JP2003164804A - 振動モータ - Google Patents

振動モータ

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JP2003164804A
JP2003164804A JP2001366735A JP2001366735A JP2003164804A JP 2003164804 A JP2003164804 A JP 2003164804A JP 2001366735 A JP2001366735 A JP 2001366735A JP 2001366735 A JP2001366735 A JP 2001366735A JP 2003164804 A JP2003164804 A JP 2003164804A
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vibration motor
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JP2001366735A
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Kunio Hashimoto
邦夫 橋本
Tei Hanai
禎 花井
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Hosiden Corp
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Hosiden Corp
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  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分銅の重さでロータの重心位置を偏心させる
場合に、余分な部材を用いずに分銅をロータに取り付け
られるようにする。分銅の製作費を安く抑える。 【解決手段】 ロータ20の特定のスロット部Sに配備
した分銅60を、対称形状の一対の分銅要素70,80
に分割し、それら分銅要素70,80を加締めピン90
で結合することによって、それらの分銅要素70,80
の突片部79,89でロータ20の歯部22を挾み付け
る。分銅要素70,80を扇形に形成し、その要部分7
1,81をインシュレータ40の角部41に突き当てて
分銅要素70,80を径方向で位置決めする。分銅要素
70,80の要部分71,81に凹入部73,83を具
備させ、コンミテータ端子51を凹入部83に臨ませ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動モータ、特に
ロータの重心位置を偏心させることによって起振作用が
発揮されるようになっている振動モータに関する。
【0002】
【従来の技術】ロータの重心位置を偏心させて起振作用
が発揮されるようにした振動モータは、ゲーム機やその
コントローラの振動源、マッサージャの振動源、ページ
ャの振動源、携帯端末器の無音報知源などに広く用いら
れている。
【0003】この種の振動モータは従来より種々提案さ
れている。たとえば、特開平3−113977号公報
(先行例1)には、ロータ電機子の2つの巻線突極間の
溝に比重の重い錘を埋設した3相直流振動モータについ
ての記載がある。また、特開2001−62398号公
報(先行例2)には、図7又は図8に示したように、ロ
ータ100の2つのコイル巻線部110,110の間に
挿入された錘120を、回転軸112に取り付けたアー
ム状の取付部121に連結したものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】先行例1や先行例2に
よって開示されている振動モータは、いずれもロータに
備わっている特定のスロット部に分銅を配備したもので
ある。ここで、スロット部は、ロータの回転方向で相隣
接する2つの腕部のそれぞれに装備された巻線とそれら
の2つの腕部のそれぞれに設けられた2つの歯部とによ
って囲まれる隙間(溝)として定義される。このスロッ
ト部は、回転動力源としての通常用途に採用されるモー
タではデードスペースになっている箇所であり、他の機
構部品の設置に利用されていない箇所であるため、この
スロット部に分銅を配備した振動モータでは、その高さ
寸法や直径寸法が回転動力源としてのモータに比べて極
端に増大しないという長所を有している。
【0005】しかし、図7に示した振動モータのよう
に、スロット部に配備した錘120を、アーム状の取付
部121で回転軸112に連結したものでは、取付部1
21が余分に必要になるため、それだけ部品点数が増え
て価格が高くつく。
【0006】本発明は以上の状況の下でなされたもので
あり、ロータの空きスペースであるスロット部を活用し
て分銅を取り付けることを基本として、図7で説明した
ような取付部121を用いずに分銅を確実にスロット部
に保持させておくことが可能であり、しかも、分銅を成
形するための金型コストが高騰しないような工夫を講じ
た振動モータを提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、スロット部に分銅を組み
付けるときの作業性に優れ、しかも、分銅をスロット部
の所定位置に確実にかつ容易に取り付けることのできる
振動モータを提供することを目的とする。
【0008】さらに、本発明は、分銅をリベット止め
(加締めピン)によってスロット部に配備する場合に、
その作業性が向上し、しかも、加締めピンの頭部や加締
め箇所が分銅の表面から突き出して分銅高さが増大する
という事態の起こらない振動モータを提供することを目
的とする。
【0009】さらに、本発明は、ロータの中心部に設け
られたインシュレータに分銅を当接させてその分銅を容
易に位置決めすることができるものでありながら、分銅
の重心位置をロータの中心位置から遠ざけて大きな振動
を得ることが容易に可能になる振動モータを提供するこ
とを目的とする。
【0010】さらに、本発明は、生産性に優れ、かつ、
分銅を取り付けてもモータ特性の劣化が起こらない振動
モータを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る振動モータ
は、放射方向に延び出て巻線が装備された複数の腕部の
それぞれの先端部にその腕部の両側に突き出た歯部が設
けられてなるロータと、このロータに備わっている特定
のスロット部に配備された分銅とを有する。そして、上
記分銅が、上記ロータの軸線方向において、上記スロッ
ト部に配備された主部とその主部に連設されて上記歯部
に重ね合わされた突片部とを有する対称形状の一対の分
銅要素に分割され、その一対の分銅要素を互いに結合し
てそれらの分銅要素の突片部で上記歯部を挾み付けるこ
とによって、一対の上記分銅要素をロータに固定してあ
る。
【0012】この発明によれば、ロータの空きスペース
であるスロット部を活用して分銅が取り付けられている
ので、振動モータの高さ寸法や直径寸法が回転動力源と
してのモータに比べて極端に増大することがない。ま
た、分銅を分割することによって形成されている一対の
分銅要素の突片部でロータの歯部を挟み付けることによ
ってそれらの分銅要素がロータに固定されているので、
図7で説明した取付部121を用いずに分銅を確実にス
ロット部に保持させておくことが可能になる。その上、
一対の分銅要素は対称形状に形成されているため、同一
形状の2つの分銅要素を背中合わせの形態で用いること
によって、対称形状の一対の分銅要素を構成することが
できる。したがって、一方の分銅要素を成形するための
金型を用いて他方の分銅要素を成形することができ、一
方と他方の各分銅要素を成形するために各別の金型を用
いる必要がなくなる。したがって、分銅を一対の分銅要
素に分割しても、金型コストが高騰するという事態が起
こらない。
【0013】本発明では、上記ロータの中心部に多角形
のインシュレータが設けられ、かつ、上記分銅要素が外
拡がり扇形に形成され、その分銅要素の要部分が上記イ
ンシュレータの角部に突き当てられてその分銅要素が上
記ロータの径方向で位置決めされていることが望まし
い。これによれば、ロータの回転中心と分銅の重心位置
との間隔を一定に定めやすくなるので、ロータの回転に
よって発生する振動の強さのばらつきが抑制される。
【0014】本発明において、上記分銅要素は、その主
部が左右の上記歯部に挾まれることによってロータの周
方向で位置決めされていることが望ましい。これによれ
ば、ロータの周方向で分銅の重心位置を一定に定めやす
い。また、この発明において、分銅要素の要部分が上記
インシュレータの角部に突き当てられてその分銅要素が
上記ロータの径方向で位置決めされているという構成を
採用した場合には、分銅の重心位置をロータの周方向及
び径方向で一定に定めやすいので、ロータの回転によっ
て発生する振動の強さのばらつきをいっそう抑制するこ
とが可能になる。
【0015】本発明では、一対の上記分銅要素に、それ
らの主部を貫通する挿通孔が具備され、その挿通孔に挿
入された加締めピンを加締めることによって一対の分銅
要素が互いに結合されている、という構成を採用するこ
とができ、これによれば、1本の加締めピンを用いるだ
けで一対の分銅要素をロータに確実に作業性よく取り付
けることができる。この場合、上記加締めピンの一端部
に具備された頭部の全体が、一方の分銅要素の主部に形
成された凹所に収容され、上記加締めピンを加締めるこ
とによってその他端部に具備された鍔形部の全体が、他
方の分銅要素の主部に形成された凹所に収容されている
ことが望ましい。これによれば、加締めピンの頭部や加
締め箇所(鍔形部)が分銅の表面から突き出して分銅高
さが増大するという事態が起こらない。
【0016】本発明では、一対の分銅要素のそれぞれの
上記要部分に凹入部が具備されていて、一方の分銅要素
の要部分の凹入部に、上記巻線の端末部が接続されたコ
ンミテータ端子が臨まされることによって、そのコンミ
テータ端子と分銅要素との干渉が回避されていることが
望ましい。これによれば、分銅要素をロータの回転中心
に近づけて配備しても、コンミテータ端子が分銅要素の
要部分の凹入部に臨むだけで、分銅要素と干渉するとい
う不都合が起こらない。また、この発明のように分銅要
素の要部分に凹入部が設けられていると、分銅要素の重
心位置ひいては分銅の重心位置が、凹入部が設けられて
いない場合に比べて外側に移行する。そのため、小型の
振動モータであっても、分銅の重心位置をロータの中心
位置から離れた箇所に位置させてその起振作用を高める
ことが可能になる。さらに、分銅をタングステンなどの
高比重を有する高価な材料で成形する場合に、その材料
必要量が凹入部の容積分だけ減少するので、それだけ分
銅を安価に製作することができる。
【0017】本発明において、上記ロータは、複数の上
記腕部を等角度おきに有し、かつ、それらの各腕部に装
備された巻線の巻回数が同一であることが望ましい。こ
れによれば、巻線の巻回数が複数の腕部のそれぞれにつ
いて同一になっていることにより、その巻き回数を特定
の腕部で異ならせる場合よりも生産性が向上する。しか
も、巻線が装備されたロータの腕部が等角度おきに位置
していることによってモータ特性が安定したものにな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態に係る振
動モータの電機子10の概略平面図、図2は同電機子1
を下側から見た概略平面図、図3は図2のIII−II
I線に沿う部分の概略断面図、図4は図1の要部を拡大
した部分平面図、図5は図1のV矢視図に相当する拡大
部分側面図、図6は分銅60の分解斜視図である。
【0019】図1及び図2に示した電機子10が、たと
えば図示していない中空ケースに収容され、そのケース
から回転軸11が突出される。回転軸11には、ロータ
20、多角形(図例は正三角形)のインシュレータ4
0、巻線処理部50などが取り付けられている。ロータ
20は、多数枚の鉄板を重ね合わせてなる鉄心によって
形成されていて、回転軸11の軸線位置を中心として放
射方向に等角度おきに延び出た複数(図例では3個)の
まっすぐな腕部21と、これらの腕部21の先端部でそ
の両側に同一幅だけ突き出た歯部22とを備えている。
そして、それぞれの腕部21に巻線23が装備されてい
ると共に、これらの巻線23の巻き始め端末部及び巻終
わり端末部が上記巻線処理部50のコンミテータ端子5
1に半田付け接続されている。また、インシュレータ4
0は複数(図例では3つ)の頂点が、ロータ20の上側
で、相隣接して位置している2つの腕部21,21の中
央に位置していると共に、上記コンミテータ端子51
は、ロータ20の下側で、上記インシュレータ40の各
角部に軸線方向で対向する箇所に位置している。このよ
うな巻線23を備えたロータ20は、回転軸11の軸線
位置すなわちロータ20の回転中心位置に重心を有して
いる。
【0020】上記電機子10では、ロータ20の各腕部
21に装備されている巻線の巻回数を同一にすることに
よって、電機子10の生産性が高め、併せて、モータ特
性を安定させるようにしてある。
【0021】分銅60は、ロータ20に備わっている1
つのスロット部Sに配備されている。このスロット部S
には、ロータ20の回転方向で相隣接する2つの腕部2
1,21のそれぞれに装備された巻線23,23とそれ
らの2つの腕部21,21のそれぞれに設けられた2つ
の歯部22,22とによって囲まれる隙間(溝)が相当
していて、このスロット部Sは、回転動力源としての通
常用途に採用されるモータではデードスペースになって
いる箇所である。
【0022】図6のように、分銅60は一対の分銅要素
70,80に分割されている。一方の分銅要素70は、
タングステン系の高比重の材料を外拡がり扇形に成形し
た焼結体でなり、その要部分71には表面72に対して
凹入した凹入部73が段付状に形成されていると共に、
表面72の幅方向中央部に円形の凹所74が形成され、
その凹所74の中央に円形の挿通孔75が貫通状に形成
されている。また、この分銅要素70の幅方向両側部分
に、背面76に対して凹入した凹部77,77を具備さ
せてある。そして、要部分71、凹入部73、凹所74
及び挿通孔75を有する部分が主部78とされ、上記凹
部77,77を形作っている突片部78,79が主部7
8の両側に連設されている。他方の分銅要素80は、上
記した一方の分銅要素70を裏返した形状になってい
る。すなわち、一方の分銅要素70と他方の分銅要素8
0とは互いに対称形状になっている。そのため、他方の
分銅要素80は、一方の分銅要素70を成形する金型を
使って成形したものを、裏返して一方の分銅要素70に
対し背中合わせに配備したものに相当する。したがっ
て、他方の分銅要素80も主部88とその主部88の両
側に連設されて凹部87,87を形作っている突片部8
9,89とを備えており、主部88には、一方の分銅要
素80の主部78に備わっているものと同様の要部分8
1、凹入部83、凹所84及び挿通孔85が備わってい
る。なお、図6では凹所84が現れていない。なお、8
2は他方の分銅要素80の表面、86は同分銅要素80
の背面である。
【0023】一方及び他方の分銅要素70,80はそれ
ぞれの主部78,88が図1又は図2などで説明したス
ロット部Sにその上下両側から挿入される。このように
して一対の分銅要素70,80の主部78,88をスロ
ット部Sに挿入すると、一方の分銅要素70の両側の突
片部79,79が図1又は図4のようにその左右の歯部
22,22の上に重なり、かつ、他方の分銅要素80の
両側の突片部89,89が図2のようにその左右の歯部
22,22の下に重なると共に、図3のように、一対の
分銅要素70,80の背面76,86同士がわずかな間
隔H(図3参照)を隔てて対面する。この状態では、一
対の分銅要素70,80の左右両側の歯部22,22の
端部が、双方の分銅要素70,80の幅方向両側部分の
凹部77,87に嵌まり込む。そして、双方の分銅要素
70,80の要部分71,81の頂部を、インシュレー
タ40の1つの角部41に突き合せることによって、左
両側に位置している歯部22,22の内側端面22a,
22aが、図4のように上記凹部77,87の段付面7
7a,87aにそれぞれ重なり状に当接するようになっ
ている。このため、一対の分銅要素70,80は、それ
らの突片部79,89が歯部22に上下から重なり合う
ことによってロータ20軸線方向で位置決めされ、それ
らの要部分71,81がインシュレータ40の角部41
に突き合わされることによってロータ20の径方向で位
置決めされ、凹部77に嵌まり込んだ左右の歯部22,
22によって主部78,88が挾まれることによってロ
ータ20の周方向で位置決めされる。このような分銅要
素70,80の位置決め対策を講じておくと、分銅要素
70,80の主部78,88がスロット部Sの中で互い
に位置ずれすることがなく、また、それらの主部78,
88がスロット部Sの中で偏った箇所に位置ずれして配
備されるという事態が起こらない。
【0024】上記のようにしてロータ20の軸方向、径
方向、周方向で位置決めされている一対の分銅要素7
0,80のそれぞれの挿通孔75,85に、図6で説明
した加締めピン(リベット)90を挿通してその先端を
鍔形に加締めると、図3又は図5のように、加締めピン
90の鍔形の頭部91と先端を加締めることによって形
成された鍔形部92とによって一対の分銅要素70,8
0が結合され、それらの突片部79,89が歯部22を
挟持して一対の分銅要素70,80がロータ20に強固
にかつ確実に取り付けられる。ここで、一対の分銅要素
70,80の主部78,88に備わっている凹所74,
84(図1又は図2参照)は、加締めピン90の頭部9
1の全体又は鍔形部92の全体いずれをも完全に収容し
得るだけの深さに形成されている。したがって、図3又
は図5のように、加締めピン90の頭部91や鍔形部9
2は、それらの全体が各分銅要素70,80の凹所7
4,84に収容された状態になり、それらが各分銅要素
70,80の表面72,82から外に突き出てその加締
めピン90を含む分銅60の全体厚さを増大させるとい
う事態が起こらない。また、一対の分銅要素70,80
がロータ20に取り付けられた状態では、ロータ20側
のコンミテータ端子51が、他方の分銅要素80の凹部
87に臨んで、そのコンミテータ端子51と分銅60と
の干渉が回避される。
【0025】この実施形態によれば、一対の分銅要素7
0,80の要部分71,81に形成した凹入部73,8
3によってコンミテータ端子51が分銅要素70,80
と干渉することを防いでいるため、分銅要素70,80
の重心位置ひいては分銅60の重心位置が、凹入部7
3,83が設けられていない場合に比べて外側に移行す
る。そのため、分銅60の重心位置がロータ20の中心
位置から離れた箇所に位置されてその起振作用が高めら
れている。また、分銅60のその材料必要量が凹入部7
3,83の容積分だけ少なくて済むので、タングステン
などの高比重を有する高価な材料を使っても分銅60を
比較的安価に製作することができるという利点がある。
【0026】この実施形態では、空きスペースになって
いるスロット部Sを活用してそのスロット部Sに分銅6
0を設置してあるため、当該モータの高さ寸法が小さく
抑えられている。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、図7で
説明したような取付部121を用いずに、ロータの空き
スペースであるスロット部に分銅を確実に位置決めして
取り付けることが可能であり、その取付作業性にも優
れ、それにもかかわらず、分銅を成形するための金型コ
ストの高騰を来さない振動モータを安価に提供すること
が可能になる。また、本発明によれば、ロータの中心部
に設けられたインシュレータに分銅を当接させてその分
銅を容易に位置決めすることができるものでありなが
ら、分銅の重心位置をロータの中心位置から遠ざけて大
きな起振作用を発揮させることのできる振動モータを提
供することが可能になる。さらに、本発明によれば、生
産性に優れ、かつ、分銅を取り付けてもモータ特性の劣
化が起こらない振動モータを提供することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る振動モータの電機子の
概略平面図である。
【図2】同電機子を下側から見た概略平面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う部分の概略断面
図である。
【図4】図1の要部を拡大した部分平面図である。
【図5】図1のV矢視図に相当する拡大部分側面図であ
る。
【図6】分銅の分解斜視図である。
【図7】先行例2に記載された振動モータの平面図であ
る。
【図8】先行例2に記載された振動モータに用いられて
いる分銅の斜視図である。
【符号の説明】
20 ロータ 21 腕部 22 歯部 23 巻線 40 インシュレータ 41 インシュレータの角部 51 コンミテータ端子 60 分銅 70,80 分銅要素 71,81 要部分 73,83 凹入部 74,84 凹所 75,85 挿通孔 78,88 主部 79,89 突片部 90 加締めピン 91 頭部 92 鍔形部 S スロット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D107 AA09 AA12 AA13 BB07 BB08 DD09 5H607 AA12 BB01 BB04 BB14 CC01 DD02 DD16 JJ03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射方向に延び出て巻線が装備された複
    数の腕部のそれぞれの先端部にその腕部の両側に突き出
    た歯部が設けられてなるロータと、このロータに備わっ
    ている特定のスロット部に配備された分銅とを有する振
    動モータにおいて、 上記分銅が、上記ロータの軸線方向において、上記スロ
    ット部に配備された主部とその主部に連設されて上記歯
    部に重ね合わされた突片部とを有する対称形状の一対の
    分銅要素に分割され、その一対の分銅要素を互いに結合
    してそれらの分銅要素の突片部で上記歯部を挾み付ける
    ことによって、一対の上記分銅要素をロータに固定して
    あることを特徴とする振動モータ。
  2. 【請求項2】 上記ロータの中心部に多角形のインシュ
    レータが設けられ、かつ、上記分銅要素が外拡がり扇形
    に形成され、その分銅要素の要部分が上記インシュレー
    タの角部に突き当てられてその分銅要素が上記ロータの
    径方向で位置決めされている請求項1に記載した振動モ
    ータ。
  3. 【請求項3】 上記分銅要素は、その主部が左右の上記
    歯部に挾まれることによってロータの周方向で位置決め
    されている請求項1又は請求項2に記載した振動モー
    タ。
  4. 【請求項4】 一対の上記分銅要素に、それらの主部を
    貫通する挿通孔が具備され、その挿通孔に挿入された加
    締めピンを加締めることによって一対の分銅要素が互い
    に結合されている請求項2又は請求項3に記載した振動
    モータ。
  5. 【請求項5】 上記加締めピンの一端部に具備された頭
    部の全体が、一方の分銅要素の主部に形成された凹所に
    収容され、上記加締めピンを加締めることによってその
    他端部に具備された鍔形部の全体が、他方の分銅要素の
    主部に形成された凹所に収容されている請求項4に記載
    した振動モータ。
  6. 【請求項6】 一対の分銅要素のそれぞれの上記要部分
    に凹入部が具備されていて、一方の分銅要素の要部分の
    凹入部に、上記巻線の端末部が接続されたコンミテータ
    端子が臨まされることによって、そのコンミテータ端子
    と分銅要素との干渉が回避されている請求項1ないし請
    求項5のいずれか1項に記載した振動モータ。
  7. 【請求項7】 上記ロータは、複数の上記腕部を等角度
    おきに有し、かつ、それらの各腕部に装備された巻線の
    巻回数が同一である請求項1ないし請求項6のいずれか
    1項に記載した振動モータ。
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