JP2003161842A - 光ループバックコネクタ - Google Patents
光ループバックコネクタInfo
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- Japan
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- optical
- optical connector
- case
- rear end
- ferrule
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Abstract
(57)【要約】
【課題】光ファイバ心線の折り返し部の曲率半径が小さ
く伝送損失が大きい。 【解決手段】光ループバックコネクタにおいて、光コネ
クタフェルールの後部にケースを着脱可能とし、同フェ
ルールの後部にケースを装着すると、同ケーズの収容空
問内に光コネクタフェルールの後方端面から外側に突出
している光ファイバ心線の折り返し部が収容され、収容
された折り返し部が収容空問の内面によって光コネクタ
フェルール側に押圧されるものである。
く伝送損失が大きい。 【解決手段】光ループバックコネクタにおいて、光コネ
クタフェルールの後部にケースを着脱可能とし、同フェ
ルールの後部にケースを装着すると、同ケーズの収容空
問内に光コネクタフェルールの後方端面から外側に突出
している光ファイバ心線の折り返し部が収容され、収容
された折り返し部が収容空問の内面によって光コネクタ
フェルール側に押圧されるものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ループバックコ
ネクタに関するものである。
ネクタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の光ループバックコネクタの一例を
図４に示す。この光ループバックコネクタは、光ファイ
バ心線Ａ1、Ａ2が取り付けられた光コネクタフェルール
Ｈを光コネクタフレームＢ内に収容し、同フレームＢの
後部にケースＣを装着してなる。
図４に示す。この光ループバックコネクタは、光ファイ
バ心線Ａ1、Ａ2が取り付けられた光コネクタフェルール
Ｈを光コネクタフレームＢ内に収容し、同フレームＢの
後部にケースＣを装着してなる。
【０００３】図４に示す光コネクタフェルールＨは、接
合端面Ｄから後方端面Ｅまで貫通する２つのファイバ挿
通孔(図示しない)を備えた２心の光コネクタフェルール
であり、夫々のファイバ挿通孔に光ファイバ心線Ａ1、
Ａ2が個々に挿通されている。このうち、一方のファイ
バ挿通孔に挿通された光ファイバ心線Ａ1は該光コネク
タフェルールＨの後方端面Ｅから外側に突出した後に、
同後方端面Ｅ側に折り返されて他方のファイバ挿通孔に
挿通されている。これによって、一方の光ファイバ心線
Ａ1又はＡ2に入射した光が他方の光ファイバ心線Ａ2又
はＡ1から出射可能となる。
合端面Ｄから後方端面Ｅまで貫通する２つのファイバ挿
通孔(図示しない)を備えた２心の光コネクタフェルール
であり、夫々のファイバ挿通孔に光ファイバ心線Ａ1、
Ａ2が個々に挿通されている。このうち、一方のファイ
バ挿通孔に挿通された光ファイバ心線Ａ1は該光コネク
タフェルールＨの後方端面Ｅから外側に突出した後に、
同後方端面Ｅ側に折り返されて他方のファイバ挿通孔に
挿通されている。これによって、一方の光ファイバ心線
Ａ1又はＡ2に入射した光が他方の光ファイバ心線Ａ2又
はＡ1から出射可能となる。
【０００４】図４に示すケースＣは、光コネクタフェル
ールＨの後方端面Ｅから外側に突出した光ファイバ心線
Ａ1のループ部Ｆを保護するためのものである。このケ
ースＣは、収容空問Ｇを有する断面コ字形のプラスチッ
ク成形体であり、図４に示すように、該ケースＣを光コ
ネクタフレームＢの後部に装着すると、前記収容空問Ｇ
内にループ部Ｆが収容されて保護される。
ールＨの後方端面Ｅから外側に突出した光ファイバ心線
Ａ1のループ部Ｆを保護するためのものである。このケ
ースＣは、収容空問Ｇを有する断面コ字形のプラスチッ
ク成形体であり、図４に示すように、該ケースＣを光コ
ネクタフレームＢの後部に装着すると、前記収容空問Ｇ
内にループ部Ｆが収容されて保護される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】光ファイバ心線はコア
の周囲をそれよりもやや屈折率の低いクラッドで覆った
ものであり、コアとクラッドの屈折率の違いから、コア
に入射した光が同コア内を全反射しながら伝播すること
は周知の通りである。ここで、コアどクラッドの境界は
境界面と呼ばれ、境界面に入射する光の角度は入射角と
呼ばれる。コアに入射した光が全反射する場合、入射角
と反射角どの問には、(入射角)=(反射角)という関係が
成り立っている。しかし、入射角がある角度以上になる
と、光は境界面で反射することなくクラッドを透過して
しまう。そのときの角度を臨界角度といい、臨界角度と
なる入射角を特に臨界角と呼ぶ。臨界角には次式の法則
がある。(臨界角)≦ＣＯＳ-1[(クラッドの屈折率)／(コ
アの屈折率)]臨界角を超えた角度でコアに入射した光
は、コアとクラッドの境界面を全反射することなく外部
に漏洩し、伝送損失となる。ここで、図５（ａ）（ｂ）
に示すように、光ファイバ心線が真っ直な状態であれば
全反射可能な入射角でコアに入射する光も、光ファイバ
心線が曲げられるとより大きな入射角でコアに入射する
ことになる。このため、入射光全体のうち、入射角が臨
界角以上となる光の占める割合が多くなり、伝送損失が
増大する。
の周囲をそれよりもやや屈折率の低いクラッドで覆った
ものであり、コアとクラッドの屈折率の違いから、コア
に入射した光が同コア内を全反射しながら伝播すること
は周知の通りである。ここで、コアどクラッドの境界は
境界面と呼ばれ、境界面に入射する光の角度は入射角と
呼ばれる。コアに入射した光が全反射する場合、入射角
と反射角どの問には、(入射角)=(反射角)という関係が
成り立っている。しかし、入射角がある角度以上になる
と、光は境界面で反射することなくクラッドを透過して
しまう。そのときの角度を臨界角度といい、臨界角度と
なる入射角を特に臨界角と呼ぶ。臨界角には次式の法則
がある。(臨界角)≦ＣＯＳ-1[(クラッドの屈折率)／(コ
アの屈折率)]臨界角を超えた角度でコアに入射した光
は、コアとクラッドの境界面を全反射することなく外部
に漏洩し、伝送損失となる。ここで、図５（ａ）（ｂ）
に示すように、光ファイバ心線が真っ直な状態であれば
全反射可能な入射角でコアに入射する光も、光ファイバ
心線が曲げられるとより大きな入射角でコアに入射する
ことになる。このため、入射光全体のうち、入射角が臨
界角以上となる光の占める割合が多くなり、伝送損失が
増大する。
【０００６】従って、図４に示すループ部Ｆのような曲
げられた光ファイバ心線内を伝播する光は、前記曲げに
よる伝損損失が増大する。即ち、図４に示す光ループバ
ックコネクタにおける伝送損失を可及的に少なくするた
めには、ループ部Ｆの曲率半径Ｒをなるべく大きくする
必要がある。しかし、図４に示す光ループバックコネク
タでは、前記ループ部Ｆが収容されるケースＣの幅が光
コネクタフレームＢと同一であるため、収容空問Ｇ内に
収容されたループ部Ｆの曲率半径Ｒが小さく、伝送損失
が大きかった。
げられた光ファイバ心線内を伝播する光は、前記曲げに
よる伝損損失が増大する。即ち、図４に示す光ループバ
ックコネクタにおける伝送損失を可及的に少なくするた
めには、ループ部Ｆの曲率半径Ｒをなるべく大きくする
必要がある。しかし、図４に示す光ループバックコネク
タでは、前記ループ部Ｆが収容されるケースＣの幅が光
コネクタフレームＢと同一であるため、収容空問Ｇ内に
収容されたループ部Ｆの曲率半径Ｒが小さく、伝送損失
が大きかった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の光ループバック
コネクタの一つは、光コネクタフェルールのファイバ挿
通孔に光ファイバ心線が挿通され、該光ファイバ心線が
同フェルールの後方端面側で折り返されている光ループ
バックコネクタにおいて、光コネクタフェルールの後部
にケースを着脱可能とし、光コネクタフェルールの後部
にケースを装着すると、ケースの収容空問内に光コネク
タフェルールの後方端面から外側に突出している光ファ
イバ心線の折り返し部が収容され、収容された折り返し
部が収容空問の内面によって光コネクタフェルール側に
押圧されるものである。
コネクタの一つは、光コネクタフェルールのファイバ挿
通孔に光ファイバ心線が挿通され、該光ファイバ心線が
同フェルールの後方端面側で折り返されている光ループ
バックコネクタにおいて、光コネクタフェルールの後部
にケースを着脱可能とし、光コネクタフェルールの後部
にケースを装着すると、ケースの収容空問内に光コネク
タフェルールの後方端面から外側に突出している光ファ
イバ心線の折り返し部が収容され、収容された折り返し
部が収容空問の内面によって光コネクタフェルール側に
押圧されるものである。
【０００８】本発明の光ループバックコネクタの一つ
は、ケースが互いに分離可能な２つの部材からなり、一
方の部材を別部材に交換すると、光コネクタフェルール
の後方端面から光ファイバ心線の折り返し部を押圧する
収容空問の内面までの距離が変更されるものである。
は、ケースが互いに分離可能な２つの部材からなり、一
方の部材を別部材に交換すると、光コネクタフェルール
の後方端面から光ファイバ心線の折り返し部を押圧する
収容空問の内面までの距離が変更されるものである。
【０００９】本発明の光ループバックコネクタの一つ
は、ケースを光コネクタフェルールの長手方向にスライ
ドさせること、光コネクタフェルールの後方端面から光
ファイバ心線の折り返し部を押圧する収容空問の内面ま
での距離が変更されるものである。
は、ケースを光コネクタフェルールの長手方向にスライ
ドさせること、光コネクタフェルールの後方端面から光
ファイバ心線の折り返し部を押圧する収容空問の内面ま
での距離が変更されるものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】(実施の形態１)以下、本発明の光
ループバックコネクタの実施形態の一例を説明する。こ
こに示す光ループバックコネクタは、図１に示すよう
に、光ファイバ心線１、２が取り付けられた光コネクタ
フェルール１２と、同フェルール１２が収納された光コ
ネクタフレーム３と、同フレーム３の後端部に装着され
たケース４とからなる。尚、図１において光コネクタフ
ェルール１２の後方端面６と光コネクタフレーム３の後
方端面とは一致して設けられているが、両者をずらして
設けることもできる。
ループバックコネクタの実施形態の一例を説明する。こ
こに示す光ループバックコネクタは、図１に示すよう
に、光ファイバ心線１、２が取り付けられた光コネクタ
フェルール１２と、同フェルール１２が収納された光コ
ネクタフレーム３と、同フレーム３の後端部に装着され
たケース４とからなる。尚、図１において光コネクタフ
ェルール１２の後方端面６と光コネクタフレーム３の後
方端面とは一致して設けられているが、両者をずらして
設けることもできる。
【００１１】図１に示す光コネクタフェルール１２は、
その接合端面５から後方端面６まで貫通する２つのファ
イバ挿通孔(図示しない)を備えた２心の光コネクタフェ
ルールであり、夫々のファイバ挿通孔には光ファイバ心
線１、２が個々に挿通されている。さらに、一方のファ
イバ挿通孔に挿通された光ファイバ心線１は該光コネク
タフェルール１２の後方端面６から外側に突出した後
に、同後方端面６側に折り返されて他方のファイバ挿通
孔に挿通されている。これによって、一方の光ファイバ
心線１又は２に入射した光が他方の光ファイバ心線２又
は１から出射可能なコネクタ構造が実現されている。
その接合端面５から後方端面６まで貫通する２つのファ
イバ挿通孔(図示しない)を備えた２心の光コネクタフェ
ルールであり、夫々のファイバ挿通孔には光ファイバ心
線１、２が個々に挿通されている。さらに、一方のファ
イバ挿通孔に挿通された光ファイバ心線１は該光コネク
タフェルール１２の後方端面６から外側に突出した後
に、同後方端面６側に折り返されて他方のファイバ挿通
孔に挿通されている。これによって、一方の光ファイバ
心線１又は２に入射した光が他方の光ファイバ心線２又
は１から出射可能なコネクタ構造が実現されている。
【００１２】図１に示すケース４は、前記光コネクタフ
ェルール１２が収納された光コネクタフレーム３の後端
部に着脱可能なプラスチック成形体であり、同図に示す
ように、前記後端部に装着した際に、光コネクタフェル
ール１２の後方端面６側において折り返されている光フ
ァイバ１の折り返し部７(以下「ループ部７」)を収容可
能な収容空問８を備えている。
ェルール１２が収納された光コネクタフレーム３の後端
部に着脱可能なプラスチック成形体であり、同図に示す
ように、前記後端部に装着した際に、光コネクタフェル
ール１２の後方端面６側において折り返されている光フ
ァイバ１の折り返し部７(以下「ループ部７」)を収容可
能な収容空問８を備えている。
【００１３】ここで、光コネクタフレーム３の後端部に
該ケース４を装着した際に、光コネクタフェルール１２
の後方端面６から収容空問８の底面９までの距離Ｌ1が
該ケ一ス４を装着する前のループ部７(図１に一点鎖線
で示す)の全長Ｌ2よりも短くなるように、内部空問８の
寸法(ケース４の開口端面１０から底面９までの距離)を
設定してある。従って、図１に示すように、光コネクタ
フレーム３の後端部にケース４を装着すると、ループ部
７が前記底面９によって光コネクタフェルール１２側に
押圧される。すると、ループ部７が潰されて、一点鎖線
で示す形状から実線で示す形状に形状変化する。この結
果、ケース４の装着前に比べてループ部７の曲率半径が
拡大される。尚、図１に示すように、前記底面９は、ル
ープ部７がこれに沿って湾曲した際に十分な曲率半径が
確保される円弧面としてある。また、収容空問８の側面
１１は、ループ部７の曲率半径が拡大されても、同ルー
プ部７と干渉しないように外側に膨出させてある。
該ケース４を装着した際に、光コネクタフェルール１２
の後方端面６から収容空問８の底面９までの距離Ｌ1が
該ケ一ス４を装着する前のループ部７(図１に一点鎖線
で示す)の全長Ｌ2よりも短くなるように、内部空問８の
寸法(ケース４の開口端面１０から底面９までの距離)を
設定してある。従って、図１に示すように、光コネクタ
フレーム３の後端部にケース４を装着すると、ループ部
７が前記底面９によって光コネクタフェルール１２側に
押圧される。すると、ループ部７が潰されて、一点鎖線
で示す形状から実線で示す形状に形状変化する。この結
果、ケース４の装着前に比べてループ部７の曲率半径が
拡大される。尚、図１に示すように、前記底面９は、ル
ープ部７がこれに沿って湾曲した際に十分な曲率半径が
確保される円弧面としてある。また、収容空問８の側面
１１は、ループ部７の曲率半径が拡大されても、同ルー
プ部７と干渉しないように外側に膨出させてある。
【００１４】(実施の形態２)本発明の光ループバックコ
ネクタの実施形態の他例を図２に示す。図２に示す光ル
ープバックコネクタの基本構成は前記実施形態１に示す
ものと同様である。異なるのはケース４の構造である。
図２に示す光ループバックコネクタを構成するケース４
は、部材４ａ及び部材４ｂの２つの部材からなる。
ネクタの実施形態の他例を図２に示す。図２に示す光ル
ープバックコネクタの基本構成は前記実施形態１に示す
ものと同様である。異なるのはケース４の構造である。
図２に示す光ループバックコネクタを構成するケース４
は、部材４ａ及び部材４ｂの２つの部材からなる。
【００１５】図２に示すように、前記部材４ａは対向す
る２方向が開口した筒状のプラスチック成形体であり、
一方の開口部２０を光コネクタフェルール１２の後端部
に被せて、光コネクタフレーム３に装着可能としてあ
る。図２に示すように、部材４ａを光コネクタフレーム
３の後端部に装着すると、光コネクタフェルール１２の
後方端面６から突出している光ファイバ心線１のループ
部７が部材４ａの収容空問８内に収容される。
る２方向が開口した筒状のプラスチック成形体であり、
一方の開口部２０を光コネクタフェルール１２の後端部
に被せて、光コネクタフレーム３に装着可能としてあ
る。図２に示すように、部材４ａを光コネクタフレーム
３の後端部に装着すると、光コネクタフェルール１２の
後方端面６から突出している光ファイバ心線１のループ
部７が部材４ａの収容空問８内に収容される。
【００１６】図２に示すように、前記部材４ｂは部材４
ａの開口部２０とは反対側の開口部２１に嵌合可能なプ
ラスチック成形体である。具体的には、部材４ａの内側
に嵌め込まれる嵌め込み部２２と、開口部２１の周縁に
係止する係止部２３とが一体成形されたプラスチック成
形体である。前記嵌め込み部２２には、前記図１に示す
ケース４の底面９と同一形状の押圧面２４が形成されて
いる。即ち、光コネクタフレーム３の後端部に装着した
部材４ａに部材４ｂを装着すると、前記実施形態１に示
したケース４と同一構造のケース４が組み立てられる。
即ち、光コネクタフェルール１２の後方端面６から突出
している光ファイバ心線１のループ部７はケース４の収
容空問８内に収容され、そのループ部７が前記押圧面２
４によってフェルール３側に押圧される。この結果、ル
ープ部７の曲率半径Ｒは拡大される。
ａの開口部２０とは反対側の開口部２１に嵌合可能なプ
ラスチック成形体である。具体的には、部材４ａの内側
に嵌め込まれる嵌め込み部２２と、開口部２１の周縁に
係止する係止部２３とが一体成形されたプラスチック成
形体である。前記嵌め込み部２２には、前記図１に示す
ケース４の底面９と同一形状の押圧面２４が形成されて
いる。即ち、光コネクタフレーム３の後端部に装着した
部材４ａに部材４ｂを装着すると、前記実施形態１に示
したケース４と同一構造のケース４が組み立てられる。
即ち、光コネクタフェルール１２の後方端面６から突出
している光ファイバ心線１のループ部７はケース４の収
容空問８内に収容され、そのループ部７が前記押圧面２
４によってフェルール３側に押圧される。この結果、ル
ープ部７の曲率半径Ｒは拡大される。
【００１７】ここで、部材４ｂは数種類存在する(図２
には２種類のみ図示)。夫々の部材４ｂは、部材４ａ内
への嵌め込み部２２の嵌め込み長が異なる。即ち、部材
４ｂを交換することによって、光コネクタフェルール１
２の後方端面６から押圧面２４までの距離が異なるケー
ス４が組み立てられる。従って、数種類の部材４ｂを使
い分ければ、ケース装着前のループ部７の全長にバラツ
キがあっても、ケース装着後のループ部７の全長を一定
にすることができる(ループ部７の曲率半径を一定にす
ることができる)。尚、図２において光コネクタフェル
ール１２の後方端面６と光コネクタフレーム３の後方端
面とは一致して設けられているが、両者をずらして設け
ることもできる。
には２種類のみ図示)。夫々の部材４ｂは、部材４ａ内
への嵌め込み部２２の嵌め込み長が異なる。即ち、部材
４ｂを交換することによって、光コネクタフェルール１
２の後方端面６から押圧面２４までの距離が異なるケー
ス４が組み立てられる。従って、数種類の部材４ｂを使
い分ければ、ケース装着前のループ部７の全長にバラツ
キがあっても、ケース装着後のループ部７の全長を一定
にすることができる(ループ部７の曲率半径を一定にす
ることができる)。尚、図２において光コネクタフェル
ール１２の後方端面６と光コネクタフレーム３の後方端
面とは一致して設けられているが、両者をずらして設け
ることもできる。
【００１８】(実施の形態３)本発明の光ループバックコ
ネクタの実施形態の他例を図３に示す。図３に示す光ル
ープバックコネクタの基本構成は前記実施形態１に示す
ものと同様である。異なるのはケース４の構造である。
図３に示す光ループバックコネクタを構成するケース４
は、部材４ａ及び部材４ｂの２つの部材からなる。
ネクタの実施形態の他例を図３に示す。図３に示す光ル
ープバックコネクタの基本構成は前記実施形態１に示す
ものと同様である。異なるのはケース４の構造である。
図３に示す光ループバックコネクタを構成するケース４
は、部材４ａ及び部材４ｂの２つの部材からなる。
【００１９】図２に示すように、前記部材４ａは対向す
る２方向が開口した筒状のプラスチック成形体であり、
一方の開口部３０を光コネクタフェルール１２の後端部
に被せて、光コネクタフレーム３に装着可能としてあ
る。図２に示すように、部材４ａを光コネクタフレーム
３の後端部に装着するど、光コネクタフェルール１２の
後方端面６から突出している光ファイバ心線１のループ
部７が部材４ａの内側に収容される。
る２方向が開口した筒状のプラスチック成形体であり、
一方の開口部３０を光コネクタフェルール１２の後端部
に被せて、光コネクタフレーム３に装着可能としてあ
る。図２に示すように、部材４ａを光コネクタフレーム
３の後端部に装着するど、光コネクタフェルール１２の
後方端面６から突出している光ファイバ心線１のループ
部７が部材４ａの内側に収容される。
【００２０】図３に示すように、前記部材４ｂは部材４
ａの開口部３０とは反対側の開口部３１に被さって同開
口部３１を閉塞可能なプラスチツク成形体である。同図
に示すように、部材４ｂの内側には、前記図１に示すケ
ース４の底面９と同一形状の押圧面３２が形成されてい
る。従って、光コネクタフレーム３の後端部に装着した
部材４ａの開口部３１に部材４ｂを被せると、前記実施
形態１に示したケース４と同一構造のケース４が組み立
てられる。即ち、光コネクタフェルール１２の方端面６
から突出している光ファイバ心線１のループ部７は、ケ
ース４の収容空問８内に収容され、そのループ部７は前
記押圧面３２によってフェルール１２側に押圧される。
この結果、ループ部７の曲率半径Ｒは拡大される。
ａの開口部３０とは反対側の開口部３１に被さって同開
口部３１を閉塞可能なプラスチツク成形体である。同図
に示すように、部材４ｂの内側には、前記図１に示すケ
ース４の底面９と同一形状の押圧面３２が形成されてい
る。従って、光コネクタフレーム３の後端部に装着した
部材４ａの開口部３１に部材４ｂを被せると、前記実施
形態１に示したケース４と同一構造のケース４が組み立
てられる。即ち、光コネクタフェルール１２の方端面６
から突出している光ファイバ心線１のループ部７は、ケ
ース４の収容空問８内に収容され、そのループ部７は前
記押圧面３２によってフェルール１２側に押圧される。
この結果、ループ部７の曲率半径Ｒは拡大される。
【００２１】ここで、部材４ａに被せられた部材４ｂ
は、図中の矢印Ｘ−Ｙ方向(光コネクタフェルール１２
の長手方向)に往復スライド可能となる。従って、部材
４ｂを図中の矢印Ｘ方向ヘスライドさせれば、光コネク
タフェルール１２の後方端面６から押圧面３２までの距
離が短くなり、矢印Ｙ方向ヘスライドさせれば、同距離
が長くなる。従って、部材４ｂを図中の矢印Ｘ−Ｙ方向
に往復スライドさせて、光コネクタフェルール１２の後
方端面６から押圧面３２までの距離を調整すれば、ケー
ス装着前のループ部７の全長にバラツキがあっても、ケ
ース装着後のループ部７の全長を一定にすることができ
る(ループ部７の曲率半径を一定にすることができる)。
即ち、前記実施形態２に示すケース４と同様の作用が１
つの部材４ｂで実現される。図３において光コネクタフ
ェルール１２の後方端面６と光コネクタフレーム３の後
方端面とは一致して設けられているが、両者をずらして
設けることもできる。
は、図中の矢印Ｘ−Ｙ方向(光コネクタフェルール１２
の長手方向)に往復スライド可能となる。従って、部材
４ｂを図中の矢印Ｘ方向ヘスライドさせれば、光コネク
タフェルール１２の後方端面６から押圧面３２までの距
離が短くなり、矢印Ｙ方向ヘスライドさせれば、同距離
が長くなる。従って、部材４ｂを図中の矢印Ｘ−Ｙ方向
に往復スライドさせて、光コネクタフェルール１２の後
方端面６から押圧面３２までの距離を調整すれば、ケー
ス装着前のループ部７の全長にバラツキがあっても、ケ
ース装着後のループ部７の全長を一定にすることができ
る(ループ部７の曲率半径を一定にすることができる)。
即ち、前記実施形態２に示すケース４と同様の作用が１
つの部材４ｂで実現される。図３において光コネクタフ
ェルール１２の後方端面６と光コネクタフレーム３の後
方端面とは一致して設けられているが、両者をずらして
設けることもできる。
【００２２】
【発明の効果】本発明の光コネクタフェルールでは、光
コネクタフェルールの後方に突出した光ファイバ心線の
折り返し部(ループ部)がケースの内面によって光コネク
タフェルール側に押圧される。従って、ループ部が光コ
ネクタフェルール側に潰されて曲率半径が大きくなる。
従って、ループ部における光の漏洩が低減し、伝送損失
が減少する。
コネクタフェルールの後方に突出した光ファイバ心線の
折り返し部(ループ部)がケースの内面によって光コネク
タフェルール側に押圧される。従って、ループ部が光コ
ネクタフェルール側に潰されて曲率半径が大きくなる。
従って、ループ部における光の漏洩が低減し、伝送損失
が減少する。
【図１】本発明の光ループバックコネクタの一例を示す
一部断面の説明図。
一部断面の説明図。
【図２】本発明の光ループバックコネクタの他例を示す
一部断面の説明図。
一部断面の説明図。
【図３】本発明の光ループバックコネクタの他例を示す
一部断面の説明図。
一部断面の説明図。
【図４】従来の光ループバックコネクタの一例を示す一
部断面の説明図。
部断面の説明図。
【図５】（ａ）は光ファイバ心線が真っ直ぐな状態での
入射角と反射角の関係を示す図、（ｂ）は（ａ）に示す
光ファイバ心線が曲げられると、境界面に対する入射角
が大きくなることを示す図。
入射角と反射角の関係を示す図、（ｂ）は（ａ）に示す
光ファイバ心線が曲げられると、境界面に対する入射角
が大きくなることを示す図。
１ 光ファイバ心線
２ 光ファイバ心線
３ 光コネクタフレーム
４ ケース
７ 折り返し部(ループ部)
８ 収容空間
１２ 光コネクタフェルール
Claims (3)
- 【請求項１】光コネクタフェルールのファイバ挿通孔に
光ファイバ心線が挿通され、該光ファイバ心線が同フェ
ルールの後方端面側で折り返されている光ループバック
コネクタにおいて、光コネクタフェルールの後部にケー
スを着脱可能とし、光コネクタフェルールの後部にケー
スを装着すると、ケースの収容空問内に光コネクタフェ
ルールの後方端面から外側に突出している光ファイバ心
線の折り返し部が収容され、収容された折り返し部が収
容空問の内面によって光コネクタフェルール側に押圧さ
れることを特徴とする光ループバックコネクタ。 - 【請求項２】ケースが互いに分離可能な２つの部材から
なり、一方の部材を別部材に交換すると、光コネクタフ
ェルールの後方端面から光ファイバ心線の折り返し部を
押圧する収容空問の内面までの距離が変更されることを
特徴とする請求項１記載の光ループバックコネクタ。 - 【請求項３】ケースを光コネクタフェルールの長手方向
にスライドさせること、光コネクタフェルールの後方端
面から光ファイバ心線の折り返し部を押圧する収容空問
の内面までの距離が変更されることを特徴とする請求項
１記載の光ループバックコネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001362989A JP2003161842A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | 光ループバックコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001362989A JP2003161842A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | 光ループバックコネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003161842A true JP2003161842A (ja) | 2003-06-06 |
Family
ID=19173404
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001362989A Pending JP2003161842A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | 光ループバックコネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003161842A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014010157A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-20 | Yazaki Corp | 光ループバックコネクタ |
| CN110286448A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-09-27 | 爱普迪光通讯科技(深圳)有限公司 | 一种光纤回路器 |
-
2001
- 2001-11-28 JP JP2001362989A patent/JP2003161842A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014010157A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-20 | Yazaki Corp | 光ループバックコネクタ |
| CN110286448A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-09-27 | 爱普迪光通讯科技(深圳)有限公司 | 一种光纤回路器 |
| CN110286448B (zh) * | 2019-07-12 | 2024-06-11 | 爱普迪光通讯科技(深圳)有限公司 | 一种光纤回路器 |
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