JP2003167444A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003167444A
JP2003167444A JP2001365205A JP2001365205A JP2003167444A JP 2003167444 A JP2003167444 A JP 2003167444A JP 2001365205 A JP2001365205 A JP 2001365205A JP 2001365205 A JP2001365205 A JP 2001365205A JP 2003167444 A JP2003167444 A JP 2003167444A
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Makoto Saito
斎藤  誠
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Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙と中間転写ベルトに存在するギャップに異
常放電が発生し、そのため、トナーが意図しない位置に
飛散し、放電が発生した部分で濃度が著しく低下するな
どの画像不良が起きないようにすること。 【解決手段】 転写材Pが2次転写部位Ntrに到達す
る前に、中間転写ベルト7に沿わせるためには、2次転
写部位Ntrと、上ローラ332の中心Cとを結んだ線
と、搬送ローラ対通過直後の転写材Pの進行方向の延長
線Lとの交点Aは、搬送ローラ対と2次転写部位Ntr
との間にあることが必要であり、これにより、中間転写
ベルト7と転写材Pの距離を縮めることが可能であり、
ひいては2次転写部位の直前において中間転写ベルトか
ら離れた状態で転写部位に搬送される場合に起こる異常
放電に起因する画像不良を回避することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式ある
いは静電記録方式にて、各色成分トナー像を記録材上に
転写して画像を得る多色画像形成装置に関するものであ
り、カラー複写機やカラーレーザービームプリンタなど
に具現化し得る。
【0002】
【従来の技術】たとえば、電子写真方式の画像形成装置
として、図8のような装置が利用されている。
【0003】第一の像担持体である感光体ドラム1を備
えた画像形成装置であり、図示しない駆動手段によって
図中矢印の方向に回転自在に支持されている。感光体ド
ラム1の周囲には、帯電ローラ12、露光装置3b、現
像手段4、クリーニング装置11が、また中間転写ベル
ト6を挟んで一次転写手段71が配設されている。
【0004】感光体ドラム1は円筒状のアルミシリンダ
の外周面に有機感光体(OPC)層が形成されて構成さ
れている。また帯電ローラ12は芯金上に導電性のゴム
層、および中抵抗表面層を設けて構成され、感光体ドラ
ム1表面に接触配置されており、帯電ローラ12に直流
バイアスおよび交流バイアスの重畳バイアスを印加し
て、感光体ドラム1表面を一様に帯電させる。露光装置
3bは、画像情報に従った信号がレーザードライバ3a
に入力されるとレーザー光を発光し、感光体ドラム1表
面を照射することで、感光体ドラム1表面に静電潜像が
形成される。
【0005】現像手段4は、イエロー401、マゼンダ
402、シアン403、ブラック404各色のトナー像
を現像する現像器を収納した回転可能なロータリー現像
器である。現像に際しては、感光体ドラム1と対向する
位置に、各色成分の現像剤を収容した現像器を回転交換
し、静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成す
る。
【0006】中間転写ベルト6の、感光体ドラム1と対
向する位置には、感光体ドラム1上の各色成分のトナー
像を中間転写ベルト上に転写する一次転写ローラ71
が、中間転写ベルト6を挟んで配設されており、駆動ロ
ーラ62、テンションローラ61、一次転写ローラ7
1、従動ローラ722の4本のローラによって張架され
ている。また、従動ローラ722と対向する位置には、
中間転写ベルト6を挟んで二次転写ローラ721が配設
され、中間転写ベルト6上に積層されたトナー像を転写
材P上に一括転写を行う。
【0007】感光体ドラム1のクリーニング装置11
は、感光体ドラム1の駆動方向における、一次転写部の
下流に配設される。一次転写部において、中間転写ベル
ト6に転写されずに感光体ドラム1上に残った転写残ト
ナーの除去を行う。
【0008】中間転写ベルト6のクリーニング装置8
は、中間転写ベルト6の駆動方向の二次転写部下流に配
設され、二次転写部における転写残トナーの除去を行
う。
【0009】定着器9は、定着ローラ91と加圧ローラ
92の2本のローラを有し、転写材P上に転写されたト
ナー像を加熱加圧することで定着するものである。
【0010】上記構成の画像形成装置の動作を説明す
る。感光体ドラム1を図中矢印の方向に回転駆動し、帯
電ローラ2に帯電バイアスを印加して感光体ドラム1表
面を均一に帯電する。
【0011】次にイエローの色成分の画像情報に応じ
て、露光手段によって感光体を露光し、イエロー成分の
静電潜像を形成する。ロータリー現像器を回転して、イ
エロートナーを収容したイエロー現像器を感光体ドラム
対向位置に配置し、感光体ドラム1上の静電潜像にイエ
ロートナーを付着させてイエロートナー像を形成する。
【0012】そして、感光体ドラム1上のイエロートナ
ー像を、一次転写ローラに一次転写バイアスを印加する
ことで、中間転写ベルト上にイエロートナー像を転写す
る。
【0013】同様に、マゼンダ、シアン、ブラック各色
成分のトナー像を順に感光体ドラム1上に形成した後
に、中間転写ベルト上で積層することで、中間転写ベル
ト上に4色のトナー像を形成する。
【0014】中間転写ベルト上の4色のトナー層は、二
次転写ローラに転写バイアスを印加することで、所定の
タイミングで搬送されてくる転写材上に一括転写され、
定着器によって定着され、フルカラーの永久画像として
得ることができる。
【0015】中間転写体を用いた画像形成を行う中間転
写方式が採用される以前においては、搬送ベルト上に静
電吸着された転写材に対して、各色のトナー像を順に転
写材上に積層していく多重転写方式をとっていたため、
転写材の大きさ、厚み、表面粗さ、さらには転写材中の
空隙の存在による不均一性など、転写材の材料特性に画
質の良し悪しが大きく依存していた。
【0016】中間転写方式ならば材料としてより均一
な、樹脂を基体とする中間転写体上でトナー層を積層す
ることから、転写材による画像劣化をより回避でき、画
質の向上が可能である。また、中間転写体としてはドラ
ム体、ベルト体の2種類があるが、特にベルト体を選択
することで、機体設計の自由度が高まることから、画像
形成装置の小型化、省スペース性が期待できる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような装置において、中間転写ベルト上に積層されたト
ナー層を転写材上に一括転写を行う2次転写部位の上流
において、紙挙動が不安定であることに起因する画像不
良が発生する問題点が指摘されている。
【0018】たとえば、転写ニップ上流において、図9
のように紙と中間転写ベルトにギャップLgが存在する
場合について考える。転写バイアスが印加されること
で、このギャップにも相応の電界が発生する。この電界
の大きさが空気の絶縁破壊強さを超えると、ギャップに
おいて異常放電が発生し、中間転写ベルト7上に静電吸
着されていたトナー層Tの電荷がキャンセルされること
から、トナーが意図しない位置に飛散したり、転写バイ
アスを印加しても転写材上にトナーが転写されないなど
の理由で、画像むらとなってしまうおそれがある。
【0019】したがって、このように放電が発生した部
分で濃度が著しく低下するなどの画像不良が起きないよ
うにするため、転写ニップ上流での中間転写ベルト―転
写材間ギャップの異常放電を抑制することでの対策が必
要となる。
【0020】本出願に係る発明の目的は、このような従
来の問題点に鑑みなされたもので、常に高画質の画像を
出力する画像形成装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の発
明は、像担持体と、露光手段と、該像担持体上の各色成
分の静電潜像を現像剤により顕像化する現像手段と、該
像担持体上の像を転写部位にて順次中間転写体上に転写
する1次転写手段と、前記中間転写体上に積層された像
を2次転写部位にて転写材に一括転写を行う2次転写手
段と、前記2次転写部位まで転写材を搬送する一対の搬
送ローラ対とを有する画像形成装置において、搬送ロー
ラ対のうち、前記2次転写部位において転写材がトナー
像を転写される転写面に当接しないローラの方が周速が
速く、かつ転写材との摩擦係数が大きいことを特徴とす
る画像形成装置にあり、請求項2記載の発明は前記搬送
ローラ対は、各々別個の駆動手段によって駆動されるこ
とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置であり、請
求項3記載の発明は前記搬送ローラ対通過直後の転写材
の進行方向の延長線と、前記搬送ローラ対のうち、転写
材の画像形成面に当接するローラの回転中心と2次転写
部位とを結んだ線との交点が、2次転写部位と搬送ロー
ラ対との間に位置することを特徴とする請求項1または
2記載の画像形成装置であり、請求項4記載の発明は前
記搬送ローラ対は、転写材の搬送されてくる所定のタイ
ミングに駆動が開始されることを特徴とする請求項1乃
至3のうちいずれかに記載の画像形成装置である。
【0022】これらの構成により、転写ニップ上流での
中間転写ベルト―転写材間ギャップの異常放電を抑制す
ることが可能となり、それによって、高画質の画像を出
力することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明に係
る各実施の形態について説明する。
【0024】(第1の実施の形態)図2は本発明の第1
の実施の形態を示す、電子写真方式の画像形成装置(カ
ラーレーザープリンタ)の概略構成図である。
【0025】中間転写ベルト7の平面部に沿って、イエ
ローPy、マゼンダPm、シアンPc、ブラックPkの
各色成分画像形成ユニットが配設されている。各画像形
成ユニットは基本的な構成はすべて同じ構成となってい
るので、以下で述べる画像形成ユニットの説明は、イエ
ローのユニットについてのみ行うものとする。
【0026】感光体ドラム1yは直径30mmのアルミ
シリンダを基層として、感光体層、電荷輸送層、表面保
護層を積層して形成したものであり、表面保護層は光硬
化性のアクリル樹脂に酸化スズの微粒子を分散させた材
料で構成されており、電荷が注入されることによって感
光体ドラム1yの表面が一様に帯電される。
【0027】電荷注入帯電器は帯電ローラ2yであり、
この帯電ローラ2yに−700VのDCバイアスと1.
5kVp−pのACバイアスを重畳させたバイアスを印
加することで、感光体ドラム表面1yは一様に−700
Vに帯電する。
【0028】感光体ドラム1yの上方には画像露光器と
してのレーザービームスキャナ3yが配設されており、
画像情報に応じた露光を行うことによってイエロー成分
の静電潜像を形成する。
【0029】現像器4yは一成分非磁性接触現像器であ
り、現像スリーブ5y、規制ブレード6yを備えてお
り、非磁性一成分のイエロートナーを収容している。イ
エロートナーが供給された現像スリーブ5yは、現像部
において感光体ドラム1yと軽圧接され、感光体ドラム
1yと順方向に速度差を持って回転される。現像部に搬
送されたイエロートナーは、現像スリーブ5yに−30
0Vの現像バイアスを印加することで、感光体ドラム1
y上の静電潜像に付着し、可視像となる。
【0030】中間転写ベルト7は、駆動ローラ81、テ
ンションローラ82、従動ローラ83によって張架され
ており、感光体ドラム1yと接触して矢印の方向に11
7[mm/sec]の速度で回転駆動される。一次転写
部9yに到達したイエロートナー像は中間転写ベルトを
介して感光体ドラムに対向して圧接されている一次転写
ローラ10yによって中間転写ベルト7上に転写され
る。一次転写ローラ10yはEPDMゴムにカーボンブ
ラックを分散させて10Ω・cm程度となるように導
電化させ、発泡させてローラ形状にしたものを用いてお
り、一次転写バイアスとして1kVを定電圧制御にて印
加している。
【0031】以上の作像動作をマゼンダPm、シアンP
c、ブラックPkの各ユニットについても同様に行うこ
とで、中間転写ベルト7上にイエロー、マゼンダ、シア
ン、ブラックの4色のトナー像が積層される。4色のト
ナー層は中間転写ベルト7の駆動にしたがって搬送さ
れ、二次転写ローラ11によって、所定のタイミングで
搬送されてくる転写材上に一括転写される。二次転写ロ
ーラは、一次転写ローラと同様の発泡ゴムからなってお
り、抵抗値が10Ωとなるように抵抗調整されてい
る。また二次転写バイアスとして、3kVを定電圧制御
にて印加している。
【0032】本実施の形態では、中間転写ベルト7はポ
リイミド樹脂を基体とし、カーボンブラックを分散させ
て10Ω・cm程度となるように抵抗調整を行い、厚
さは75μmである。また、中間転写ベルト7は、2次
転写部で転写材に転写されなかった転写残トナーをクリ
ーニングブレードを用いてクリーニングするため、ブレ
ードめくれによるクリーニング不良を避けるため、表面
の十点平均粗さRzが2μm以上となるように製造され
ている。
【0033】上記構成において、転写材は給紙ローラ2
1によって給紙され、2次転写部まで、数個の搬送ロー
ラ対22、31、32、33によって搬送されてくる。
搬送されてきた転写材は、所定のタイミングで2次転写
ローラ11に供され、中間転写ベルト7上に形成されて
いるトナー層の一括転写を受け、定着器12まで搬送さ
れ、フルカラー画像の定着を受ける。
【0034】このとき、2次転写ローラ11直前の部分
においては、図3に示すように、転写材Pは完全に一致
した挙動を示さず、(a)のように転写材Pの先端が中
間転写ベルト7に沿うように接近する場合もあれば、
(b)のように先端がガイドG1に沿って中間転写ベル
ト7からは離れる場合もある。これは搬送ローラ対33
の下ローラ331、上ローラ332が完全に一致した周
速で回転しているとは限らないこと、さらには搬送ロー
ラ対33と2次転写ローラ11の周速が同様に一致して
いるとは限らないなどの理由によると考えることができ
る。
【0035】図3(b)に示したような、転写材Pが中
間転写ベルト7から離れてしまう場合について、画像不
良が発生するおそれがある。これは、図9に示すよう
に、2次転写ローラ近傍の上流において、転写材Pと中
間転写ベルト7との間に空隙Lgが存在することによ
り、この空隙の電界強度が絶縁破壊強さを超える値とな
ったときに異常放電が発生するおそれがあるからであ
る。これは、放電が発生した箇所のトナー層Tの電荷が
キャンセルされることによってトナーが意図しない箇所
に飛散したり、電荷が失われたことによって転写バイア
スに応答せずに転写されないおそれがあることに起因す
る。
【0036】したがって、図3(a)のように転写材P
を中間転写ベルト7に沿うように搬送すれば異常放電に
よる画像劣化を回避することができるものと期待され
る。そこで、搬送ローラ対33のうち、下ローラ331
を上ローラ332に比べて駆動速度が2%速くなるよう
に駆動制御を行い、さらに紙との摩擦係数を大きくす
る。本実施の形態では、上ローラは金属(SUS)ロー
ラとする一方で、下ローラは、SUSローラの表面をポ
リ4フッ化エチレン樹脂で被覆したものを用い、ともに
直径は20mmである。
【0037】すなわち、図4に示すように、下ローラ3
31の周速Vlは上ローラ332の周速Vuよりも大き
く、かつローラ表面の摩擦係数においては、下ローラ3
31の転写材Pに対する摩擦係数μlは上ローラのμu
よりも大きい。このとき、搬送ローラ対33に加圧され
ながら図中矢印dの方向に搬送される転写材Pにおい
て、上部に受けるずり応力Fuが下部のずり応力Flよ
りも小さいことから、転写材Pは搬送ローラ対通過後、
上ローラに沿うように応力を受ける。この応力によっ
て、図1に示すように、搬送ローラ対通過後の転写材P
が、上部にある中間転写ベルトに近づくように搬送され
る。
【0038】上記搬送ローラ対33は、周速差を設けて
いることから、転写材Pを間に挟んでいる状態で駆動さ
れることが望ましく、したがって転写材Pが搬送されて
くる所定のタイミングで駆動が開始されることが望まし
い。
【0039】また、図5に示すように、転写材Pが2次
転写部位Ntrに到達する前に、中間転写ベルト7に沿
わせるためには、2次転写部位Ntrと、上ローラ33
2の中心Cとを結んだ線と、搬送ローラ対通過直後の転
写材Pの進行方向の延長線Lとの交点Aは、搬送ローラ
対と2次転写部位Ntrとの間にあることが必要であ
る。
【0040】以上の構成により、中間転写ベルト7と転
写材Pの距離を縮めることが可能であり、ひいては2次
転写部位の直前において中間転写ベルトから離れた状態
で転写部位に搬送される場合に起こる異常放電に起因す
る画像不良を回避することが可能である。
【0041】(第2の実施の形態)本実施の形態では、
図6(a)に示すように、上ローラの中心Cの位置を、
下ローラの中心Clよりも2mm搬送方向の下流にずら
した搬送ローラ対33を検討した。
【0042】本例においても、下ローラ331を上ロー
ラ332に比べて駆動速度が2%速くなるように駆動制
御を行い、さらに、上ローラは金属(SUS)ローラと
する一方で、下ローラは、SUSローラの表面をポリ4
フッ化エチレン樹脂で被覆したものを用い、ともに直径
は20mmである。
【0043】このとき、上ローラが下流にずれたことか
ら、搬送ローラ対33通過後の転写材Pの進行方向は、
より図中上方に向かう。したがって、搬送ローラ対通過
直後の転写材の進行方向の延長線と、2次転写部位Nt
rと上ローラ332の中心Cとを結んだ線との交点As
は、図中(b)に示した、シフトしない場合の交点Aと
比較して、より搬送ローラ対33に近づくことがわか
る。
【0044】これより、搬送ローラ対33に周速差と摩
擦係数の差を設け、さらに搬送ローラ対33のうち、転
写材の画像形成面に当接するローラの方を搬送ローラを
搬送方向下流にシフトさせることで、転写材Pは2次転
写部Ntrに至る前により中間転写体に近づけることが
でき、ひいては2次転写部直前における異常放電による
画像劣化を抑制することが可能である。
【0045】(第3の実施の形態)以上は水平方向に転
写材Pを搬送する場合についての検討であったが、重力
に逆らう方向に、すなわち縦方向に転写材が搬送される
場合についても、本発明を適用することが可能である。
【0046】図7に、縦方向に転写材Pを搬送する場合
の2次転写部位Ntr近辺の概略構成図を示す。図中、
7は中間転写ベルト、11は2次転写ローラ、83は従
動ローラ、Tは中間転写体に担持されたトナー層、33
は2次転写部位Ntr直近上流の搬送ローラ対であり、
G1は搬送ガイド、Gdは電界遮蔽板であり、材質はS
USで、アースにつながれており、中間転写ベルト7上
のトナー層の保護を目的として設けられている。
【0047】この場合、搬送ローラ対33のうち、転写
材の非画像形成面に当接するローラ331の方の周速を
2%速く設定し、ETFEで表面コートを行って摩擦係
数を大きくした。これらのローラは、転写材Pの搬送さ
れてくる所定のタイミングで駆動が開始される。
【0048】このとき、外ローラ331の方が周速が早
いので、転写材Pは搬送ガイドG1から離れた状態で搬
送されることより、転写材Pは中間転写ベルト7に沿っ
て2次転写部位Ntrに供されるので、2次転写部位N
tr直前での異常放電を抑制することができ、ひいては
画像不良を抑制することができる。
【0049】この場合においても、図中(b)に示すよ
うに、上ローラ332の中心Cと2次転写部位Ntrと
を結んだ線と、搬送ローラ対33通過後の転写材P進行
方向の延長線の交点Aが、2次転写部位Ntrと搬送ロ
ーラ対33の間にある必要がある。
【0050】また、上ローラ332を搬送方向下流、す
なわち図中下方向にシフトさせてもより効果的に転写材
Pを中間転写ベルト7に沿うように搬送することが可能
である。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本願の
各請求項記載の発明によれば、中間転写体にトナー層を
積層し、2次転写部位にて転写材上にトナー層を一括転
写を行う画像形成装置において、2次転写部位の直近上
流の搬送ローラ対のうち、転写材の非画像形成面に当接
するローラの方が周速が速く、かつ転写材との摩擦係数
を大きくすることで、2次転写部位直前における異常放
電に起因する画像不良の発生を防ぐ、高画質の画像出力
を行う画像形成装置を実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
を説明するための図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の概略図である。
【図3】図2における2次転写部位直前の転写材の挙動
を説明する図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る搬送ローラ対
周辺の状態を説明するための図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る2次転写部位
直前の転写材の挙動を説明するための図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
を説明するための図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置
を説明するための図である。
【図8】従来のカラー画像形成装置の概略構成図であ
る。
【図9】従来のカラー画像形成装置の課題を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 3 露光装置 4 現像手段 6,7 中間転写ベルト 33 2次転写部位直近の搬送ローラ対 331 2次転写部位直近の搬送下ローラ 332 2次転写部位直近の搬送上ローラ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA16 DE07 DE09 EC06 ED16 ED24 EE03 2H030 AB02 AD17 BB02 BB10 BB23 BB24 BB34 BB42 BB44 BB46 BB53 BB54 BB56 2H200 FA16 GA15 GA23 GA34 GA46 GA47 GA52 GA56 GB25 HA03 HB12 HB22 HB48 JA25 JA26 JA28 JA29 JB10 JB13 JB20 JB45 JB47 JC03 JC12 JC15 JC17 LB02 LB13 LC04 MA03 MA04 MA06 MB06 MC05 MC06 MC20 NA02 NA06 PA02 PA10 PA29 PB12 3F049 AA10 CA11 DA11 DA12 LA03 LA07 LB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、露光手段と、該像担持体上
    の各色成分の静電潜像を現像剤により顕像化する現像手
    段と、該像担持体上の像を転写部位にて順次中間転写体
    上に転写する1次転写手段と、前記中間転写体上に積層
    された像を2次転写部位にて転写材に一括転写を行う2
    次転写手段と、前記2次転写部位まで転写材を搬送する
    一対の搬送ローラ対とを有する画像形成装置において、
    前記2次転写部位の直近上流の搬送ローラ対のうち、前
    記2次転写部位において転写材がトナー像を転写される
    転写面に当接しないローラの方が周速が速く、かつ転写
    材との摩擦係数が大きいことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記搬送ローラ対は、各々別個の駆動手
    段によって駆動されることを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送ローラ対通過直後の転写材の進
    行方向の延長線と、前記搬送ローラ対のうち、転写材の
    画像形成面に当接するローラの回転中心と2次転写部位
    とを結んだ線との交点が、2次転写部位と搬送ローラ対
    との間に位置することを特徴とする請求項1または2記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送ローラ対は、転写材の搬送され
    てくる所定のタイミングに駆動が開始されることを特徴
    とする請求項1乃至3のうちいずれかに記載の画像形成
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8515311B2 (en) 2009-07-31 2013-08-20 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus featuring a rotatable belt member adjustment roller

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