JP2003160451A - 整髪用エアゾール乳化組成物 - Google Patents
整髪用エアゾール乳化組成物Info
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Abstract
アゾール組成物をエアゾール容器から吐出させる際に、
吐出直前に容器を振盪しなくても、均一で安定的にエア
ゾール組成物を吐出でき、しかもエアゾール容器中で相
分離することなく良好に保存できるようにする。 【解決手段】 整髪用エアゾール乳化組成物は、成分
(A)高級アルコール0.1〜10重量%と成分(B)
界面活性剤0.3〜5重量%と、成分(C)水バランス
量とからなる乳化組成物原液と、成分(D)炭素数3〜
5の低級炭化水素の噴射剤とが均一且つ安定的に混合さ
れたものである。ここで、噴射剤の整髪用エアゾール乳
化組成物中の配合量は3〜60重量%である。
Description
組成物に関する。更に詳しくは原液と噴射剤とが均一な
乳化状態に混合され、使用前に振盪する必要のないエア
ゾール組成物に関する。
として、後発泡タイプ、泡吐出タイプ、あるいはスプレ
ータイプのエアゾール製品が広く用いられている。この
ようなエアゾール製品のほとんどは、整髪剤を含有する
水性原液と、ブタンやプロパンなどの比較的安価な液化
石油ガス(LPG)などの噴射剤とからなるエアゾール
組成物をエアゾール容器に充填したものである。
通常は水性原液に溶解しない。このため、原液が水性の
場合、エアゾール容器内のエアゾール組成物は、原液相
及びその上のLPG相からなる液相と、気化石油ガス相
とから構成される三相分離系となっている。従って、こ
のような耐圧容器からエアゾール組成物を組成的に安定
に吐出させるためには、使用直前に容器を十分に振盪す
ることによりLPG相を非常に小さい液滴とし、それら
を原液に十分に分散させるという非常に煩わしい操作が
必要となる。このため、このようなエアゾール製品に対
し、振盪操作を行うことなく、充填されているエアゾー
ル組成物を均質な泡として安定的に吐出できるようにす
ることが強く要請されている。
髪化粧料に配合すべき噴射剤としてLPGに代えて水溶
性のジメチルエーテル(DME)を使用することにより
水性原液と噴射剤とを均一な液相とすることや、高級ア
ルコールと非イオン系界面活性剤とエタノールと水とか
ら水性原液を調製し、それにLPGを可溶化させたエア
ゾール組成物が提案されている(特開平9−14303
9号公報)。あるいは、後発泡性シェービング剤等のよ
うに石鹸を多量に含有する系中にLPGを可溶化するこ
とが行われている。
DMEを使用した場合、DMEが比較的高価であるた
め、エアゾール組成物の製造コストが増大するという問
題があり、特有のガス臭が使用者に好まれないという問
題もある。また、良好な保形性の泡が得られにくいとい
う問題もある。
載されたエアゾール組成物の場合、LPGを可溶化させ
るために、実際にはLPGとほぼ同量の高価なDMEを
配合することが推奨されており、このためエアゾール組
成物の製造コストの低減が困難となっている。また、可
溶化状態を維持するために原液中にエタノールを20〜
30重量%と比較的多量に配合する必要があるが、この
ことが良好な保形性の泡を得ることの障害となってい
る。しかも、このように多量のエタノールを配合したと
しても、LPGとDMEとの1:1混合噴射剤を10重
量%(即ち、LPG単独では5重量%)を超えて可溶化
することが困難であるという問題がある。
を可溶化した場合には、得られる泡の消泡性が乏しく、
従って毛髪に泡を塗布したときに泡が消えず、スタイリ
ング用途には使用できないという問題があった。
Gを用いたエアゾール組成物をエアゾール容器から吐出
させる際に、吐出直前に容器を振盪せずとも、均一で安
定的にエアゾール組成物を吐出でき、しかもエアゾール
容器中で相分離することなく良好に保存できるようにす
ることを目的とする。
の特定量範囲で高級アルコールと界面活性剤とを使用す
ることにより乳化組成物とした水性原液には、LPGの
一種である、炭素数3〜5の低級炭化水素を、エタノー
ルを使用することなく多量に均一混合でき、しかも得ら
れた混合物が保存中に相分離を生じず、良好な保存安定
性を示すことを見出し、本発明を完成させた。
混合された整髪用エアゾール乳化組成物であって、該原
液が以下の成分(A)〜(C): (A) 高級アルコール 0.1〜10重量%; (B) 界面活性剤 0.3〜5重量%;
及び (C) 水 バランス量 からなる乳化組成物であり、該噴射剤が以下の成分
(D) (D) 炭素数3〜5の低級炭化水素 であり、噴射剤の整髪用エアゾール乳化組成物中の配合
量が3%〜60重量%である整髪用エアゾール乳化組成
物を提供する。
成物は、比較的少量の成分(A)高級アルコールと成分
(B)界面活性剤と、成分(C)水とからなる乳化組成
物(原液)と、比較的多量の成分(D)炭素数3〜5の
低級炭化水素(噴射剤)とが均一且つ安定的に混合され
た組成物である。従って、本発明の整髪用エアゾール乳
化組成物は、吐出前に予めエアゾール容器を振盪せず
に、エアゾール容器から均一に吐出させることができ、
また、比較的広い面積に薄く吐出物を塗布することがで
きるという塗布性に優れており、吐出物の乾燥も速く、
べたつきも抑制され、保存安定性にも優れている。
物には、乳化系の安定性を阻害するエタノールを実質的
に含有させないことが好ましいが、乳化系を壊さない範
囲であれば、防腐の目的として約10重量%まで、好ま
しくは約5重量%までの量で配合してもよい。
る成分(A)の高級アルコールとしては、炭素数8〜2
2、好ましくは12〜18の直鎖もしくは分岐鎖の飽和
もしくは不飽和アルコールを挙げることができる。中で
も、入手容易性の点などから直鎖で飽和の高級アルコー
ルが好ましい。この場合、二種以上の高級アルコールを
併用してもよい。このような高級アルコールの具体例と
しては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、
セチルアルコール、ステアリルアルコールなどを挙げる
ことができる。中でも、融点が比較的低く、乳化系内で
の乳化安定能が高いミリスチルアルコールが好ましい。
合量は、少な過ぎると原液の乳化が不十分であり、多過
ぎるとそれ以上の乳化効果の向上が見込めず、しかもぬ
るつきやべたつきなどが生ずるので、好ましくは0.1
〜10重量%、好ましくは1〜5重量%とする。
り香粧品などに用いられている非イオン系界面活性剤、
アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界
面活性剤を適宜選択して使用することができるが、整髪
用エアゾール乳化組成物の乳化安定性を考慮すると、非
イオン系界面活性剤とアニオン系界面活性剤とを併用す
ることが好ましい。
は、少な過ぎると原液の乳化が不十分であり、多過ぎる
とそれ以上の乳化効果の向上が見込めず、しかもぬるつ
きやべたつきなどが生ずるので、好ましくは0.3〜5
重量%、より好ましくは0.5〜2.5重量%とする。
特に、非イオン系界面活性剤とアニオン系界面活性剤と
を併用する場合には、アニオン系界面活性剤と非イオン
系界面活性剤との合計量に対するアニオン系界面活性剤
の割合を、好ましくは35〜70重量%、より好ましく
は40〜60重量%とする。
は、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキ
シアルキレンアルケニルエーテル、高級脂肪酸ショ糖エ
ステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸モ
ノエタノールアミド又はジエタノールアミド、ポリオキ
シエチレン硬化ひまし油、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、アルキルサッカライド系界面活性
剤、アルキルアミンオキサイド、アルキルアミドアミン
オキサイド等が挙げられる。中でも、ポリオキシアルキ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル等が好ましい。これらは2種以上を併用
してもよい。
燐酸基、スルホン酸基を含有するアニオン系界面活性剤
がよく、具体的には、炭素数8〜18のアルキル基、ア
ルケニル基を有するアニオン系界面活性剤、例えばポリ
オキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫
酸塩、オレフィンスルホン酸塩、飽和又は不飽和の脂肪
酸、アルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸
塩、N−アシルアミノ酸、リン酸モノ又はジエステル系
界面活性剤、スルホコハク酸エステル等が挙げられる。
中でも、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸
塩、N−ステアロイル−N−メチルタウリン塩が好まし
い。これらは2種以上を併用してもよい。
数1〜28のアルキル基又はベンジル基を示す。但し、
同時に水素又はベンジル基とはならない。X−はアニオ
ンを示す。)で表されるものが好ましい。ここで、R1
及びR2のアルキル基としては、好ましくは炭素数16
〜24、より好ましくは16又は18の直鎖アルキル基
が挙げられる。また、アニオンX−としては、塩素イオ
ン、臭素イオン等のハロゲンイオン、エチル硫酸、炭酸
メチル等の有機アニオン等が挙げられる。中でも、ハロ
ゲンイオン、特に塩素イオンが好ましい。これらは2種
以上を併用してもよい。
は、原液全体を100重量%とした時に、100重量%
から、成分(A)及び(B)並びに必要に応じて添加さ
れる他の成分の合計の重量%を減じたバランス量である
が、好ましくは50〜99.6重量%、より好ましくは
85〜98.5重量%である。
(D)炭素数3〜5の低級炭化水素を使用する。炭素数
が2以下の炭化水素は、沸点が低すぎるために取り扱い
性に欠け、6以上の炭化水素は沸点が高すぎるために良
好な噴射力が得られないので好ましくない。このような
低級炭化水素の具体例としては、プロパン、イソブタ
ン、ノルマルブタン、イソペンタン、ノルマルペンタン
等が挙げられる。これらは2種以上を混合して使用して
もよい。
化水素を使用した場合には、本発明の整髪用エアゾール
乳化組成物はローション状にエアゾール容器から吐出さ
せることができ、より高沸点の低級炭化水素を使用した
場合には、後発泡タイプとすることができる。
いて、成分(A)〜成分(C)からなる原液に対する成
分(D)の噴射剤の配合量は、原液が多すぎると保形性
の良好な泡が得られなくなり、逆に噴射剤が多すぎると
成分(A)〜成分(C)からなる乳化組成物(原液)の
乳化系の安定性が悪くなり、分離しやすくなるので、好
ましくは3〜60重量%、より好ましくは5〜40重量
%、特に好ましくは25〜35重量%である。
は、乳化安定性を向上させるために、更に、成分(E)
として乳化安定剤を含有させることができる。乳化安定
剤としては、公知の乳化安定剤の中から適宜選択して使
用することができるが、使用時のぬるつき、べたつきの
なさの点から、カルボキシビニル基を主鎖とするポリマ
ー(例えば、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・
メタクリル酸アルキル共重合体等)が好ましく挙げられ
る。そのようなポリマーの具体例としては、カーボポー
ル980(グッドリッチ社)、カーボポール981(グ
ッドリッチ社)、ペムレン(グッドリッチ社)等が挙げ
られる。
(D)の種類や使用量に応じて異なるが、カルボキシビ
ニル基を主鎖とするポリマーを乳化安定剤として使用し
た場合、原液中に好ましくは0.05〜1.0重量%、
より好ましくは0.1〜0.6重量%である。
は、更に、成分(F)皮膜形成性ポリマーを含有させる
ことが好ましい。これにより、毛髪に対するセット力を
向上させることができる。
通常の毛髪化粧料に用いられている皮膜形成性ポリマー
である両性ポリマー、アニオンポリマー、カチオンポリ
マー、ノニオンポリマーの中から適宜選択して使用する
ことができる。
ユカフォーマーAM−75、AM75S/SM(以上、
三菱化学社)等のジメチルアミノエチルメタクリレート
/メタクリル酸アルキルエステル共重合体のモノクロル
酢酸両性化物;アンフォーマー28−4910(以上、
ナショナル・スターチ社)等のアクリル酸ヒドロキシプ
ロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル/アクリル酸
オクチルアミド共重合体などが挙げられる。
トレッツES−225、ES−425、SP−215
(以上、ISP社)等のメチルビニルエーテル/無水マ
レイン酸アルキルハーフエステル共重合体;レジン28
−2930(ナショナル・スターチ社)等の酢酸ビニル
/クロトン酸/ネオデカン酸ビニル共重合体;プラスサ
イズL53P(互応化学社)、ダイヤホールド(三菱化
学社)等の(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸エ
ステル共重合体;ウルトラホールド8、ウルトラホール
ド・ストロング(以上、BASF社)、アンフォマーV
−42(ナショナル・スターチ社)等のアクリル酸/ア
クリル酸アルキルエステル/アルキルアクリルアミド共
重合体などが挙げられる。
カットH−100、L−200(以上、ナショナル・ス
ターチ社)等のヒドロキシエチルセルロース/ジメチル
ジアリルアンモニウムクロリド共重合体;ガフカット7
34、755N、755(以上、ISP社)等のビニル
ピロリドン/四級化ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト共重合体;ルビフレックス(BASF社)等のポリビ
ニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート
共重合体;特開平2−180911号公報に記載の水溶
性高分子化合物等のアルキルアクリルアミド/アクリレ
ート/アルキルアミノアルキルアクリルアミド/ポリエ
チレングリコールメタクリレート共重合体などが挙げら
れる。
スコールK−12、17、30、60、80、90(以
上、BASF社)、PVP K−15、30、60、9
0(以上、ISP社)等のポリビニルピロリドン;ルビ
スコールVA28、37、55、64、73(以上、B
ASF社)等のポリビニルピロリドン/酢酸ビニル共重
合体;ルビスコールVAP343(BASF社)等のポ
リビニルピロリドン/酢酸ビニル/プロピオン酸ビニル
三元共重合体などが挙げられる。
の配合量としては、少な過ぎるとセット力が十分でな
く、多過ぎると毛髪がごわつき、その感触が低下するの
で、好ましくは0.01〜10重量%、より好ましくは
0.05〜4重量%とする。
は、必要に応じて成分(G)として油剤を含有させるこ
とが好ましい。これにより、滑り感やしっとり感などの
使用感を向上させることができる。特に、本発明の整髪
用エアゾール乳化組成物を毛髪化粧料として使用する場
合には、毛髪に好ましい感触(滑り感、しっとり感、柔
らかさ等)を付与することができる。
おいて用いられているものを適宜選択して使用すること
ができ、例えば、ワセリン、セレシン、固体パラフィ
ン、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素;オリー
ブ油、ホホバ油、ラノリン、ヒマシ油、カカオ油、ミン
ク脂等の天然動植物油脂;ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、ヤシ油脂肪酸等の高級脂
肪酸;ミリスチン酸オクチルドデシル、イソプロピルミ
リステート、イソプロピルパルミテート等の合成エステ
ル油;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシ
ロキサン等のシリコーン誘導体;セラミド等のアミド誘
導体などを挙げることができる。
ましくは0.01〜5重量%、より好ましくは0.1〜
2重量%である。
は、更に、成分(H)として、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ペン
タエリスリトール、ソルビトール等の多価アルコールを
含有させることが好ましい。
合量は、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましく
は1〜5重量%である。
は、上記の成分の他に通常の化粧料に用いられている種
々の添加成分を、本発明の効果を阻害しない範囲内で必
要に応じて添加することができる。例えば、成分(B)
以外の界面活性剤、ポリグリセリン脂肪酸エステル等の
保湿剤、トリクロサン、トリクロロカルバニリド等の殺
菌剤、グリチルリチン酸カリウム、酢酸トコフェロール
等の抗炎症剤、ジンクピリチオン、オクトピロックス等
の抗フケ剤、メチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐
剤、エチレンジアミン四酢酸又はその塩、ヒドロキシエ
タンジホスホン酸又はその塩等のキレート剤、クエン
酸、コハク酸等のpH調整剤、塩化ナトリウム等の塩
類、その他パール化剤、香料、色素、紫外線吸収剤、酸
化防止剤などを配合することができる。
(B)界面活性剤及び成分(D)炭素数3〜5の低級炭
化水素の間の重量基準の配合量の関係において、成分
(A)の配合量を[A]、成分(B)の配合量を[B]、そ
して成分(D)の配合量を[D]とした場合、本発明にお
いては、以下の関係式(1)及び(2)を同時に満足す
るように配合することが好ましい。
常法により製造することができる。例えば、成分
(A)、成分(B)及び成分(C)並びに他の添加剤
を、乳化機で均一に乳化させ、得られた乳化組成物をエ
アゾール容器中に充填し、さらに、成分(D)の噴射剤
を充填した後に、容器中の液相が均一になるまで十分に
振盪し、更に、必要に応じて、エアゾール容器中に圧搾
空気、窒素、炭酸ガスなどの噴射剤を付加的に充填する
ことにより製造することができる。
物を充填するエアゾール容器としては、公知のエアゾー
ル容器の中から適宜選択して使用することができるが、
イソペンタンやn−ブタンなどのガス圧が低い炭化水素
を用いる場合は、二重容器等を用いることが好ましい。
また、据え置きタイプのエアゾール容器を用いることも
好ましい。
エアゾール容器に充填することにより、ヘアフォーム、
後発泡ジェル、スプレー等の形態の毛髪化粧料として好
ましく利用できる。
る。
用耐圧透明ガラス容器中に入れ、液相が均一な乳化組成
物になるまで十分に振盪した。エアゾール噴射用耐圧透
明ガラス容器中の乳化組成物に対し、表1又は表2の混
合比で噴射剤を添加し密閉した上で全体を均一な組成物
になるまで振盪することにより、整髪用エアゾール乳化
組成物を製造した。
し、「組成物の均一性」、「保存安定性」、「乾燥速
度」及び「べた付き」の各評価項目について以下に示す
ように試験し評価した。得られた結果を表3及び表4に
示す。
し、以下の評価基準に従って評価した。
を目視観察し、以下の評価基準に従って評価した。
である場合 ○: 50℃に保存した後、1週間後も乳化状態が均一
である場合 ×: 50℃に保存した後、1週間後には分離が生じた
場合
く乾燥したか否かを判断してもらい、その結果を以下の
評価基準に従って評価した。
た付きが感じられたか否かを判断してもらい、その結果
を以下の評価基準に従って評価した。
*1〜*11は以下の通りである。 *1: セタノール *2: ホ゜リオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム(SPE-104NB、花
王社) *3: ホ゜リオキシエチレンソルヒ゛タンモノラウレート(2EO)(レオト゛ールTW-L12
0、花王社) *4: N-ステアロイル-N-メチルタウリンナトリウム(ニッコールSMT、日光ケ
ミカル社) *5: モノステアリン酸ソルビタン(レオト゛ールSP-S10、
花王社) *6: ホ゜リオキシフ゜ロヒ゜レンソルヒ゛ットエーテル(9PO)(スマックSP-10P、
花王社) *7: アクリル樹脂アルカノールアミン液(フ゜ラサイス゛L-9540B、互応
化学社) *8: 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム液(ユータミン86W、花王社) *9: カルボキシビニルポリマー(カーホ゛ホ゜ール980、グ
ッドリッチ社) *10: グリセリン *11: メチルポリシロキサン(KF-96、信越化学社)
〜8の整髪用エアゾール乳化組成物は、いずれの評価項
目についも良好な結果を示した。
用しない比較例1〜7の組成物は、そもそも均一な組成
物とならず、他の評価項目についても良好な結果は得ら
れなかった。
LPGの代わりにイソペンタンを使用する以外は、実施
例3と同様の処方の比較例8の場合には、そもそも乳化
組成物が得られず、他の評価項目についても良好な結果
は得られなかった。
は、乳化組成物からなる原液に噴射剤として炭素数3〜
5の低級炭化水素を均一且つ安定的に混合した組成物で
あるので、使用時に振盪操作を行うことなく安定的にエ
アゾール容器から吐出させることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 原液と噴射剤とが均一に混合された整髪
用エアゾール乳化組成物であって、該原液が以下の成分
(A)〜(C): (A) 高級アルコール 0.1〜10重量%; (B) 界面活性剤 0.3〜5重量%;
及び (C) 水 バランス量 を含む乳化組成物であり、該噴射剤が以下の成分(D) (D) 炭素数3〜5の低級炭化水素であり、噴射剤の
整髪用エアゾール乳化組成物中の配合量が3〜60重量
%である整髪用エアゾール乳化組成物。 - 【請求項2】 成分(B)の界面活性剤が、アニオン系
界面活性剤と非イオン系界面活性剤とを含有し、且つア
ニオン系界面活性剤と非イオン系界面活性剤との合計量
に対するアニオン系界面活性剤の割合が35〜70重量
%である請求項1記載の整髪用エアゾール乳化組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001354337A JP2003160451A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 整髪用エアゾール乳化組成物 |
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---|---|---|---|
JP2001354337A JP2003160451A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 整髪用エアゾール乳化組成物 |
Publications (1)
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---|---|
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Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014214143A (ja) * | 2013-04-30 | 2014-11-17 | 株式会社 資生堂 | 整髪用化粧料 |
JP2016017052A (ja) * | 2014-07-09 | 2016-02-01 | 花王株式会社 | エアゾール化粧料 |
-
2001
- 2001-11-20 JP JP2001354337A patent/JP2003160451A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014214143A (ja) * | 2013-04-30 | 2014-11-17 | 株式会社 資生堂 | 整髪用化粧料 |
JP2016017052A (ja) * | 2014-07-09 | 2016-02-01 | 花王株式会社 | エアゾール化粧料 |
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