JP2003163896A - クローズドキャプション信号デコード装置及び方法 - Google Patents

クローズドキャプション信号デコード装置及び方法

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JP2003163896A
JP2003163896A JP2001360916A JP2001360916A JP2003163896A JP 2003163896 A JP2003163896 A JP 2003163896A JP 2001360916 A JP2001360916 A JP 2001360916A JP 2001360916 A JP2001360916 A JP 2001360916A JP 2003163896 A JP2003163896 A JP 2003163896A
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JP2001360916A
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Akihiko Ukibe
昭彦 浮辺
Takenori Yonezu
武紀 米津
Hideji Abe
秀次 阿部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローズドキャプション信号の位相がずれた
場合でもサーチ及びデコードを正しくかつ安定に行える
ようにする。 【解決手段】 同期スライス回路101で分離された水
平同期信号は、AFC回路102で周波数の安定化がな
され、位相・速度比較器103においてTV基準信号と
比較されて同期化される。水平同期信号は水平ラインカ
ウンタ105で計数され、水平ライン設定レジスタ10
8に設定されたライン数に達すると、位相遅延回路10
7より所定タイミングでサンプリングクロックが生成出
力される。そしてCCデコーダ109において、サンプ
リングクロックに基づいてCC信号が取得され、デコー
ド処理が行われる。このとき、プロセッサ115上で動
作するCC位相サーチ処理110により、サンプリング
クロックの位相遅延量を調整し、CC信号のスタートビ
ットの検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン信号
に重畳されるクローズドキャプション信号をデコードす
るためのクローズドキャプション信号デコード装置及び
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】難聴者向けのサービスや外国語学習の目
的等で、テレビ画面上に会話やナレーション等を字幕と
して表示するクローズドキャプション方式が知られてい
る。これは、テレビジョン信号の各フィールドの垂直帰
線期間にクローズドキャプション信号(以下、省略して
CC信号とも呼ぶ)を重畳するものである。CC信号
は、図4に示すように、垂直帰線期間から21番目の水
平同期信号のラインに挿入され、カラーバースト信号に
続く7サイクルのクロックランイン信号と、3ビットの
スタートビット及び各8ビットからなるデータ1、デー
タ2から構成されている。
【0003】次に、クローズドキャプション信号デコー
ド装置の一例を説明する。図5は従来のクローズドキャ
プション信号デコード装置の構成例を示すブロック図で
ある。クローズドキャプション信号は、映像信号から水
平同期信号と垂直同期信号とを分離する同期スライス回
路401、水平同期信号の自動周波数制御(AFC)を
行うAFC回路402、水平同期信号と基準となるTV
基準信号との位相及び速度を比較する位相・速度比較器
403、発振子からの発振クロックOSCを基にTV基
準信号を生成するTV基準信号生成回路404、水平同
期信号をカウントする水平ラインカウンタ405、CC
信号を検出するための検出タイミングとして水平同期信
号からの遅延量を設定する位相遅延回路406、CC信
号が重畳される水平同期信号のライン数を設定保持する
水平ライン設定レジスタ407、CC信号を抽出してデ
コードするCCデコーダ408を有して構成される。
【0004】CC信号が重畳された映像信号は、同期ス
ライス回路401によって垂直同期信号と水平同期信号
とが分離される。続いて、弱電界における映像信号や雑
音の混入などがあっても安定した水平同期信号を取り出
すために、AFC回路402により水平同期信号の自動
周波数制御が行われる。そして、位相・速度比較器40
3により、TV基準信号生成回路404から出力される
水平同期信号の基準となるTV基準信号とAFCされた
水平同期信号とが比較されて位相及び速度の差が検出さ
れ、水平同期信号の位相及び速度の同期化が正しく行わ
れたときに位相・速度ロック信号が出力される。この位
相・速度ロック信号はまた、入力された映像信号から水
平同期信号が正常に分離されたことを示す判定信号とも
なる。
【0005】そして、同期化された水平同期信号は、C
C信号が重畳された水平ラインを取り出すために水平ラ
インカウンタ405に入力され、水平同期信号によって
水平ライン数がカウントされて垂直帰線期間における位
置が検出される。水平ライン設定レジスタ407には、
予めCC信号が重畳される水平ライン数「21」が設定
されており、この設定値と水平ラインカウンタ405の
カウント値とが一致したときに映像信号のデータスライ
スを行うためのタイミング信号が出力される。そしてC
Cデコーダ408において、位相遅延回路406に設定
された水平同期信号からの遅延量に基づき、21H目の
水平ラインの映像信号がスライスされてサンプリングさ
れ、これよりスタートビット3ビット、データ1及びデ
ータ2の各8ビットの計19ビットからなるCC信号が
抽出されてラッチされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】CC信号の仕様は、F
CC規格(FCC91−119、FCC92−157)
に定められている。従って、前記したようにCC信号が
重畳される映像信号の水平ライン数や、その水平ライン
における水平同期信号からCC信号のスタートビットま
での位相差は一義的に決定されていて、通常ソフトウェ
アで設定値の変更を行うことはない。
【0007】しかし、テレビ受信機やテレビ受信機とV
TRとの複合機器などにおいて、CC信号の重畳を繰り
返したテレビ放送を受信して得られた映像信号や、CA
TV局等においてCC信号を新たに重畳した映像信号、
またダビングを繰り返したビデオテープを再生した映像
信号等を扱う場合では、CC信号が重畳された水平ライ
ン数が規定値より外れていたり、水平同期信号からのC
C信号の位相ずれが発生していることがある。このた
め、CC信号が正常にデコードされず、画面上に文字情
報が正常に表示されなくなる問題点が生じることがあっ
た。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、クローズドキャプション信号のデコー
ドを確実かつ安定に行うことが可能なクローズドキャプ
ション信号デコード装置及び方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1に、映像
信号に重畳したクローズドキャプション信号をデコード
するクローズドキャプション信号デコード装置であっ
て、前記クローズドキャプション信号を取得するための
サンプリングクロックを生成するサンプリングクロック
生成手段と、前記クローズドキャプション信号が重畳さ
れる映像信号の水平同期信号に対する前記サンプリング
クロックの位相を調整する位相調整手段と、を備えたク
ローズドキャプション信号デコード装置を提供する。
【0010】上記構成によれば、クローズドキャプショ
ン信号の位相ずれがある映像信号においても、サンプリ
ングクロックの位相調整によってクローズドキャプショ
ン信号のスタートビットが検出可能であり、クローズド
キャプション信号を安定して正しくデコード可能とな
る。
【0011】また、第2に、前記サンプリングクロック
生成手段は、前記サンプリングクロックとして、前記ク
ローズドキャプション信号が重畳される映像信号の水平
ラインの所定位置から始まり、前記クローズドキャプシ
ョン信号の周期に相応するクロック信号を生成するもの
であり、前記位相調整手段は、前記クローズドキャプシ
ョン信号の周期を単位として前記サンプリングクロック
の位相遅延量を変化させるものとする。
【0012】上記構成によれば、サンプリングクロック
を所定位置から位相遅延量を変化させることによって、
クローズドキャプション信号の位相ずれがある場合でも
スタートビットが検出可能であり、クローズドキャプシ
ョン信号を安定して正しくデコード可能となる。
【0013】また、第3に、前記位相調整手段は、さら
に、前記クローズドキャプション信号のスタートビット
を検出する映像信号の水平ライン数を変化させ、この水
平ラインにおいて前記サンプリングクロックの位相遅延
量の調整を行うものとする。
【0014】上記構成によれば、スタートビットを検出
する映像信号の水平ライン数を変化させ、サンプリング
クロックの位相調整を行うことによって、クローズドキ
ャプション信号が重畳された水平ラインが規格値より外
れた場合でもスタートビットが検出可能であり、クロー
ズドキャプション信号を安定して正しくデコード可能と
なる。
【0015】また、第4に、前記位相調整手段は、前記
水平同期信号の位相及び速度の同期化がなされたとき
に、前記サンプリングクロックによる前記クローズドキ
ャプション信号のスタートビットの検出動作を開始する
ものとする。
【0016】上記構成によれば、水平同期信号の同期状
態を監視して同期がとれているときにサンプリングクロ
ックの位相調整を開始してスタートビットを検出するこ
とにより、水平同期信号の一時的なノイズによる乱れ等
による誤動作を防げる。
【0017】また、第5に、前記位相調整手段は、前記
クローズドキャプション信号のスタートビットを検出で
きるまで、前記サンプリングクロックの位相遅延量を順
次変化させて位相をずらすものとする。
【0018】上記構成によれば、サンプリングクロック
を所定位置から位相遅延量を順次変化させることによっ
て、クローズドキャプション信号の位相ずれがある場合
でもスタートビットを確実に検出可能であり、クローズ
ドキャプション信号を安定して正しくデコード可能とな
る。
【0019】また、第6に、前記位相調整手段は、さら
に、前記クローズドキャプション信号のスタートビット
を検出できるまで、前記映像信号の水平ライン数を順次
変化させ、この水平ラインにおいて前記サンプリングク
ロックの位相遅延量を順次変化させるものとする。
【0020】上記構成によれば、スタートビットを検出
する映像信号の水平ライン数を変化させ、サンプリング
クロックの位相遅延量を順次変化させることによって、
クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインが
規格値より外れた場合でもスタートビットを確実に検出
可能であり、クローズドキャプション信号を安定して正
しくデコード可能となる。
【0021】また、第7に、前記位相調整手段による位
相調整処理がなされて前記クローズドキャプション信号
が取得できたときのサンプリングクロックにおける位相
遅延量と映像信号中の水平ライン数とを記憶する記憶手
段を備えたものとする。
【0022】上記構成によれば、記憶された以前の位相
調整結果の位相遅延量及び映像信号中の水平ライン数を
有効活用でき、サンプリングクロックの位相調整とクロ
ーズドキャプション信号の検出及びデコード処理の高速
化が図れる。
【0023】また、第8に、前記記憶手段は、前記位相
調整処理後のサンプリングクロックにおける位相遅延量
と映像信号中の水平ライン数とともに、前記映像信号の
ソースに関する映像ソース情報を関連づけて記憶するも
のであり、前記位相調整手段は、前記記憶手段に記憶さ
れた情報に基づいて位相調整処理を開始する際の初期値
を設定するものとする。
【0024】上記構成によれば、位相調整処理の初期値
として、再生しようとするビデオテープの種別や受信す
る放送チャンネルなどの映像ソース情報に応じて、記憶
された以前の位相調整結果の位相遅延量及び映像信号中
の水平ライン数から適切な値を用いることができ、サン
プリングクロックの位相調整とクローズドキャプション
信号の検出及びデコード処理の高速化が図れる。
【0025】また本発明は、第9に、前記いずれかに記
載の位相調整手段の機能をソフトウェアにより実行する
プロセッサを備えた電子機器を提供する。
【0026】上記構成によれば、映像信号を扱う電子機
器において、クローズドキャプション信号の検出及びデ
コード処理について、マイクロコンピュータを用いてソ
フトウェアで制御を行うことにより、ハードウェアの追
加や負担を軽減するとともに、装置構成の小形化が可能
となる。
【0027】また本発明は、第10に、映像信号に重畳
したクローズドキャプション信号をデコードするクロー
ズドキャプション信号デコード方法であって、前記クロ
ーズドキャプション信号を取得するためのサンプリング
クロックを生成するサンプリングクロック生成ステップ
と、前記クローズドキャプション信号が重畳される映像
信号の水平同期信号に対する前記サンプリングクロック
の位相を調整する位相調整ステップと、前記位相調整さ
れたサンプリングクロックにより前記クローズドキャプ
ション信号を取得してデコードするデコードステップ
と、を有するクローズドキャプション信号デコード方法
を提供する。
【0028】上記手順によれば、クローズドキャプショ
ン信号の位相ずれがある映像信号においても、サンプリ
ングクロックの位相調整によってクローズドキャプショ
ン信号のスタートビットが検出可能であり、クローズド
キャプション信号を安定して正しくデコード可能とな
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
るクローズドキャプション信号デコード装置の構成を示
すブロック図である。クローズドキャプション信号デコ
ード装置は、映像信号から水平同期信号と垂直同期信号
とを分離する同期スライス回路101、自動周波数制御
(AFC)を行うAFC回路102、水平同期信号と基
準となるTV基準信号との位相及び速度を比較して同期
化を行う位相・速度比較器103、発振子からの発振ク
ロックOSCを基にTV基準信号を生成するTV基準信
号生成回路104、水平同期信号をカウントする水平ラ
インカウンタ105、発振子からの所定周波数の発振ク
ロックOSCを所定比で分周する位相遅延信号分周器1
06、CC信号を検出するための検出タイミングとして
水平同期信号からの遅延量を設定する位相遅延回路10
7、CC信号が重畳される水平同期信号のライン数を設
定する水平ライン設定レジスタ108、CC信号をラッ
チしてデコードするCCデコーダ109を有して構成さ
れる。
【0030】また、マイクロコンピュータ等によるプロ
セッサ115と、プロセッサ115の処理結果を格納す
る不揮発メモリ111とを備え、プロセッサ115にお
いて位相調整手段の機能を実現するソフトウェアによる
CC信号の位相サーチ処理110を実行し、位相サーチ
結果を記憶手段としての不揮発メモリ111に記憶する
ようになっている。なお、プロセッサ115におけるソ
フトウェア処理によって位相遅延回路107の設定値を
制御するようにすれば、位相遅延信号分周器106を省
略することもできる。
【0031】上記のように構成されたクローズドキャプ
ション信号デコード装置は、プロセッサ115によるソ
フトウェア処理の下に制御されて動作する。以下そのデ
コード動作について説明する。
【0032】CC信号が重畳された映像信号は、同期ス
ライス回路101に入力され、例えばテレビジョン受信
機と同様にトランジスタのカットオフ特性を利用した振
幅分離方式等により、映像信号から垂直同期信号と水平
同期信号とが分離されて取り出される。取り出された各
同期信号は位相・速度比較器103に入力され、AFC
回路102により、弱電界における映像信号や雑音の混
入などがあっても安定した水平同期信号を取り出すため
に、水平同期信号の自動周波数制御が行われる。そし
て、位相・速度比較器103により、TV基準信号生成
回路104から出力される水平同期信号の基準となるT
V基準信号とAFCされた水平同期信号とが比較されて
位相及び速度の差が検出され、雑音などの影響による周
期の乱れを補正するための同期化が行われる。この同期
化が正しく行われたときに、位相・速度比較器103か
らは位相・速度ロック信号が出力される。
【0033】次に、映像信号から分離、同期化された水
平同期信号は水平ラインカウンタ105に入力され、垂
直同期信号を基点として水平同期信号の立ち上がりエッ
ジでライン数がカウントされる。水平ライン設定レジス
タ108には、予めCC信号が重畳される垂直帰線期間
における位置を示す水平ライン数が設定されており、こ
の設定値と水平ラインカウンタ105のカウント値とが
一致したときに、映像信号のデータスライスを行うため
のタイミング信号が出力される。
【0034】位相遅延回路107は、例えばシリアルシ
フトレジスタ等からなり、発振子からの発振クロックO
SCを基に位相遅延信号分周器106または図示しない
分周回路によって分周されて生成される503kHzの
クロックパルスの位相を遅延させてCC信号のサンプリ
ングクロックを生成するようになっている。この位相遅
延回路107等によってサンプリングクロック生成手段
が構成される。ここでは、前記503kHzのクロック
パルスから、図4に示す水平同期信号の立ち上がりエッ
ジを基点とした0.43H(Hは水平走査期間)の期間
(クロックランイン期間)に位相調整値を加えた時点、
すなわちCC信号のスタートビットの第1ビットから始
まるパルス列からなるサンプリングクロックが生成され
る。このサンプリングクロックはCC信号と同一周期の
信号である。
【0035】そしてCCデコーダ109において、前記
サンプリングクロックに基づいてCC信号が重畳された
水平ラインの映像信号がスライスされてサンプリングさ
れ、スタートビット3ビット、データ1及びデータ2の
各8ビットの計19ビットからなるCC信号が抽出され
てラッチされ、デコード処理が行われる。
【0036】以下、本発明の実施形態に係るCC信号の
デコード処理における位相調整動作について、図1と動
作手順を示す図2のフローチャート、及びデコード過程
におけるCC信号とサンプリングクロックの関係を示す
図3のタイミングチャートを参照しながら説明する。
【0037】前述したように、映像信号から分離された
CC信号は、CCデコーダ109においてスタートビッ
ト3ビット、データ1及びデータ2の各8ビットの計1
9ビットの構成でデコードされる。デコードしたCC信
号のスタートビット(001)以外で位相・速度比較器
103から位相・速度ロック信号が出力されていれば、
プロセッサ115はCC信号に位相ズレがあると判断
し、CC信号をラッチするためのサンプリングクロック
の位相遅延量の自動調整を開始する。このとき、CC信
号とサンプリングクロックのタイミングは、図3(A)
に示すように位相がずれた状態となっている。
【0038】先ず、ステップ201の位相調整最小値設
定処理において、プロセッサ115は位相遅延回路10
7の位相調整値を最小値、例えば0に設定し、ステップ
202の水平ライン設定処理において、水平ライン設定
レジスタ108にCC信号が重畳されている水平同期信
号のライン数として、CC信号の位相サーチ処理を高速
に行うために規格値であるライン数「21」を設定す
る。
【0039】そして、CC信号の位相サーチを開始し、
ステップ203のスタートビット取得判定処理におい
て、CC信号のスタートビット(001からなるビット
列)が取得できたかどうかの判定処理を行う。ここで、
スタートビットが取得できない場合は、ステップ204
の位相調整値アップ処理において、位相調整値を1サン
プリングクロック分アップする。次いでステップ205
の位相調整最大値判定処理において、このときの位相調
整値が最大値、例えば1H(63.5μs)に達してい
るかどうかの判定を行う。
【0040】この判定の結果、位相調整値が最大値に達
していない場合は、ステップ203に戻り、スタートビ
ットが取得できるか位相調整値が最大値となるまで、ス
テップ203〜205の処理を順次繰り返し行う。これ
により、位相調整値を最大値まで1サンプリングクロッ
ク分ずつアップさせてスタートビットの検出を行う。も
しこのとき、スタートビットが取得できた場合は、CC
信号とサンプリングクロックのタイミングは、図3
(B)に示すように位相が合った状態となっている。
【0041】この場合、ステップ213の位相調整補正
値加算処理において、機器間で生じる周辺回路のバラツ
キを補正するために、不揮発性メモリ111に予め記憶
された補正値をこのときの位相調整値に加算する処理を
行い、図3(C)に示すようにCC信号とサンプリング
クロックとの位相を合わせる。これにより、位相遅延量
の自動調整処理を終了する。この位相調整されたサンプ
リングクロックによって、CCデコーダ109において
CC信号のスタートビット(001)及び各8ビットか
らなるデータ1及びデータ2がスライスされてラッチさ
れる。CCデータがラッチされると割込みが発生し、ソ
フトウェア処理によりスタートビットの判別と、データ
1及びデータ2について文字情報への変換が行われる。
【0042】これにより、入力される映像信号に関し
て、自動調整処理が完了した位相調整値を用いることで
CC信号の取得及びデコードが支障なく行われ、画面上
に正常に文字情報が表示される。
【0043】そして、ステップ203でスタートビット
が取得できないまま、ステップ205において位相調整
値が最大値に達したと判定された場合は、水平ライン設
定レジスタ108に設定された水平同期信号の21ライ
ンの位置にはCC信号が重畳されていなかったことにな
り、この場合は引き続きステップ206以降の処理を行
う。
【0044】なお、ステップ204の位相遅延回路10
7における位相調整値のアップ処理は、通常1サンプリ
ングクロック分ずつ行われるが、例えばプロセッサ11
5の制御の下で位相遅延信号分周回路106を制御し、
発振クロックOSCから得られるサンプリングクロック
の基本周波数を4分周して、位相調整値を4クロック分
ずつアップするように設定することができる。これによ
り、位相調整の高速化が可能となり、CC信号のサーチ
速度の向上が図れる。また、ここではサーチ開始点を位
相調整値の最小値からとした例について説明したが、最
大値から開始して順次ダウンしていくようにサーチを行
ってもよい。
【0045】次に、垂直帰線期間における水平同期信号
の21ラインにCC信号が重畳されていない場合、FC
規格のリザーブとして定められている水平同期信号の8
〜23ラインに重畳されたCC信号の位相サーチ処理を
説明する。これは図2のステップ206以降の処理に相
当する。
【0046】ステップ206の位相調整最小値設定処理
において、プロセッサ115は位相遅延回路107の位
相調整値を再び最小値に設定し、ステップ208の水平
ラインアップ処理において、水平ライン設定レジスタ1
08に設定されていた水平同期信号のライン数「21」
に1を加えて「22」とする。なお、ステップ206の
後に、ステップ207の水平ライン判定処理において、
水平同期信号のライン数が20ライン以下であるかを判
定するが、ここでは21ライン以上であるためスルーし
てステップ208の水平ラインアップ処理を行う。
【0047】次いで、ステップ209の水平ライン判定
処理において、水平ライン設定レジスタ108に設定さ
れている水平同期信号のライン数の判定を行い、23ラ
インに達するまでステップ203からステップ208に
至る手順を繰り返して、スタートビットが取得できるま
で22〜23ラインの各ラインで位相調整値を最小値か
ら最大値まで変化させてCC信号のサーチを行う。そし
て、水平ライン設定レジスタ108の設定値が23ライ
ンに達するまでに、ステップ203においてスタートビ
ットが取得され、CC信号の検出が可能な位相調整値が
得られれば、前記と同様にステップ213において位相
調整値の補正を行ってCC信号とサンプリングクロック
との位相を合わせた状態とし、位相遅延量の自動調整処
理を終了する。
【0048】一方、ステップ209において、スタート
ビットが取得できないまま水平同期信号のライン数が2
3ラインに達した場合は、水平同期信号の21〜23ラ
イン以外にCC信号が重畳されている可能性があるの
で、ステップ210以降の処理に進んで8〜20ライン
の間でCC信号のサーチを行う。ステップ210の水平
ライン設定処理では、水平ライン設定レジスタ108に
水平同期信号のライン数「21」を設定し、ステップ2
11の水平ラインダウン処理において、水平ライン設定
レジスタ108に設定されていた水平同期信号のライン
数「21」より1を引いて「20」とする。
【0049】次いで、ステップ212の水平ライン判定
処理において、水平ライン設定レジスタ108に設定さ
れている水平同期信号のライン数の判定を行い、ライン
数が8に達していない場合はステップ203に戻り、前
記と同様にスタートビットが取得できるまで各ラインで
位相調整値を最小値から最大値まで変化させてCC信号
のサーチを行う。スタートビットが取得できない場合
は、この場合20ライン以下であるためステップ207
よりステップ211に進み、8ラインに達するまでステ
ップ203〜207、ステップ211〜212の手順を
繰り返して、スタートビットが取得できるまで8〜20
ラインの間でCC信号のサーチを行う。
【0050】そして、水平ライン設定レジスタ108の
設定値が8ラインに達するまでに、ステップ203にお
いてスタートビットが取得され、CC信号の検出が可能
な位相調整値が得られれば、前記と同様にステップ21
3において位相調整値の補正を行ってCC信号とサンプ
リングクロックとの位相を合わせた状態とし、位相遅延
量の自動調整処理を終了する。
【0051】一方、CC信号の取得が可能な位相調整値
が得られないまま、ステップ212において水平同期信
号のライン数が8ラインに達した場合は、水平同期信号
の8〜23ラインにおいてCC信号が重畳されていな
い、すなわちこの映像信号にはCC信号はないと判断し
て処理を終了する。
【0052】以上説明した本発明の実施形態によれば、
ソフトウェア制御によってサンプリングクロックの位相
を順次遅延させてCC信号のスタートビットを検出する
ことにより、位相ずれが生じたCC信号であっても正し
くラッチしてデコードすることが可能となる。また、C
C信号が重畳される水平ライン数を順次変化させてCC
信号のスタートビットを検出することにより、規格で定
められた垂直帰線期間における21ライン以外の位置に
CC信号が重畳された映像信号の場合でも、8〜23ラ
インの間でCC信号を検出してラッチし、デコードする
ことが可能となる。よって、ダビングを繰り返したビデ
オテープを再生した映像信号、CC信号の重畳を繰り返
したテレビ放送を受信して得られた映像信号、あるいは
CATV局等においてCC信号を新たに重畳した映像信
号などにおいて、CC信号の位相ずれや水平ラインずれ
がある場合でも、映像信号の状態に応じて安定したCC
信号の検出ができ、画面上に正しい文字情報を表示する
ことが可能となる。
【0053】前述したプロセッサ115のソフトウェア
処理によってCC信号の位相サーチ及びデコードを行う
回路は、CCデコーダ109を含めて同一チップ上に形
成したマイクロコンピュータ等により構成し、映像機器
等の電子機器に搭載することが可能である。映像機器と
しては、ビデオ機器、テレビ受信機、及びテレビ及びビ
デオ機能が一体となった映像複合機器などが挙げられ
る。また、デコード回路とプロセッサの2つのチップを
1つのチップに集積したマルチチップモジュールの構成
とすることもできる。
【0054】CC信号は、図4に示すように、3ビット
のスタートビットの前に7サイクルの正弦波からなるク
ロックランイン信号を有している。これは本来503k
Hzのサンプリングクロックの同期を取るために使用さ
れ、このためPLLやVCO等のアナログ回路を必要と
する。しかし、本実施形態においては、位相遅延信号分
周器106及び位相遅延回路107を用いることによ
り、サンプリングクロックとCC信号のスタートビット
の同期をとるようにしているので、すべてディジタル回
路で構成することができ、マイクロコンピュータにおい
てワンチップ化することが容易になる。
【0055】このようなマイクロコンピュータを搭載し
た電子機器の一例としてビデオ機器の場合を説明する。
ビデオテープへの録画機能を有するビデオ機器では、ダ
ビングを繰り返すことによって水平同期信号の劣化が生
じたり、録画・再生時にジッタ成分が生じることがあ
る。このようなダビングを繰り返したビデオテープや、
CC信号の重畳が繰り返された放送を録画したビデオテ
ープを再生する場合、水平同期信号からCC信号までの
位相がずれたり、CC信号が重畳される水平ラインが規
格の21ラインから外れることがある。
【0056】このような場合でも、上述したCC信号の
位相サーチ動作をマイクロコンピュータのソフトウェア
処理で行うことにより、サンプリングクロックの位相遅
延量を調整し、映像信号に重畳されたCC信号の位相と
水平同期信号からのCC信号の検出タイミングとを自動
調整することができ、CC信号のデコード及び表示にお
ける誤りを防止できる。
【0057】また、CC信号を検出できた水平同期信号
のライン数や位相遅延データを、受信チャンネル情報や
再生したビデオテープの種別等を判別可能なテープナビ
機能の情報などによる映像信号のソースに関する映像ソ
ース情報と関連付けて、マイクロコンピュータの内蔵R
AMや外付けの不揮発性メモリに保存することが容易に
なる。これにより、CC信号の位相サーチ処理起動時
に、ビデオテープの種別や受信チャンネルの判定を行
い、これらの情報に対応してメモリに保存されている水
平同期信号のライン数と位相遅延量とをサーチ開始点の
初期値として用いれば、高速な処理が可能となる。
【0058】上述したように、本実施形態では、映像信
号に重畳されたCC信号のスタートビットから水平同期
信号の位相ロック状態をソフトウエアで判別し、従来は
ROMデータとして変更できなかったスタートビットの
位相遅延量の設定値と水平同期信号のライン数とを可変
することで、規格から外れた位置に重畳されたCC信号
でも正しく抽出してデコードし、文字情報を表示するこ
とができる。これにより、CC信号の文字情報が表示さ
れなかったり、誤って表示されたりすることを防止でき
る。また、CC信号のスタートビットの位相サーチ処理
を起動する条件として、位相・速度比較器からの位相・
速度ロック信号を監視することで、映像信号から分離し
た水平同期信号の一時的なノイズによる乱れによる誤動
作を防ぐことができる。また、CC信号のサーチ回路を
ソフトウェアで実現するため、新たなハードウェア(回
路)を追加する必要もなく、安価なシステム構成とする
ことができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ク
ローズドキャプション信号のデコードを確実かつ安定に
行うことが可能なクローズドキャプション信号デコード
装置及び方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るクローズドキャプシ
ョン信号デコード装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るクローズドキャプシ
ョン信号の位相サーチ処理の手順を示すフローチャート
である。
【図3】本実施形態に係るクローズドキャプション信号
の位相サーチ処理におけるクローズドキャプション信号
とサンプリングクロックとの位相関係を示すタイミング
チャートである。
【図4】映像信号に重畳されるクローズドキャプション
信号のフォーマット規格を示す説明図である。
【図5】従来技術によるクローズドキャプション信号デ
コード装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】 101 同期スライス回路 102 AFC回路 103 位相・速度比較器 104 TV基準信号生成回路 105 水平ラインカウンタ 106 位相遅延信号分周器 107 位相遅延回路 108 水平ライン設定レジスタ 109 CCデコーダ 110 CC位相サーチ処理 111 不揮発性メモリ 115 プロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/083 7/087 7/088 (72)発明者 阿部 秀次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C025 BA13 BA14 BA16 BA25 BA30 CA02 CA09 CA20 CB10 DA05 DA10 5C063 AA02 AB01 AB07 AC01 AC05 AC10 CA14 CA38 DA03 DA13 DB02 5J106 AA04 BB04 CC15 CC21 CC59 DD33 DD34 DD38 HH02 KK02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号に重畳したクローズドキャプシ
    ョン信号をデコードするクローズドキャプション信号デ
    コード装置であって、 前記クローズドキャプション信号を取得するためのサン
    プリングクロックを生成するサンプリングクロック生成
    手段と、 前記クローズドキャプション信号が重畳される映像信号
    の水平同期信号に対する前記サンプリングクロックの位
    相を調整する位相調整手段と、 を備えたクローズドキャプション信号デコード装置。
  2. 【請求項2】 前記サンプリングクロック生成手段は、
    前記サンプリングクロックとして、前記クローズドキャ
    プション信号が重畳される映像信号の水平ラインの所定
    位置から始まり、前記クローズドキャプション信号の周
    期に相応するクロック信号を生成するものであり、 前記位相調整手段は、前記クローズドキャプション信号
    の周期を単位として前記サンプリングクロックの位相遅
    延量を変化させるものである請求項1記載のクローズド
    キャプション信号デコード装置。
  3. 【請求項3】 前記位相調整手段は、さらに、前記クロ
    ーズドキャプション信号のスタートビットを検出する映
    像信号の水平ライン数を変化させ、この水平ラインにお
    いて前記サンプリングクロックの位相遅延量の調整を行
    うものである請求項2記載のクローズドキャプション信
    号デコード装置。
  4. 【請求項4】 前記位相調整手段は、前記水平同期信号
    の位相及び速度の同期化がなされたときに、前記サンプ
    リングクロックによる前記クローズドキャプション信号
    のスタートビットの検出動作を開始するものである請求
    項1記載のクローズドキャプション信号デコード装置。
  5. 【請求項5】 前記位相調整手段は、前記クローズドキ
    ャプション信号のスタートビットを検出できるまで、前
    記サンプリングクロックの位相遅延量を順次変化させて
    位相をずらすものである請求項4記載のクローズドキャ
    プション信号デコード装置。
  6. 【請求項6】 前記位相調整手段は、さらに、前記クロ
    ーズドキャプション信号のスタートビットを検出できる
    まで、前記映像信号の水平ライン数を順次変化させ、こ
    の水平ラインにおいて前記サンプリングクロックの位相
    遅延量を順次変化させるものである請求項5記載のクロ
    ーズドキャプション信号デコード装置。
  7. 【請求項7】 前記位相調整手段による位相調整処理が
    なされて前記クローズドキャプション信号が取得できた
    ときのサンプリングクロックにおける位相遅延量と映像
    信号中の水平ライン数とを記憶する記憶手段を備えた請
    求項1記載のクローズドキャプション信号デコード装
    置。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段は、前記位相調整処理後の
    サンプリングクロックにおける位相遅延量と映像信号中
    の水平ライン数とともに、前記映像信号のソースに関す
    る映像ソース情報を関連づけて記憶するものであり、 前記位相調整手段は、前記記憶手段に記憶された情報に
    基づいて位相調整処理を開始する際の初期値を設定する
    ものである請求項7記載のクローズドキャプション信号
    デコード装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の位相調
    整手段の機能をソフトウェアにより実行するプロセッサ
    を備えた電子機器。
  10. 【請求項10】 映像信号に重畳したクローズドキャプ
    ション信号をデコードするクローズドキャプション信号
    デコード方法であって、 前記クローズドキャプション信号を取得するためのサン
    プリングクロックを生成するサンプリングクロック生成
    ステップと、 前記クローズドキャプション信号が重畳される映像信号
    の水平同期信号に対する前記サンプリングクロックの位
    相を調整する位相調整ステップと、 前記位相調整されたサンプリングクロックにより前記ク
    ローズドキャプション信号を取得してデコードするデコ
    ードステップと、 を有するクローズドキャプション信号デコード方法。
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KR100661659B1 (ko) 2005-06-07 2006-12-26 삼성전자주식회사 디스플레이 장치 및 그 제어방법

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