JP2003166261A - 削土運搬用装軌車両の動力伝達装置 - Google Patents

削土運搬用装軌車両の動力伝達装置

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JP2003166261A
JP2003166261A JP2001366810A JP2001366810A JP2003166261A JP 2003166261 A JP2003166261 A JP 2003166261A JP 2001366810 A JP2001366810 A JP 2001366810A JP 2001366810 A JP2001366810 A JP 2001366810A JP 2003166261 A JP2003166261 A JP 2003166261A
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bowl
power transmission
drive sprocket
traveling
transmission device
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Morio Nakamura
森雄 中村
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Furuteiga Baumaschinen & Corp
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Furuteiga Baumaschinen & Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操向装置から先の減速歯車を軽量で効率のよい
ものとし、最低地上高を大きくした削土運搬装軌車両の
動力伝達装置を提供する。 【解決手段】左右の走行クローラ20の中央部に自力で
土を削り取って収納するボウル11を備えた装軌車両が
知られている。本発明は、走行クローラ20をその上下
方向の回動中心が駆動スプロケット21の軸心と一致さ
せて上部体10に軸受16を介して取り付けている。そ
して、駆動スプロケット21に操向装置4からの走行用
動力を減速して伝達する遊星歯車機構30を設けた。ま
た、操向装置4から走行用の動力を遊星歯車機構30に
推進軸14で連結したり、駆動スプロケット21を走行
クローラ20の前端の遊動輪22より地上高を高くして
取り付ければ、最低地上高をさらに大きくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右の走行クロー
ラの中央部に自力で土を削り取って収納するボウルを備
えた装軌車両の動力伝達装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】左右の走行クローラの中央部に自力で土
を掘削して収納するボウルを備え、道路、宅地、ゴルフ
場造成、農地改良などの施工に使用される削土運搬装軌
車両が知られている。
【0003】この車両は図5に示すように、遊動輪55
と駆動スプロケット54に履帯を巻回した走行クローラ
50を左右に備え、その間に土砂を削り取って収納する
ボウル51を備え、前部には整地用のブレード52を備
えている。そして、ボウル51を下降させ車両を前進さ
せることにより、ボウル51の底部に備えたボウルカッ
タで土を削り取ってボウル51に収納し、土が一杯にな
ったら、ボウル51を上昇させて走行速度を上げて排土
場所へ走行する。
【0004】排土はボウル51の後部壁であるエジェク
タ(図示してない)を前方へ押し出すことによってい
る。また、整地はブレード52によって行い、削土位置
へ戻るときは後進で走行する。このため、作業者は運転
室53に進行方向に対して横向きに座るようにしてい
る。
【0005】この車両はブルドーザとスクレーパの両方
の機能を有しており、Uターンすることなく前後進走行
で作業を行うので、土のこね返しがなく、特に、軟弱な
地盤での運土に好適である。走行用の動力系統は図6に
示すように、運転室53の後部に横置きに搭載したエン
ジン1の動力をトルクコンバータ2、変速機3を介して
操向装置4へ伝達し、左右の駆動スプロケット54へは
それぞれ操向装置4から大歯車5で大きく減速し、さら
に減速用の歯車6、7を介して伝達している。
【0006】この詳細は図7に示すように、一端に大歯
車5を他端に歯車6を固設した伝達軸8が中空軸9を挿
通して設けられており、軸受8aで大歯車5を、軸受8
bと軸受8cで歯車6を支持している。そして、歯車6
は駆動スプロケット54の軸54aに取り付けられた歯
車7と噛み合い、軸54aは軸受7aと軸受7bによっ
て支持されている。
【0007】なお、エンジン1、トルクコンバータ2、
変速機3および操向装置4は上部体10に配置されてお
り、ボウル51および運転室53も上部体10に一体的
に取り付けられている。また、走行クローラ50は上部
体10とは走行クローラ50に突設された伝達軸8(大
歯車の軸)を外嵌する中空軸9によって連結され、さら
に、上部体10と走行クローラ50とはボウルシリンダ
(図示してない)で連結されており、ボウルシリンダを
作動させることによってボウル51および上部体10は
中空軸9を支点として回動する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】削土運搬装軌車両の動
力伝達装置は上記のように、トルクコンバータ2、変速
機3および操向装置4までを高速回転にしてコンパクト
にし、運転室53後部の上部体10に配置し、その後大
きな減速比で駆動スプロケット8へ伝達するようにして
いるので、大径の大歯車5を必要としている。このた
め、大歯車5が地上に近い位置まで突出することにな
り、大歯車5を覆う上部体が走行中に石や岩に接触し、
早期摩耗や損傷を起こし、また、湿地帯ではこの部分が
地中に沈み込むので走行抵抗が大幅に大きくなってしま
うという問題がある。
【0009】さらに、大歯車5は軸受8aで片持支持さ
れており、伝達軸8には曲げと捩りが作用し長さも長い
ので、径の大きなものとならざるを得ず、また、歯車
5,6,7もモジュールの大きなものとなり、動力の伝
達効率を低下させている。また、走行クローラは中空軸
9で上部体10と接続されており、構造上遊動輪55側
は上部体10などに支持できないので、走行クローラの
前部側が側方へ開かないように、中空軸9と上部体10
との接続部を強固なものとしなければならないが、歯車
7の軸受8aが近くにあるので、取付径(D)を大きく
することができず複雑で加工の多いものとなっている。
【0010】そこで、本発明は、操向装置から駆動スプ
ロケットへの動力伝達を効率のよいものとするとともに
走行クローラと上部体との連結を簡素で強固なものと
し、さらには、最低地上高を大きくした削土運搬装軌車
両の動力伝達装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では次の手段を採った。即ち、左右の走行ク
ローラの中央部に自力で土を削り取って収納するボウル
を備え、走行用の動力を操向装置で左右に振り分けてそ
れぞれ左右の走行クローラの後端部に設けた駆動スプロ
ケットへ歯車で減速して伝達する削土運搬用装軌車両の
動力伝達装置において、該走行クローラをその上下方向
の回動中心が該駆動スプロケットの軸心と一致させて上
部体に軸受を介して取り付け、該駆動スプロケットに操
向装置からの走行用動力を減速して伝達する遊星歯車機
構を設けたことを特徴としている。
【0012】削土運搬用装軌車両は自力で土を削り取る
ため走行クローラに対して上部体と一体のボウルが上下
できるように構成されている。この発明では、走行クロ
ーラをその上下方向の回動中心が駆動スプロケットの軸
心と一致させて上部体に軸受を介して取り付けている。
これにより、取付部のスペースが大きくでき、走行クロ
ーラを上部体に強固に取り付けることができる。なお、
上部体は走行クローラに対して頻繁に上下するので、軸
受はころがり軸受にするのが望ましい。
【0013】駆動スプロケットに設けられる遊星歯車機
構の段数はとくに問わない。操向装置から遊星歯車機構
への伝達は、直接連結してもよいが、通常、操向装置の
出力軸と遊星歯車機構の入力軸とはかなり段差があるの
で、操向装置の出力軸に中間歯車を設けて、遊星歯車機
構の入力軸が水平になるようにすればよい。操向装置の
出力軸から遊星歯車機構の入力軸への伝達は減速の必要
はない。
【0014】この場合、遊星歯車機構の入力軸の位置合
わせが難しいので、請求項2に記載のように、操向装置
から走行用の動力を遊星歯車機構の入力軸に推進軸で連
結するのが望ましい。この場合、推進軸を遊星歯車機構
の入力軸側へ下がるように傾斜させて連結すれば、最低
地上高を高くすることができる。
【0015】駆動スプロケットは遊動輪と同じ径でもよ
いが、最低地上高を高くしたい場合は駆動スプロケット
の径を遊動輪より大きくすればよい。しかし、駆動スプ
ロケットを大きくした場合は機体の重量が大きくなるの
で、請求項3に記載のように、駆動スプロケットを走行
クローラの前端の遊動輪より地上高を高くして取り付け
るのが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の削土運搬用装軌車両
の実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。な
お、上記説明した従来例の図5ないし図7に示す機器や
部材が同じであるものは同一符号で示している。
【0017】この削土運搬用装軌車両の上部体10は、
上記説明した従来のものと同様である。すなわち、運転
室53および走行駆動用のエンジンなどを搭載した上部
体10と一体に構成したボウル11を備えている。ボウ
ル11は左右の走行クローラ20の間に位置し、その底
部中央にはボウルカッタ46が設けられている。
【0018】走行クローラ20には駆動スプロケット2
1を支持するための支持部材15が一体に取り付けられ
ており、上部体10の下部に固設された取付部材17と
軸受16を介して連結されている。そして、取付部材1
7には中空部材18が固設されている。なお、軸受16
の中心は駆動スプロケット21の中心と一致している。
また、軸受16は大径のころがり軸受が使用されてい
る。
【0019】一方、走行クローラ20と上部体10とは
ボウルシリンダ44によって連結されている。したがっ
て、ボウルシリンダ44を作動させることによりボウル
11を駆動スプロケット21の軸心を回動中心として上
下させることができる。ボウル11の後部には排土する
ためのエジェクタ41が設けられ、また、ボウル11の
前部底部にはエプロン42が設けられている。エジェク
タ41およびエプロン42はそれぞれエジェクタシリン
ダ43およびエプロンシリンダ45によって作動する。
また、ボウル11の前端には整地のためのブレード52
が付設されている。
【0020】走行クローラ20は駆動スプロケット21
と前部の遊動輪22間に履帯23が巻回され、駆動スプ
ロケット21は遊動輪22と同径で遊動輪22より地上
から高い位置に取り付けられている。走行の動力系統は
図3に示すように、エンジン1の動力はトルクコンバー
タ2および変速機3を介して操向装置4へ伝達される。
操向装置4では伝達動力を左右に分割して歯車4a,4
bに出力され、それぞれ中間歯車12,13を介し、推
進軸14で2段の遊星歯車機構30へ伝達される。ここ
で、歯車4a、中間歯車12,13は同径であり、遊星
歯車機構30へ入力される回転数は操向装置4の歯車4
aと同じになっている。
【0021】なお、歯車13の出力軸は遊星歯車機構3
0の入力軸38より高い位置にあるので、傾斜して取り
付けられている。また、図2の19は歯車12,13の
潤滑を行うための油溜まりである。遊星歯車機構30
は、駆動スプロケット21の外側に設けられており、入
力軸38は推進軸14に連結され、他端には第1太陽歯
車31が固設されている。そして、伝達動力は、第1太
陽歯車31、第1遊星歯車32、第1キャリア34、第
2太陽歯車35、第2遊星歯車36、リングギア33、
駆動スプロケット21へと伝達される。
【0022】このように構成されているので、掘削積載
時はエプロン42を開放し、ボウル11を下降して車両
を前進させることにより、ボウル11の底部に備えたボ
ウルカッタ46で土を削り取ってボウル11に収納す
る。そして、土が一杯になったら、ボウル11を上昇さ
せるとともにエプロン42を下降させて機体前部の下部
を塞ぎ走行速度を上げて排土場所へ走行する。
【0023】排土場所ではエプロン42を開放し、エジ
ェクタ41を前方へ押し出して排土する。そして、削土
位置へ戻るときは後進で走行する。なお、整地が必要な
ときはブレード52によって行う。そして、動力伝達装
置は上記のように、動力伝達の歯車13は径が小さく、
駆動スプロケット21の位置も地上から高い位置にある
ので、最低地上高が大きくなっている。また、硬い地盤
における作業では設置面積が小さくなるので、ボウル1
1を下降させたときにボウル11の両側下端に設けてい
る側方刃47が地中に食い込み易くなり、掘削時の履帯
のスリップが減少する。
【0024】一方、軟弱地盤では走行クローラ20が地
中に沈むので駆動スプロケット21も接地面積として機
能する。したがって、接地圧が小さくなり作業性がよ
く、軟弱地盤に嵌まったときに脱出がし易い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、走行ク
ローラをその上下方向の回動中心が該駆動スプロケット
の軸心と一致させて上部体に軸受を介して取り付け、該
駆動スプロケットに操向装置からの走行用動力を減速し
て伝達する遊星歯車機構を設けたので、従来のように車
両の後部中央部に大歯車がなくなり、最低地上高を大き
くでき、歯車のモジュールも小さいので、軽量で効率が
よい動力伝達ができる。また、走行クローラの上部体へ
の取り付けは中空軸を必要とせず、軸受を介しているの
で、強固で、かつ、動きがスムーズで早期摩耗などの問
題もなくなる。また、請求項2に記載のように、操向装
置から走行用の動力を遊星歯車機構の入力軸に推進軸で
連結すれば、最低地上高をさらに大きくでき、設計およ
び組み立てが簡便となる。また、上部体と走行クローラ
の位置が高精度なものでなくてもよいので、加工が簡素
になる。さらに、請求項3に記載のように、駆動スプロ
ケットを走行クローラの前端の遊動輪より地上高を高く
して取り付ければ、最低地上高をさらに大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としての削土運搬用装軌車
両の全体の構成を示す正面図である。
【図2】同 側面図である。
【図3】同 走行動力の伝達系統を示すスケルトン図で
ある。
【図4】同 削土運搬用装軌車両の操向装置から駆動ス
プロケットまでの動力伝達の構成を示す正面図である。
【図5】従来の削土運搬用装軌車両の全体を示す側面図
である。
【図6】同 走行動力の伝達系統を示すスケルトン図で
ある。
【図7】同 操向装置から駆動スプロケットまでの動力
伝達の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1…エンジン 2…トルクコンバータ 3…変速機 4…操向装置 4a,4b…歯車 5…大歯車 6,7…歯車 7a,7b…軸受 8…伝達軸 8a,8b,8c…軸受 9…中空軸 10…上部体 11…ボウル 12,13…中間歯車 14…推進軸 15…支持部材 16…軸受 17…取付部材 18…中空部材 19…油溜まり 20…走行クローラ 21…駆動スプロケット 22…遊動輪 23…履帯 30…遊星歯車機構 31…第1太陽歯車 32…第1遊星歯車 33…リングギア 34…第1キャリア 35…第2太陽歯車 36…第2遊星歯車 37…第2キャリア 38…入力軸 39…ギアケース 41…エジェクタ 42…エプロン 43…エジェクタシリンダ 44…ボウルシリンダ 45…エプロンシリンダ 46…ボウルカッタ 47…側方刃 50…走行クローラ 51…ボウル 52…ブレード 53…運転室 54…駆動スプロケット 54a…軸 55…遊動輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 森雄 愛知県大府市神田町四丁目100番地 シイ シイディ有限会社内 Fターム(参考) 3J062 AA15 AB06 AC02 CG02 CG14 CG72 CG82

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右の走行クローラの中央部に自力で土を
    削り取って収納するボウルを備え、走行用の動力を操向
    装置で左右に振り分けてそれぞれ左右の走行クローラの
    後端部に設けた駆動スプロケットへ歯車で減速して伝達
    する削土運搬用装軌車両の動力伝達装置において、該走
    行クローラをその上下方向の回動中心が該駆動スプロケ
    ットの軸心と一致させて上部体に軸受を介して取り付
    け、該駆動スプロケットに操向装置からの走行用動力を
    減速して伝達する遊星歯車機構を設けたことを特徴とす
    る削土運搬用装軌車両の動力伝達装置。
  2. 【請求項2】前記操向装置から走行用の動力を前記遊星
    歯車機構の入力軸に推進軸で連結したことを特徴とする
    請求項1記載の削土運搬用装軌車両の動力伝達装置。
  3. 【請求項3】前記駆動スプロケットを前記走行クローラ
    の前端の遊動輪より地上高を高くして取り付けたことを
    特徴とする請求項1記載の削土運搬用装軌車両の動力伝
    達装置。
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