JP2003169210A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP2003169210A
JP2003169210A JP2001370142A JP2001370142A JP2003169210A JP 2003169210 A JP2003169210 A JP 2003169210A JP 2001370142 A JP2001370142 A JP 2001370142A JP 2001370142 A JP2001370142 A JP 2001370142A JP 2003169210 A JP2003169210 A JP 2003169210A
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JP2001370142A
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Kunihiko Omura
邦彦 大村
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写禁止物の画像形態を代えた原稿を用い
て、カラー複写機の画像編集機能を利用して複写を行お
うとしても、該複写を確実に防止することができる手段
を提供する。 【解決手段】 フルカラー式の複写機は、鏡像作成処
理、ネガポジ反転処理、アナモ変倍処理、色明度変更処
理等の画像編集機能を有する。そして、この複写機にお
いては、読み取られた画像データに対して画像編集処理
部30iで画像編集処理を施し、この後画像編集処理が
施された画像データに対して、複写禁止マーク検出部3
2で原稿が複写禁止物であるか否かが検出される。この
ため、複写禁止物の鏡像等を原稿として用いて、複写機
の鏡像作成機能等を利用して複写禁止物の複写ないしは
偽造を行おうとしても、該複写ないしは偽造を確実に防
止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
画像処理方法に関するものである。より詳しくは、紙
幣、銀行券、有価証券等の複写ないしは偽造を防止する
ことができるカラー複写機等の画像処理装置と画像処理
方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー複写機等においては、その
複写精度の向上に伴い、紙幣、銀行券、有価証券等、そ
の複写が一般に禁止される画像記録物(以下、「複写禁
止物」という。)の複写ないしは偽造を防止する機能
(以下、「偽造防止機能」という。)が必須の構成要素
として要求されている。かくして、例えば、特開昭55
−111977号公報には、原稿を読み取って得た画像
データと、予め記憶している紙幣、小切手等の複写禁止
物の画像データとについてパターンマッチングを行い、
両画像のパターンが合致すると判定したときには複写動
作を禁止するようにした複写機が開示されている。
【0003】また、特開平2−73283号公報には、
上記複写機と同様にパターンマッチングを行い、両画像
のパターンが合致すると判定したときには原稿の複写画
像を黒く塗りつぶすようにした画像記録装置が開示され
ている。なお、特開2000−29356号公報には、
原稿が紙幣等に類似するとの判定結果が、複写動作中に
おいて複写画像の塗りつぶしが可能な時点を過ぎて出さ
れた場合でも、単色画像を重ねるといった追加プロセス
を実行して、記録画像の無効化処理を実行するようにし
た画像形成装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、偽造防止
機能を備えたカラー複写機において、複写禁止物の偽造
を防止するには、複写動作のプロセス中において複写画
像を塗りつぶすなどといった処理を実行しなければなら
ない。そのためには、ある限られた時点までに原稿の画
像データと複写禁止物の画像データとのパターンマッチ
ングの判定結果を得る必要がある。そこで、従来のこの
種の複写機等は、原稿台上の原稿の画像を読み取った
後、可能な限り早い段階で、複写禁止画像検出部で、両
画像のパターンの合致性を検出する構成とされている。
【0005】このため、画像編集機能(画像クリエイト
機能)を有するカラー複写機では、複写禁止画像検出部
で画像パターンの合致性の検出が終了した後で、鏡像作
成処理、ネガポジ反転処理、アナモ変倍処理等の各種画
像編集処理を行うようにしている。しかしながら、この
場合、画像編集機能を利用して複写を行うと、複写禁止
物の複写ないしは偽造を行うことが可能となるといった
問題がある。例えば、複写禁止物の鏡像画像を原稿とし
て用い、カラー複写機の鏡像作成機能を利用して複写を
行うと、複写禁止物を複写ないしは偽造することができ
る。
【0006】また、複写禁止物そのものとは色明度の異
なる原稿を予め作成しておき、色明度変更機能を利用し
て現物の色に近くなるように色明度調整を行って複写を
行った場合も、やはり、複写機は、原稿は複写禁止物で
はないと判断する。したがって、この場合も、複写禁止
物である原稿に近い色明度に調整された画像が印刷され
てしまう。なお、このほか、複写禁止物の、縦横倍率を
変更したアナモ変倍画像や、ネガポジを反転させたネガ
ポジ反転画像を原稿として用いる場合も、同様の問題が
生じる。
【0007】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたものであって、複写禁止物の画像の形態ない
しは特性を代えた原稿を用いて、カラー複写機等の画像
編集機能を利用して複写を行おうとしても、該複写を確
実に防止することができる手段を提供することを目的な
いしは解決すべき課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明にかかる画像処理装置は、(i)原稿
の画像データと所定の参照画像データとを比較して両画
像の合致性を判定する合致性判定手段と、(ii)合致性
判定手段によって両画像が合致すると判定されたときに
は、該原稿の再現画像が用紙に記録されるのを防止する
画像記録防止手段とを有する画像処理装置において、
(iii)合致性判定手段が、原稿から読み取られた後画
像編集処理ないしは画像クリエイト処理(例えば、鏡像
作成処理、ネガポジ反転処理、アナモ変倍処理、色明度
変更処理等)が施された画像データにより、該原稿の画
像と参照画像との合致性を判定するようになっているこ
とを特徴とするものである。つまり、合致性判定手段
は、原稿から読み取られた後、画像編集処理が施された
画像データに基づいて、該原稿が複写禁止物であるか否
かを判定する。
【0009】また、本発明にかかる画像処理方法は、
(i)原稿の画像データと所定の参照画像データとを比
較して両画像の合致性を判定し、両画像が合致すると判
定したときには該原稿の再現画像が用紙に記録されるの
を防止するようにした画像処理方法において、(ii)原
稿から読み取られた後画像編集処理が施された画像デー
タにより、該原稿の画像と参照画像との合致性を判定す
ることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明にかかる画像処理装置または画像処理方
法によれば、いずれも、画像編集処理が施された画像デ
ータにより、原稿の画像と参照画像との合致性が判定さ
れる。このため、例えば、複写禁止物の鏡像を原稿とし
て用い、カラー複写機等の鏡像作成機能を利用して複写
禁止画像を複写しようとしても、鏡像の反転画像、すな
わち複写禁止物そのものの正画像と参照画像との合致性
が判定されるので、該原稿は複写禁止物であると判定さ
れることになる。このため、紙幣、銀行券、有価証券等
の複写禁止物の複写ないしは偽造を確実に防止すること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。図1は、本発明にかかるフルカラー式の
複写機(画像処理装置)の構成を模式的に示す立面図で
ある。図1に示すように、フルカラー式の複写機C(以
下、略して「複写機C」という。)は、原稿(図示せ
ず)上に形成されている原画像を読み取る画像読取部1
0と、原画像の再現画像を記録紙(図示せず)上に形成
する画像形成部20とを備えている。画像読取部10
は、原稿台ガラス11上に下向きにセットされた原稿
を、移動体12に搭載された3ラインカラーCCDイメ
ージセンサ13(以下、略して「CCDセンサ13」と
いう。)で読み取って光電変換し、原画像に対応する画
像信号を生成する。そして、この画像信号を、信号処理
基板30(図2、図3参照)に搭載された画像信号処理
回路で処理して印字用データに変換し、画像形成部20
のプリントヘッド制御部31に送る。
【0012】画像形成部20は、プリントヘッド29、
感光ドラム21、4個のトナー現像器22a〜22d、
転写ドラム23、定着器26等の画像形成機器と、これ
らに付属し、または連携する各種機器とを備えている。
プリントヘッド29は、プリントヘッド制御部31によ
って制御され、印字用データにより変調されたレーザビ
ームbを出力する。感光体ドラム21においては、その
帯電表面がレーザビームbにより露光され、これにより
印字用データに対応する静電潜像が帯電表面上に形成さ
れる。このような静電潜像の形成は、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの4色について、合計4回行われ
る。トナー現像器22a〜22dは、イエロー現像器2
2aと、マゼンタ現像器22bと、シアン現像器22c
と、ブラック現像器22dとで構成されている。そし
て、各トナー現像器22a〜22dは、この順で感光体
ドラム21に圧接され、帯電表面に順に形成された静電
潜像をそれぞれのトナーで現像する。
【0013】転写ドラム23は、給紙カセット24から
供給される記録紙を、その周面に巻き付けて保持する一
方、この記録紙を、転写位置で感光体ドラム21の周面
に当接させる。これにより、感光体ドラム21上に、上
記順で形成された各トナー画像が、転写ドラム23に保
持されている記録紙上に順に重ねて転写される。転写ド
ラム回転方向(図1では、時計回り方向)にみて、転写
ドラム23の転写位置のやや手前には、記録紙の電荷を
除去する除電チャージャ23aが設けられている。
【0014】イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
4色について、転写工程がすべて終了すると、分離チャ
ージャ23bと分離爪23cとがオンされる。これによ
り、トナー画像を伴った記録紙は転写ドラム23から剥
離され、搬送ベルト25により搬送されて定着器26に
到る。そして、定着器26では、トナー画像が熱圧着に
より記録紙に定着される。この後、トナー画像が定着さ
れた記録紙は、プリント取出部27から取り出される。
【0015】以下、複写機Cの信号処理基板30に搭載
された画像信号処理回路およびこれと連携する各部の構
成ないし機能を説明する。図2は、従来、図1に示すタ
イプの複写機の信号処理基板に搭載されている一般的な
画像信号処理回路と、この画像信号処理回路と連携する
各部の構成とを示すブロック図である。
【0016】図2に示すように、この一般的な画像信号
処理回路においては、CCDセンサ13(3ラインカラ
ーCCDイメージセンサ)により生成された、原稿の原
画像に対応する3色のR(赤)、G(緑)、B(青)の
多値電気信号(アナログ信号)が、まず、アナログ処理
部30aで増幅され、これに対して最適化処理が施され
る。この後、多値電気信号は、それぞれ、A/D変換部
30bで、R、G、Bの多値デジタル信号に変換され
る。
【0017】A/D変換部30bから出力された多値デ
ジタル信号は、シリアル信号化処理部30cでシリアル
信号化処理が施された後、シェーディング補正処理部3
0dに入力される。シェーディング補正処理部30dで
は、原稿走査前に予め読み取られた白色板のR、G、B
のデジタル画像データに基づいて、シェーディング補正
が実行される。そして、シェーディング補正が施された
多値デジタル信号(データ)は、センサ窓位置補正部3
0eを介して、反射率/濃度変換部30fに入力され
る。反射率/濃度変換部30fでは、反射率データであ
るR、G、Bデータが256濃淡階調データであるD
R、DG、DBデータに変換される。そして、このD
R、DG、DBデータは、複写禁止マーク検出部32に
入力される。
【0018】複写禁止マーク検出部32においては、マ
ッチング部32aにより、ROM32bに予め格納され
ている複写禁止物(例えば、紙幣、銀行券、有価証券
(手形、小切手、株券、公債証書、証券、鉄道乗車券、
回数券、各種チケット、宝くじ等)、切手、印紙、駐車
場券など)の特徴データ(参照画像データ)と、入力さ
れたDR、DG、DBデータとについてマッチング処理
が施される。換言すれば、入力されたDR、DG、DB
データに対応する画像が複写禁止マークであるか否かが
判断される。そして、その結果は、プリンタ制御部33
に出力される。
【0019】プリンタ制御部33は、複写禁止マーク検
出部32から入力された結果が、DR、DG、DBデー
タに対応する画像は複写禁止マークではないとの判断で
ある場合は、プリントヘッド制御部31に通常の印字を
行うべき指示を送る。逆に、複写禁止マーク検出部32
から入力された結果が、DR、DG、DBデータに対応
する画像は複写禁止マークであるとの判断である場合
は、プリントヘッド制御部31に画像を黒く塗りつぶす
印字を行うべき指示を送る。
【0020】反射率/濃度変化部30fから出力される
DR、DG、DBデータは、また、UCR/BPマスキ
ング処理部30gにも出力される。UCR/BPマスキ
ング処理部30gでは、DR、DG、DBデータが、イ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの256濃淡階調
データに変換される。ここでは、黒色の再現性を向上さ
せるため、黒色の部分に対して、イエロー、マゼンタ、
シアンのデータ値を除去し(UCR処理)、その代わり
にブラックの濃淡階調データを加算する処理(BP処
理)が施される。さらに、CCDセンサ13の読み取り
特性と、トナーの記録紙に対する付着特性とを考慮し
て、記録紙上に原稿と同一の色が再現されるよう、所定
のマスキング処理が施される。
【0021】マスキング処理後、印字工程に応じたトナ
ー色用のデータが出力される。UCR/BPマスキング
処理部30gから出力されたデータ(イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックのうちの何れか1色のデータ)
は、MTF補正部30hで、平滑化やエッジ強調などの
空間フィルタ処理が施される。画像編集処理部30i
(画像クリエイト処理部)では、複写機Cの操作者の指
示に従い、鏡像作成処理、ネガポジ反転処理、アナモ変
倍処理、色明度変更処理等の各種編集処理が行われる。
次に、γ補正部30jでは、画像編集処理部30iから
入力されたデータに対して、所定の階調補正(γ補正)
が施される。この階調補正後のデータが、前記のプリン
トヘッド制御部31に出力される。
【0022】図4は、図2に示す従来の一般的な画像信
号処理回路における、複写禁止物の複写ないしは偽造を
防止する機能を実現するための処理手順を示すフローチ
ャートである。図4に示すように、この処理手順では、
まず、ステップS11で、複写機Cの操作者の複写指示
により、画像データ(R、G、Bデータ)の読み込みが
行われる。そして、読み込まれたR、G、Bデータは、
前記の通り、反射率/濃度変換部30fで、256濃淡
階調データであるDR、DG、DBデータに変換され
る。このDR、DG、DBデータは、複写禁止マーク検
出部32に入力される。
【0023】次に、ステップS12で、複写禁止マーク
検出32のマッチング部32aにより、DR、DG、D
Bデータに対応する画像が、ROM32bに格納されて
いる複写禁止物の画像ないしは参照画像(以下、「複写
禁止画像」という。)のいずれかと特徴が似ているか否
かが、パターンマッチング処理により確認される。そし
て、ステップS13で、DR、DG、DBデータに対応
する画像が複写禁止画像でないと判断された場合、すな
わち複写機Cの操作者が複写しようとしている原稿が複
写禁止物でないと判断された場合は(NO)、ステップ
S14で、複写機Cの操作者の指示に従って、鏡像作成
処理、ネガポジ反転処理、アナモ変倍処理、色明度変更
処理などの画像編集処理が、画像編集処理部30iによ
り実行される。この後、ステップS15で、プリント処
理が行われる。この場合、正常なカラープリントが作成
される。
【0024】他方、ステップS13で、複写機Cの操作
者が複写しようとしている原稿が複写禁止物であると判
断された場合は(YES)、ステップS16で形成画像
を塗りつぶす形成画像塗りつぶし処理が実行される。こ
の後、ステップS15でプリント処理が行われる。この
場合は、塗りつぶされた用をなさないプリントが作成さ
れる。
【0025】ところで、このような従来の一般的な画像
データ処理では、次のような手順を踏めば、複写禁止物
の複写ないしは偽造を容易に行うことができるといった
問題が起こる。すなわち、例えば、スキャナ、PC(パ
ーソナル・コンピュータ)、インクジェット等を用い
て、複写禁止物の画像をOHPシート等に印刷する。又
は、何らかの方法で複写禁止物の画像の鏡像を作成し
て、記録紙(用紙)に印刷する。次に、OHPシートの
場合はこれを裏返しにして原稿台に載せ、鏡像の場合は
そのまま原稿台に載せ、これらを原稿として用い、複写
機Cの鏡像作成機能を利用して複写を行う。そうする
と、複写機C(複写禁止マーク検出部32)は、原稿は
複写禁止物ではないものと判断し、鏡像画像の反転画像
のプリントが行われる。すなわち、複写禁止物の正画像
が作成されてしまう。
【0026】あるいは、色明度の異なる原稿を予め作成
しておき、色明度変更機能を利用して現物の色に近くな
るように色明度調整を行って複写を行った場合も、やは
り、複写機C(複写禁止マーク検出部32)は、原稿は
複写禁止物ではないものと判断する。したがって、この
場合も、複写禁止物である原稿に近い色明度に調整され
た画像が印刷されてしまう。すなわち、複写禁止物の正
画像が作成されてしまう。
【0027】つまり、図2に示す画像信号処理回路によ
る従来の一般的な画像データ処理では、入力された画像
データに基づいて原稿が複写禁止物であるか否かを判断
した後、鏡像作成処理、色明度変更処理等の画像編集処
理が行われるので、このような複写禁止物の複写ないし
は偽造が可能となっている。なお、複写禁止物を複写す
るための原稿として、鏡像画像のほかに、縦横倍率を変
更したアナモ変倍画像や、ネガポジを反転させたネガポ
ジ反転画像を用いる場合も、同様の問題が生じる。
【0028】そこで、本発明にかかる複写機Cでは、図
3に示すような改善された画像信号処理回路を用いるこ
とにより、上記問題を解決して、複写禁止物の複写ない
しは偽造を防止するようにしている。なお、説明の重複
を避けるため、図3に示す画像信号処理回路において、
図2に示す画像信号処理回路と共通の構成要素には、図
2の場合と同一の参照番号付し、その個々の説明は省略
する。
【0029】図3に示すように、本発明の実施の形態に
かかる画像信号処理回路では、鏡像作成処理、ネガポジ
反転処理、アナモ変倍処理、色明度変更処理等の画像編
集機能を有する複写機Cにおいて、読み取られた画像デ
ータに対して画像編集処理部30iで画像編集処理を施
し、この後画像編集処理が施された画像データに対し
て、複写禁止マーク検出部32で原稿が複写禁止物であ
るか否かを検出するようにしている。
【0030】図3に示す本発明の実施の形態にかかる画
像信号処理回路では、反射率/濃度変換部30fで変換
されたDR、DG、DBデータは、複写禁止マーク検出
部32には入力されず、画像編集処理部30i(画像ク
リエイト処理部)のみに出力される。この後、画像編集
処理部30iから出力された、画像編集処理が施された
画像データが複写禁止マーク検出部32に入力され、マ
ッチング部32aにより、ROM32bに予め格納され
ている複写禁止物の特徴データ(参照画像データ)と、
入力されたDR、DG、DBデータとについてマッチン
グ処理が施される。このように、画像編集処理後の画像
データが複写禁止マーク検出部32に入力されるので、
複写禁止物の鏡像画像、アナモ変倍画像、ネガポジ反転
画像、色明度変更画像などが原稿として使用された場合
でも、複写禁止物の複写ないしは偽造を確実に防止する
ことができる。
【0031】図5は、図3に示す、本発明の実施の形態
にかかる画像信号処理回路における、複写禁止物の複写
ないしは偽造を防止する機能を実現するための処理手順
を示すフローチャートである。なお、図5において、図
4に示すフローチャートのステップと同一の動作を行う
ステップには、図4の場合と同一のステップ番号が付さ
れている。
【0032】図5に示すように、この処理手順では、ま
ずステップS11で、複写機Cの操作者の複写指示によ
り、画像データ(R、G、Bデータ)の読み込みが行わ
れる。読み込まれたR、G、Bデータは、前記のとお
り、反射率/濃度変換部30fで、256濃淡階調デー
タであるDR、DG、DBデータに変換される。次に、
ステップS20で、このDR、DG、DBデータに対し
て、画像編集処理部30iにより、複写禁止マーク検出
部32に入力される前に、複写機Cの操作者の指示に従
って、鏡像作成処理、ネガポジ反転処理、アナモ変倍処
理、色明度変更処理などの画像編集処理が実行される。
このように画像編集処理が施されたDR、DG、DBデ
ータは、複写禁止マーク検出部32に入力される。
【0033】この後、ステップS12で、複写禁止マー
ク検出部32のマッチング部32aにより、DR、D
G、DBデータに対応する画像が、ROM32bに格納
されている複写禁止画像のいずれかと特徴が似ているか
否かがパターンマッチング処理により確認される。
【0034】そして、ステップS13で、DR、DG、
DBデータに対応する画像が複写禁止画像でないと判断
された場合、すなわち複写機Cの操作者が複写しようと
している原稿が複写禁止物でないと判断された場合は
(NO)、ステップS15でプリント処理が行われる。
この場合、正常なカラープリントが作成される。他方、
ステップS13で、複写機Cの操作者が複写しようとし
ている原稿が複写禁止物であると判断された場合は(Y
ES)、ステップS16で形成画像を塗りつぶす形成画
像塗りつぶし処理が実行される。この後、ステップS1
5でプリント処理が行われる。この場合は、塗りつぶさ
れた用をなさないプリントが作成される。すなわち、複
写禁止物の複写ないしは偽造が防止される。
【0035】この実施の形態にかかる複写機Cの画像信
号処理回路における複写禁止物の複写防止ないしは偽造
防止の処理手順では、たとえ複写禁止物の画像の形態な
いしは特性を代えた原稿に用いて、カラー複写機の画像
編集機能を利用して複写を行おうとしても、複写禁止物
の複写ないしは偽造を確実に防止することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明にかかる画像処理装置又は画像処
理方法によれば、たとえ複写禁止物の画像の形態ないし
は特性を代えた原稿に用いて、画像処理装置の画像編集
機能を利用して複写を行おうとしても、複写禁止物の複
写を確実に防止することができる。例えば、複写禁止画
像の鏡像画像を原稿として用い、画像処理装置の鏡像作
成機能を利用して複写禁止物の複写ないしは偽造を行お
うとしても、かかる複写ないしは偽造を確実に防止する
ことができる。
【0037】また、複写禁止物について、縦横倍率を異
なった値に設定したアナモ変倍画像、ネガポジ反転させ
た画像あるいは色明度を変更した画像をつくり、これを
原稿として用い、画像処理装置のアナモ変倍機能、ネガ
ポジ反転機能、色明度変更機能を利用して複写禁止物の
複写ないしは偽造を行おうとしても、かかる複写ないし
は偽造を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかるフルカラー式の
複写機の全体構成を示す模式図である。
【図2】 従来の複写機の画像信号処理回路およびこれ
と連携する各部の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態にかかる複写機の画像信
号処理回路およびこれと連携する各部の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】 図2に示す画像信号処理回路による複写禁止
物の複写ないしは偽造の防止手順を示すフローチャート
である。
【図5】 図3に示す画像信号処理回路による複写禁止
物の複写ないしは偽造の防止手順を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
C…フルカラー式の複写機、10…画像読取部、11…
原稿台ガラス、12…移動体、13…3ラインカラーC
CDイメージセンサ、20…画像形成部、21…感光ド
ラム、22a…イエロー現像器、22b…マゼンタ現像
器、22c…シアン現像器、22d…ブラック現像器、
23a…除電チャージャ、23b…分離チャージャ、2
3c…分離爪、24…給紙カセット、25…搬送ベル
ト、26…定着器、27…プリント取出部、29…プリ
ントヘッド、30…信号処理基板、30a…アナログ処
理部、30b…A/D変換部、30c…シリアル信号化
処理部、30d…シェーディング補正処理部、30e…
センサ窓位置補正部、30f…反射率/濃度変換部、3
0g…UCR/BPマスキング処理部、30h…MTF
補正部、30i…画像クリエイト処理部、30j…γ補
正部、30k…画像編集処理部、31…プリントヘッド
制御部、32…複写禁止マーク検出部、32a…マッチ
ング部、32b…ROM、33…プリンタ制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 1/46 Z 5C079 Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 AR01 CL02 2C087 AA09 AA15 AC08 BA03 BA05 BA07 BB10 BD02 BD24 CA01 DA13 2H134 NA14 NA45 5C076 AA21 AA22 AA24 AA25 AA26 BA06 5C077 LL14 MM03 MP08 PP20 PP22 PP32 PP33 PP55 TT06 5C079 HB01 HB03 JA23 LA08 LA37 LA38 PA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像データと所定の参照画像デー
    タとを比較して両画像の合致性を判定する合致性判定手
    段と、 前記合致性判定手段によって両画像が合致すると判定さ
    れたときには、該原稿の再現画像が用紙に記録されるの
    を防止する画像記録防止手段とを有する画像処理装置に
    おいて、 前記合致性判定手段が、原稿から読み取られた後画像編
    集処理が施された画像データにより、該原稿の画像と参
    照画像との合致性を判定するようになっていることを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿の画像データと所定の参照画像デー
    タとを比較して両画像の合致性を判定し、両画像が合致
    すると判定したときには該原稿の再現画像が用紙に記録
    されるのを防止するようにした画像処理方法において、 原稿から読み取られた後画像編集処理が施された画像デ
    ータにより、該原稿の画像と参照画像との合致性を判定
    することを特徴とする画像処理方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010032808A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2016054540A (ja) * 2015-11-26 2016-04-14 キヤノン株式会社 印刷制御装置および印刷制御方法ならびにそのプログラムおよび記憶媒体
JP2017127021A (ja) * 2017-03-16 2017-07-20 キヤノン株式会社 印刷制御装置および印刷制御方法ならびにそのプログラムおよび記憶媒体

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