JP2003162567A - タクシー配車支援システム - Google Patents

タクシー配車支援システム

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JP2003162567A
JP2003162567A JP2001362107A JP2001362107A JP2003162567A JP 2003162567 A JP2003162567 A JP 2003162567A JP 2001362107 A JP2001362107 A JP 2001362107A JP 2001362107 A JP2001362107 A JP 2001362107A JP 2003162567 A JP2003162567 A JP 2003162567A
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taxi
waiting
support system
dispatch
center
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JP2001362107A
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Kenzo Imazu
健三 今津
Shinichi Kaneko
愼一 金子
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Nippon Signal Co Ltd
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Nippon Signal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タクシー乗り場での利用者の待ち状況を把握
することが難しく、効率的な配車が行われないため待ち
時間が長くなる。 【解決手段】 タクシー乗り場に設置した乗り場端末装
置4は利用者が必要とするタクシー1台ごとに乗車整理
券を発行すると共に、タクシーの発車を検知する。乗車
整理券の発行状況とタクシーの発車状況とから、現在の
待ち行列の長さが把握される。これらの情報はセンタ2
へ通知される。センタ2の配車処理部30は、待ち行列
の長さに応じた配車数を定める。また、配車処理部30
は、複数乗り場の待ち状況を把握し、乗り場相互のタク
シーの配車の配分を定める。また乗り場端末装置4で利
用者の行き先情報を取得し、これをセンタ2へ通知す
る。配車処理部30は行き先への所要時間を考慮して、
配車スケジュールを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タクシーの配車の
決定を支援するタクシー配車支援システムに関し、特
に、タクシー乗り場へのタクシーの配車数の決定を支援
するタクシー配車支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】タクシーを利用者へ配車する形態とし
て、指定されたタクシー乗り場で利用者を乗車させる形
態、街中を走行中に遭遇した利用者を乗車させる、いわ
ゆる「流し」と呼ばれる形態、及び、利用者からの求め
に応じてセンタが無線配車する形態がある。
【0003】このうちタクシー乗り場は鉄道駅や観光名
所等、タクシーの利用が多く望める場所に設けられ、常
にタクシーが配車される。稼働しているタクシーのうち
どれだけをタクシー乗り場へ配車するか、またタクシー
乗り場が複数地点にある場合、それぞれにどれだけを配
車するかは、従来、曜日や時間帯や天候といった種々の
要因を考慮に入れて、過去のデータに基づいて利用者の
多少を予測して定められている。また、タクシー乗り場
に配置された係員や乗り場に到着したタクシーの運転手
がタクシー乗り場に並ぶ利用者数を配車センタへ通知
し、配車センタが各タクシー乗り場からの通知に基づい
て臨機応変に、それぞれのタクシー乗り場への配車を調
整することが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、過去のデータ
に基づく予測は一般にマクロ的なものであり、タクシー
利用者数やタクシーの到着間隔のばらつきといった比較
的短い周期での変動には十分に対応することが難しい。
また、想定外の要因による変動に対しても対応できない
という問題があった。その点、係員や運転手の通知に基
づく配車は、実際の待ち利用者数を反映したものとな
る。しかしながら、この場合、タクシー1台に乗る人数
は一定ではないため、一般に係員や運転手が観察し得る
待ち人数からタクシーの所要台数を正確に把握すること
は難しいという問題があった。
【0005】また、配車計画には、どれだけの数の利用
者が待っているかという需要情報だけでなく、タクシー
の輸送力の情報が必要である。この輸送力は、タクシー
乗り場に割り当てるタクシーの単純な台数だけでは十分
に表されず、より精度の良い配車計画を行うためには、
タクシーのターンアラウンドタイム(TAT)、すなわ
ち回転率を考慮に入れることが望ましい。しかし、従来
は、TATを精度良く予測することが困難であるという
問題があった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、タクシー乗り場へ効率的な配車を行い、タ
クシー乗り場での利用者の待ち時間の短縮を可能とする
タクシー配車支援システムを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るタクシー配
車支援システムは、タクシー乗り場へのタクシーの配車
を指示するセンタと、前記タクシー乗り場に設けられ、
前記センタと通信回線を介して接続され、当該タクシー
乗り場で待つ待ち利用者に関する待ち利用者情報を取得
して前記センタへ通知する乗り場端末装置とを有し、前
記乗り場端末装置は、前記待ち利用者情報として、タク
シーの所要台数で表された前記待ち利用者の行列長を検
知する行列長検知手段を有し、前記センタは、前記行列
長に基づいて、前記タクシー乗り場への配車数を定める
配車数決定手段を有する。
【0008】本発明によれば、乗り場端末装置が、タク
シー乗り場における待ち利用者の行列長としてタクシー
の所要台数を検知する。本発明の好適な態様は、前記行
列長検知手段が、前記待ち利用者に対し、乗車待ち順序
の番号を記した乗車整理券を発行する整理券発行手段
と、前記タクシー乗り場におけるタクシーの到着及び発
車の少なくともいずれかを検知するタクシー検知手段
と、前記乗車整理券の発行及び前記タクシー検知手段の
検知結果に応じて、前記行列長を求める行列長決定手段
とを有する。本態様では、待ち利用者が必要とするタク
シー1台ごとに乗車整理券を発行することにより、乗車
整理券の発行状況及びタクシーの発着の検知結果から現
在の待ち行列に対するタクシー所要台数が把握される。
センタは、待ち利用者の待ち行列を、その人数ではな
く、タクシーの所要台数で把握することができるので、
精度の良い配車が可能となる。ここで、センタはタクシ
ー乗り場への配車とそれ以外の形態への配車との割り振
りを定めるだけでなく、タクシー乗り場が複数地点に設
けられ、それらの間でタクシーの融通が可能である場合
には、それら乗り場間でのタクシーの割り振りを定める
こともできる。
【0009】本発明の好適な態様は、前記整理券発行手
段が、予約金の収受手段を有し、前記予約金と引き替え
に前記乗車整理券を発行するタクシー配車支援システム
である。乗車整理券の発行に予約金を必要とすること
で、タクシーに乗る意志を十分に有している利用者のみ
が乗車整理券を取ることが期待される。よって、乗車整
理券の発行状況に基づいて得られる行列長の精度が向上
する。
【0010】他の本発明に係るタクシー配車支援システ
ムは、前記乗り場端末装置が、前記待ち利用者情報とし
て更に前記待ち利用者の行き先を取得する行き先取得手
段を有し、前記センタが、前記行き先と前記タクシー乗
り場との間のタクシーの走行所要時間を考慮して配車計
画を立てる配車計画手段を有する。
【0011】本発明によれば、待ち利用者がこれから乗
車するタクシーがどれだけの時間後にタクシー乗り場に
戻ってくるか、すなわちおおよそのTATが予測され、
それに基づいて待ち行列の処理速度が求められるので、
精度の良い配車計画が可能となる。
【0012】本発明の好適な態様は、前記乗り場端末装
置が、前記待ち利用者に前記行列長を通知する乗車待ち
情報通知手段を有するタクシー配車支援システムであ
る。また他の好適な態様は、前記センタが、前記行き先
と前記タクシー乗り場との間のタクシーの走行所要時間
を考慮して、前記タクシー乗り場の前記行列長に対応し
た待ち時間を推定する待ち時間推定手段を有し、前記乗
り場端末装置が、前記待ち利用者に前記待ち時間を通知
する乗車待ち情報通知手段を有するタクシー配車支援シ
ステムである。さらに好適な態様は、前記センタが、ネ
ットワークを介して、前記行列長や前記待ち時間を示す
待ち情報を利用者へ提供する待ち情報提供手段を有する
タクシー配車支援システムである。
【0013】また本発明の好適な態様は、前記センタ
が、過去の前記行列長の実績データを蓄積する実績蓄積
手段と、前記実績データを考慮して配車計画を立てる配
車計画手段とを有するタクシー配車支援システムであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明に係るタクシー配車支援シ
ステムの概略の全体構成図である。本システムは、セン
タ2と、当該センタにそれぞれ接続される、乗り場端末
装置4、パーソナルコンピュータ6、及び携帯情報端末
8とを含んで構成される。乗り場端末装置4はタクシー
乗り場に配置され、例えば、ここでは乗り場端末装置4
a,4b,4cがそれぞれ鉄道のA,B,C駅のタクシ
ー乗り場に配置される例を図示している。
【0016】図1では、システムの構成を簡潔に示すた
めに、各乗り場端末装置4とセンタ2とが有線の専用回
線で接続される構成を示しているが、これらを他の通信
回線を用いて接続してもよい。例えば、乗り場端末装置
4に携帯端末を内蔵し、携帯電話回線を利用してセンタ
2に接続することができる。
【0017】また、パーソナルコンピュータ6はインタ
ーネット10を介してセンタ2に接続することができ
る。携帯情報端末8は、携帯電話基地局12を介してイ
ンターネット10に接続され、センタ2と通信を行うこ
とができる。
【0018】センタ2は、処理サーバ20、通信サーバ
22、WEBサーバ24を含んで構成される。処理サー
バ20は、配車処理部30、待ち時間推定処理部32、
データベース34を含んで構成される。
【0019】配車処理部30は各タクシー乗り場へのタ
クシーの配車を定める処理を行い、基本的機能として、
各タクシー乗り場へ現時点において割り振るタクシーの
台数を定める。また、配車処理部30はさらに、個々の
タクシーごとに行き先や担当するタクシー乗り場を指示
してタクシーの効率的な稼働を図る機能や、現在、各タ
クシー乗り場で待つ利用者数や各利用者の行き先に基づ
いて、それら利用者の輸送に好適な配車スケジュールを
求める機能を提供するように構成することができる。
【0020】待ち時間推定処理部32は、現在、各タク
シー乗り場で待つ利用者数や各利用者の行き先に基づい
て、現在の待ち行列の最後尾の利用者の待ち時間を推定
する処理を行い、推定結果は乗り場端末装置4へ伝達さ
れ、利用者へ通知される。
【0021】データベース34は、格納されたデータを
配車処理部30、待ち時間推定処理部32へ提供する。
データベース34には、例えば、各タクシー乗り場ごと
の過去の利用者数のデータが、曜日や時間帯や天候とい
った種々の条件に基づいて整理されて蓄積される。例え
ば、このデータは、配車処理部30にて、配車数の計画
を事前準備するために利用することができる。また配車
処理部30や待ち時間推定処理部32が上述のように利
用者の行き先に基づいた処理を行う場合がある。これに
対応して、データベース34は、各タクシー乗り場と行
き先との距離や所要時間を記憶し、配車処理部30、待
ち時間推定処理部32へ提供することができる。ここで
も、所要時間は、過去のデータに基づいて種々の条件ご
とに格納することができる。
【0022】ちなみに、処理サーバ20は一般にコンピ
ュータを用いて構成され、配車処理部30及び待ち時間
推定処理部32はその上で実行されるソフトウェアで構
成される。またデータベース34は、データを記憶する
磁気ディスク装置やメモリ等の記憶装置と、入力された
キーに合致するデータを記憶装置から検索して出力する
検索ソフトウェアとで構成される。
【0023】通信サーバ22は、各乗り場端末装置4と
処理サーバ20との間の通信処理を行う。WEBサーバ
24は、インターネット10を介したパーソナルコンピ
ュータ6、携帯情報端末8との通信処理を行う。
【0024】図2は乗り場端末装置4の概略のブロック
図である。乗り場端末装置4は、メインユニット40、
DSRC(Dedicated Short Range Communication:専
用狭域通信)路上機44から構成される。乗り場端末装
置4は、タクシーに搭載されるDSRC車載機46を利
用する。また、乗り場端末装置4に表示ユニット42が
接続される。
【0025】メインユニット40は、処理部50、行き
先入力部52、予約金収受部54、乗車整理券発行部5
6、表示部58、通信部60を備えて構成される。メイ
ンユニット40は、タクシーの待ち利用者に乗車整理券
を発行する機能、利用者の行き先を取得する機能、及び
乗車待ち情報を提供する機能を有する。
【0026】表示ユニット42は、メインユニット40
の表示部58と同様の表示手段を有し、メインユニット
40の乗車待ち情報提供機能を補助する。すなわち、表
示ユニット42は例えば、メインユニット40では乗車
待ち情報を提供できないような離れた場所に設置され、
広範な場所での乗車待ち情報の提供を可能とする。な
お、乗車待ち情報を広範に提供する必要がない場合、例
えば小さな駅のタクシー乗り場のように、待ち時間を費
やす場所が限られており、メインユニット40の表示部
58だけで待ち利用者に乗車待ち情報が十分に提供でき
る場合には、表示ユニット42は設けられない場合もあ
る。
【0027】DSRCは、車載機と路上機との間で情報
をやりとりする双方向通信システムであり、ETC(El
ectronic Toll Collection system)に採用されてい
る。乗り場端末装置4はこれをタクシー乗り場へのタク
シーの発着を検知する手段に利用する。DSRC路上機
44は、タクシー乗り場の例えばタクシー停止位置の上
方に設置され、また、メインユニット40に接続され
る。DSRC車載機46は、これを搭載したタクシーが
DSRC路上機44の下に位置するとき、DSRC路上
機44との間で通信を行う。なお、タクシー乗り場にお
いてタクシーを検知する手段としては、代わりに各種の
センサを採用することができる。
【0028】次に、本システムの動作を説明する。ま
ず、タクシー乗り場に到着した利用者は、乗り場端末装
置4のメインユニット40にて、乗車整理券を取得す
る。このときの動作を以下説明する。
【0029】タクシー利用者は乗車整理券を受け取る場
合に、行き先入力部52を操作して、自分の行き先を入
力する。行き先入力部52は、例えば、地図とその上に
重ねられた透明のタッチパネルとで構成され、タクシー
利用者が行き先入力部52の地図上にて、自分の行き先
の方面に触れることにより、自分の行き先が入力され
る。次に利用者が、予約金収受部54に所定の予約金を
投入する。処理部50は、行き先の入力及び予約金の収
受を確認すると、記憶保持している乗車待ち順序の最新
番号(以降、「発行番号」と称する)を1つインクリメ
ントして更新する。そして処理部50は、乗車整理券発
行部56へ乗車整理券の発行を指示する。
【0030】乗車整理券発行部56は、処理部50から
通知される発行番号及び利用者の行き先を印刷した乗車
整理券を、利用者に対して出力する。利用するタクシー
1台に1枚ずつ乗車整理券を取るように利用者に対し指
示を行うことにより、乗車整理券に基づいてタクシーの
所要台数を把握することが可能となる。ちなみに、この
乗車整理券は、利用者にとってはタクシーへの乗車順序
を保証するものであり、利用者は、この乗車整理券を入
手すれば、特にタクシー乗り場で並んで待つ必要はな
い。
【0031】一方、タクシー乗り場に到着したタクシー
は、待ち利用者を順番に乗せて出発する。このとき、乗
り場端末装置4は以下のように動作する。ここで、処理
部50は、タクシーに次に乗車できる乗車待ち順序の番
号(以降、「現在の乗車番号」と称する)を記憶保持し
ている。現在の乗車番号は、DSRC路上機44を用い
たタクシーの発車検知に基づいて更新される。すなわ
ち、DSRC路上機44は、DSRC車載機46との無
線通信によって、その下に来たDSRC車載機46がタ
クシーに搭載されたものであること、そしてそれが去っ
たことを検知すると、その旨をDSRC路上機44及び
通信部60の間で行われる通信により、処理部50へ通
知する。処理部50はその通知に基づいて、タクシーが
現在の乗車番号に対応する利用者を乗せて発車したと判
断し、現在の乗車番号を1つインクリメントする。
【0032】既に述べたように乗り場端末装置4は待ち
利用者への乗車待ち情報を提供する機能を有しており、
上述の乗車整理券発行の処理及びタクシーの発車検知処
理によりそれぞれ更新される発行番号及び現在の乗車番
号が乗車待ち情報として表示部58に表示される。また
処理部50は、発行番号から現在の乗車番号を減算し
て、待ち利用者数(以下、「待ち人数」と称する)を求
め、これも乗車待ち情報の1つとして表示部58に表示
させる。さらに表示部58には後述するセンタ2の待ち
時間推定処理部32で求められる待ち時間が乗車待ち情
報として表示される。これら表示部58に表示された乗
車待ち情報は、表示ユニット42にも表示される。
【0033】乗り場端末装置4は以上のように、待ち利
用者に対して乗車待ちの状況に関する情報を提供する一
方で、発行番号や発行時刻といった乗車整理券の発行状
況、行き先入力部52にて入力された利用者の行き先、
及び現在の乗車番号とその更新時刻をセンタ2へ通知す
る。次に、これらの情報を受信したセンタ2での動作を
説明する。
【0034】センタ2は、各タクシー乗り場の乗り場端
末装置4a,4b,4cからの情報を通信サーバ22で
受信する。受信された情報は、処理サーバ20へ渡さ
れ、配車処理部30及び待ち時間推定処理部32がそれ
ぞれの処理を行う。
【0035】処理サーバ20にて配車処理部30が行う
基本的機能として、上に述べたように、各タクシー乗り
場へ現時点において配車すべきタクシーの台数を定める
機能がある。例えば、配車処理部30は基本的には、待
ち人数が多いほど配車台数を多く定める。また、例え
ば、全タクシー乗り場への配車台数の合計が制限されて
いる場合には、各タクシー乗り場の待ち人数の多寡に応
じて台数を配分する。
【0036】また、配車処理部30は、データベース3
4に記憶されたデータから、待ち人数の増減を予測し、
予測した待ち人数に基づいて配車台数を定めることも可
能である。例えば、データベース34にそれぞれの駅に
停車する列車の時刻や、その列車から降りる人やそのう
ちタクシーを利用する人の過去の実績人数を格納し、そ
れらの情報を利用して待ち人数の増減を予想することが
できる。具体的には、例えばA駅で次の列車の到着時刻
が迫っている場合には、A駅のタクシー乗り場での待ち
人数は近々、現在の人数から増加すると予想され、一
方、同時刻でのB駅の現在の待ち人数が列車が到着した
直後のものである場合には、次の列車の到着までB駅の
タクシー乗り場での待ち人数は減少していくことが予想
される。そのような状況では、A駅、B駅それぞれでの
現在の待ち人数が互いに同数であったとしても、配車処
理部30はB駅よりA駅へ多く配車する。
【0037】以上のように、配車処理部30は乗り場端
末装置4から得られる現在の待ち人数の情報に基づいて
配車数を決定できる一方で、待ち人数の情報に基づきつ
つも、さらにその他の要因も考慮に入れて、より好適な
配車数の決定を図ることもできる。
【0038】さらに、配車処理部30は、行き先入力部
52で取得される利用者の行き先を考慮して、配車スケ
ジュールを決定することができる。この処理を行うため
に、データベース34には各タクシー乗り場と行き先と
の往復に要する時間を格納する。配車処理部30は、行
き先に基づいてデータベース34を検索して、待ち利用
者がこれから乗車するタクシーがどれだけの時間後にタ
クシー乗り場に戻ってくるかを予測し、各タクシー乗り
場に配車されたタクシーが利用者を輸送するスケジュー
ル(又は回転率)を推定する。これにより、現在の待ち
利用者に対する処理速度が求められる。例えば、2つの
タクシー乗り場において現在の待ち人数が同じであった
としても、配車処理部30は、待ち行列の処理速度が遅
いことが予想される一方のタクシー乗り場へ、他方の乗
り場より多くの配車を行う。
【0039】待ち時間推定処理部32は、上述の待ち利
用者の行き先を利用した配車処理部30の処理と同様に
して、利用者の輸送スケジュールを推定することがで
き、その結果から、現在の待ち行列の最後尾の利用者の
待ち時間を求めることができる。各タクシー乗り場ごと
に求められた待ち時間の推定値は、それぞれのタクシー
乗り場の乗り場端末装置4へ通知され、既に述べたよう
にメインユニット40の表示部58や表示ユニット42
に乗車待ち情報として表示される。
【0040】また、処理サーバ20が各乗り場端末装置
4から取得した乗車待ち情報や、待ち時間推定処理部3
2で求められた待ち時間の推定値はWEBサーバ24に
送られる。それらの情報は、インターネット10を介し
てパーソナルコンピュータ6や携帯情報端末8から閲覧
可能なようにWEBサーバ24に置かれる。これからタ
クシー乗り場へ向かおうと考えている利用者は、それら
の情報を参照して、待ち行列が短いタクシー乗り場の駅
で列車を降りたり、待ち行列が長い場合には、タクシー
乗り場に向かわずに、バスや他の交通手段を予め検討す
ることが可能となる。
【0041】
【発明の効果】本発明のタクシー配車支援システムによ
れば、タクシー乗り場への効率的な配車が可能となり、
タクシー乗り場での利用者の待ち時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るタクシー配車支援システムの概
略の全体構成図である。
【図2】 乗り場端末装置の概略のブロック図である。
【符号の説明】
2 センタ、4 乗り場端末装置、6 パーソナルコン
ピュータ、8 携帯情報端末、10 インターネット、
20 処理サーバ、22 通信サーバ、24WEBサー
バ、30 配車処理部、32 待ち時間推定処理部、3
4 データベース、40 メインユニット、42 表示
ユニット、44 DSRC路上機、46 DSRC車載
機、50 処理部、52 行き先入力部、54 予約金
収受部、56 乗車整理券発行部、58 表示部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タクシー乗り場へのタクシーの配車を指
    示するセンタと、 前記タクシー乗り場に設けられ、前記センタと通信回線
    を介して接続され、当該タクシー乗り場で待つ待ち利用
    者に関する待ち利用者情報を取得して前記センタへ通知
    する乗り場端末装置と、 を有し、 前記乗り場端末装置は、前記待ち利用者情報として、タ
    クシーの所要台数で表された前記待ち利用者の行列長を
    検知する行列長検知手段を有し、 前記センタは、前記行列長に基づいて、前記タクシー乗
    り場への配車数を定める配車数決定手段を有すること、 を特徴とするタクシー配車支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のタクシー配車支援システ
    ムにおいて、 前記行列長検知手段は、 前記待ち利用者に対し、乗車待ち順序の番号を記した乗
    車整理券を発行する整理券発行手段と、 前記タクシー乗り場におけるタクシーの到着及び発車の
    少なくともいずれかを検知するタクシー検知手段と、 前記乗車整理券の発行及び前記タクシー検知手段の検知
    結果に応じて、前記行列長を求める行列長決定手段と、 を有することを特徴とするタクシー配車支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のタクシー配車支援システ
    ムにおいて、 前記整理券発行手段は、予約金の収受手段を有し、前記
    予約金と引き替えに前記乗車整理券を発行することを特
    徴とするタクシー配車支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のタクシー配車支援システムにおいて、 前記乗り場端末装置は、前記待ち利用者情報として更に
    前記待ち利用者の行き先を取得する行き先取得手段を有
    し、 前記センタは、前記行き先と前記タクシー乗り場との間
    のタクシーの走行所要時間を考慮して配車計画を立てる
    配車計画手段を有すること、 を特徴とするタクシー配車支援システム。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のタクシー配車支援システムにおいて、 前記乗り場端末装置は、前記待ち利用者に前記行列長を
    通知する乗車待ち情報通知手段を有することを特徴とす
    るタクシー配車支援システム。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    のタクシー配車支援システムにおいて、 前記センタは、ネットワークを介して、前記行列長を示
    す待ち情報を利用者へ提供する待ち情報提供手段を有す
    ることを特徴とするタクシー配車支援システム。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のタクシー配車支援システ
    ムにおいて、 前記センタは、前記行き先と前記タクシー乗り場との間
    のタクシーの走行所要時間を考慮して、前記タクシー乗
    り場の前記行列長に対応した待ち時間を推定する待ち時
    間推定手段を有し、 前記乗り場端末装置は、前記待ち利用者に前記待ち時間
    を通知する乗車待ち情報通知手段を有すること、 を特徴とするタクシー配車支援システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のタクシー配車支援システ
    ムにおいて、 前記センタは、ネットワークを介して、前記待ち時間を
    示す待ち情報を利用者へ提供する待ち情報提供手段を有
    することを特徴とするタクシー配車支援システム。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のタクシー配車支援システムにおいて、 前記センタは、 過去の前記行列長の実績データを蓄積する実績蓄積手段
    と、 前記実績データを考慮して配車計画を立てる配車計画手
    段と、 を有することを特徴とするタクシー配車支援システム。
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