JP2003166588A - 制振ダンパー装置 - Google Patents

制振ダンパー装置

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JP2003166588A JP2001366782A JP2001366782A JP2003166588A JP 2003166588 A JP2003166588 A JP 2003166588A JP 2001366782 A JP2001366782 A JP 2001366782A JP 2001366782 A JP2001366782 A JP 2001366782A JP 2003166588 A JP2003166588 A JP 2003166588A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な積重ね構造として組立工数の低減と組
立作業効率及び組立精度の向上によりコストダウンと仕
上がり品質の一定化を図りながら、非常に高い座屈強度
を確保して所期の制振性能を長期間に亘り安定維持でき
るようにする。 【解決手段】 第1剛性部材1を構成する少なくとも二
段に積重ね固定したT形鋼1Aのフランジ辺面部1a
と、第2剛性部材2を構成するように同一平面内で左右
に分割配置された一対の不等辺山形鋼2A,2Aの長辺
面部2a,2aとの対向面間に、エネルギー吸収材とし
ての粘弾性体3を挟在させているとともに、左右一対の
不等辺山形鋼2A,2A同士は、ダンパー長手方向の両
端部でH形鋼5を介して互いに固定一体化している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は制振ダンパー装置に
関する。詳しくは、ビル等の建造物に風圧や地震等によ
る層間変位力が働いたとき、その変位(振動)エネルギ
ーを吸収させて建造物の揺れ動きや振動を減衰させるよ
うに、既存あるいは新築の建造物における構造用骨組内
にブレースや方杖等として組み込んで用いられる制振ダ
ンパー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の制振ダンパー装置は、一般的に
互いに間隔を隔てて平行に配置された複数の鋼板等の第
1剛性部材と、これら複数の第1剛性部材の隣接部材間
の中間位置にそれら第1剛性部材に対し平行に配置され
た少なくとも一つの鋼板等の第2剛性部材との対向面間
にそれぞれ粘弾性体等のエネルギー吸収材を層状に介在
させてなり、地震等によって構造用骨組に層間変位力が
働いて第1剛性部材と第2剛性部材が相対変位したと
き、その変位エネルギーを層状のエネルギー吸収材のせ
ん断変形で吸収させることにより、建造物の揺れ動きや
振動を減衰する制振性能を発揮するように構成されてい
る。
【0003】ところで、上記のごとくエネルギー吸収材
のせん断変形特性を利用して制振性能を発揮する制振ダ
ンパー装置においては、所期の制振性能を安定維持する
上で、エネルギー吸収材が本来有するエネルギー吸収性
能を低下させないようにすることが重要である。そうす
るためには、エネルギー吸収材に過度な圧縮や曲げ、ね
じれ等のせん断以外の変形力が加わらないようにするこ
と、つまり、ブレースや方杖等としての実使用状態で多
大な引張り力や圧縮力を負担する第1,第2剛性部材が
座屈変形したり、曲がり変形したりしないような十分な
座屈強度を持たせることが要求される。
【0004】このような高い座屈強度を持つ制振ダンパ
ー装置30として、従来、例えば図11に示すように、
互いに間隔を隔ててダンパー長手方向に沿って平行に対
向位置する左右両側板20,20及びこれら左右両側板
20,20間の中間位置に配置される中間板21を共に
偏平な鋼板(第1剛性部材)から構成するとともに、左
右両側板20,20のダンパー長手方向に対して直交す
る方向の両端部間に亘って溝形鋼22,22をボルト・
ナット等により固定連結する一方、左右両側板20,2
0と中間板21との間にこれら各板20,20,21に
対して平行に配置された摺動板23,23も偏平な鋼板
(第2剛性部材)から構成し、かつ、左右両側板20,
20及び中間板21と各摺動板23,23との間に形成
される隙間にそれぞれエネルギー吸収材の一例となる粘
弾性体24,24を介在して構成されたものが提案され
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の従来の制振
ダンパー装置は、溝形鋼22,22と左右両側板20,
20とにより中空直方体が形成されることから、高い座
屈強度を確保することが可能であり、実使用状態で多大
な引張り力や圧縮力を負担しても、第1及び第2剛性部
材である偏平鋼板20,21及び23が座屈変形した
り、曲がり変形したりすることがなくなり、そのため、
粘弾性体24,24本来のエネルギー吸収性能を低下さ
せることなく、所期の制振性能を長期間に亘り安定維持
することができるという利点を有する反面、溝形鋼と寸
法及び厚みが異なる三種の偏平鋼板との組み合わせであ
るから、構成部材の点数及び種類数が多く、それだけボ
ルト・ナット等の固定具の使用個数及び組立工数も多く
なり、加えて、各構成部材毎の寸法公差が相乗じて、組
立時における位置合わせ精度に狂いを生じやすく、その
結果、組立作業が煩雑になりコストアップを招くばかり
でなく、製品(ダンパー装置)の仕上がり品質にもばら
つきを発生しやすいという問題があった。
【0006】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、第1及び第2剛性部材の単純な積重ね構造で
組立工数の低減と組立作業効率及び組立精度の向上によ
りコストダウンと仕上がり品質の一定化を図りながら、
非常に高い座屈強度を確保して所期の制振性能を長期間
に亘り安定維持することができる制振ダンパー装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る制振ダンパー装置は、第1剛性部材と
この第1剛性部材に対して平行に配置された第2剛性部
材との対向面間にエネルギー吸収材を挟在させてなる制
振ダンパー装置であって、上記第1剛性部材が少なくと
も二段に積重ね固定したT形鋼から構成されているとと
もに、第2剛性部材がダンパー横幅方向で左右に分割さ
れて同一平面内に配置された左右一対の不等辺山形鋼か
ら構成され、第2剛性部材を構成する左右一対の不等辺
山形鋼の長辺面部と第1剛性部材を構成する積重ねT形
鋼のフランジ辺面部との対向面間にそれぞれエネルギー
吸収材が挟在され、かつ、第2剛性部材を構成する左右
一対の不等辺山形鋼同士はダンパー長手方向の端部で互
いに固定一体化されていることを特徴とするものであ
る。
【0008】上記構成の本発明によれば、T形鋼からな
る第1剛性部材と不等辺山形鋼からなる第2剛性部材と
いう二種類の形鋼のみを使用して、T形鋼のフランジ辺
面部と不等辺山形鋼の長辺面部とが互いに平行に配置さ
れるような単純な積重ね構造に組立てればよく、それに
伴いボルト・ナット等の固定具の使用種類、使用総数も
少なくなるために、組立作業が容易化されるとともに、
組立工数の低減も図れて、製品全体の製作コストの低減
が可能である。それでいながら、第1及び第2剛性部材
が共に機械的強度の大きい形鋼であることから、それら
の位置合わせ精度を高く保つことが可能であり、組立作
業効率及び組立精度の向上が図れるとともに、仕上がり
寸法及び品質にばらつきを発生せず、外観寸法及び品質
の一定化したダンパー装置を得ることが可能である。加
えて、第1及び第2剛性部材それぞれの単独座屈強度が
大きく、実使用状態で多大な引張り力や圧縮力を負担し
たとしても、各剛性部材が座屈変形したり、曲がり変形
したりすることがなく、ダンパー装置全体として非常に
高い座屈強度を発揮させて、エネルギー吸収材に過度の
圧縮や曲げ、ねじれ等のせん断以外の変形力を加えず、
このエネルギー吸収材が本来有するエネルギー吸収性能
を保持して所期の制振性能を長期間に亘り安定よく維持
することが可能である。
【0009】上記構成の制振ダンパー装置において、請
求項2に記載のように、第1剛性部材を構成するT形鋼
のフランジ辺面部と第2剛性部材を構成する左右一対の
不等辺山形鋼の長辺面部との対向面間に、エネルギー吸
収材の肉厚を保持する間隔維持部材を介在させる構成を
採用することによって、ダンパー装置の実使用状態での
無負荷時や実負荷動作時にエネルギー吸収材の厚み方向
に圧縮荷重が付加されたとしても、その荷重を間隔維持
部材で受け止めてエネルギー吸収材のせん断厚みをそれ
の層全域に亘って一定に保持することが可能であり、こ
れによって、エネルギー吸収材の応力緩和や永久歪みの
発生を防ぎ、エネルギー吸収性能を良好に保持して長期
間使用後においても所定の制振性能を最大限に発揮させ
ることができる。
【0010】また、上記構成の制振ダンパー装置におい
て、請求項3に記載のように、第1剛性部材を構成する
T形鋼のフランジ辺面部と第2剛性部材を構成する左右
一対の不等辺山形鋼の短辺面部との間に、第1剛性部材
と第2剛性部材とのダンパー横幅方向の相対変位を規制
する、もしくは、タンパー横幅方向の相対変位を一定範
囲内に制限する変位規制部材を介在させる構成を採用す
ることによって、実使用状態において本来の制振作用方
向(ダンパー長手方向)とは異なるダンパー横幅方向の
荷重が働いたとしても、その荷重によって第1剛性部材
と第2剛性部材とがダンパー横幅方向に一定範囲以上に
大きく相対変位し、その大きな相対変位に伴ってエネル
ギー吸収材に余分な歪みが発生したり、応力緩和したり
することを防止して、所定の制振性能を長期間に亘り安
定よく維持することができる。
【0011】また、上記請求項2における間隔維持部材
としては、請求項4に記載のように、焼付け防止処理さ
れた金属部材もしくは低摩擦部材を用いることが望まし
い。また、この間隔維持部材を、請求項5に記載のよう
に、エネルギー吸収材の周辺全域を囲む状態に配置する
ことによって、エネルギー吸収材として、流動性及び温
度依存性の高い粘弾性体や熱可塑性エラストマーを用い
る場合でも、そのエネルギー吸収材の流出や温度変化に
伴う性能劣化を間隔維持部材で防いで、エネルギー吸収
材の性能を安定維持することができる。
【0012】さらに、上記間隔維持部材として、請求項
6に記載のように、第1剛性部材と第2剛性部材とのダ
ンパー横幅方向の相対変位を規制する変位規制部材を兼
用する状態に介在させることによって、一種の部材のみ
を用いて構造の簡単化を図りながら、エネルギー吸収材
厚み方向の圧縮荷重及びダンパー横幅方向の荷重のいず
れが付加されても、エネルギー吸収材の応力緩和や永久
歪みの発生を防いで所定の制振性能を長期間に亘り一層
安定よく維持することができる。
【0013】なお、本発明に係る制振ダンパー装置にお
けるエネルギー吸収材としては、ウレタンアスファルト
系もしくはゴム系粘弾性体が最も好ましいが、これ以外
に、天然あるいは合成ゴム等の弾性体や熱可塑性エラス
トマー、高減衰ゴムを用いてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明に係るブレースタ
イプの制振ダンパー装置の第1実施例を示す全体側面
図、図2及び図3は図1のX−X線及びY−Y線に沿っ
た拡大縦断面図であり、この制振ダンパー装置10は、
三つのT形鋼1A…をそれらのウェブ辺面部1b…が同
軸状に位置するように三段に積重ね、かつ、その同軸状
のウェブ辺面部1b…をボルト・ナット4により締付け
固定してなる第1剛性部材1と、ダンパー横幅方向(図
2の矢印Z方向)で左右に分割されて同一平面内に配置
された左右一対の不等辺山形鋼2A,2Aの二組をそれ
らの長辺面部2a,2aがダンパー厚み方向(図2の矢
印T方向)で隣接するT形鋼1A,1A…のフランジ辺
面部1a,1a…間の中間で各フランジ辺面部1a,1
a…に平行に位置する状態でダンパー厚み方向に二段に
配置してなる第2剛性部材2と、この第2剛性部材2を
構成する二組の左右一対の不等辺山形鋼2A,2Aの長
辺面部2a,2aとこれに平行に位置するT形鋼1A…
のフランジ辺面部1a…の各対向面間に層状に挟在され
た粘弾性体(エネルギー吸収材の一例)3…とから構成
されている。
【0015】上記第2剛性部材2を構成する二組の左右
一対の不等辺山形鋼2A,2A同士は、ダンパー長手方
向(図1の矢印S方向)の一端部において、図3に明示
するように、それらの短辺面部2b,2bをH形鋼5の
両端フランジ部5a,5aにボルト・ナット6,6を介
して締付け固定することにより互いに固定一体化されて
おり、これら固定一体化された左右一対の不等辺山形鋼
2A,2Aの長辺面部2a,2aで制振作用領域Lより
もダンパー長手方向外方へ突出する部分及びH形鋼5の
ウェブ部5bのそれぞれに、建造物における構造用骨組
の四隅部に固着されたガゼットプレートの一つにボルト
接合可能なボルト孔7…を形成することで、上記固定一
体化部分を制振ダンパー装置10の長手方向一端の接合
部8Aに構成する一方、ダンパー長手方向の他端部側に
は、二組の左右一対の不等辺山形鋼2A,2Aを第1剛
性部材1を構成するT形鋼1A,1A…よりもダンパー
長手方向外方へ突出させ、その突出部分にボルト孔7…
を形成することで、制振ダンパー装置10の長手方向他
端の接合部8Bを構成している。
【0016】上記のように構成された制振ダンパー装置
10は、図4に示すように、ダンパー長手方向両端の接
合部8A,8Bを、建造物における鉄骨柱11と鉄骨梁
12とからなる構造用骨組13の対角線方向に位置する
ガゼットプレート14,14にそれぞれボルト接合する
ことで、構造用骨組13の耐震補強用のブレースあるい
は耐震補強用の方杖として用いられる。そして、このよ
うな使用態様で、建造物に風圧や地震等による層間変位
力が働いて構造用骨組13の鉄骨柱11と鉄骨梁12間
に相対変位を生じたとき、制振ダンパー装置10の第1
剛性部材1を構成するT形鋼1A…と第2剛性部材2を
構成する左右一対の不等辺山形鋼2A,2Aとがダンパ
ー長手方向Sに相対的に摺動変位して、その変位エネル
ギーが粘弾性体3…のせん断変形によって吸収されるこ
とになり、建造物の揺れ動きや振動を減衰するといった
制振性能を発揮することになる。
【0017】このような制振ダンパー装置10は、第1
剛性部材1を構成するT形鋼1A…のフランジ辺面部1
a…と第2剛性部材2を構成する左右一対の不等辺山形
鋼2A,2Aの長辺面部2a,2aとが互いに平行に配
置されるように単に積重ね状態に組立るだけでよく、ま
た、各部材1,2の全てが機械的強度の大きい形鋼であ
るから、それらの位置合わせ精度も高く保ちながらの組
立作業が容易となり、かつ、組立工数も少なくてよいた
めに、製作コストの低減が図れる。それでいながら、組
立後は、各剛性部材1,2それぞれの単独座屈強度が大
きく、実使用状態で多大な引張り力や圧縮力を負担した
としても、各剛性部材1,2が座屈変形したり、曲がり
変形したりすることがなく、ダンパー装置10全体とし
て非常に高い座屈強度を発揮して、粘弾性体3…に過度
の圧縮や曲げ、ねじれ等のせん断以外の変形力を加える
ことがないので、粘弾性体3…が本来有するエネルギー
吸収性能の低下がなく、所期の制振性能を長期間に亘り
安定よく維持することが可能である。
【0018】なお、上記第1実施例では、第2剛性部材
2を構成する二組の左右一対の不等辺山形鋼2A,2A
の長辺面部2a,2aとこれに平行に位置する第1剛性
部材1を構成するT形鋼1A…のフランジ辺面部1a…
の各対向面間に粘弾性体3…を層状に挟在させただけで
あるが、図5に示す第2実施例のように、左右一対の不
等辺山形鋼2A,2Aの長辺面部2a,2aの端縁部と
T形鋼1A…のウェブ辺面部1b…との間の隙間も塞ぐ
状態で粘弾性体3…を略コ字形状に介在させることによ
って、エネルギー吸収性能をより高めることが可能であ
る。
【0019】図6は本発明に係るブレースタイプの制振
ダンパー装置の第3実施例を示す要部の拡大縦断面図で
ある。この第3実施例の制振ダンパー装置10では、第
1剛性部材1を構成するT形鋼1A…のフランジ辺面部
1a…と第2剛性部材2を構成する左右一対の不等辺山
形鋼2A,2Aの長辺面部2a,2aとの対向面間に、
粘弾性体3…の肉厚を一定に保持するように、例えば焼
付け防止処理が施された鋼製部材あるいはMCナイロン
等の低摩擦部材からなる間隔維持部材9…を介在したも
のである。その他の構成は第1実施例と同一であるた
め、該当部分に同一の符号を付して、それらの説明を省
略する。
【0020】図7は本発明に係るブレースタイプの制振
ダンパー装置の第4実施例を示す要部の拡大縦断面図で
ある。この第4実施例の制振ダンパー装置10では、第
1剛性部材1を構成するT形鋼1A…のフランジ辺面部
1a…と第2剛性部材2を構成する左右一対の不等辺山
形鋼2A,2Aの長辺面部2a,2aとの対向面間に層
状に挟在させた粘弾性体3…内に、この粘弾性体3…の
層厚を保持するように間隔維持部材用の鋼球11…を埋
め込み保持させたものである。その他の構成は第1実施
例と同一であるため、該当部分に同一の符号を付して、
それらの説明を省略する。
【0021】上記のように構成された第3実施例及び第
4実施例の制振ダンパー装置10においては、第1実施
例の場合と同等な制振性能が発揮されるだけでなく、制
振作用時において、相対的に摺動変位する第1剛性部材
1のT形鋼1A…と第2剛性部材2の不等辺山形鋼2
A,2Aとの間に間隔維持部材9…あるいは鋼球11…
による摩擦抵抗力が発生し、この摩擦抵抗による減衰作
用の働きが加わることにより変位エネルギーの吸収能が
一層高められて制振性能が著しく向上されることにな
る。また、間隔維持部材9…あるいは鋼球11…の存在
により、制振ダンパー装置10の無負荷時や実負荷動作
時に粘弾性体3…に厚み方向の圧縮荷重が付加されるこ
とがあったとしても、その荷重を間隔維持部材9…ある
いは鋼球11…で受け止めて粘弾性体3…の層厚を層全
域に亘って一定に保持することが可能であり、これによ
って、粘弾性体3…の応力緩和(流れ出し)や永久歪み
の発生等を防ぎ、粘弾性体3…のエネルギー吸収性能を
良好に保持して長期間使用後においても所定の制振性能
を最大限に発揮させることができる。
【0022】図8は本発明に係るブレースタイプの制振
ダンパー装置の第5実施例を示す要部の拡大縦断面図で
ある。この第5実施例の制振ダンパー装置10では、第
2剛性部材2を構成する左右一対の不等辺山形鋼2A,
2Aの短辺面部2b,2bに固定した変位規制部材12
の他端面を第1剛性部材1を構成するT形鋼1A…のフ
ランジ辺面部1a…のダンパー横幅方向の両端面に当接
させることにより、第1剛性部材1と第2剛性部材1,
2とのダンパー横幅方向Zでの相対変位を規制するよう
に構成したものである。その他の構成は第1実施例と同
一であるため、該当部分に同一の符号を付して、それら
の説明を省略する。
【0023】この第5実施例の制振ダンパー装置10に
おいては、第1実施例の場合と同等な制振性能が発揮さ
れるのはもとより、実使用状態において本来の制振作用
方向(ダンパー長手方向S)とは異なるダンパー横幅方
向Zの荷重が働いたとしても、その荷重によって第1剛
性部材1と第2剛性部材2とがダンパー横幅方向Zに相
対変位し、その相対変位に伴って粘弾性体3…に余分な
歪みが発生することを防止して、所定の制振性能を長期
間に亘り安定よく維持することができる。
【0024】図9は本発明に係るブレースタイプの制振
ダンパー装置の第6実施例を示す要部の拡大縦断面図で
ある。この第6実施例の制振ダンパー装置10では、第
1剛性部材1を構成するT形鋼1A…のフランジ辺面部
1a…のダンパー横幅方向両端部にそれぞれダンパー横
幅方向の外方へ突出するボルト(変位規制部材の一例と
なる)12A,12A…を螺合固定するとともに、これ
らボルト12A,12A…の軸部が貫通しダンパー長手
方向(せん断変位方向)Sに沿って長い孔2c,2cを
第2剛性部材2を構成する左右一対の不等辺山形鋼2
A,2Aの短辺面部2b,2bに形成し、これら不等辺
山形鋼2A,2Aの短辺面部2b,2bの両面とT形鋼
1A…のフランジ辺面部1a…のダンパー横幅方向両端
面との間及びボルト12A,12A…の頭部との間にそ
れぞれ小さなクリアランスl,lを設けることにより、
第2剛性部材2を構成する左右一対の不等辺山形鋼2
A,2Aと第1剛性部材1を構成するT形鋼1A…との
ダンパー横幅方向Zでの相対変位を上記クリアランス
l,lで決定される一定範囲内に制限するように構成し
たものである。
【0025】この第6実施例の制振ダンパー装置10に
おいても、第1実施例の場合と同等な制振性能が発揮さ
れるのはもとより、実使用状態において本来の制振作用
方向(ダンパー長手方向S)とは異なるダンパー横幅方
向Zの荷重が働いたとしても、その荷重によって第1剛
性部材1と第2剛性部材2とがダンパー横幅方向Zに一
定範囲以上に大きく相対変位することを規制することが
可能であり、したがって、第1剛性部材1と第2剛性部
材2とがダンパー横幅方向Zに大きく相対変位すること
に起因して粘弾性体3…に余分な歪みが発生したり、応
力緩和したりすることを防止して、所定の制振性能を長
期間に亘り安定よく維持することができる。
【0026】図10は本発明に係るブレースタイプの制
振ダンパー装置の第7実施例を示す要部の拡大縦断面図
である。この第7実施例の制振ダンパー装置10では、
第1剛性部材1を構成するT形鋼1A…のフランジ辺面
部1a…のダンパー横幅方向両端縁部と第2剛性部材2
を構成する左右一対の不等辺山形鋼2A,2Aの短辺面
部2b,2b及び長辺面部2a,2aとの各間並びにT
形鋼1A…のウェブ辺面部1b…と左右一対の不等辺山
形鋼2A,2Aの長辺面部2a,2aのダンパー横幅方
向両端縁部との間に、粘弾性体3…の肉厚を一定に保持
する二種の間隔維持部材13…、14…を、第1及び第
2剛性部材1,2のダンパー横幅方向Zでの相対変位を
規制する変位規制部材を兼用するように介在させたもの
である。その構成は第1実施例と同一であるため、該当
部分に同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
【0027】このような第7実施例の制振ダンパー装置
10においても、第1実施例の場合と同等な制振性能が
発揮されるのはもとより、実使用状態で粘弾性体3…の
厚み方向の圧縮荷重及びダンパー横幅方向Zの荷重のい
ずれが付加されても、それら荷重を変位規制部材兼用の
間隔維持部材13…,14…が受け止めることで、粘弾
性体3…の応力緩和や永久歪みの発生を防いで所定の制
振性能を長期間に亘り一層安定よく維持することができ
る。
【0028】なお、上記各実施例では、第1剛性部材1
を構成するT形鋼1Aを三段に積重ね固定したもので説
明したが、T形鋼1Aを二段に積重ね固定し、その間に
第2剛性部材2となる一組の左右一対の不等辺山形鋼2
A,2Aを配置しただけのものでも、第1剛性部材1用
のT形鋼1Aを四段以上に積重ね固定するとともに、三
組以上の第2剛性部材2用の左右一対の不等辺山形鋼2
A,2Aを配置して組立てたものであってもよい。
【0029】また、上記各実施例では、ブレースタイプ
の制振タンパー装置への適用例について説明したが、制
振壁タイプや間柱タイプなどあらゆる制振ダンパー装置
に適用することも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば、ダンパ
ー装置の実使用状態で多大な引張り力や圧縮力を負担す
ることになる第1剛性部材及び第2剛性部材として、単
独の座屈強度が大きく二段以上に積重ね固定したT形鋼
及び少なくとも一段で左右一対に分割された不等辺山形
鋼という二種類の形鋼のみを組合せ使用し、それらを単
に積重ね構造に組立てればよく、組立作業の容易化及び
組立工数の低減が図れて製品全体の製作コストを著しく
低減することができる。しかも、第1及び第2剛性部材
が共に機械的強度の大きい形鋼であることから、それら
の位置合わせ精度を高く保ちやすく、組立作業効率及び
組立精度を向上することができて仕上がり寸法及び品質
にばらつきがなく、品質の安定したダンパー装置を得る
ことができる。加えて、装置全体が非常に高い座屈強度
を有することから、エネルギー吸収材に過度の圧縮や曲
げ、ねじれ等のせん断以外の変形力を加えることがな
く、エネルギー吸収材が本来有するエネルギー吸収性能
を保持して所期の制振性能を長期間に亘り安定よく維持
することができるという効果を奏する。
【0031】特に、請求項2及び4のように、第1及び
第2剛性部材用のT形鋼と不等辺山形鋼の対向面間に、
焼付け防止処理された金属部材もしくは低摩擦部材とい
ったエネルギー吸収材の肉厚を保持する間隔維持部材を
介在させる構成を採用することにより、ダンパー装置の
実使用状態での無負荷時や実負荷動作時にエネルギー吸
収材の厚み方向に圧縮荷重が付加されたとしても、その
荷重を間隔維持部材で受け止めてエネルギー吸収材のせ
ん断厚みをそれの層全域に亘って一定に保持することが
でき、エネルギー吸収材の応力緩和や永久歪みの発生を
防いでエネルギー吸収性能を良好に保持して長期間使用
後においても所定の制振性能を最大限に発揮させること
ができる。
【0032】また、請求項3のように、第1剛性部材と
第2剛性部材とのダンパー横幅方向の相対変位を規制も
しくは一定範囲内に制限する変位規制部材を介在させる
構成を採用することにより、実使用状態において本来の
制振作用方向(ダンパー長手方向)とは異なるダンパー
横幅方向の荷重が働いたとしても、その荷重によって第
1剛性部材と第2剛性部材とがダンパー横幅方向に一定
範囲以上に大きく相対変位し、その大きな相対変位に伴
ってエネルギー吸収材に余分な歪み等が発生することを
防止して、所定の制振性能を長期間に亘り安定よく維持
することができる。
【0033】また、請求項5のように、間隔維持部材
を、エネルギー吸収材の周辺全域を囲む状態に配置する
構成とすることによって、エネルギー吸収材として、流
動性及び温度依存性の高い粘弾性体や熱可塑性エラスト
マーを用いる場合でも、そのエネルギー吸収材の流出や
温度変化に伴う性能劣化を間隔維持部材で防いで、エネ
ルギー吸収材の性能を安定維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレースタイプの制振ダンパー装
置の第1実施例を示す全体側面図である。
【図2】図1のX−X線に沿った拡大縦断面図である。
【図3】図1のY−Y線に沿った拡大縦断面図である。
【図4】本発明に係るブレースタイプの制振ダンパー装
置の使用状態を示す側面図である。
【図5】本発明に係るブレースタイプの制振ダンパー装
置の第2実施例を示す要部の拡大縦断面図である。
【図6】本発明に係るブレースタイプの制振ダンパー装
置の第3実施例を示す要部の拡大縦断面図である。
【図7】本発明に係るブレースタイプの制振ダンパー装
置の第4実施例を示す要部の拡大縦断面図である。
【図8】本発明に係るブレースタイプの制振ダンパー装
置の第5実施例を示す要部の拡大縦断面図である。
【図9】本発明に係るブレースタイプの制振ダンパー装
置の第6実施例を示す要部の拡大縦断面図である。
【図10】本発明に係るブレースタイプの制振ダンパー
装置の第6実施例を示す要部の拡大縦断面図である。
【図11】従来の制振ダンパー装置の縦断正面図であ
る。
【符号の説明】 1 第1剛性部材 1A T形鋼 1a フランジ辺面部 2 第2剛性部材 2A 不等辺山形鋼 2a 長辺面部 2b 短辺面部 3 粘弾性体(エネルギー吸収材の一例) 9 間隔維持部材 10 制振ダンパー装置 11 鋼球 12,12A 変位規制部材 13,14 変位規制部材兼用の間隔維持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16F 15/04 F16F 15/04 L 15/08 15/08 E Fターム(参考) 2E001 DC01 DG01 FA01 FA02 FA03 FA71 FA73 GA01 GA10 GA56 GA60 GA72 HB02 HD11 HF16 KA03 LA01 LA11 3J048 AA01 AB01 BA02 BD01 DA03 DA04 EA38

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1剛性部材とこの第1剛性部材に対し
    て平行に配置された第2剛性部材との対向面間にエネル
    ギー吸収材を挟在させてなる制振ダンパー装置であっ
    て、 上記第1剛性部材が少なくとも二段に積重ね固定したT
    形鋼から構成されているとともに、第2剛性部材がダン
    パー横幅方向で左右に分割されて同一平面内に配置され
    た左右一対の不等辺山形鋼から構成され、 第2剛性部材を構成する左右一対の不等辺山形鋼の長辺
    面部と第1剛性部材を構成する積重ねT形鋼のフランジ
    辺面部との対向面間にそれぞれエネルギー吸収材が挟在
    され、 かつ、第2剛性部材を構成する左右一対の不等辺山形鋼
    同士はダンパー長手方向の端部で互いに固定一体化され
    ていることを特徴とする制振ダンパー装置。
  2. 【請求項2】 上記第1剛性部材を構成するT形鋼のフ
    ランジ辺面部と第2剛性部材を構成する左右一対の不等
    辺山形鋼の長辺面部との対向面間には、エネルギー吸収
    材の肉厚を保持する間隔維持部材が介在されている請求
    項1に記載の制振ダンパー装置。
  3. 【請求項3】 上記第1剛性部材を構成するT形鋼のフ
    ランジ辺面部と第2剛性部材を構成する左右一対の不等
    辺山形鋼の短辺面部との間には、第1剛性部材と第2剛
    性部材とのダンパー横幅方向での相対変位を規制する、
    もしくは、ダンパー横幅方向での相対変位を一定範囲内
    に制限する変位規制部材が介在されている請求項1また
    は2に記載の制振ダンパー装置。
  4. 【請求項4】 上記間隔維持部材が、焼付け防止処理さ
    れた金属部材もしくは低摩擦部材である請求項2に記載
    の制振ダンパー装置。
  5. 【請求項5】 上記間隔維持部材が、エネルギー吸収材
    の周辺全域を取り囲む状態に配置されている請求項2ま
    たは4に記載の制振ダンパー装置。
  6. 【請求項6】 上記間隔維持部材が、第1剛性部材と第
    2剛性部材とのダンパー横幅方向での相対変位を規制す
    る変位規制部材を兼用する状態に介在されている請求項
    2または4に記載の制振ダンパー装置。
  7. 【請求項7】 上記エネルギー吸収材が、ウレタンアス
    ファルト系もしくはゴム系粘弾性体、弾性体、高減衰ゴ
    ム、熱可塑性エラストマーの中から選択された一つであ
    る請求項1ないし6のいずれかに記載の制振ダンパー装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102174837A (zh) * 2008-09-03 2011-09-07 蔡崇兴 消能斜撑装置
CN105040817A (zh) * 2015-07-30 2015-11-11 北京建筑大学 可恢复功能的预应力装配式中间柱钢框架
CN105386530A (zh) * 2015-11-26 2016-03-09 沈阳建筑大学 十字形四角钢式屈曲约束支撑
CN110748024A (zh) * 2019-10-22 2020-02-04 武汉理工大学 一种剪切型金属阻尼器
CN110748024B (zh) * 2019-10-22 2024-06-04 武汉理工大学 一种剪切型金属阻尼器

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