JP2003164707A - 高級アルコール系水中油型エマルション消泡剤組成物 - Google Patents

高級アルコール系水中油型エマルション消泡剤組成物

Info

Publication number
JP2003164707A
JP2003164707A JP2001366451A JP2001366451A JP2003164707A JP 2003164707 A JP2003164707 A JP 2003164707A JP 2001366451 A JP2001366451 A JP 2001366451A JP 2001366451 A JP2001366451 A JP 2001366451A JP 2003164707 A JP2003164707 A JP 2003164707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulsion
higher alcohol
water
meth
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001366451A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki O
重輝 王
Setsuo Ando
節夫 安藤
Zenji Yamaguchi
善治 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hakuto Co Ltd
Original Assignee
Hakuto Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hakuto Co Ltd filed Critical Hakuto Co Ltd
Priority to JP2001366451A priority Critical patent/JP2003164707A/ja
Publication of JP2003164707A publication Critical patent/JP2003164707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高級アルコール系水中油型エマルション消泡
剤の貯蔵・保管中のエマルションの相分離が少なく、増
粘・ゲル化の少ない、エマルション安定性を改善された
高級アルコール系水中油型エマルション消泡剤組成物を
提供することにある。 【解決手段】 高級アルコール系水中油型エマルション
消泡剤において、(A)融点が40〜100℃である高
級アルコールと、(B)融点40〜100℃の脂肪酸エ
ステルと、(C)融点20℃以下の炭化水素油および/
又は油脂と、(D)ウエランガム、(E)ザンサンガム
と、(F)水溶性(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリ
ルアミド共重合体及び/又はその塩と、(G)非イオン
性界面活性剤および/又はアニオン性界面活性剤、を含
有することを特徴とするエマルション安定性が改善され
た高級アルコール系水中油型エマルション消泡剤組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙パルプ製造業、
石油化学工業、繊維工業、塗料工業など各種製造業にお
ける工程水や排水、さらに都市下水・し尿処理場などの
処理水および処理排水の発泡に適用する高級アルコール
系エマルション消泡剤、更に詳しくは、エマルション安
定性が改善された高級アルコール系水中油型エマルショ
ン消泡剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】エマルション製品は基本的に熱力学的に
不安定なものであり、水中油型高級アルコール系エマル
ション消泡剤は、保管中にエマルションの相分離の発生
やゲル状物の発生、さらに高級アルコール系水中油型エ
マルション消泡剤の増粘やゲル化等の品質低下が起きや
すい。
【0003】相分離した高級アルコール系水中油型エマ
ルション消泡剤では、相分離により有効分が均一でない
ために安定した消泡効果が得られない。また、増粘、ゲ
ル化した高級アルコール系水中油型エマルション消泡剤
では、発泡液に添加されても分散が不十分であるために
十分な消泡効果が発揮されないばかりか、工程内の装置
に付着して汚れの原因を作ったり、紙パルプ製造業では
パルプや成紙に付着して、損紙の原因になることがあ
る。その結果、使用工程での発泡トラブルに対処でき
ず、操業の一時停止等の大きな経済的損失を引き起こす
ことになる。
【0004】また、一般に高級アルコール系水中油型エ
マルション消泡剤は、コンテナやドラム缶容器から直
接、ポンプ注入することが多く、補充による混合が行わ
れない限り、高級アルコール系水中油型エマルション消
泡剤の表面は数時間から1〜2日に亘り外気に曝され、
乾燥し易い環境にある。高級アルコール系水中油型エマ
ルション消泡剤の表面が乾燥すると、高級アルコールを
多く含んだペースト状あるいは柔らかい粘土状物が形成
され、増粘、ゲル化した高級アルコール系水中油型エマ
ルション消泡剤と同様な障害が起こることになる。
【0005】そこで、長期保管中においても安定なエマ
ルションが得られるように様々な対策が講じられてき
た。例えば、高級アルコール系水中油型エマルション消
泡剤の安定化剤として、エマルション水相にアクリル
酸、メタアクリル酸、アクリルアミドまたメタアクリア
ミドの水溶性重合体または共重合体を配合する方法(特
公平06−104165号公報)、高級アルコール系水
中油型エマルション消泡剤のエマルション水相にポリア
クリル酸のアルカリ金属塩および/またアンモニウム
塩、微生物産生多糖類を配合する方法(特開平8−15
5212号公報)、高級アルコール系水中油型エマルシ
ョン消泡剤のエマルション水相にポリエチレンオキサイ
ド、ザンサンガム、メチルセルロースなどを配合する方
法(特開平9−234307号公報)、高級アルコール
系水中油型エマルション消泡剤の安定化剤に微生物産生
多糖類で実質的にフコース、グルコース、グルクロン酸
およびラムノースから構成される多糖類を使用する方法
(特開2000−4805号公報)などが提案された。
しかし、これらのエマルションの安定化方法では、依然
として、満足できるようなエマルションの相分離が少な
く、増粘・ゲル化の小さい、安定性な高級アルコール系
水中油型エマルション消泡剤を得るには至っていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高級アルコ
ール系水中油型エマルション消泡剤の貯蔵・保管中のエ
マルションの相分離が少なく、増粘・ゲル化の少ない、
エマルション安定性を改善された高級アルコール系水中
油型エマルション消泡剤組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するため手段】本発明者らは、高級アルコ
ール系水中油型エマルション消泡剤の貯蔵・保管中のエ
マルションの相分離、増粘・ゲル化の抑制などのエマル
ション安定性について、鋭意研究を重ねた結果、特定の
微生物産生多糖類と水溶性(メタ)アクリル酸−(メ
タ)アクリルアミド共重合体及び/又はその塩との組合
せにより、高級アルコール系水中油型エマルション消泡
剤のエマルション相の分離抑制および増粘・ゲル化抑制
が得られることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
【0008】すなわち、請求項1に係る発明は、高級ア
ルコール系水中油型エマルション消泡剤において、
(A)融点が40〜100℃である高級アルコールと、
(B)融点40〜100℃の脂肪酸エステルと、(C)
融点20℃以下の炭化水素油および/又は油脂と、
(D)ウエランガム、(E)ザンサンガムと、(F)水
溶性(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリルアミド共重
合体及び/又はその塩と、(G)非イオン性界面活性剤
および/又はアニオン性界面活性剤、を含有することを
特徴とするのエマルション安定性が改善された高級アル
コール系水中油型エマルション消泡剤組成物である。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1の高級ア
ルコール系水中油型エマルション消泡剤組成物であり、
水溶性(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリルアミド共
重合体が、(メタ)アクリル酸:(メタ)アクリルアミ
ド=3:7〜7:3(重量比)の組成で、分子量2,0
00〜3,000,000であることを特徴としてい
る。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載の高級アルコール系水中油型エマルション消泡剤組成
物であり、(D)ウエランガム、(E)ザンサンガム
と、(F)水溶性(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリ
ルアミド共重合体及び/又はその塩の配合比率が、1:
0.2〜5:0.1〜5であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
【0012】本発明は、高級アルコール系水中油型エマ
ルション消泡剤において、特定の2種の微生物産生多糖
類と水溶性(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリルアミ
ド共重合体及び/又はその塩を組み合わせて配合するこ
とにより、エマルション相の分離の抑制、エマルション
消泡剤の増粘抑制および製品のゲル化抑制、更には高級
アルコール系水中油型エマルション消泡剤の表面乾燥の
抑制をもたらし、エマルション安定性が改善された高級
アルコール系水中油型エマルション消泡剤組成物(以
下、「エマルション消泡剤」とする)に関するものであ
る。
【0013】本発明のエマルション消泡剤は、(A)融
点が40〜100℃である高級アルコールと、(B)融
点40〜100℃の脂肪酸エステルと、(C)融点20
℃以下の炭化水素油および/又は油脂と、(D)ウエラ
ンガム、(E)ザンサンガムと、(F)水溶性(メタ)
アクリル酸−(メタ)アクリルアミド共重合体及び/又
はその塩と、(G)非イオン性界面活性剤および/又は
アニオン性界面活性剤を含有するエマルション消泡剤で
ある。
【0014】本発明のエマルション消泡剤において、
(A)成分は、高級アルコールであり、融点が40〜1
00℃、好ましくは45〜90℃であり、飽和型と不飽
和型のいずれでも良く、その混合物でも良い。また、直
鎖型と分岐型のいずれでも良く、その混合物でも良い。
更に天然アルコールでも合成アルコールのいずれでも良
く、その混合物でも良く、これらの1種以上を用いる。
高級アルコールの融点が40℃未満では、適用する対象
の系の液温が40℃を越えるような高温にあるときには
充分な消泡効果を示さないことがあり、融点が100℃
を越える高級アルコールは入手が困難で実用的ではな
い。
【0015】融点が40〜100℃の高級アルコールの
例としては、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、エイコサノール、ドコサノール(ベヘニルアルコー
ル)、テトラコサノール、ヘキサコサノール、オクタコ
サノール、トリアコンタノール、オキソ法で合成された
融点が40〜100℃の分岐あるいは直鎖の高級アルコ
ール、チーグラー法で合成された融点が40〜100℃
の直鎖高級アルコール、直鎖型、分岐型、飽和型、不飽
和型等の混合物を含む合成アルコールの蒸留残査、天然
植物油脂から得られた融点40〜100℃の分岐および
不飽和の高級アルコール、例えばナタネアルコール等が
挙げられ、これらの1種および2種以上を用いても構わ
ない。
【0016】本発明の高級アルコールの配合量は、エマ
ルション消泡剤において1〜40重量%であり、好まし
くは5〜35重量%であり、より好ましく10〜30重
量%である。配合量が1重量%未満では、本発明の効果
が得られないことがあり、40重量%を越える配合量で
はエマルション消泡剤の粘度が高くなり、ポンプ注入等
の取り扱い性が悪くなり、使用できなくなることがあ
る。
【0017】(B)成分は、融点40〜100℃、好ま
しくは45〜90℃の脂肪酸エステルである。脂肪酸エ
ステルを構成する脂肪酸やアルコールは、飽和型と不飽
和型のいずれでも良く、混合物でも良く、また、直鎖型
でも分岐型でも良く、その混合物でも良く、さらに天然
と合成のいずれでも良く、その混合物でも良く、これら
の1種および2種以上を用いても良い。脂肪酸エステル
の融点が40℃未満の脂肪酸エステルでは、適用する対
象の系の液温が40℃を越えるような高温にあるときに
は充分な消泡効果を示さないことがあり、融点が100
℃を越える脂肪酸エステルは、消泡効果の向上が少な
く、エマルションの安定性も劣り好ましくない。
【0018】融点40〜100℃の脂肪酸エステルの具
体的な例としては、ステアリン酸ステアリル、ベヘニン
酸ベヘニル、ジステアリン酸エチレングリコール、ジス
テアリン酸ジエチレングリコール、ジステアリン酸トリ
エチレングリコール、ステアリン酸モノグリセライド、
ステアリン酸ジグリセライド、ジステアリン酸ペンタエ
リスリトール、テトラステアリン酸ペンタエリスリトー
ル、モノステアリン酸ソルビタン、ジステアリン酸ソル
ビタンなどが挙げられる。
【0019】(B)成分の配合量は、(A)成分100
重量部に対し10〜50重量部、好ましくは20〜40
重量部である。10重量部未満では消泡効果の改善が少
なく、50重量部より多いと配合量の増加の割には消泡
効果の向上が得られないことがある。
【0020】(C)成分は、融点20℃以下の炭化水素
油および油脂類であり、好ましくは融点が20℃以下
で、25℃における粘度が10〜500ミリパスカル・
秒(mPa・s)の炭化水素油および油脂類である。
【0021】融点20℃以下の炭化水素油および油脂類
の具体的な例として、デカン、ドデカン、トリデカン、
スピンドル油などのパラフィン系炭化水素、流動パラフ
ィン、灯油、軽油、ラウリン酸メチル、オレイン酸メチ
ル、オレイン酸オレイル、トリオレイン酸グリセライド
などの脂肪酸エステル類、フタル酸ジメチル、フタル酸
ブチル、フタル酸−ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸
ジオクチルなどの芳香族ジカルボン酸エステル類などが
あげられ、それぞれ単独あるいは2種以上を混合して使
用される。
【0022】(C)成分の配合量は、(A)成分100
重量部に対し10〜50重量部、好ましくは20〜40
重量部である。10重量部未満では消泡効果の改善が少
なく、また50重量部を越えると配合量の増加の割には
消泡効果の向上が大きくなく好ましくない。
【0023】(D)成分は、エマルションの安定性を向
上する目的で配合される微生物産生多糖類のウエランガ
ムで、「ウエランガム」(商品名、三昌(株)製)とし
て市販されているものが使用できる。(D)成分の配合
量は、エマルション消泡剤組成物に対して、0.01〜
0.5重量%、好ましくは0.05〜0.25重量%で
ある。
【0024】(E)成分は、エマルションの安定性を向
上する目的で配合される微生物産生多糖類のザンサンガ
ム(Xanthan Gum)であり、「ケルザン」(商品名、三
昌(株)製)あるいは「KELZAN」(商品名、三昌
(株)製)として市販されているものが使用できる。
(E)成分の配合量は、エマルション消泡剤組成物に対
して、0.01〜0.5重量%、好ましくは0.05〜
0.25重量%である。
【0025】(F)成分は、エマルションの安定性を向
上する目的で配合される水溶性の(メタ)アクリル酸−
(メタ)アクリルアミド共重合体及び/又はその塩であ
る。(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリルアミド共重
合体及び/又はその塩は、アクリル酸および/又はメタ
クリル酸とアクリルアミドおよび/又はメタクリルアミ
ドの水溶性共重合体およびその完全中和型あるいは部分
中和型の水溶性ナトリウム塩あるいはカリウム塩又はア
ンモニウム塩であり、これらの1種を用いても良いし、
2種以上を用いても良い。
【0026】本発明の水溶性(メタ)アクリル酸−(メ
タ)アクリルアミド共重合体中の(メタ)アクリル酸と
(メタ)アクリルアミドの比率は、(メタ)アクリル
酸:(メタ)アクリルアミド=1:9〜9:1で、好ま
しくは3:7〜7:3、より好ましくは4:6〜6:4
である。
【0027】本発明の水溶性(メタ)アクリル酸−(メ
タ)アクリルアミド共重合体の分子量は、2,000〜
3,000,000、好ましくは3,000〜2,00
0,000、より好ましくは5,000〜1,000,
000である。分子量が、2,000未満では、本発明
のエマルションの安定性が得られないことがあり、分子
量が3,000,000を越えるとこれを配合したエマ
ルション消泡剤の粘度が高くなり、ポンプ注入等の取扱
が悪くなることがある。
【0028】本発明の水溶性(メタ)アクリル酸−(メ
タ)アクリルアミド共重合体及び/又はその塩の配合量
は、エマルション消泡剤組成物に対し0.001〜0.
3重量部、好ましくは0.01〜0.1重量部である。
0.001重量部未満では本発明の効果が小さく、ま
た、0.3重量部を越えると配合量の増加の割には、得
られる効果の向上が大きくないうえに、エマルション消
泡剤の粘度が高くなり取り扱い難くなることがある。
【0029】本発明の水溶性の(メタ)アクリル酸−
(メタ)アクリルアミド共重合体及びその塩は、市販の
水溶性の(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリルアミド
共重合体及びその塩を使用しても良く、あるいは通常の
方法により合成して得られるものである。例えば、合成
する場合、(メタ)アクリル酸を水溶液とし、水酸化ナ
トリウムでpHを中和し、アクリルアミドを加えた後、
加熱してラジカル重合開始剤を添加し、重合を行い、水
溶性の(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリルアミド共
重合体水溶液を得ることができる。
【0030】本発明において、(D)ウエランガム、
(E)ザンサンガム、(F)水溶性の(メタ)アクリル
酸−(メタ)アクリルアミド共重合体及び/又はその塩
は、それぞれ単独および2種の併用では、エマルション
の安定性への効果が充分ではなく、3種を併用すること
により相乗効果が発揮されエマルションの安定性が改善
される。
【0031】(D)ウエランガム、(E)ザンサンガ
ム、(F)水溶性の(メタ)アクリル酸−(メタ)アク
リルアミド共重合体及び/又はその塩の配合比率は、目
的とするエマルション消泡剤組成物の粘度を考慮して適
宜、選択して決定されれば良いが、通常、(D):
(E):(F)=1:0.1〜10:0.05〜10で
あり、好ましくは1:0.2〜5:0.1〜5である。
また、(D)ウエランガム、(E)ザンサンガム、
(F)水溶性の(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル
アミド共重合体及び/又はその塩を併用する場合の配合
量は、3者の合計量となり、目的とするエマルション消
泡剤組成物の粘度を考慮して適宜、選択して決定されれ
ば良いが、通常、合計添加量が0.02〜1.0重量%
である。合計添加量が0.02重量%未満では、十分な
エマルジョン安定性の改善が得られないことがあり、
1.0重量%を越えると成分(1)を多く配合してもエ
マルジョン安定性改善の程度が大きくなく、メリットが
少ない上にエマルション消泡剤の粘度が高なり、取り扱
い難くなることがある。
【0032】(G)成分は、エマルション消泡剤の乳化
分散剤として使用する界面活性剤のアニオン性界面活性
剤および/又は非イオン性界面活性剤であり、その1種
または2種以上を用いても良い。具体的には、アニオン
性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウムやオレ
イル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸塩、ラウリル酸
ナトリウムやオレイン酸ナトリウムなどの水溶性脂肪酸
塩、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウムなどの水溶性
ジアルキルスルホコハク酸塩、リグニンスルホン酸ナト
リウムなどの水溶性リグニンスルホン酸塩、アルキルナ
フタレンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、
アルキルベンゼンスルホン酸塩などがあり、非イオン性
界面活性剤としては、ソルビタンモノオレエートやソル
ビタンジオレエートなどのソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートやポリオ
キシエチレンソルビタンジステアレートなどのポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンオレイン酸エステルやポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンオレイン酸エステルなどのポリオキシアル
キレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテルやポリオキシエチレンポリオキシプロピレンオレ
イルエーテルなどのポリオキシアルキレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル)
やポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテルなど
のポリオキシアルキレンアルキルフェノールエーテルな
どがあげられる。
【0033】該界面活性剤の配合量は、エマルション消
泡剤に対して0.05〜10重量%、好ましくは0.5
〜7重量%、より好ましくは1〜5重量%である。該界
面活性剤の配合量が0.05重量%未満ではエマルショ
ンの安定性向上が得られないことがあり、該界面活性剤
の配合量が10重量%を越えると界面活性剤の配合量に
見合うだけのエマルションの安定性向上が得られないこ
とがある。
【0034】その他、本発明の効果を損なわない範囲に
おいて、他の消泡性能を有するポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレン高級脂肪酸エステル類、ポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、更に
シリコーンオイル類、分離抑制用増粘剤、エマルション
表面の乾燥抑制用水溶性アルコール類などを適宜、配合
しても何ら構わない。
【0035】例えば、増粘剤としては、水溶性のセルロ
ース誘導体であるナトリウムカルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース等がある。
【0036】消泡効果を有するシリコンオイル類として
は、ポリシロキサン類や変性シリコンオイル類があり、
具体的にはジメチルポリシロキサン、ジエチルポリシロ
キサン、ジフェニルポリシロキサン、メチルフェニルポ
リシロキサン、末端にヒドロキシル基を持つジメチルポ
リシロキサン、一部側鎖にエチレンオキサイド、プロピ
レンオキサイドなどのアルキレンオキサイドを付加した
変性オルガノポリシロキサン等があげられる。
【0037】エマルションの表面乾燥抑制するための水
溶性のアルコール類としては、グリセリン、ジエチレン
グリコール、ポリエチレングリコールなどの多価アルコ
ール類、メチルセルソルブやブチルセルソルブ等のセル
ソルブ類があげられる。
【0038】本発明の(D)ウエランガム、(E)ザン
サンガム、(F)水溶性の(メタ)アクリル酸−(メ
タ)アクリルアミド共重合体及び/又はその塩のエマル
ション消泡剤への配合には、特に限定されたものではな
く、エマルション消泡剤組成物を「水性混合液」と「油
性混合液」の混合により調製するとすれば、本発明の
(D)ウエランガム、(E)ザンサンガム、(F)水溶
性の(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリルアミド共重
合体及びその塩類を「水性混合液」に溶解して、エマル
ション消泡剤組成物の調製を行なう方法、あるいは、
(D)ウエランガム、(E)ザンサンガム、(F)水溶
性の(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリルアミド共重
合体及びその塩類を除く、エマルション消泡剤の各組成
物を「水性混合液」と「油性混合液」して配合し、この
両者を混合してエマルションを調製した後、本発明の
(D)ウエランガム、(E)ザンサンガム、(F)水溶
性の(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリルアミド共重
合体及びその塩類の均一水分散液を添加して、水中油型
高級アルコール系エマルション消泡剤組成物を調製する
方法があり、何れを選択しても何ら構わない。具体的に
は、本発明におけるエマルション消泡剤組成物の調製
は、通常、以下のように行われる。(A)融点が40〜
100℃である高級アルコール類と、(B)融点40〜
100℃の脂肪酸エステル類と、(C)融点20℃以下
の炭化水素油類および/又は油脂類と、更に適宜、上記
以外の消泡性能を有する脂肪酸エステル類及び炭化水素
類、シリコーンオイル類、エマルション形成用の界面活
性剤、エマルションの表面乾燥抑制の水溶性アルコール
類を撹拌、混合して油性混合液を調製すると、油性液中
で最も高い融点を有するものよりも更に高い温度で、か
つ沸点よりも低い温度に加熱し、液状の油性混合液とす
る。一方、所定量の水で(I)非イオン性界面活性剤お
よび/又はアニオン性界面活性剤の水溶液を調整し、該
界面活性剤水溶液と油性混合液を強く撹拌しながらエマ
ルションを調製し、更に撹拌を続けて、(D)ウエラン
ガム、(E)ザンサンガム、(F)水溶性(メタ)アク
リル酸−(メタ)アクリルアミド共重合体及びその塩類
を添加し、撹拌、混合して均一として、エマルション消
泡剤を得る。好ましいエマルション消泡剤の調製方法と
しては、前述の油性混合液を該油性混合液中で最も高い
融点を有するものよりも更に高い温度で、かつ沸点より
も低い温度に加熱し、液状の油性混合液とし、一方、
水、(I)非イオン性界面活性剤および/又はアニオン
性界面活性剤、(D)ウエランガム、(E)ザンサンガ
ムと、(F)水溶性(メタ)アクリル酸−(メタ)アク
リルアミド共重合体及びその塩類とを撹拌、混合して均
一な水性混合液とした後、強く撹拌しながら油性混合液
と水性混合液を混合してエマルションを作り、更に撹拌
して、室温あるいは約30℃以下に冷却して高級アルコ
ール系エマルション消泡剤組成物を調製する方法であ
る。
【0039】更に以下のエマルション消泡剤の調製方法
がより好ましい。前述の油性混合液を該油性混合液中で
最も高い融点を有するものよりも更に高い温度で、かつ
沸点よりも低い温度に加熱し、液状の油性混合液とする
一方、水、(I)非イオン性界面活性剤および/又はア
ニオン性界面活性剤、(D)ウエランガム、(E)ザン
サンガムと、(F)水溶性(メタ)アクリル酸−(メ
タ)アクリルアミド共重合体及びその塩類とを撹拌、混
合して均一な水性混合液とする。製造直後のエマルショ
ン消泡剤組成物の温度が(A)高級アルコール、(B)
脂肪酸エステル類のいずれの融点より高く、かつ100
℃を超えない温度になるように水性混合液を予め、加温
し、次いで油性混合液と加温した水性混合液を強く撹拌
しながら混合してエマルションを作り、(A)高級アル
コール、(B)高級脂肪酸エステル類のいずれの融点よ
り高い温度を1〜2時間、撹拌維持し、更に撹拌して、
室温あるいは約30℃以下に冷却して高級アルコール系
エマルション消泡剤組成物を調製する。
【0040】本発明のエマルション消泡剤組成物は、発
泡している液に直接添加したり、発泡が生じる箇所の手
前の工程に添加して使用される。また、添加方法は、一
般的にポンプを使って添加するが、最適な方法を検討し
て選択されるもので特に限定されるものではない。
【0041】本発明のエマルション消泡剤組成物の添加
量は、対象とする系の状況や消泡する必要度により異な
るが、一般的には発泡する液に対して、1〜100pp
mが目安となる。
【0042】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は以下の実施例によって限定されるもので
はない。
【0043】(原料) A−1:炭素数18〜24の高級アルコール(コンデア
(株)製) A−2:1−トリアコンタノール(炭素数30の直鎖ア
ルコール)(試薬、東京化成(株)製) B−1:ジステアリン酸ペンタエリスリトール(日本油
脂(株)製) B−2:ベヘニン酸ベヘニル(日本油脂(株)製) C−1:ステアリン酸メチル(日本油脂(株)製) C−2:パラフィン系鉱物油(引火点:220℃、粘
度:20cSt(40℃))(出光興産(株)製) D:ウエランガム(多糖類)(商品名、三晶(株)) E:ザンサンガム(多糖類)(商品名、三晶(株)) F−1:アクリル酸−アクリルアミド共重合体(モル比
1:1、分子量2,000) F−2:アクリル酸−アクリルアミド共重合体(モル比
1:1、分子量3,000)F−3:メタクリル酸−ア
クリルアミド共重合体(モル比1:1、分子量1,00
0,000) F−4:アクリル酸−メタクリルアミド共重合体(モル
比4:6、分子量2,000,000) F−5:アクリル酸−アクリルアミド共重合体(モル比
6:4、分子量3,000,000) G−1:ソルビタンモノオレエート「ノニオンOP−8
0R」(商品名、日本油脂(株)製) G−2:ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート
「ノニオンOT−221」(商品名、日本油脂(株)
製) I−1:ジエチレグリコール(日本油脂(株)) I−2:ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重
合体「プルロニックL−61」(商品名、旭電化工業
(株)製) H−1:ポリアクリル酸ナトリウム(分子量3,50
0) H−2:カルボキシメチルセルロース(CMC)(「C
MCダイセル1330」(商品名)、ダイセル化学
(株)製) H−3:ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPM
C)(「メトローズSH−8000」(商品名)、信越
化学工業(株)製) H−4:ラムザンガム(多糖類)(商品名、三晶
(株)) H−5:アクリル酸(60重量%)−アクリルアミド
(40重量%)共重合体(フイケンチャーによるK−値
は250) (実施例1)2000mLのステンレス容器にウエラン
ガム(D)0.1g、ザンサンガム(E)0.1g、ア
クリル酸−アクリルアミド共重合体(F−2)0.1
g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(I
−2)10gおよび水679.7gを入れ、3枚スクリ
ュー羽根がある撹拌機で撹拌混合し、水溶液を調製し、
「水性混合液」とした。一方、1000mLのステンレ
ス製ビーカーに炭素数18〜24の高級アルコール(A
−1)200g、ジステアリン酸ペンタエリスリトール
(B−1)50g、パラフィン系鉱油(C−2)50
g、ソルビタンモノオレエート(I−1)10gを加え
て90℃に加熱撹拌し、「油性混合液」とした。次に水
性混合液を800rpmで強く撹拌しながら加温した油
性混合液を加え、80℃を維持しながら更に2時間、撹
拌を続けた。その後、加熱を停止して、30℃になるま
で撹拌冷却を続けた。この間、レーザー回折式粒度分布
計LP−500(堀場製造所(株)製)でエマルション
粒子径を測定し、粒子径5〜20μになるように撹拌を
継続し、高級アルコール系エマルション消泡剤を調製し
た。
【0044】同様な方法で表1及び表2に記載の組成の
実施例2〜16、18及び比較例1〜7、9,10を調
製した。
【0045】(実施例17)1000mLのステンレス
容器に水200gを入れ、3枚スクリュー羽根がある撹
拌機で撹拌下、ウェランガム(D)0.1g、ザンサン
ガム(E)0.1g、アクリル酸−アクリルアミド共重
合体(F−2)0.01gを準じ加えて、約2時間撹拌
し、均一な増粘剤分散液を調製した。次いで、実施例1
の方法に準じて、表1記載の水性混合液及び油性混合液
よりエマルション消泡剤組成物を調製した。この間、レ
ーザー回折式粒度分布計LP−500(堀場製造所
(株)製)でエマルション粒子径が5〜20μになるよ
うに撹拌、冷却しながらエマルション消泡剤組成物を調
製した。調製したエマルション消泡剤組成物を攪拌しな
がら、増粘剤分散液をゆっくりと添加し、添加終了後、
更に2時間撹拌し、油中水型高級アルコール系エマルシ
ョン消泡剤組成物を調製した。同様な方法で比較例8を
調製した。
【0046】(水中油型高級アルコール系エマルション
消泡剤組成物のエマルション相分離試験)高さ70mm
の広口瓶に水中油型高級アルコール系エマルション消泡
剤組成物を瓶底より高さ55mmになるまで加え、40
℃の環境下、静置した。静置後に底部に分離した水相の
高さ:h(mm)と広口瓶に入れた当該水中油型高級ア
ルコール系エマルション消泡剤組成物の初期の高さ:H
(mm)の比:h/Hをエマルション分離度として、静
置2週間後および2ヶ月後に測定した。結果を表2に示
した。
【0047】(水中油型高級アルコール系エマルション
消泡剤組成物の粘度安定性試験)150mL広口瓶に水
中油型高級アルコール系エマルション消泡剤組成物12
0mLを入れ、下限温度5℃〜上限温度20のプログラ
ム温度設定(設定温度:5℃及び20℃、保持時間:1
2時間、5℃〜20℃間の昇温及び降温時間:2時間)
をした「プログラムインキュベータIN81」(商品
名、ヤマト科学(株)製)内に静置し、製造直後の水中
油型高級アルコール系エマルション消泡剤組成物の粘度
と静置2ヶ月後に粘度を測定した。水中油型高級アルコ
ール系エマルション消泡剤組成物の粘度は、B型回転粘
度計で20℃、20rpmの条件で測定した。粘度の変
化が少ないほど好ましい。結果を表3に示した。
【0048】(水中油型高級アルコール系エマルション
消泡剤組成物の水分蒸発量と残存水分の評価)直径85
mmのシャーレに水中油型高級アルコール系エマルショ
ン消泡剤組成物20gを加え、20℃、湿度65%の恒
温恒湿室に静置して24時間後の重量(g)を測定し、
次式より水分蒸発率(%)を算出し評価した。水分蒸発
率(%)が少ない程、好ましい。 水分蒸発率(%)=[24時間後の重量(g)−20
g]×100/20 結果を表3に示した。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】従来法のアクリル酸−アクリルアミド共重
合体の配合例(比較例6)、ラムザンガムとポリアクリ
ル酸ナトリウムの配合例(比較例8)、ザンサンガムと
ポリアクリル酸ナトリウムの配合例(比較例10)を使
用したエマルション消泡剤では、40℃で2ヶ月静置後
のエマルションの分離は21〜33%、5〜20℃で2
ヶ月間の温度変化の繰り返しを受けたエマルション消泡
剤の製品粘度は元の粘度の2倍以上および1000mP
a・s以上に増粘した。一方、本発明のエマルション消
泡剤では、40℃で2ヶ月静置後のエマルションの分離
は3〜15%と低く、更に5〜20℃で2ヶ月の温度変
化の繰り返しを受けた後の製品粘度は元の粘度の2倍未
満及び1000mPa・s未満であり、ほとんど増粘せ
ず、ゲル状物の発生も見られなかった。また、本発明の
エマルション消泡剤は、水分蒸発率が20%以下で表面
乾燥性が改善され、製品使用現場でのポンプ注入時の詰
まりの改善に大きく寄与することが分かる。
【0053】
【発明の効果】本発明の方法により、エマルションの相
分離が少なく、エマルションの粘度増加が小さく、ゲル
化物の発生が少なく、さらにエマルション消泡剤組成物
の表面の水分蒸発を抑制した水中油型高級アルコール系
エマルション消泡剤組成物が得られた結果、水中油型高
級アルコール系エマルション消泡剤組成物の製品品質が
向上し、製品管理が容易になり、管理費の経費節減が得
られた。更に、これを用いた抄紙工程での損紙の発生が
大幅に解消され、最終製品の品質向上が得られ、各種産
業に大きく寄与する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D011 CB01 CB04 CB08 CC01 CC10 4D077 AA05 AA07 AB03 AB20 AC03 BA01 BA02 BA07 DA02Y DD03Y DD09Y DD17Y DD19Y DD63Y DE10Y DE24Y

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高級アルコール系水中油型エマルション
    消泡剤において、(A)融点が40〜100℃である高
    級アルコールと、(B)融点40〜100℃の脂肪酸エ
    ステルと、(C)融点20℃以下の炭化水素油および/
    又は油脂と、(D)ウエランガム、(E)ザンサンガム
    と、(F)水溶性(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリ
    ルアミド共重合体及び/又はその塩と、(G)非イオン
    性界面活性剤および/又はアニオン性界面活性剤、を含
    有することを特徴とするのエマルション安定性が改善さ
    れた高級アルコール系水中油型エマルション消泡剤組成
    物。
  2. 【請求項2】 水溶性(メタ)アクリル酸−(メタ)ア
    クリルアミド共重合体が、(メタ)アクリル酸:(メ
    タ)アクリルアミド=3:7〜7:3(重量比)の組成
    で、分子量2,000〜3,000,000である請求
    項1記載の高級アルコール系水中油型エマルション消泡
    剤組成物。
  3. 【請求項3】 (D)ウエランガム、(E)ザンサンガ
    ムと、(F)水溶性(メタ)アクリル酸−(メタ)アク
    リルアミド共重合体及び/又はその塩の配合比率が、
    1:0.2〜5:0.1〜5である請求項1又は2記載
    の高級アルコール系水中油型エマルション消泡剤組成
    物。
JP2001366451A 2001-11-30 2001-11-30 高級アルコール系水中油型エマルション消泡剤組成物 Pending JP2003164707A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001366451A JP2003164707A (ja) 2001-11-30 2001-11-30 高級アルコール系水中油型エマルション消泡剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001366451A JP2003164707A (ja) 2001-11-30 2001-11-30 高級アルコール系水中油型エマルション消泡剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003164707A true JP2003164707A (ja) 2003-06-10

Family

ID=19176346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001366451A Pending JP2003164707A (ja) 2001-11-30 2001-11-30 高級アルコール系水中油型エマルション消泡剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003164707A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010511499A (ja) * 2006-12-04 2010-04-15 ベーイプシロンカー ヘミー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクター ハフトゥング 水性媒体のための消泡剤
CN101780384B (zh) * 2009-12-07 2012-11-21 江苏赛欧信越消泡剂有限公司 一种聚醚改性硅氧烷的消泡组合物
WO2013143227A1 (zh) * 2012-03-29 2013-10-03 南京四新科技应用研究所有限公司 一种制备稳定脂肪醇乳液的方法
JP2014079699A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Hakuto Co Ltd 消泡剤及びその製造方法
CN106283863A (zh) * 2016-08-31 2017-01-04 浙江百斯特化工有限公司 一种乳液型高级脂肪醇消泡剂
CN108619760A (zh) * 2018-04-12 2018-10-09 深圳市广昌达石油添加剂有限公司 延迟焦化消泡剂及其制备方法
JP2020122232A (ja) * 2019-01-29 2020-08-13 サンノプコ株式会社 紙の製造方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010511499A (ja) * 2006-12-04 2010-04-15 ベーイプシロンカー ヘミー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクター ハフトゥング 水性媒体のための消泡剤
CN101780384B (zh) * 2009-12-07 2012-11-21 江苏赛欧信越消泡剂有限公司 一种聚醚改性硅氧烷的消泡组合物
WO2013143227A1 (zh) * 2012-03-29 2013-10-03 南京四新科技应用研究所有限公司 一种制备稳定脂肪醇乳液的方法
AU2012333911B2 (en) * 2012-03-29 2015-01-22 Nanjing Sixin Scientific-Technological Application Research Institute Co. Ltd. Process for preparation of stable fatty alcohol emulsion
US20150025182A1 (en) * 2012-03-29 2015-01-22 Nanjing Sixin Scientific-Technological Application Research Institute Co., Ltd. Process for preparation of stable fatty alcohol emulsion
US9321907B2 (en) * 2012-03-29 2016-04-26 Nanjing Sixin Scientific-Technological Application Research Institute Co. Ltd. Process for preparation of stable fatty alcohol emulsion
JP2014079699A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Hakuto Co Ltd 消泡剤及びその製造方法
CN106283863A (zh) * 2016-08-31 2017-01-04 浙江百斯特化工有限公司 一种乳液型高级脂肪醇消泡剂
CN108619760A (zh) * 2018-04-12 2018-10-09 深圳市广昌达石油添加剂有限公司 延迟焦化消泡剂及其制备方法
JP2020122232A (ja) * 2019-01-29 2020-08-13 サンノプコ株式会社 紙の製造方法
JP7241388B2 (ja) 2019-01-29 2023-03-17 サンノプコ株式会社 紙の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100537391B1 (ko) 수분산성소포제농축물
CN107674745B (zh) 一种金刚线润滑冷却液及应用
US4303549A (en) Liquid defoamer and defoaming process
US5807811A (en) Water-based drilling fluids containing phosphites as lubricating aids
CA2534037A1 (en) Borehole treating substance containing ether carboxylic acids
JPH06104165B2 (ja) 水中油型エマルジヨンを基礎とする消泡剤
JP2003164707A (ja) 高級アルコール系水中油型エマルション消泡剤組成物
WO1998000216A1 (en) Aqueous silicone defoaming agent
CN111154529A (zh) 一种抗硬水型植物油乳化复合剂及其制备
US4340500A (en) Liquid defoamer and process of use thereof
JP2000288308A (ja) W/o/w型消泡剤組成物
JPH08510160A (ja) 消泡剤の水性分散液
JP6008686B2 (ja) 消泡剤及びその製造方法
JP2003071207A (ja) 高級アルコール系エマルション消泡剤
JP3690773B2 (ja) 水中油型エマルション消泡剤組成物
JP3656174B2 (ja) 消泡剤組成物
JP4398186B2 (ja) 高級アルコール系水中油型エマルション消泡剤組成物
US4415472A (en) Mixture of alkali salts of sulfo-succinic acid dialkylesters and higher aliphatic alcohols, use thereof to defoam mineral acid decomposition media
JP2004025150A (ja) 高級アルコール系エマルション消泡剤組成物
US5830830A (en) Use of acetal-containing mixtures
JP4382995B2 (ja) 消泡剤組成物
JP2018051513A (ja) 水中油型エマルション消泡剤
JP3239660B2 (ja) 水中油型エマルション消泡剤組成物
JP6616678B2 (ja) 水中油型エマルション消泡剤
JP2004008894A (ja) 高級アルコール系エマルション消泡剤組成物