JP2003159133A - 収納キャビネット - Google Patents

収納キャビネット

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JP2003159133A
JP2003159133A JP2002288330A JP2002288330A JP2003159133A JP 2003159133 A JP2003159133 A JP 2003159133A JP 2002288330 A JP2002288330 A JP 2002288330A JP 2002288330 A JP2002288330 A JP 2002288330A JP 2003159133 A JP2003159133 A JP 2003159133A
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Hideo Kodama
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Takara Standard Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】デッドスペースを活用し、収納量の増大をはか
ると共に、台所用小物などを整然と収納できるように
し、その出し入れも行い易くした収納キャビネットを提
供する。 【解決手段】キャビネット本体1内の下部に出し入れ自
在に収納される引出し6と、その前側に取り付けられ、
キャビネットの前面板を兼ねる前板6aとからなる第一
の引出し部を設けた。そして、その上方には、キャビネ
ットの内側壁1bに固定されるガイド金具8と、このガ
イド金具8で前後方向に移動可能に支持された収納棚7
とからなる小物入れ用の第二の引出し部を設けることと
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システムキッチン
のベースキャビネットのように床上に設置され、内部を
ボトルなどの収納部とした収納キャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、システムキッチンにおけるベース
キャビネットでは、前面に観音開き式に開放される一対
の扉が設けられ、その内部が収納部とされていた。しか
しこの観音開き式の扉を設けたものは、キャビネット本
体の内奥部に収納している物の出し入れが困難であり、
特にキャビネット本体内の前側に嵩張るものを収納した
場合には、一度、これを取り出してからでないと、その
奥に位置した目的物の出し入れができないという問題点
があった。
【0003】また、この観音開き式の扉は、左右の扉の
位置がずれたり、その間に隙間を生じたりし易く、その
場合、見苦しいばかりか、キャビネット本体内の収納部
の密閉性が悪くなり、ここから内部に虫などが侵入する
おそれがあり、衛生面においても問題があった。
【0004】そこで、この点を改善するために、図5並
びに図6に示すようにキャビネット本体20の前面を覆
う前面板を引出し21の前板21aとした引出し式のも
のが、近年、普及してきている。(例えば、特開200
0−41872号公報) これは、キャビネット本体20の内部の両側(図5にお
いて左右両側)に、一対の伸縮式のスライドレール2
2,22を取り付け、このスライドレール22,22の
移動側に、上面が開放された引出し21を固定保持させ
ることにより、引出し21をキャビネット本体20内に
出し入れ自在に収納するようにしたものである。
【0005】なお、この場合は、シンク23からの排水
を導く排水管25は、図7に示すようにエルボー管26
を介してシンク23の下側に取り付けられた排水トラッ
プ24の下端屈曲部27に連結され、キャビネット本体
20の内部後側(図6において右側)に配置されてい
る。従って、引出し21は、キャビネット本体20内に
収納された時、その後部21cが、排水トラップ24の
下側に位置するようになっている。
【0006】なお、図中、符号21bは、引出しの前板
21aに取り付けられた操作用の把手、28は、キャビ
ネット本体20の前面の開口の上側に取り付けられた幕
板を示す。
【0007】
【特許文献1】特開2000−41872号公報(第2
−4頁、第1図、第4図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のキャビ
ネットでは、一つの大きな引出ししかなかったので、調
味料などの小瓶や、流し台廻りの小物備品などは、他の
収納物と共にこの引出し内に収納せざるを得ず、他の物
に紛れてしまうおそれがあると共に、スペースも無駄と
なり、さらにその出し入れも腰を屈めて低い位置で行わ
なくてはならないという問題点があった。
【0009】本発明は、これらの問題点の解決を課題と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のうち、請求項1記載の発明は、前方が開
口したキャビネット本体の下部に、出し入れ自在に第一
の引出し部を設け、この第一の引出し部の前板がキャビ
ネット本体の前記開口を開閉するようになし、かつ、こ
の第一の引出し部の上方には、この第一の引出し部を開
放した状態でのみ、出し入れ可能な小物入れ用の第二の
引出し部を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明の構成中、第二の引出し部を、キャビネット本体
の内側壁に取り付けられるガイド金具と、このガイド金
具で前後方向に移動可能に支持される収納棚とで形成さ
れたものと、限定したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施の形
態に基づき詳細に説明する。なお、図では収納キャビネ
ットとして天面にシンクが設けられた流し台キャビネッ
トを例に示している。
【0013】図1は、本発明に係る収納キャビネットの
斜視図、図2は、その天面を塞いでいるワークトップ2
とシンク3を取り外した状態を示す。図示したように本
発明が対象とするキャビネット本体1は、前面が開放さ
れた箱状に形成されたものであり、上面は隣接した他の
収納キャビネット10と共に、天板となるワークトップ
2で塞がれている。そして、このワークトップ2のキャ
ビネット本体1を覆う個所には、シンク落し込み孔2a
が設けられ、ここにシンク3が下方に突出するように取
り付けられるようになっている。
【0014】シンク3下側のキャビネット本体1内に
は、図3並びに図4に示すように、排水トラップ4と、
この排水トラップ4に連続した排水管5が設けられ、こ
の排水管5は、キャビネット本体1の下側に設けられた
蹴込み部1aを貫通して床排水口(図示せず)に連通し
ている。
【0015】ここにおいて、本発明では、キャビネット
本体1内の下部に、第一の引出し部となる引出し6を出
し入れ自在に設けている。この引出し6は、左右(図3
において左右)に一対設けられ、それぞれの前板6aは
キャビネット本体1の前面板を兼ねるように、その前面
開放部分を塞ぐようになっている。前板6aの後方に連
設された引出し6の本体部分は、上面が開放された箱状
のものであり、それぞれが、キャビネット本体1内に取
り付けられた左右一対の伸縮式のスライドレール9,9
の移動側に、移動可能に取り付けられている。
【0016】また、この第一の引出し部の上側には、小
物入れとなる第二の引出し部が設けられている。この第
二の引出し部は、キャビネット本体1の内側壁1bに固
定されたガイド金具8と、このガイド金具8で前後方向
(図4において左右方向)に移動可能に支持されたトレ
イ状の収納棚7とからなり、キャビネット本体1内の左
右両側(図3において左右両側)に設けられている。
【0017】本発明の収納キャビネットは、上記の構成
を有している。
【0018】なお、図において、符号6bは、引出し6
の前板6aに取り付けられた操作用の把手、13は、キ
ャビネット本体1前面の開口上側に取り付けられた幕板
を示す。
【0019】上述したように本発明の収納キャビネット
では、キャビネット内の下側に第一の引出し部を設け、
その上側に第二の引出し部を設けているので、キャビネ
ット内のスペースが有効に活用され、収納量の増加が図
られる。また、第二の引出し部は、第一の引出し部より
小さく、かつ高いに位置に設けられているので、他の収
納物の蔭に紛れてしまいがちな調味料などの小瓶や台所
用小物などを、これらの収納物と分けて整然と収納する
ことができると共に、その出し入れも腰を屈めることな
く、容易に行うことができる。
【0020】なお、図示した実施の形態では、収納キャ
ビネットとして上面にシンク3が設けられた流し台キャ
ビネットを例示したが、本発明が採用可能なキャビネッ
トは、内部が収納部とされたものであれば良く、流し台
キャビネットに限定するものではない。
【0021】また、図示した実施の形態では、排水管5
を避けるため、第一の引出し部として、引出し6,6が
左右に一対設けられたものを例示したが、キャビネット
の内部に配水管5などの障害物がない場合、この第一の
引出し部は、一つの大きな引出しで構成されたものであ
っても良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち、請
求項1記載の発明は、キャビネット本体内の下部に第一
の引出し部を設け、その上方に第二の引出し部を設けた
ので、キャビネット本体内のデッドスペースが有効に活
用され、収納量の増大が図られる。また、嵩高い収納物
に紛れてしまいがちな調味料の小瓶や台所用小物などを
分かり易いように整然と収納することができると共に、
その出し入れも容易に行うことができるという効果があ
る。
【0023】請求項2記載の発明は、第二の引出し部を
キャビネット本体の内側壁に取り付けられるガイド金具
と、このガイド金具で前後方向に移動可能に支持される
収納棚とで形成したので、側壁が板で構成された通常の
キャビネットに後付けすることができ、コスト低廉に収
納量の増加と、取扱性の向上に対応できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る収納キャビネットの一例を示した
斜視図である。
【図2】図1の要部の斜視図である。
【図3】図1に示したキャビネットの正面図である。
【図4】図3のA−A線の断面図である。
【図5】従来例を示した正面図である。
【図6】図5のB−B線の断面図である。
【符号の説明】
1 キャビネット本体 2 ワークトップ 3 シンク 4 排水トラップ 5 排水管 6 引出し 6a 引出しの前板 7 収納棚 8 ガイド金具 9 スライドレール 10 他の収納キャビネット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方が開口したキャビネット本体の下部
    に、出し入れ自在に第一の引出し部を設け、この第一の
    引出し部の前板がキャビネット本体の前記開口を開閉す
    るようになし、かつ、この第一の引出し部の上方には、
    この第一の引出し部を開放した状態でのみ、出し入れ可
    能な小物入れ用の第二の引出し部を設けたことを特徴と
    する収納キャビネット。
  2. 【請求項2】 上記第二の引出し部が、キャビネット本
    体の内側壁に取り付けられるガイド金具と、このガイド
    金具で前後方向に移動可能に支持される収納棚とで形成
    されたことを特徴とする請求項1記載の収納キャビネッ
    ト。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013090660A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Panasonic Corp 収納家具装置
CN111001455A (zh) * 2019-08-27 2020-04-14 广东天赐湾实验室装备制造有限公司 移动式收纳柜、集成式仪器台

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JPS637081Y2 (ja) * 1982-12-28 1988-02-29
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