JP2003165386A - 自動車用内装構造 - Google Patents

自動車用内装構造

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JP2003165386A
JP2003165386A JP2001368898A JP2001368898A JP2003165386A JP 2003165386 A JP2003165386 A JP 2003165386A JP 2001368898 A JP2001368898 A JP 2001368898A JP 2001368898 A JP2001368898 A JP 2001368898A JP 2003165386 A JP2003165386 A JP 2003165386A
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JP
Japan
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interior
interior panel
opening
trim
protrusion
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JP2001368898A
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Takeshi Iwanami
武志 岩浪
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原価を低減できると共に恒常的な取付け部強
度を確保できる自動車用内装構造を提供する。 【解決手段】 側部車体18の室内側を覆う合成樹脂製
の第1内装パネル10と、該第1内装パネル10の室内
側に突出させた突出部11を介在して前記第1内装パネ
ル10間に架設されてなる合成樹脂製の第2内装パネル
12とよりなる自動車用内装構造において、前記第2内
装パネル12は、前記突出部11を撓ませて係合保持さ
れてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用内装構
造、例えば、リアパーセルトリム或いはトノカバーの車
体への取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用内装構造としては、例え
ば、図7乃至図9に示すように、図示しない左右の側部
車体のそれぞれの室内側を覆うリアピラートリム1(左
右対称であるので、右側のみ示し、左側は図示を省略す
る。以下同じ。)の室内側に、パーセルサイドトリム2
がそれぞれ固設され、該パーセルサイドトリム2の凹部
3内に、リアパーセルトリム4の左右側端部の下側から
左右側に突出したスライド部材5の回転軸5aが係合支
持されることで、前記リアパーセルトリム4が前記パー
セルサイドトリム2に架設されてなる(類似技術とし
て、実開平3-118846号公報、実開平4-1270
36号公報参照)。前記スライド部材5は、前記リアパ
ーセルトリム4の下面のナット部4aに締結されるビス
6により、本体部5bが固設されている。パーセルサイ
ドトリム2とリアパーセルトリム4とは、上下同一面状
をなす。
【0003】かかる構造によれば、自動車の走行に伴う
上下振動により、前記リアパーセルトリム4が前記パー
セルサイドトリム2の凹部3から外れるのを防止するた
めに、前記凹部3は、図8に示すように、斜め状に形成
されることで、凹部3の上側に係止部7が設けられてい
る。また、スライド部材5の回転軸5aが、前記凹部3
との間の僅かな隙間によってビビリ振動などの低級音が
発生しないように、回転軸5aに不織布8が巻き付けら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動車用内装構造にあっては、スライド部材
5をリアパーセルトリム4にビス6により締結している
ため、部品点数が増え、原価高騰の一原因になる。ま
た、ビス6の締結により作業工数が必要になる。更に、
不織布8を巻き付けているため、不織布8分原価が高騰
する。更に、不織布8の品質によってリアパーセルトリ
ム4の取付強度が決まるので、経時劣化した時にビビリ
振動が生じ、リアパーセルトリム4がパーセルサイドト
リム2の凹部3から外れてしまうおそれがある。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点を
改善するべくなされたもので、原価を低減できると共に
恒常的な取付け部強度を確保できる自動車用内装構造を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、側部車体の室内側を覆う合成樹脂製の第1内装パネ
ルと、該第1内装パネルの室内側間に架設されてなる合
成樹脂製の第2内装パネルとよりなる自動車用内装構造
において、前記第1内装パネル及び第2内装パネルの一
方には、突出部を設け、前記第1内装パネル及び第2内
装パネルの他方には、前記突出部を撓ませて係合保持さ
れてなる開口部が形成されてなる。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、前記第1
内装パネル及び第2内装パネルの他方には、前記第1内
装パネル及び第2内装パネルの一方に設けられた突出部
を撓ませて係合保持されてなる開口部が形成されてなる
ので、部品点数が少なく、原価低減が図れる。また、突
出部と開口部との係合により保持されるので、ビスなど
の締結部材が不要となり、この点でも原価が低減でき
る。また、開口部が突出部を撓ませることでその反力に
より保持できるので、両者の間でビビリ振動の発生を防
ぐことができ、その手段が経時劣化しないので、恒常的
な取付け強度を得ることが出来る。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の自動車用内装構造であって、前記突出部と開口部と
は、同軸状に形成されてなると共に開口部の一部に該開
口部の周面より狭い半径を有する干渉部が形成されてな
り、前記突出部は、前記干渉部によって撓み得る舌片状
に形成されてなる。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、前記開口
部の干渉部で突出部を撓ませるので、確実な保持が可能
である。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の自動車用内装構造であって、前記突出部は、大略中空
円柱状に形成されてなり、自由端を有する舌片状に形成
されてなる撓み部と、該撓み部間に形成されてなる隠蔽
部とより構成されてなる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、前記突出
部の撓み部は、自由端を有する舌片状に形成されてなる
ので、容易に撓み得ることができ、保持できる機能を有
している。また、該撓み部から覗かれる可能性のある車
体の内面が、隠蔽部により覆われてなるので、見栄えが
向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図5に基づいて、本発明
の一実施形態を説明する。
【0013】自動車用内装構造は、図示しない左右の側
部車体のそれぞれの室内側(図2の右側)を覆う合成樹
脂製の「第1内装パネル」であるリアピラートリム10
(左右対称であるので、右側のみ示し、左側は図示を省
略する。以下同じ。)と、該リアピラートリム10の室
内側に一体に突出させた中空円錐状の突出部11を介在
して前記リアピラートリム10、10間に架設されてな
る合成樹脂製の「第2内装パネル」であるリアパーセル
トリム12とよりなる。
【0014】前記リアパーセルトリム12の下側には、
前記突出部11と同軸状の開口部13が形成されてなる
と共にその一部に該開口部13の周面より狭い半径を有
する干渉部14が形成されてなり、前記突出部11は、
大略中空円柱状に形成されてなり、前記干渉部14によ
って自由端15aが撓み得るように左右(自動車の前
後)方向に舌片状に形成されてなる撓み部15、15
と、該撓み部15、15間の上下位置に形成されてなる
隠蔽部16、16とより構成されてなる。該隠蔽部1
6、16の内、上側の隠蔽部16は、前記開口部13に
強接していて、前記撓み部15、15と共に開口部13
に支持されてなる。
【0015】前記隠蔽部16は、頂部16aと上下の周
面16bとよりなり、前記撓み部15、15が形成され
てなることで、前記リアピラートリム10、10に形成
された貫通孔17から覗き見える「車体」であるリアピ
ラーパネル18の車体色を覆うことができる。符号20
は、前記隠蔽部16によって覆われるリアピラーパネル
18との間に配されるハーネスであり、かかるハーネス
20が車内側に配されていても、隠蔽部16によって覆
われるので、ハーネス20の配索性が向上することにな
る。
【0016】前記突出部材11の撓み部15の最も左右
(自動車の前後)方向に突出した部分と、前記干渉部1
4の最も突出した部分との間に、引っかかり代19が形
成されることで、前記突出部材11に前記リアパーセル
トリム12が確実に嵌合する関係にある。
【0017】次に、かかる実施形態の作用について説明
する。
【0018】前記リアパーセルトリム12は、該リアパ
ーセルトリム12の開口部13が、前記突出部11の撓
み部15を撓ませて係合保持されてなるので、部品点数
が少なく、原価低減が図れる。
【0019】また、係合により保持されるので、ビスな
どの締結部材が不要となり、この点でも原価が低減でき
る。
【0020】また、リアパーセルトリム12が突出部1
1の撓み部15を撓ませることで、その反力により保持
できるので、両者の間でビビリ振動の発生を防ぐことが
でき、その手段が経時劣化しないので、恒常的な取付け
強度を得ることが出来る。
【0021】また、前記リアパーセルトリム12の干渉
部14で突出部11の撓み部15、15を撓ませ且つ上
側の隠蔽部16が開口部13に強接しているので、確実
な保持が可能であり、ガタ発生が確実に防止される。
【0022】前記突出部11の撓み部15は、自由端1
5aを有する舌片状に形成されてなるので、容易に撓み
得ることができ、保持できる機能を有している。
【0023】また、該撓み部15、15の隙間から覗か
れる可能性のあるリアピラーパネル18の内面の車体色
が、該隙間を隠蔽部16により覆われてなるので、見栄
えが向上する。また、前記したように、車体色が見えな
いばかりか、リアピラーパネル18と隠蔽部16との間
の空間に配した部材、例えば、前記ハーネス20など
も、室内側から見えないように覆い隠されている。
【0024】図6は、本発明の他の実施形態を示し、前
記撓み部15,15及び隠蔽部16、16の外周側に先
端が丸い突起21を設ける例で、リアパーセルトリム1
2の脱着時や回転時に開口部13を削らないと共に回転
時の抵抗になりにくい構造である。
【0025】前記実施形態では、突出部11が、リアピ
ラートリム10の室内側に一体に突出させてなり、開口
部13が、リアパーセルトリム12の下側に形成されて
なるものとして説明したが、これに限定されるものでは
なく、突出部がリアパーセルトリム12から突出させて
なり、開口部が、リアピラートリム10に形成されてな
るものでも良い。また、リアパーセルトリム12は、
「第2内装パネル」としての一例であって、ラゲッジト
リムなど室内側の化粧部材の全てを含むものである。
【0026】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、前記第
1内装パネル及び第2内装パネルの他方には、前記第1
内装パネル及び第2内装パネルの一方に設けられた突出
部を撓ませて係合保持されてなる開口部が形成されてな
るので、部品点数が少なく、原価低減が図れる。また、
突出部と開口部との係合により保持されるので、ビスな
どの締結部材が不要となり、この点でも原価が低減でき
る。また、開口部が突出部を撓ませることでその反力に
より保持できるので、両者の間でビビリ振動の発生を防
ぐことができ、その手段が経時劣化しないので、恒常的
な取付け強度を得ることが出来る。
【0027】請求項2に記載の発明によれば、前記開口
部の干渉部で突出部を撓ませるので、確実な保持が可能
である。
【0028】請求項3に記載の発明によれば、前記突出
部の撓み部は、自由端を有する舌片状に形成されてなる
ので、容易に撓み得ることができ、保持できる機能を有
している。また、該撓み部から覗かれる可能性のある車
体の内面が、隠蔽部により覆われてなるので、見栄えが
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる第1,第2固定
部材を内装パネルに保持した状態の斜視図。
【図2】図1の分解斜視図。
【図3】図1のSA−SA線に沿った断面図。
【図4】図2のB部の突出部材の拡大斜視図。
【図5】図3のSC−SC線に沿った断面図。
【図6】この発明の他の実施形態にかかる図3相当断面
図。
【図7】従来の第1,第2固定部材を内装パネルに保持
した状態の斜視図。
【図8】図7のSF−SF線に沿った断面図。
【図9】図8のSG−SG線に沿った断面図。
【符号の説明】
1,10 リアピラートリム(第1内装パネル) 4、12 リアパーセルトリム(第2内装パネル) 11 突出部材 13 開口部 14 干渉部 15 撓み部 16 隠蔽部 18 リアピラーパネル(車体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側部車体の室内側を覆う合成樹脂製の第
    1内装パネルと、該第1内装パネルの室内側間に架設さ
    れてなる合成樹脂製の第2内装パネルとよりなる自動車
    用内装構造において、 前記第1内装パネル及び第2内装パネルの一方には、突
    出部を設け、前記第1内装パネル及び第2内装パネルの
    他方には、前記突出部を撓ませて係合保持されてなる開
    口部が形成されてなることを特徴とする自動車用内装構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用内装構造であ
    って、 前記突出部と開口部とは、同軸状に形成されてなると共
    に開口部の一部に該開口部の周面より狭い半径を有する
    干渉部が形成されてなり、 前記突出部は、前記干渉部によって撓み得る舌片状に形
    成されてなることを特徴とする自動車用内装構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の自動車用内装構造であ
    って、 前記突出部は、大略中空円柱状に形成されてなり、自由
    端を有する舌片状に形成されてなる撓み部と、該撓み部
    間に形成されてなる隠蔽部とより構成されてなることを
    特徴とする自動車用内装構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100931114B1 (ko) 2008-08-19 2009-12-10 현대자동차주식회사 액셀 페달
JP2011162142A (ja) * 2010-02-13 2011-08-25 Suzuki Motor Corp パーセルシェルフの支持構造
JP2020082939A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 トヨタ紡織株式会社 カウルサイドトリムの取付構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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