JP2003169100A - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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JP2003169100A
JP2003169100A JP2001364173A JP2001364173A JP2003169100A JP 2003169100 A JP2003169100 A JP 2003169100A JP 2001364173 A JP2001364173 A JP 2001364173A JP 2001364173 A JP2001364173 A JP 2001364173A JP 2003169100 A JP2003169100 A JP 2003169100A
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Norio Matsuno
典朗 松野
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    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/30Circuits for homodyne or synchrodyne receivers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D3/00Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations
    • H03D3/007Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by converting the oscillations into two quadrature related signals
    • H03D3/008Compensating DC offsets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/06Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection
    • H04L25/061Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection providing hard decisions only; arrangements for tracking or suppressing unwanted low frequency components, e.g. removal of dc offset

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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号処理の過程で発生する不要な直流成分に
起因する問題を解消することができるようにする。 【解決手段】 所望の信号成分に不要なDC成分を含む
入力信号から所望の信号成分を取出すに際し、入力信号
の入力を2つの経路に分岐してミキサ2,3に入力され
るようにし、ローカル信号端子4,5には位相差をもっ
たローカル信号が入力されるようにし、ミキサ2,3の
出力は増幅器6,7を通った後、それぞれ2系統に分岐
されるようにし、一方の経路には、コンデンサ12,1
3、増幅器14,15、ローパスフィルタ16,17、
増幅器18,19、AD変換器20,21が接続され、
他方の経路には、ローパスフィルタ8,9、増幅器5
2,53、AD変換器10,11が接続されるように
し、AD変換器10,11,20,21の出力は、ディ
ジタル信号処理部22に接続されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望の信号成分に
不要なDC成分を含む入力信号から所望の信号成分を取
出す信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】所望の信号成分に不要なDC成分を含む
入力信号から所望の信号成分を取出すためのものとし
て、ダイレクトコンバージョン方式受信装置がある。こ
のダイレクトコンバージョン方式受信装置は、たとえば
図16に示すように、入力端子1より入力されるRF信
号に対し、ミキサ2,3によりローカル信号端子4,5
に加えられるローカル信号とミキシングされる。その
際、RF信号のキャリア周波数とローカル信号の周波数
とを等しく選ぶことにより、RF信号に含まれる所望信
号成分は、ベースバンドにダウンコンバージョンされ
る。なお、ミキサ2,3に加えられるローカル信号に、
互いに90度の位相差を持たせることにより、所望信号
成分の振幅情報と位相情報との両方を取り込むことがで
きるるようになっている。
【0003】このダウンコンバージョン動作は、図17
に示す通りである。すなわち、符号23が入力されるR
F信号であり、周波数f1 を中心に帯域幅fBWを有する
信号となっている。符号24がダウンコンバージョンさ
れた所望の信号成分である。ローカル周波数はf1 に選
ばれていることから、ダウンコンバージョンされた所望
の信号成分は周波数0からfBW/2の範囲に存在してい
る。
【0004】また、図16において、ダウンコンバージ
ョンされた信号は、増幅器14,15を経てローパスフ
ィルタ(LPF)16,17に入力され、不要な高周波
成分が除去される。なお一般に、入力されるRF信号
は、図18に示すように、所望のRF信号23の他に、
周波数的に近接した不要なRF信号25,26等を伴っ
ているのが通常である。これらの不要なRF信号25,
26等は、ミキサ2,3により不要なベースバンド信号
27にダウンコンバージョンされる。また、ローパスフ
ィルタ16,17を通すことにより、この不要なベース
バンド信号27が除去される。
【0005】ローパスフィルタ16,17の出力は、増
幅器18,19を経てAD変換器(ADC)20,21
によりディジタル信号に変換され、ディジタル信号処理
部(DSP)22に入力される。ディジタル信号処理部
22では、所望の信号成分の抽出・復調・エラー訂正ま
で一括して行う場合もあれば、そのうちの一部の処理の
みを行った結果を出力とし、その後の処理を別の信号処
理装置で行う場合もある。
【0006】なお、図16に示した例では、各ブロック
の間に増幅器14,15,18,19が設けられている
が、ミキサ2,3、ローパスフィルタ16,17、AD
変換器20,21の感度や入出力電圧/電力レベルによ
っては、これらの増幅器14,15,18,19のうち
の幾つか、もしくは全てが省略される場合がある。
【0007】ところで、このようなダイレクトコンバー
ジョン方式受信装置では、DCオフセットが発生すると
いう問題点がある。以下、この問題点について、図16
と図19とを用いて説明する。まず、図16の入力端子
1には、理想的にはRF信号のみが入力される。しかし
ながら実際の受信装置においては、ローカル信号が入力
端子1に回り込んだり、あるいは入力端子1の前段に増
幅器等を置いた構成では、その増幅器の入力にローカル
信号が回り込んだりする。そのため、実際の受信装置に
おける入力信号は、図19に示すように、所望のRF信
号23と混入したローカル信号28との和となる。この
入力信号を図16に示した受信装置のミキサ2,3でダ
ウンコンバージョンすると、混入したローカル信号28
がローカル信号とミキシングされ、ミキサ出力に直流成
分29が現れる。この直流成分29はDCオフセットと
呼ばれる。
【0008】通常、受信装置内で扱うローカル信号の強
度は、RF信号の強度よりも大きくされている。そのた
め、ミキサ2,3の出力に現れる直流成分29の強度
は、ダウンコンバージョンされた所望信号成分24の強
度よりも遙かに大きくなることがある。また、混入した
ローカル信号28と入力端子1の前段でのローカル信号
との位相関係によっては、直流成分29の極性は正にも
負にもなり得る。この直流成分29は、ミキサ2,3の
後に続く増幅器14,15,18,19やローパスフィ
ルタ16,17、AD変換器20,21を飽和させ、受
信装置の正常な動作を妨げる。
【0009】このようなDCオフセットに起因する問題
を解決する第1の方法として、図16のミキサ2,3の
後に続く経路の利得を下げることにより、増幅器14,
15,18,19、ローパスフィルタ16,17、AD
変換器20,21の飽和を解消できる。ところが、この
ような方法では、肝心の所望の信号成分の電圧振幅も小
さくなる。このことは、ノイズの影響を受けやすいとい
う欠点に繋がる。
【0010】また、AD変換器20,21は、DCオフ
セット電圧の予想し得る最小値から最大値までの入力電
圧に対応し、かつ小振幅の所望の信号成分をディジタル
データに変換する必要がある。すなわち、AD変換器2
0,21のビット数を大きくする必要がある。このた
め、消費電力の増加や、AD変換器20,21を製造す
る半導体プロセスの許容誤差が小さくなり、分留りが悪
化するか、もしくは高均一性の製造プロセスが必要にな
るためコストが上昇するか、もしくは高性能の製造プロ
セスが必要になりコストが上昇するか、もしくは受信装
置を構成する他のブロックよりも高い電源電圧が必要に
なり受信装置が複雑化する等のデメリットが生じる。
【0011】DCオフセットに起因する問題を解決する
第2の方法を、図20より説明する。図20の構成で
は、ミキサ2,3の出力の後に直流を遮断する素子とし
てたとえばコンデンサ12,13を設けている。このよ
うな構成により、ミキサ2,3の後に続く経路にはDC
オフセット電圧は入力されず、結果としてミキサ2,3
の後に続く経路の利得を充分高くとることができる。そ
の結果、上記の問題点であるノイズの影響を受けやす
い、もしくはAD変換器20,21のビット数を大きく
する必要がある点は解決される。ところが、図20の構
成では、コンデンサ12,13を設けることにより、所
望の信号成分のうちの直流付近の成分も失われてしまう
という欠点がある。このため、受信信号のエラーレート
が増加したり、扱えるRF信号の変調方式に制約が生じ
る等のデメリットが生じる。
【0012】DCオフセットの問題を解決する第3の方
法として、DCオフセットを検出してこれをアナログ的
にフィードバックすることが知られている。この方法で
は、たとえば図16のミキサ2,3の出力から直流成分
を検出し、これをうち消すような直流電圧をミキサ出力
に加算することにより、ミキサ2,3以降の経路にDC
オフセット成分が伝搬しないようにする。ところが、こ
のような構成では、一種のフィードバックループを構成
する必要があることから、安定性の点で問題が生じる場
合がある。また、DCオフセット成分をうち消すフィー
ドバックループの応答速度を速くすると、所望の信号成
分のうちの低周波成分までうち消されてしまう場合があ
る。また、フィードバックループを構成する部品に高い
精度が要求される場合がある。
【0013】また、上述した受信装置を備える無線装置
では、ローカル信号がアンテナに回り込むことでDCオ
フセットが生じる場合がある。この場合、たとえばアン
テナの近くを車が通過する等のアンテナの周囲環境の変
化により発生するDCオフセット量が時間と共に変化す
る場合がある。また、無線装置の温度変化等によっても
DCオフセット量が時間と共に変化する場合がある。こ
のような場合、DCオフセット成分をうち消すフィード
バックループが追従しきれず、充分機能しない場合があ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
技術では信号処理の過程で不要なDCオフセットと呼ば
れる直流成分が発生するという問題点がある。また、不
要な直流成分の影響を無くそうとすると、装置の性能を
劣化させたり、装置のコストや消費電力が増加したり、
場合によってはそれ自身充分機能しない場合がある等の
問題点がある。
【0015】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、信号処理の過程で発生する不要な直流成
分に起因する問題を解消することができる信号処理装置
を提供することができるようにするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の信号処
理装置は、所望の信号成分と不要なDC成分を含む入力
信号から所望の信号成分を取出す信号処理装置であっ
て、入力信号の入力が2つの経路に分岐され、第1の経
路には直流を遮断する素子とAD変換器とが設けられ、
第2の経路にはAD変換器が設けられ、第1の経路のA
D変換器の出力と、第2の経路のAD変換器の出力とが
ディジタル信号処理部に与えられ、各出力に対しディジ
タル信号処理部によりディジタル信号処理が施されるこ
とを特徴とする。また、第1の経路及び第2の経路の分
岐点と第2の経路のAD変換器との間にローパスフィル
タが設けられているようにすることができる。また、第
1の経路及び第2の経路の分岐点と第1の経路のAD変
換器との間にローパスフィルタが設けられ、分岐点と第
2の経路のAD変換器との間にローパスフィルタが設け
られるとともに、第1の経路のローパスフィルタの遮断
周波数が第2の経路のローパスフィルタの遮断周波数よ
りも高くされているようにすることができる。また、第
1の経路及び第2の経路の分岐点の前段にローパスフィ
ルタが設けられ、分岐点と第2の経路のAD変換器との
間にローパスフィルタが設けられ、分岐点の前段のロー
パスフィルタの遮断周波数が第2の経路のローパスフィ
ルタの遮断周波数よりも高くされているようにすること
ができる。また、第1の経路及び第2の経路の分岐点と
第1の経路のAD変換器との間にハイパスフィルタが設
けられ、分岐点と第2の経路のAD変換器との間にロー
パスフィルタが設けられるようにすることができる。ま
た、第1の経路及び第2の経路の分岐点と第1の経路の
AD変換器との間にバンドパスフィルタが設けられ、分
岐点と第2の経路のAD変換器との間にローパスフィル
タが設けられ、第1の経路のバンドパスフィルタのロー
パス遮断周波数が第2の経路のローパスフィルタの遮断
周波数よりも高くされているようにすることができる。
また、第1の経路の直流を遮断する素子の代りに直流を
遮断する素子の働きを有するハイパスフィルタが設けら
れているようにすることができる。また、第1の経路の
直流を遮断する素子の代りに直流を遮断する素子の働き
を有するバンドパスフィルタが設けられているようにす
ることができる。また、第1及び/又は第2の経路の少
なくとも一箇所に増幅器が設けられているようにするこ
とができる。また、第1の経路のアナログ部の利得が第
2の経路のアナログ部の利得よりも高くされているよう
にすることができる。また、第1の経路のAD変換器の
分解能が、第2の経路のAD変換器の分解能よりも小さ
くされているようにすることができる。また、第1の経
路のAD変換器のサンプリング周波数が、第2の経路の
AD変換器のサンプリング周波数よりも大きくされてい
るようにすることができる。また、第1の経路のAD変
換器の出力がディジタル領域でハイパスフィルタ処理さ
れ、第2の経路のAD変換器のデータがディジタル領域
でローパス処理され、かつ第1の経路のハイパス遮断周
波数と第2の経路のローパス遮断周波数とが等しくさ
れ、さらにディジタル領域で第1の経路のアナログ部の
利得と第2の経路のアナログ部の利得との差が補償さ
れ、さらにまたディジタル領域で第1の経路のアナログ
部の利得と第2の経路のアナログ部の遅延時間の差とが
補償された後、第1の経路のディジタル信号と第2の経
路のディジタル信号とが加算されるようにすることがで
きる。また、第2の経路のAD変換器の出力に含まれる
直流成分がディジタル処理により検出されるようにする
ことができる。また、検出された第2の経路のAD変換
器の出力に含まれる直流成分が、第2の経路のAD変換
器の出力から差し引かれるようにすることができる。ま
た、AD変換器の出力の強度が参照され、第1の経路及
び第2の経路のアナログ部の利得が調整されるようにす
ることができる。また、第2の経路のAD変換器の出力
に含まれる直流成分がアナログ量に変換されて第2の経
路のアナログ部にフィードバックされ、アナログ的に第
2の経路の信号に含まれる直流成分の一部、もしくは全
部が補償されるようにすることができる。請求項18に
記載の信号処理装置は、請求項1〜17の何れかに記載
の信号処理装置の入力側に、入力されるRF信号もしく
はIF信号をベースバンドにダウンコンバージョンする
ミキサが設けられるとともに、信号処理装置のAD変換
器の出力から所望の信号成分が取出されるためのディジ
タル信号処理が行われることを特徴とする。請求項19
に記載の信号処理装置は、請求項1〜17の何れかに記
載の信号処理装置の入力側の直後で信号が複数の経路に
分岐され、分岐されたそれぞれの経路に請求項18に記
載の信号処理装置が設けられ、それぞれの信号処理装置
から得られるAD変換器の出力の全体から所望の信号が
取出されることを特徴とする。また、入力側の直後で分
岐された複数の信号経路にそれぞれ設けられている各ミ
キサに入力される各ローカル信号の周波数が互いに等し
くされ、さらに各ローカル信号の位相に差が設けられて
いるようにすることができる。また、入力側の直後で分
岐される複数の信号経路の一部、もしくは全てに設けら
れるミキサの前段に位相シフタが設けられているように
することができる。請求項22に記載の信号処理装置
は、RF信号もしくはIF信号を入力とする信号処理装
置であって、入力側の直後で信号が2つの経路に分岐さ
れ、分岐されたそれぞれの経路に請求項18に記載の信
号処理装置が設けられ、それぞれの信号処理装置から得
られるAD変換器の出力の全体から所望の信号が取出さ
れることを特徴とする。また、入力側の直後で分岐され
る2つの信号経路にそれぞれ設けられている2つのミキ
サに入力されるローカル信号の周波数は互いに等しくさ
れ、さらにその位相に差が設けられているようにするこ
とができる。また、入力側の直後で分岐される2つの信
号経路にそれぞれ設けられている2つのミキサに入力さ
れるローカル信号の位相差が90度とされているように
することができる。また、入力側の直後で分岐される2
つの信号経路の一方、もしくは両方のミキサへの入力の
前段に位相シフタが設けられているようにすることがで
きる。また、入力側の直後で分岐される2つの信号経路
の一方、もしくは両方に位相シフタが設けられ、さらに
それぞれの経路のミキサへ入力されるRF信号もしくは
IF信号の位相差が90度とされているようにすること
ができる。また、ローカル信号の周波数は、ミキサに入
力される所望のRF信号もしくは所望のIF信号のキャ
リア周波数と等しくされているようにすることができ
る。また、ローカル信号の周波数は、ミキサに入力され
るRF信号もしくはIF信号の帯域の下限周波数以上と
され、ミキサに入力される所望のRF信号成分もしくは
所望のIF信号成分の帯域の上限周波数以下とされるよ
うにすることができる。また、ミキサとしてハーモニッ
クミキサが用いられるようにすることができる。また、
ローカル信号の周波数を2倍とした値が、ミキサに入力
されるRF信号もしくはIF信号のキャリア周波数と等
しくされるようにすることができる。また、ローカル信
号の周波数を2倍とした値が、ミキサに入力される所望
のRF信号成分もしくは所望のIF信号成分の帯域の下
限周波数以上で、かつミキサに入力される所望のRF信
号成分もしくは所望のIF信号成分の帯域の上限周波数
以下とされるようにすることができる。本発明に係る信
号処理装置においては、所望の信号成分に不要なDC成
分を含む入力信号から所望の信号成分を取出すに際し、
入力信号の入力を2つの経路に分岐するとともに、第1
の経路には直流を遮断する素子とAD変換器と設け、第
2の経路にはAD変換器を設け、第1の経路のAD変換
器の出力と、第2の経路のAD変換器の出力とをディジ
タル信号処理部に与え、各出力に対しディジタル信号処
理部によりディジタル信号処理が施されるようにする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。なお、以下に説明する図において、図16
〜図20と共通する部分には同一符号を付すものとす
る。
【0018】図1は、本発明の信号処理装置の原理を説
明するためのブロック図、図2〜図5は、図1の信号処
理装置の動作を説明するための図である。
【0019】図1の信号処理装置は、入力端子1に入力
されるRF信号(もしくはIF信号)が2経路に分岐さ
れ、ミキサ2,3に入力される。ローカル信号端子4,
5には90度の位相差をもたせたローカル信号が入力さ
れる。ミキサ2,3の出力は増幅器6,7を通った後、
それぞれ2系統に分岐されている。一方の経路には、コ
ンデンサ12,13、増幅器14,15、ローパスフィ
ルタ16,17、増幅器18,19、AD変換器20,
21が接続されている。ミキサ2,3の出力に繋がる他
方の経路には、ローパスフィルタ8,9、AD変換器1
0,11が接続されている。そして、AD変換器10,
11,20,21の出力は、ディジタル信号処理部22
に接続されている。
【0020】次に、このような構成の信号処理装置の動
作について説明する。まず、入力端子1に入力されるR
F信号は2経路に分岐され、ミキサ2,3に入力され
る。ローカル信号端子4,5には90度の位相差を持た
せたローカル信号が入力されるが、そのローカル信号の
周波数は、所望のRF信号のキャリア周波数に等しくさ
れている。その結果、ミキサ2,3の出力として、ベー
スバンドにダウンコンバージョンされた所望信号が得ら
れる。このときのミキサ2,3の出力は、図2に示すよ
うになる。図2において、符号24が所望の信号成分、
符号27が所望の信号成分に隣接する不要の信号成分、
符号29がDCオフセットである。また、図1におい
て、ミキサ2,3の出力は、増幅器6,7を通った後、
それぞれ2系統に分岐される。
【0021】一方の経路にはコンデンサ12,13、増
幅器14,15、ローパスフィルタ16,17、増幅器
18,19、AD変換器20,21が接続されているた
め、まずコンデンサ12,13により、図2のDCオフ
セット29を含む直流付近の成分が図3に示すように遮
断される。次に、ローパスフィルタ16,17により図
2の不要の信号成分27が遮断される。最後に、AD変
換器20,21により所望の信号成分30がディジタル
データに変換される。
【0022】ここで、AD変換器20,21に入力され
る信号を、図4に示す。周波数f2はコンデンサ12,
13によるハイパス遮断周波数である。所望の信号成分
のうち、周波数f2 以下の直流付近の成分が欠けてい
る。ミキサ2,3の出力からAD変換器20,21に至
る経路の利得は、最終的にAD変換器20,21に入力
される信号の強度がAD変換器20,21を飽和させる
ことのない範囲で、充分大きくとられている。
【0023】AD変換器20,21は、図4の信号を扱
うことから、サンプリングレートは最低fBW以上必要で
ある。また、AD変換の分解能は、AD変換器20,2
1への入力信号が充分大きくなるように増幅しているこ
とから、通常のヘテロダイン受信装置等で必要とされる
のと同程度の分解能に設定される。ちなみに、図1の例
での分解能は8bit とされている。
【0024】ミキサ2,3の出力に繋がるもう他方の経
路では、まずローパスフィルタ8,9で信号のうちの高
周波成分が遮断される。ここで遮断周波数をf3 とする
と、その遮断周波数f3 は、ミキサ2,3の一方の経路
に繋がるローパスフィルタ16,17の遮断周波数より
も充分低く、かつミキサ2,3の一方の経路に繋がるコ
ンデンサ12,13によるハイパス遮断周波数f2 以上
にとられている。
【0025】最後に、AD変換器10,11でディジタ
ルデータに変換される。ここで、AD変換器10,11
に入力されるRF信号を図5に示す。AD変換器10,
11には、DCオフセット電圧29と、所望の信号成分
のうちの低周波成分31とが入力される。ミキサ2,3
の出力からAD変換器10,11に至る経路の利得は、
DCオフセット電圧がAD変換器10,11を飽和させ
ることのない範囲にとられている。
【0026】また、AD変換器10,11の分解能は、
DCオフセット電圧29に埋もれた信号成分31を扱う
必要があることから、AD変換器20,21の分解能よ
りも高く設定されている。図1の例では、AD変換器1
0,11の分解能は16bitとされている。一方、AD
変換器10,11のサンプリングレートは、入力される
信号の周波数の上限が遮断周波数f3 程度と低いことか
ら、AD変換器20,21のサンプリングレートよりも
低く設定されている。
【0027】そして、AD変換器10,11,20,2
1から出力されるディジタルデータは、ディジタル信号
処理部22に入力される。ここで、所望の信号成分のう
ち、周波数f2 以上の成分はAD変換器20,21の出
力するディジタルデータに、周波数f3 以下の成分はA
D変換器10,11の出力するディジタルデータに含ま
れ、かつ周波数f3 は周波数f2 以上に選ばれているこ
とから、ディジタル信号処理部22により適切なディジ
タルデータ処理が行われることにより、所望の信号成分
の全てが得られる。
【0028】このような構成の信号処理装置では、ミキ
サ2,3の出力からAD変換器20,21に至る経路の
利得が、最終的にAD変換器20,21に入力される信
号の強度がAD変換器20,21を飽和させることのな
い範囲で充分大きくとられ、またミキサ2,3の出力か
らAD変換器10,11に至る経路の利得が、DCオフ
セット電圧がAD変換器10,11を飽和させることの
ない範囲にとられることから、ミキサ2,3以降のコン
ポーネントの飽和という問題は解消される。
【0029】また、AD変換器20,21は通常のヘテ
ロダイン方式で用いられるのと同等の分解能とサンプリ
ング周波数のもので済み、AD変換器10,11は高い
分解能が必要とされるものの、必要とされるサンプリン
グ周波数が低くて済む。そのため、従来のDCオフセッ
トに起因する問題を解決する第1の方法で問題となって
いる消費電力の増加や、AD変換器を製造する半導体プ
ロセスの許容誤差が小さくなり分留りが悪化する、もし
くは高均一性の製造プロセスが必要になるためコストが
上昇する、もしくは高性能の製造プロセスが必要になり
コストが上昇する、もしくは装置を構成する他のブロッ
クよりも高い電源電圧が必要になり装置が複雑化する等
のデメリットが解消される。
【0030】また、AD変換器10,11では、要求さ
れるサンプリング周波数が低くて済むため、そのAD変
換器10,11を、逐次比較型AD変換器やシグマ−デ
ルタ型AD変換器等のようにさらに低消費電力で、比較
的簡単に bit数を高くでき、低電圧動作が可能なAD変
換器とすることもできる。
【0031】また、ミキサ2,3の出力をそれぞれ2経
路に分けるようにすることで、従来のDCオフセットに
起因する問題を解決する第2の方法で問題となっている
所望の信号成分のうちの直流付近の成分も失われてしま
うという問題が解消される。
【0032】また、ミキサ2,3の出力をそれぞれ2経
路に分けるとともに、AD変換器20,21及びAD変
換器10,11の出力をディジタル信号処理部22に与
えるようにすることで、従来のDCオフセットに起因す
る問題を解決する第3の方法で問題となっている安定性
の点、DCオフセット成分をうち消すフィードバックル
ープの応答速度を速くすると所望の信号成分のうちの低
周波成分までうち消されてしまう点、発生するDCオフ
セット量が時間と共に変化する場合には対応できない等
の点についても解消される。
【0033】(第1の実施の形態)図6は、本発明の信
号処理装置の第1の実施の形態を示すブロック図であ
る。なお、以下に説明する図において、図1と共通する
部分には、同一符号を付すものとする。
【0034】図6の信号処理装置は、入力端子1に入力
されるRF信号(もしくはIF信号)が2経路に分岐さ
れ、ミキサ2,3に入力される。ローカル信号端子4,
5には90度の位相差をもたせたローカル信号が入力さ
れる。ミキサ2,3の出力は増幅器6,7を通った後、
それぞれ2系統に分岐されている。一方の経路には、コ
ンデンサ12,13、増幅器14,15、ローパスフィ
ルタ16,17、増幅器18,19、AD変換器20,
21が接続されている。ミキサ2,3の出力に繋がる他
方の経路には、ローパスフィルタ8,9、増幅器52,
53、AD変換器10,11が接続されている。そし
て、AD変換器10,11,20,21の出力は、ディ
ジタル信号処理部22に接続されている。
【0035】次に、このような構成の信号処理装置の動
作について説明する。まず、入力端子1に入力されるR
F信号(もしくはIF信号)は2経路に分岐され、ミキ
サ2,3に入力される。ミキサ2,3には、ローカル信
号端子4,5からの90度の位相差を持たせたローカル
信号が入力されるようになっている。ローカル信号の周
波数は、所望のRF信号のキャリア周波数に等しくされ
ている。その結果、ミキサ2,3の出力として、ベース
バンドにダウンコンバージョンされた所望の信号が得ら
れる。ミキサ2,3の出力は増幅器6,7を通った後そ
れぞれ2系統に分岐される。
【0036】一方の経路には、コンデンサ12,13、
増幅器14,15、ローパスフィルタ16,17、増幅
器18,19、AD変換器20,21が接続されている
ため、まずコンデンサ12,13により、DCオフセッ
トを含む直流付近の成分が除去される。次いで、ローパ
スフィルタ16,17により、不要高周波成分が除去さ
れる。ミキサ2,3の出力からAD変換器20,21に
至る経路の利得は、この経路を構成する各コンポーネン
トが飽和することのない範囲で、充分大きくとられるよ
うになっている。AD変換器20,21は、通常のヘテ
ロダイン受信装置等で必要とされるのと同程度の分解能
とサンプリング周波数とを有している。
【0037】ミキサ2,3の出力に繋がる他方の経路の
ローパスフィルタ8,9の遮断周波数は、ローパスフィ
ルタ16,17の遮断周波数よりも充分低く、かつコン
デンサ12,13によるハイパス遮断周波数以上にとら
れている。ミキサ2,3の出力からAD変換器10,1
1に至る経路の利得は、この経路を構成する各コンポー
ネントがDCオフセット電圧により飽和することのない
範囲にとられている。
【0038】また、AD変換器10,11のサンプリン
グ周波数は、ローパスフィルタ8,9の遮断周波数に合
わせて低くとられている。すなわち、AD変換器20,
21のサンプリング周波数よりも低くされている。一
方、AD変換器10,11の分解能である bit数は、D
Cオフセット電圧に埋もれた所望信号成分をディジタル
データに変換できるよう充分高く設定されている。
【0039】これにより、AD変換器10,11,2
0,21の出力するディジタルデータは、ディジタル信
号処理部22に入力され、ディジタルデータ処理によ
り、所望の信号成分が得られる。
【0040】このように、本実施の形態では、ミキサ
2,3の出力からAD変換器20,21に至る経路の利
得は、最終的にAD変換器20,21に入力される信号
の強度がAD変換器20,21を飽和させることのない
範囲で、充分大きくとられ、またミキサ2,3の出力か
らAD変換器10,11に至る経路の利得は、DCオフ
セット電圧がAD変換器10,11を飽和させることの
ない範囲にとられることから、上述した作用効果が得ら
れる。
【0041】また、AD変換器20,21は通常のヘテ
ロダイン方式で用いられるのと同等の分解能とサンプリ
ング周波数のもので済み、AD変換器10,11は高い
分解能が必要とされるものの、必要とされるサンプリン
グ周波数が低くて済むため、上述した作用効果が得られ
る。
【0042】また、ミキサ2,3の出力をそれぞれ2経
路に分けるとともに、AD変換器20,21及びAD変
換器10,11の出力をディジタル信号処理部22に与
えるようにしたので、上述した作用効果が得られる。
【0043】なお、ローパスフィルタ16,17は、ハ
イパスフィルタとすることもできる。また、ミキサ2,
3の少なくとも前段に位相シフタを設けるようにしても
よい。また、ミキサ2,3は、ハーモニックミキサとし
てもよい。また、ローカル信号の周波数を2倍とした値
が、ミキサ2,3に入力されるRF信号(もしくはIF
信号)のキャリア周波数と等しくされるようにすること
ができる。また、ローカル信号の周波数を2倍とした値
が、ミキサ2,3に入力される所望のRF信号成分(も
しくは所望のIF信号成分)の帯域の下限周波数以上
で、かつミキサ2,3に入力される所望のRF信号成分
(もしくは所望のIF信号成分)の帯域の上限周波数以
下とされるようにしてもよい。
【0044】(第2の実施の形態)図7は、本発明の信
号処理装置の第2の実施の形態を示すブロック図であ
る。図7の信号処理装置の全体の構成は図6のものとほ
ぼ同一であるが、図7では直流成分のローパスフィルタ
32,33が、増幅器6,7の直後に配置されている点
で図6とは相違している。
【0045】このような構成では、ローパスフィルタ3
2,33による不要高周波成分の除去が、AD変換器1
0,11に至る経路と、AD変換器20,21に至る経
路の分岐前に行われるようになっているため、図6に示
した第1の実施の形態と同様の作用効果が得られる。
【0046】(第3の実施の形態)図8は、本発明の信
号処理装置の第3の実施の形態を示すブロック図であ
る。図8の信号処理装置の全体の構成は図6のものとほ
ぼ同一であるが、図6ではDCオフセットを含む直流付
近の成分をコンデンサ12,13で除去し、不要高周波
成分をローパスフィルタ16,17で除去しているのに
対し、図8ではバンドパスフィルタ34,35で直流付
近の成分と不要高周波成分の除去を同時に行うようにし
ている点で相違する。
【0047】このような構成では、バンドパスフィルタ
34,35の低周波側遮断周波数を、ローパスフィルタ
8,9の遮断周波数よりも低くすることで、図6に示し
た第1の実施の形態と同様の作用効果が得られる。
【0048】(第4の実施の形態)図9は、本発明の信
号処理装置の第4の実施の形態を示すブロック図であ
る。図9では、図6の構成を半分にした構成になってい
る。すなわち、入力端子1に繋がるミキサ2は一つだけ
である等、ディジタル処理部22以外の全てのコンポー
ネントの数が半分に削減されている。
【0049】このような構成では、AM変調波のよう
に、振幅だけに情報を載せる変調方式に対し、1個のミ
キサ2でダウンコンバージョンすることにより、所望信
号の全情報を取出すことができる。また、DCオフセッ
トに起因する問題に対しては、図6に示した第1の実施
の形態と同様の作用効果が得られることは明らかであ
る。
【0050】(第5の実施の形態)図10は、本発明の
信号処理装置の第5の実施の形態を示すブロック図であ
る。図10では、図9の構成からミキサ2を取り除いた
構成となっている。本実施の形態では、図9でのミキサ
2よりも前のコンポーネントを、本信号処理装置に外付
けすることを想定している。すなわち、入力端子1に
は、DCオフセット電圧とベースバンドにダウンコンバ
ージョンされた所望信号成分の和が入力されるようにな
っている。
【0051】また、本実施の形態では、図9でのミキサ
2以降の構成が図9のものと同一であることから、DC
オフセットに起因する問題に対しては、図6に示した第
1の実施の形態と同様の作用効果が得られることは明ら
かである。なお、本実施の形態は、不要な直流成分と所
望ベースバンド信号成分とが同時に入力されるような用
途に適している。
【0052】(第6の実施の形態)図11は、本発明の
第6の実施の形態を示すブロック図である。ここでは、
図1のディジタル信号処理部22の具体的な構成を示し
ている。信号処理部22は入力端子36,37を有して
いる。入力端子36にはAD変換器20の出力が、入力
端子37にはAD変換器10の出力がそれぞれ接続され
ている。もしくは入力端子36にはAD変換器21の出
力が、入力端子37にはAD変換器11の出力がそれぞ
れ接続されている。
【0053】入力端子36には、ディジタル領域のハイ
パスフィルタ38が接続されている。ハイパスフィルタ
38の遮断周波数は、AD変換器20(もしくは21)
より前段のアナログ直流遮断素子によるローパス遮断周
波数以上に設定され、かつAD変換器10(もしくは1
1)より前段のアナログ−ローパスフィルタの遮断周波
数以下に設定されている。入力端子37にはディジタル
領域のローパスフィルタ39が接続されている。ローパ
スフィルタ39の遮断周波数は、ハイパスフィルタ38
の遮断周波数に等しくされている。ハイパスフィルタ3
8とローパスフィルタ39との出力は、それぞれ信号処
理ブロック40,41に入力される。信号処理ブロック
40,41では、AD変換器20(もしくは21)を設
けたアナログ信号経路と、AD変換器10(もしくは1
1)を設けたアナログ信号経路の利得の差と位相回転の
差とを補償するようになっている。信号処理ブロック4
0,41の出力は、加算器42で加算され、出力端子4
3から出力される。
【0054】このような構成では、AD変換器20(も
しくは21)の出力に含まれている直流付近の成分が欠
落した所望の信号成分と、AD変換器10(もしくは1
1)の出力に含まれている直流付近の所望の信号成分と
が一つに加算されることで、所望の信号成分を欠落なく
復元することができる。なお、出力端子43から出力さ
れるデータには、DCオフセット成分も含まれる。最終
的に所望の信号成分のみを取出すには、このDCオフセ
ット成分を除去する必要がある。しかしながら、このよ
うな機能を有するディジタル信号処理装置は、従来技術
の中で既に実用化されており、既に製品にも用いられて
いる。したがって、本実施の形態により実現されるDC
オフセット成分と所望信号成分との和が得られれば、そ
れ以降の信号処理は従来技術で対応できる。なお、本実
施の形態でのディジタル信号処理部22と、従来技術に
よるDCオフセット成分を除去する機能を有するディジ
タル信号処理部22とを組合わせたディジタル信号部と
することも可能である。
【0055】(第7の実施の形態)図12は、本発明の
信号処理装置の第7の実施の形態を示すブロック図であ
る。図12では、図11の入力端子37に続くディジタ
ルフィルタであるローパスフィルタ39がディジタル領
域のバンドパスフィルタ44となっている。バンドパス
フィルタ44のローパス遮断周波数は、ディジタル領域
のハイパスフィルタ38のそれと同じに選ばれている。
バンドパスフィルタ44のハイパス遮断周波数と遮断ス
ロープとは、DCオフセット成分を充分遮断でき、かつ
所望の信号成分の欠落が最小限になるよう選ばれてい
る。
【0056】ハイパスフィルタ38とバンドパスフィル
タ44との出力は、信号処理ブロック40,41でAD
変換器20(もしくは21)を設けたアナログ信号経路
と、AD変換器10(もしくは11)を設けたアナログ
信号経路の利得の差と、位相回転の差とが補償された
後、加算器42で加算され、出力端子43から出力され
るようになっている。
【0057】このような構成では、AD変換器20(も
しくは21)の出力に含まれている直流付近の成分が欠
落した所望の信号成分と、AD変換器10(もしくは1
1)の出力に含まれている直流付近の所望の信号成分と
が一つに加算される。このとき、バンドパスフィルタ4
4のハイパス作用により、所望の信号成分の直流付近の
成分が欠落する。しかしながらディジタル領域のフィル
タは、アナログフィルタでは消費電力と精度の観点から
実現が困難とされる極めて低い遮断周波数と極めて急峻
な遮断スロープを容易に実現できる。そのため、直流付
近の信号成分が欠落することの影響を、無視できる程度
に小さくできる。また、本実施の形態での出力端子43
から出力されるデータには、DCオフセット成分は含ま
れない。これは、所望の信号成分のみを取出すようにな
っているためである。
【0058】(第8の実施の形態)図13は、本発明の
信号処理装置の第8の実施の形態を示すブロック図であ
る。図13では、図11のものと構成がほぼ同一である
が、入力端子37とディジタル領域のローパスフィルタ
39との間に、構成要素45,46,47からなる信号
処理部が挿入されている点で相違している。構成要素4
5では、入力端子37からのディジタルデータに含まれ
る直流信号成分が抽出される。具体的には、最新の入力
データから過去に向かってある一定時間内に含まれる全
ての入力データに、ハニング窓関数をかけて、平均値を
とるようになっている。
【0059】なお、直流信号成分を抽出する方法として
は、既に多くの方法が知られており、本実施の形態で述
べたハニング窓関数を用いて移動平均値をとる以外の方
法でもよい。加算器46では、入力端子37からのデー
タから、構成要素45で得られた直流成分が差し引かれ
る。したがって、加算器46の出力には、入力端子37
からのデータから、直流信号成分を除いた信号が現れ
る。一般に、DCオフセット成分は、所望の信号成分よ
りも大きい場合が多いので、加算器46が出力し得るデ
ータのダイナミックレンジは、信号成分のダイナミック
レンジよりも大きくなる。すなわち、加算器46の出力
には冗長成分が含まれる。
【0060】構成要素47ではその冗長成分が取り除か
れ、データ量が圧縮される。このことにより、その後に
続くディジタル領域のローパスフィルタ39、構成要素
41、加算器42で扱うデータ長が短くなるので、回路
規模を小さくできる。その後の処理は図11の第6の実
施の形態と同様である。
【0061】このような構成では、AD変換器20(も
しくは21)の出力に含まれている直流付近の成分が欠
落した所望の信号成分と、AD変換器10(もしくは1
1)の出力に含まれている直流付近の所望の信号成分と
を一つに合わせたデータが出力端子43から出力され
る。また、本実施の形態では、出力端子43から出力さ
れるデータにDCオフセット成分は含まれないので、所
望の信号成分のみを取出すことが可能となる。
【0062】(第9の実施の形態)図14は、本発明の
信号処理装置の第9の実施の形態を示すブロック図であ
る。図14は、図11の構成とほぼ同一であるが、図1
1のディジタル領域のハイパスフィルタ38とディジタ
ル領域のローパスフィルタ39とが省略されている点で
相違している。
【0063】このような構成では、AD変換器20(も
しくは21)より前段のアナログ直流遮断素子によるロ
ーパス遮断周波数と、AD変換器10(もしくは11)
より前段のアナログローパスフィルタの遮断周波数とを
ほぼ一致させ、かつそれぞれの遮断スロープを適切な値
に選ぶことができる。これにより、図11の第6の実施
の形態よりも簡単な構成となり、しかも図11の第6の
実施の形態と同様の作用効果が得られる。
【0064】(第10の実施の形態)図15は、本発明
の信号処理装置の第10の実施の形態を示すブロック図
である。図15は、図6の構成とほぼ同一であるが、増
幅器48,49,50,51を利得可変とし、かつその
利得を信号処理部22が制御できるようにした点で相違
している。信号処理部22では、AD変換器10,1
1,20,21の出力をモニタし、AD変換器10,1
1,20,21の前に繋がるアナログ信号経路が飽和せ
ず、かつAD変換器10,11,20,21に入力され
るアナログ信号強度が充分大きくなるよう、増幅器4
8,49,50,51の利得が制御される。この構成に
よっても、図6の実施の形態と同様の作用効果が得られ
ることは明らかである。
【0065】
【発明の効果】以上の如く本発明に係る信号処理装置に
よれば、所望の信号成分に不要なDC成分を含む入力信
号から所望の信号成分を取出すに際し、入力信号の入力
を2つの経路に分岐するとともに、第1の経路には直流
を遮断する素子とAD変換器と設け、第2の経路にはA
D変換器を設け、第1の経路のAD変換器の出力と、第
2の経路のAD変換器の出力とをディジタル信号処理部
に与え、各出力に対しディジタル信号処理部によりディ
ジタル信号処理が施されるようにしたので、信号処理の
過程で発生する不要な直流成分に起因する問題を解消す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号処理装置の原理を説明するための
ブロック図である。
【図2】図1の信号処理装置の動作を説明するための図
である。
【図3】図1の信号処理装置の動作を説明するための図
である。
【図4】図1の信号処理装置の動作を説明するための図
である。
【図5】図1の信号処理装置の動作を説明するための図
である。
【図6】本発明の信号処理装置の第1の実施の形態を説
明するためのブロック図である。
【図7】本発明の信号処理装置の第2の実施の形態を説
明するためのブロック図である。
【図8】本発明の信号処理装置の第3の実施の形態を説
明するためのブロック図である。
【図9】本発明の信号処理装置の第4の実施の形態を説
明するためのブロック図である。
【図10】本発明の信号処理装置の第5の実施の形態を
説明するためのブロック図である。
【図11】本発明の信号処理装置の第6の実施の形態を
説明するためのブロック図である。
【図12】本発明の信号処理装置の第7の実施の形態を
説明するためのブロック図である。
【図13】本発明の信号処理装置の第8の実施の形態を
説明するためのブロック図である。
【図14】本発明の信号処理装置の第9の実施の形態を
説明するためのブロック図である。
【図15】本発明の信号処理装置の第10の実施の形態
を説明するためのブロック図である。
【図16】従来の信号処理装置の一例を説明するための
ブロック図である。
【図17】図16の信号処理装置の動作を説明するため
の図である。
【図18】図16の信号処理装置の動作を説明するため
の図である。
【図19】図16の信号処理装置の動作を説明するため
の図である。
【図20】図16の信号処理装置の動作を説明するため
のブロック図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2,3 ミキサ 4,5 ローカル信号端子 6,7,14,15,18,19,48,49,50,
51 増幅器 8,9,16,17,39 ローパスフィルタ 10,11,20,21 AD変換器 12,13 コンデンサ 22 ディジタル信号処理部 34,35,44 バンドパスフィルタ

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の信号成分と不要なDC成分を含む
    入力信号から所望の信号成分を取出す信号処理装置であ
    って、 前記入力信号の入力が2つの経路に分岐され、第1の経
    路には直流を遮断する素子とAD変換器とが設けられ、
    第2の経路にはAD変換器が設けられ、前記第1の経路
    のAD変換器の出力と、前記第2の経路のAD変換器の
    出力とがディジタル信号処理部に与えられ、前記各出力
    に対し前記ディジタル信号処理部によりディジタル信号
    処理が施されることを特徴とする信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の経路及び前記第2の経路の分
    岐点と前記第2の経路のAD変換器との間にローパスフ
    ィルタが設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の経路及び前記第2の経路の分
    岐点と前記第1の経路のAD変換器との間にローパスフ
    ィルタが設けられ、前記分岐点と前記第2の経路のAD
    変換器との間にローパスフィルタが設けられるととも
    に、前記第1の経路のローパスフィルタの遮断周波数が
    前記第2の経路のローパスフィルタの遮断周波数よりも
    高くされていることを特徴とする請求項1に記載の信号
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の経路及び前記第2の経路の分
    岐点の前段にローパスフィルタが設けられ、前記分岐点
    と前記第2の経路のAD変換器との間にローパスフィル
    タが設けられ、前記分岐点の前段のローパスフィルタの
    遮断周波数が前記第2の経路のローパスフィルタの遮断
    周波数よりも高くされていることを特徴とする請求項1
    に記載の信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の経路及び前記第2の経路の分
    岐点と前記第1の経路のAD変換器との間にハイパスフ
    ィルタが設けられ、前記分岐点と前記第2の経路のAD
    変換器との間にローパスフィルタが設けられることを特
    徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の経路及び前記第2の経路の分
    岐点と前記第1の経路のAD変換器との間にバンドパス
    フィルタが設けられ、前記分岐点と前記第2の経路のA
    D変換器との間にローパスフィルタが設けられ、前記第
    1の経路のバンドパスフィルタのローパス遮断周波数が
    前記第2の経路のローパスフィルタの遮断周波数よりも
    高くされていることを特徴とする請求項1に記載の信号
    処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の経路の直流を遮断する素子の
    代りに前記直流を遮断する素子の働きを有するハイパス
    フィルタが設けられていることを特徴とする請求項5に
    記載の信号処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の経路の直流を遮断する素子の
    代りに前記直流を遮断する素子の働きを有するバンドパ
    スフィルタが設けられていることを特徴とする請求項6
    に記載の信号処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第1及び/又は第2の経路の少なく
    とも一箇所に増幅器が設けられていることを特徴とする
    請求項1〜8の何れかに記載の信号処理装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の経路のアナログ部の利得が
    前記第2の経路のアナログ部の利得よりも高くされてい
    ることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の信号
    処理装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の経路のAD変換器の分解能
    が、前記第2の経路のAD変換器の分解能よりも小さく
    されていることを特徴とする請求項1〜10の何れかに
    記載の信号処理装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の経路のAD変換器のサンプ
    リング周波数が、前記第2の経路のAD変換器のサンプ
    リング周波数よりも大きくされていることを特徴とする
    請求項1〜11の何れかに記載の信号処理装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の経路のAD変換器の出力が
    ディジタル領域でハイパスフィルタ処理され、前記第2
    の経路のAD変換器のデータがディジタル領域でローパ
    ス処理され、かつ前記第1の経路のハイパス遮断周波数
    と前記第2の経路のローパス遮断周波数とが等しくさ
    れ、さらにディジタル領域で前記第1の経路のアナログ
    部の利得と前記第2の経路のアナログ部の利得との差が
    補償され、さらにまたディジタル領域で前記第1の経路
    のアナログ部の利得と前記第2の経路のアナログ部の遅
    延時間の差とが補償された後、前記第1の経路のディジ
    タル信号と前記第2の経路のディジタル信号とが加算さ
    れることを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載の
    信号処理装置。
  14. 【請求項14】 前記第2の経路のAD変換器の出力に
    含まれる直流成分がディジタル処理により検出されるこ
    とを特徴とする請求項1〜13の何れかに記載の信号処
    理装置。
  15. 【請求項15】 前記検出された前記第2の経路のAD
    変換器の出力に含まれる直流成分が、前記第2の経路の
    AD変換器の出力から差し引かれることを特徴とする請
    求項14に記載の信号処理装置。
  16. 【請求項16】 前記AD変換器の出力の強度が参照さ
    れ、前記第1の経路及び前記第2の経路のアナログ部の
    利得が調整されることを特徴とする請求項14又は15
    に記載の信号処理装置。
  17. 【請求項17】 前記第2の経路のAD変換器の出力に
    含まれる直流成分がアナログ量に変換されて前記第2の
    経路のアナログ部にフィードバックされ、アナログ的に
    前記第2の経路の信号に含まれる直流成分の一部、もし
    くは全部が補償されることを特徴とする請求項14〜1
    6の何れかに記載の信号処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17の何れかに記載の信号
    処理装置の入力側に、入力されるRF信号もしくはIF
    信号をベースバンドにダウンコンバージョンするミキサ
    が設けられるとともに、前記信号処理装置のAD変換器
    の出力から所望の信号成分が取出されるためのディジタ
    ル信号処理が行われることを特徴とする信号処理装置。
  19. 【請求項19】 請求項1〜17の何れかに記載の信号
    処理装置の入力側の直後で信号が複数の経路に分岐さ
    れ、前記分岐されたそれぞれの経路に請求項18に記載
    の信号処理装置が設けられ、それぞれの信号処理装置か
    ら得られるAD変換器の出力の全体から所望の信号が取
    出されることを特徴とする信号処理装置。
  20. 【請求項20】 前記入力側の直後で分岐された複数の
    信号経路にそれぞれ設けられている各ミキサに入力され
    る各ローカル信号の周波数が互いに等しくされ、さらに
    各ローカル信号の位相に差が設けられていることを特徴
    とする請求項19に記載の信号処理装置。
  21. 【請求項21】 前記入力側の直後で分岐される複数の
    信号経路の一部、もしくは全てに設けられるミキサの前
    段に位相シフタが設けられていることを特徴とする請求
    項19又は20に記載の信号処理装置。
  22. 【請求項22】 RF信号もしくはIF信号を入力とす
    る信号処理装置であって、入力側の直後で信号が2つの
    経路に分岐され、分岐されたそれぞれの経路に請求項1
    8に記載の信号処理装置が設けられ、それぞれの信号処
    理装置から得られるAD変換器の出力の全体から所望の
    信号が取出されることを特徴とする信号処理装置。
  23. 【請求項23】 前記入力側の直後で分岐される2つの
    信号経路にそれぞれ設けられている2つのミキサに入力
    されるローカル信号の周波数は互いに等しくされ、さら
    にその位相に差が設けられていることを特徴とする請求
    項22に記載の信号処理装置。
  24. 【請求項24】 前記入力側の直後で分岐される2つの
    信号経路にそれぞれ設けられている2つのミキサに入力
    されるローカル信号の位相差が90度とされていること
    を特徴とする請求項23に記載の信号処理装置。
  25. 【請求項25】 前記入力側の直後で分岐される2つの
    信号経路の一方、もしくは両方のミキサへの入力の前段
    に位相シフタが設けられていることを特徴とする請求項
    22に記載の信号処理装置。
  26. 【請求項26】 前記入力側の直後で分岐される2つの
    信号経路の一方、もしくは両方に位相シフタが設けら
    れ、さらにそれぞれの経路のミキサへ入力されるRF信
    号もしくはIF信号の位相差が90度とされていること
    を特徴とする請求項22に記載の信号処理装置。
  27. 【請求項27】 前記ローカル信号の周波数は、前記ミ
    キサに入力される所望のRF信号もしくは所望のIF信
    号のキャリア周波数と等しくされていることを特徴とす
    る請求項18〜26の何れかに記載の信号処理装置。
  28. 【請求項28】 前記ローカル信号の周波数は、前記ミ
    キサに入力されるRF信号もしくはIF信号の帯域の下
    限周波数以上とされ、前記ミキサに入力される所望のR
    F信号成分もしくは所望のIF信号成分の帯域の上限周
    波数以下とされることを特徴とする請求項18〜26に
    記載の信号処理装置。
  29. 【請求項29】 前記ミキサとしてハーモニックミキサ
    が用いられることを特徴とする請求項18〜23、25
    の何れかに記載の信号処理装置。
  30. 【請求項30】 前記ローカル信号の周波数を2倍とし
    た値が、前記ミキサに入力されるRF信号もしくはIF
    信号のキャリア周波数と等しくされることを特徴とする
    請求項29に記載の信号処理装置。
  31. 【請求項31】 前記ローカル信号の周波数を2倍とし
    た値が、前記ミキサに入力される所望のRF信号成分も
    しくは所望のIF信号成分の帯域の下限周波数以上で、
    かつ前記ミキサに入力される所望のRF信号成分もしく
    は所望のIF信号成分の帯域の上限周波数以下とされる
    ことを特徴とする請求項29に記載の信号処理装置。
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