと比較処理することによって、虫の種類を
特定することができる。この場合、例えばハエの種類だ
けで数百種類にも及ぶため、虫のデータベースは極めて
膨大となる。そのため、虫の種類の特定は、害虫捕獲器
販売会社や大学等の大量のデータベースを扱える高性能
コンピュータを利用しても良い。
【0039】この場合、入出力装置809を用い、解析
部80からネットワーク820を介して高性能コンピュ
ータ830に画像データを送り、その高性能コンピュー
タ830で画像解析を行うようにしても良い。解析され
たデータは、高性能コンピュータ830からネットワー
ク820を介して解析部80に送られる。中央制御部8
02が識別結果をまとめてメモリ806に蓄積し、必要
に応じて表示装置807に出力し、表示させる。このと
きの識別結果のまとめとしては、例えば、年月日、時
間、温度等に対して虫の種類とその捕獲数を対応させ
る。
【0040】このような害虫捕獲装置1は、時間、季
節、温度等に対する害虫の量と種類の対応を把握するこ
とができるため、季節や時間毎に分けて捕獲装置の設置
場所により適した効果的な対策をとることが可能とな
る。
【0041】上述した実施形態では、一次元イメージセ
ンサを固定し、粘着シートが巻き取られるときに走査す
るようにしていたが、一次元イメージセンサを捕虫部の
粘着シート表面近傍を走査するようにしてもよい。ま
た、一次元イメージセンサではなく、CCD画像センサ
などを平面的に設けた二次元イメージセンサを捕虫部の
前方に配置して捕虫部の少なくとも一部の画像データを
一括してとるようにしてもよい。更に、上述した実施形
態では、粘着シートに印刷された基準位置マークを検知
してイメージセンサの読み取りのタイミング信号を発生
するようにしていたが、例えば粘着シートを両側から押
圧して粘着シートの送り出しと共に回転するロータリー
エンコーダのパルス信号で読み取りのタイミング信号を
発生するようにしても良い。
【0042】また、撮像部として、上記実施形態ではC
CD画像センサなどを用いた一次元又は二次元イメージ
センサを用いているが、これに代え、捕虫部に捕獲され
た虫の通過によってON/OFF信号を出力する光セン
サを配設し、この光センサから得られる信号に基づい
て、捕獲数をカウントする解析部を設け、これによって
捕獲虫解析部を構成することもできる。
【0043】但し、このように光センサを用いた場合に
は、光センサからON/OFF信号が出力されるだけで
あるため、虫が重なって捕獲されている場合等において
は、正確に捕獲数をカウントすることができない。ま
た、虫の種類を把握することも困難である。従って、捕
獲虫解析部においては、上記した一次元又は二次元イメ
ージセンサを用いることが好ましいが、捕獲虫の概略数
をカウントできればよい等の場合には、このように光セ
ンサを用いて捕獲虫解析部を構成することもできる。
【0044】更には、撮像部を複数配設し、例えば、C
CD画像センサを用いた二次元イメージセンサを所定間
隔離間して複数配設し、各撮像部により、捕虫部の少な
くとも一部を撮影した画像を複数得られる構成とするこ
とが好ましい。解析部80の画像処理部804におい
て、これら複数の画像情報を立体画像に処理する手段を
設けることにより、捕虫部の状態を立体画像で得ること
ができる。複数の撮像部の配設位置は、各画像情報をも
とに立体画像が得られる限り、限定されるものではな
く、捕虫部の前方に所定間隔離間して配置してもよい
し、側面、上面、下面等からの画像も得られるように配
置してもよい。また、予め、各所に撮像部を配置してお
くと共に、撮影に供する撮像部を任意に選択可能な構成
とすることで、捕虫部の全体像や一部の像を任意に立体
的に得ることもできる。もちろん、ズームレンズを設
け、必要に応じて拡大画像を得る構成とすることもでき
る。この結果、捕獲された虫を様々な角度から立体的に
認識でき、平面的な画像情報と比較して、捕獲した虫の
特定をより正確に行うことが可能となる。また、虫同士
が重なって捕獲されている場合等において、より正確に
虫の数を数えることが可能となる。
【0045】更に、上述した実施形態では、供給ロール
を交換するようにしていたが、供給ロールと巻き取りロ
ールと捕虫部を一体化したカートリッジ式にしても良
い。また、紫外線による吸引に加えて、フェロモンを粘
着剤等に含ませるようにしても良い。
【0046】更に、解析部を筐体とは別体としていた
が、解析部を筐体内に収納することができることは勿論
である。
【0047】
【発明の効果】本発明の害虫捕獲装置は、害虫を捕獲す
る粘着シートを巻いた供給ロールと、前記供給ロールか
ら引き出される粘着シートを巻き取る巻き取りロール
と、前記供給ロールと前記巻き取りロール間で展開され
た前記粘着シートから構成される捕虫部と、前記捕虫部
において前記粘着シートに捕獲された虫の数の計測及び
/又は種類の特定を行う捕獲虫解析部とを有する。従っ
て、害虫の捕獲の記録を行うことができると共に、害虫
に対する効果的な対策をたてるのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の害虫捕獲装置の一実施形態の概略構成
を示す構成図である。
【図2】捕獲虫解析部の一実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 害虫捕獲装置 10 筐体 12 捕虫開口部 20 粘着シート 31 供給ロール 32 ロールシャフト 33 巻き取りロール 36 捕虫部 40 紫外線ランプ 50 光センサ 60 捕獲虫解析部 70 撮像部 72 一次元イメージセンサ 80 解析部 90 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B121 AA14 BA04 BA58 EA01 FA14 5B057 AA15 BA02 DA12 DA13 DB02 DC33

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 害虫を捕獲する粘着シートを巻いた供給
    ロールと、前記供給ロールから引き出される粘着シート
    を巻き取る巻き取りロールと、前記供給ロールと前記巻
    き取りロール間で展開された前記粘着シートから構成さ
    れる捕虫部と、前記捕虫部において粘着シートに捕獲さ
    れた虫の数の計測及び/又は種類の特定を行う捕獲虫解
    析部とを有することを特徴とする害虫捕獲装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の害虫捕獲装置において、 前記捕獲虫解析部が、前記捕虫部の画像情報を取得する
    撮像部と、前記撮像部によって得られた画像情報から虫
    の数の測定及び/又は虫の種類の特定を行う解析部とを
    有することを特徴とする害虫捕獲装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の害虫捕獲装置において、 前記撮像部が、前記粘着シートの幅方向に対応して配置
    した一次元イメージセンサであり、前記粘着シートの長
    さ方向を相対的に走査して画像情報を取得可能であるこ
    とを特徴とする害虫捕獲装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の害虫捕獲装置において、 前記撮像部が、前記粘着シートの幅方向に配置した二次
    元イメージセンサであり、前記捕虫部の少なくとも一部
    の画像情報を一括で取得可能であることを特徴とする害
    虫捕獲装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の害虫捕獲装置において、 前記撮像部が複数配置されており、前記解析部が各撮像
    部により取得される前記捕虫部の少なくとも一部の画像
    情報をもとに立体画像に処理する手段を備えていること
    を特徴とする害虫捕獲装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の害虫捕獲装置において、 前記捕獲虫解析部が、光センサと、前記光センサから得
    られるON/OFF信号に基づき、虫の数の測定を行う
    解析部とを有することを特徴とする害虫捕獲装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の害虫捕獲装置において、 前記捕虫部を構成する展開された前記粘着シートを介し
    て装置外部を照射する紫外線ランプが設けられているこ
    とを特徴とする害虫捕獲装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の害虫捕獲装置において、 装置外部の温度を検出する温度センサを有することを特
    徴とする害虫捕獲装置。
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