JP2003164485A - 使いすておむつ - Google Patents
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Abstract
蒸れにくく、かつ漏れにくいと共に、脚周り締め付け部
において皮膚を刺激しにくい着用感に優れた使いすてお
むつを提供する。 【解決手段】 使いすておむつの両脚周りに設けられた
複数本の糸状の伸縮弾性部材のうちの一部は、液不透過
性のバックシートが存在しない部分に配置され、残りの
糸状の伸縮弾性部材は、少なくともその一部の部位が液
不透過性のバックシート上に位置するように配置されて
いる。
Description
関するものである。さらに詳しくは、本発明は、着用中
に蒸れにくく、かつ漏れにくい使いすておむつに関する
ものである。
52−40267号公報に開示されている展開型のおむ
つのように、液透過性のトップシートと液不透過性のバ
ックシートと、これら両シート間に配置された吸収体を
有しており、着用時に排泄された尿等の排泄物を液透過
性のトップシートを介して吸収体にて保持し、液不透過
性のバックシートにより排泄物が吸収性着用物品の外に
漏れ出すことを防ぐものが一般的であり、それぞれの用
途に応じて、好適に使用できるように伸縮弾性部材の配
置や留め具等に様々な工夫がなされたものが提案されて
いる。
として成人失禁者まで、尿便の排泄に関して自己規制で
きない者用として現在では広く使用されているものであ
り、液透過性のトップシート、及び液不透過性のバック
シートに吸収体を挟持させたものを基本構造とし、これ
に伸縮弾性部材や粘着テープ等の留め具を備えたものか
らなる一体型、あるいは予めパンツ型に成形されている
ものが広く用いられている。
つからの尿便の漏れを減少させたり、着用中のおむつか
ぶれや、蒸れを軽減するための様々な改良が加えられて
現在に至っており、最近では液不透過性のバックシート
として通気性のあるプラスチックフィルムを使用した
り、さらにはバックシートの上にさらに不織布シートを
積層し、着用中の肌触りを下着に近づけたものが提案さ
れ、特に乳幼児用の使いすておむつではこれが主流とな
っている。
をさらに軽減させることを目的に、液不透過性のバック
シートの配置を吸収体の下部近傍に限定し、サイドフラ
ップ部分は通気性に富む不織布シート、あるいは不織布
シートの積層体のみとしたものも提案されている。
と物流コスト削減の観点から薄型化、コンパクト化が進
み、その結果として吸収体を形成する綿状パルプの使用
量を減らして高吸収性ポリマー(SAP)の使用量を増
やし、吸収体の薄型化を図る傾向にある。しかしなが
ら、SAPは、液体の吸収量は多いが液体の吸収速度が
遅いため、SAPの配合割合の高い吸収体を用いた使い
すておむつは、吸収速度が遅くなり、尿などの排泄物が
漏れ出すという問題点が生じている。
おむつの有する問題点を解決するために、特開昭57−
117602号公報に開示されているように、おむつの
長手方向両側縁部から外方に突出して設けられたサイド
フラップに伸縮弾性部材を配置して脚周りの防漏性を強
化した使いすておむつや、特開昭62−250201号
公報に開示されているように、立体ギャザーを形成して
更なる排泄物の漏れ防止を図った使いすておむつが知ら
れている。
らの尿などの漏れを軽減させるため、脚周りに配置した
伸縮弾性部材の収縮力を強めて絶えず着用者の体の動き
に追従させ、脚周り開口部と太股の間に隙間が生じるの
を防ごうとすると、漏れ防止効果は高まるが、伸縮弾性
部材の収縮力によりサイドフラップ部分が肌に強くあた
りすぎてしまい接した部分が赤くなったり、時にはかぶ
れを生じることがあった。
えて着用感を向上させるため、液不透過性バックシート
として透湿性を有するシートを用いることが主流となっ
ており、この場合、不織布シートと積層させてサイドフ
ラップを形成し、これら両シート間に伸縮弾性部材を配
置した構造となっているが、伸縮弾性部材によって脚周
りを閉塞した場合、バックシートに透湿性があったとし
ても、おむつ内の蒸れ防止の観点からは不満が残るもの
であった。
てサイドフラップを形成し、これらのシート間に伸縮弾
性部材を配置して脚周りを閉塞した場合、尿などの漏れ
出しが生じやすくなり、使いすておむつとしての基本的
機能に問題が生じる。
むつの有する問題点を克服し、着用時における皮膚への
刺激が少なく、おむつ内の蒸れが軽減されていて優れた
着用感を有しており、さらに、排泄物の量が多い場合で
も良好な漏れ防止効果を示す使いすておむつを提供する
ものである。
つの有する問題点を解決するための本発明は、以下の各
発明を包含する。
過性のバックシートと、これら両シートの間に配置され
た吸収体とよりなる吸収性本体と、前記吸収性本体のバ
ックシート外面から吸収性本体の長手方向両側縁部を越
えて外方へ延出している外装部材によって形成されてい
るサイドフラップとを有し、かつ前記吸収性本体の長手
方向両側縁部と該両側縁部に沿ったサイドフラップ部分
を形成する外装部材とに複数本の糸状の脚周り伸縮弾性
部材が伸張状態で配置されている使いすておむつにおい
て、前記複数本の糸状の脚周り伸縮弾性部材は、それら
のうちの1本以上の弾性部材が、前記吸収性本体の長手
方向両側縁に沿った前記サイドフラップを形成している
外装部材上に配置され、残りの糸状の伸縮弾性部材は、
それらの少なくとも一部が前記吸収性本体両側縁部を形
成しているバックシート上に位置するように配置されて
いることを特徴とする使いすておむつ。
部材は、それらのうちの1本以上の弾性部材が、前記吸
収性本体の長手方向両側縁に沿った前記外装部材上に配
置され、残りの糸状の伸縮弾性部材のうちの少なくとも
1本は、前記吸収性本体の長手方向両側縁部から前記外
装部材上に跨って、その一部位が前記吸収性本体側縁部
のバックシート上に位置し、残りの部位が前記外装部材
上に位置するように配置されていることを特徴とする
(1)項記載の使いすておむつ。
収性本体のバックシート面全体を覆って配置されている
幅広の外装部材における前記吸収性本体の長手方向両側
縁部より外側に延出している部分によって形成されてい
ることを特徴とする(1)項又は(2)項記載の使いす
ておむつ。
成されていることを特徴とする(1)項〜(3)項のい
ずれか1項に記載の使いすておむつ。
に防漏性立体ギャザーを有することを特徴とする(1)
項〜(4)項のいずれか1項に記載の使いすておむつ。
過性のトップシートと液不透過性のバックシートとこれ
ら両シートの間に配置された吸収体とからなる吸収性本
体と、該吸収性本体の長手方向両側縁部から外方へ延出
しているサイドフラップ部とを有しており、長手方向両
側縁部に複数本の糸状の脚周り伸縮弾性部材が伸縮状態
で配置されている。そして、吸収性本体は、バックシー
ト部分が吸収体よりも幅広であり、したがって、吸収性
本体は、吸収体の両側縁から外方に延出しているバック
シートからなる側縁部を有している。また、サイドフラ
ップ部は、吸収性本体の構成部材とは別体に形成された
通気性シート部材を吸収性本体のバックシート面に取り
つけることによって形成されており、吸収性本体の両側
縁部から外方に延出している。
の糸状の伸縮弾性部材のうちの少なくとも1本、好まし
くは2本以上は、吸収性本体の両側縁より外側のサイド
フラップ(外装部材)上に配置されており、残りの本数
の糸状の伸縮弾性部材は、吸収性本体側縁部のバックシ
ート上に位置するように配置されている。そして、吸収
性本体の両側縁部を形成しているバックシート上に位置
するように配置されている糸状の伸縮弾性部材は、その
全てが吸収性本体のバックシート上に位置するように配
置されていてもよいが、それらのうちの一部本数が、吸
収性本体の長手方向両側縁を越えてそれらの一部分が吸
収性本体両側縁部のバックシート上に位置し、残りの部
分が前記サイドフラップ上に延びて位置するように配置
されている状態であってもよく、蒸れ防止の点からは後
者の配置が好ましい。
使いすておむつに要求される尿などの排泄物がおむつの
外に流出するのを防ぐ液体バリヤ性と、おむつ内にこも
った蒸気をおむつの外に換気する機能をバランス良く発
現することが可能となる。また、サイドフラップ部にお
いて液不透過性のバックシート上に脚周り伸縮部材が配
置される部分は尿などの液体をおむつの外に流れ出すの
を防ぐのに必要な部位のみに限られていることから、肌
に強くあたりすぎることがなく、おむつかぶれを引き起
こす要因を抑えることが可能となる。
周り伸縮弾性部材を構成する複数本の伸縮弾性部材の少
なくとも1本が、バックシートが存在しないサイドフラ
ップ部分、特に通気性を有する不織布上に配置されてい
ることによっておむつ内の換気性に優れ、良好な着用感
を得ることができる。
周り伸縮弾性部材を構成する複数本の伸縮弾性部材の、
少なくとも1本が、その少なくとも一部分が前記液不透
過性で、好ましくは透湿性のバックシートが存在しない
部分に位置し、残りの部分が前記液不透過性で、好まし
くは透湿性であるバックシート上に位置するように配置
されていることによっても液体バリヤ性と蒸気の換気性
を併せ有することなり、良好な着用感を得ることができ
る。
本体を構成する液透過性のトップシートとしては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱
可塑性樹脂を原料とした合成繊維等からなる不織布に親
水化処理を施したものが好適に用いられる。
本体を構成する液不透過性のバックシートとしては、液
体不透過性のポリエチレンシート、好ましくは、微孔を
設けたポリエチレンシート、あるいは熱可塑性樹脂にフ
ィラーを加えて延伸したシートのような透湿性のある液
体不透過性のシートが用いられる。このようなシートを
用いると蒸れが改善されるため快適な着用感が得られ
る。さらに、このようなシートの外面に不織布を貼り合
わせた積層構造の透湿性シートを用いることもできる。
本体を構成する吸収体としては、通常の使いすておむつ
のような吸収性物品に使用されるものであればいずれも
使用することができる。すなわち、綿状パルプと高吸収
性ポリマー(SAP)を併用したもの、さらに熱融着繊
維を加えたもの等を使用することができ、全体をティッ
シュのような親水性シートで包まれているものが好まし
い。その他、親水性シートの片面にSAPの層を設けた
もの、2枚の親水性シートの間にSAPを挟持したもの
等のシート状の吸収体も使用することができる。また、
吸収体の形状は、砂時計型でも矩形でも良いが、砂時計
型の方がより良好なフィット性が得られる。
フラップ部を形成する外装部材としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性
樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布が好適に使用
される。外装部材は、吸収性本体全体を覆い、かつ吸収
性本体の両側縁から外側に延出する部分を有する幅広の
シートによって形成することができる。また、サイドフ
ラップ部は、前記不織布からなるサイドフラップ形成用
外装シートを、その一端縁が吸収性本体の端縁から外側
に延出するように配置し、他端縁をバックシート面に固
着することによって形成することもできる。
ておむつにおいて設けられることが多い防漏用の立体ギ
ャザーを吸収性本体に形成したものであることが好まし
い。立体ギャザーは、各種の素材により形成することが
できる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維
からなる通気性を有する撥水性の不織布を用いて形成す
ることができる。立体ギャザーは、特開昭63−105
102号公報に開示されているように、トップシートと
して広幅のものを用い、トップシートの吸収体の両側縁
から延出する部分で立体ギャザーを形成しても良い。ま
た、たとえば、特開昭63−112706号公報に開示
されているように、サイドフラップを形成する不織布と
して広幅のものを用い、サイドフラップを形成すると共
におむつの内側へ延出する部分で立体ギャザーを形成し
ても良い。
ャザーの自由端の先端部領域には立体ギャザー伸縮弾性
部材が伸張状態で接着されていることが好ましい。立体
ギャザー伸縮弾性部材としては、天然系、合成系のウレ
タン糸、糸ゴム、平ゴム等の通常の使いすておむつに使
用される伸縮弾性部材をそのまま使用することができ、
これらの伸縮弾性部材を伸張状態で自由部の先端部領域
に配置し、ホットメルト接着剤などにより接着される。
ト周り開口部には上記伸縮弾性部材の他に天然系、合成
系のフィルム、ウレタンフォーム等の通常の使いすてお
むつに使用される伸縮弾性部材をそのまま使用すること
ができる。これらの伸縮弾性部材を伸張状態で自由部の
先端部領域に配置し、ホットメルト接着剤などにより接
着固定される。
開口部には脚周り伸縮弾性部材が配置される。脚周り伸
縮弾性部材としては、天然系、合成系のウレタン糸、糸
ゴム、平ゴム等の通常の使いすておむつに使用される伸
縮弾性部材をそのまま使用することができ、これらの伸
縮弾性部材を伸張状態で自由部の先端部領域に配置し、
ホットメルト接着剤などにより接着固定される。
使いすておむつを詳細に説明するが、本発明はこれらの
実施例によって限定されるものではない。
た状態を示す平面図である。図1において、使いすてお
むつ(D)は、着用時に着用者の肌に接する面に配置さ
れた液透過性のトップシート2と、液不透過性のバック
シート3と、これら両シートの間に配置された吸収体5
とからなる吸収性本体1と、吸収性本体1の外側面(バ
ックシート面)を覆って配置されている外装シート4と
からなり、外装シート4の両側縁部によって形成されて
いるサイドフラップ6が吸収性本体1の両側縁(バック
シート3の幅方向両端部15)から外側へ延出し、該サ
イドフラップ6におけるおむつの脚周り開口部を形成す
る部分には脚周り伸縮弾性部材7a〜7dが伸張状態で
配置されており、さらに、吸収性本体1における吸収体
5の長手方向両側縁に沿って一対の立体ギャザー8が配
置されている。
定端9と立体ギャザー自由端10とを有し、吸収体5の
長手方向両側縁に沿って固定端9において吸収性本体1
上に接着固定されており、立体ギャザー8の自由端10
にはその先端部領域に立体ギャザー伸縮弾性部材11が
伸張状態で配置されている。さらに、立体ギャザー8
は、立体ギャザー自由端10が吸収性本体1の中心方向
に倒れるように吸収性本体1の上面に伏せられ、その長
手方向両端部において吸収性本体の上面、すなわち、吸
収性本体のトップシート2上に接着固定されている。
おける両脚周り開口部を形成する位置と長手方向両端部
におけるウエスト周り開口部を形成する位置には、それ
ぞれ脚周り伸縮弾性部材7a〜7d及びウエスト周り伸
縮弾性部材12が伸張状態で配置されている。脚周り伸
縮弾性部材7a〜7dは、吸収体5側から使いすておむ
つの外側に向かって、7a、7b、7c、7dの順に左
右のサイドフラップそれぞれに配置されている。このう
ち7a及び7bは液不透過性のバックシート3上に配置
されており、7c及び7dは外装シート4上に配置され
ている。液不透過性のバックシートの幅方向の端部(長
手方向側縁部)15は脚周り伸縮弾性部材7bと7cと
の間に位置している。
両側縁には、ファスニングテープ13がその一端部をサ
イドフラップ6に接着固定することによって取付けられ
ており、使いすておむつ(D)の前身頃の外装シート上
にはフロントパッチテープ14が取付けられている。こ
のファスニングテープは粘着テープや面ファスナー部材
で形成することができ、使いすておむつを着用者のウエ
スト部に装着固定するために使用されるのみならず、使
用済み使いすておむつの廃棄用テープとしても利用する
ことができる。
X'線に沿って切断した状態を示す断面図であり、各符
号は図1で用いられているものと同一である。図2にお
いて、立体ギャザー8は、吸収性本体1の両側縁部にお
いて、液透過性のトップシート2と液不透過性のバック
シート3と外装シート4とが重なり合っている位置、す
なわち、吸収体5の両側縁に沿った位置において固定端
9で吸収性本体1の両側縁部に接着されている。立体ギ
ャザー8は、使いすておむつの使用時には該固定端9か
ら起立して防漏壁を形成する。
7a〜7dが配置されている。脚周り伸縮弾性部材7a
〜7dは、立体ギャザー8の固定端9よりおむつ外側の
サイドフラップ部において、吸収性本体のバックシート
3の幅方向両端部15を挟んで該バックシート3側と外
装部材4側の両方に分れて配置されている。図2に示し
た本発明のおむつのは本発明の一実施例であって、本発
明の目的が達成できる限り、吸収体5の両側部に配置さ
れた脚周りの伸縮弾性部材の本数は2本以上であれば良
く、特に制限はない。好ましくは、脚周り伸縮弾性部材
の本数は2〜6本であって、液不透過性のバックシート
3上に配置されている伸縮弾性部材の本数は1〜4本で
ある。液不透過性バックシート3の幅方向の端部15
は、最も吸収体に近い脚周り伸縮弾性部材と最も吸収体
から遠い脚周り伸縮弾性部材との間に配置されていれば
よい。
むつを展開した状態を示す平面図を図3に示す。図3に
おいて、脚周り伸縮弾性部材7a〜7cは、吸収体5側
から使いすておむつ(D)の外側に向かって、7a、7
b、7cの順に左右のサイドフラップに配置されてお
り、このうち7aは使いすておむつの長手方向に沿って
おむつ中心部に向かって弓形に湾曲した凹状に配置され
ている。また、長手方向全長に渡って液不透過性バック
シート上に配置されている。7bは、同様におむつ中心
部に向かって凹状に配置されているが、その長手方向両
端部分は、前記吸収性本体のバックシートの幅方向両端
部15を越えて外装シート4上にあるように配置されて
いる。また、7cは同様におむつ中心部に向かって凹状
に配置されているが、おむつの長手方向の全長に渡って
外装シート上だけにあり、液不透過性のバックシート上
には配置されていない。
1とは伸縮弾性部材の配置状態が異なる本発明の一実施
例である。吸収体5の両側部の液不透過性バックシート
上に配置された脚周りの伸縮弾性部材は2本(7a,7
b)であり、このうちの1本の糸状の伸縮弾性部材(7
b)の中央部分は吸収性本体1の側縁部を形成している
バックシート上に位置し、両先端部分は湾曲してバック
シートの幅方向端部15を超え、サイドフラップ6を形
成している外装シート上に接着固定されている。
では、脚周りに設けられた複数本の糸状の伸縮弾性部材
のうちの一部が、バックシートが存在しない部分に配置
され、残りの糸状の伸縮弾性部材は、吸収性本体の両側
縁を超えて前記バックシート上から前記サイドフラップ
上に延びて配置されていることから、使いすておむつに
要求される尿などの排泄物がおむつの外に流出するのを
防ぐ液体バリヤ性と、おむつ内にこもった蒸気をおむつ
の外に換気する機能をバランス良く発現し、かつ、液不
透過性のバックシート上に脚周り伸縮部材が配置される
部分は必要な部位のみに限られていることから、肌が赤
くなったり、おむつかぶれが発生しにくいものとなる。
て切断した状態を示す断面図。
た平面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 液透過性のトップシートと、液不透過性
のバックシートと、これら両シートの間に配置された吸
収体とよりなる吸収性本体と、前記吸収性本体のバック
シート外面から吸収性本体の長手方向両側縁部を越えて
外方へ延出している外装部材によって形成されているサ
イドフラップとを有し、かつ前記吸収性本体の長手方向
両側縁部と該両側縁部に沿ったサイドフラップ部分を形
成する外装部材とに複数本の糸状の脚周り伸縮弾性部材
が伸張状態で配置されている使いすておむつにおいて、 前記複数本の糸状の脚周り伸縮弾性部材は、それらのう
ちの1本以上の弾性部材が、前記吸収性本体の長手方向
両側縁に沿った前記サイドフラップを形成している外装
部材上に配置され、残りの糸状の伸縮弾性部材は、それ
らの少なくとも一部が前記吸収性本体両側縁部を形成し
ているバックシート上に位置するように配置されている
ことを特徴とする使いすておむつ。 - 【請求項2】 前記複数本の糸状の脚周り伸縮弾性部材
は、それらのうちの1本以上の弾性部材が、前記吸収性
本体の長手方向両側縁に沿った前記外装部材上に配置さ
れ、残りの糸状の伸縮弾性部材のうちの少なくとも1本
は、前記吸収性本体の長手方向両側縁部から前記外装部
材上に跨って、その一部位が前記吸収性本体側縁部のバ
ックシート上に位置し、残りの部位が前記外装部材上に
位置するように配置されていることを特徴とする請求項
1記載の使いすておむつ。 - 【請求項3】 前記サイドフラップ部分は、前記吸収性
本体のバックシート面全体を覆って配置されている幅広
の外装部材における前記吸収性本体の長手方向両側縁部
より外側に延出している部分によって形成されているこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の使いすておむ
つ。 - 【請求項4】 前記外装部材は、不織布によって形成さ
れていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
に記載の使いすておむつ。
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