JP2003160905A - 歩車道境界用側溝ブロック - Google Patents
歩車道境界用側溝ブロックInfo
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- JP2003160905A JP2003160905A JP2001361415A JP2001361415A JP2003160905A JP 2003160905 A JP2003160905 A JP 2003160905A JP 2001361415 A JP2001361415 A JP 2001361415A JP 2001361415 A JP2001361415 A JP 2001361415A JP 2003160905 A JP2003160905 A JP 2003160905A
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Abstract
道面として有効活用することができるとゝもに、歩道側
及び車道側からそれぞれ十分に排水できる歩車道境界用
側溝ブロックを提供することにある。 【解決手段】 排水路を形成する暗渠型の側溝ブロック
本体1と、その天壁部1cに車道側に沿って突設した歩
車道境界ブロック部2と、該歩車道境界ブロック部の歩
道側の基部近傍の前記天壁部に形成した歩道側の排水孔
3と、前記車道側の側壁部に形成した車道側の排水孔を
それぞれ形成した。
Description
ロックに関し、更に詳しくは、車道と歩道との境界に設
置する暗渠型の歩車道境界用側溝ブロックに関する。
者や乳母車等が安全,快適に通行できるようにするた
め、道路側に位置する側壁の上端部に歩車道境界ブロッ
ク部を形成したU字型の側溝ブロックを歩車道の境界部
に設置し、該U字型側溝の歩道側に位置する開口部に設
置した蓋ブロックの上面を歩道面として有効活用したも
のが従来から多数開発されている。
は、該U字型側溝の開口部に設置する蓋ブロックの側端
面に排水用の切欠凹部が形成されていているため、これ
を連続してU字型側溝の開口部に設置した場合、側溝の
上面には蓋ブロックと蓋ブロックの間の接続部に前記切
欠凹部が開口することになる。その結果、歩行者のつま
先や、杖の先又はベビーカー等の車輪などが前記切欠凹
部の開口に引っ掛かるなど危険であり、歩行者等の安全
性の点で問題がある。
て、特開2000−34769号公報に開示されている
ような暗渠型の排水溝ブロックを使用し、その天壁部の
上面にあって車道側に立設する縁石形成部の上端面と同
一レベルまで、或いは又この発明には開示されていない
が、排水溝ブロックの外側にあって前記天壁部の上面と
同一レベルまで舗装材を設置することにより、排水溝の
上部を歩道面として利用する方法も考えられる。
として利用でき、その分だけ歩道面の幅員が大きくなる
とゝもに、歩道面には歩行者などの障害となる切欠凹部
がないので歩行者の安全性が確保される。また、道路側
に位置する側壁には排水溝内の排水路と連通する通水部
の流入口が開口しているため、道路側の雨水などは迅速
に側溝内に排水されるといった利点もある。
00−34769号の発明では、排水溝ブロックを並列
に設置するとゝもに、該両排水溝ブロックの縁石形成部
間に形成される空間に植栽用土を充填することにより、
縁石形成部の間を花壇等の植栽部としたものであり、該
植栽部を歩道面として使用するような場合は想定してい
ない。
ては何らの配慮もなされていないのであり、例えば、前
記植栽部を歩道面として利用するように転用した場合で
は、歩道面上の排水は縁石形成部の上端面をオーバーフ
ローするものに限られ、雨水の大部分は歩道面上に残る
ことになり、歩行時の障害になるといった問題点があ
る。
従来の問題点を解決するためになされたもので、暗渠型
の側溝ブロックと歩車道境界ブロック部とを一体化し
て、天壁部の上面又は上方部を歩道の一部又は歩道面と
して有効活用することができるとゝもに、更に、歩道側
及び車道側からそれぞれ十分に排水できる構成とするこ
とで、いろいろな設置形式の歩車道境界用側溝ブロック
として広く利用できるものを提供することを目的とした
ものである。
発明の要旨は、歩道と車道との境界に設置する側溝ブロ
ックであって、排水路を形成する歩道側の側壁部,車道
側の側壁部,天壁部,底壁部からなる側溝ブロック本体
と、前記天壁部に車道側に沿って突設した歩車道境界ブ
ロック部と、該歩車道境界ブロック部の歩道側の基部近
傍の前記天壁部に形成した歩道側の排水孔と、前記車道
側の側壁部に形成した車道側の排水孔をそれぞれ備えた
ことを特徴とする歩車道境界用側溝ブロック等にある。
側溝ブロックを図面に示す実施形態により詳細に説明す
る。図1に示すものは本発明の第1実施形態に係るもの
で、この歩車道境界用側溝ブロックAは、四つの壁面で
全て閉じられた暗渠型の側溝ブロック本体1と、該側溝
ブロック本体1の上部に突設した歩車道境界ブロック部
2と、歩道側の排水孔3と、車道側の排水孔4とから主
に構成されている。
境界部に設置した際、歩道W側に位置する側壁部1a,
車道R側に位置する側壁部1b,該両側壁部1a,1b
の上部及び下部をそれぞれつなぐ天壁部1c及び底壁部
1dから構成されている。2は歩車道境界ブロック部
で、前記天壁部1cの上面にあって車道R側に立設して
おり、側溝ブロック本体1の全長にわたって立設した前
記歩車道境界ブロック部2の上端面は平坦面2aで形成
されている。
連通する歩道側の排水孔で、前記天壁部1cの歩道側に
形成されている。具体的には、前記排水孔3は歩車道境
界ブロック部2の歩道W側の基部、すなわち、歩車道境
界ブロック部2の歩道W側の側壁面2cと天壁部1cと
の連接基部に形成されており、歩車道境界ブロック部2
に沿って延びている。4は前記側溝ブロック本体1内の
排水路と連通する車道側の排水孔で、車道R側に位置す
る前記側壁部1bの上部に形成されており、その開口部
にはフィルタ5が設置されている。なお、図中、6は前
記車道側の排水孔4,4の開口部とそれぞれ連続する集
水用の案内溝である。
形態を示すもので、これら第2乃至第4の実施形態に係
る歩車道境界用側溝ブロックB乃至Eと、前記第1実施
形態に係る歩車道境界用側溝ブロックAとは、前記側溝
ブロック本体1の全長に対する前記歩車道境界ブロック
部2の長さが占める割合と、歩車道境界ブロック部2の
上端面の形状の点において相違するだけであり、その他
の構成は同じである。以下、各実施形態に係る歩車道境
界用側溝ブロックB乃至Eにおける前記歩車道境界ブロ
ック部2についてそれぞれ説明する。
に係るもので、この歩車道境界用側溝ブロックBではそ
の歩車道境界ブロック部2は前記側溝ブロック本体1の
全長にわたって形成されており、歩車道境界ブロック部
2の上端面は側溝ブロック本体1の全長の約1/2まで
は平坦面2aで、残る約1/2は平坦面2aから前記天
壁部1cの上面に向け下降する下降傾斜面2bでそれぞ
れ形成されている。
施形態に係る歩車道境界用側溝ブロックで、該歩車道境
界用側溝ブロックCの歩車道境界ブロック部2は前記側
溝ブロック本体1の一端側から他端側の途中まで形成さ
れており、その上端面は平坦面2aとこれに連続する下
降傾斜面2bからなる構成としたものである。
係る歩車道境界用側溝ブロックで、この歩車道境界用側
溝ブロックDの歩車道境界ブロック部2は前記側溝ブロ
ック本体1の全長にわたって形成されており、その上端
面は前記側溝ブロック本体1の一端側から他端側まで延
びる下降傾斜面2bだけで構成されている。なお、この
歩車道境界用側溝ブロックDの長さは前記実施形態に係
る歩車道境界用側溝ブロックA乃至Cの長さの約1/2
の長さとしている。
施形態に係る歩車道境界用側溝ブロックであり、この歩
車道境界用側溝ブロックEの歩車道境界ブロック部2は
前記側溝ブロック本体1の全長の約1/2まで延びてお
り、その上端面は前記側溝ブロック本体1の一端側から
他端側に向け下降する下降傾斜面2bだけで構成されて
いる。
に示す歩車道境界用側溝ブロックA乃至Eを適宜組み合
わせ、その歩車道境界ブロック部2が車道R側に位置す
るようにして歩道と車道の境界部に設置する。この際、
歩車道境界用側溝ブロックB乃至Eの間には、図示しな
い歩車道境界ブロック部2を備えていない側溝ブロック
を設置することにより、車両乗り入れ部を形成する。
境界用側溝ブロックA乃至Eの歩道W側を舗装材で舗装
し、他方、車道R側を透水性舗装材により舗装するが、
その際に、前記歩道W及び車道Rの舗装はそれぞれつぎ
のような構成とする。すなわち、歩道W側にあっては、
歩車道境界用側溝ブロックA等の前記天壁部1cの外側
に舗装材を敷設し、図1(ニ)示すように、該舗装材に
より舗装された舗装歩道Waの上面を前記天壁部1cの
上面と同一高さとする。これにより、該天壁部1cの上
面も歩道Wの幅員の一部となり、歩道面として有効活用
できる。
盤Gの上に透水性舗装材を敷設して透水性舗装層Kを形
成する。この透水性舗装層Kを不透水性の路盤Gの上に
形成する際に、該透水性舗装層Kの車道側の側壁部1b
と面接する側の端面が側壁部1bに形成した前記車道側
の排水孔4と対面するような位置に形成する。すなわ
ち、図1(ニ)示すように、前記車道側の排水孔4の開
口部が不透水性の路盤Gの上に形成した前記透水性舗装
層Kの端面により全部が覆われるか、或いは図示しない
が、前記排水孔4の開口部の上方部が前記透水性舗装層
Kの上面から覗くように、開口部の下方部のみが覆われ
るような構成とする。
を使用することにより、その天壁部1c上に降った雨水
は、天壁部1cの上面が前記歩車道境界ブロック部2に
向けやや下降傾斜しているのでこの傾斜面に案内され、
歩車道境界ブロック部2の基部に形成した歩道側の排水
孔3を通って排水路内に排水される。また、車道R側に
あっては、透水性舗装層K上の雨水は、該透水性舗装層
Kを浸透して車道側の排水孔4を通り排水路内に排水さ
れる。ここで、排水孔4の開口部にフィルター5を設置
することによって排水孔4の目詰まりを防止することが
できる。
溝ブロックA乃至Eは、図1(ニ)示すような、舗装歩
道Waの上面と車道R側における透水性舗装層Kの上面
とが同一高さとし、且つ歩車道境界ブロック部2の上端
面より低い構成としたフラット形式、或いは透水性舗装
層Kの上面が舗装歩道Waの上面よりやや低い高さと
し、且つ歩車道境界ブロック部2の上端面より低い構成
としたセミフラット形式の歩車道を構築する場所に使用
するものである。
道Waの上面が歩車道境界ブロック部2の上端面と同一
高さとし、且つ車道R側における透水性舗装層Kの上面
から歩車道境界ブロック部2の上端面までの高さが所定
の値、すなわち、この段差が歩車道境界ブロックとして
要求される分だけ透水性舗装層Kの上面が低い構成とし
た、いわゆるマウントアップ形式の歩車道を構築する場
合もある。
道を構築する際に使用する本発明の第6の実施形態に係
る歩車道境界用側溝ブロックである。この歩車道境界用
側溝ブロックFの前記実施形態に係る歩車道境界用側溝
ブロックA乃至Eのものと相違する点は歩道側の排水孔
の構造にあり、その他の構成は同じである。相違点を詳
述すると、歩車道境界ブロック部2の歩道側の側壁面2
cに上下方向の凹溝7を形成するとゝもに、該凹溝7の
下端に位置する前記天壁部1cに排水路と連通する排水
孔3を形成したことを特徴とするものである。
と同じようにして歩車道の境界部に設置する。そして、
歩道W側にあっては、歩車道境界用側溝ブロックFの天
壁部1cの上面と、天壁部1cの外側に舗装材をそれぞ
れ敷設し、図6(ニ)示すように、該舗装材により舗装
された舗装歩道Wbの上面と歩車道境界ブロック部2の
上端面とを同一高さに構築する。なお、図中、Kは不透
水性の路盤Gの上に形成した透水性舗装層である。
ブロックFをマウントアップ形式の歩車道を構築する際
に使用することにより、舗装歩道Wb上に降った雨水は
該舗装歩道Wbの傾斜勾配に沿って歩車道境界ブロック
部2の方向に流下する。そして、歩車道境界ブロック部
2の方向に流下した雨水はこの歩車道境界ブロック部2
の歩道側の側壁面2cに形成した凹溝7内に入り、該凹
溝7の下端に形成した歩道側の排水孔3から側溝の排水
路内に排水され、舗装歩道Wbの上面に水が溜まること
がない。
は、上記のような構成であるから、歩道側と車道側の排
水孔により歩道側と車道側の二方向からそれぞれ雨水等
を迅速に排水することができ、単一の側溝ブロックで十
分な排水機能と歩車道境界ブロックとしての機能とを具
備したものを得ることができる。また、歩道側の排水孔
は歩車道境界ブロック部の基部に形成されているため歩
行者の邪魔にならず、歩道面のバリアフリー化が図られ
て歩行者等の安全性が確保されるとゝもに、天壁部の上
面又は上部を歩道面として有効活用することができるた
め、設置場所により要求されるいろいろな設置形式にも
自在に対応でき、利用範囲が拡大するといった諸効果が
ある。
ブロックを示し、(イ)は前方斜視図、(ロ)は後方斜
視図、(ハ)は要部拡大断面部分図、(ニ)は施工状態
を示す説明断面図である。
ックを示し、(イ)は前方斜視図、(ロ)は後方斜視図
である。
ックを示し、(イ)は前方斜視図、(ロ)は後方斜視図
である。
ックを示し、(イ)は前方斜視図、(ロ)は後方斜視図
である。
ックを示し、(イ)は前方斜視図、(ロ)は後方斜視図
である。
ックを示し、(イ)は前方斜視図、(ロ)は後方斜視
図、(ハ)は要部拡大断面部分図、(ニ)は施工状態を
示す説明断面図である。
10)
ロックに関し、更に詳しくは、車道と歩道との境界に設
置する暗渠型の歩車道境界用側溝ブロックに関する。
者や乳母車等が安全,快適に通行できるようにするた
め、道路側に位置する側壁の上端部に歩車道境界ブロッ
ク部を形成したU字型の側溝ブロックを歩車道の境界部
に設置し、該U字型側溝の歩道側に位置する開口部に設
置した蓋ブロックの上面を歩道面として有効活用したも
のが従来から多数開発されている。
は、該U字型側溝の開口部に設置する蓋ブロックの側端
面に排水用の切欠凹部が形成されていているため、これ
を連続してU字型側溝の開口部に設置した場合、側溝の
上面には蓋ブロックと蓋ブロックの間の接続部に前記切
欠凹部が開口することになる。その結果、歩行者のつま
先や、杖の先又はベビーカー等の車輪などが前記切欠凹
部の開口に引っ掛かるなど危険であり、歩行者等の安全
性の点で問題がある。
て、特開2000−34769号公報に開示されている
ような暗渠型の排水溝ブロックを使用し、その天壁部の
上面にあって車道側に立設する縁石形成部の上端面と同
一レベルまで、或いは又この発明には開示されていない
が、排水溝ブロックの外側にあって前記天壁部の上面と
同一レベルまで舗装材を設置することにより、排水溝の
上部を歩道面として利用する方法も考えられる。
として利用でき、その分だけ歩道面の幅員が大きくなる
とゝもに、歩道面には歩行者などの障害となる切欠凹部
がないので歩行者の安全性が確保される。また、道路側
に位置する側壁には排水溝内の排水路と連通する通水部
の流入口が開口しているため、道路側の雨水などは迅速
に側溝内に排水されるといった利点もある。
00−34769号の発明では、排水溝ブロックを並列
に設置するとゝもに、該両排水溝ブロックの縁石形成部
間に形成される空間に植栽用土を充填することにより、
縁石形成部の間を花壇等の植栽部としたものであり、該
植栽部を歩道面として使用するような場合は想定してい
ない。
ては何らの配慮もなされていないのであり、例えば、前
記植栽部を歩道面として利用するように転用した場合で
は、歩道面上の排水は縁石形成部の上端面をオーバーフ
ローするものに限られ、雨水の大部分は歩道面上に残る
ことになり、歩行時の障害になるといった問題点があ
る。
従来の問題点を解決するためになされたもので、暗渠型
の側溝ブロックと歩車道境界ブロック部とを一体化し
て、天壁部の上面又は上方部を歩道の一部又は歩道面と
して有効活用することができるとゝもに、更に、歩道側
及び車道側からそれぞれ十分に排水できる構成とするこ
とで、いろいろな設置形式の歩車道境界用側溝ブロック
として広く利用できるものを提供することを目的とした
ものである。
発明の要旨は、歩道と車道との境界に設置する側溝ブロ
ックであって、排水路を形成する歩道側の側壁部,車道
側の側壁部,天壁部,底壁部からなる側溝ブロック本体
と、前記天壁部に車道側に沿って突設した歩車道境界ブ
ロック部と、該歩車道境界ブロック部の歩道側の基部近
傍の前記天壁部に形成した歩道側の排水孔と、前記車道
側の側壁部に形成した車道側の排水孔をそれぞれ備えた
ことを特徴とする歩車道境界用側溝ブロック等にある。
側溝ブロックを図面に示す実施形態により詳細に説明す
る。図1及び図2に示すものは本発明の第1実施形態に
係るもので、この歩車道境界用側溝ブロックAは、四つ
の壁面で全て閉じられた暗渠型の側溝ブロック本体1
と、該側溝ブロック本体1の上部に突設した歩車道境界
ブロック部2と、歩道側の排水孔3と、車道側の排水孔
4とから主に構成されている。
境界部に設置した際、歩道W側に位置する側壁部1a,
車道R側に位置する側壁部1b,該両側壁部1a,1b
の上部及び下部をそれぞれつなぐ天壁部1c及び底壁部
1dから構成されている。2は歩車道境界ブロック部
で、前記天壁部1cの上面にあって車道R側に立設して
おり、側溝ブロック本体1の全長にわたって立設した前
記歩車道境界ブロック部2の上端面は平坦面2aで形成
されている。
連通する歩道側の排水孔で、前記天壁部1cの歩道側に
形成されている。具体的には、前記排水孔3は歩車道境
界ブロック部2の歩道W側の基部、すなわち、歩車道境
界ブロック部2の歩道W側の側壁面2cと天壁部1cと
の連接基部に形成されており、歩車道境界ブロック部2
に沿って延びている。4は前記側溝ブロック本体1内の
排水路と連通する車道側の排水孔で、車道R側に位置す
る前記側壁部1bの上部に形成されており、その開口部
にはフィルタ5が設置されている。なお、図中、6は前
記車道側の排水孔4,4の開口部とそれぞれ連続する集
水用の案内溝である。
形態を示すもので、これら第2乃至第4の実施形態に係
る歩車道境界用側溝ブロックB乃至Eと、前記第1実施
形態に係る歩車道境界用側溝ブロックAとは、前記側溝
ブロック本体1の全長に対する前記歩車道境界ブロック
部2の長さが占める割合と、歩車道境界ブロック部2の
上端面の形状の点において相違するだけであり、その他
の構成は同じである。以下、各実施形態に係る歩車道境
界用側溝ブロックB乃至Eにおける前記歩車道境界ブロ
ック部2についてそれぞれ説明する。
に係るもので、この歩車道境界用側溝ブロックBではそ
の歩車道境界ブロック部2は前記側溝ブロック本体1の
全長にわたって形成されており、歩車道境界ブロック部
2の上端面は側溝ブロック本体1の全長の約1/2まで
は平坦面2aで、残る約1/2は平坦面2aから前記天
壁部1cの上面に向け下降する下降傾斜面2bでそれぞ
れ形成されている。
施形態に係る歩車道境界用側溝ブロックで、該歩車道境
界用側溝ブロックCの歩車道境界ブロック部2は前記側
溝ブロック本体1の一端側から他端側の途中まで形成さ
れており、その上端面は平坦面2aとこれに連続する下
降傾斜面2bからなる構成としたものである。
係る歩車道境界用側溝ブロックで、この歩車道境界用側
溝ブロックDの歩車道境界ブロック部2は前記側溝ブロ
ック本体1の全長にわたって形成されており、その上端
面は前記側溝ブロック本体1の一端側から他端側まで延
びる下降傾斜面2bだけで構成されている。なお、この
歩車道境界用側溝ブロックDの長さは前記実施形態に係
る歩車道境界用側溝ブロックA乃至Cの長さの約1/2
の長さとしている。
施形態に係る歩車道境界用側溝ブロックであり、この歩
車道境界用側溝ブロックEの歩車道境界ブロック部2は
前記側溝ブロック本体1の全長の約1/2まで延びてお
り、その上端面は前記側溝ブロック本体1の一端側から
他端側に向け下降する下降傾斜面2bだけで構成されて
いる。
に示す歩車道境界用側溝ブロックA乃至Eを適宜組み合
わせ、その歩車道境界ブロック部2が車道R側に位置す
るようにして歩道と車道の境界部に設置する。この際、
歩車道境界用側溝ブロックB乃至Eの間には、図示しな
い歩車道境界ブロック部2を備えていない側溝ブロック
を設置することにより、車両乗り入れ部を形成する。
境界用側溝ブロックA乃至Eの歩道W側を舗装材で舗装
し、他方、車道R側を透水性舗装材により舗装するが、
その際に、前記歩道W及び車道Rの舗装はそれぞれつぎ
のような構成とする。すなわち、歩道W側にあっては、
歩車道境界用側溝ブロックA等の前記天壁部1cの外側
に舗装材を敷設し、図2(ロ)示すように、該舗装材に
より舗装された舗装歩道Waの上面を前記天壁部1cの
上面と同一高さとする。これにより、該天壁部1cの上
面も歩道Wの幅員の一部となり、歩道面として有効活用
できる。
盤Gの上に透水性舗装材を敷設して透水性舗装層Kを形
成する。この透水性舗装層Kを不透水性の路盤Gの上に
形成する際に、該透水性舗装層Kの車道側の側壁部1b
と面接する側の端面が側壁部1bに形成した前記車道側
の排水孔4と対面するような位置に形成する。すなわ
ち、図2(ロ)示すように、前記車道側の排水孔4の開
口部が不透水性の路盤Gの上に形成した前記透水性舗装
層Kの端面により全部が覆われるか、或いは図示しない
が、前記排水孔4の開口部の上方部が前記透水性舗装層
Kの上面から覗くように、開口部の下方部のみが覆われ
るような構成とする。
を使用することにより、その天壁部1c上に降った雨水
は、天壁部1cの上面が前記歩車道境界ブロック部2に
向けやや下降傾斜しているのでこの傾斜面に案内され、
歩車道境界ブロック部2の基部に形成した歩道側の排水
孔3を通って排水路内に排水される。また、車道R側に
あっては、透水性舗装層K上の雨水は、該透水性舗装層
Kを浸透して車道側の排水孔4を通り排水路内に排水さ
れる。ここで、排水孔4の開口部にフィルター5を設置
することによって排水孔4の目詰まりを防止することが
できる。
溝ブロックA乃至Eは、図2(ロ)に示すような、舗装
歩道Waの上面と車道R側における透水性舗装層Kの上
面とが同一高さとし、且つ歩車道境界ブロック部2の上
端面より低い構成としたフラット形式、或いは透水性舗
装層Kの上面が舗装歩道Waの上面よりやや低い高さと
し、且つ歩車道境界ブロック部2の上端面より低い構成
としたセミフラット形式の歩車道を構築する場所に使用
するものである。
道Waの上面が歩車道境界ブロック部2の上端面と同一
高さとし、且つ車道R側における透水性舗装層Kの上面
から歩車道境界ブロック部2の上端面までの高さが所定
の値、すなわち、この段差が歩車道境界ブロックとして
要求される分だけ透水性舗装層Kの上面が低い構成とし
た、いわゆるマウントアップ形式の歩車道を構築する場
合もある。
件の歩車道を構築する際に使用する本発明の第6の実施
形態に係る歩車道境界用側溝ブロックである。この歩車
道境界用側溝ブロックFの前記実施形態に係る歩車道境
界用側溝ブロックA乃至Eのものと相違する点は歩道側
の排水孔の構造にあり、その他の構成は同じである。相
違点を詳述すると、歩車道境界ブロック部2の歩道側の
側壁面2cに上下方向の凹溝7を形成するとゝもに、該
凹溝7の下端に位置する前記天壁部1cに排水路と連通
する排水孔3を形成したことを特徴とするものである。
と同じようにして歩車道の境界部に設置する。そして、
歩道W側にあっては、歩車道境界用側溝ブロックFの天
壁部1cの上面と、天壁部1cの外側に舗装材をそれぞ
れ敷設し、図8(ロ)示すように、該舗装材により舗装
された舗装歩道Wbの上面と歩車道境界ブロック部2の
上端面とを同一高さに構築する。なお、図中、Kは不透
水性の路盤Gの上に形成した透水性舗装層である。
ブロックFをマウントアップ形式の歩車道を構築する際
に使用することにより、舗装歩道Wb上に降った雨水は
該舗装歩道Wbの傾斜勾配に沿って歩車道境界ブロック
部2の方向に流下する。そして、歩車道境界ブロック部
2の方向に流下した雨水はこの歩車道境界ブロック部2
の歩道側の側壁面2cに形成した凹溝7内に入り、該凹
溝7の下端に形成した歩道側の排水孔3から側溝の排水
路内に排水され、舗装歩道Wbの上面に水が溜まること
がない。
は、上記のような構成であるから、歩道側と車道側の排
水孔により歩道側と車道側の二方向からそれぞれ雨水等
を迅速に排水することができ、単一の側溝ブロックで十
分な排水機能と歩車道境界ブロックとしての機能とを具
備したものを得ることができる。また、歩道側の排水孔
は歩車道境界ブロック部の基部に形成されているため歩
行者の邪魔にならず、歩道面のバリアフリー化が図られ
て歩行者等の安全性が確保されるとゝもに、天壁部の上
面又は上部を歩道面として有効活用することができるた
め、設置場所により要求されるいろいろな設置形式にも
自在に対応でき、利用範囲が拡大するといった諸効果が
ある。
ブロックを示し、(イ)は前方斜視図、(ロ)は後方斜
視図である。
クを示し、(イ)は要部拡大断面部分図、(ロ)は施工
状態を示す説明断面図である。
ックを示し、(イ)は前方斜視図、(ロ)は後方斜視図
である。
ックを示し、(イ)は前方斜視図、(ロ)は後方斜視図
である。
ックを示し、(イ)は前方斜視図、(ロ)は後方斜視図
である。
ックを示し、(イ)は前方斜視図、(ロ)は後方斜視図
である。
ックを示し、(イ)は前方斜視図、(ロ)は後方斜視図
である。
ックを示し、(イ)は要部拡大断面部分図、(ロ)は施
工状態を示す説明断面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 歩道と車道との境界に設置する側溝ブロ
ックであって、排水路を形成する歩道側の側壁部,車道
側の側壁部,天壁部,底壁部からなる側溝ブロック本体
と、前記天壁部に車道側に沿って突設した歩車道境界ブ
ロック部と、該歩車道境界ブロック部の歩道側の基部近
傍の前記天壁部に形成した歩道側の排水孔と、前記車道
側の側壁部に形成した車道側の排水孔をそれぞれ備えた
ことを特徴とする歩車道境界用側溝ブロック。 - 【請求項2】 前記歩車道境界ブロック部の歩道側の側
壁面に上下方向の凹溝を形成するとゝもに、該凹溝の下
端に位置する前記天壁部に前記歩道側の排水孔を形成し
たことを特徴とする請求項1記載の歩車道境界用側溝ブ
ロック。 - 【請求項3】 前記歩車道境界ブロック部の上端面が、
前記側溝ブロック本体の全長にわり、平坦面からなる構
成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の歩車道
境界用側溝ブロック。 - 【請求項4】 前記歩車道境界ブロック部の上端面が、
前記側溝ブロック本体の全長にわたり、平坦面とこれに
連続する下降傾斜面からなる構成としたことを特徴とす
る請求項1又は2記載の歩車道境界用側溝ブロック。 - 【請求項5】 前記歩車道境界ブロック部の上端面が、
前記側溝ブロック本体の一端側から他端側の途中まで延
びる、平坦面とこれに連続する下降傾斜面からなる構成
としたことを特徴とする請求項1又は2記載の歩車道境
界用側溝ブロック。 - 【請求項6】 前記歩車道境界ブロック部の上端面が、
前記側溝ブロック本体の全長にわたり、下降傾斜面から
なる構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の
歩車道境界用側溝ブロック。 - 【請求項7】 前記歩車道境界ブロック部の上端面が、
前記側溝ブロック本体の一端側から他端側の途中まで延
びる下降傾斜面からなる構成としたことを特徴とする請
求項1又は2記載の歩車道境界用側溝ブロック。 - 【請求項8】 前記歩道側の排水孔が、前記側溝ブロッ
ク本体の長手方向に延びる平面視が長方形状であること
を特徴とする請求項1,3〜7記載のいづれか一つに記
載の歩車道境界用側溝ブロック。 - 【請求項9】 前記歩道側の排水孔及び凹溝が、前記側
溝ブロック本体の長手方向に延びる平面視が長方形状で
あることを特徴とする請求項2〜7記載のいづれか一つ
に記載の歩車道境界用側溝ブロック。 - 【請求項10】 前記車道側の排水孔にフィルターを装
着したことを特徴とする請求項1〜9記載のいづれか一
つに記載の歩車道境界用側溝ブロック。
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JP2001361415A JP3876155B2 (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 歩車道境界用側溝ブロック |
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JP2001361415A JP3876155B2 (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 歩車道境界用側溝ブロック |
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JP2003160905A true JP2003160905A (ja) | 2003-06-06 |
JP3876155B2 JP3876155B2 (ja) | 2007-01-31 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009114705A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Daiwa-Cres Co Ltd | 車両乗入部又は横断歩道接続部用境界部材 |
JP2019112912A (ja) * | 2017-12-26 | 2019-07-11 | 松岡コンクリート工業株式会社 | 側溝ブロックおよび側溝ブロックの蓋 |
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-
2001
- 2001-11-27 JP JP2001361415A patent/JP3876155B2/ja not_active Expired - Fee Related
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