JP2003071207A - 高級アルコール系エマルション消泡剤 - Google Patents

高級アルコール系エマルション消泡剤

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JP2003071207A
JP2003071207A JP2001263670A JP2001263670A JP2003071207A JP 2003071207 A JP2003071207 A JP 2003071207A JP 2001263670 A JP2001263670 A JP 2001263670A JP 2001263670 A JP2001263670 A JP 2001263670A JP 2003071207 A JP2003071207 A JP 2003071207A
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higher alcohol
polysaccharide
defoaming agent
viscosity
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JP2001263670A
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Shigeki O
重輝 王
Setsuo Ando
節夫 安藤
Zenji Yamaguchi
善治 山口
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Hakuto Co Ltd
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Hakuto Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高級アルコール系エマルション消泡剤の貯蔵
・保管中のエマルションの相分離が少なく、増粘・ゲル
化の少ない、エマルション安定性を改善された高級アル
コール系エマルション消泡剤を提供することにある。 【解決手段】 高級アルコール系エマルション消泡剤に
おいて、(1)ウエランガム及び/又は構成単糖がモル
比でフコース:グルコース:グルクロン酸:ラムノース
=1〜2:1〜4:1〜2:1〜2である多糖類と、
(2)ザンサンガムと、(3)ナトリウムカルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロースの中から選ばれた少なく
とも1種を含むことを特徴とするのエマルション安定性
が改善された高級アルコール系エマルション消泡剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙パルプ工業、石
油化学工業、繊維工業、塗料工業など各種製造業におけ
る工程水や排水、さらに都市下水・し尿処理場など排水
処理工程における発泡対策に適用する、更に詳しくは、
エマルション安定性が改善された高級アルコール系エマ
ルション消泡剤に関する。
【0002】
【従来の技術】エマルション製品は基本的に熱力学的に
不安定なものであり、高級アルコール系エマルション消
泡剤製造後の保管中、高級アルコール系エマルション消
泡剤の相分離の発生、ゲル状物の発生、さらに高級アル
コール系エマルション消泡剤の粘度上昇によるゲル化等
の品質低下が起きやすい。さらに、相分離した高級アル
コール系エマルション消泡剤では十分な消泡効果が発揮
されないため、工程での発泡トラブルや安定な操業が得
られない等の障害を引き起こすことがある。増粘・ゲル
化にした高級アルコール系エマルション消泡剤が、工程
中に添加されて、紙製品に付着して損紙を発生させると
多大な損失をもたらすことがある。また、一般に高級ア
ルコール系エマルション消泡剤は、コンテナやドラム缶
容器から直接、ポンプ注入することが多く、高級アルコ
ール系エマルション消泡剤の製品表面は数時間に亘り外
気に曝されるため、表面が乾燥するようになり、高級ア
ルコールを多く含んだペースト状あるいは柔らかい粘土
状を形成し、ポンプ注入停止を引き起こしたり、工程内
に入り紙製品に付着して損紙を発生させる等の障害を引
き起こすことがある。
【0003】そこで、長期保管中においても安定なエマ
ルションが得られるように様々な対策が講じられてき
た。例えば、O/W型エマルションの安定化剤として、
エマルション水相にアクリル酸、メタアクリル酸、アク
リルアミドまたメタアクリアミドの水溶性重合体または
共重合体を配合する方法(特公平06−104165号
公報)、エマルション水相にポリアクリル酸のアルカリ
金属塩および/またアンモニウム塩、微生物多糖類を配
合する方法(特開平8−155212号公報)、エマル
ション水相にポリエチレンオキサイド、ザンサンガム、
メチルセルロースなどを配合する方法(特開平9−23
4307号公報)、微生物産生多糖類で実質的にフコー
ス、グルコース、グルクロン酸およびラムノースから構
成される多糖類を使用する方法(特開2000−480
5号公報)などが提案された。しかし、エマルションの
安定化剤として、生分解性の低いポリアクリル酸塩類な
どの有機合成ポリマーの使用は、自然環境への配慮から
好ましいものではないうえに、いくつか提案された方法
では、依然として満足できるエマルションの相分離が少
なく、増粘・ゲル化の小さい、安定性な高級アルコール
系O/W型エマルション消泡剤を得るには至っていな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高級アルコ
ール系エマルション消泡剤の貯蔵・保管中のエマルショ
ンの相分離が少なく、増粘・ゲル化の少ない、エマルシ
ョン安定性を改善された高級アルコール系エマルション
消泡剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するため手段】本発明者らは、高級アルコ
ール系O/W型エマルション消泡剤の貯蔵・保管中のエ
マルションの相分離、増粘・ゲル化の抑制などのエマル
ション安定性について、鋭意研究を重ねた結果、特定の
多糖類の組合せにより、高級アルコール系エマルション
消泡剤のエマルション相分離、増粘・ゲル化が大きく抑
制されることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0006】すなわち、請求項1に係る発明は、高級ア
ルコール系エマルション消泡剤において、(1)ウエラ
ンガム及び/又は構成単糖がモル比でフコース:グルコ
ース:グルクロン酸:ラムノース=1〜2:1〜4:1
〜2:1〜2である多糖類と、(2)ザンサンガムと、
(3)ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロースの中から選ばれた少なくとも1種、を含むことを
特徴とするのエマルション安定性が改善された高級アル
コール系エマルション消泡剤である。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1記載のエ
マルション安定性が改善された高級アルコール系エマル
ション消泡剤において、多糖類が主鎖としてグルコー
ス、グルクロン酸、ラムノースにて構成され、さらにフ
コースが側鎖に結合している構造を有することを特徴と
している。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載のエマルション安定性が改善された高級アルコール系
エマルション消泡剤において、多糖類がアルカリゲネス
レータスB−16株の産生する多糖類であることを特
徴とする。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
記載のエマルション安定性が改善された高級アルコール
系エマルション消泡剤において、(1)、(2)、
(3)の重量配合比が、1:1〜3:1〜5であること
を特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明は、高級アルコール系エマルション
消泡剤(以下、「エマルション消泡剤」とする)に3種
の多糖類を配合することで、相分離の抑制、増粘・ゲル
化の抑制、表面乾燥の抑制をもたらし、エマルション安
定性を改善した該エマルジョン消泡剤に関するものであ
る。
【0012】本発明におけるエマルション消泡剤は、常
温で固体の直鎖あるいは分岐の炭素数が8〜32の高級
アルコールを主成分の一つとして含むO/W型エマルシ
ョン消泡剤である。該高級アルコールの配合量は、通
常、約1〜40重量%であり、他に消泡性能を有する高
級脂肪酸エステル類、脂肪酸以外のカルボン酸のエステ
ル類及び炭化水素類、シリコーンオイル類、エマルショ
ン形成用界面活性剤、エマルションの分離抑制用増粘
剤、エマルション表面の乾燥抑制用水溶性アルコール類
などを適宜、含むものである。
【0013】本発明の成分(1)は、天然水溶性多糖類
のウエランガム及び/又は構成単糖がモル比でフコー
ス:グルコース:グルクロン酸:ラムノース=1〜2:
1〜4:1〜2:1〜2である多糖類である。
【0014】ウエランガムは、「ウェランガム」(商品
名、三昌(株)製)として市販されているものが使用で
きる。
【0015】構成単糖がモル比でフコース:グルコー
ス:グルクロン酸:ラムノース=1〜2:1〜4:1〜
2:1〜2である多糖類は、好ましくは下記式(1)に
示されるようなグルコース、グルクロン酸、ラムノース
からなる繰返し構造の主鎖からなり、主鎖中の1つのグ
ルコースに1つのフコースが分岐した構造を有する多糖
類であり、より好ましくはアルカリゲネス レータス−
16株の産生する多糖類(以下、「B−16多糖類」と
する)である。
【0016】
【化1】
【0017】本発明に使用される多糖類は、微生物産生
の多糖類として得られるもので、一般に微生物は、2種
以上の多糖類を産生することが多いために本発明に使用
される多糖類の他に他の多糖類が含まれていても本発明
の多糖類の効果を妨げるものでなければ、他の多糖類が
含まれることを妨げるものではない。本発明に使用され
る多糖類を産生する微生物は、特に限定されるものでは
ないが、例えば、アルカリゲネス レータスB−16株
細菌(FERM BP−2015号)がある。
【0018】アルカリゲネス レータスB−16株細菌
の生産する多糖類(B−16多糖類)には、少なくとも
2種の多糖類が含まれていることが確かめられており、
一つは、本発明の多糖類である前記式(1)に示すよう
なグルコース、グルクロン酸、ラムノースからなる繰返
し構造の主鎖中にある1つのグルコースに1つのフコー
スが分岐した構造を有する多糖類であり、分子量は10
程度の高分子成分である〔1998年度日本農芸化学
会大会要旨集、371頁参照〕。他の一つは、下記式
(2)で示される実質的にフコースとマンノースを構成
単糖とする構造の繰り返しの多糖類であり、分子量が1
〜10の低分子成分である〔Y.Nohata,
J.Azuma,R.Kurane,Carbohyd
rateResearch 293,(1996)21
3〜222参照〕。
【0019】
【化2】
【0020】このB−16多糖類は、「アルカラン」
〔商品名、INCIname:Alcaligenes
Polysaccharides、伯東(株)製〕と
して市販されている。この培養産物は少なくとも2種類
の多糖類からなっている。一般式(2)で示される多糖
類が、本発明の多糖類である一般式(1)の多糖類中に
含まれていてもその効果を妨げないため、一般式(2)
で示される多糖類を除去することなく、B−16多糖類
を使用することができる。
【0021】成分(1)のウェランガム、B−16多糖
類の配合は、それぞれ単独配合あるいは併用のいずれで
も良い。併用の場合、ウェランガムとB−16多糖類の
配合比率は、特に限定されるものではなく、コスト、目
的とする粘度、入手の容易さ等の諸条件を考慮して適
宜、決定されれば良い。
【0022】成分(1)の配合量は、エマルション消泡
剤に対して、通常、0.01〜0.50重量%(以下、
「重量%」を「%」とする)、好ましくは0.05〜
0.25%である。ウェランガムとB−16多糖類を組
合せる場合には、両者の合計量となる。成分(1)の添
加量が0.01%未満では、十分なエマルジョン安定性
の改善が得られない場合があり、0.50%を越えると
成分(1)を多く配合してもエマルジョン安定性改善の
程度が高くなく、メリットが少ない上にエマルション消
泡剤の粘度が高なり、取り扱い難くなる場合がある。
【0023】本発明の成分(2)は、天然水溶性多糖類
のザンサンガム(Xanthan Gum)であり、具体的には、
「ケルザン」(商品名、三昌(株)製)あるいは「KE
LZAN」(商品名、三昌(株)製)として市販されて
いる。
【0024】成分(2)の配合量は、高級アルコール系
エマルション消泡剤に対して0.01〜0.50%、好
ましくは0.05〜0.25%である。成分(2)の添
加量が0.01%未満では、十分なエマルジョン安定性
の改善が得られない場合があり、0.50%を越えると
成分(2)を多く配合してもエマルジョン安定性の改善
の程度が高くなく、メリットが少ない上にエマルション
消泡剤の粘度が高なり、取り扱い難くなる場合がある。
【0025】本発明の成分(3)は、水溶性のセルロー
ス誘導体であるナトリウムカルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロースの中から選ばれた少なくとも1種であ
る。
【0026】本発明のナトリウムカルボキシルメチルセ
ルロース(以下、「CMC」とする)は、グルコース単
位へのカルボキシルメチル基の導入により水溶性とな
り、カルボキシルメチル基の導入を示す置換度(DS:
0〜最大3)は0.5〜1.5であり、1%水溶液粘度
(20℃)が約50〜6,000mPa・sである。1
%水溶液粘度(20℃)が約50mPa・s未満では、
十分な増粘効果が発揮されず、エマルションの安定性に
寄与しない場合があり、1%水溶液粘度(20℃)が約
7,000mPa・sを越えるとエマルションの粘度が
高くなりすぎて取扱性が悪くなり、好ましくない場合が
ある。
【0027】本発明のヒドロキシエチルセルロース(以
下、「HEC」とする)は、グルコース単位へのエチレ
ンオキシドの付加モル置換度(MS)が1.3〜3.
5、グルコース単位のヒドロキシル基へのエチレンオキ
シドの付加モル置換度(DS)が1.0〜2.0であ
り、1%水溶液粘度(20℃)が約50〜10,000
mPa・sである。HECの1%水溶液粘度(20℃)
が約50mPa・sよりも小さいと、十分な増粘効果が
発揮されず、エマルションの安定性に寄与しない場合が
あり、1%水溶液粘度(20℃)が約10,000mP
a・sを越えるとエマルションの粘度が高くなりすぎて
取扱性が悪くなる場合がある。
【0028】本発明のヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース(以下、「HPMC」とする)は、グルコース単位
へのエチレンオキシドの付加モル置換度:MSが0.1
〜0.5、グルコース単位のヒドロキシル基へのメトキ
シ基の導入置換度(DS)が1.0〜2.5の範囲のも
ので、その1%水溶液粘度(20℃)が約50〜10,
000mPa・sである。HPMCの1%水溶液粘度
(20℃)が約50mPa・sよりも小さいと、十分な
増粘効果が発揮されず、エマルションの安定性に寄与し
ない場合があり、1%水溶液粘度(20℃)が約10,
000mPa・sを越えるとエマルションの粘度が高く
なりすぎて取扱性が悪くなり、好ましくない場合があ
る。
【0029】本発明の成分(3)の配合量は、エマルシ
ョン消泡剤に対して、通常、0.01〜1.00%であ
り、好ましくは0.05〜0.50%である。0.01
%未満では、十分なエマルジョン安定性の改善が得られ
ない場合があり、1.00%を越えると多く配合しても
エマルジョン安定性の改善の程度が高くなく、メリット
が少ない上にエマルション消泡剤の粘度が高なり、取り
扱い難く、増粘・ゲル化する場合がある。
【0030】本発明の成分(1)、(2)、(3)は、
それぞれ単独および2種併用のみでは、エマルションの
安定性への効果が充分ではなく、3種を併用することに
より相乗効果が発揮されエマルションの安定性が改善さ
れる。
【0031】本発明の成分(1)、(2)、(3)の配
合比率は、目的とするエマルション消泡剤の粘度、コス
トを考慮して適宜、決定されれば良く、通常、(1):
(2):(3)=1:0.5〜5:0.5〜10であ
り、好ましくは1:1〜3:1〜5である。
【0032】本発明のエマルション消泡剤に使用される
高級アルコールは、融点が40〜100℃、好ましくは
45〜90℃の飽和型と不飽和型のいずれでもまた混合
物でもよく、直鎖型と分岐型のいずれでもまた混合物で
もよく、さらに天然アルコールでも合成アルコールのい
ずれでもまた混合物でもよい。具体的な例としては、セ
チルアルコール、ステアリルアルコール、エイコサノー
ル、ベヘニルアルコール、テトラコサノール、ヘキサコ
ノール、オクタコノール、ミリシリルアルコール、オキ
ソ法で合成された融点が40〜100℃の高級アルコー
ル、チーグラー法で合成された融点が40〜100℃の
高級アルコール、合成アルコールの蒸留残査等があげら
れ、これらの1種以上を選択して用いられる。
【0033】本発明のエマルション消泡剤に使用される
消泡効果を持つ脂肪酸エステルは、融点40〜100
℃、好ましくは45〜90℃の脂肪酸エステルである。
脂肪酸エステルを構成する脂肪酸やアルコールは、飽和
型と不飽和型のいずれでもまた混合物でもよく、直鎖型
でも分岐型でもまた混合物でもよく、さらに天然と合成
のいずれでもまた混合物でもよく、またその混合物を用
いてもよい。脂肪酸エステルの融点が40℃未満の脂肪
酸エステルでは、適用する対象の系の液温が40℃を越
えるような高温にあるときには充分な消泡効果を示さな
いことがあり、融点が100℃を越える脂肪酸エステル
は、消泡効果が小さく、エマルションの安定性も劣り好
ましくない。具体的な例としては、ステアリン酸ステア
リル、ベヘニン酸ベヘニル、ジステアリン酸エチレング
リコール、ジステアリン酸ジエチレングリコール、ジス
テアリン酸トリエチレングリコール、ステアリン酸モノ
グリセライド、ステアリン酸ジグリセライド、ジステア
リン酸ペンタエリスリトール、テトラステアリン酸ペン
タエリスリトール、モノステアリン酸ソルビタン、ジス
テアリン酸ソルビタン、ステアリン酸ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンエステル、ジステアリン酸ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンなどがあげられ、
これらの1種以上を選択して用いられる。
【0034】脂肪酸エステルの配合量は、高級アルコー
ル100重量部に対し、通常、10〜50重量部、好ま
しくは20〜40重量部である。10重量部未満では消
泡効果が小さいい場合があり、50重量部より多いと配
合量の増加の割には消泡効果の向上が大きくない場合が
る。
【0035】本発明のエマルション消泡剤に使用される
カルボン酸エステル類及び/又は炭化水素油類は、融点
20℃以下のカルボン酸エステル類及び/又は炭化水素
油類で、好ましくは25℃における粘度が10〜500
ミリパスカル・秒(mPa・s)のカルボン酸エステル
類及び/又は炭化水素油類である。具体的な例として、
ラウリン酸メチル、オレイン酸メチル、オレイン酸オレ
イル、トリオレイン酸グリセライドなどの脂肪酸エステ
ル類、フタル酸ジメチル、フタル酸−ジ−2−エチルヘ
キシル、フタル酸ジオクチルなどの芳香族ジカルボン酸
エステル類、デカン、ドデカン、トリデカン、スピンド
ル油などのパラフィン系炭化水素、流動パラフィン、灯
油、軽油などがあげられ、これらの1種以上を選択して
用いられる。
【0036】カルボン酸エステル類及び/又は炭化水素
油類の配合量は、高級アルコール100重量部に対し1
0〜50重量部、好ましくは20〜40重量部である。
10重量部未満では消泡効果が小さい場合があり、50
重量部を越えると配合量の増加の割には消泡効果の向上
が大きくない場合がある。
【0037】本発明のエマルション消泡剤に使用される
シリコンオイル類は、ポリシロキサン類や変性シリコン
オイル類であり、好ましくは25℃における粘度が2〜
5000mPa・s、さらに好ましくは50〜2000
mPa・sのポリシロキサン類や変性シリコンオイル類
である。
【0038】具体的にはジメチルポリシロキサン、ジエ
チルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、メチ
ルフェニルポリシロキサン、末端にヒドロキシル基を持
つジメチルポリシロキサン、一部側鎖にエチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイドなどのアルキレンオキサイ
ドを付加した変性オルガノポリシロキサン等があげら
れ、これらの1種以上を選択して用いられる。
【0039】シリコンオイル類の配合量は、高級アルコ
ール100重量部に対し2〜20重量部、好ましくは5
〜10重量部である。2重量部未満では消泡効果が小さ
い場合があり、20重量部を越えると配合量の増加の割
には消泡効果の向上が大きくない場合がある。
【0040】本発明のエマルション消泡剤に使用される
増粘剤は、エマルション分離抑制用の増粘剤であり、通
常、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸
−(メタ)アクリルアミド等の合成系高分子重合体や、
グアーグム、ザンサンガム等の天然多糖類などがあげら
れ、これらの1種以上を選択して用いられる。
【0041】増粘剤の配合量は、目的とするエマルショ
ン消泡剤の粘性に応じて、適宜選択されるが、通常、エ
マルション消泡剤に対して0.1〜1.5重量%であ
る。
【0042】本発明の水溶性アルコール類は、エマルシ
ョンの表面乾燥抑制するための水溶性の多価アルコール
類及びセルソルブ類であれば特に限定されるものではな
く、具体的には、グリセリン、ジエチレングリコール、
ポリエチレングリコールなどの多価アルコール類、メチ
ルセルソルブやブチルセルソルブ等のセルソルブ類があ
げられ、これらの1種以上を選択して用いられる。
【0043】本発明のエマルション消泡剤に使用される
乳化剤は、特に限定するものではないが、一般的にはア
ニオン性界面活性剤や非イオン性界面活性剤から選ばれ
る。アニオン性界面活性剤には、ラウリル硫酸ナトリウ
ムやオレイル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸塩、ラ
ウリル酸ナトリウムやオレイン酸ナトリウムなどの水溶
性脂肪酸塩、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウムなど
の水溶性ジアルキルスルホコハク酸塩、リグニンスルホ
ン酸ナトリウムなどの水溶性リグニンスルホン酸塩、ア
ルキルナフタレンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホ
ン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩などがあり、非
イオン性界面活性剤では、ソルビタンモノオレエートや
ソルビタンジオレエートなどのソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートやポ
リオキシエチレンソルビタンジステアレートなどのポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンオレイン酸エステルやポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンオレイン酸エステルなどのポリオキシ
アルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラウリ
ルエーテルやポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
オレイルエーテルなどのポリオキシアルキレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテ
ル)やポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル
などのポリオキシアルキレンアルキルフェノールエーテ
ルなどがあげられ、これらの1種以上を選択して用いら
れる。
【0044】界面活性剤の配合量は、エマルション中の
成分、界面活性剤の種類などにより異なり、一律に決め
られるものではないが、一般的には製造されるエマルシ
ョン対して0.05〜5重量%である。
【0045】本発明の成分(1)、(2)、(3)のエ
マルション消泡剤への配合には、特に限定されたもので
はなく、エマルション消泡剤を「水相液」と「油相液」
の混合により調製するとすれば、本発明の成分(1)、
(2)、(3)を「水相液」に溶解して、エマルション
消泡剤調製を行なう方法、あるいは、エマルション消泡
剤の各組成物を「水相液」と「油相液」して配合し、こ
の両者を混合してエマルションを調製した後、本発明の
成分(1)、(2)、(3)の均一水分散液を添加し
て、高級アルコール系エマルション消泡剤を調製する方
法があり、何れを選択しても何ら構わない。
【0046】本発明における高級アルコール系エマルシ
ョン消泡剤の調製は、通常の調製方法に準じて行って構
わないが、以下のような調製方法が好ましい。
【0047】高級アルコール、消泡性能を有する高級脂
肪酸エステル類、脂肪酸以外のカルボン酸のエステル類
及び炭化水素類、シリコーンオイル類、エマルション形
成用の界面活性剤、エマルション分離抑制用の増粘剤、
エマルションの表面乾燥抑制の水溶性アルコール類を撹
拌、混合し、高級アルコール、消泡性能を有する脂肪酸
エステル類、カルボン酸エステル類及び炭化水素類の中
で最も高い融点を有するものよりも高い温度、かつ沸点
よりも低い温度に加熱し、液状の「油性混合物」とす
る。一方、水、エマルション調製用界面活性剤、本発明
の成分(1)、(2)、(3)を撹拌、混合して製造直
後のエマルションの温度が高級アルコール、消泡性能を
有する脂肪酸エステル類、カルボン酸エステル類及び炭
化水素類のいずれの融点より高く、かつ100℃を超え
ない温度になるように加温し、「水相液」とする。強く
撹拌しながら「油相液」と「水相液」を混合してエマル
ションを作り、高級アルコール、消泡性能を有する高級
脂肪酸エステル類、脂肪酸以外のカルボン酸のエステル
類及び炭化水素類のいずれの融点より高い温度を1〜2
時間、撹拌維持し、更に撹拌して、室温あるいは約30
℃以下に冷却して高級アルコール系エマルション消泡剤
を調製する方法である。
【0048】本発明の効果を妨害しない範囲において、
他の合成高分子系増粘剤、多糖類系増粘剤、殺菌剤、界
面活性剤系消泡剤、スライムコントロール剤等を配合し
ても構わない。
【0049】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は以下の実施例によって限定されるもので
はない。 (原料) A−1:アルカガム(多糖類)(商品名、伯東(株)
製) A−2:ウエランガム(多糖類)(商品名、三晶
(株)) B:ザンサンガム(多糖類)(商品名、三晶(株)) C−1:カルボキシメチルセルロース(CMC)(「C
MCダイセル1330」(商品名)、ダイセル化学
(株)製) C−2:ヒドロキシエチルセルロース(HEC)(「H
ECダイセル SP800」(商品名)、ダイセル化学
(株)製) C−3:ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPM
C)(「メトローズSH−8000」(商品名)、信越
化学工業(株)製) D−1:炭素数18〜24の高級アルコール(コンデア
(株)製) D−2:1−トリアコンタノール(炭素数30の直鎖ア
ルコール)(試薬、東京化成(株)製) E−1:ジステアリン酸ペンタエリスリトール(日本油
脂(株)製) E−2:ベヘニン酸ベヘニル(日本油脂(株)製) F−1:ステアリン酸メチル(日本油脂(株)製) F−2:パラフィン系鉱物油(引火点:220℃、粘
度:20cSt(40℃))(出光興産(株)製) G−1:ジエチレグリコール(日本油脂(株)) G−2:ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重
合体「プルロニックL−61」(商品名、旭電化工業
(株)製) H−1:ジメチルポリシロキサン「SH−200(10
0cSt)」(商品名、東レシリコーン(株))製) H−2:ポリエチレンオキサイド・ポリプロピレンオキ
サイド付加オルガノポリシロキサン「KF353(粘度
400cSt)」(商品名、東レシリコーン(株)製) I−1:ソルビタンモノオレエート「ノニオンOP−8
0R」(商品名、日本油脂(株)製) I−2:ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート
「ノニオンOT−221」(商品名、日本油脂(株)
製) J−1:ポリアクリル酸ナトリウム(分子量100万)
(住友化学(株)製)(実施例1) 2000mLのステンレス容器にアルカガム(A−1)
0.5g、ザンサンガム(B)0.25g、CMC(C
−1)0.25g、ジエチレングリコール(G−1)3
0g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート
(I−1)10gおよび水649gを入れ、3枚スクリ
ュー羽根がある撹拌機で撹拌混合し、水溶液を調製し、
「水相液」とした。一方、1000mLのステンレス製
ビーカーに炭素数18〜24の高級アルコール(D−
1)200g、ジステアリン酸ペンタエリスリトール
(E−1)50g、パラフィン系鉱油(F−2)50
g、ソルビタンモノオレエート(I−2)10gを加え
て90℃に加熱撹拌し、「油相液」とした。次に「水相
液」を800rpmで強く撹拌しながら加温した「油相
液」を加え、80℃を維持しながら更に2時間、撹拌を
続けた。その後、加熱を停止して、30℃になるまで撹
拌冷却を続けた。この間、レーザー回折式粒度分布計L
P−500(堀場製造所(株)製)でエマルション粒子
径を測定し、粒子径5〜20μになるように撹拌を継続
し、高級アルコール系エマルション消泡剤を調製した。
【0050】同様な方法で表1及び表2に記載の組成の
実施例2〜12及び比較例1〜3、7を調製した。 (実施例13)1000mLのステンレス容器に水、2
17.75gを入れ、3枚スクリュー羽根がある撹拌機
で撹拌下、アルカガム(A−1)0.75g、ザンサン
ガム(B)0.75g、CMC(C−1)0.75gを
準じ加えて、約2時間撹拌し、均一な増粘剤分散液を調
製した。次いで、実施例1の方法に準じて、表1記載の
水相液及び油相液組成で「エマルション」を調製した。
この間、レーザー回折式粒度分布計LP−500(堀場
製造所(株)製)でエマルション粒子径が5〜20μに
なるように撹拌、冷却しながら「エマルション」を調製
した。調製した「エマルション」を攪拌しながら、増粘
剤分散液をゆっくりと添加し、添加終了後、更に2時間
撹拌し、高級アルコール系エマルション消泡剤を調製し
た。
【0051】同様な方法で比較例4〜6を調製した。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】(O/W型エマルション消泡剤のエマルシ
ョン相分離試験)高さ70mmの広口瓶にO/W型エマ
ルション消泡剤を瓶底より高さ55mmになるまで加
え、40℃の環境下、静置した。静置後に底部に分離し
た水相の高さ:h(mm)と広口瓶に入れたO/W型エマ
ルション消泡剤の初期の高さ:H(mm)の比:h/Hを
エマルション分離度とし、静置2週間後および2ヶ月後
のエマルション分離度を測定した。結果を表2に示し
た。 (O/W型エマルション消泡剤の粘度安定性試験)15
0mL広口瓶にO/W型エマルション消泡剤120mL
を入れ、下限温度5℃〜上限温度20のプログラム温度
設定(設定温度:5℃及び20℃、保持時間:12時
間、5℃〜20℃間の昇温及び降温時間:2時間)をし
た「プログラムインキュベータIN81」(商品名、ヤ
マト科学(株)製)内に静置し、製造直後のO/W型エ
マルション消泡剤の粘度と静置2ヶ月後に粘度を測定し
た。O/W型エマルション消泡剤の粘度は、B型回転粘
度計で20℃、20rpmの条件で測定した。粘度の変
化が少ないほど好ましい。結果を表3に示した。
【0055】
【表3】
【0056】(1)アルカガム及び/又はウエランガム
と、(2)ザンサングムと、(3)CMC、HEC、H
PMCの何れか1種以上、とを併用することにより、エ
マルション消泡剤の安定性は大きく向上し、40℃で
は、2ヶ月静置してもエマルションの分離は約5%以内
であり、大きく改善された。(1)〜(3)の各増粘剤
の単独使用や2種の組合せではエマルションの分離は2
ヶ月後では約9〜37%と高い。更に(1)〜(3)の
各増粘剤を組み合わせたエマルション消泡剤の製品粘度
は、5〜20℃の温度変化の繰り返しを2ヶ月経過して
もほとんど増粘しなかった。また、ゲル状物の発生も見
られなかった。一方、(1)〜(3)の各増粘剤の単独
使用や2種の組合せたエマルション消泡剤の製品粘度で
は、2ヶ月後には1200mPa・s以上に増粘した
り、ゲル化物の発生が認められ、実用上、使用できな
い。
【0057】
【発明の効果】本発明の(1)アルカガム及び/又はウ
エランガムと、(2)ザンサングムと、(3)CMC、
HEC、HPMC等の水溶性セルロース誘導体を併用す
ることで、エマルションの相分離が少なく、エマルショ
ン粘度の増粘が少なく、ゲル化物の発生がない、高級ア
ルコール系エマルション消泡剤が得られ、その結果、こ
れを用いた抄紙工程での損紙の発生が大幅に解消され、
最終製品の品質向上が得られた。さらに本発明の高級ア
ルコール系エマルション消泡剤の製品管理が容易にな
り、管理費の経費節減が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D011 CA01 CB01 CB15 CB16 CC01 4L055 AG34 AG44 AG46 AH35 FA23 FA30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高級アルコール系エマルション消泡剤に
    おいて、(1)ウエランガム及び/又は構成単糖がモル
    比でフコース:グルコース:グルクロン酸:ラムノース
    =1〜2:1〜4:1〜2:1〜2である多糖類と、
    (2)ザンサンガムと、(3)ナトリウムカルボキシメ
    チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
    キシプロピルメチルセルロースの中から選ばれた少なく
    とも1種、を含むことを特徴とするのエマルション安定
    性が改善された高級アルコール系エマルション消泡剤。
  2. 【請求項2】 多糖類が、主鎖としてグルコース、グル
    クロン酸、ラムノースにて構成され、さらにフコースが
    側鎖に結合している構造を有する請求項1記載のエマル
    ション安定性が改善された高級アルコール系エマルショ
    ン消泡剤。
  3. 【請求項3】 多糖類が、アルカリゲネス レータスB
    −16株の産生する多糖類である請求項1又は2のいず
    れかに記載の増粘剤。
  4. 【請求項4】 (1)、(2)、(3)の重量配合比
    が、1:1〜3:1〜5である請求項1ないし3のいず
    れか記載のエマルション安定性が改善された高級アルコ
    ール系エマルション消泡剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104707368A (zh) * 2015-03-26 2015-06-17 江苏精科嘉益工业技术有限公司 一种稳定的高级脂肪醇类脱气剂的制备方法
CN106807120A (zh) * 2016-12-28 2017-06-09 广东中联邦精细化工有限公司 一种改性有机硅消泡剂及其制备方法
JP2021098156A (ja) * 2019-12-20 2021-07-01 株式会社日新化学研究所 エマルション型消泡剤

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