JP2003159779A - スクリーン版およびそれを用いたスクリーン印刷方法 - Google Patents

スクリーン版およびそれを用いたスクリーン印刷方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷機の振動に伴う裏拭き後の裏拭きシート
のスクリーン裏面からの剥がれを防止することができる
スクリーン版およびそれを用いたスクリーン印刷方法を
提供する。 【解決手段】 スクリーン2の枠4に接している面とは
反対側の面に、少なくともパターン領域3の長辺の1つ
に沿って強粘着領域5がパターン領域3の境界から若干
離間して設けられている。強粘着領域5は、その面内の
他の領域よりも裏拭きシートとの粘着力が強い領域であ
る。このスクリーン版を裏拭き用スキージを往復させる
際に強粘着領域が設けられている側が裏拭き用スキージ
の往路の終点側に位置するようにして印刷機に取り付け
てスクリーン印刷および裏拭きを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラープラズマデ
ィスプレイパネルのカラーフィルタ又は蛍光体層を形成
するためのパターン印刷及びベタ印刷に好適なスクリー
ン版およびそれを用いたスクリーン印刷方法に関し、特
に、裏拭き効率の向上を図ったスクリーン版およびそれ
を用いたスクリーン印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラープラズマディスプレイの製造に当
たっては、例えば蛍光体層及びカラーフィルタを基板
(パネル)に形成する時に、スクリーン印刷が採用され
ている。スクリーン印刷では、印刷終了後にパターンの
エッジ部分においてスクリーン版の裏面に蛍光体ペース
ト又はカラーフィルタペースト等の原料ペーストが残存
し、所謂裏周りが発生する。このため、従来、印刷終了
後にスクリーン版の裏面に残存する原料ペーストを除去
するために、裏拭きを行っている。具体的には、裏拭シ
ートをスクリーン版裏面に付着させ、裏拭き用スキージ
を使用してスクリーン版の裏面に残存する原料ペースト
を裏拭シートに転写させ除去している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スクリーン版を使用して、50型カラープラズマディス
プレイパネル用の青色カラーフィルタの印刷を行った後
に、裏拭きを行うと、裏拭シートが裏拭き終了時点で剥
がれる現象が頻繁に起きている。このような剥がれた裏
拭きシートは印刷機の振動により複数回にわたりスクリ
ーン版の裏面に接触する。裏拭き後の裏拭きシートには
スクリーン版から拭き取った原料ペーストが付着してい
るため、裏拭き後にスクリーン版の裏面に接触すると、
スクリーン版に原料ペーストが再付着してしまい、次の
パネルにカラーフィルタを印刷する際に印刷むらが発生
するという問題点がある。
【0004】例えば、スクリーン版の枠の大きさが一定
である場合に、プラズマディスプレイパネルの最終製品
が42型、50型、61型と大型化すると、スクリーン
版の印刷のためのパターン領域が占める面積は必然的に
拡大する。このため、50型又は61型用のカラーフィ
ルタ印刷後の裏拭き時において、スクリーン版のパター
ン領域を通り越して裏拭き用スキージが移動可能な範囲
が狭くなっている。パターン最外周部から裏拭き用スキ
ージの動く距離が長くなると、スクリーン版裏面に密着
しているシートが剥がれ難くなるという傾向がある。そ
の結果として、大型のパネルほど装置の振動等により裏
拭きシートの剥がれた部分が再度パターン領域に付着し
て印刷むらが発生しやすくなっているのである。
【0005】また、裏周りを抑制するためにスクリーン
版の裏面にシリコーン樹脂を塗布することがあるが、こ
のようなスクリーン版では、裏拭きシートが剥がれやす
く、上述のような印刷むらを発生させている。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、印刷機の振動に伴う裏拭き後のスクリーン
版裏面からの裏拭きシートの剥がれを防止することがで
きるスクリーン版およびそれを用いたスクリーン印刷方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスクリーン
版は、スクリーン印刷のパターンが形成されたパターン
領域と、パターン領域の外側に設けられ裏拭きシートが
貼り付けられる範囲内において他の領域よりも裏拭きシ
ートとの粘着力が強い少なくとも1個の強粘着領域と、
を有することを特徴とする。通常パターン領域は矩形状
であり、強粘着領域は前記パターン領域の辺に沿って設
けられる。
【0008】ここで、少なくとも1個の強粘着領域の両
端は、その強粘着領域が沿うパターン領域の辺の両端よ
りも外側に位置していることが好ましく、少なくとも1
個の強粘着領域は、そのパターン領域の辺のうちで最長
のものに沿って設けられていることが望ましい。そし
て、少なくとも1個の前記強粘着領域は、前記パターン
領域の辺のうちで最長のものに沿って設けられ、その両
端は、その強粘着領域が沿う前記パターン領域の辺の両
端よりも外側に位置していることがより望ましい。
【0009】また、強粘着領域は、例えば離型性に優れ
るシリコーン樹脂を強粘着領域に塗布することなく強粘
着領域以外に塗布することにより裏拭きシートとの粘着
が相対的に強くなるようにしてもよく、あるいは、強粘
着領域に例えばアルミニウム蒸着テープを貼付して裏拭
きシートとの粘着が相対的に強くなる加工面を有するよ
うにしてもよい。
【0010】本発明に係るスクリーン印刷方法は、上記
強粘着領域を有するスクリーン版を用いて基板に原料ペ
ーストを印刷することを特徴とする。即ち、印刷機に基
板およびスクリーン版を取り付けし、前記スクリーン版
を用いて前記基板に原料ペーストを印刷する工程と、印
刷終了後前記印刷機から前記基板を取り外す工程と、前
記スクリーン版を裏拭きシートにより裏拭きする工程
と、を有することを特徴とする。ここで、スクリーン版
の強粘着領域が、裏拭き用スキージを往復させる際の往
路の終点側に位置するようにスクリーン版を前記印刷機
に取り付けることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明においては、スクリーン版裏面に強粘着
領域がパターン領域の外側に設けられているため、裏拭
きシートが強粘着領域により保持される。裏拭き用スキ
ージを往復させる際にこの強粘着領域が設けられている
側が裏拭き用スキージの往路の終点側に位置するように
して印刷機に取り付けて裏拭きを行えば、裏拭き用スキ
ージが復路についてもスクリーン版への裏拭きシートの
強固な付着が維持される。従って、印刷機に振動が発生
しても、裏拭きシートはスクリーン版から剥がれず、こ
の剥がれを原因としていた印刷むらの発生が防止され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係るスク
リーン版について、添付の図面を参照して具体的に説明
する。図1は本発明の一実施例に係るスクリーン版を示
す図であって、(a)は上面図、(b)は(a)のA−
A線に沿った断面図である。
【0013】本実施例に係るスクリーン版1において
は、中央部に、例えばストライプパターンのような印刷
パターンを有する矩形状のパターン領域3が設けられた
スクリーン2が枠4に保持されている。また、スクリー
ン2の枠4に接している面とは反対側の面に、パターン
領域3の各辺に沿って強粘着領域5がパターン領域3の
境界から若干離間して設けられている。強粘着領域5
は、その面内の他の領域よりも裏拭きシートとの粘着力
が強い領域である。このような強粘着領域5は、例えば
その領域以外にペーストの裏周りを抑制するためにシリ
コーン樹脂を塗布してシリコン膜(膜厚:約1〜2μ
m)を形成することにより設けることができる。つま
り、強粘着領域5の周囲では、シリコ−ン樹脂膜の存在
により離型性が向上するが、強粘着領域5では、離型性
が向上せず相対的に粘着力が高くなる。あるいは、全面
にシリコン膜を形成した後に、強粘着領域5を設ける位
置に裏拭きシートとの粘着力を向上させるテープを貼
付、あるいは粘着層を塗布することによっても強粘着領
域5を設けることもできる。テープの一例としては、図
2に示すようにポリエステルフィルム製ベースフィルム
21(膜厚:38μm)の一方の表面に粘着力を高める
ための加工が施され、他方の表面にアルミニウム22
(膜厚:1μm以下)が蒸着され、蒸着アルミニウム2
2上に粘着剤23(膜厚:約25μm)がさらに積層さ
れて構成された3層構造のテープが挙げられる。アルミ
ニウム蒸着テープは、ベースフィルムの加工面が裏拭き
シート側と対向するように粘着剤によりスクリーン版裏
面に貼付される。なお、粘着力を高めるための加工とし
ては、サンドマット加工が一例として挙げられる。この
処理によりベースフィルム表面が粗化され、裏拭きシー
トとの粘着力が向上する。粘着層としては例えばアクリ
ル系粘着材層が適用できるが、この材料に限定されな
い。
【0014】なお、強粘着領域5の位置は、図1に示す
ように、裏拭きシートの有効領域6、即ち裏拭きシート
のスクリーン2の裏面に付着することが可能な領域の内
側であればよい。また、パターン領域3の長辺に沿って
設けられる強粘着領域5は、少なくともパターン領域3
の長辺の両端まで延出していることが望ましく、枠4に
取り付けられたスクリーン2の支持体部分(図示せず)
まで達しない範囲、即ちスクリーン2の支持体部分とメ
ッシュ部分(図示せず))との接着領域を超えない範囲
で長く設けられていることがより望ましい。強粘着領域
5の幅は特に限定されず、剥がれが発生しないように適
宜調整できるが、5cm程度とすることが好ましい。更
に、パターン領域3の短辺に沿って設けられる強粘着領
域5の長さは5cm以上であることが望ましく、図1
(a)に示すように、短辺と同等の長さ、あるいはそれ
以上であってもよい。なお、短辺に沿って設けられる強
粘着領域5の長さが短辺よりも短い場合は、印刷機の奥
側にセットされるパターン領域のコーナー部周辺に設け
ることが好ましい。
【0015】また、強粘着領域5は、必ずしも、図1
(a)に示すように、4箇所に設けられている必要はな
いが、少なくとも一方の長辺に沿って設けられているこ
とが望ましい。
【0016】次に、上述のように構成された本発明の実
施例に係るスクリーン版1を使用したスクリーン印刷方
法について説明する。図3は図1に示したスクリーン版
1を使用したスクリーン印刷方法を示す上面図、図4
(a)乃至(e)は同じくスクリーン印刷方法を工程順
に示す断面図である。なお、スクリーン版1には、4つ
の強粘着領域5が設けられているが、簡潔に示すため
に、図3では一方の長辺に沿った強粘着領域を省略して
おり、図4ではパターン領域3の一方の長辺に沿って設
けられたもののみを示す。また、この強粘着領域5は図
2の構成のアルミニウム蒸着テープ5aが貼付されて構
成されたものとする。
【0017】このスクリーン印刷方法に使用するスクリ
ーン印刷機には、裏拭きシート13が巻き付けられた裏
拭きシートローラ14及び裏拭き後の裏拭きシート13
を巻き取る巻き取りローラ15が設けられている。そし
て、印刷時には、一体化して印刷用スキージ12及び裏
拭き用スキージ11が裏拭きシートローラ14及び巻き
取りローラ15から離間する方向に移動し、裏拭き時に
は、印刷用スキージ12及び裏拭き用スキージ11が裏
拭きシートローラ14及び巻き取りローラ15に近づく
方向に移動する。図3では、印刷用スキージ12と裏拭
き用スキージ11は、同じ長さで示しているが、印刷用
スキージ12の長さは印刷用スキージ12が概ね平行に
配置されるパターン領域の辺の長さと同等以上、裏拭き
用スキージ11はパターン領域の短辺の外側に設けられ
た強粘着領域上に達する長さ以上有すればよい。また、
裏拭きシート13を引き出す引き出しローラ16及び裏
拭きシートローラ14と引き出しローラ16との間に懸
架された裏拭きシート13をスクリーン版1に押し当て
る裏拭きローラ17が設けられている。裏拭きローラ1
7は、例えばステンレス製である。以下、裏拭きシート
ローラ14及び巻き取りローラ15が設けられ裏拭き時
にスキージ11及び12が近づいてくる側を印刷機の奥
側といい、印刷時にスキージ11及び12が近づいてく
る側を手前側という。引き出しローラ16及び裏拭きロ
ーラ17は、裏拭き時以外には、印刷機の手前側に位置
しており、裏拭きシート13が引き出された状態となっ
ている。
【0018】この印刷方法では、強粘着領域5が設けら
れた側が印刷機の奥側となるようにして、スクリーン版
1をスクリーン印刷機に取り付ける。図1,3に示した
スクリーン印刷版には、パターン領域の4辺の全てに沿
って強粘着領域5が設けらているため、いずれかの長辺
が印刷機の奥側となるようにすればよいが、スクリーン
版の長辺のいずれか一方に沿って強粘着領域5が設けら
れたスクリーン版1を使用する場合には、この強粘着領
域5が印刷機の奥側となるようにスクリーン印刷機に取
り付ける。スクリーン版1の取り付け後、印刷用スキー
ジ12を使用してプラズマディスプレイパネルのカラー
フィルタ又は蛍光体層等の印刷を行う。
【0019】この印刷では、上述のように、裏拭き用ス
キージ11及び印刷用スキージ12が印刷機の手前側に
向かって移動するため、印刷終了時には、裏拭き用スキ
ージ11及び印刷用スキージ12はスクリーン印刷機の
手前側にある。印刷終了後、図4(a)に示すように、
印刷用スキージ12を上昇させてスクリーン2から離間
させると共に、裏拭き用スキージ11を降下させて裏拭
き用スキージ11と裏拭きローラ17とにより裏拭きシ
ート13及びスクリーン2を挟み込む。即ち、図4
(a)の状態は、印刷した基板が既に取り外され、裏拭
き開始直後の状態に相当する。
【0020】次いで、図4(b)に示すように、裏拭き
シート13及びスクリーン2を挟み込んだまま、裏拭き
用スキージ11及び裏拭きローラ17を同時に等速で印
刷機の奥側に移動させることにより、印刷時にパターン
のエッジ部に残存したペーストを裏拭きシート13に付
着させる。裏拭きシート13としては、スクリーン版2
と接触する側にアクリル系粘着材が均一に塗布されたポ
リエチレンフィルム(膜厚:約70μm)を使用した。
なお、印刷用スキージ12は裏拭き用スキージ11と一
体となって印刷機の奥側に向かって移動し、引き出しロ
ーラ16は裏拭きローラ17と一体になって印刷機の奥
側に向かって移動する。
【0021】図4(c)に示すように、裏拭き用スキー
ジ11が印刷機の奥側に設けられた強粘着領域5を通過
したところで、裏拭き用スキージ11及び裏拭きローラ
17の移動を停止させる。
【0022】その後、図4(d)に示すように、引き出
しローラ16及び裏拭きローラ17を印刷機の手前側に
移動させる。
【0023】そして、図4(e)に示すように、引き出
しローラ16及び裏拭きローラ17が裏拭き開始時の位
置まで戻ってきたところで、引き出しローラ16及び裏
拭きローラ17を下降させる。次に、巻き取りローラ1
5により裏拭きシート13を巻き取り始めることによ
り、裏拭きシート13がスクリーン2から剥がれる。
【0024】このような実施例によれば、裏拭き用スキ
ージ11が印刷機の奥側に設けられた強粘着領域5を通
過した後に裏拭きローラ17が裏拭き開始時の位置まで
戻っても、裏拭きシート13は少なくとも印刷機の奥側
に設けられた強粘着領域5に付着している。従って、奥
側では強粘着領域5により、手前側では裏拭きローラ1
7によりスクリーン2の裏面への貼付が維持されるた
め、印刷機が振動したとしても、裏拭きシート13はス
クリーン2からは剥がれない。このため、剥がれ後の再
付着による印刷むらの発生が防止される。
【0025】なお、スクリーン版の裏拭き機能を有する
印刷装置において、スクリーン版が裏拭きシートと接す
る側に何らかの粘着性の違いが存在していてもよい。
【0026】また、本願発明に係るスクリーン版は、パ
ターン印刷だけでなくベタ印刷にも使用することができ
る。
【0027】本発明は、上記実施例に記載の内容に限定
されるものではなく、スクリーン版の構成およびこれを
用いた印刷方法は、本発明の主旨を逸脱しない範囲で変
更できる。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
裏拭き用スキージを往復させる際にこの強粘着領域が設
けられている側が裏拭き用スキージの往路の終点側に位
置するようにして印刷機に取り付けて裏拭きを行えば、
裏拭き用スキージが復路についてもスクリーン版への裏
拭きシートの強固な付着を維持することができる。この
ため、印刷機に振動が発生しても、裏拭きシートのスク
リーン版からの剥がれを防止することができ、この剥が
れを原因とする印刷むらの発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るスクリーン版を示す図で
あって、(a)は上面図、(b)は(a)のA−A線に
沿った断面図である。
【図2】強粘着領域に貼付するテープの一例の断面図で
ある。
【図3】スクリーン版1を使用したスクリーン印刷方法
を示す上面図である。
【図4】(a)乃至(e)は同じくスクリーン印刷方法
を工程順に示す断面図である。
【符号の説明】
1;スクリーン版 2;スクリーン 3;パターン領域 4;枠 5;強粘着領域 5a;アルミニウム蒸着テープ 6;有効領域 11;裏拭き用スキージ 12;印刷用スキージ 13;裏拭きシート 14;裏拭きシートローラ 15;巻き取りローラ 16;引き出しローラ 17;裏拭きローラ 21;ベースフィルム 22;アルミニウム 23;粘着材

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン印刷のパターンが形成された
    パターン領域と、前記パターン領域の外側に設けられ裏
    拭きシートが貼り付けられる範囲内において他の領域よ
    りも前記裏拭きシートとの粘着力が強い少なくとも1個
    の強粘着領域と、を有することを特徴とするスクリーン
    版。
  2. 【請求項2】 前記前記パターン領域が矩形状であり、
    前記強粘着領域が前記パターン領域の辺に沿って設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン
    版。
  3. 【請求項3】 少なくとも1個の前記強粘着領域の両端
    は、その強粘着領域が沿う前記パターン領域の辺の両端
    よりも外側に位置していることを特徴とする請求項1に
    記載のスクリーン版。
  4. 【請求項4】 少なくとも1個の前記強粘着領域は、前
    記パターン領域の辺のうちで最長のものに沿って設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン
    版。
  5. 【請求項5】 少なくとも1個の前記強粘着領域は、前
    記パターン領域の辺のうちで最長のものに沿って設けら
    れ、その両端は、その強粘着領域が沿う前記パターン領
    域の辺の両端よりも外側に位置していることを特徴とす
    る請求項1に記載のスクリーン版。
  6. 【請求項6】 前記強粘着領域以外の裏拭きシートが貼
    り付けられる範囲内に裏拭きシートとの粘着力を低下さ
    せる加工が施されており、前記強粘着領域が前記強粘着
    領域以外よりも相対的に強粘着な面を有することを特徴
    とする請求項1に記載のスクリーン版。
  7. 【請求項7】 前記加工は、前記パターン領域にシリコ
    ーン樹脂を塗布し、前記強粘着領域にシリコーン樹脂を
    塗布しないことを特徴とする請求項6に記載のスクリー
    ン版。
  8. 【請求項8】 前記強粘着領域が、前記強粘着領域以外
    よりも裏拭きシートとの粘着力が相対的に強粘着となる
    加工面を有することを特徴とする請求項1に記載のスク
    リーン版。
  9. 【請求項9】 前記加工面は、テープが貼付されて形成
    されていることを特徴とする請求項8に記載のスクリー
    ン版。
  10. 【請求項10】 前記加工面は、強粘着剤が塗布されて
    形成されていることを特徴とする請求項7に記載のスク
    リーン版。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか一に記載
    のスクリーン版を用いて基板に原料ペーストを印刷する
    ことを特徴とするスクリーン印刷方法。
  12. 【請求項12】 印刷機に基板および請求項1乃至10
    のいずれか一に記載のスクリーン版を取り付けし、前記
    スクリーン版を用いて前記基板に原料ペーストを印刷す
    る工程と、 印刷終了後前記印刷機から前記基板を取り外す工程と、 前記スクリーン版を裏拭きシートにより裏拭きする工程
    と、 を有することを特徴とするスクリーン印刷方法。
  13. 【請求項13】 前記スクリーン版の強粘着領域が、裏
    拭き用スキージを往復させる際の往路の終点側に位置す
    るように前記スクリーン版を前記印刷機に取り付けるこ
    とを特徴とする請求項12に記載のスクリーン印刷方
    法。
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