JP2003159871A - 記録材料の製造方法及び記録材料 - Google Patents

記録材料の製造方法及び記録材料

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JP2003159871A
JP2003159871A JP2001363723A JP2001363723A JP2003159871A JP 2003159871 A JP2003159871 A JP 2003159871A JP 2001363723 A JP2001363723 A JP 2001363723A JP 2001363723 A JP2001363723 A JP 2001363723A JP 2003159871 A JP2003159871 A JP 2003159871A
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polyvinyl alcohol
surfactant
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ink receiving
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JP2001363723A
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Kenichi Miyamoto
憲一 宮本
Kenichi Mori
憲一 森
Atsushi Hoshio
淳 星尾
Tetsuo Suzuki
哲郎 鈴木
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリビニルアルコールの水溶解過程、及びポ
リビニルアルコールと界面活性剤との相溶性を改善する
ことにより、高品質なインク受容層を有する記録材料を
製造する方法、及び前記方法により製造される記録材料
を提供する。 【解決手段】 ポリビニルアルコール系樹脂及び界面活
性剤を少なくとも含有するインク受容層用塗工液を調製
し、インク受容層用塗工液を基材1上に塗布、乾燥し
て、インク受容層2を基材1上に形成する記録材料の製
造方法において、界面活性剤として親水親油バランスH
LB値が13以下の界面活性剤を用いて、水中に、前記
界面活性剤の存在下に、ポリビニルアルコール系樹脂を
添加し溶解させインク受容層用塗工液を調製することを
特徴とする、記録材料の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水系インクにより
画像を形成するために好適なインクジェット記録用の記
録材料の製造方法及びその方法により製造される記録材
料に関する。より詳細には、印刷特性、耐水性に優れた
インクジェット記録用記録材料を安定的に製造する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラやコンピュータの
普及とともに、それらの画像を紙面等に記録するための
ハードコピー技術が急速に発達した。これらハードコピ
ーの究極の目標は銀塩写真であり、特に、色再現性、画
像密度、光沢、耐候性などの諸性能をいかに銀塩写真に
近づけるかが、ハードコピー技術開発の課題となってい
る。ハードコピーの記録方法には、銀塩写真によって画
像を表示したディスプレーを直接撮影するもののほか、
昇華型熱転写方式、インクジェット方式、静電転写型方
式など多種多様の方式が知られている。
【0003】インクジェット方式によるプリンターは、
フルカラー化が容易なことや印字騒音が低いことなどか
ら、近年急速に普及しつつある。インクジェット方式
は、ノズルから被記録材料に向けてインク液滴を高速で
射出するものであり、インク中に多量の溶媒を含む。こ
のため、インクジェットプリンター用の記録材料は、速
かにインクを吸収し、そのインクによる画像の発色が鮮
やかで、かつインクドット形状が真円形でありドットの
広がりが抑えられ、エッジがシャープな画像の再現がで
き、すなわち高解像度の画像を高速度で記録し得ること
が要求される。
【0004】このようなインクジェット記録材料に関
し、例えば特開平9−11605号公報には、親水性樹
脂とフッ素系又はシリコーン系界面活性剤とカチオン系
樹脂とを含むインク受容層が設けられた記録材料が記載
されている。なかでも親水性樹脂としてはポリビニルア
ルコールが、その良好な吸水性からインクジェット記録
材料として好適である。更に、耐水性を向上させるた
め、インク受容層中に架橋剤を混合することも提案され
ている。
【0005】しかしながら、インク受容層用塗工液を調
製する際に、ポリビニルアルコールは水に溶解しにく
く、その水溶液は高い粘度を有するので、溶解過程に長
い時間を要する。溶解が不十分であると未溶解物が残存
し、このような塗工液を用いてインク受容層を形成する
と、塗膜欠点さらには印刷欠点の問題が起こる。また、
インク受容層用塗工液を調製する際に、ポリビニルアル
コール水溶液の粘度が高いために、界面活性剤やその他
の添加剤は均一に混合されにくい。そのため、高品位の
記録材料が得られない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ポリ
ビニルアルコールの水溶解過程、及びポリビニルアルコ
ールと界面活性剤との相溶性を改善することにより、高
品質なインク受容層を有する記録材料を製造する方法を
提供することにある。また、本発明の目的は、前記の方
法により製造される記録材料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、インク受容層用塗工液の調製におけるポリビ
ニルアルコールの水溶解過程において、水中に予め界面
活性剤を存在させておき、この水中にポリビニルアルコ
ールを添加することにより、ポリビニルアルコール及び
界面活性剤の良好な溶解が得られることを見いだし、本
発明を完成した。
【0008】本発明は、ポリビニルアルコール系樹脂及
び界面活性剤を少なくとも含有するインク受容層用塗工
液を調製し、インク受容層用塗工液を基材上に塗布、乾
燥して、インク受容層を基材上に形成する記録材料の製
造方法において、界面活性剤として親水親油バランスH
LB値が13以下の界面活性剤を用いて、水中に、前記
界面活性剤の存在下に、ポリビニルアルコール系樹脂を
添加し溶解させインク受容層用塗工液を調製することを
特徴とする、記録材料の製造方法である。
【0009】本発明において、インク受容層とは、イン
クジェットプリンターから噴射されたインクを吸収し、
定着させる層のことである。
【0010】本発明は、ポリビニルアルコール系樹脂の
重合度が1400以上2500以下である、前記の記録
材料の製造方法である。
【0011】本発明は、HLB値が13以下の界面活性
剤が、フッ素系界面活性剤及びシリコーン系界面活性剤
のうちから選ばれる少なくとも1種である、前記の記録
材料の製造方法である。本発明は、前記界面活性剤は、
25℃での粘度が100mPa・s以上の界面活性剤か
ら選ばれる、前記の記録材料の製造方法である。
【0012】本発明は、ポリビニルアルコール系樹脂の
溶解後に、架橋剤を添加し、インク受容層用塗工液を調
製する、前記の記録材料の製造方法である。本発明は、
架橋剤として、メラミンを添加する、前記の記録材料の
製造方法である。
【0013】また、本発明は、前記いずれかの方法によ
り製造される記録材料である。本発明の記録材料は、水
系インクを用いたインクジェット記録に好適に用いられ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳しく説明
する。図1は、本発明の方法で製造される記録材料の一
例を示す断面図である。図1において、記録材料は、基
材(1) 上にインク受容層(2) を有する。
【0015】本発明における基材(1) としては、特に限
定されるものではなく、透明、不透明いずれの基材も使
用可能であるが、天然紙、プラスチックフィルム、合成
紙、布、不織布、木材、金属、人工皮革、天然皮革、及
びこれらの任意の2種以上の積層構成のものが好適に使
用される。これらのうち、耐水性、強度等の観点からプ
ラスチックフィルムが好ましい。
【0016】プラスチックフィルムとしては、例えばポ
リエステルフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロ
ピレンフィルム、ナイロン、ポリカーボネート、ノルボ
ルネン、ビニロン、アクリル等のプラスチックフィルム
又はシート、及びこれらの任意の2種類以上のものを貼
り合わせたものが挙げられる。これらのうち、耐熱性、
コスト面で優れるポリエステル系プラスチックフィルム
が好ましく、より好ましくはポリエチレンテレフタレー
トフィルムである。
【0017】プラスチックフィルムは強度等の点から、
少なくとも一軸に延伸されていることが好ましい。本発
明において、プラスチックフィルム基材として、表層と
中心層を積層したいわゆる複合プラスチックフィルムを
用いてもよい。また、プラスチックフィルム基材とし
て、内部に空洞を有し、及び/又は顔料等が混合された
微細空洞含有白色フィルム或いはシートを用いても構わ
ない。微細空洞含有プラスチックフィルムは、単層から
なっていても、2層以上の複数層からなっていてもよ
い。
【0018】プラスチックフィルム基材には、用途に応
じて滑材、着色材、蛍光増白剤、帯電防止剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤等の添加剤を添加することも可能であ
る。
【0019】本発明において、基材の厚みは特に限定さ
れるものではないが、25μm〜250μmが好まし
い。この範囲よりも薄い場合には腰がなく、逆に厚い場
合には腰が強すぎるため、施工性に問題が発生すること
がある。
【0020】本発明においては、基材(1) 上にインク受
容層(2) を形成し記録材料を製造するが、インク受容層
(2) と基材(1) との密着性の向上、耐水性の向上を目的
に、基材(1) のインク受容層(2) を形成すべき側の面に
プライマー層(図1において図示は省略されている)を
設けることが好ましい。
【0021】プライマー層は樹脂を主体として構成され
る層である。プライマー層用の樹脂としては、例えば、
ポリウレタン系樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、ア
クリル系樹脂、共重合ポリエステル系樹脂、ポリエチレ
ンイミン系樹脂、ポリアミド系樹脂、及びそれらのブレ
ンド等が適用可能である。基材がポリエステルの場合に
は、密着性の観点から共重合ポリエステル系樹脂を用い
ることが好ましい。
【0022】本発明においては、プライマー層に、耐水
性の向上や、インク受容層と基材との密着性の向上等の
目的でメラミン、イソシアネートなどの架橋剤を含有さ
せることが好ましい。プライマー層中には、滑り性の改
善を目的にシリカ、カオリナイト、タルク、炭酸カルシ
ウム、ゼオライト、アルミナ、硫酸バリウム、カーボン
ブラック、酸化亜鉛、酸化チタン、有機白色顔料、ベン
ゾグアナミン粒子、架橋ポリスチレン、架橋アクリル粒
子、水酸化アルミニウム等の各種の粒子を添加しても良
い。
【0023】プライマー層を設ける方法は特に限定され
ないが、樹脂、架橋剤や粒子等を含む塗工液を、グラビ
アコート方式、キスコート方式、ディップ方式、スプレ
イコート方式、カーテンコート方式、エアナイフコート
方式、ブレードコート方式、リバースロールコート方式
など通常用いられている方法によって、基材上に塗布、
乾燥するとよい。プライマー層を塗布する段階として
は、例えば基材がフィルムである場合、フィルムの延伸
前に塗布する方法、縦延伸後に塗布する方法、配向処理
の終了したフィルム表面に塗布する方法などのいずれの
方法も可能である。
【0024】本発明においては、上記基材(1) 上に、あ
るいは基材(1) 上に設けられたプライマー層上に、ポリ
ビニルアルコール系樹脂、界面活性剤及び好ましくは架
橋剤を含有するインク受容層用塗工液を塗布、乾燥し
て、インク受容層(2) を形成する。インク受容層用塗工
液に用いる各成分及び塗工液の調製について説明する。
【0025】本発明において、ポリビニルアルコール系
樹脂としては、水溶性のものであればいずれでもよく、
種々の重合度、ケン化度のものを用いることができる。
例えば、 日本合成(株)製ゴーセノール、クラレ(株)
製クラレポバール等が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。
【0026】ポリビニルアルコール系樹脂の重合度とし
ては、特に制限はないが、通常100〜3000の範囲
であり、好ましくは1400以上2500以下である。
重合度が100よりも低い場合には、架橋剤によって耐
水性を付与することが困難となることがあり、重合度が
3000よりも高すぎる場合には、塗工液の粘度が高く
なり過ぎるために塗工性に問題が発生することがある。
【0027】ポリビニルアルコール系樹脂のケン化度と
しては、水溶性の範囲であれば特に制限はないが、部分
ケン化タイプの通常85〜90モル%の範囲が好まし
い。
【0028】このように、重合度1400〜2500、
ケン化度85〜90%のポリビニルアルコール系樹脂が
より好ましく用いられる。さらに好ましくはポリビニル
アルコールがカチオン変性体であることである。カチオ
ン変性体であることにより、インク固着性がより良好な
ものとなる。インクジェット記録の際に水系インク中の
アニオン染料をより固着しやすい。
【0029】本発明において、インク受容層用塗工液に
親水親油バランスHLB(Hydrophile-Lipophile Balan
ce)の値が13以下の界面活性剤を用いる。界面活性剤
は、HLB値が13以下のものであれば、カチオン性、
アニオン性又はノニオン性などいずれのものでもよく、
公知のものを使用できる。界面活性剤のHLB値が13
を超える場合は、界面活性剤の親水性が高く、水や水系
インクへの溶解性が高すぎるために、得られるインク受
容層は、にじみの発生を起こしたり、耐水性が不足す
る。界面活性剤のHLB値の下限は、特に限定されない
が、5程度であり、HLB値の好ましい範囲は、5以上
13以下である。本発明において、界面活性能に優れ、
印刷特性を向上させることが可能なフッ素系界面活性剤
やシリコン系界面活性剤が好ましい。
【0030】フッ素系界面活性剤としては、公知のもの
を用いることができ、例えば、パーフルオロアルキルス
ルホン酸塩、パーフルオロアルキルエチレンオキシド付
加物、パーフルオロアルキルトリメチルアンモニウム
塩、パーフルオロアルキルアミノスルホン酸塩、パーフ
ルオロアルキル基・親水性基含有オリゴマー、パーフル
オロアルキル基・親油性基含有オリゴマー、パーフルオ
ロアルキル基・(親水性基及び親油性基)含有オリゴマ
ー、パーフルオロアルキル基・親油性基含有ウレタン、
パーフルオロアルキル燐酸エステル、パーフルオロアル
キルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルアミン化合
物、パーフルオロアルキル第四級アンモニウム塩、パー
フルオロアルキルベタイン、非解離性パーフルオロアル
キル化合物、フッ素シリコーンオイルなどのフッ素原子
含有の低分子化合物が挙げられる。
【0031】シリコーン系界面活性剤としては、公知の
ものを用いることができ、例えば、ジメチルシリコー
ン、ジフェニルシリコーン、ハイドロジェン変性ポリシ
ロキサン、ビニル変性ポリシロキサン、ヒドロキシ変性
ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、カルボキ
シル変性ポリシロキサン、クロル変性ポリシロキサン、
エポキシ変性ポリシロキサン、メタクリロキシ変性ポリ
シロキサン、メルカプト変性ポリシロキサン、フッ素変
性ポリシロキサン、長鎖アルキル変性ポリシロキサン、
フェニル変性ポリシロキサン、シリコーン変性コポリマ
ーなどの珪素原子含有の低分子化合物が挙げられる。
【0032】本発明においては、上記フッ素系界面活性
剤及びシリコーン系界面活性剤のうちの1種を単独で用
いても良いし、これらの2種以上を併用しても良い。こ
れらの界面活性剤のうち、フッ素系、シリコーン系のノ
ニオン系界面活性剤がインク定着性、耐水性の点から好
ましい。
【0033】ノニオン界面活性剤の曇点は30℃以上が
好ましい。曇点が30℃未満の場合には、高温での界面
活性剤の溶解性が乏しく、ポリビニルアルコール水溶解
工程において溶解しにくく、均一な塗工液が得られにく
い。
【0034】また、本発明において、HLB値が13以
下であり、25℃での粘度が100mPa・s以上の界
面活性剤を用いることが好ましい。界面活性剤の25℃
での粘度が100mPa・s未満の場合は、得られるイ
ンク受容層のインク固着性、耐水性が不足することがあ
る。界面活性剤の25℃での粘度の上限は、特に限定さ
れないが、5000mPa・s程度であり、粘度の好ま
しい範囲は、200mPa・s以上3000mPa・s
以下である。
【0035】界面活性剤の使用量としては、特に限定さ
れるものでないが、インク受容層の乾燥重量100重量
部に対して、界面活性剤0.5〜20重量部程度であ
り、1〜8重量部が好ましい。界面活性剤が0.5重量
部未満では、インクドットの広がりが十分抑えられず、
真円性が低下する傾向にあり、一方、20重量部を超え
ると、インク受容層の力学強度が低下したり、インク吸
収能が低下する傾向にある。
【0036】インク受容層用塗工液の調製において、ま
ず、ポリビニルアルコール系樹脂の水溶解工程を行う。
本発明においては、水中に予め前記界面活性剤を添加
し、前記界面活性剤の存在下に、ポリビニルアルコール
系樹脂を添加し溶解させる。具体的には、水中に界面活
性剤を攪拌しながら添加し、続いて、この界面活性剤含
有水中にポリビニルアルコール系樹脂を攪拌しながら添
加し、よく分散させ、90℃程度に加熱し、30分〜6
0分間程度この加熱温度に保持して、樹脂を溶解させ
る。界面活性剤が機能し、ポリビニルアルコール系樹脂
の水への溶解性が向上するので短時間で溶解が終了する
と共に、ポリビニルアルコールと界面活性剤との相溶性
が改善され、未溶解物を著しく低減することができる。
【0037】従来法のように、非常に高粘度なポリビニ
ルアルコール水溶液に、HLB値が13以下の水溶性の
低い界面活性剤を後添加した場合には充分に混溶せず、
従来法で作成された塗工液を用いて製造された記録材料
は、品質特性にばらつきが見られた。本発明において
は、上述のようにポリビニルアルコール系樹脂の水溶解
過程に予め界面活性剤を存在させることにより、 ポリビ
ニルアルコール及び界面活性剤の均質な水溶解液が得ら
れる。この水溶解液塗工液を用いて製造された記録材料
は、良好且つ均質な印刷特性を有する。
【0038】このようにして、界面活性剤及びポリビニ
ルアルコールの水溶解液が作成される。
【0039】本発明において、インク受容層の耐水性向
上等を目的に、ポリビニルアルコール系樹脂の溶解後
に、架橋剤を添加してインク受容層用塗工液を調製する
ことも好ましい。
【0040】架橋剤としては、メラミン、エポキシ、イ
ソシアネート、無水マレイン酸共重合体などの架橋性官
能基を含む化合物を挙げることができる。このような架
橋剤を添加することにより、ポリビニルアルコール系樹
脂との架橋反応によりインク受容層の硬化度が上がり、
耐水性が良好になる。これら架橋剤のうちの1種を単独
で用いても良いし、これらの2種以上を併用しても良
い。また、必要に応じて架橋反応促進のための触媒をイ
ンク受容層用塗工液に添加してもよい。本発明において
は、水溶性メラミンが耐水性のさらなる向上の点からよ
り好ましく用いられる。
【0041】架橋剤の添加量は、特に限定されるもので
はないが、インク受容層に用いられるポリビニルアルコ
ール系樹脂の乾燥重量100重量部に対して、架橋剤
0.5〜10重量部が好ましい。架橋剤が0.5重量部
未満では、インク受容層の耐水性が不足することがあ
り、一方、10重量部を超えると、インク吸収能が低下
する傾向がある。また、架橋反応促進のための触媒は、
必要に応じて適量添加するとよい。
【0042】架橋剤の添加は、ポリビニルアルコール系
樹脂の溶解後に、このポリビニルアルコールの水溶解液
を冷却し、20℃以上40℃以下の温度に調節した後に
行うことが好ましい。40℃を超える温度で架橋剤を添
加した場合には、架橋剤がポリビニルアルコール系樹脂
と即時に反応を起こし、塗工液が増粘したり曳糸性が発
生し、塗工が困難となる不都合を起こす。逆に、20℃
未満の温度で架橋剤を添加する場合は、ポリビニルアル
コール溶液の冷却に時間が掛かり、生産効率上不利であ
る。
【0043】本発明においては、インク固着性をさらに
向上させるために、インク受容層用塗工液にカチオン性
基を有する化合物を含有させてもよい。カチオン性基を
有する化合物としては特に限定されるものではなく、公
知のものを使用できる。例えば、第4級アンモニウム塩
含有ジアリル系染料固着剤、第4級アンモニウム塩含有
アクリルアミド系化合物、ジシアンジアミドポリアルキ
レンポリアミン、ジアルキルアミンとエピクロロヒドリ
ンの縮合物等を挙げることができる。特に第4級アンモ
ニウム塩系が、アニオン染料の定着能から好ましい。
【0044】上記カチオン性基を含む化合物の添加量
は、特に限定されるものではないが、インク受容層に用
いられるポリビニルアルコール系樹脂の乾燥重量100
重量部に対して、1〜30重量部が好ましい。1重量部
未満ではインク受容層のインク固着性向上効果はあまり
得られず、30重量部を超えるとインク吸収能が低下す
るので好ましくない。
【0045】本発明においては、必要に応じて、インク
受容層用塗工液に、シリカ、カオリナイト、タルク、炭
酸カルシウム、ゼオライト、アルミナ、硫酸バリウム、
カーボンブラック、酸化亜鉛、酸化チタン、有機白色顔
料、ベンゾグアナミン粒子、架橋ポリスチレン、架橋ア
クリル粒子、水酸化アルミニウムなどの粒子を加えても
よい。これらの粒子を添加する場合には、添加量を適宜
選択することによって、インクの吸収性や表面光沢をコ
ントロールすることができる。
【0046】以上のようにして、インク受容層用塗工液
が調製される。調製されたインク受容層用塗工液を、前
記基材(1) 上に、あるいは基材(1) 上に設けられたプラ
イマー層上に塗布する。塗布方法としては、グラビアコ
ート方式、キスコート方式、ディップ方式、スプレイコ
ート方式、カーテンコート方式、エアナイフコート方
式、ブレードコート方式、リバースロールコート方式な
ど通常用いられている方法が適用できる。塗布後の乾燥
方法は特に限定されないが、初期段階では比較的緩やか
に乾燥し、後半に強く乾燥することが好ましい。
【0047】インク受容層用塗工液の塗布量は、特に限
定されるものではないが、乾燥後で3g/m2 以上30
g/m2 以下が好ましい。塗布量が3g/m2 未満の場
合には、インク吸収量が不足し、逆に30g/m2 を超
える場合には、コスト的に不利になるばかりか、インク
ジェット記録材料のカット性等に問題が発生することが
ある。
【0048】また、本発明において、インク受容層を単
層として形成してもよく、目的に応じて、2層以上の複
数層として形成してもよい。以上のようにして、インク
受容層を基材上に形成し、記録材料を得る。
【0049】
【実施例】次に本発明の実施例及び比較例を示すが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。以下
において、「部」とは特に断りのない限り、重量部を表
す。粘度は25℃での粘度を示す。
【0050】[実施例1] (ポリビニルアルコールの溶解)室温で、水1000部
にシリコーン系界面活性剤(ダウコーニング(株)製P
T−29、粘度300mPa・s、HLB値=9)4部
を攪拌しながら添加した。次いで、 この界面活性剤含有
水を25℃に保ち、攪拌下にポリビニルアルコール(日
本合成化学(株)製、ゴーセノールGH20)100部
を徐々に投入した。30分間攪拌し、ポリビニルアルコ
ールがよく分散したところで90℃に加熱し30分間保
持した。攪拌を続けながら25℃まで徐冷し、無色透明
なポリビニルアルコール水溶液(A1)を得た。100メ
ッシュフィルターにかけたところ、未溶解物はほとんど
見られなかった。
【0051】(インク受容層用塗工液)ポリビニルアル
コール水溶液(A1)にメラミン樹脂(住友化学工業
(株)製、スミマールM−30W)7部を混合し、 透明
なインク受容層用塗工液(B1)を得た。
【0052】(インク受容層の形成)インク受容層用塗
工液(B1)をプライマー層が設けられたポリエステルフ
ィルム(東洋紡績(株)製、A8300、厚み100μ
m)のプライマー層が設けられた片面上に、乾燥後の塗
工量が15g/m2 となるよう塗工し、120℃で5分
間乾燥させてインクジェット用記録材料を作製した。
【0053】[実施例2] (インク受容層用塗工液)実施例1で用いたのと同じポ
リビニルアルコール水溶液(A1)にメラミン樹脂(住友
化学工業(株)製、スミテックスM−3)5部と、メラ
ミン樹脂用触媒(住友化学工業(株)製、スミテックス
アクセラーターACX)0.5部を混合し、 透明なイン
ク受容層用塗工液(B2)を得た。インク受容層用塗工液
(B2)を用いて、実施例1と同様にして、 インクジェッ
ト用記録材料を作製した。
【0054】[実施例3] (ポリビニルアルコールの溶解)室温で、水1000部
にシリコーン系界面活性剤(ダウコーニング(株)製P
T−32、粘度450mPa・s、HLB値=12)3
部を攪拌しながら添加した。次いで、 この界面活性剤含
有水を25℃に保ち、攪拌下にカチオン化ポリビニルア
ルコール(クラレ(株)製、クラレポバール318)1
00部を徐々に投入した。30分間攪拌し、 ポリビニル
アルコールがよく分散したところで90℃に加熱し30
分間保持した。攪拌を続けながら25℃まで徐冷し、無
色透明なポリビニルアルコール水溶液(A2)を得た。1
00メッシュフィルターにかけたところ、未溶解物はほ
とんど見られなかった。
【0055】(インク受容層用塗工液)実施例2のポリ
ビニルアルコール水溶液(A1)をポリビニルアルコール
水溶液(A2)に変更した以外は、実施例2と同様にし
て、インク受容層用塗工液(B3)を得た。インク受容層
用塗工液(B3)を用いて、実施例1と同様にして、 イン
クジェット用記録材料を作製した。
【0056】[実施例4] (ポリビニルアルコールの溶解)シリコーン系界面活性
剤(ダウコーニング(株)製、PT−57、粘度300
mPa・s、HLB値=6.7)3部をイソプロピルア
ルコール20部に溶解させたものを、室温で、水100
0部に攪拌しながら添加した。次いで、 この界面活性剤
含有水を25℃に保ち、攪拌下にポリビニルアルコール
(日本合成化学(株)製、ゴーセノールNH20)10
0部を徐々に投入した。30分間攪拌し、ポリビニルア
ルコールがよく分散したところで90℃に加熱し30分
間保持した。攪拌を続けながら25℃まで徐冷し、無色
透明なポリビニルアルコール水溶液(A3)を得た。10
0メッシュフィルターにかけたところ、未溶解物はほと
んど見られなかった。
【0057】(インク受容層用塗工液)実施例2のポリ
ビニルアルコール水溶液(A1)をポリビニルアルコール
水溶液(A3)に変更した以外は、実施例2と同様にし
て、インク受容層用塗工液(B4)を得た。インク受容層
用塗工液(B4)を用いて、実施例1と同様にして、 イン
クジェット用記録材料を作製した。
【0058】[比較例1] (ポリビニルアルコールの溶解)実施例1のポリビニル
アルコールの溶解において界面活性剤を添加しなかった
以外は、実施例1と同様にして、 ポリビニルアルコール
水溶液(A4)を得た。すなわち、水1000部を25℃
に保ち、攪拌下にポリビニルアルコール(日本合成化学
(株)製、ゴーセノールGH20)100部を徐々に投
入した。30分間攪拌し、ポリビニルアルコールがよく
分散したところで90℃に加熱し30分間保持した。攪
拌を続けながら25℃まで徐冷し、ポリビニルアルコー
ル水溶液(A4)を得た。水溶液(A4)には薄い濁りが見
られ、100メッシュフィルターにかけたところ、未溶
解物が見られた。
【0059】(インク受容層用塗工液)得られたポリビ
ニルアルコール水溶液(A4)に、シリコーン系界面活性
剤(ダウコーニング(株)製、PT−57、粘度300
mPa・s、HLB値=6.7)3部をイソプロピルア
ルコール20部に溶解させたものと、メラミン樹脂(住
友化学工業(株)製、スミテックスM−3)5部と、メ
ラミン樹脂用触媒(住友化学工業(株)製、スミテック
スアクセラーターACX)0.5部とを混合し、インク
受容層用塗工液(B5)を得た。塗工液(B5)には濁りが
見られた。インク受容層用塗工液(B5)を用いて、実施
例1と同様にして、 インクジェット用記録材料を作製し
た。
【0060】[比較例2] (ポリビニルアルコールの溶解)実施例3のポリビニル
アルコールの溶解において界面活性剤を添加しなかった
以外は、実施例3と同様にして、 ポリビニルアルコール
水溶液(A5)を得た。水溶液(A5)には薄い濁りが見ら
れ、100メッシュフィルターにかけたところ、未溶解
物が見られた。
【0061】(インク受容層用塗工液)比較例1のポリ
ビニルアルコール水溶液(A4)をポリビニルアルコール
水溶液(A5)に変更した以外は、比較例1と同様にし
て、インク受容層用塗工液(B6)を得た。塗工液(B6)
には濁りが見られた。インク受容層用塗工液(B6)を用
いて、実施例1と同様にして、 インクジェット用記録材
料を作製した。
【0062】[比較例3] (ポリビニルアルコールの溶解)実施例4のポリビニル
アルコールの溶解において界面活性剤のイソプロピルア
ルコール溶液を添加しなかった以外は、実施例4と同様
にして、 ポリビニルアルコール水溶液(A6)を得た。水
溶液(A6)には薄い濁りが見られ、100メッシュフィ
ルターにかけたところ、未溶解物が見られた。
【0063】(インク受容層用塗工液)比較例1のポリ
ビニルアルコール水溶液(A4)をポリビニルアルコール
水溶液(A6)に変更した以外は、比較例1と同様にし
て、インク受容層用塗工液(B7)を得た。塗工液(B7)
には濁りが見られた。インク受容層用塗工液(B7)を用
いて、実施例1と同様にして、 インクジェット用記録材
料を作製した。
【0064】[比較例4] (ポリビニルアルコールの溶解)比較例1のポリビニル
アルコールの溶解において、90℃での加熱時間を60
分間とした以外は、比較例1と同様にして、 ポリビニル
アルコール水溶液(A7)を得た。水溶液(A7)には薄い
濁りが見られ、100メッシュフィルターにかけたとこ
ろ、未溶解物が見られた。
【0065】(インク受容層用塗工液)比較例1のポリ
ビニルアルコール水溶液(A4)をポリビニルアルコール
水溶液(A7)に変更した以外は、比較例1と同様にし
て、インク受容層用塗工液(B8)を得た。塗工液(B8)
にはかすかに濁りが見られた。インク受容層用塗工液
(B8)を用いて、実施例1と同様にして、 インクジェッ
ト用記録材料を作製した。
【0066】[比較例5] (ポリビニルアルコールの溶解)実施例1の界面活性剤
をシリコーン系界面活性剤(日本ユニカー(株)製、F
Z−2161、HLB値=16)3部に変更した以外
は、実施例1と同様にして、 ポリビニルアルコール水溶
液(A8)を得た。ポリビニルアルコール水溶液(A8)を
用いた以外は、実施例1と同様にして、 無色透明なイン
ク受容層用塗工液(B9)を得て、インクジェット用記録
材料を作製した。
【0067】作製された各インクジェット用記録材料に
ついて、次の評価を行った。 (評価1:塗工面感)記録材料A4サイズについて、塗
工面感を目視及び触手にて評価した。 ○:無色透明かつ平滑である △:かすかに濁りがある、もしくは小さな異物がある ×:濁りがある、目立つ異物がある
【0068】(評価2:べた印刷部面感)インクジェッ
ト用プリンター(セイコーエプソン(株)製、PM−9
00C)を用いて、10cm×10cmの黒べたを印刷
した。印刷部の面感を目視評価した。 ○:均一である △:薄いむら、もしくは異物が見られる ×:むらが目立つ
【0069】(評価3:印刷部耐水性)インクジェット
用プリンター(セイコーエプソン(株)製、PM−90
0C)を用いて、10cm×10cmの黒べたを印刷し
た。印刷後、24時間放置して乾燥させたものを水に1
分間浸漬し、余分な水分をふき取り、面感を目視評価し
た。 ○:異常なし △:微小なぬけ、むらが観察された ×:ぬけ、むらが目立つ
【0070】以上の評価結果とインク受容層用塗工液
(B1)〜(B9)の外観を表1にまとめて示す。
【0071】
【表1】
【0072】表1より、実施例1〜4では、無色透明な
良好なインク受容層用塗工液が調製され、これら塗工液
を用いてそれぞれ記録材料を作製したので、得られた記
録材料はいずれも、塗工面感、印刷部面感、印刷部耐水
性に優れていた。
【0073】一方、比較例1〜4では、非常に高粘度な
ポリビニルアルコール水溶液に、HLB値が6.7の親
水性に乏しい界面活性剤を後添加したために、得られた
塗工液の性状が劣り、得られた記録材料の性能は劣って
いた。比較例5では、界面活性剤存在下にポリビニルア
ルコールを添加したので、無色透明な塗工液が調製さ
れ、塗工面感は良かったが、界面活性剤のHLB値は1
6と大きいので、印刷部面感及び耐水性は非常に劣って
いた。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、インク受容層用塗工液
調製のポリビニルアルコール水溶解工程において、界面
活性剤を水中に予め存在させておき、ポリビニルアルコ
ール系樹脂を添加し溶解させるので、良好なインク受容
層用塗工液が調製され、この塗工液を用いて、高品質な
インク受容層を有する記録材料を製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法で製造される記録材料の一例を
示す断面図である。
【符号の説明】
(1) :基材 (2) :インク受容層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星尾 淳 滋賀県大津市堅田2丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 (72)発明者 鈴木 哲郎 新潟県長岡市西蔵王三丁目5番1号 北越 製紙株式会社研究所内 Fターム(参考) 2C056 EA13 FC06 2H086 BA15 BA31 BA35 BA37 BA41

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリビニルアルコール系樹脂及び界面活
    性剤を少なくとも含有するインク受容層用塗工液を調製
    し、インク受容層用塗工液を基材上に塗布、乾燥して、
    インク受容層を基材上に形成する記録材料の製造方法に
    おいて、界面活性剤として親水親油バランスHLB値が
    13以下の界面活性剤を用いて、水中に、前記界面活性
    剤の存在下に、ポリビニルアルコール系樹脂を添加し溶
    解させインク受容層用塗工液を調製することを特徴とす
    る、記録材料の製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリビニルアルコール系樹脂の重合度が
    1400以上2500以下である、請求項1に記載の記
    録材料の製造方法。
  3. 【請求項3】 HLB値が13以下の界面活性剤が、フ
    ッ素系界面活性剤及びシリコーン系界面活性剤のうちか
    ら選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は2に記
    載の記録材料の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記界面活性剤は、25℃での粘度が1
    00mPa・s以上の界面活性剤から選ばれる、請求項
    1〜3のうちのいずれか1項に記載の記録材料の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 ポリビニルアルコール系樹脂の溶解後
    に、架橋剤を添加し、インク受容層用塗工液を調製す
    る、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の記録材
    料の製造方法。
  6. 【請求項6】 架橋剤として、メラミンを添加する、請
    求項5に記載の記録材料の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のうちのいずれか1項に記
    載の方法により製造される記録材料。
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006187926A (ja) * 2005-01-05 2006-07-20 Takeo Nakanishi 突板積層シートと印刷性良好な突板
WO2015116030A1 (en) * 2014-01-28 2015-08-06 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Pre-treatment fixing fluid for an offset coated medium

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