JP2003165942A - ボールペン用油性インキ組成物 - Google Patents
ボールペン用油性インキ組成物Info
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Abstract
を解決することであり、特に、インキがどのような粘度
でも、また高湿度の環境条件でも洩れを防止し、低湿度
や高温の溶剤の揮発しやすい条件でも初筆かすれのない
ボールペンおよびそれに用いるボールペン用インキを提
供すること。 【解決手段】 C1〜C4のアルキルビニルエーテルと無
水マレイン酸とC 6〜C18のジエンとの共重合体を含有
してなるボールペン用油性インキ組成物。
Description
記部材としてのボールを先端に一部突出してボールホル
ダーにより抱持する所謂ボールペンチップを使用した油
性ボールペンに好適に使用されるインキ組成物に関する
ものである。更に詳しく言えばペン先からのインキ洩れ
がなくまたペン先耐乾燥性が良くキャップをせずに長期
間放置していてもかすれなく書き出るボールペン用油性
インキ組成物に関するものである。
的に、着色材、被筆記面への定着やインキの粘度を調節
するなどの樹脂や、これらのインキ成分を溶解もしくは
分散する液状物である有機溶剤などのインキ溶剤などよ
り構成されている。ボールペンのペン先は、ボールとボ
ールホルダーとの先端の隙間部分よりインキを吐出する
ものであるが、インキによっては筆記しなくてもこの隙
間部分よりインキが洩れ出す現象が発生するものがあ
り、このようなインキ洩れを防ぐため、ボールペン用油
性インキに汎用される増粘剤であるポリビニルピロリド
ンを用いて粘度7000〜15000cpsに調整した
比較的粘着性の高いインキが使用されてきた。しかしこ
のようなインキは書き味が重い、書き出し時にかすれや
すい、高湿度条件ではインキ洩れが防げない等の問題が
あった。
記載の発明では、インキに擬塑性を付与し、書き味、イ
ンキ洩れ、さらには泣きボテ性能を改良したインキが開
示されている。また、特開平8−134391号公報に
記載の発明では、インキに球状樹脂粒子を添加しペン先
のゆるい目詰まりにより洩れと書き出しかすれを改良し
たインキが開示されている。
すれば、ある程度洩れが防止できるのだが、極めて強い
擬塑性を付与する必要があり、着色剤である染料や顔料
の含有量が多いとインキの静置粘度が高くなり過ぎてイ
ンキが吐出しなくなり、着色剤の量を粘度が高くなりす
ぎない程度に少なくすると濃度の薄い筆跡となる。ま
た、一般的にインキ流路が非常に狭い油性ボールペン用
チップにおいては、インキの追従不良が発生し、連続し
た筆記線が形成されない所謂かすれ現象となるなどの問
題があった。
では、洩れ防止の効果を得るためにはある程度の大きさ
以上の粒径が必要であるところ、このようなものでは書
き味が悪くなったり、粒径が小さいと長期保存で微小粒
子の凝集が固くなり、洩れ防止のみならず筆記しようと
したときになかなか回復されないような目詰まりを起こ
しやすいという問題があった。
の洩れという問題点を解決することであり、特に、イン
キがどのような粘度でも、また高湿度の環境条件でも洩
れを防止し、低湿度や高温の溶剤の揮発しやすい条件で
も初筆かすれのないボールペンおよびそれに用いるボー
ルペン用インキを提供することである。
とも着色剤、溶剤、樹脂と、C1〜C4のアルキルビニル
エーテルと無水マレイン酸とC6〜C18のジエンとの共
重合体を含有してなるボールペン用油性インキ組成物を
要旨とするものである。
ンキの溶剤として従来ボールペンインキに使用される各
種の有機溶剤が特に限定なく使用できる。例えばエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレング
リコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシル
エーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、
プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレン
グリコールモノノルマルブチルエーテル、プロピレング
リコールモノノルマルプロピルエーテル、ジプロピレン
グリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノノ
ルマルプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ
ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチル
エーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、等
のグリコールエーテル系溶剤や、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリ
ン、ポリエチレングリコール等のグリコール系溶剤、酢
酸エチル、酢酸−n−プロピル、酢酸イソプロプル、酢
酸−n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸−n−アミル、
酢酸−2−エチルヘキシル、イソ酪酸イソブチル、乳酸
エチル、乳酸−n−ブチル等のエステル系溶剤、ベンジ
ルアルコール、β−フェニルエチルアルコール、α−メ
チルベンジルアルコール、ラウリルアルコール、トリデ
シルアルコール、イソドデシルアルコール、イソトリデ
シルアルコール等のアルコール系溶剤等が使用可能であ
るが、特に、エチレングリコールモノフェニルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、トリ
エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレン
グリコールモノフェニルエーテル、ジプロピレングリコ
ールモノフェニルエーテル、トリプロピレングリコール
モノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノベンジルエーテ
ル等の芳香族グリコールエーテルやそのポリエチレンオ
キサイド附加誘導体、ベンジルアルコール、α−メチル
ベンジルアルコール、β−フェニルエチルアルコール等
の芳香族アルコールやそのポリエチレンオキサイド附加
誘導体が各種添加剤や樹脂成分との相溶性が良好なため
好ましい。これらは単独で用いてもまた2種以上混合し
て用いても良く、配合量はインキ全量に対し15〜90
重量%好ましくは35〜85重量%である。
ルペン用インキに用いられている染料、顔料ともに限定
無く使用可能であるが、染料としては、酸性染料、塩基
性染料、金属錯塩染料、造塩染料、アジン染料、アント
ラキノン染料、フタロシアニン染料、トリフェニルメタ
ン染料などが使用でき、具体的にはバリファーストイエ
ロー#3104(C.I.13900A)、バリファー
ストイエロー#3105(C.I.18690)、オリ
エント スピリットブラックAB(C.I.5041
5)、バリファーストブラック#3804(C.I.1
2195)、バリファーストイエロー#1109、バリ
ファーストオレンジ#2210、バリファーストレッド
#1320、バリファーストブルー#1605、バリフ
ァーストバイオレット#1701、オリエント オイル
スカーレット#308、ニグロシンベースEX−BP
(以上、オリエント化学工業(株)製の油性染料)、ス
ピロンブラック GMHスペシャル、スピロンイエロー
C−2GH、スピロンレッドC−GH、スピロンレッド
C−BH、スピロンブルーBPNH、スピロンブルーC
−RH、スピロンバイオレットC−RH、S.P.T.
オレンジ6、S.P.T.ブルー−111(以上、保土
谷化学工業(株)製の油性染料)、ローダミンBベース
(C.I.45170B、住友化学工業(株)製の油性
染料)、ビクトリアブルーF4R、ニグロシンベースL
K(独国、B.A.S.F.社製)、メチルバイオレッ
ト2Bベース(米国、National Anilne
Div.社製)などが使用できる。
料、縮合アゾ系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、フ
タロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインド
リノン系顔料、イソインドリン系顔料、アントラキノン
系顔料、ジオキサジン系顔料、インジゴ系顔料、チオイ
ンジゴ系顔料、キノフタロン系顔料、ペリノン、ペリレ
ン系顔料などの有機顔料や酸化鉄、カーボンブラック、
酸化チタン、カドミウムレッド、クロムイエロー、カド
ミウムイエロー、群青、紺青等の無機顔料及び蛍光顔
料、樹脂粒子を染料で着色した顔料で使用樹脂粒子がイ
ンキ溶剤に溶解しないものが使用でき具体的には以下の
ものが挙げられる。
できる。チャンネル、ファーネスどちらのカーボンブラ
ックも好適に使用できるが中性〜酸性カーボンブラック
の方が溶剤内での分散性に優れる。青色顔料としては例
えばC.I.PigmentBlue 2、9、15、
15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、
16、17、28、29、36、60、68、76等が
使用できるがフタロシアニン系顔料は特に鮮明な筆跡が
得られる。溶剤中での結晶安定性や分散安定性からC.
I.Pigment Blue15:4やその顔料誘導
体処理タイプまたは15:6が好適に使用できる。濃色
の筆跡が得られる顔料としてはC.I.Pigment
Blue60が好適である。赤色の顔料としてはC.
I.Pigment Red 5、8、17、31、4
8:1、48:2、48:3、48:4、53:1、5
7:1、122、144、146、166、170、1
77、202、207、211、213、254、25
5、264、270、272等が使用できる。耐光性が
よいことと、インキをリフィルに充填したときの外観色
が鮮明な赤になることからジケトピロロピロール系の
C.I.Pigment Red254、255、26
4が特に好適に使用できる。濃色の筆跡が得られる顔料
としてはC.I.Pigment Red170が好適
である。黄色の顔料としてはC.I.Pigment
Yellow 1、3、12、13、14、17、5
5、81、83、79、93、94、95、97、10
9、110、120、128、138、147、15
1、154、167、185、191等が使用できる。
緑色の顔料としてはC.I.Pigment Gree
n7、36、37等が使用できるが緑色インキとしては
青色顔料と黄色顔料の調色でインキを作製する方がリフ
ィル色が鮮明なインキとなる。
組合せ調色して用いてもよい。また、染料と顔料を組み
合わせて外観色や耐候性、耐水性、耐薬品性向上を図る
こともできる。また、これらの着色剤の使用量は全イン
キ組成物に対し0.1〜50重量%が使用でき、好まし
くは5〜40重量%使用できる。使用量が少ないと筆跡
が薄くなり、多くなるとインキ組成物の粘度が高くなり
筆跡ムラが出ることがある。
剤が界面活性剤、高分子型界面活性剤、樹脂分散剤の別
なく使用できる。
化・硬化のためやインキ粘度調節のために従来公知の樹
脂を添加することができる。具体的にはアクリル樹脂、
アクリル酸樹脂、マレイン酸樹脂、スチレンとマレイン
酸エステルとの共重合体、スチレンとアクリル酸又はそ
のエステルとの共重合体、尿素樹脂、ポリビニルブチラ
ール、ポリビニルアセタール、ポリアミド樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリビニルアルキルエーテル、クマロン−イン
デン樹脂、ポリテルペン、ロジン系樹脂やその水素添加
物、ケトン樹脂、ポリアクリル酸ポリメタクリル酸共重
合物、フェノール樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリエ
チレンオキサイド、N−ビニルアセトアミド、エチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロースなどが挙げられる。
ルキルビニルエーテルと無水マレイン酸とC6〜C18の
ジエンとの共重合体は、C1〜C4のアルキルビニルエー
テル好ましくはメチルビニルエーテルを有する無水マレ
イン酸共重合体を、1,5−ヘキサジエン、1,7−オ
クタジエン、1,9−デカジエン、1,11−ドデカジ
エン、1,15−ヘキサデカジエンやジビニルベンゼン
等の末端基が不飽和のC6〜C18のジエンで架橋した共
重合体である。アルキルビニルエーテルと無水マレイン
酸の重合比は任意に変えられるが溶剤への膨潤性などの
性能からはアルキルビニルエーテルと無水マレイン酸の
モル比が50:50でありデカジエンで架橋されたもの
が最も好ましく使用できる。このC1〜C4のアルキルビ
ニルエーテルと無水マレイン酸とC6〜C18のジエンと
の共重合体は、微小な架橋体としてインキ中で膨潤して
インキ洩れを防止し、書き出しでは膨潤して柔らかい架
橋体が簡単に変形して流動するためかすれの発生を抑制
する。またアクリル酸系架橋樹脂でできるゲルなどでは
アミン系物質などで中和しないとボールペン用溶剤中で
は膨潤しないため、pH変動や多価金属イオンに弱く経
時的なインキ変動やボールペンチップ金属部との接触で
ゲル化能が失われるといった問題があるが、C1〜C4の
アルキルビニルエーテルと無水マレイン酸とC6〜C18
のジエンとの共重合体は膨潤するpH域が広くボールペ
ンインキに通常使用されるpHでは特に中和は必要なく
多価金属イオンにも強いという特徴がありボールペン用
油性インキ組成物の洩れ防止剤として好適である。
滑剤、かすれ防止剤、染料の可溶化や顔料の分散に効果
のある界面活性剤などの油性インキ組成物に慣用されて
いる助剤を含有させてもよい。特に、受座の摩耗防止の
為の潤滑剤は添加することが好ましい。
熱撹拌機やロールミル、ボールミル、サンドミル、ビー
ズミル、ホモジナイザー等の分散混合機を適宜選択す
る。インキ作成は着色剤が染料の場合加熱撹拌機でイン
キ各成分を加熱攪拌混合し作成する。着色剤が顔料の場
合顔料を他の成分と共に分散させる、顔料を溶剤と分散
樹脂と共に分散させ、粘度調節用樹脂は分散後撹拌混合
を行うなど各種の方法によってボールペン用油性インキ
組成物を得ることができる。特に顔料の分散混合機とし
ては、樹脂と顔料の分散時に温度コントロールのできる
ロールミル、ビーズミルが好ましい。
去するために分散したインキベースやインキを遠心機や
濾過機で処理することもできる。
ようにインキ洩れを防止しているのかは定かではないが
以下のように推察される。C1〜C4のアルキルビニルエ
ーテルと無水マレイン酸とC6〜C18のジエンとの共重
合体は架橋樹脂であるためインキ中で微小な膨潤体とな
っている。この膨潤体がペン先で重なり洩れを防止し、
柔らかい膨潤体であることから書き出し時の軽い剪断力
で簡単に変形しかすれずに書き出せる。また、インキ溶
剤の膨潤体であるためインキと比重差がほとんどなく長
期の下向き放置でも樹脂球などのように自重で固化して
書き出しかすれの原因となることがない。このような溶
剤に膨潤したC1〜C4のアルキルビニルエーテルと無水
マレイン酸とC6〜C18のジエンとの共重合体は溶剤と
強い相互作用で結びついているため溶剤単独より蒸発を
強力に抑制することが出来る。このため特に顔料インキ
の溶剤減量による凝集から起こる書き出しかすれ、実際
には高温環境や非常に長い期間の放置によるかすれ防止
効果が非常に優れている。
以下の配合数値は重量%を示す。
後、温時圧濾過し黒色のボールペン用油性インキ組成物
を得た。
レイン酸−デカジエンコポリマー以外の成分をビーズミ
ルで1時間分散後、残りの成分を投入し撹拌機で加熱撹
拌(80℃、4時間)し青色のボールペン用油性インキ
組成物を得た。
酸−デカジエンコポリマー以外の成分をビーズミルで4
0分分散後、残りの成分を投入し撹拌機で加熱撹拌(8
0℃、6時間)し赤色のボールペン用油性インキ組成物
を得た。
マレイン酸−デカジエンコポリマー以外の成分をビーズ
ミルで1時間分散後、残りの成分を投入し撹拌機で加熱
撹拌(80℃、6時間)し黒色のボールペン用油性イン
キ組成物を得た。
酸−デカジエンコポリマーに代えてエチレングリコール
モノフェニルエーテルにした以外は実施例1と同様にな
して黒色のボールペン用油性インキ組成物を得た。
酸−デカジエンコポリマーに代えてエチレングリコール
モノフェニルエーテルにした以外は実施例2と同様にな
して青色のボールペン用油性インキ組成物を得た。
酸−デカジエンコポリマーに代えて直鎖型のメチルビニ
ルエーテル−無水マレイン酸コポリマーにした以外は実
施例3と同様になして赤色のボールペン用油性インキ組
成物を得た。
酸−デカジエンコポリマーに代えてベンジルアルコール
にした以外は実施例3と同様になして黒色のボールペン
用油性インキ組成物を得た。
用油性インキ組成物を市販の油性ボールペン(BK10
0、ぺんてる(株)製、ペン先はステンレス製チップと
超硬合金のボールとからなっている)と同様の筆記具に
0.3g充填し、試験サンプルとした。
をペン先を下にして温度20℃、湿度50%の恒温恒湿
槽に1週間放置した後、洩れの程度を調べた。評価基準
は次の高湿洩れと同様である。
をペン先を下にして温度60℃、湿度80%の恒温恒湿
槽に1週間放置した後、洩れの程度を調べた。 ◎:洩れなし ○:ボール表面のインキがやや膨らんでいたりチップ小
口などにインキが少量付着している △:洩れたインキが大きな液滴状に成長しているが下に
落ちてはいない ×:洩れたインキが下に液滴となって落下
き筆記した後、キャップを外したまま横向きで温度50
℃、湿度30%の条件下で24時間放置する。取り出し
てから、温度22℃、湿度60%の室内で2時間放置
し、室温に戻した後、手書きで直線筆記する。その書き
始めから正常筆記できた筆跡の位置までの長さを定規で
測定する(単位mm)。
き筆記した後、キャップを外したまま横向きで温度50
℃、湿度50%の条件下で3ヶ月間放置する。取り出し
てから、温度22℃、湿度60%の室内で2時間放置
し、室温に戻した後、手書きで直線筆記する。その書き
始めから正常筆記できた筆跡の位置までの長さを定規で
測定する(単位mm)。
ールペン用インキ組成物は、下向きインキ洩れが発生せ
ず、書き出しの筆跡かすれがないという優れた効果を有
している。
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも着色剤、溶剤、樹脂と、C1
〜C4のアルキルビニルエーテルと無水マレイン酸とC6
〜C18のジエンとの共重合体を含有してなるボールペン
用油性インキ組成物。 - 【請求項2】 上記C1〜C4のアルキルビニルエーテル
と無水マレイン酸とC 6〜C18のジエンとの共重合体
が、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体を
デカジエンで架橋したメチルビニルエーテル−無水マレ
イン酸−デカジエンコポリマーであるボールペン用油性
インキ組成物。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001363816A JP3803766B2 (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | ボールペン用油性インキ組成物 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007529582A (ja) * | 2004-03-15 | 2007-10-25 | ドクメンタル ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー シュライブファルベン | 非水性ポーラーインク組成物 |
JP2020002186A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | 株式会社パイロットコーポレーション | 筆記具用油性インキ組成物およびそれを用いた筆記具 |
-
2001
- 2001-11-29 JP JP2001363816A patent/JP3803766B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP7115917B2 (ja) | 2018-06-25 | 2022-08-09 | 株式会社パイロットコーポレーション | 筆記具用油性インキ組成物およびそれを用いた筆記具 |
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---|---|
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