JPH06284390A - 多重化信号受信装置 - Google Patents

多重化信号受信装置

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JPH06284390A
JPH06284390A JP5070167A JP7016793A JPH06284390A JP H06284390 A JPH06284390 A JP H06284390A JP 5070167 A JP5070167 A JP 5070167A JP 7016793 A JP7016793 A JP 7016793A JP H06284390 A JPH06284390 A JP H06284390A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数が一定である発振クロックに基づきサ
ンプリングクロックを発生する手段を用いているとき、
水平周期が標準値よりずれている映像信号から2値化デ
ータを正しくサンプリングすることができる多重化信号
受信装置を提供する。 【構成】 多重化信号受信装置は、発振回路6からの約
8.056MHzのクロックで動作するカウンタ5およ
び水平カウンタ12と、水平カウンタ12のカウンタ値
に応じて補正オン信号および補正方向信号を生成する位
相補正信号生成回路14とを備える。補正オン信号およ
び補正方向信号はデコーダ7に与えられる。デコーダ7
はカウンタ5のカウンタ値を解読し、解読によって得ら
れた値が設定値に一致するときにカウンタ5の自己リセ
ット信号を兼ねるサンプリングクロックを発生する。設
定値は補正オン信号および補正方向信号に基づき変更さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、映像信号の垂
直帰線期間に重畳されている2値化信号を解読するため
のデコード装置に用いられる多重化信号受信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン信号の垂直線期間中に2値
化信号を重畳することによって各情報を伝送するシステ
ムには多様な方式があり、例えば、このシステムとして
は、日本の文字方法、国際的な仕様に拡張された英国方
式のテレテキスト(WST)、米国のクローズドキャプ
ションなどがある。特に、米国のクローズドキャプショ
ンは聴覚障害者への供給を目的に開始された字幕文字放
送であり、現在、このクローズドキャプションのシステ
ムは放送メディアからビデオソフト、ビデオディスクな
どのパッケージメディアにまで広げられている。
【0003】上述のシステムには、垂直帰線期間中に2
値化信号が重畳されている映像信号に対しスライス処理
を施すことによってこの映像信号から2値化信号を抽出
し、その2値化信号を解読するデコード装置が用いられ
る。このデコード装置には、垂直帰線期間中に重畳され
ている2値化信号を抽出するための多重化信号受信装置
が設けられている。
【0004】次に、上述の米国のクローズドキャプショ
ンの受信に用いられる多重化信号受信装置について図を
参照しながら説明する。図4は従来の多重化信号受信装
置を示すブロック図である。
【0005】多重化信号受信装置は、図4に示すよう
に、スライサ回路1を備える。スライサ回路1は、これ
に入力されるビデオ信号に対しスライス処理を施すこと
によってスライス信号を生成する。スライサ回路1に入
力されるビデオ信号は垂直帰線期間中に2値化信号が重
畳されているNTSC信号であり、この2値化信号はそ
の先頭部に付加されているクロックランイン信号(以
下、CRI信号という)と、スタートビットと、2値化
情報のデータとのパケットで構成される。CRI信号
は、データとスタートビットとの位相および振幅などを
示し、スタートビットはデータの開始を示す。標準のC
RI信号の周波数とスタートビットとデータのデータレ
イトはfH(ビデオ信号の水平周波数)の32倍(約5
03.5KHz)に設定されている。
【0006】スライサ回路1からのスライス信号はCR
I立上り検出回路2およびデータゲート回路3に与えら
れる。CRI立上り検出回路2は、CRI信号の立上り
を検出し、その検出の結果に基づきCRI立上り信号を
生成する。
【0007】CRI立上り信号は後述する自己リセット
信号とともにOR回路4に与えられる。OR回路4は、
CRI立上り信号および自己リセット信号にいずれか一
方の信号が入力されるときにカウンタ5をリセットする
ためのリセット信号を出力する。
【0008】カウンタ5は、発振回路6から発振される
一定周波数のクロックで動作するアップカウンタであ
る。発振回路6からのクロックの周波数は標準のCRI
信号の周波数の16倍である約8.056MHzに設定
されている。カウンタ5からのカウンタ値はデコーダ7
に与えられる。
【0009】デコーダ7はカウンタ5からのカウンタ値
を解読し、解読によって得られた値が「15」を示すと
きに自己リセット信号を兼ねるサンプリングクロックを
発生する。
【0010】データゲート回路3はスライス信号から2
値化データを抽出する。
【0011】次に、上述の多重化信号受信装置の動作に
ついて図を参照しながら説明する。図5は図4の多重化
信号受信装置の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【0012】図5(a)を参照するに、まず、ビデオ信
号はスライサ回路1でスライス処理を施され、スライス
信号が生成される。このスライス処理におけるスライス
レベルはCRI信号の振幅の中央値付近に設定され、C
RI信号の立上り周期に対応するスライス信号の周期は
それを延長することによってスタートビットとデータの
中央値をサンプリング可能なタイミングに設定される。
【0013】スライス信号はCRI立上り検出回路2に
与えられる。CRI立上り検出回路2はスライス信号に
基づきCRI信号の立上りを検出し、その検出の結果C
RI立上り信号を生成する。CRI立上り信号はOR回
路4に与えられ、OR回路4はCRI立上り信号の入力
に伴いリセット信号をカウンタ5に出力する。
【0014】カウンタ5は、図5(b)に示すように、
発振回路6からのクロックを計数し、その値を出力す
る。リセット信号がカウンタ5に入力されるとき、カウ
ンタ値は「0」に戻され、再度「0」の値からの計数動
作が開始される。
【0015】カウンタ5から出力されるカウンタ値はデ
コーダ7に与えられる。デコーダ7はカウンタ値を解読
し、カウンタ値が「15」に一致するときに自己リセッ
ト信号を兼ねるサンプリングクロックを発生する。
【0016】自己リセット信号を兼ねるサンプリングク
ロックは外部に出力されるとともにOR回路4に与えら
れ、OR回路4は自己リセット信号を兼ねるサンプリン
グクロックの入力によってカウンタ5に対するリセット
信号を出力する。
【0017】カウンタ5は、CRI信号の期間終了後、
自己リセット信号を兼ねるサンプリングクロックによっ
てフリーラン動作を行う。
【0018】カウンタ5のフリーラン動作中、図5
(b)に示すように、サンプリングクロックは2値化デ
ータのビット周期の中央部付近で発生し、2値化データ
のパケットに対する同期を取ることができる。
【0019】よって、上述のサンプリングクロックを発
振回路6からのクロックに基づき発生するサンプリング
クロック発生回路をディジタルICなどに集積化するこ
とが簡単であり、多重化信号受信装置を小型化するとと
もにその製作費を安価にすることができる。
【0020】VTRなどで2値化信号が重畳されている
ビデオ信号を再生するとき、標準周期よりずれている水
平周期でビデオ信号を再生することがある。この水平周
期のずれの発生には、磁気テープにビデオ信号を記録す
るときに発生する場合と、VTRの機械的な動作、電気
的な動作に起因する場合とが考えられ、この水平周期の
ずれの発生に伴いCRI信号の周期はその標準周期より
ずれる。
【0021】しかし、上述の多重化信号受信装置では、
ビデオ信号の水平周期の標準周期からのずれに伴いCR
I信号の周期の標準周期からのずれが発生するとき、周
波数が固定されているサンプリングクロックが用いられ
ているから、サンプリングクロックの位相が2値化デー
タに対しずれ、ビデオ信号の水平周期が標準周期から大
きくずれるときに2値化データを正しくサンプリングす
ることができない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の多重化信号受信装置では、映像信号の水平周期の標準
周期からのずれに伴いCRI信号の周期の標準周期から
のずれが発生するとき、周波数が固定されているサンプ
リングクロックが用いられているから、サンプリングク
ロックの位相が2値化データに対しずれ、水平周期が標
準周期から大きくずれるときに2値化データを正しくサ
ンプリングすることができない。
【0023】本発明は、周波数が固定されている発振ク
ロックに基づきサンプリングクロックを発生する手段を
用いているとき、水平周期が標準周期よりずれている映
像信号から2値化データを正しくサンプリングすること
ができる多重化信号受信装置を提供することを目的とす
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、情報信号の位
相および振幅を示す繰返し信号およびこの繰返し信号の
後に続く前記情報信号を含む2値化信号が垂直帰線期間
に多重化されている映像信号から前記2値化信号を抽出
する多重化信号受信装置であって、前記映像信号から2
値化信号を取り出すためのスライサ手段と、前記スライ
サ手段によって取り出された2値化信号に含まれている
繰返し信号を検出する第1の検出手段と、一定の周波数
のクロックを発振する発振器を有し、前記第1の検出手
段で検出された繰り返し信号を基準として前記発振器か
らのクロックを前記2値化信号に含まれている前記情報
信号に対するサンプリングクロックに変換するサンプリ
ングクロック発生手段と、前記映像信号の水平周期に関
するデータを検出する第2の検出手段と、前記第2の検
出手段で検出された前記映像信号の水平周期に関するデ
ータから前記サンプリングクロックの位相を補正するた
めの位相補正信号を生成する位相補正信号生成手段と、
前記位相補正信号生成手段で生成された位相補正信号に
基づき前記サンプリングクロックの位相を補正する位相
補正手段とを備える。
【0025】
【作 用】本発明の多重化信号受信装置では、前記映像
信号の水平周期に関するデータから前記サンプリングク
ロックの位相を補正するための位相補正信号を生成し、
前記位相補正信号に基づき前記サンプリングクロックの
位相を補正する。
【0026】前記映像信号の水平周期が標準周期よりず
れているとき、前記繰返し信号の周期はその標準周期よ
りずれるが、前記サンプリングクロックの位相は前記位
相補正信号に基づき補正されるから、前記サンプリング
クロックの位相は前記映像信号の水平周期の標準値から
のずれに対応する位相になり、水平周期が標準値よりず
れている映像信号から2値化データを正しくサンプリン
グすることができる。
【0027】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図を参照し
ながら説明する。
【0028】図1は本発明の多重化信号受信装置の一実
施例を示すブロック図である。
【0029】多重化信号受信装置は、図1に示すよう
に、ビデオ信号を入力するスライサ回路1および水平同
期信号発生回路11を備える。
【0030】スライサ回路1は、これに入力されるビデ
オ信号に対しスライス処理を施すことによってスライス
信号を生成する。スライサ回路1に入力されるビデオ信
号は垂直帰線期間中に2値化信号が重畳されているNT
SC信号であり、この2値化信号はその先頭部に付加さ
れているCRI信号と、スタートビットと、2値化情報
のデータとのパケットで構成される。CRI信号は、デ
ータとスタートビットとの位相および振幅などを示し、
スタートビットはデータの開始を示す。標準のCRI信
号の周波数とスタートビットとデータのデータレイトは
ビデオ信号の水平周波数fHの32倍(約503.5K
Hz)に設定されている。
【0031】スライサ回路1からのスライス信号はCR
I立上り検出回路2およびデータゲート回路3に与えら
れる。CRI立上り検出回路2は、CRI信号の立上り
を検出し、その検出の結果に基づきCRI立上り信号を
生成する。
【0032】CRI立上り信号は後述する自己リセット
信号とともにOR回路4に与えられる。OR回路4は、
CRI立上り信号および自己リセット信号にいずれか一
方の信号が入力されるときにカウンタ5をリセットする
ためのリセット信号を出力する。
【0033】カウンタ5は、発振回路6から発振される
一定周波数のクロックで動作するアップカウンタであ
り、そのクロックを計数する。発振回路6からのクロッ
クの周波数は標準のCRI信号の周波数(=32fH)
の16倍である約8.056MHz(=512fH)に
設定されている。カウンタ5からのカウンタ値はデコー
ダ7に与えられる。
【0034】データゲート回路3はスライス信号から2
値化データを抽出する。
【0035】水平同期信号発生回路11は、これに入力
されるビデオ信号の水平同期信号に同期する水平同期基
準信号を発生する。水平同期基準信号は水平カウンタ1
2およびラッチ回路13に与えられる。水平カウンタ1
2は水平同期基準信号を取り込むためのリセット端子を
有し、約8.056MHz(=512fH)のクロック
で動作する。水平カウンタ12は発振回路6からのクロ
ックを計数し、その値を出力する。水平同期基準信号が
リセット端子に取り込まれると、水平カウンタ12はリ
セットされ、再度「0」からの計数動作を開始する。
【0036】水平カウンタ12のカウンタ値はラッチ回
路13に与えられる。ラッチ回路13は水平カウンタ1
2のカウンタ値を保持し、水平同期基準信号が取り込ま
れる毎に水平カウンタ12のカウンタ値を位相補正信号
生成回路14に出力する。
【0037】位相補正信号生成回路14は、水平カウン
タ12のカウンタ値を予め設定されている標準値と比較
し、その比較の結果に応じて補正オン信号および補正方
向信号を生成する。水平カウンタ12のカウンタ値が標
準値に等しいとき、補正オン信号は「0」を示し、補正
方向信号は出力されない。水平カウンタ12のカウンタ
値が標準値より小さいとき、補正オン信号は「1」を示
し、補正方向信号は「0」を示す。水平カウンタ12の
カウンタ値が標準値より大きいとき、補正オン信号は
「1」を示し、補正方向信号は「1」を示す。水平カウ
ンタ12のカウンタ値と標準値との差の絶対値が大きく
なる伴い補正オン信号を「1」にする頻度は増すように
設定されている。なお、前記標準値は「511」に設定
されている。
【0038】補正オン信号および補正方向信号はカウン
タ5からのカウンタ値とともにデコーダ7に与えられ
る。デコーダ7はカウンタ5からのカウンタ値を解読
し、解読によって得られた値が設定値に一致するときに
カウンタ5に対する自己リセット信号を兼ねるサンプリ
ングクロックを発生する。設定値は補正オン信号および
補正方向信号に基づき変更される。なお、前記設定値の
標準値としては「15」に設定されている。
【0039】例えば、表1に示すように、補正オン信号
と補正方向信号との組合せに応じて設定値の変更が行わ
れる。
【0040】
【表1】 次に、上述の多重化信号受信装置の動作について図を参
照しながら説明する。図2は図1の多重化信号受信装置
の動作を説明するためのタイミングチャート、図3は図
1の多重化信号受信装置の水平カウンタおよびラッチ回
路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0041】まず、ビデオ信号がスライサ回路1および
水平同期信号発生回路11に入力される。スライサ回路
1は、図2(a)に示すように、ビデオ信号にスライス
処理を施し、スライス信号を生成する。このスライス処
理におけるスライスレベルはCRI信号の振幅の中央値
付近に設定され、CRI信号の立上り周期に対応するス
ライス信号の周期はそれを延長することによってスター
トビットとデータの中央値をサンプリング可能なタイミ
ングに設定される。
【0042】スライス信号はCRI立上り検出回路2に
与えられる。CRI立上り検出回路2は、図2(b)に
示すように、スライス信号に基づきCRI信号の立上り
を検出し、CRI立上り信号を生成する。CRI立上り
信号はOR回路4に与えられ、OR回路4はCRI立上
り信号の入力に伴いリセット信号をカウンタ5に出力す
る。
【0043】カウンタ5は、発振回路6からのクロック
を計数し、その値を出力する。リセット信号がカウンタ
5に入力されるまで、カウンタ5の計数動作は続行され
る。
【0044】水平同期信号発生回路11は、図3に示す
ように、これに入力されるビデオ信号の水平同期信号に
同期する水平同期基準信号を発生する。水平同期基準信
号は水平カウンタ12およびラッチ回路13に与えられ
る。水平カウンタ12は発振回路6からのクロックを計
数し、そのカウンタ値はラッチ回路13に出力される。
水平カウンタ12のカウンタ値は標準の水平同期信号に
対し「511」になるが、水平同期信号の標準周期から
のずれの大きさに応じて変動する。
【0045】ラッチ回路13は、図3に示すように、水
平カウンタ12のカウンタ値を保持し、水平同期基準信
号が取り込まれる毎に保持しているカウンタ値を位相補
正信号生成回路14に出力する。
【0046】位相補正信号生成回路14は、水平カウン
タ12のカウンタ値を予め設定されている標準値と比較
し、その比較の結果に応じて補正オン信号および補正方
向信号を生成する。水平カウンタ12のカウンタ値が標
準値(=511)に等しいとき、補正オン信号は「0」
を示す。水平カウンタ12のカウンタ値が標準値より小
さいとき、補正オン信号は「1」を示し、補正方向信号
は「0」を示す。水平カウンタ12のカウンタ値が標準
値より大きいとき、補正オン信号は「1」を示し、補正
方向信号は「1」を示す。
【0047】補正オン信号および補正方向信号はカウン
タ5からのカウンタ値とともにデコーダ7に与えられ
る。デコーダ7はカウンタ5からのカウンタ値を解読
し、解読によって得られた値が設定値に一致するときに
カウンタ5に対する自己リセット信号を兼ねるサンプリ
ングクロックを発生する。設定値は補正オン信号および
補正方向信号に基づき変更される。
【0048】例えば、映像信号の水平周期にずれによっ
てラッチ回路13から出力されるカウンタ値が「52
0」になるとき、図2(b)に示すように、補正オン信
号は「1」になり、この補正オン信号が「1」になる頻
度はこのカウンタ値「520」と標準値「511」との
差の絶対値に応じて決定される。これに対し、補正方向
信号は「1」になる。
【0049】よって、自己リセット信号を兼ねるサンプ
リングクロックの位相は補正オン信号および補正方向信
号に応じて変更されるから、カウンタ5のリセット周期
が変化し、カウンタ5のフリーラン動作中に発生するサ
ンプリングクロックの位相をビデオ信号の水平周期の標
準値からのずれに対応する位相にすることができる。
【0050】以上により、サンプリングクロックを発生
する手段がカウンタ5、発振回路6などで構成されてい
るとき、水平周期が標準値よりずれているビデオ信号か
ら2値化データを正しくサンプリングすることができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の多重化
信号受信装置によれば、周波数が固定されている発振ク
ロックに基づきサンプリングクロックを発生する手段を
用いているとき、水平周期が標準周期よりずれている映
像信号から2値化データを正しくサンプリングすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多重化信号受信装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】図1の多重化信号受信装置の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図3】図1の多重化信号受信装置の水平カウンタおよ
びラッチ回路の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図4】従来の多重化信号受信装置を示すブロック図で
ある。
【図5】図4の多重化信号受信装置の動作説明に用いら
れるタイムチャートである。
【符号の説明】
1…スライサ回路、2…CRI立上り検出回路、4…O
R回路、5…カウンタ、6…発振回路、7…デコーダ、
11…水平同期信号発生回路、12…水平カウンタ、1
3…ラッチ回路、14…位相補正信号生成回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報信号の位相および振幅を示す繰返し信
    号およびこの繰返し信号の後に続く前記情報信号を含む
    2値化信号が垂直帰線期間に多重化されている映像信号
    から前記2値化信号を抽出する多重化信号受信装置であ
    って、 前記映像信号から2値化信号を取り出すためのスライサ
    手段と、 前記スライサ手段によって取り出された2値化信号に含
    まれている繰返し信号を検出する第1の検出手段と、 一定の周波数のクロックを発振する発振器を有し、前記
    第1の検出手段で検出された繰り返し信号を基準として
    前記発振器からのクロックを前記2値化信号に含まれて
    いる前記情報信号に対するサンプリングクロックに変換
    するサンプリングクロック発生手段と、 前記映像信号の水平周期に関するデータを検出する第2
    の検出手段と、 前記第2の検出手段で検出された前記映像信号の水平周
    期に関するデータから前記サンプリングクロックの位相
    を補正するための位相補正信号を生成する位相補正信号
    生成手段と、 前記位相補正信号生成手段で生成された位相補正信号に
    基づき前記サンプリングクロックの位相を補正する位相
    補正手段とを備えることを特徴とする多重化信号受信装
    置。
  2. 【請求項2】前記第2の検出手段の検出データは前記映
    像信号の水平周期と標準周期との差を示す値であり、前
    記位相補正信号生成手段の位相補正信号は前記映像信号
    の水平周期と標準周期との差を示す値に応じて生成され
    る信号であることを特徴とする請求項1に記載の多重化
    信号受信装置。
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JP2002199361A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd サンプリングクロック位相自動調整方法
JP4646396B2 (ja) * 2000-12-27 2011-03-09 パナソニック株式会社 サンプリングクロック位相自動調整方法

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