JP2003169383A - 監視装置およびそのプログラムとプログラム記録媒体 - Google Patents

監視装置およびそのプログラムとプログラム記録媒体

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JP2003169383A
JP2003169383A JP2001363912A JP2001363912A JP2003169383A JP 2003169383 A JP2003169383 A JP 2003169383A JP 2001363912 A JP2001363912 A JP 2001363912A JP 2001363912 A JP2001363912 A JP 2001363912A JP 2003169383 A JP2003169383 A JP 2003169383A
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Tadashi Toda
正 戸田
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Yamatake Industrial Systems Co Ltd
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Yamatake Industrial Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 警報の発生などの通報情報を電子メールによ
り複数の通報先へ同時に通報する監視装置において、通
報情報に基づく処置を実施すべき通報先を特定可能とす
るとともに、特定された通報先に処置を実施すべき通報
先であることが通知されるようにする。 【解決手段】 本発明の監視装置1は、配信された通報
情報に対して複数の通報先から返信される電子メールを
受信し、最初に受信した返信の送信元を処置を実施すべ
き通報先と特定するとともに、特定した通報先に処置を
実施すべき通報先であることを電子メールで通知する処
置担当特定・通知部105を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視装置に関し、
特に通報情報を電子メールで配信する監視装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子メールの送受信が可能な携帯電話機
の普及により、プラント設備やビル管理設備等の監視装
置において、遠隔地にいる担当者や保守員への警報通知
手段として電話連絡による通報に代えて電子メールが利
用されるようになってきた。例えば、プラント監視装置
では、プラントの運転中に温度上限異常やガス漏洩など
の異常を検知すると必要な警報情報を生成し、担当者や
保守員などの決められた宛先へ電子メールを送信する。
一方、担当者や保守員などは、電子メールの送受信が可
能な携帯電話を持ち、電子メールを受信すると内容を確
認して必要な処置を行う。このように、電子メールと携
帯電話を組み合わせて用いることにより、いつでも、ど
こにいても警報を受け取ることが可能となった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電話連絡による
通報では、同時に複数箇所へ通報することができないた
め、1箇所に通報して電話が通じたか否か、及び通報に
対する確認操作がなされたか否かを確認し、確認操作ま
で確認できなかった場合には次の通報先へ電話するとい
うシーケンシャルな通報の仕方がなされていた。このた
め、回線が込み合っていたり、通報順位の早い者が電話
に出られない場合には通報が遅れるという問題があった
が、確認操作を行ったものが誰であるか、通報元と通報
先の両方で把握することができていた。
【0004】一方、電子メールを用いた通報では、複数
箇所への同時通報が可能であるため、電話連絡の場合に
生じる通報の遅れは回避できるが、誰が最初に確認操作
を行ったのか通報を受けた側では分からないという問題
がある。通常、警報の発生に対しては、警報を受け取っ
たことを知らせる確認操作の後に何らかの処置を行うこ
とが求められ、最初に確認操作を行った者がこの操作を
行うことになるが、最初に確認操作を行った者が誰であ
るか通報を受けた側では分からないため、この処置を実
行すべきか否かを判別できないという問題があった。
【0005】このため、警報に対する処置が重複されて
行われたり、処置が行われないことがあるという問題が
生じる可能性があり、複数箇所へ警報を通報する場合
は、従来の電話連絡による通報と同様、シーケンシャル
な通報の仕方をする必要があった。本発明の目的は、警
報の発生などの通報情報を電子メールにより複数の通報
先へ同時に通報する監視装置において、通報情報に基づ
く処置を実施すべき通報先を特定可能とするとともに、
特定された通報先に処置を実施すべき通報先であること
が通知されるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、通報情報を複数の通報先へ電子メー
ルで配信する監視装置において、配信された通報情報に
対して複数の通報先から返信される電子メールを受信
し、最初に受信した返信の送信元を処置を実施すべき通
報先と特定する処置担当特定手段と、少なくともこの処
置担当特定手段が特定した通報先に処置を実施すべき通
報先であることを電子メールで通知する処置担当通知手
段とを有することによって特徴づけられる。
【0007】この監視装置の一構成例は、配信された通
報情報に対して複数の通報先から返信される電子メール
を受信し、最初に受信した返信の送信元を処置を実施す
べき通報先と特定する処置担当特定手段と、通報情報を
配信したすべての通報先へ処置担当特定手段が特定した
通報先を電子メールで通知する処置担当通知手段とを有
する。
【0008】また、別の構成例は、配信された通報情報
に対して複数の通報先から返信される電子メールを受信
し、最初に受信した返信の送信元を処置を実施すべき通
報先と特定する処置担当特定手段と、通報先から返信さ
れる電子メールを受信すると、通報情報を配信したすべ
ての通報先へ処置担当特定手段が特定した通報先と返信
された電子メールの送信元とを電子メールで通知する処
置担当通知手段とを有する。
【0009】さらに別の構成例は、配信された通報情報
に対して複数の通報先から返信される電子メールを受信
し、最初に受信した返信の送信元を処置を実施すべき通
報先と特定する処置担当特定手段と、通報先から返信さ
れる電子メールを受信すると、この電子メールの送信元
へ処置担当特定手段が特定した通報先を電子メールで通
知する処置担当通知手段とを有する。
【0010】また、本発明のプログラムは、コンピュー
タのハードウェア資源と協働し、コンピュータを前述し
た監視装置の処置担当特定手段および処置担当通知手段
として機能させることによって特徴づけられる。また、
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前述
したプログラムを記録したことによって特徴づけられ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の
監視装置を用いた警報通知システムの一構成例を示す概
略図である。同図において、監視装置1は、制御系ネッ
トワーク2を介して制御装置3に接続されており、制御
装置3はプラント機器4に接続されている。また、監視
装置1は、情報系ネットワーク5とも接続されており、
情報系ネットワーク5にはメールサーバ6と端末装置7
とルータ8が接続されている。
【0012】情報系ネットワーク5は、ルータ8を介し
てインターネット10に接続されており、インターネッ
ト10には、他のローカルエリアネットワーク(以後、
LANと記す)11や無線通信によるインターネット接
続サービスを提供するネットワークサービスプロバイダ
のLAN21が接続されている。他のLAN11には、
インターネット10に接続するためのルータ12と電子
メールの送受信サービスを行うメールサーバ13と端末
装置14が接続されている。ネットワークサービスプロ
バイダのLAN21には、インターネット10に接続す
るためのルータ22と、電子メールの送受信サービスを
行うメールサーバ23と、携帯電話機24と無線通信を
行う基地局25とが接続されている。
【0013】このような構成において、監視装置1は制
御系ネットワーク2を介して、制御装置3が収集したプ
ラント機器4の状態を示す運転データや警報データを監
視しており、警報の発生を検知すると予め登録された電
子メールアドレスを宛先とし、本文部分に警報内容が記
載された警報電子メールを作成し、情報系ネットワーク
5を介してメールサーバ6へ送信する。メールサーバ6
は、送信された警報電子メールを一旦蓄積した後、転送
する。
【0014】ここで、宛先の電子メールアドレスがこの
メールサーバ6の管理するものである場合は、メールサ
ーバ6内の受信メール格納部に転送され蓄積される。宛
先の電子メールアドレスが情報系ネットワーク5外のも
のである警報電子メールは、ルータ8を介してインター
ネット10に送信され、インターネット10上を転送さ
れて当該電子メールアドレスを管理するメールサーバ1
3,23へ送られ蓄積される。端末装置7,14は、定
期的にメールサーバ6,13へアクセスして電子メール
の着信がないか確認し、電子メールが着信していると信
号音などで担当者に知らせる。携帯電話機24では、メ
ールサーバ23に電子メールが着信すると信号音などで
担当者に知らせる。
【0015】警報電子メールが着信した端末の担当者
は、端末装置7,14や携帯電話機24を操作し、着信
した警報電子メールを開いて内容を確認した後、確認操
作を行って監視装置1に警報確認返信メールを送信す
る。この場合、端末装置7,14や携帯電話機24にイ
ンストールされた電子メールソフトウェアの返信機能の
実行をもって確認操作とし、警報確認返信メールは、本
文部分に受信した警報電子メールの本文部分がそのまま
コピーされた電子メールとする。警報確認返信メール
は、メールサーバ6に転送され、受信メール格納部に蓄
積される。
【0016】監視装置1は、定期的にメールサーバ6へ
アクセスして着信した警報確認返信メールを受信し、最
初に受信した警報確認返信メールの警報確認操作者を当
該警報に対する処置担当と特定し、この警報確認操作者
の電子メールアドレスへ処置担当が記載された警報確認
通知メールを送信する。このようにして、警報に対して
受信確認を行った複数の担当者の中から警報に対する処
置を行うべき担当者が特定され、通知される。
【0017】次に、この監視装置の第1の実施の形態に
ついて詳細に説明する。図2は、図1の監視装置1の機
能ブロック図である。同図において、監視装置1は、警
報検出部101、警報データベース(以後、警報DBと
記す)102、警報通知部103、送信先データベース
(以後、送信先DBと記す)104および処置担当特定
・通知部105を備えている。
【0018】警報検出部101は、所定の周期で図3に
示す処理を行う。図3は、図2の警報検出部101の動
作を示すフローチャートである。同図において、警報検
出部101は、制御装置3から運転データや警報データ
を収集し(ステップS1)、警報検出を行う(ステップ
S2)。警報を検出すると警報情報を生成し(ステップ
S3)、警報DB102に格納する(ステップS4)。
さらに、警報情報を警報通知部103へ入力する(ステ
ップS5)。ステップS2で警報が検出されなかったと
き、およびステップS5が終了したときは、処理を終了
する。ここで、警報検出時に生成する警報情報は、警報
タグと発生時刻である。なお、この警報検出部101が
生成する警報情報は、警報タグと発生時刻に限られるも
のではなく、他の情報を付加してもよい。
【0019】警報DB102は、発生した警報とこの警
報に対する処置を行うべき処置担当を記録する記録手段
である。図4は、図2の警報DB102の記録例を示す
説明図であり、(a)は警報検出部101が警報情報を
記録した直後の状態を示し、(b)は後述する警報通知
部103が特定した処置担当を記録した直後の状態を示
す。同図において、発生時刻は、警報検出部101が警
報を検出した時刻であり、年月日と時刻で示される。警
報タグは、警報と1対1に対応した警報内容を示すテキ
ストデータであり、担当者が見て警報内容を識別可能に
構成されている。処置担当は、前述の発生時刻と警報タ
グとで特定される警報を処置すべき担当者を示し、警報
通知部103が受信した警報確認返信メールから特定し
た処理担当者の電子メールアドレスが記録される。確認
時刻は、警報通知部103が処理担当と特定した警報確
認返信メールを受信した時刻であり、年月日と時刻で示
される。
【0020】警報通知部103は、警報検出部101か
ら警報情報が入力されると、図5に示す処理を行う。図
5は、図2の警報通知部103の動作を示すフローチャ
ートである。同図において、警報通知部103は、入力
された警報情報を含む警報電子メールの本文部を作成す
る(ステップS11)。さらに、送信先DB104から
警報電子メールの送信先アドレスを取得し、この送信先
アドレスを宛先とするヘッダー部を作成する(ステップ
S12)。この場合、取得する送信先アドレスは複数で
あり、作成されるヘッダー部は複数の宛先を有する。な
お、警報通知部103は、ヘッダー部の作成に当たっ
て、宛先とともに予め設定された送信元アドレスと表題
を付加することは言うまでもない。
【0021】警報通知部103は、本文部とヘッダー部
を作成後、警報電子メールとしてメールサーバ6へメー
ル送信する(ステップS13)。ステップS13の終了
後、処理を終了する。ここで、警報電子メールの本文の
一例を図6に示す。同図において、警報電子メールの本
文には、内容を示す表題(警報発生通知)と、発生時刻
および警報タグからなる警報情報とが記載されている。
なお、警報電子メールの本文の記載事項はこれに限られ
るものではなく、必要に応じて他の情報を付加するよう
にしてもよい。
【0022】送信先DB104は、警報通知電子メール
の送信先を示す電子メールアドレスが記録された記録手
段である。図7は、図2の送信先DB104の記録例を
示す説明図である。同図において、送信先DB104
は、複数の警報タグと警報タグごとに設定された複数の
送信先電子メールアドレスとから構成されている。
【0023】処置担当特定・通知部105は、処置担当
特定手段と処置担当通知手段の機能を有し、所定の周期
で図8に示す処理を行う。図8は、第1の実施の形態に
おける処置担当特定・通知部105の動作を示すフロー
チャートである。同図において、処置担当特定・通知部
105は、メールサーバ6へアクセスして着信した警報
確認返信メールを受信し(ステップS21)、この返信
メールに対応する警報情報を警報DB102から検索す
る(ステップS22)。この場合、検索は、警報DB1
02に返信メールの本文部に記載されている発生時刻と
警報タグの組合せと一致する組合せがあるか否かにより
行う。
【0024】該当する警報情報があるときは(ステップ
S23でY)、続けてこの警報に対する処置を行うべき
処置担当が記録されているか否かを確認する(ステップ
S24)。図4(a)のように処置担当の記録がないと
きは(ステップS24でN)、警報DB102に当該警
報情報と対応づけて処置担当と確認時刻を記録する(ス
テップS25)。この場合、図4(b)に示すように、
警報DB102の当該警報情報に対応づけられた処置担
当の記録領域に返信メールの送信元電子メールアドレス
を記録し、確認時刻の記録領域にこの返信メールを受信
した時刻を記録する。このように、送信元電子メールア
ドレスが記録されることにより、処置を実施すべき通報
先が特定される。
【0025】次に、該当する警報情報とこの警報情報に
対応する処置担当情報を含む警報確認通知メールの本文
部を作成する(ステップS26)。さらに、最初に受信
した警報確認返信メールの送信元を宛先とする警報確認
通知メールのヘッダー部を作成し(ステップS27)、
警報確認通知メールを送信する(ステップS28)。こ
こで、最初に受信した警報確認返信メールの送信元に警
報確認通知メールを送信するために作成するヘッダー
は、警報確認返信メールの返信として自動生成してもよ
いし、警報DB102に記録された当該警報の処置担当
を参照して作成してもよい。このようにして、処置を実
施すべき通報先であると特定された通報先に通知する。
【0026】ステップS24で処置担当の記録がなかっ
たとき(ステップS24でY)、およびステップS28
が終了したときは、処理を終了する。また、ステップS
23で警報情報が存在しなかったときは、通報先で警報
電子メールが書き換えられた可能性や通信エラーが発生
した可能性があるので、所定のエラー処理を行う(ステ
ップS28)。
【0027】ここで、警報確認通知メールの本文の一例
を図9に示す。同図において、警報確認通知メールの本
文には、内容を示す表題(警報確認通知)と、発生時刻
および警報タグからなる警報情報と、処置担当と、確認
時刻とが記載されている。表題は、本文作成時に処置担
当特定・通知部105内で生成される定型データであ
る。発生時刻と警報タグは、警報電子メールで通知され
たものと同じ内容である。これらは、返信メールの本文
からコピーしてもよいし、送信した警報電子メールを記
録しておき、その本文から取り出してもよい。処置担当
は、警報を処置すべき担当者を通報先の電子メールアド
レスで示したものである。この処置担当には、最初に受
信した返信メールの送信元電子メールアドレスが設定さ
れる。確認時刻は最初に受信した返信メールの受信時刻
であり、年月日と時刻で示される。
【0028】これにより、最初に受信した警報確認返信
メールの送信元に警報確認通知メールが送信され、この
送信元の警報確認操作者に当該警報に対する処置が求め
られていることを通知する。なお、警報電子メールの本
文の記載事項はこれに限られるものではなく、必要に応
じて他の情報を付加するようにしてもよいし、確認時刻
を省いてもよい。また、処置担当に電子メールアドレス
に代えて氏名と所属部署を記載するようにしてもよい。
この場合、電子メールアドレスと氏名と所属部署が記録
されたデータベースを用意しておき、電子メールアドレ
スをキーとして氏名と所属部署を検索し、電子メールア
ドレスと置き換えるようにすればよい。
【0029】次に、この監視装置の各部の実現方法につ
いて図10を参照して説明する。図10は、この監視装
置のハードウェア構成を示すブロック図である。この監
視装置はコンピュータであり、中央演算処理装置(CP
U)51、主記憶メモリ52、外部記憶装置53、入出
力インタフェース54、通信インタフェース55、時計
回路56及びこれらを接続するバス57を備えている。
外部記憶装置53は、読み書き可能で不揮発性の記憶装
置であればよく、ハードディスクなどの磁気記憶装置、
光磁気ディスク装置、光ディスク装置、フラッシュメモ
リなどの不揮発性半導体メモリなどを用いることができ
る。入出力インタフェース54は、オペレータとのマン
マシンインタフェースであるキーボードと表示装置に接
続されており、通信インタフェース55は、情報系ネッ
トワークと制御系ネットワークに接続されている。時計
回路56はカレンダー機能を有し、現在時刻を出力す
る。
【0030】このような構成において、警報検出部10
1、警報通知部103および処置担当特定・通知部10
5は、プログラム記録媒体である外部記憶装置53に記
録されたこれらの機能を実現するプログラムが主記憶メ
モリ52に書き込まれ、CPU51によって実行される
ことによって実現される。この場合、警報検出部10
1、警報通知部103および処置担当特定・通知部10
5は、ハードウェア資源として外部記憶装置53、通信
インタフェース55及び時計回路56を使用する。ま
た、警報DB102と送信先DB104は、外部記憶装
置53に格納されている。
【0031】次に、この監視装置の動作について図11
を参照して説明する。図11は、第1の実施の形態の監
視装置と2つの通報先の動作を示すシーケンス図であ
る。ここでは、通報先Aが受信した警報電子メールに対
する確認操作を通報先Bよりも早く行い、監視装置は通
報先Aからの警報確認返信メール(以後、返信メールと
記す)を通報先Bからの返信メールよりも先に受信する
ものとする。また、通報先Aの電子メールアドレスを
「aaa@bbbbb.co.jp」とし、通報先Bの電子メールアド
レスを「abc@defg.co.jp」とする。なお、ここでは通報
先が2つの場合を例として説明するが、通報先の数は2
つに限られるものではない。
【0032】同図において、監視装置が警報発生を検出
すると、自身の警報DBに警報情報を記録するととも
に、警報電子メールで2つの通報先(通報先Aと通報先
B)へ警報情報を同時通報する。通報先Aと通報先B
は、それぞれ警報電子メールを受信すると確認操作を行
い、監視装置へ返信メールを送信する。監視装置は、最
初に通報先Aから返信メールを受信すると、警報DBを
参照し、返信メールの本文に記載された警報情報と一致
する警報情報の有無と当該警報情報に対応する処置担当
記録の有無を調べる。
【0033】この場合、通報先Aからの返信メールが最
初に受信した当該警報情報に対応する返信であるから、
警報DBには図4(a)で示したように、当該警報情報
のみが記録されているので、通報先Aの返信メールから
送信元電子メールアドレスを読み取り、図4(b)で示
したように、この警報情報に対応する処置担当の記録領
域に記録する。次に、処置担当を通報先Aと設定した、
例えば図9で示したような警報確認通知メールを通報先
Aに送信する。通報先Aは、警報確認通知メールを受信
し、自身が処置担当であることを知って警報に対する処
置を行う。
【0034】また、監視装置は、通報先Bから返信メー
ルを受信すると、同様に警報DBを参照し、返信メール
の本文に記載された警報情報と一致する警報情報の有無
と当該警報情報に対応する処置担当記録の有無を調べ
る。この場合、警報DBには、図4(b)で示したよう
に、先に受信した通報先Aからの返信メールにより当該
警報情報に対応する処置担当として通報先Aの電子メー
ルアドレスが記録されているので、監視装置は警報確認
通知メールを送信しない。よって、通報先Bでは処置担
当であることを通知する警報確認通知メールが受信され
ないので、警報に対する処置が行われないこととなる。
【0035】この実施の形態の監視装置は、複数の警報
電子メール通報先の中から最初に受信した返信メールの
送信元を警報に対する処置担当として選択し、この送信
元に処置担当であることを通知するので、警報に対する
処置が重複して行われたり、処置が行われないといった
ことを防ぐことができる。また、監視装置が最初に受信
した返信メールの送信元を警報に対する処置担当として
選択するので、予め通報先ごとに処置担当の順番を設け
てこの順番で警報を送信しなくともよいので、次の順位
の通報先へ送信するまでの待ち時間を設ける必要がな
く、警報に対する処置を素早く行うことができる。
【0036】次に、この監視装置の第2の実施の形態に
ついて詳細に説明する。この実施の形態の監視装置が第
1の実施の形態と異なる点は、警報電子メールを配信し
た全ての通報先に処置担当を特定した警報確認通知メー
ルを送信するようにしたことである。この実施の形態の
監視装置は、処置担当特定・通知部105の機能を実現
するコンピュータプログラムが第1の実施の形態で示し
たものと以下の点で異なる。すなわち、この監視装置の
処置担当特定・通知部105の機能を実現するコンピュ
ータプログラムは、図8で示した処置担当特定・通知部
105の動作を示すフローチャートにおいて、ステップ
S27のヘッダー作成に当たり、宛先を当該警報電子メ
ールを配信した全ての通報先とするように構成されてい
る。
【0037】次に、この実施の形態の監視装置の動作に
ついて図12を参照して説明する。図12は、第2の実
施の形態の監視装置と2つの通報先の動作を示すシーケ
ンス図である。ここでは、通報先Aが受信した警報電子
メールに対する確認操作を通報先Bよりも早く行い、監
視装置は通報先Aからの返信メールを通報先Bからの返
信メールよりも先に受信するものとする。また、通報先
Aの電子メールアドレスを「aaa@bbbbb.co.jp」とし、
通報先Bの電子メールアドレスを「abc@defg.co.jp」と
する。なお、ここでは通報先が2つの場合を例として説
明するが、通報先の数は2つに限られるものではない。
【0038】同図において、監視装置が警報発生を検出
すると、自身の警報DBに警報情報を記録するととも
に、警報電子メールで2つの通報先(通報先Aと通報先
B)へ警報情報を同時通報する。通報先Aと通報先B
は、それぞれ警報電子メールを受信すると確認操作を行
い、監視装置へ返信メールを送信する。監視装置は、最
初に通報先Aから返信メールを受信すると、警報DBを
参照し、返信メールの本文に記載された警報情報と一致
する警報情報の有無と当該警報情報に対応する処置担当
記録の有無を調べる。
【0039】この場合、通報先Aからの返信メールが最
初に受信した当該警報情報に対応する返信であるから、
警報DBには図4(a)で示したように、当該警報情報
のみが記録されているので、通報先Aの返信メールから
送信元電子メールアドレスを読み取り、図4(b)で示
したように、この警報情報に対応する処置担当の記録領
域に記録する。次に、処置担当を通報先Aと設定した、
例えば図9で示したような警報確認通知メールを通報先
Aと通報先Bに送信する。
【0040】通報先Aは、警報確認通知メールを受信
し、自身が処置担当であることを知って警報に対する処
置を行う。一方、通報先Bは、受信した警報確認通知メ
ールにより通報先Aが処置担当であることが分かるの
で、警報に対する処置を行わないようにする。なお、通
報先Bからの返信メールを受信した監視装置の動作は、
図11で説明したものと同じであるから説明を省略す
る。また、この監視装置のハードウェア構成は、図10
で説明したものと同じであるから説明を省略する。
【0041】この実施の形態によれば、最初の返信メー
ルが受信されると、警報電子メールが配信された全ての
通報先に警報に対する処置を行うべき通報先が通知され
るので、各通報先において警報に対する処置を行うべき
か否かを確実に知ることができる。また、警報電子メー
ルが配信された全ての通報先に警報確認通知メールが送
信されるので、返信時に通信異常や通信遅延など通信上
の問題が発生した場合、通報先においてこれを察知する
ことができるため、問題回避のための必要な行動をとる
ことが可能となる。
【0042】次に、この監視装置の第3の実施の形態に
ついて詳細に説明する。この実施の形態の監視装置が第
1の実施の形態と異なる点は、警報電子メールを配信し
た通報先からの返信メールを受信するごとに、警報に対
する処置を行うべき通報先と当該返信メールの送信元を
記載した警報確認通知メールを警報電子メールを配信し
たすべての通報先へ送信するようにしたことである。こ
の実施の形態の監視装置は、ハードウェア構成が図10
で説明したものと同じであり、処置担当特定・通知部1
05の機能を実現するコンピュータプログラムのみが第
1の実施の形態で示したものと異なるものであるから、
処置担当特定・通知部105以外の説明を省略する。
【0043】この監視装置の処置担当特定・通知部10
5は、所定の周期で図13に示す処理を行う。図13
は、第3の実施の形態における処置担当特定・通知部1
05の動作を示すフローチャートである。同図におい
て、処置担当特定・通知部105は、メールサーバ6へ
アクセスして着信した警報確認返信メールを受信し(ス
テップS31)、この返信メールに対応する警報情報を
警報DB102から検索する(ステップS32)。この
場合、検索は、警報DB102に返信メールの本文部に
記載されている発生時刻と警報タグの組合せと一致する
組合せがあるか否かにより行う。
【0044】該当する警報情報があるときは(ステップ
S33でY)、続けてこの警報に対する処置を行うべき
処置担当が記録されているか否かを確認する(ステップ
S34)。図4(a)のように処置担当の記録がないと
きは(ステップS34でN)、警報DB102に当該警
報情報と対応づけて処置担当と確認時刻を記録する(ス
テップS35)。この場合、図4(b)に示すように、
警報DB102の当該警報情報に対応づけられた処置担
当の記録領域に返信メールの送信元電子メールアドレス
を記録し、確認時刻の記録領域にこの返信メールを受信
した時刻を記録する。また、既に当該警報に対する処置
を行うべき処置担当が記録されているときは(ステップ
S34でY)、ステップS35を実行せず次のステップ
へ進む。
【0045】次に、警報DB102を参照して返信メー
ルに記載された警報情報に対応する警報の警報情報と処
置担当情報を取得し(ステップS36)、さらに返信メ
ールから確認操作者情報を取得する(ステップS3
7)。ここで、確認操作者情報は、返信メールの送信元
の電子メールアドレスとする。次に、取得した警報情報
と処置担当情報と確認操作者情報とを含む警報確認通知
メールの本文部を作成する(ステップS38)。
【0046】さらに、取得した警報情報に対応した電子
メールアドレスを送信先DB104から読み出し、この
電子メールアドレスを宛先とする警報確認通知メールの
ヘッダー部を作成し(ステップS39)、警報確認通知
メールを送信する(ステップS40)。この場合、送信
先DB104から読み出す電子メールアドレスは複数で
あり、作成されるヘッダー部は複数の宛先を有する。な
お、処置担当特定・通知部105は、ヘッダー部の作成
に当たって、宛先とともに予め設定された送信元アドレ
スと表題を付加することは言うまでもない。また、ステ
ップS33で警報情報が存在しなかったときは、通報先
で警報電子メールが書き換えられた可能性や通信エラー
が発生した可能性があるので、所定のエラー処理を行う
(ステップS41)。
【0047】ここで、この実施の形態における警報確認
通知メールの本文の一例を図14に示す。同図におい
て、(a)は最初の返信メールに対する警報確認通知メ
ールの本文を示し、(b)は2番目以降の返信メールに
対する警報確認通知メールの本文を示す。警報確認通知
メールの本文には、内容を示す表題(警報確認通知)
と、発生時刻および警報タグからなる警報情報と、処置
担当と、警報確認操作者と、確認時刻とが記載されてい
る。この場合、表題と、発生時刻および警報タグからな
る警報情報は、図9で説明したものと同じであるから説
明を省略する。
【0048】処置担当は、警報を処置すべき担当者を警
報通報先の電子メールアドレスで示したものである。こ
の処置担当は、前述の発生時刻と警報タグの組合せから
特定される警報をキーにして警報DB102を検索し、
一致した警報に対応した処置担当の記録を読み出すこと
により得ることができる。警報確認操作者は、当該警報
確認通知メールのトリガーとなった返信メールを応答操
作により送信した担当者であり、当該返信メールの送信
元電子メールアドレスが設定される。確認時刻は、処置
担当特定・通知部105が送信しようとする警報確認通
知メールのトリガーとなった返信メールを受信した時刻
であり、年月日と時刻で示される。
【0049】次に、この実施の形態の監視装置の動作に
ついて図15を参照して説明する。図15は、第3の実
施の形態の監視装置と2つの通報先の動作を示すシーケ
ンス図である。ここでは、通報先Aが受信した警報電子
メールに対する確認操作を通報先Bよりも早く行い、監
視装置は通報先Aからの返信メールを通報先Bからの返
信メールよりも先に受信するものとする。また、通報先
Aの電子メールアドレスを「aaa@bbbbb.co.jp」とし、
通報先Bの電子メールアドレスを「abc@defg.co.jp」と
する。なお、ここでは通報先が2つの場合を例として説
明するが、通報先の数は2つに限られるものではない。
【0050】同図において、監視装置が警報発生を検出
すると、自身の警報DBに警報情報を記録するととも
に、警報電子メールで2つの通報先(通報先Aと通報先
B)へ警報情報を同時通報する。通報先Aと通報先B
は、それぞれ警報電子メールを受信すると確認操作を行
い、監視装置へ返信メールを送信する。監視装置は、最
初に通報先Aから返信メールを受信すると、警報DBを
参照し、返信メールの本文に記載された警報情報と一致
する警報情報の有無と当該警報情報に対応する処置担当
記録の有無を調べる。
【0051】この場合、通報先Aからの返信メールが最
初に受信した当該警報情報に対応する返信であるから、
警報DBには図4(a)で示したように、当該警報情報
のみが記録されているので、通報先Aの返信メールから
送信元電子メールアドレスを読み取り、図4(b)で示
したように、この警報情報に対応する処置担当の記録領
域に記録する。次に、処置担当と警報確認操作者に通報
先Aを設定した、例えば図14(a)で示したような警
報確認通知メールを通報先Aと通報先Bに送信する。
【0052】これにより、通報先Aは、通報先Aの返信
メールに対応した警報確認通知メールを受信することで
自身が処置担当であることを知り、警報に対する処置を
行う。一方、通報先Bは、通報先Aの返信メールに対応
した警報確認通知メールを受信することで通報先Aが処
置担当であることが分かるので、警報に対する処置を行
わないようにする。
【0053】また、監視装置は、通報先Bから返信メー
ルを受信すると、同様に警報DBを参照し、返信メール
の本文に記載された警報情報と一致する警報情報の有無
と当該警報情報に対応する処置担当記録の有無を調べ
る。この場合、警報DBには、図4(b)で示したよう
に、先に受信した通報先Aからの返信メールにより当該
警報情報に対応する処置担当として通報先Aの電子メー
ルアドレスが記録されているので、処置担当に通報先A
を設定し、警報確認操作者に通報先Bを設定した、例え
ば図14(b)で示したような警報確認通知メールを通
報先Aと通報先Bに送信する。
【0054】これにより、通報先Aは、通報先Bの返信
メールに対応した警報確認通知メールを受信すること
で、自身が処置すべき警報が通報先Bに通知され、確認
操作がなされたことを知ることができる。一方、通報先
Bは、通報先Bの返信メールに対応した警報確認通知メ
ールを受信することで、自身の行った警報確認が監視装
置と他の警報通報先へ通知されたことを知ることができ
る。
【0055】この実施の形態の監視装置は、警報電子メ
ールを配信した通報先からの返信メールを受信するごと
に、警報情報と、警報に対する処置を行うべき通報先
と、当該返信メールの送信元およびその受信時刻とを記
載した警報確認通知メールを警報電子メールを配信した
すべての通報先へ送信する。このため、監視装置と、警
報電子メールが配信されたすべての通報先において、当
該警報に対する処置を行うべき通報先と、当該警報の受
信確認操作を行った通報先を知ることができる。よっ
て、各通報先において警報に対する処置を行うべきか否
かを確実に知ることができるため、警報に対する処置が
重複して行われたり、処置が行われないといったことを
防ぐ効果が得られる。
【0056】また、個々の通報先の応答操作ごとに警報
電子メールが配信された全ての通報先に警報確認通知メ
ールが配信されることから、警報に対する処置を行うべ
き通報先が繰り返し送信されるので、一過性の通信異常
や通信遅延などの問題が発生した場合における処置を行
うべき通報先の情報が失われる可能性が少なくなるた
め、警報通知システムとしての信頼性が向上する。さら
に、監視装置が最初に受信した返信メールの送信元を警
報に対する処置担当として選択するので、予め通報先ご
とに処置担当の順番を設けてこの順番で警報を送信しな
くともよいので、次の順位の通報先へ送信するまでの待
ち時間を設ける必要がなく、警報に対する処置を素早く
行うことができる効果が得られる。
【0057】次に、この監視装置の第4の実施の形態に
ついて詳細に説明する。この実施の形態の監視装置が第
3の実施の形態と異なる点は、警報電子メールを配信し
た通報先からの返信メールを受信するごとに、警報に対
する処置を行うべき通報先と当該返信メールの送信元を
記載した警報確認通知メールを返信メールの送信元へ送
信するようにしたことである。この実施の形態の監視装
置は、ハードウェア構成が図10で説明したものと同じ
であり、処置担当特定・通知部105の機能を実現する
コンピュータプログラムのみが第3の実施の形態で示し
たものと異なるものであるから、処置担当特定・通知部
105以外の説明を省略する。
【0058】この実施の形態の監視装置は、処置担当特
定・通知部105の機能を実現するコンピュータプログ
ラムが第3の実施の形態で示したものと以下の点で異な
る。すなわち、この監視装置の処置担当特定・通知部1
05の機能を実現するコンピュータプログラムは、図1
3で示した処置担当特定・通知部105の動作を示すフ
ローチャートにおいて、ステップS39のヘッダー作成
に当たり、宛先を当該返信メールの送信元とするように
構成されている。
【0059】次に、この実施の形態の監視装置の動作に
ついて図16を参照して説明する。図16は、第4の実
施の形態の監視装置と2つの通報先の動作を示すシーケ
ンス図である。ここでは、通報先Aが受信した警報電子
メールに対する確認操作を通報先Bよりも早く行い、監
視装置は通報先Aからの返信メールを通報先Bからの返
信メールよりも先に受信するものとする。また、通報先
Aの電子メールアドレスを「aaa@bbbbb.co.jp」とし、
通報先Bの電子メールアドレスを「abc@defg.co.jp」と
する。なお、ここでは通報先が2つの場合を例として説
明するが、通報先の数は2つに限られるものではない。
【0060】同図において、監視装置が警報発生を検出
すると、自身の警報DBに警報情報を記録するととも
に、警報電子メールで2つの通報先(通報先Aと通報先
B)へ警報情報を同時通報する。通報先Aと通報先B
は、それぞれ警報電子メールを受信すると確認操作を行
い、監視装置へ返信メールを送信する。監視装置は、最
初に通報先Aから返信メールを受信すると、警報DBを
参照し、返信メールの本文に記載された警報情報と一致
する警報情報の有無と当該警報情報に対応する処置担当
記録の有無を調べる。
【0061】この場合、通報先Aからの返信メールが最
初に受信した当該警報情報に対応する返信であるから、
警報DBには図4(a)で示したように、当該警報情報
のみが記録されているので、通報先Aの返信メールから
送信元電子メールアドレスを読み取り、図4(b)で示
したように、この警報情報に対応する処置担当の記録領
域に記録する。次に、処置担当と警報確認操作者に通報
先Aを設定した、例えば図14(a)で示したような警
報確認通知メールを返信メールの送信元である通報先A
に送信する。これにより、通報先Aは、通報先Aの返信
メールに対応した警報確認通知メールを受信することで
自身が処置担当であることを知り、警報に対する処置を
行う。
【0062】また、監視装置は、通報先Bから返信メー
ルを受信すると、同様に警報DBを参照し、返信メール
の本文に記載された警報情報と一致する警報情報の有無
と当該警報情報に対応する処置担当記録の有無を調べ
る。この場合、警報DBには、図4(b)で示したよう
に、先に受信した通報先Aからの返信メールにより当該
警報情報に対応する処置担当として通報先Aの電子メー
ルアドレスが記録されているので、処置担当に通報先A
を設定し、警報確認操作者に通報先Bを設定した、例え
ば図14(b)で示したような警報確認通知メールを返
信メールの送信元である通報先Bに送信する。これによ
り、通報先Bは警報に対する処置を行うべき通報先が通
報先Aであることが分かるので、警報に対する処置を行
わないようにする。
【0063】この実施の形態によれば、最初に受信した
返信メールの送信元が警報に対する処置を行うべき通報
先に指定され、警報確認通知メールで通知されるので、
予め通報先ごとに処置担当の順番を設けてこの順番で警
報を送信しなくともよいため、次の順位の通報先へ送信
するまでの待ち時間を設ける必要がなく、警報に対する
処置を素早く行うことができる効果が得られる。また、
返信に対して警報確認通知メールでの応答があるので、
返信時に通信異常や通信遅延など通信上の問題が発生し
た場合、通報先においてこれを察知することができるた
め、問題回避のための必要な行動をとることが可能とな
る。
【0064】また、警報電子メールを配信した通報先か
らの返信メールを受信するごとに、警報情報と、警報に
対する処置を行うべき通報先と、当該返信メールの送信
元およびその受信時刻とを記載した警報確認通知メール
を返信メールの送信元へ送信する。このため、警報に対
する確認操作を行った通報先が当該警報に対する処置を
行うべき通報先を知ることができるので、警報に対する
処置が重複して行われたり、処置が行われないといった
ことを防ぐ効果が得られる。さらに、警報電子メールが
配信された全ての通報先に警報確認通知メールを配信す
ることがないので、処理プログラムが簡素化できるとい
う効果が得られる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の監視装置
は、配信された通報情報に対して複数の通報先から返信
される電子メールを受信し、最初に受信した返信の送信
元を処置を実施すべき通報先と特定する処置担当特定手
段と、少なくともこの処置担当特定手段が特定した通報
先に処置を実施すべき通報先であることを電子メールで
通知する処置担当通知手段とを有するので、確実に処置
を実施すべき通報先に通知することができる。このた
め、通報情報に対する処置が重複されて行われたり、処
置が行われないという問題が生じることがない。また、
本発明にかかる監視装置の一構成例によれば、処置担当
通知手段が通報情報を配信したすべての通報先へ処置担
当特定手段が特定した通報先を電子メールで通知するの
で、各通報先において警報に対する処置を行うべきか否
かを確実に知ることができる。
【0066】また、本発明にかかる別の監視装置によれ
ば、通報先から返信される電子メールを受信すると、処
置担当通知手段が通報情報を配信したすべての通報先へ
処置担当特定手段が特定した通報先と返信された電子メ
ールの送信元とを電子メールで通知するので、各通報先
において警報に対する処置を行うべき通報先と警報に対
する応答操作を行った通報先を知ることができる。この
ため、配信された通報情報についての状況を担当者間で
共有できるので、担当者間でスムーズに情報交換が行え
るため、素早く的確なアドバイスを受けることが可能と
なる。また、一過性の通信異常や通信遅延などの問題が
発生した場合における処置を行うべき通報先の情報が失
われる可能性が少なくなるため、警報通知システムとし
ての信頼性が向上する。
【0067】また、本発明にかかるさらに別の監視装置
によれば、通報先から返信される電子メールを受信する
と、処置担当通知手段がこの電子メールの送信元へ処置
担当特定手段が特定した通報先を電子メールで通知する
ので、返信時に通信上の問題が発生した場合、問題が発
生した通報先においてこれを察知することができるた
め、問題回避のために必要な行動をとることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の監視装置を用いた警報通知システム
の一構成例を示す概略図である。
【図2】 図1の監視装置の機能ブロック図である。
【図3】 図2の警報検出部の動作を示すフローチャー
トである。
【図4】 図2の警報DBの記録例を示す説明図であ
る。
【図5】 図2の警報通知部の動作を示すフローチャー
トである。
【図6】 本発明の監視装置が通知する警報電子メール
の本文の一例を示す説明図である。
【図7】 図2の送信先DBの記録例を示す説明図であ
る。
【図8】 第1の実施の形態における処置担当特定・通
知部の動作を示すフローチャートである。
【図9】 第1の実施の形態の監視装置が通知する警報
確認通知メールの本文の一例を示す説明図である。
【図10】 本発明の監視装置のハードウェア構成を示
すブロック図である。
【図11】 第1の実施の形態の監視装置と2つの通報
先の動作を示すシーケンス図である。
【図12】 第2の実施の形態の監視装置と2つの通報
先の動作を示すシーケンス図である。
【図13】 第3の実施の形態における処置担当特定・
通知部の動作を示すフローチャートである。
【図14】 第3の実施の形態の監視装置が通知する警
報確認通知メールの本文の一例を示す説明図である。
【図15】 第3の実施の形態の監視装置と2つの通報
先の動作を示すシーケンス図である。
【図16】 第4の実施の形態の監視装置と2つの通報
先の動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】 1…監視装置、2…制御系ネットワーク、3…制御装
置、4…プラント機器、5…情報系ネットワーク、6,
13,23…メールサーバ、7,14…端末装置、8,
12,22…ルータ、10…インターネット、11,2
1…ローカルエリアネットワーク(LAN)、24…携
帯電話機、25…基地局、51…中央演算処理装置(C
PU)、52…主記憶メモリ、53…外部記憶装置、5
4…入出力インタフェース、55…通信インタフェー
ス、56…時計回路、57…バス、101…警報検出
部、102…警報DB、103…警報通知部、104…
送信先DB、105…処置担当特定・通知部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA32 AA44 BB03 BB12 BB20 BB46 BB73 DD08 DD21 EE15 FF01 FF02 FF17 FF19 FF20 FF23 GG12 GG18 GG21 GG23 GG30 GG32 GG36 GG70 5K048 AA04 BA23 CA06 EB03 EB13 HA01 5K101 KK02 KK13 KK14 LL00 LL12 MM07 NN18 NN21 RR12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通報情報を複数の通報先へ電子メールで
    配信する監視装置において、 配信された前記通報情報に対して複数の前記通報先から
    返信される電子メールを受信し、最初に受信した返信の
    送信元を処置を実施すべき通報先と特定する処置担当特
    定手段と、 少なくともこの処置担当特定手段が特定した通報先に処
    置を実施すべき通報先であることを電子メールで通知す
    る処置担当通知手段とを有することを特徴とする監視装
    置。
  2. 【請求項2】 通報情報を複数の通報先へ電子メールで
    配信する監視装置において、 配信された前記通報情報に対して複数の前記通報先から
    返信される電子メールを受信し、最初に受信した返信の
    送信元を処置を実施すべき通報先と特定する処置担当特
    定手段と、 前記通報情報を配信したすべての通報先へ前記処置担当
    特定手段が特定した通報先を電子メールで通知する処置
    担当通知手段とを有することを特徴とする監視装置。
  3. 【請求項3】 通報情報を複数の通報先へ電子メールで
    配信する監視装置において、 配信された前記通報情報に対して複数の前記通報先から
    返信される電子メールを受信し、最初に受信した返信の
    送信元を処置を実施すべき通報先と特定する処置担当特
    定手段と、 前記通報先から返信される電子メールを受信すると、前
    記通報情報を配信したすべての通報先へ前記処置担当特
    定手段が特定した通報先と返信された前記電子メールの
    送信元とを電子メールで通知する処置担当通知手段とを
    有することを特徴とする監視装置。
  4. 【請求項4】 通報情報を複数の通報先へ電子メールで
    配信する監視装置において、 配信された前記通報情報に対して複数の前記通報先から
    返信される電子メールを受信し、最初に受信した返信の
    送信元を処置を実施すべき通報先と特定する処置担当特
    定手段と、 前記通報先から返信される電子メールを受信すると、こ
    の電子メールの送信元へ前記処置担当特定手段が特定し
    た通報先を電子メールで通知する処置担当通知手段とを
    有することを特徴とする監視装置。
  5. 【請求項5】 コンピュータを請求項1から4のいずれ
    かに記載された処置担当特定手段および処置担当通知手
    段として機能させるためのプログラム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載されたプログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005025466A (ja) * 2003-07-01 2005-01-27 Sumitomo Rubber Ind Ltd 設備における障害者支援システム
JP2007233766A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Osamu Nakada 警備システムおよび警備プログラム
JP2016006586A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 北菱電興株式会社 在宅老人等の見守り支援システム

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