JP2003167015A - 電子負荷装置及びそれを使用した電力回生方法 - Google Patents

電子負荷装置及びそれを使用した電力回生方法

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JP2003167015A JP2001370221A JP2001370221A JP2003167015A JP 2003167015 A JP2003167015 A JP 2003167015A JP 2001370221 A JP2001370221 A JP 2001370221A JP 2001370221 A JP2001370221 A JP 2001370221A JP 2003167015 A JP2003167015 A JP 2003167015A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来電子負荷が熱として無駄に消費していた電
力を商用電源や他の機器等に回生して電力の有効利用を
図り、被試験体の端子電圧がゼロボルト又はその近傍で
も動作するとともに高速応答をも可能とする。 【解決手段】被試験体3の負荷として動作し、半導体素
子23と該半導体素子23に直列に接続されたバイアス
電源25を有する電子負荷装置2の半導体素子23の端
子電圧又は被試験体3の端子電圧に基づいてバイアス電
源25の電圧を決定し、バイアス電源25が被試験体3
の電圧と逆極性の場合には、バイアス電源25で消費さ
れる電力を外部(商用電源1)に回生する。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】本発明は、電子負荷装置及びそれを使用し
た電力回生方法に関し、特に電子負荷に流入する電力を
商用電源や他の機器等へ回生可能な電子負荷装置及びそ
れを使用した電力回生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池、一次電池、二次電池、キャパ
シタ、超伝導応用機器等の被試験体の試験は、被試験体
の種々の電気特性を測定するために被試験体から電流を
流す負荷として電子負荷装置が用いられる。
【0003】従来、電源装置や電池等の電気的特性を試
験する際には、実際の負荷の代わりに負荷装置として抵
抗器が使用されていたが、電子技術の進歩により最近は
抵抗器の場合に比べて電流を制御し易く、且つ小型化が
可能である等の利点を有しているトランジスタ等の半導
体素子を負荷装置として用いて電力を消費する方法が多
用されるようになった。
【0004】図3には従来のこの種の負荷装置を用いた
被試験体の試験装置の構成回路図が示されている。例え
ば、電池である被試験体3は、電子負荷20の端子3
a、3bに接続され、被試験体3の出力電圧(Vo)や
電子負荷20に流す電流の大きさIiを変化させて被試
験体3の種々の電気特性が測定される。
【0005】電子負荷20は、負荷電流設定器201、
直流応答可能な電流検出器202、パワートランジスタ
203及び誤差増幅器204を備える。電流検出器20
2は、電子負荷20に流れる電流値Iiに対応した電圧
値を検出、出力し、この電流検出器202の出力と負荷
電流設定器201の出力との差が誤差増幅器204で得
られる。この誤差増幅器204の出力は、パワートラン
ジスタ203のベースに入力され、これら2出力の差が
小さくなるようパワートランジスタ203が駆動制御さ
れる。その結果、パワートランジスタ203のコレクタ
・エミッタ間には負荷電流設定器201で設定された定
電流が流れる。したがって、電子負荷20は定電流で動
作するので、端子3a、3b間の電圧が変化しても電子
負荷20に流れ込む電流の大きさは変化しない。電子負
荷20に流れる電流、すなわちパワートランジスタ20
3に流れる電流は熱に変換されて消費される。
【0006】ところで、図3に示すような電子負荷20
を用いて一次電池や二次電池等の被試験体の試験を行う
ときには、パワートランジスタ203のコレクタ・エミ
ッタ間には飽和電圧が存在するため、電子負荷の両端電
圧Voを0V(ゼロボルト)にすることはできない。従
って、例えば電池の放電特性試験を行うとき、その端子
電圧が0Vになるまで放電させることは不可能であっ
た。
【0007】かかる問題を解決するため、図3の回路の
改良タイプとして、図4に示すような回路が提案されて
いる。図4において、図3と同一符号を付した回路要素
は同一回路要素を示す。図4に示す回路では、図3に示
す回路構成に加えて、パワートランジスタ203の飽和
電圧を補償するために電流経路に端子電圧と同極性のバ
イアス電源205を追加して0Vまで測定できるように
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
電子負荷では受容した電力をパワートランジスタ等で熱
に変換し消費していたため、無駄に電力を消費すること
になり、特に大電力の負荷試験を行う時には放熱や冷却
のコストが増大してしまうという問題がある。
【0009】また、従来この種の電子負荷をスイッチン
グ回路で構成した場合、制御値を与えてから負荷電流が
変化するまでの応答時間が300μsec程度と遅く、1
0μsec程度の高速で負荷電流を変化させる用途には使
えなかった。例えば、電子負荷を用いて電池の内部イン
ピーダンスを測定するとき、通電電流に交流信号(10
0kHz)を重畳する方式がある。このような場合、ス
イッチング方式の電源では、出力に平滑用のLCフィル
タが入っているため高速応答は困難になる。
【0010】そこで、本発明の目的は、従来の電子負荷
が熱として無駄に消費していた電力を商用電源や他の機
器等に回生して電力の有効利用を図り、被試験体の端子
電圧がゼロボルト又はその近傍でも動作するとともに高
速応答をも可能とする電子負荷装置及びそれを使用した
電力回生方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による電子負荷装置及びそれを使用した電力
回生方法は、次のような特徴的な構成を採用している。
【0012】(1)被試験体の負荷として動作し、半導
体素子と該半導体素子に直列に接続されたバイアス電源
を有する電子負荷装置において、前記半導体素子の端子
電圧を検出する電圧検出手段と、該電圧検出手段の出力
に基づいて前記バイアス電源の電圧を決定するバイアス
電圧決定手段と、前記バイアス電源が前記被試験体の電
圧と逆極性の場合、前記バイアス電源で消費される電力
を外部に回生する電力回生手段と、を備えて成る電子負
荷装置。
【0013】(2)前記バイアス決定手段は、前記半導
体素子がリニア動作するに必要な最小限の電圧を前記半
導体素子に供給するように前記バイアス電源の電圧を決
定する上記(1)の電子負荷装置。
【0014】(3)前記バイアス決定手段は、前記電圧
検出手段の出力を係数倍して用いる第1のモードと、前
記半導体素子の端子電圧を一定にする第2のモードと、
前記半導体素子の消費電力を一定にする第3のモード
と、前記半導体素子の消費電力を一定にするとともに前
記半導体素子の端子電圧を予め定めた上限値を超えない
ようにする第4のモードを単独あるいは組み合わせるこ
とにより、前記バイアス電源の電圧を決定する上記
(1)又は(2)の電子負荷装置。
【0015】(4)被試験体の負荷として動作し、半導
体素子と該半導体素子に直列に接続されたバイアス電源
を有する電子負荷装置において、前記被試験体の端子電
圧を検出する被試験体電圧検出手段と、該被試験体電圧
検出手段の出力に基づいて前記バイアス電源の電圧を決
定するバイアス電圧決定手段と、前記バイアス電源が前
記被試験体と逆極性の場合、前記バイアス電源で消費さ
れる電力を外部に回生する電力回生手段と、を備えて成
る電子負荷装置。
【0016】(5)前記バイアス決定手段は、前記半導
体素子がリニア動作するに必要な最小限の電圧を前記半
導体素子に供給するように前記バイアス電源の電圧を決
定する上記(4)の電子負荷装置。
【0017】(6)前記バイアス電圧決定手段は、前記
電圧検出手段の出力を係数倍して用いる第1のモード
と、前記半導体素子の端子電圧を一定にする第2のモー
ドと、前記半導体素子の消費電力を一定にする第3のモ
ードと、前記半導体素子の消費電力を一定にするととも
に前記半導体素子の端子電圧を予め定めた上限値を超え
ないようにする第4のモードを単独あるいは組み合わせ
ることにより、前記バイアス電源の電圧を決定する上記
(4)又は(5)の電子負荷装置。
【0018】(7)前記被試験体電圧検出手段を、前記
被試験体と電子負荷装置との接続ケーブルを介すること
なく前記被試験体の出力端子又は前記被試験体に予め電
圧検出用に装備されている電圧端子に接続可能とする接
続手段を有する上記(4),(5)又は(6)の電子負
荷装置。
【0019】(8)被試験体の負荷として動作し、半導
体素子と該半導体素子に直列に接続されたバイアス電源
を有する電子負荷装置の前記半導体素子の端子電圧に基
づいて前記バイアス電源の電圧を決定し、前記バイアス
電源が前記被試験体の電圧と逆極性の場合には、前記バ
イアス電源で消費される電力を外部に回生することを特
徴とする電力回生方法。
【0020】(9)被試験体の負荷として動作し、半導
体素子と該半導体素子に直列に接続されたバイアス電源
を有する電子負荷装置の前記被試験体の端子電圧に基づ
いて前記バイアス電源の電圧を決定し、前記バイアス電
源が前記被試験体と逆極性の場合には、前記バイアス電
源で消費される電力を外部に回生することを特徴とする
電力回生方法。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電子負荷装置
及びそれを使用した電力回生方法の好適実施形態例を添
付図を参照して詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の第1の実施形態による回路
図であり、商用電源1、電子負荷2、被試験体3を備え
る。被試験体3の特性を測定するため、被試験体3に電
子負荷2を接続し、電子負荷2に流す電流を変えて被試
験体3の特性を測定する。また、電子負荷2の内部で消
費した電力は商用電源1や図示しない他の機器など(外
部)に回生される。
【0023】電子負荷2は、電子負荷3に供給する電流
を制御するための電流制御回路21、電子負荷3に流れ
る電流を検出する直流応答可能な電流検出器22、電力
素子23、電流制御回路21の出力と、電流検出器22
の出力との差を出力する誤差増幅器24、電力素子23
に直列接続されている両極性(バイポーラ)のバイアス
電源25、電力回生回路26、電力素子23の両端電圧
Vtを検出する電圧検出器27及び電圧検出器27と電
圧設定部29からの出力に基づいてバイアス電源25の
端子電圧Vbを制御する電圧制御回路28を備える。
【0024】電流制御回路21は、電子負荷3に供給す
る電流を制御、設定するもので、その出力と、電流検出
器22で検出した電子負荷3に流れる電流が誤差増幅器
24の入力側に入力される。誤差増幅器24は、2つの
入力信号の差信号を電力素子23に供給し、電力素子2
3に流れる電流を一定化する。誤差増幅器24に直列接
続されている両極性(バイポーラ)のバイアス電源25
には、電圧検出器27で検出した電力素子23の両端電
圧Vtに基づき生成される制御信号が電圧制御回路28
に出力される。電圧制御回路28は、電圧検出器27と
電圧設定部29からの制御信号に基づいてバイアス電源
25の端子電圧Vbを以下に説明するような態様で制御
する。
【0025】ところで、図3に示す従来の電子負荷の場
合には、被試験体3の電圧が低いとき、電力素子23に
存在している飽和電圧のため被試験体3の端子電圧を0
Vにすることができない。例えば、電力素子23に飽和
電圧として0.5V存在していれば、被試験体3の出力
電圧が0.1Vのとき、電子負荷2に電流を流すことは
できない。すなわち、この場合には被試験体3の出力電
圧が0.5V以上でなければ飽和電圧に打ち勝って電流
を電子負荷2のほうに流すことはできなかった。
【0026】そこで、電力素子23の飽和電圧を補償す
るためバイアス電源25が追加されている。このように
すれば上記条件のときバイアス電源25の電圧を−0.
5Vにすれば、被試験体3の出力電圧を0.1Vは勿論
のこと0Vまで変化させることができる。
【0027】このバイアス電源205の向き(極性)
は、被試験体3の電圧が0Vあるいは0V近傍の低い電
圧の場合は、半導体素子23の飽和電圧等を補償するた
めに図1に示す極性とは逆に設定する。他方、被試験体
3の電圧が大きい場合、半導体素子の持ち電圧(動作領
域範囲)を余り大きくしたくないときには図1に示す極
性にして、被試験体3の電圧の大部分をバイアス電源2
5で受け持たせるようにしている。
【0028】さて、上述の如く、電圧検出器27は、電
力素子103のコレクタ・エミッタ間電圧(Vt)を検
出して電圧制御回路28に入力し、電圧制御回路28は
入力されたVtの大きさに基づいてバイアス電源25の
端子電圧Vbを制御する。より具体的には、電圧制御回
路28は、電圧検出器27の出力に基づいて電力素子2
3がリニア動作をするために必要となる最低限の持ち電
圧(予め定められているもの)となるようにバイアス電
源25の両端電圧Vbを調整している。ここで、“最低
限の持ち電圧になるように”は、電子負荷2で消費する
電力の大部分を回生機能を有する電力効率の良いスイッ
チング方式のバイアス電源25側で負担させ、回生の効
果を最大限に引き出すためである。このように、電力素
子23は最低限の持ち電圧(狭い動作範囲)で動作する
構成となっているため、動作特性の安定や良好な動作特
性(高速動作)が可能となる。
【0029】今、電力素子23の最低限の持ち電圧をV
txとし、バイアス電源25の最初の端子電圧をVb1とす
る。この状態で、電子負荷2の端子に電圧が印加された
場合を考えると、電圧検出器27で検出された電圧Vt
がVtxより小さい場合、即ちVt<Vtxのときは、Vb1
を減少させてVtに印加される電圧を増加させ、Vt=
Vtxとなるように電圧制御回路28は動作する。
【0030】反対に、電圧検出器27で検出された電圧
VtがVtxより大きい場合、即ちVt>Vtxのときは、
Vb1を増加させてVtに印加される電圧を減少させ、こ
の場合もVt=Vtxとなるよう電圧制御回路28は動作
する。
【0031】バイアス電源25の電圧を制御する電圧制
御モードとしては以下の3つの制御モードがある。
【0032】第1の制御モードは、電力素子23の両端
電圧Vtを一定に制御するモードで、予めVtの値が定
められており、バイアス電源25の端子電圧Vbが常に
Vb=Vo-Vtとなるように動作する。
【0033】第2の制御モードは、電力素子23の損失
(Vt・Ii)を一定にするモードで、その動作フローは
次の通りである。 Vtが最初Vt1であり、そのときの電力素子23の
損失Pt1=Vt1・Iiを求める。 電力素子23の予め定めた損失をPaとし、Pa<Pt1
であればバイアス電源25の端子電圧Vbを増加して電力
素子23の端子電圧をVt2に減少させる。 この状態で再度電力素子23の損失Pt2=Vt2・Iiを
求めて、この損失が前記Paと同じ値となるようにする。
【0034】第3の制御モードは、電力素子23の損失
を一定とし、且つこの素子の端子電圧(Vt)を制限(リ
ミット)する制御を行うモードである。この場合は、第
2の制御モードの上記〜のフロー動作に加えてVtの
リミット動作が追加されている。
【0035】ここで、電圧制御回路28は、オペアンプ
や乗算器を含むアナログ回路で構成されており高速に動
作可能である。しかし、要求される応答速度がシビアで
なければこの部分をデジタル制御で行うことも可能であ
る。
【0036】バイアス電源25には電力回生回路26が
接続されており、このバイアス電源25で消費された電
力(Vb・Ii)は商用電源1に電力を回生される。この
ように、バイアス電源25は、電力回生回路26と一体
となって電力を回生しており、このバイアス電源25及
び電力回生回路26は回生効率を上げるために電力効率
の良いスイッチング回路で構成されることが好ましい。
【0037】被試験体3が電子負荷2に供給する電力の
うち、電力素子23の電力(=Vt・Ii)は熱として消
費されるが、このVtは前述の通り最低限に抑えられて
いるため、残りの大部分の電力(=Vb・Ii)は回生機
能を有するバイアス電源25から電力回生回路26を経
由して商用電源1に回生される。
【0038】上述したように、バイアス電源25は両極
性である。このため、被試験体3の出力電圧Voが電力
素子23の持ち電圧Vtよりも小さい場合、すなわちVt
>Voのときはバイアス電源25がマイナス電圧(即
ち、図1とは逆極性の場合)を発生することにより電力
素子23の最適動作に必要な持ち電圧Vtを確保でき
る。同様に、被試験体3と電子負荷2とを結線するとき
の配線の持つ抵抗による電圧降下の影響も除去できるこ
とを意味している。
【0039】Vt≪Vbのようなケースではバイアス電源
25での消費電力(Vb・Ii)の値は非常に大きくな
り、結果として負荷全体の電力の大半が商用電源側に回
生されるのでエネルギーを節約できる。
【0040】ところで、前述のVt>Voのときは、バイ
アス電源25の極性はマイナスとなり、この場合はバイ
アス電源25の電力は商用電源1に回生する方向でな
く、商用電源1からバイアス電源25へ電力を供給する
方向である。例として、Vt=2Vの場合を考えると、
補償電圧は−2V必要であり、このようにすれば被試験
体3の端子電圧Voを0Vまで下げることができる。と
ころがこのとき被試験体3は0V出力、すなわち、電力
を供給していないので、バイアス電源25の−2V電力
は電子負荷2自身、即ち商用電源1から供給しなければ
ならない。
【0041】このため、回生による電力の節約は期待で
きないが、通常このような場合はVo自体が比較的小さ
い電圧であるため電力も少ない。従って、大部分の試験
においては本発明の持つ回生機能のメリットを十分に享
受できるため、たとえ上記のように回生できない場合が
あったとしても電子負荷装置に回生機能を付加したとい
う本発明の有用性は損なわれるものではない。
【0042】図2は本発明の第2の実施形態を示す回路
図である。図2において図1と同一符号は同様な構成要
素を示す。本実施形態においては、バイアス電源25の
電圧制御を電圧検出器27で検出した被試験体3の端子
電圧に基づいて行っている。これは、電圧検出を被試験
体3側で行う方が、電力素子23側で行うよりも被試験
体3の電圧変化に対して高速に応答できるからである。
更に、電子負荷までの結線による電圧降下を防止できる
というメリットもある。
【0043】バイアス電源25の電圧を制御する電圧制
御モードとしては以下の3つのモードがある。
【0044】第1の制御モードは、電力素子23の両端
電圧Vtを一定にする制御で、予めVtの値を定め、電
圧検出器27の出力Voに基づいてバイアス電源25の
端子電圧VbをVb=Vo−Vtに設定する動作を実行する
ものである。
【0045】第2の制御モードは、電子負荷2の端子電
圧(=被試験体3の端子電圧)が変化したとしても、電
力素子23の損失(Vt・Ii)を一定に制御するもの
で、その動作フローは次の通りである。 Vtの初期値をVt1とし、電力素子23の損失Pt1=
Vt1・Iiを求める。 電力素子23の予め定めた損失をPaとし、Pa<Ptで
あればバイアス電源25の端子電圧Vbを増加して電力素
子23の端子電圧をVt2に減少させる。 この状態で再度電力素子23の損失Pt2=Vt2・Iiを
求めて、この損失が前記Paと同じ値となるようにする。
【0046】第3の制御モードは、電力素子23の損失
を一定とし、且つこの素子の端子電圧(Vt)を制限(リ
ミット)する動作を実行するもので、第2の制御モード
における上記〜のフローにVtのリミット動作を追加
することにより実現できる。
【0047】ここで、電圧制御回路28はオペアンプや
乗算器を含むアナログ回路で構成されており高速に動作
する。しかしながら、要求される応答速度がシビアでな
ければこの電圧制御部分をデジタル制御で行うことも可
能である。
【0048】上記第2の実施形態においては、結線によ
る電圧降下に起因する誤差を防止することを可能とする
ため、被試験体3の電圧の検出を専用の端子を介して行
う。
【0049】図2において、電圧検出器27は、図2の
実線のように電子負荷3の両端子3a、3bに接続さ
れ、これら端子電圧をもって被試験体3の端子電圧と見
なして被試験体3の端子電圧を測定する。しかしなが
ら、電子負荷2に流す試験電流が例えば800Aのよう
な大電流で、且つ数V程度の低電圧になると、被試験体
3と電子負荷2とを結線する導線の抵抗分による電圧降
下が問題となり、このままでは被試験体3の正しい電圧
は測定できない。例えば結線の抵抗がわずか0.1mΩ
であったとしても電圧降下は80mVになり、被試験体
3の電圧が仮に5Vであれば1.6%もの電圧エラーと
なる。
【0050】そこで、本実施形態では、上記結線による
電圧降下の問題を防ぐため、被試験体3の電圧検出を図
2の点線のように専用の端子3A、3Bを介して行う。
【0051】尚、被試験体3の特性を測定するに際し
て、いつも結線の抵抗が問題となるとは限らない。被試
験体3が高電圧、例えば200Vであったとすれば、例
え結線の抵抗が1Ωであったとしても100mAの電流
を流したときで0.1V、1Aの電流で1Vの電圧降下
であり、それぞれ0.05%、0.5%の誤差にしかな
らない。
【0052】このように、電圧検出を常に別結線で行う
構成では、結線の抵抗が無視できるレベルの測定のとき
でも、わざわざ電圧検出用に結線する必要があるため煩
わしいといえる。
【0053】そこで、スイッチ等の切換え手段(図示せ
ず)を設けて図2における3aと3A及び3bと3Bを
切り換えて電圧検出器27の入力信号を3a、3b又は
3A、3Bから取ることにより、その測定のレベル(ど
の位の測定確度を求めるか)に応じた電圧検出方法を選
択することも有用である。尚、前述した実施形態におい
ては、商用電源に電力を回生していたが、これは他の機
器であっても構わないことは勿論である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子負荷
装置及びそれを使用した電力回生方法によると、動作範
囲を狭めることにより高速動作を確保した半導体素子
と、回生機能付きのスイッチング電源を組み合わせたた
め従来よりも電子負荷としての応答速度が改善され、且
つ従来は熱として無駄に消費されていた電力を商用電源
や他の機器等に回生できるので電力を有効に利用するこ
とができ、高速応答と低損失を両立させることができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による電子負荷回路を
用いた被試験装置の試験回路図である。
【図2】本発明の第2の実施形態による電子負荷回路を
用いた被試験装置の試験回路図である。
【図3】従来の電子負荷を用いた被試験装置の試験回路
図である。
【図4】従来の他の電子負荷を用いた被試験装置の試験
回路図である。
【符号の説明】
1 商用電源 2、20 電子負荷 3 被試験体 21 電流制御回路 22 電流検出器 23 電力素子 24 誤差増幅器 25 バイアス電源 26 電力回生回路 27 電圧検出器 28 電圧制御回路 29 電圧設定部 201 負荷電流設定器 202 電流検出器 203 パワートランジスタ 204 誤差増幅器 205 バイアス電源 3a、3b、3A、3B 端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 明石 純 横浜市港北区綱島東6−3−20 株式会社 エヌエフ回路設計ブロック内 Fターム(参考) 2G036 AA19 AA27 BA37 CA10 5H007 AA05 BB05 CA01 DA05 DA06 DC02 DC05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被試験体の負荷として動作し、半導体素子
    と該半導体素子に直列に接続されたバイアス電源を有す
    る電子負荷装置において、 前記半導体素子の端子電圧を検出する電圧検出手段と、 該電圧検出手段の出力に基づいて前記バイアス電源の電
    圧を決定するバイアス電圧決定手段と、 前記バイアス電源が前記被試験体の電圧と逆極性の場
    合、前記バイアス電源で消費される電力を外部に回生す
    る電力回生手段と、を備えて成ることを特徴とする電子
    負荷装置。
  2. 【請求項2】前記バイアス決定手段は、前記半導体素子
    がリニア動作するに必要な最小限の電圧を前記半導体素
    子に供給するように前記バイアス電源の電圧を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子負荷装置。
  3. 【請求項3】前記バイアス決定手段は、前記電圧検出手
    段の出力を係数倍して用いる第1のモードと、前記半導
    体素子の端子電圧を一定にする第2のモードと、前記半
    導体素子の消費電力を一定にする第3のモードと、前記
    半導体素子の消費電力を一定にするとともに前記半導体
    素子の端子電圧を予め定めた上限値を超えないようにす
    る第4のモードを単独あるいは組み合わせることによ
    り、前記バイアス電源の電圧を決定することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の電子負荷装置。
  4. 【請求項4】被試験体の負荷として動作し、半導体素子
    と該半導体素子に直列に接続されたバイアス電源を有す
    る電子負荷装置において、 前記被試験体の端子電圧を検出する被試験体電圧検出手
    段と、 該被試験体電圧検出手段の出力に基づいて前記バイアス
    電源の電圧を決定するバイアス電圧決定手段と、 前記バイアス電源が前記被試験体と逆極性の場合、前記
    バイアス電源で消費される電力を外部に回生する電力回
    生手段と、を備えて成ることを特徴とする電子負荷装
    置。
  5. 【請求項5】前記バイアス決定手段は、前記半導体素子
    がリニア動作するに必要な最小限の電圧を前記半導体素
    子に供給するように前記バイアス電源の電圧を決定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子負荷装置。
  6. 【請求項6】前記バイアス電圧決定手段は、前記電圧検
    出手段の出力を係数倍して用いる第1のモードと、前記
    半導体素子の端子電圧を一定にする第2のモードと、前
    記半導体素子の消費電力を一定にする第3のモードと、
    前記半導体素子の消費電力を一定にするとともに前記半
    導体素子の端子電圧を予め定めた上限値を超えないよう
    にする第4のモードを単独あるいは組み合わせることに
    より、前記バイアス電源の電圧を決定することを特徴と
    する請求項4又は5に記載の電子負荷装置。
  7. 【請求項7】前記被試験体電圧検出手段を、前記被試験
    体と電子負荷装置との接続ケーブルを介することなく前
    記被試験体の出力端子又は前記被試験体に予め電圧検出
    用に装備されている電圧端子に接続可能とする接続手段
    を有することを特徴とする請求項4,5又は6に記載の
    電子負荷装置。
  8. 【請求項8】被試験体の負荷として動作し、半導体素子
    と該半導体素子に直列に接続されたバイアス電源を有す
    る電子負荷装置の前記半導体素子の端子電圧に基づいて
    前記バイアス電源の電圧を決定し、前記バイアス電源が
    前記被試験体の電圧と逆極性の場合には、前記バイアス
    電源で消費される電力を外部に回生することを特徴とす
    る電力回生方法。
  9. 【請求項9】被試験体の負荷として動作し、半導体素子
    と該半導体素子に直列に接続されたバイアス電源を有す
    る電子負荷装置の前記被試験体の端子電圧に基づいて前
    記バイアス電源の電圧を決定し、前記バイアス電源が前
    記被試験体と逆極性の場合には、前記バイアス電源で消
    費される電力を外部に回生することを特徴とする電力回
    生方法。
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