JP2003162379A - 磁気テープアレイ制御装置及びこれによる書き込みデータの復旧方法 - Google Patents

磁気テープアレイ制御装置及びこれによる書き込みデータの復旧方法

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JP2003162379A
JP2003162379A JP2001362851A JP2001362851A JP2003162379A JP 2003162379 A JP2003162379 A JP 2003162379A JP 2001362851 A JP2001362851 A JP 2001362851A JP 2001362851 A JP2001362851 A JP 2001362851A JP 2003162379 A JP2003162379 A JP 2003162379A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストからテープアレイ制御装置対して書き
込みが行われているとき、テープ装置やテープ媒体に障
害が発生しても短時間で書き込みデータの復旧を行う。 【解決手段】 ホスト1から転送される書き込みデータ
を複数のテープ装置311,312及び313に書き込
みながら、HDD制御部18を介してHDD19にも格
納する。ここで、テープ装置やテープ媒体に障害が発生
したとき、テープ装置やテープ媒体を交換後に、データ
作成部17が直ちにHDD19からデータを読み出して
交換されたテープに書き込むデータを作成する。そし
て、作成されたデータは、制御選択部20によってテー
プ制御部14,15及び16の中から1つが選択され、
交換された新しいテープ媒体を装填したテープ装置に転
送され、テープ媒体に書き込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気テープアレイ制
御装置に関し、特に短時間で書き込みデータの復旧が可
能な磁気テープアレイ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気テープアレイ制御装置(以下
テープアレイ制御装置という)において、複数の磁気テ
ープ装置(以下テープ装置という)に対して、ホストか
ら転送されるデータを書き込んでいるときに、テープ装
置や磁気テープ媒体(以下テープ媒体という)に障害が
発生すると、以下に説明する2つの動作のいずれかを行
うようになっている。まず、1つ目の動作は、ホストに
対して書き込みエラーを報告して書き込み処理を停止す
る。そして、テープ装置やテープ媒体を交換した後、ホ
ストから書き込み処理を再実行する、というもの。
【0003】続いて、2つ目の動作は、テープアレイ制
御装置が書き込みエラーを認識して正常なテープドライ
ブで書き込み処理を継続する。正常なテープドライブで
の書き込み処理が終了し、テープドライブやテープ媒体
を交換された後、テープアレイ制御装置が、正常に書き
込まれたテープ媒体からデータを読みながら失ったデー
タを復元し、交換したテープ媒体にデータを書き込む、
いうものである。
【0004】ここで、具体的に従来のテープアレイ制御
装置について説明する。図3は、従来のテープアレイ制
御装置の一例を示す構成図であり、図4は、図3の従来
例の動作を説明する図である。
【0005】まず、図3を参照すると、従来のテープア
レイ制御装置は、テープアレイ制御装置5と複数のテー
プ装置311,テープ装置312及びテープ装置313
とから構成される。なお、従来例では3台のテープ装置
が接続されているものとする。
【0006】テープアレイ制御装置5は、ホストI/F
10を介してホスト1と接続され、さらに、テープI/
F301,テープI/F302及びテープI/F303
を介してテープ装置311,312及び313とそれぞ
れ接続される。そして、テープアレイ制御装置5は、ホ
ストI/F10を介してホスト1とのデータ転送を制御
するI/F制御部11と、テープI/F301,302
及び303を介してテープ装置311,312及び31
3とのデータ転送をそれぞれ制御するテープ制御部1
4,テープ制御部15及びテープ制御部16と、I/F
制御部11及びテープ制御部14,15,16の間にあ
ってホスト1とテープ装置311,312及び313と
の間で転送されるデータの分割及び結合処理を行うアレ
イ制御部12と、テープ制御部14,15及び16から
出力されるエラー信号を検出しアレイ制御部12に対し
て障害の発生を報告するエラー検出部13とから構成さ
れている。
【0007】続いて、従来のテープアレイ制御装置の動
作について、図3,4を参照して説明する。
【0008】まず、ホスト1からテープ装置311,3
12に装填されているテープ媒体に対して、ミラー構成
(RAIT−1)でデータを書き込むものとする。ホス
ト1で書き込みデータが準備されると、ホスト1からホ
ストI/F10を介してI/F制御部11に対してデー
タ転送の開始を指示する。I/F制御部11は、データ
転送の準備が整うとホスト1に対してデータ転送準備完
了で応答する。ホスト1から転送されたデータは、I/
F制御部11を経由してアレイ制御部12に送られる。
【0009】アレイ制御部12は、テープ装置311,
312にミラー構成で書き込むため、I/F制御部11
から送られたデータをテープ制御部14,15の両方に
送る。テープ制御部14は、テープ装置311を制御し
アレイ制御部12から送られたデータを書き込む。同様
に、テープ制御部15は、テープ装置312を制御しア
レイ制御部12から送られたデータを書き込む。このよ
うにして、テープ装置311,312に装填されている
テープ媒体へのデータ書き込みが開始される(図4
(a)に示す通常動作,図4(b)に示す障害動作の各
開始地点)。
【0010】次に、この後に行われる通常動作及び障害
動作について説明する。まず、通常動作について説明す
る。
【0011】ホスト1からテープ装置311,312に
装填されているテープ媒体へのデータ書き込みが終了す
ると、テープ制御部14,15は、それぞれアレイ制御
部12に対して、データ書き込みの終了を報告する。ア
レイ制御部12は、テープ制御部14と15の両方から
データ書き込み終了の報告を受けた時点で、I/F制御
部11を介してホスト1に対してテープ装置の書き込み
終了を報告する。これで、通常のテープ装置311,3
12への書き込みが終了する(図4(a)に示す通常動
作の終了地点)。
【0012】続いて、障害動作について説明する。ま
ず、テープ装置311に装填されているテープ媒体で障
害が発生したと仮定すると、テープ装置311は、テー
プ媒体の障害をテープ制御部14に対して通知する。テ
ープ制御部14は、テープ媒体障害を認識してエラー信
号を上げる。
【0013】エラー検出部13は、テープ制御部14か
ら送られたエラー信号を検出し、アレイ制御部12に対
してテープ装置311での障害発生を報告する。アレイ
制御部12は、エラー検出部13から送られた障害発生
の報告を認識してテープ制御部14に対して、書き込み
データの転送を中止する。これにより、テープ装置31
1への書き込み動作が停止する(図4(b)に示す障害
動作の障害発生地点)。このとき、テープ装置312へ
のデータ書き込みは継続している。
【0014】ホスト1からテープ装置312に装填され
ているテープ媒体へのデータ書き込みが終了すると、テ
ープ制御部15は、アレイ制御部12に対してデータ書
き込みの終了を報告する。アレイ制御部12は、テープ
制御部15から、データ書き込み終了の報告を受けたと
き、I/F制御部11を介してホスト1に対してテープ
装置の書き込み終了を報告する。これで、テープ装置3
12への書き込みが終了する(図4(b)に示す障害動
作の終了地点)。
【0015】次に、障害動作後に続くテープ装置311
に装填されている障害テープ媒体を交換したときに、実
施される復旧動作について説明する。
【0016】まず、テープ装置311に装填されていた
障害発生のテープ媒体を交換すると、テープ装置311
は、新しいテープ媒体が装填されたことを認識してテー
プ制御部14にテープ媒体の装填を通知する。テープ制
御部14は、テープ媒体の装填を認識してエラー信号の
出力を下げる。エラー検出部13は、テープ制御部14
からのエラー信号が下げられたことを検出してテープ装
置311での障害発生がなくなったことをアレイ制御部
12に報告する。
【0017】アレイ制御部12は、エラー検出部13か
らの報告により、テープ装置14に装填されていたテー
プの媒体障害がなくなったことを認識する。アレイ制御
部12は、テープ装置312に復旧時に読み出すべきテ
ープが準備されていることをテープ制御部15に問い合
わせる。テープ制御部15は、テープ装置312に装填
されているテープを認識し、アレイ制御部12に対して
テープが準備されていることを報告する。
【0018】アレイ制御部12は、テープ装置312の
テープ媒体に格納されるデータを先頭から読み出しなが
らテープ装置311のテープ媒体に書き込むデータを作
成し、テープ制御部14を介してテープ装置311の新
しいテープ媒体にデータの書き込みを開始する(図4
(c)に示す復旧動作の開始地点)。
【0019】テープ装置312からアレイ制御部12を
介してテープ装置311に装填されているテープ媒体に
データ書き込みが終了すると、テープ制御部14はアレ
イ制御部12に対してデータ書き込みの終了を報告す
る。アレイ制御部12は、テープ装置311へのデータ
書き込みが終了したことを認識する(図4(c)に示す
復旧動作の終了地点)。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た1つ目及び2つ目の動作の場合でも、障害発生後に交
換されたテープ媒体にデータを書き込むには、さらに正
常な書き込みと同じ時間が掛かり、その結果、長時間に
渡ってテープアレイ制御装置が利用できないという問題
がある。
【0021】本発明の目的は、かかる課題に鑑みてなさ
れたもので、ホストからテープアレイ制御装置に対して
書き込みが行われているとき、テープ装置やテープ媒体
に障害が発生しても、短時間で書き込みデータの復旧が
可能なテープアレイ制御装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホストとホス
トI/Fにより接続され複数のテープ装置の動作を制御
するテープアレイ制御装置であって、ホストとの間で行
われるデータ転送を制御するI/F制御部と、複数のテ
ープ装置とのデータ転送をそれぞれ制御する複数のテー
プ制御部と、I/F制御部及びテープ制御部の間にあっ
てホストと複数のテープ装置との間で転送されるデータ
に対してデータの分割及び結合処理を行うアレイ制御部
と、複数のテープ制御部からそれぞれ出力されるエラー
信号を検出しアレイ制御部に対して障害の発生を報告す
るエラー検出部とを備えるテープアレイ制御装置におい
て、データを格納するハードディスクドライブ(HD
D)と、HDDとのデータ転送を制御しI/F制御部か
ら送られたデータをHDDに書き込むHDD制御部と、
エラー検出部から報告される障害の内容に基づいてHD
D制御部を介してHDDに格納されているデータを読み
込みかつ読み込んだデータから新しいデータを作成する
データ作成部と、データ作成部からの指示により複数の
テープ制御部の中から1つを選択しかつ選択されたテー
プ制御部に対してデータ作成部からのデータを転送する
制御選択部とを備えることを特徴とする。
【0023】すなわち、本発明のテープアレイ制御装置
は、ホストから転送される書き込みデータを複数のテー
プ装置に書き込みながら、HDD制御部を介してハード
ディスクドライブ(HDD)にも格納する。テープ装置
やテープ媒体に障害が発生したとき、テープ装置やテー
プ媒体を交換後にデータ作成部が直ちにHDDからデー
タを読み出して、交換されたテープに書き込むデータを
作成する。そして、作成されたデータは制御選択部によ
って複数のテープ制御部の中から1つが選択され、交換
された新しいテープ媒体を装填したテープ装置にデータ
が転送され、テープ媒体に書き込まれるものであって、
従来のテープアレイ制御装置に、HDD制御部,HD
D,データ作成部,制御選択部を新たに追加し、書き込
み障害のデータ復旧を速やかに行う点に特徴がある。
【0024】また、本発明の磁気テープアレイ制御装置
による書き込みデータの復旧方法は、テープ装置に装填
されているテープ媒体で障害が発生したとき、次のステ
ップを有することを特徴とする。 (1)テープ装置がテープ媒体の障害をテープ制御部に
対して通知するステップ。(2)テープ制御部がテープ
媒体障害を認識しエラー信号を上げるステップ。 (3)エラー検出部がテープ制御部から送られたエラー
信号を検出しアレイ制御部とデータ作成部に対してテー
プ装置での障害発生を報告するステップ。(4)アレイ
制御部がエラー検出部から送られた障害発生の報告を認
識して、テープ媒体障害を認識したテープ制御部に対し
書き込みデータの転送を中止するステップ。(5)デー
タ作成部がエラー検出部からの報告によりテープ装置で
の障害発生を認識するステップ。
【0025】次に、テープ装置に装填されていた障害発
生のテープ媒体を交換するとき、次のステップを有する
ことを特徴とする。 (1)テープ装置が新しいテープ媒体が装填されたこと
を認識してテープ制御部にテープ媒体の装填を通知する
ステップ。(2)テープ制御部がテープ媒体の装填を認
識してエラー信号の出力を下げるステップ。(3)エラ
ー検出部がテープ制御部からのエラー信号が下げられた
ことを検出し、テープ装置での障害発生がなくなったこ
とをデータ作成部に報告するステップ。(4)データ作
成部がエラー検出部からの報告によりテープ装置に装填
されていたテープの媒体障害がなくなったことを認識
し、HDD制御部に対してHDDに格納されているデー
タを読み出すよう指示するステップ。(5)データ作成
部が制御選択部に対してテープ制御部を選択するよう指
示するステップ。(6)データ作成部がエラー検出部か
ら報告された内容に基づいてHDDから読み出したデー
タをテープ装置に装填された新しいテープ媒体に書き込
むデータを作成して制御選択部に転送するステップ。
(7)選択制御部が複数のテープ制御部の中からテープ
制御部を選択し、データ作成部からデータを転送するス
テップ。(8)テープ制御部がテープ装置に装填されて
いる新しいテープ媒体にデータの書き込みを開始するス
テップ。
【0026】続いて、ホストからテープ装置に装填され
ているテープ媒体へのデータ書き込みが終了したとき、
次のステップを有することを特徴とする。(1)テープ
制御部がアレイ制御部に対してデータ書き込みの終了を
報告するステップ。(2)アレイ制御部がI/F制御部
を介してホストに対してテープ装置の書き込み終了を報
告するステップ。
【0027】さらに、HDDからテープ装置に装填され
ているテープ媒体へのデータ書き込みが終了したとき、
テープ制御部がテープ装置のデータ書き込みの終了をア
レイ制御部に報告するステップを有することを特徴とす
る。
【0028】次に、テープ装置に障害が発生したとき、
次のステップを有することを特徴とする。(1)テープ
制御部がテープ装置の障害を認識しエラー信号を上げる
ステップ。(2)エラー検出部がテープ制御部から送ら
れたエラー信号を検出しアレイ制御部とデータ作成部に
対してテープ装置での障害発生を報告するステップ。
(3)アレイ制御部がエラー検出部から送られた障害発
生の報告を認識して、テープ装置の障害発生を認識した
テープ制御部に対し書き込みデータの転送を中止するス
テップ。(4)データ作成部がエラー検出部からの報告
によりテープ装置での障害発生を認識するステップ。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態を
示す構成図であり、図2は、図1の実施例の動作を説明
する図である。
【0030】まず、図1を参照すると、本発明のテープ
アレイ制御装置は、テープアレイ制御装置2と複数のテ
ープ装置311,テープ装置312及びテープ装置31
3から構成される。テープアレイ制御装置2は、ホスト
I/F10によりホスト1と接続され、テープI/F3
01,テープI/F302及びテープI/F303によ
り、テープ装置311,312及び313とそれぞれ接
続される。
【0031】なお、本実施例では3台のテープ装置が接
続されているものとする。また、図1において、図3に
示す従来例と同様の機能を有する構成部については同じ
符号を用いた。
【0032】テープアレイ制御装置2は、ホストI/F
10を介してホスト1とのデータ転送を制御するI/F
制御部11と、テープI/F301,302及び303
を介してテープ装置311,312及び313とのデー
タ転送をそれぞれ制御するテープ制御部14,テープ制
御部15及びテープ制御部16と、I/F制御部11及
びテープ制御部14,15,16の間にあってホスト1
と複数のテープ装置311,312及び313との間で
転送されるデータの分割及び結合処理を行うアレイ制御
部12と、テープ制御部14,15及び16から出力さ
れるエラー信号を検出しアレイ制御部12に対して障害
の発生を報告するエラー検出部13と、データを格納す
るハードディスクドライブ(HDD)19と、HDD1
9とのデータ転送を制御しI/F制御部11から送られ
たデータをHDD19に書き込むHDD制御部18と、
エラー検出部13から報告される障害の内容によってH
DD制御部18を介してHDD19に格納されたデータ
を読み込みかつ読み込んだデータから新たなデータを作
成するデータ作成部17と、データ作成部17からの指
示により複数のテープ制御部14,15及び16から1
つを選択しかつ選択されたテープ制御部に対してデータ
作成部17からのデータを転送する制御選択部20とか
ら構成されている。
【0033】次に、本実施例の動作について説明する。
図1,2を参照すると、まず、ホスト1からテープ装置
311,312に装填されているテープ媒体に対して、
ミラー構成(RAIT−1:Redundant Array of Indep
endent Tapes)でデータを書き込むものとする。ホスト
1で書き込みデータが準備されると、ホスト1からホス
トI/F10を介して、I/F制御部11に対しデータ
転送の開始を指示する。I/F制御部11は、データ転
送の準備が整うとホスト1に対してデータ転送準備完了
で応答する。
【0034】ホスト1から転送されたデータは、I/F
制御部11を経由してアレイ制御部12とHDD制御部
18に送られる。HDD制御部18は、I/F制御部1
1から送られたデータをHDD19に書き込む。一方、
アレイ制御部12は、テープ装置311,312にミラ
ー構成で書き込むため、I/F制御部11から送られた
データをテープ制御部14,15の両方に送る。
【0035】テープ制御部14は、テープ装置311を
制御し、アレイ制御部12から送られたデータを書き込
む。同様に、テープ制御部15は、テープ装置312を
制御しアレイ制御部12から送られたデータを書き込
む。これで、テープ装置311,312に装填されてい
るテープ媒体へのデータ書き込みが開始される(図2に
示す開始Aの地点)。
【0036】その後、テープ装置311に装填されてい
るテープ媒体で障害が発生したとする。テープ装置31
1は、テープ媒体の障害をテープ制御部14に対して通
知する。テープ制御部14は、テープ媒体障害を認識し
エラー信号を上げる。
【0037】エラー検出部13は、テープ制御部14か
ら送られたエラー信号を検出し、アレイ制御部12とデ
ータ作成部17に対してテープ装置311での障害発生
を報告する。アレイ制御部12は、エラー検出部13か
ら送られた障害発生の報告を認識して、テープ制御部1
4に対し書き込みデータの転送を中止する。これによ
り、テープ装置311への書き込み動作が停止する。デ
ータ作成部17は、エラー検出部13からの報告により
テープ装置311での障害発生を認識する(図2に示す
障害発生Bの地点)。
【0038】次に、テープ装置311に装填されていた
障害発生のテープ媒体を交換すると、テープ装置311
は新しいテープ媒体が装填されたことを認識して、テー
プ制御部14に新しいテープ媒体が装填されたことを通
知する。テープ制御部14は、テープ媒体の装填を認識
してエラー信号の出力を下げる。エラー検出部13は、
テープ制御部14からのエラー信号が下げられたことを
検出して、テープ装置311での障害発生がなくなった
ことをデータ作成部17に報告する。
【0039】データ作成部17は、エラー検出部13か
らの報告により、テープ装置311に装填されていたテ
ープの媒体障害がなくなったことを認識し、HDD制御
部18に対してHDD19に格納されているデータを先
頭アドレスから順次読み出すよう指示する。また、デー
タ作成部17は、制御選択部20に対してテープ制御部
14を選択するよう指示する。
【0040】データ作成部17は、エラー検出部13か
ら報告された内容(テープ装置311の障害解除)に基
づいて、HDD19から読み出したデータからテープ装
置311に装填された新しいテープ媒体に書き込むデー
タを作成して制御選択部20に転送する。選択制御部2
0は、複数のテープ制御部の中から、テープ制御部14
を選択して、データ作成部17からデータを転送する。
テープ制御部14は、テープ装置311に装填されてい
る新しいテープ媒体にデータの書き込みを開始する(図
2に示す交換復旧Cの地点)。
【0041】次に、ホスト1からテープ装置312に装
填されているテープ媒体へのデータ書き込みが終了する
と、テープ制御部15はアレイ制御部12に対してデー
タ書き込みの終了を報告する。アレイ制御部12は、I
/F制御部11を介してホスト1に対してテープ装置3
12の書き込み終了を報告する。
【0042】これと同時に、HDD制御部18を介して
行われてきたHDD19へのデータ書き込みも終了す
る。この時点では、テープ装置311に装填されている
新しいテープ媒体への書き込みは継続している(図3に
示す終了Dの地点)。
【0043】次に、HDD19からテープ装置311に
装填されているテープ媒体へのデータ書き込みが終了す
ると、テープ制御部14は、テープ装置311のデータ
書き込みの終了をアレイ制御部12に報告する。これと
同時に、HDD制御部18,データ作成部17,制御選
択部20を介して行われたHDD19からのデータ読み
出しも終了する。これで、テープ装置311に新しく装
填されたテープ媒体に対して、データが復旧されたこと
になる(図3に示す終了Eの時点)。
【0044】以上の説明した動作によって、ホストから
テープアレイ制御装置に対して、ミラー構成のテープ装
置にデータの書き込みが行われているとき、テープ媒体
に障害が発生しても、ホストからの書き込み処理が中断
されることがなく、さらに、障害のテープ媒体を交換
後、ホストから転送された書き込みデータを格納したH
DDからデータを読み出して新しいテープ媒体に書き込
みを行うことができる。
【0045】なお、テープアレイ制御装置の構成が、R
AIT−0(ストライピング)やRAIT−3と呼ばれ
ているミラー構成以外の場合でも、本発明では同様の動
作が可能である。
【0046】また、テープ装置に障害が発生した時も、
テープ媒体に障害が発生した時と同様に、ホストからの
書き込み処理が中断されることなく、さらに、テープ装
置を交換後、HDDからのデータを読み出して、新しい
テープ装置に書き込みが行えることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ホ
ストからテープアレイ制御装置に対して書き込みが行わ
れているとき、テープ装置やテープ媒体に障害が発生し
ても、ホストからの書き込みデータをテープアレイ制御
装置内のHDDに格納するようにしたので、障害が発生
したテープ装置やテープ媒体を交換した後、直ちに交換
されたテープ媒体に対してデータの書き込みが行えるよ
うになり、従来よりも短時間で書き込みデータを復旧で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す構成図である。
【図2】図1の実施例の動作を説明する図である。
【図3】従来のテープアレイ制御装置の一例を示す構成
図である。
【図4】図3の従来例の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 ホスト 2,5 テープアレイ制御装置 10 ホストI/F 11 I/F制御部 12 アレイ制御部 13 エラー検出部 14,15,16 テープ制御部 17 データ作成部 18 HDD制御部 19 HDD 20 制御選択部 301,302,303 テープI/F 311,312,313 テープ装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストとホストI/Fにより接続され複
    数の磁気テープ装置の動作を制御する磁気テープアレイ
    制御装置であって、ホストとの間で行われるデータ転送
    を制御するI/F制御部と、複数の磁気テープ装置との
    データ転送をそれぞれ制御する複数の磁気テープ制御部
    と、前記I/F制御部及び前記磁気テープ制御部の間に
    あって前記ホストと前記複数の磁気テープ装置との間で
    転送されるデータに対してデータの分割及び結合処理を
    行うアレイ制御部と、前記複数の磁気テープ制御部から
    それぞれ出力されるエラー信号を検出し前記アレイ制御
    部に対して障害の発生を報告するエラー検出部とを備え
    る磁気テープアレイ制御装置において、 データを格納するハードディスクドライブ(HDD)
    と、前記HDDとのデータ転送を制御し前記I/F制御
    部から送られたデータを前記HDDに書き込むHDD制
    御部と、前記エラー検出部から報告される障害の内容に
    基づいて前記HDD制御部を介して前記HDDに格納さ
    れているデータを読み込みかつ読み込んだデータから新
    しいデータを作成するデータ作成部と、前記データ作成
    部からの指示により前記複数の磁気テープ制御部の中か
    ら1つを選択しかつ選択されたテープ制御部に対して前
    記データ作成部からのデータを転送する制御選択部とを
    備えることを特徴とする磁気テープアレイ制御装置。
  2. 【請求項2】 データ作成部は、HDD制御部に対して
    HDDに格納されているデータを先頭アドレスから順次
    読み出すよう指示することを特徴とする請求項1記載の
    磁気テープアレイ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2記載の磁気テープア
    レイ制御装置による書き込みデータの復旧方法であっ
    て、テープ装置に装填されているテープ媒体で障害が発
    生したとき、次のステップを有することを特徴とする磁
    気テープアレイ制御装置による書き込みデータの復旧方
    法。 (1)テープ装置がテープ媒体の障害をテープ制御部に
    対して通知するステップ。 (2)テープ制御部がテープ媒体障害を認識しエラー信
    号を上げるステップ。 (3)エラー検出部がテープ制御部から送られたエラー
    信号を検出しアレイ制御部とデータ作成部に対してテー
    プ装置での障害発生を報告するステップ。 (4)アレイ制御部がエラー検出部から送られた障害発
    生の報告を認識して、テープ媒体障害を認識したテープ
    制御部に対し書き込みデータの転送を中止するステッ
    プ。 (5)データ作成部がエラー検出部からの報告によりテ
    ープ装置での障害発生を認識するステップ。
  4. 【請求項4】 請求項1もしくは2記載の磁気テープア
    レイ制御装置による書き込みデータの復旧方法であっ
    て、テープ装置に装填されていた障害発生のテープ媒体
    を交換するとき、次のステップを有することを特徴とす
    る磁気テープアレイ制御装置による書き込みデータの復
    旧方法。 (1)テープ装置が新しいテープ媒体が装填されたこと
    を認識してテープ制御部にテープ媒体の装填を通知する
    ステップ。 (2)テープ制御部がテープ媒体の装填を認識してエラ
    ー信号の出力を下げるステップ。 (3)エラー検出部がテープ制御部からのエラー信号が
    下げられたことを検出し、テープ装置での障害発生がな
    くなったことをデータ作成部に報告するステップ。 (4)データ作成部がエラー検出部からの報告によりテ
    ープ装置に装填されていたテープの媒体障害がなくなっ
    たことを認識し、HDD制御部に対してHDDに格納さ
    れているデータを読み出すよう指示するステップ。 (5)データ作成部が制御選択部に対してテープ制御部
    を選択するよう指示するステップ。 (6)データ作成部がエラー検出部から報告された内容
    に基づいてHDDから読み出したデータをテープ装置に
    装填された新しいテープ媒体に書き込むデータを作成し
    て制御選択部に転送するステップ。 (7)選択制御部が複数のテープ制御部の中からテープ
    制御部を選択し、データ作成部からデータを転送するス
    テップ。 (8)テープ制御部がテープ装置に装填されている新し
    いテープ媒体にデータの書き込みを開始するステップ。
  5. 【請求項5】 請求項1もしくは2記載の磁気テープア
    レイ制御装置による書き込みデータの復旧方法であっ
    て、ホストからテープ装置に装填されているテープ媒体
    へのデータ書き込みが終了したとき、次のステップを有
    することを特徴とする磁気テープアレイ制御装置による
    書き込みデータの復旧方法。 (1)テープ制御部がアレイ制御部に対してデータ書き
    込みの終了を報告するステップ。 (2)アレイ制御部がI/F制御部を介してホストに対
    してテープ装置の書き込み終了を報告するステップ。
  6. 【請求項6】 請求項1もしくは2記載の磁気テープア
    レイ制御装置による書き込みデータの復旧方法であっ
    て、HDDからテープ装置に装填されているテープ媒体
    へのデータ書き込みが終了したとき、テープ制御部がテ
    ープ装置のデータ書き込みの終了をアレイ制御部に報告
    するステップを有することを特徴とする磁気テープアレ
    イ制御装置による書き込みデータの復旧方法。
  7. 【請求項7】 請求項1もしくは2記載の磁気テープア
    レイ制御装置による書き込みデータの復旧方法であっ
    て、テープ装置に障害が発生したとき、次のステップを
    有することを特徴とする磁気テープアレイ制御装置によ
    る書き込みデータの復旧方法。 (1)テープ制御部がテープ装置の障害を認識しエラー
    信号を上げるステップ。 (2)エラー検出部がテープ制御部から送られたエラー
    信号を検出しアレイ制御部とデータ作成部に対してテー
    プ装置での障害発生を報告するステップ。 (3)アレイ制御部がエラー検出部から送られた障害発
    生の報告を認識して、テープ装置の障害発生を認識した
    テープ制御部に対し書き込みデータの転送を中止するス
    テップ。 (4)データ作成部がエラー検出部からの報告によりテ
    ープ装置での障害発生を認識するステップ。
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