JP2003166318A - 屋根構造 - Google Patents

屋根構造

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JP2003166318A
JP2003166318A JP2001366355A JP2001366355A JP2003166318A JP 2003166318 A JP2003166318 A JP 2003166318A JP 2001366355 A JP2001366355 A JP 2001366355A JP 2001366355 A JP2001366355 A JP 2001366355A JP 2003166318 A JP2003166318 A JP 2003166318A
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roof
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JP2001366355A
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Takashi Ishikawa
堯 石川
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IG Technical Research Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、屋根に積もった雪を降ろすことな
く排除する、無落雪式の屋根構造に係るものである。 【構成】 幅方向の側端縁を上方に突出し嵌合構造の雪
止部Pを形成し、雪止部P間に凹状部11を設けた長尺
状の屋根材Aの雪止部Pを、ほぼ水平になるようにして
嵌合固定することにより複数枚の屋根材Aを下地αに固
定し、雪止部P部分の少なくとも一カ所には、上面が水
平〜軒方向に傾斜した融雪部材Hが形成されている屋根
構造である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、屋根に積もった雪
を降ろすことなく排除する、無落雪式の屋根構造に係る
ものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種無落雪式の屋根は、屋根
の中央に横樋と縦樋を持つM型屋根、屋根面を水平
(排水のため1/100程度の勾配を形成)に形成した
屋根、雪止用の立ち上げ部を形成した横葺きの無落雪
式屋根、等である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、、
は屋根面での融雪が多いと、軒先に巻垂れが生じる、鉄
板との接触面は氷盤になっていたりする、先端につらら
ができる、等があり、暖気の時にこれらが落ちる危険性
があった。また、〜では屋根に積もった雪の重量に
よって、建具が開かなくなる等の不都合がないように、
建物の設計時に積雪量に応じて梁の大きさを決定する必
要であった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を解決するために、幅方向の側端縁を上方に突出し嵌合
構造の雪止部を形成し、雪止部間に凹状部を設けた長尺
状の屋根材の雪止部を、ほぼ水平になるようにして嵌合
固定することにより複数枚の屋根材を下地に固定し、雪
止部部分の少なくとも一カ所には、上面が水平〜軒方向
に傾斜した融雪部材が形成されている屋根構造を提供す
るものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下に図面を用いて本発明に係る
屋根構造について詳細に説明する。図1(a)、
(b)、図2(a)〜(c)、図3、および図4(a)
〜(c)は屋根材Aと、屋根材Aの施工状態の一例を示
す説明図である。また、Hは融雪部材、Sは雪、αは下
地、βは固定具である。 【0006】下地αは、新築の際は垂木上に野地板を敷
設し、野地板上に防水シート(一点鎖線で示す)を配設
した一般的な構造の下地αである。また、下地αとして
H形鋼、I形鋼、ミゾ形鋼、軽量ミゾ形鋼、リップ溝形
鋼、等辺山形鋼、不等辺山形鋼、角形鋼(角パイプ)、
円形鋼(円形パイプ)、等を使用した鉄骨下地でもよい
ものである。勿論、既存の屋根をそのまま改修する屋根
の際には、これら下地α上に横葺き屋根、新生瓦や瓦棒
等の既存屋根(図示せず)が形成された既存屋根構造が
下地αとなるものである。 【0007】金属製屋根材Gは、例えば金属板(カラー
鋼板、銅板、アルミニウム板、チタン板、ステンレス
板、サンドイッチ鋼板、クラッド鋼板等)等をロール成
形、プレス成形、押出成形、等によって形成したもので
ある。勿論、屋根材Aの表面材として、金属製屋根材G
の代わりに窯業系素材、もしくは合成樹脂材(プラスチ
ック)、等で形成してもよいものである。 【0008】さらに説明すると、金属製屋根材Gは長尺
板状であり、図2(a)に示すように水平面状の化粧面
1と、化粧面1の幅方向の両側端縁に形成した雄型連結
部2と、雌型連結部3よりなるものである。 【0009】雄型連結部2は、化粧面1の一端縁を上方
に突出した立ち上がり面4と、立ち上がり面4の先端を
外側方に突出した支持面5と、支持面5のい先端を下方
に垂下した係止面6と、立ち上がり面4と支持面5と係
止面6とから形成した嵌合溝7とから形成したものであ
る。 【0010】雌型連結部3は、化粧面1の他端縁を上方
に突出した立ち上がり片8と立ち上がり片8の先端を外
側方に突出した係合片9と、化粧面1の先端をさらに外
側方に突出した固定片10とから形成したものである。 【0011】立ち上がり面4と立ち上がり片8は、図1
(c)に示すように雄型連結部2雌型連結部3を連結し
てはぜ折りすることにより、雪止部Pを形成し、屋根を
無落雪式屋根構造に形成するものである。 【0012】屋根材A同士の連結は図4(a)〜(c)
に示すものであり、図4(a)に示すように固定片10
が固定具により固定された下段の屋根材Aの雌型連結部
3の立ち上がり面4に、上段の屋根材Aの雄型連結部2
の嵌合溝7を挿入し、図4(b)に点線矢印で示すよう
にはぜ折りし、図4(c)に示すように連結固定される
ものである。また、屋根材Aは水切り用(水勾配)に1
/50〜1/100程度の傾斜を有して施工されるもの
である。 【0013】立ち上がり面4の高さが、雪の落雪を防止
する凹状部11を形成するために、立ち上がり面4の高
さが雪止能力を決定する部分である。 【0014】勿論、その地域の降雪量を考慮して立ち上
がる面4の高さは決定されるものである。 【0015】融雪部材Hの一実施例としては、凹状部1
1内に形成するものであり、例えば三角形状の金属製パ
ネルH1内に融雪ヒータH2を内蔵したものであり、図
示しないがユニット化された融雪部材Hを複数個のコネ
クターにより接続し、融雪ヒータH2に通電して融雪ヒ
ータH2を発熱させ、この熱により屋根に積もった雪S
を溶かし、排水するものである。勿論、スイッチのオン
・オフは家屋内に形成した制御盤により制御でき、手
動、あるいは降雪センサー、積雪量感知センサー、等の
センサーを利用してオン・オフし、作動させるものであ
る。なお、取付方法は任意であるが、例えば接着剤によ
る接着、溶接、ボルトによる固定、等である。 【0016】また、融雪部材Hを図のように雪止部Pの
上に形成し、融雪部材Hの上面を水平〜軒方向に傾斜
(図では水平)して形成することにより、雪止部Pで止
められない雪、雨水が下段方向へ流下し、雪が溶けなが
ら下段方向へ流下するものである。勿論、大部分の雪、
雨水等は、屋根材に形成した1/50〜1/100位の
勾配によりケラバ方向からそのまま地面へ、あるいはケ
ラバに形成した樋を介して地面へ流下するものである。 【0017】勿論、一段の雪止部Pには一定間隔を有し
て融雪部材Hを形成することもできるものである。 【0018】以上説明したのは本発明に係る屋根構造の
一実施例であり、図5(a)〜(d)〜図16に示すよ
うに形成することもできる。 【0019】すなわち、図5(a)〜(d)〜図7
(a)〜(d)は本発明に係る屋根構造のその他の実施
例を示すものであり、図5(a)は最下段に1段融雪部
材Hを形成した屋根構造、図5(b)、(c)は融雪部
材Hを1段おき、2段おき・・・n段おきに形成した屋
根構造、図5(d)2段を1段おきに形成した屋根構造
である。 【0020】図6(a)〜(c)最下段から2段、3
段、4段、・・・n段形成した屋根構造である。 【0021】図7(a)〜(d)は最下段には融雪部材
Hを形成しない屋根構造を示すものである。また、図示
しないが任意に形成したりすることができるものであ
る。さらに、図8(a)、(b)は融雪部材Hを各々変
形したものであり、図8(a)は耐候性・防水性・耐熱
性等のある被覆材H3で融雪ヒータH2をカバーした融
雪部材Hを形成した屋根構造、図8(b)は融雪部材H
を大きく形成した屋根構造である。 【0022】図9(a)〜(d)〜図14(a)〜
(d)は屋根材Aの金属製屋根材Gのその他の実施例を
示す断面図であり、特に図10(a)〜(d)は防水材
Bを形成し防水性を向上した屋根材Aである。防水材A
としては、合成樹脂製のパッキング材、シーリング材、
接着テープ、等である。 【0023】図11(a)〜(d)は固定部材Cを形成
し、屋根材Aに直接固定用の孔を形成しないようにし、
防水性を向上した屋根材Aである。固定部材Bとして
は、ステンレス等の金属製板材をロール成型、プレス成
形により形成した長尺材あるいは端尺材(吊り子)であ
る。また、この場合には固定部材Bに強度を持たせ、雪
止P部分の強度を向上することもできるものである。 【0024】図12(a)〜(d)は補強部材Dを形成
し、雪止P部分の強度を向上した屋根材Aである。補強
部材Dとしては、金属製板材をロール成型等により形成
した長尺材あるいは端尺材である。 【0025】図13(a)〜(d)は屋根材Aの裏面に
面状融雪部材Eを形成し、屋根材Aの全面で融雪が可能
にした屋根材Aである。勿論、部分的に形成することも
できるものである。 【0026】図14(a)〜(d)は屋根材Aの連結構
造のその他の実施例を示すものであり、(b)図は
(a)図の連結構造、(d)図は(c)図の連結構造を
示すものである。 【0027】図15は、軒先とケラバ部分に融雪部材H
を形成した屋根構造を示すものである。勿論この場合に
は、融雪部材Hを形成したケラバ部分に傾斜して屋根材
Aが施工されているものである。 【0028】図16は、屋根を2分割に形成した屋根構
造を示すものである。 【0029】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る屋根
構造によれば、落雪の危険性が無い。雪降ろしの危
険性を排除できる。雪降ろしの重労働を排除できる。
既存の屋根材の上に施工できる。施工時に雪止部が
足場となるために施工性がよい。また、全面に融雪部材
を形成する構造でないために、施工コスト・設備コス
ト・ランニングコストの低減、施工性のアップ、メン
テナンスの向上、等が図られる。融雪部材は後付け可
能なので、必要箇所に取り付けが可能で、施工性が向上
する。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る屋根構造の代表的一例を示す説明
図である。 【図2】本発明に係る屋根構造の施工状態を示す説明図
である。 【図3】本発明に係る屋根構造の施工状態を示す斜視図
である。 【図4】本発明に係る屋根構造の施工状態を示す説明図
である。 【図5】本発明に係る屋根構造のその他の実施例を示す
説明図である。 【図6】本発明に係る屋根構造のその他の実施例を示す
説明図である。 【図7】本発明に係る屋根構造に使用する屋根材のその
他の実施例を示す説明図である。 【図8】本発明に係る屋根構造に使用する屋根材のその
他の実施例を示す説明図である。 【図9】本発明に係る屋根構造に使用する屋根材のその
他の実施例を示す説明図である。 【図10】本発明に係る屋根構造に使用する屋根材のそ
の他の実施例を示す説明図である。 【図11】本発明に係る屋根構造に使用する屋根材のそ
の他の実施例を示す説明図である。 【図12】本発明に係る屋根構造に使用する屋根材のそ
の他の実施例を示す説明図である。 【図13】本発明に係る屋根構造に使用する屋根材のそ
の他の実施例を示す説明図である。 【図14】本発明に係る屋根構造に使用する屋根材のそ
の他の実施例を示す説明図である。 【図15】本発明に係る屋根構造のその他の実施例を示
す説明図である。 【図16】本発明に係る屋根構造のその他の実施例を示
す説明図である。 【符号の説明】 α 下地 β 固定具 A 屋根材 B 防水材 C 固定部材 D 補強部材 E 面状融雪部材 G 金属製屋根材 H 融雪部材 H1 金属製パネル H2 融雪ヒータ H3 被覆材 P 雪止部 S 雪 1 化粧面 2 雄型連結部 3 雌型連結部 4 立ち上がり面 5 支持面 6 係止面 7 嵌合溝 8 立ち上がり片 9 係合片 10 固定片 11 凹状部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 幅方向の側端縁を上方に突出し嵌合構造
    の雪止部を形成し、雪止部間に凹状部を設けた長尺状の
    屋根材の雪止部を、ほぼ水平になるようにして嵌合固定
    することにより複数枚の屋根材を下地に固定し、雪止部
    部分の少なくとも一カ所には、上面が水平〜軒方向に傾
    斜した融雪部材が形成されていることを特徴とする屋根
    構造。
JP2001366355A 2001-11-30 2001-11-30 屋根構造 Pending JP2003166318A (ja)

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