JP2003164510A - 脱臭剤およびその製造方法 - Google Patents
脱臭剤およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2003164510A JP2003164510A JP2001366925A JP2001366925A JP2003164510A JP 2003164510 A JP2003164510 A JP 2003164510A JP 2001366925 A JP2001366925 A JP 2001366925A JP 2001366925 A JP2001366925 A JP 2001366925A JP 2003164510 A JP2003164510 A JP 2003164510A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iodine
- activated carbon
- deodorant
- impregnated
- inorganic acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
分を同時に除去し得る添着活性炭からなる脱臭剤および
その製造方法を提供する。 【解決手段】 ヨウ素単体、またはヨウ素単体と無機酸
が添着・担持された活性炭からなる脱臭剤、並びに活性
炭に、ヨウ素の低級アルコール溶解液、またはヨウ素の
低級アルコール溶解液と無機酸溶解液を付着させ、次い
で乾燥処理し、ヨウ素単体、またはヨウ素単体と無機酸
を添着・担持させる脱臭剤の製造方法である。
Description
製造方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、悪臭物
質の吸着活性に優れ、例えば硫化水素、メチルメルカプ
タン、硫化メチル、二硫化メチル、アンモニア、トリメ
チルアミン、アセトアルデヒドなどの複数種の悪臭物質
を同時に処理し得るヨウ素単体またはヨウ素単体と無機
酸を添着・担持した活性炭からなる脱臭剤、およびこの
ものを、廃液処理などを必要とせず、かつ簡単な操作に
より、低コストで効率よく製造する方法に関するもので
ある。
のであって感覚公害の一つである。悪臭に対する苦情
は、典型七公害、すなわち大気汚染、騒音、悪臭、水質
汚濁、振動、土壌汚染、地盤沈下の中で、近年増加傾向
にあるトップの大気汚染に次いで、苦情2位の騒音とほ
ぼ肩を並べるレベルにある。快適な環境づくりにとっ
て、大気汚染防止や騒音対策と並んで、悪臭対策は重要
なキーワードとなっている。
は、下水処理や廃棄物処理、ペット臭、水道水のカルキ
臭といった都市生活に係る所で増えてきており、悪臭苦
情が農村型、産業型から都市生活型となってきている。
おり、悪臭防止対策の重要性は、今後の循環型社会の構
築も考慮し、一段と高まっている。わが国においては、
悪臭防止法による規制を受ける物質には「特定悪臭物
質」として22種類が指定されており、そして、これら
の物質には、それぞれ固有の規制数値がある。具体例を
挙げると、事業所の敷地境界での規制値として、アンモ
ニア1〜5ppm、硫化水素0.02〜0.2ppmと
されている。なお、数値的な悪臭物質の濃度規制の基準
値を下回っても、隣接地域の住民が感覚的に受けている
臭いの被害の実態との間にズレが生じることがある。こ
のため、1996年の法改正により、前記濃度規制と共
に、人の嗅覚による臭気を判定する嗅覚測定法(官能試
験法)も採用されるようになっている。
(1)化学的処理、(2)物理的処理、(3)官能的処
理、(4)生物的処理などが知られている。これらの臭
気除去処理技術の中で、上記(2)の物理的処理は、吸
着方式とイオン交換方式に大別することができ、そして
前者の吸着方式における吸着剤としては、活性炭を始
め、シリカ、アルミナゲル、ゼオライトなどが用いられ
る。しかしながら、活性炭以外の吸着剤の多くは、有臭
ガス中に必然的に含まれる水分を選択的に吸着し、悪臭
物質の吸着能が十分に発揮されないという問題を有して
いる。これに対し、活性炭は、水分の存在に左右され
ず、悪臭物質を選択的に吸着し、極低濃度まで処理する
ことが可能であり、高濃度臭気の最終処理や低濃度臭気
の直接処理などに広く利用されている。
おいては、その吸着容量は吸着物質の種類により大きく
左右され、処理対象によっては、寿命が著しく短くなる
ことがある。そのため、種々の薬品を添着・担持して処
理能力を高めた活性炭が一般に用いられている。例えば
硫化水素などの酸性臭気成分の除去には、水酸化ナトリ
ウムや水酸化カリウムなどのアルカリを添着・担持させ
たアルカリ添着炭が、アンモニアなどの塩基性臭気成分
の除去には、塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸を添着・
担持させた酸添着炭が、硫化メチルなどの中性臭気成分
の除去には、臭素を添着・担持させた中性ガス用添着炭
などが使用されている。
閾値以下まで除去することが可能であり、通常の活性炭
と比較して大きな吸着容量をもつ場合が多い。しかしな
がら、実際の有臭ガス中には、酸性悪臭物質、塩基性悪
臭物質、中性悪臭物質など、多種の悪臭物質が混在して
いることが多く、1種類の単独の添着炭では、対応でき
ない場合が多い。そのため、多種の悪臭物質が混在する
有臭ガスを十分に脱臭処理するには、1つの吸着塔内
に、前記の酸性臭気成分用、塩基性臭気成分用および中
性臭気成分用の3種の添着炭を、それぞれ充填するか、
あるいはこの3種の添着炭を別々に充填した3つの吸着
塔を配置するなどの処置を必要とし、脱臭処理装置が大
掛かりなものとなり、処理コストが高くつくという問題
があった。
を添着した脱臭剤(特公昭62−9377号公報)、活
性炭にヨウ素のオキソ酸金属塩、またはヨウ素のオキソ
酸金属塩と無機酸とを添着した脱臭剤(特公平5−64
066号公報)、活性炭にヨウ素のオキソ酸や酸化物と
無機酸とを添着した脱臭剤(特公平6−6151号公
報)が提案されている。しかしながら、これらの脱臭剤
においては、活性炭にヨウ素のオキソ酸や酸化物、また
はヨウ素のオキソ酸金属塩を添着させるに際し、上記添
着剤の水溶液に活性炭を浸漬したのち、固液分離し、分
離された活性炭を乾燥処理する方法がとられている。し
たがって、添着操作が煩雑である上、廃液処理が必要と
なり、しかも添着剤が高価であるため、脱臭剤の製造コ
ストが高くつくのを免れないなどの欠点を有している。
事情のもとで、悪臭物質の吸着活性に優れ、酸性臭気成
分、塩基性臭気成分および中性臭気成分の除去用として
好適な添着活性炭からなる脱臭剤、および該脱臭剤を、
廃液処理などを必要とせず、かつ簡単な操作により、低
コストで効率よく製造する方法を提供することを目的と
するものである。
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、ヨウ素単体お
よび場合によりこれと無機酸が添着・担持された活性炭
が、脱臭剤としてその目的に適合し得ること、そして、
この添着炭は、活性炭に、ヨウ素の低級アルコール溶解
液および場合によりこれと無機酸溶解液を付着させ、乾
燥処理することにより、容易に得られることを見出し、
この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
添着・担持された活性炭からなる脱臭剤、(2)ヨウ素
単体および無機酸が添着・担持された活性炭からなる脱
臭剤、(3)活性炭が破砕炭または造粒炭である上記
(1)または(2)項に記載の脱臭剤、(4)活性炭
に、ヨウ素の低級アルコール溶解液を付着させ、次いで
乾燥処理し、ヨウ素単体を添着・担持させることを特徴
とする脱臭剤の製造方法、(5)活性炭に、ヨウ素の低
級アルコール溶解液と無機酸溶解液を付着させ、次いで
乾燥処理し、ヨウ素単体および無機酸を添着・担持させ
ることを特徴とする脱臭剤の製造方法、および(6)ヨ
ウ素の低級アルコール溶解液を付着させる前、付着時ま
たは付着させた後に、無機酸溶解液を付着させる上記
(5)項に記載の脱臭剤の製造方法、を提供するもので
ある。
としては特に制限はなく、木質系(木材、ノコギリ屑、
ヤシ殻由来のものなど)、石炭系(亜炭、カツ炭、デイ
炭、石炭由来のものなど)、動物系(牛骨、血液由来の
ものなど)の活性炭などの中から、任意のものを適宜選
択して使用することができる。この活性炭には、粉末
炭、破砕炭、造粒炭、ハニカム状炭、シート状炭などが
あり、本発明においてはいずれも用いることができる
が、これらの中で、小さな細孔が多く、大きな表面積を
有する破砕炭や、幅広い細孔径を有し、かつ機械的強度
の高い造粒炭が好適である。破砕炭としては、例えば粒
度4〜8メッシュ程度のヤシ破砕炭などを好ましく挙げ
ることができる。この破砕炭は、ヤシ殻炭などの原料炭
を破砕・整粒したのち、賦活して得られたものである。
一方、造粒炭としては、例えば粒度4〜6メッシュ程度
のペレット炭や、粒度3〜7mm程度の球状炭などを好
ましく挙げることができる。この造粒炭は、予め微粉砕
した原料炭に、瀝青物質などの粘結剤を加えて、ペレッ
ト状(円柱状)や球状などに造粒し、炭化・賦活して得
られたものである。
体またはヨウ素単体と無機酸とを添着・担持させてなる
ものであり、ヨウ素単体の担持量は、乾燥活性炭に対
し、通常0.5〜20重量%、好ましくは2〜10重量
%の範囲で選ばれる。この担持量が0.5重量%未満で
はヨウ素単体を担持した効果が十分に発揮されず、本発
明の目的が達せられない場合があり、一方20重量%を
超えるとむしろ吸着活性が低下するおそれが生じる。
めに、必要に応じ添着・担持される。活性炭には、アル
カリ物質が付着していることがあり、この場合、各悪臭
物質の吸着容量が大きく低下する原因となる。これを防
止するために、無機酸の添着・担持が有効である。この
場合、無機酸の担持量は、脱臭剤として用いる添着活性
炭のpH値が通常2〜7の範囲になるように選ばれる。
このpH値が2未満ではむしろ吸着活性が低下するおそ
れがあり、一方7を超えると吸着活性の向上効果が十分
に発揮されない場合がある。なお、活性炭のpH値は、
JIS K1474に定められた方法によって活性炭
3.0gに水100mlを加え、5分間沸騰が続くよう
に加熱し、放冷後その懸濁液のpHを温度25℃で測定
した値である。上記無機酸としては、例えば硫酸、塩
酸、硝酸、リン酸などが挙げられ、これらは1種を単独
で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
は、酸性、塩基性、中性の悪臭物質のいずれに対しても
優れた吸着活性を有しており、したがって、1種のみを
用いても、これらの悪臭物質が複数種混在する有臭ガス
を効果的に脱臭することができる。なお、活性炭の吸着
性能は、被吸着物質の種々の濃度に対応する平衡吸着量
を測定することにより、求めることができる。
臭剤は、本発明の方法によれば、以下のようにして効率
よく製造することができる。本発明の方法においては、
(1)前記活性炭に、ヨウ素の低級アルコール溶解液を
付着させ、次いで乾燥処理し、ヨウ素単体を添着・担持
させて脱臭剤を製造する方法、および(2)前記活性炭
に、ヨウ素の低級アルコール溶解液と無機酸溶解液を付
着させ、次いで乾燥処理し、ヨウ素単体および無機酸を
添着・担持させて脱臭剤を製造する方法の2つの方法が
あり、まず、前記(1)の方法について説明する。
ルコール溶解液を調製する。ヨウ素は、水には難溶(1
0℃、0.20g/リットル溶液)であるが、低級アル
コールには易溶である。この低級アルコールとしては、
例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イ
ソプロパノールおよび各種ブタノール類などを挙げるこ
とができ、これらは1種を単独で用いてもよいし、2種
以上を混合して用いてもよいが、これらの中で、ヨウ素
の溶解度および溶剤回収の容易さなどの点から、メタノ
ールおよびエタノールが好適である。なお、ヨウ素のメ
タノールに対する溶解度は、25℃で23.35g/1
00g、エタノールに対する溶解度は25℃で24.5
5g/100gである。ヨウ素の低級アルコール溶解液
における濃度としては、ヨウ素が析出しない範囲であれ
ばよく、特に制限はないが、通常5〜20重量%の範囲
である。
させる方法としては、特に制限はなく、噴霧方式、浸漬
方式、流通方式(活性炭充填塔に、該溶解液を流通させ
る方式)など、いずれも用いることができるが、本発明
においては、噴霧方式が好ましい。この噴霧方式におい
ては、活性炭にヨウ素の低級アルコール溶解液を均一に
付着させるために、活性炭をかき混ぜながら、該溶解液
を噴霧することが望ましい。
ルコール溶解液を所定量付着させたのち乾燥処理して、
溶剤の低級アルコールを蒸発させる。蒸発した低級アル
コールは凝縮器により回収し、再使用することができ
る。また、乾燥処理温度は、使用した低級アルコールの
沸点に応じて適宜決めればよい。このようにして、活性
炭にヨウ素単体が添着・担持された本発明の脱臭剤が得
られる。
る。この方法においては、活性炭にヨウ素の低級アルコ
ール溶解液を付着させる操作に関しては、前記(1)の
場合と同様であるが、該溶解液を付着させる前、付着時
または付着した後に、無機酸溶解液を付着させる操作が
施される。無機酸溶解液としては、前述の無機酸を含む
水溶液または低級アルコール溶液を用いることができる
が、ヨウ素添着に用いた低級アルコールを回収し、再使
用する点から、該低級アルコールと同じものを用いた溶
液を使用するのが有利である。この無機酸溶解液の濃度
としては特に制限はないが、取扱い性および活性炭に対
する均一付着性の点から、1〜20重量%程度の希釈溶
液が好ましい。この無機酸溶解液の使用量は、最終的に
得られる添着活性炭のpH値が、前述のように、通常2
〜7の範囲になるように選ばれる。乾燥処理および溶剤
の回収については、前記(1)で説明したとおりであ
る。このようにして、活性炭にヨウ素単体および無機酸
が添着・担持された本発明の脱臭剤が得られる。
体と無機酸が添着・担持された活性炭は、形状や粒径な
どの物性、圧力損失などに変化が生じることがない。し
たがって、従来の活性炭脱臭装置に使用されている脱臭
剤をそのまま本発明の脱臭剤に変更することにより、容
易に種々の悪臭物質の吸着容量を増加させることがで
き、脱臭剤の交換頻度を少なくすることが可能となる。
説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定
されるものではない。なお、各活性炭についての悪臭物
質の平衡吸着量の測定は、下記の方法に従って行った。
団仕様、第15章、第7節「吸着脱臭装置」に準拠し、
図1の概略図に示す平衡吸着量測定装置を用い、温度2
5±1℃、湿度95%以上、吸着時間8時間の条件で、
硫化水素、アンモニア、トリメチルアミン、メチルメル
カプタン、硫化メチル、二硫化メチル、アセトアルデヒ
ドの平衡吸着量を測定した。なお、図1において、符号
1は吸着容器、2は吸着塔、3は活性炭塔、4は送風フ
ァン、5は穴開き板、6はガラス板、7は吸着ガス流入
バルブ、8は排気バルブ、9は樹脂製栓、10はガス採
取口を示す。また、吸着条件は、接触時間1.2秒以
上、ガス空塔速度0.3m/秒以下である。
え、20リットルとし、3時間攪拌して、ヨウ素エタノ
ール溶解液を調製した。4〜8メッシュのヤシ破砕炭お
よび4〜6メッシュのペレット炭それぞれ100kgを
攪拌機にてかきまぜながら、それらに上記のヨウ素エタ
ノール溶解液20リットルを均一に噴霧したのち、熱風
を導入してエタノールを除去し、次いで放冷して、pH
未調整のヨウ素添着ヤシ破砕炭、およびpH未調整のヨ
ウ素添着ペレット炭を作製した。なお、このヨウ素添着
ヤシ破砕炭およびヨウ素添着ペレット炭のpH値は、そ
れぞれ9.5および8であった。
きまぜながら、これに、実施例1と同様にして調製した
ヨウ素エタノール溶解液20リットルを均一に噴霧した
のち、さらに濃度0.1モル/リットルの塩酸エタノー
ル溶解液を、最終的に得られる添着活性炭のpH値が
4.6になるように噴霧した。その後、熱風を導入して
エタノールを除去したのち、放冷して、pH値4.6に
調整したヨウ素添着ヤシ破砕炭を作製した。
きまぜながら、これに、濃度0.1モル/リットルの塩
酸エタノール溶解液を、最終的に得られる添着活性炭の
pH値が4.6になるように噴霧したのち、さらに、実
施例1と同様にして調製したヨウ素エタノール溶解液2
0リットルを均一に噴霧した。その後、熱風を導入して
エタノールを除去したのち、放冷して、pH値4.6に
調整したヨウ素添着ヤシ破砕炭を作製した。
調整を行うことなく、そのまま用いた。このペレット炭
のpH値は10であった。
炭、実施例1のpH未調整ヨウ素添着ペレット炭および
pH未調整ヨウ素添着ヤシ破砕炭、実施例2のpH調整
(pH4.6)ヨウ素添着ヤシ破砕炭を使用し、硫化水
素、アンモニア、トリメチルアミン、メチルメルカプタ
ン、硫化メチル、二硫化メチル、アセトアルデヒドの平
衡吸着量を測定した。その結果を図2〜図6に示す。
値10)無添着ペレット炭を用いた場合の各悪臭物質の
吸着等温線である。図3は、脱臭剤として、pH未調整
(pH値8)ヨウ素添着ペレット炭を用いた場合の各悪
臭物質の吸着等温線である。図4、図5および図6は、
それぞれ脱臭剤として、pH未調整(pH値8)ヨウ素
添着ペレット炭、pH未調整(pH値9.5)ヨウ素添
着ヤシ破砕炭およびpH調整(pH値4.6)ヨウ素添
着ヤシ破砕炭を用いた場合の硫化水素、アンモニアおよ
び硫化メチルの吸着等温線である。
活性炭にヨウ素を添着することにより、各種の悪臭物質
に対する平衡吸着量が増大する。このことから、ヨウ素
添着活性炭からなる本発明の脱臭剤は、1種の脱臭剤
で、複数種の悪臭物質を同時に除去するのに有効である
ことが分かる。
素添着ヤシ破砕炭は、pH未調整のヨウ素添着ヤシ破砕
炭よりも、硫化水素、アンモニア、硫化メチルに対する
平衡吸着量が、被吸着物質の低い濃度において、大きく
増大することが分かる。
優れ、例えば硫化水素、メチルメルカプタン、硫化メチ
ル、二硫化メチル、アンモニア、トリメチルアミン、ア
セトアルデヒドなどの複数種の悪臭物質を同時に処理し
得るヨウ素単体またはヨウ素単体と無機酸を添着・担持
してなる活性炭からなる脱臭剤を提供することができ
る。また、本発明の方法によれば、この脱臭剤を、廃液
処理などを必要とせず、かつ簡単な操作により、低コス
トで効率よく製造することができる。
である。
各悪臭物質の吸着等温線を示すグラフである。
合の各悪臭物質の吸着等温線を示すグラフである。
素の吸着等温線を示すグラフである。
ニアの吸着等温線を示すグラフである。
チルの吸着等温線を示すグラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】 ヨウ素単体が添着・担持された活性炭か
らなる脱臭剤。 - 【請求項2】 ヨウ素単体および無機酸が添着・担持さ
れた活性炭からなる脱臭剤。 - 【請求項3】 活性炭が破砕炭または造粒炭である請求
項1または2に記載の脱臭剤。 - 【請求項4】 活性炭に、ヨウ素の低級アルコール溶解
液を付着させ、次いで乾燥処理し、ヨウ素単体を添着・
担持させることを特徴とする脱臭剤の製造方法。 - 【請求項5】 活性炭に、ヨウ素の低級アルコール溶解
液と無機酸溶解液を付着させ、次いで乾燥処理し、ヨウ
素単体および無機酸を添着・担持させることを特徴とす
る脱臭剤の製造方法。 - 【請求項6】 ヨウ素の低級アルコール溶解液を付着さ
せる前、付着時または付着させた後に、無機酸溶解液を
付着させる請求項5に記載の脱臭剤の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001366925A JP2003164510A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 脱臭剤およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001366925A JP2003164510A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 脱臭剤およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003164510A true JP2003164510A (ja) | 2003-06-10 |
Family
ID=19176758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001366925A Pending JP2003164510A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 脱臭剤およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003164510A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005199256A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-28 | Shimizu Corp | 脱臭剤、その製造方法および脱臭装置 |
JP2007222799A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 酸性ガス吸収剤の製造方法 |
JP2008229545A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Toyota Central R&D Labs Inc | 硫黄系ガス除去材及びその製造方法 |
JP2011092914A (ja) * | 2009-11-02 | 2011-05-12 | Toyota Boshoku Corp | 吸着剤およびそれを含む車両用内装表皮材 |
JP2011092939A (ja) * | 2010-12-21 | 2011-05-12 | Japan Enviro Chemicals Ltd | 吸着剤 |
JP2020138952A (ja) * | 2019-03-01 | 2020-09-03 | 株式会社化研 | ヨウ素担持活性炭 |
WO2021215326A1 (ja) * | 2020-04-23 | 2021-10-28 | 理研香料ホールディングス株式会社 | 消臭剤溶液 |
CN114700053A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-07-05 | 鞍山市海聚胜餐饮管理有限公司 | 一种生活垃圾用复合除臭剂 |
-
2001
- 2001-11-30 JP JP2001366925A patent/JP2003164510A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005199256A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-28 | Shimizu Corp | 脱臭剤、その製造方法および脱臭装置 |
JP4639276B2 (ja) * | 2003-12-17 | 2011-02-23 | 清水建設株式会社 | 脱臭剤、その製造方法および脱臭装置 |
JP2007222799A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 酸性ガス吸収剤の製造方法 |
JP2008229545A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Toyota Central R&D Labs Inc | 硫黄系ガス除去材及びその製造方法 |
JP2011092914A (ja) * | 2009-11-02 | 2011-05-12 | Toyota Boshoku Corp | 吸着剤およびそれを含む車両用内装表皮材 |
JP2011092939A (ja) * | 2010-12-21 | 2011-05-12 | Japan Enviro Chemicals Ltd | 吸着剤 |
JP2020138952A (ja) * | 2019-03-01 | 2020-09-03 | 株式会社化研 | ヨウ素担持活性炭 |
JP7270902B2 (ja) | 2019-03-01 | 2023-05-11 | 株式会社ヨードラボ | ヨウ素担持活性炭 |
WO2021215326A1 (ja) * | 2020-04-23 | 2021-10-28 | 理研香料ホールディングス株式会社 | 消臭剤溶液 |
CN115461091A (zh) * | 2020-04-23 | 2022-12-09 | 理研香料控股株式会社 | 除臭剂溶液 |
CN114700053A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-07-05 | 鞍山市海聚胜餐饮管理有限公司 | 一种生活垃圾用复合除臭剂 |
CN114700053B (zh) * | 2022-04-21 | 2023-09-05 | 上海沪毓环保(集团)有限责任公司 | 一种生活垃圾用复合除臭剂 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7942113B2 (en) | Animal litter composition | |
KR100967050B1 (ko) | 음식물 처리기의 필터 장치 | |
JP2003164510A (ja) | 脱臭剤およびその製造方法 | |
KR101534830B1 (ko) | 알루미늄계 부산물을 이용한 산성 또는 알칼리성과 중성 악취원 제거용 흡착제 제조 방법 및 이 방법에 의해 제조된 흡착제 | |
JP4885114B2 (ja) | 吸着剤基本構造体及びそれを用いた吸着剤 | |
JPH0439368B2 (ja) | ||
CN101327423B (zh) | 含活性炭的球状颗粒复合材料及其制备工艺 | |
JP2007038106A (ja) | 脱臭方法 | |
JP4278495B2 (ja) | 複合臭気脱臭剤 | |
JP3674373B2 (ja) | 多孔質粉体、その製造方法及びその用途 | |
JP2950683B2 (ja) | 空気浄化剤及び空気浄化装置 | |
JP4662613B2 (ja) | 多孔質粉体、その製造方法及びその用途 | |
KR101450264B1 (ko) | 정수 슬러지를 이용한 흡착제 제조 방법 및 이 방법에 의해 제조된 흡착제 | |
JP2000041670A (ja) | 脱臭システムおよび脱臭装置 | |
KR100969639B1 (ko) | 고온 작동 음식물 쓰레기 처리장치의 악취 흡착제 및 이를 이용한 악취제거방법 | |
JP2007308325A (ja) | ミミズ糞土炭化物と吸着剤 | |
JPH05317703A (ja) | 悪臭ガス吸着剤 | |
JP4606013B2 (ja) | 複合臭気脱臭剤 | |
JP3180997B2 (ja) | 悪臭ガス吸着剤 | |
JP2858283B2 (ja) | 脂肪族アルデヒド吸着剤 | |
JP3082119U (ja) | 乾湿併用脱臭装置 | |
JP2011254853A (ja) | 脱臭剤及び脱臭フィルター | |
JPS63274434A (ja) | 脱臭方法 | |
JP2010162335A (ja) | 脱臭剤及びフィルター | |
JP2001137701A (ja) | 吸着材及び脱臭方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040813 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050120 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20050120 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050218 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050415 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050615 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050615 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20050719 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20050819 |