JP2003158653A - ディジタル・ムービ・カメラおよびその動作制御方法 - Google Patents
ディジタル・ムービ・カメラおよびその動作制御方法Info
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Abstract
に連写を行う。 【構成】 動画撮像モードが設定されるとCCDは,動
画読み出しモードとされ,動画を構成する一駒の画像が
比較的低画質の動画像データが周期的に出力される。決
定スイッチが押されると動画記録モードとなり,動画像
データがメモリ・カードに記録される。動画記録モード
となっているときにシャッタ・レリーズ・ボタンが押さ
れると,CCDは,静止画記録モードとなり,比較的高
画質の静止画像データが出力される。所定の連写枚数分
の静止画像データが得られるまで,連写が繰り返され
る。所定の連写枚数分の静止画像データが得られると,
CCDは,動画読み出しモードとなる。
Description
およびその動作制御方法に関する。
期(たとえば1/60秒)で被写体を撮像し,撮像により
得られた動画像データをビデオ・テープ,メモリ・カー
ドなどの記録媒体に記録するものである。ディジタル・
ムービ・カメラの中には,動画像データの記録中にシャ
ッタ・レリーズ・ボタンを押すことにより,シャッタ・
レリーズ・ボタンの押下タイミングで被写体を撮像し,
得られた画像データを記録媒体に記録するスチル記録の
機能をもつものもある(いわゆるディジタル・ムービ・
スチル・カメラ)。
ービ・スチル・カメラは,動画を構成する各駒の画像の
うち,シャッタ・レリーズ・ボタンが押されたことを示
すデータを,押されたときに撮像された画像に付加する
ものである。動画を構成する画像の解像度と静止画の解
像度は同じである。また,動画記録中に連写を行うこと
は考えられていない。
画像記録モードが設定されている場合でも連写により得
られた複数駒分の高画質の静止画像データを記録媒体に
記録できるようにすることを目的とする。
ラは,被写体を撮像し,被写体像を表す画像データを出
力する固体電子撮像素子を含む撮像手段,動画記録モー
ドが設定されたことに応じて,被写体像を一定周期で撮
像し,動画読み出しするように上記固体電子撮像素子を
駆動する第1の駆動手段,上記第1の駆動手段による駆
動のもとに上記固体電子撮像素子から動画読み出しされ
た画像データを動画像データとして記録媒体に記録する
動画像記録制御手段,上記動画像記録モードによる動作
中に連写モードが設定されたことに応じて,連写間隔に
応じたタイミングで被写体を連写し,静止画読み出しす
るように上記固体電子撮像素子を駆動する第2の駆動手
段(第1の駆動手段と第2の駆動手段とは同じでもよ
い),および上記第2の駆動手段による駆動のもとに上
記固体電子撮像素子から静止画読み出しされた画像デー
タを静止画像データとして上記記録媒体に記録する静止
画像記録制御手段を備えていることを特徴とする。
メラの動作制御方法も提供している。すなわち,この方
法は,固体電子撮像素子を含む撮像手段を用いて,被写
体を撮像し,被写体像を表す画像データを得,動画記録
モードが設定されたことに応じて,被写体像を一定周期
で撮像し,動画読み出しするように上記固体電子撮像素
子を駆動し,上記固体電子撮像素子から動画読み出しさ
れた画像データを動画像データとして記録媒体に記録
し,上記動画像記録モードによる動作中に連写モードが
設定されたことに応じて,連写間隔に応じたタイミング
で被写体を連写し,静止画読み出しするように上記固体
電子撮像素子を駆動し,上記固体電子撮像素子から静止
画読み出しされた画像データを静止画像データとして上
記記録媒体に記録するものである。
されると,被写体が一定周期で撮像され,動画読み出し
(動画記録のためのものであり,固体電子撮像素子の有
効画素領域から得られる画像データの一部を間引きなど
により読み出すもの)するように上記固体電子撮像素子
が駆動される。固体電子撮像素子から出力された画像デ
ータは,動画像データとして記録媒体に記録される。こ
の動画記録モードによる動作中に連写モードが設定され
ると,連写間隔に応じたタイミングで被写体が連写さ
れ,静止画読み出し(静止画記録のためのものであり,
固体電子撮像素子の有効画素領域から得られる画像デー
タを実質的にすべて読み出すもの)するように上記固体
電子撮像素子が駆動される。上記連写モードの設定が終
了すると(連写が終了すると),再び被写体が一定周期
で撮像され,動画読み出しされるように上記固体電子撮
像素子が駆動される。
記録媒体に記録されていても連写モードが設定される
と,連写モードとなる。動画記録モードによる動作中で
も連写により得られた複数駒分の静止画像データを記録
媒体に記録することができる。特に,連写モードとなる
と動画読出しから静止画読出しとなるように固体電子撮
像素子が駆動されるので解像度の高い複数駒分の静止画
像データが得られる。また連写枚数が1枚であれば実質
的に単写となり,高画質の1駒分の静止画像データが得
られるのはいうまでもない。
おいて被写体を一定周期で撮像し,動画読み出しするよ
うに上記第1の駆動手段を制御する駆動制御手段をさら
に備えてもよい。
も被写体を一定周期で撮像するので,動画像データが得
られ,得られた動画像データが記録媒体に記録される。
連写中においても動画像データを記録できる。連写モー
ドが設定されている期間の間中動画像データの記録が中
止されるのではなく,連写間隔中の一部に動画像データ
が記録されるので,得られた動画像データを再生しても
動きの滑らかな動画が得られる。
よって表される被写体像を表示する表示装置をさらに備
えてもよい。この場合,動画記録モードが設定されてい
るときには,撮像により得られた動画像データによって
表される動画像が表示される。動画記録モードの設定中
に連写モードが設定されると,連写中であっても動画挿
入期間には動画像が表示される。連写中は,静止画像が
表示されるのではなく,一部の期間において動画像が表
示されるので,表示装置に表示される動画像を見ながら
比較的容易に主被写体を追従することができる。
像データを順次一時的に記憶するバッファ・メモリ,上
記バッファ・メモリに記憶された画像データを読み出
し,上記表示装置に与える読み出し手段,および上記連
写期間中における上記動画挿入期間を除く静止画処理期
間は,上記静止画処理期間直前の動画挿入期間に撮像さ
れた被写体像(好ましくは,直前の動画挿入期間の最後
に撮像された被写体像)を上記表示装置に表示するよう
に上記読み出し手段を制御する読み出し制御手段をさら
に備えてもよい。
の撮像から上記固体電子撮像素子からの画像データの読
み出しに必要な静止画撮像期間と,上記固体電子撮像素
子から出力された画像データを信号処理する信号処理期
間とを含む。
たとえば,被写体の撮像から上記固体電子撮像素子から
の画像データの読み出しに必要な静止画撮像期間と等し
いものである。この場合,上記静止画撮像期間直後の上
記動画挿入期間に上記固体電子撮像素子から出力された
画像データを信号処理する信号処理回路をさらに備える
とよい。
動画挿入期間とを重複した期間に設定できるので,連写
間隔を短縮できる。また,動画挿入期間の間隔も短縮で
きるので,滑らかな動画を得ることができる。
を関連づけるデータを上記記録媒体に記録する関連デー
タ記録制御手段をさらに備えてもよい。
で,連写により得られた静止画像データにより表される
静止画像を連写により抜かれた画像位置に挿入すること
ができる。滑らかな動画が得られることとなる。
で,動画像データを記録する機能をもつディジタル・ス
チル・カメラを背面から見た斜視図である。この実施例
によるディジタル・スチル・カメラは,詳しくは後述す
るように動画像データを記録する動画像記録モードが設
定されている間に連写モードを設定することができる。
動画の記録に割り込んで連写記録ができるようになる。
は,そのほぼ中央に電源ボタン2が設けられている。こ
の電源ボタン2の右側にはシャッタ・レリーズ・ボタン
3が設けられている。このシャッタ・レリーズ・ボタン
3の回りに回転自在なモード・ダイアル4が設けられて
いる。このモード・ダイアル4には,指標4Aが形成さ
れている。指標4Aの位置に応じて静止画撮像モード
(SR),再生モード(PB)または動画撮像モード
(MR)が設定される。
は,そのほぼ全面にわたって液晶表示画面8が設けられ
ている。上述したように,ディジタル・スチル・カメラ
1は連写が可能である。連写が設定されていると,液晶
表示画面8の左上に連写マーク9が表示される。連写モ
ードは,液晶表示画面8にメニューを表示させ,そのメ
ニューから設定される。液晶表示画面8には,撮像され
た画像,再生された画像,多数のサムネイル画像などが
表示される。
生駒を一駒戻す指令,多数のサムネイル画像が表示され
ているときにサムネイル画像を指定するカーソルを左側
に移動させる指令など)を入力するときにユーザによっ
て押される逆送りスイッチ5,ズーム指令を入力すると
きにユーザによって押されるズーム・スイッチ6および
順送り指令(再生駒を一駒進ませる指令,カーソルを右
側に移動させる指令など)を入力するときにユーザによ
って押される順送りスイッチ7が設けられている。
10およびメニュー・スイッチ11が設けられている。決定
スイッチ10は,メニューの中から所望のモードを決定す
る指令,動画撮像モードが設定されているときの動画記
録の開始指令および終了指令,動画再生の開始指令,動
画再生の終了指令などの各種指令を与えるときに,ユー
ザによって押される。メニュー・スイッチ11は,液晶表
示画面8にメニューを表示させるときに押される。
電気的構成を示すブロック図である。
成は,CPU20によって統括される。
モード・ダイアル4などからの出力信号は,CPU22に
入力する。
データの転送および各回路からの読み出しを制御するD
MA(direct memory access)コントローラ31およびフ
レーム・メモリ32への画像データの書き込みおよび読み
出しを制御するSDRAM(synchronous dynamic rand
om access memory)コントローラ33が含まれている。
設定されると,CCD22によって1/60秒周期で被写体
が撮像され,被写体像を表す映像信号が出力される。C
CD22は,駆動回路21によって静止画読み出しモードま
たは動画読み出しモードで駆動される。静止画読み出し
モードでは,水平方向1280画素垂直方向 960画素の画像
を表す映像信号がCCD22から出力される。動画読み出
しモードでは,水平方向640画素垂直方向480画素の画像
を表す映像信号がCCD22から出力される。静止画読み
出しモードでは高解像度の画像が得られるが,読み出し
時間が長くなる。これに対して,動画読み出しモードで
は,動画を構成する各駒の画像の解像度は比較的高くな
いが,読み出し時間が短い。後述するように,静止画を
記録するときには静止画読み出しモードが設定され,動
画を記録するときおよび撮像中は動画読み出しモードが
設定される。
理およびアナログ/ディジタル変換回路23において白バ
ランス調整,ガンマ補正などの所定の前処理が行われ,
かつアナログ映像信号からRGBのディジタル画像デー
タに変換される。ディジタル画像データは,DMAコン
トローラ31によって制御される画像入力制御回路24を介
してSDRAMコントローラ33により制御されるフレー
ム・メモリ32に一時的に記憶される。画像データは,フ
レーム・メモリ32から読み出され表示制御回路28に与え
られる。表示制御回路28によって表示装置29が制御さ
れ,撮像により得られた画像が表示装置29の表示画面上
に表示される。
決定スイッチ10が押されると,動画記録モードとなる。
上述したように,画像入力制御回路24から出力され,フ
レーム・メモリ32に一時的に記憶された画像データはD
MAコントローラ31の制御のもとに動画信号処理回路25
に入力する。動画信号処理回路25において,RGBのデ
ィジタル画像データから輝度データおよび色差データの
生成処理その他の所定の動画信号処理が実行される。生
成された輝度データおよび色差データは,フレーム・メ
モリ32に与えられ,再び一時的に記憶される。
・メモリ32から読み出され,圧縮/伸長回路27に入力す
る。圧縮/伸長回路27においてMPEG(moving pictu
re experts group)圧縮が行われる。圧縮された輝度デ
ータおよび色差データが順次メモリ・カード34に記録さ
れていく。このような処理は,動画を構成する一駒分ず
つ1/60周期で繰り返される。再び決定スイッチ10が押
されることにより,動画記録モードは終了し,動画撮像
モードに戻る。
に,シャッタ・レリーズ・ボタン3が押されると,CC
D22は,静止画読み出しモードに設定される。すると,
上述したようにCCD22から高画質の静止画を表す映像
信号が出力されることとなる。映像信号は,前処理およ
びアナログ/ディジタル変換回路24において所定の前処
理およびディジタル変換が行われフレーム・メモリ32に
一時的に記憶される。
リ32から読み出され,静止画信号処理回路26に入力す
る。静止画信号処理回路26において,ディジタル画像デ
ータから輝度データおよび色差データを生成する処理,
高解像度の静止画像を得るための高周波輝度データの生
成処理などの所定の静止画信号処理が行われる。生成さ
れた輝度データおよび色差データは,フレーム・メモリ
32に与えられ,再び記憶される。輝度データおよび色差
データは,フレーム・メモリ32から読み出され,圧縮/
伸長回路27においてJPEG(joint photographic exp
erts group)圧縮される。圧縮された輝度データおよび
色差データは,フレーム・メモリ32に与えられ,再び記
憶される。
は,フレーム・メモリ32から読み出され,記録/読出制
御回路30に入力する。記録/読出制御回路30により圧縮
された輝度データおよび色差データが静止画像データと
してメモリ・カード34に記録される。
ド34に記録された画像データが記録/読出制御回路30に
より読み出される。読み出された画像データは,フレー
ム・メモリ32に与えられ,一時的に記憶される。画像デ
ータは,フレーム・メモリ32から読み出され,圧縮/伸
長回路27において伸長される。読み出された画像データ
が静止画像データであれば,JPEG圧縮にもとづく伸
長が行われ,動画像データであればMPEG圧縮にもと
づく伸長が行われるのはいうまでもない。伸長された画
像データがフレーム・メモリ32に再び与えられ,記憶さ
れる。画像データは,フレーム・メモリ32から読み出さ
れ表示制御装置28に与えられる。すると,選択された静
止画または動画が表示装置29の表示画面上に表示され
る。
している。
に,動画像データが格納されている複数の動画ファイル
と静止画像データが格納されている複数の連写ファイル
とが含まれている。この実施例においては連写枚数は5
駒であり,連写ファイルは,5つのファイル(から
)が一組となっている。連写することにより5駒の静
止画像が得られ,各駒の静止画像を表すデータを格納す
る1つの連写ファイルが得られる。
ッダ記録領域とデータ記録領域とが含まれている。ヘッ
ダ記録領域には,ヘッダ情報が記録されており,データ
記録領域には,動画像データが記録されている。
情報とユーザ情報とが含まれている。基本情報には,動
画駒数(1つの動画ファイルによって表される動画を構
成する駒数),撮像周期(1/60秒)および動画構成駒
画素数(動画を構成する一駒の画像の水平方向および垂
直方向のそれぞれの画素数)が記録されている。ユーザ
情報には,設定された動画挿入駒数F(詳しくは後述す
る),設定された連写枚数N(上述したように5駒であ
る),静止画画素数(静止画モードにおいて静止画像を
得たときの水平方向および垂直方向のそれぞれの画素
数)および静止画記録開始時間,対応する連写ファイル
があるときの連写ファイル記録アドレスが記録されてい
る。
おいて動画撮像モードが設定されたときのタイム・チャ
ート,図5は,図4に示すタイム・チャートのΔt2間
を拡大して示すタイム・チャート,図6および図7は,
ディジタル・スチル・カメラ1の処理手順を示すフロー
チャートである。
メラ1は,上述したように,動画記録モードが設定さ
れ,動画記録が行われているときにシャッタ・レリーズ
・ボタン3が押されることにより連写モードの割り込み
ができる。連写モードの割り込みがあると,設定された
連写枚数Nの静止画が得られるまで,静止画の記録と動
画の記録とが交互に行われる。表示画面8上には,連写
枚数N分の静止画像が得られる間中静止画像が表示され
るのではなく,静止画の記録中には静止画が表示される
が,次の駒の静止画の記録までの間には,動画が表示さ
れる。したがって,液晶表示画面8に表示されている被
写体像を見ることにより主被写体を追うことが比較的容
易になる。以下,ユーザによって連写モードが設定され
ており,かつ連写駒数Nが5,動画挿入駒数F(連写に
よる静止画の記録間隔の間に記録される動画を構成する
画像の駒数)が2に設定されているものとする。
4により動画撮像モードが設定されたものとする(ステ
ップ41でYES)。すると,CCD22は,動画読み出し
モードに設定され,1/60秒周期で被写体が撮像される
(ステップ42)。液晶表示画面8には,被写体像が動画
で表示されることとなる。
ッチ10が押されたとする(ステップ43でYES)。する
と,ディジタル・スチル・カメラ1は動画記録モードと
なる。動画記録モードとなると,現在の連写駒数nおよ
び現在の動画挿入駒数fがそれぞれリセットされる(n
=0,f=0)。
ようにして得られた画像データが信号処理,圧縮され順
次メモリ・カード34に記録されていく。動画を構成する
一駒分の画像データがメモリ・カード34に記録されるご
とに現在の動画挿入駒数fがインクレメントされる(ス
テップ45)。
テップ46でYES),動画記録モードが終了する。2回
目の決定スイッチ10が押されなければ(ステップ46でN
O),シャッタ・レリーズ・ボタン3が押されたかどう
かが判定される(ステップ47)。
モードとなっていてもシャッタ・レリーズ・ボタン3が
押されていなければ(ステップ47でNO),現在の連写
枚数nが0かどうかが確認される(ステップ48)。シャ
ッタ・レリーズ・ボタン3が押されていなければ,現在
の連写枚数は0であるから(ステップ48でYES)ステ
ップ45からの処理が繰り返される。したがって,動画像
データの記録が1/60秒周期で繰り返される。
モードとなっているときにシャッタ・レリーズ・ボタン
3が押されると(ステップ47でYES),現在の動画挿
入駒数fが,設定された動画挿入駒数Fとされる(ステ
ップ49)。シャッタ・レリーズ・ボタン3が押されたと
きにすぐに連写モードに移行させるためである。
された動画挿入駒数F未満かどうかが確認される(ステ
ップ50)。シャッタ・レリーズ・ボタン3が押されたと
きには,現在の動画挿入駒数fが,設定された動画挿入
駒数Fとされるからステップ50においてNOとなる。す
ると,CCD22の駆動が静止画読み出しモードに設定さ
れ(ステップ51),連写モードでの一駒目の被写体が撮
像される。撮像により得られた静止画像データは,メモ
リ・カード34に与えられ,5つの連写ファイルの組から
構成される一つ目の連写ファイル内に格納されて記録さ
れる(ステップ52)。
で,現在の連写枚数nがインクレメントされ,かつ現在
の動画挿入駒数fがリセットされる(ステップ53)。動
画挿入駒数fがリセットされるのは,一駒目の静止画の
撮像から次の2駒目の静止画の撮像までの間の動画挿入
期間は動画像データをメモリ・カード34に記録し,かつ
液晶表示画面8に動画を表示させるためである。
以下であれば(ステップ54でYES),残りの連写を行
うためにステップ45からの処理が繰り返される。したが
って,リセットされた現在の動画挿入駒数nが再び,設
定された動画挿入駒数Nとなるまで動画像データの記録
が繰り返される。連写モードにおける一駒目の画像が記
録されると,現在の連写枚数nは1となるのでステップ
48でNOとなる。これにより,現在の動画挿入駒数f
が,設定された動画挿入駒数F以上となると(ステップ
50でNO)再び連写が行われることとなる。
途中にシャッタ・レリーズ・ボタン3が押されると,連
写モードに移行し,高画質の静止画像が得られることと
なる(時刻t3〜t4,t5〜t6,t7〜t8,t9
〜t10,t11〜t12の静止画処理時間)。また,連写に
おける静止画の撮像の合間には動画像データの記録が行
われる(時刻t4〜t5,t6〜t7,t8〜t9,t
10〜t11の動画挿入期間)。さらに,連写における静止
画の撮像の合間に動画像が液晶表示画面8上に表示され
るので,液晶表示画面8に表示されている画像を見なが
ら主被写体を追うことができるようになる。動きのある
主被写体を連写すると場合であっても主被写体を見失う
ことを未然に防止できる。静止画の撮像は,図5に示す
ように静止画処理期間(動画挿入期間の間の期間)の前
半の静止画撮像時間(時刻t5〜t20)に行なわれ,得
られた静止画像データについての信号処理は後半の信号
処理期間(時刻t20〜t6)に行われる。もっとも後述
するように信号処理は動画挿入期間内に行なわれるよう
にしてもよい。
連写が終了すると(ステップ54でNO),現在の連写枚
数nがリセットされる(ステップ55)。
記録モードに変更される。再び動画像データの記録が行
われるようになる。
10の押下があると(ステップ46でYES),動画記録モ
ードが終了し,メモリ・カード34への動画像データの記
録も停止する。
と,図3に示したように動画ファイルと連写ファイルと
がメモリ・カード34に記録されることとなる。再生時に
おいては,動画像ファイルによって表される動画像の中
に,連写ファイルによって表される静止画像が静止画が
記録された時間に割り込まれるように動画像データが生
成される。動画中において,静止画像を表す駒の駒落ち
が無くなるので,再生される動画はより滑らかなものと
なる。静止画像の大きさは,動画を構成する一駒の画像
の大きさにリサイズされるのはいうまでもない。
タル・スチル・カメラ1において動画撮像モードが設定
されたときのタイム・チャート,図9は,図8に示すタ
イム・チャートのΔt2間を拡大して示すタイム・チャ
ートである。図9においては,図8に示されている静止
画信号処理回路への転送/読出し,静止画のための圧縮
/伸長回路への転送/読出しについてのタイム・チャー
トは省略されている。
間に静止画の撮像(静止画撮像期間)と信号処理(信号
処理期間)とを行っているため連写間隔(連写期間)を
短くするのに制限がある。静止画処理期間が比較的長く
なるので,連写モードの間,液晶表示画面8に表示され
る静止画処理期間の割合が多くなり,動画像の動きが滑
らかとならないことがある。
期間の時間を短くし,連写モードにおいて静止画が表示
されている時間を短縮するものである。具体的には,信
号処理は,動画挿入期間の間に行われる。静止画撮像期
間が静止画処理期間と同じとなり,連写モードにおいて
静止画が表示されている時間が短くなる。比較的滑らか
な動画が表示されることとなる。
ル・スチル・カメラ1における撮像バスのバス幅よりも
画像バスのバス幅が広いものが用いられる(図2参
照)。たとえば,撮像バスのバス幅が12ビット(同時に
送信できるデータ量が12ビット)のものが用いられ,画
像バスのバス幅は32ビットのものが用いられる。撮像バ
スのバス幅よりも画像バスのバス幅の方が広いから,ク
ロック周波数の大きなクロック・パルスを用いることに
より同じデータ量であれば撮像バスにおけるデータの転
送時間よりも短い時間で画像バス内をデータを転送でき
る。たとえば撮像バス内をデータが転送するときには,
12MHzのクロック周波数をもつクロック・パルスにも
とづいて行われるが,画像バス内をデータが転送すると
きには, 100MHzのクロック周波数をもつクロック・
パルスにもとづいて行われる。
スを介して画像入力制御回路24に入力する。画像入力制
御回路24において,12ビットのバス幅に適した配列から
32ビットのバス幅に適した配列となるように画像データ
の配列変換が行われる。配列変換された画像データが画
像バスを介して上述したようにフレーム・メモリ32に記
憶されることとなる。
定スイッチ10が押されたことにより動画記録モードとな
っているものとする。また,時刻t35の時点でシャッタ
・レリーズ・ボタン3が押されるものとする。
ズ・ボタン3が押される前までは動画記録モードとなっ
ているから,CCD22は動画読み出しモードに設定さ
れ,1/60秒(=16.6ms)周期で被写体の撮像が繰り返
されている。動画用の被写体を撮像するときには,1/
60秒周期で垂直同期信号が出力され,静止画用の被写体
を撮像するときには,垂直同期信号の出力間隔は120ms
となる。
t31において垂直同期信号が出力され,得られた動画像
データが時刻t32からt33までの間に1水平走査ライン
分ずつ画像入力制御回路24から出力されフレーム・メモ
リ32に与えられる。また,時刻t32からt33までの間に
1水平走査ライン分ずつ動画像データがフレーム・メモ
リ32から読み出され,動画信号処理回路25に与えられ
る。また,動画信号処理された動画像データが動画信号
処理回路25から読み出され,フレーム・メモリ32に与え
られる。さらに,時刻t32からt33までの間に1水平走
査ライン分ずつフレーム・メモリ32から読み出され,圧
縮/伸長回路27においてMPEG圧縮が行われ,再びフ
レーム・メモリ32に与えられる。圧縮された画像データ
はフレーム・メモリ32から読み出され,画像バスを介し
て記録/読み出し制御回路30に与えられ,メモリ・カー
ド34に記録される。
51からt52の間に画像入力制御回路24から出力された1
水平走査ライン分の画像データが画像バスを介してフレ
ーム・メモリ32に与えられる。時刻t52からt53までの
間にフレーム・メモリ32に記憶された1水平走査ライン
分の画像データが読み出され,動画信号処理回路25に入
力し,動画信号処理されて画像バスを介してフレーム・
メモリ32に与えられる。時刻t53からt54までの間にフ
レーム・メモリ32から1ライン分の画像データが読み出
され,圧縮/伸長回路27に与えられる。時刻t54からt
55までの間にフレーム・メモリ32から1ライン分の画像
データが読み出され,記録/読み出し制御回路30に与え
られる。このように,画像データの転送を時分割で行っ
ているので,画像バス上で画像データが衝突することを
未然に防止できる。しかも,画像バスは,撮像バスより
もそのバス幅が広く転送速度も速いので水平同期信号の
出力周期内で1ライン分の画像データを複数種類の回路
に転送させることができるようになる。水平同期信号の
周期はt51〜t56の約63.5μsである。
タン3が押されると,CCD22は静止画読み出しモード
とされる。得られた静止画像データは,時刻t37からt
39までの間に静止画信号処理回路26への転送および静止
画信号処理回路26からの読み出しが行われる。また,時
刻t39からt41までの間に圧縮/伸長回路27への転送お
よび圧縮/伸長回路27からの読み出しが行われる。さら
に,時刻t41からt43までの間に記録/読み出し制御回
路30に与えられ,メモリ・カード34に記録されることと
なる。
同様に,図9に示すように時分割で画像データの転送お
よび各回路からの読み出しが行われているのはいうまで
もない。
には静止画撮像が行われ,静止画像データの信号処理は
行われていないので,動画挿入期間の間隔が短くなる。
また,連写速度も向上させることができる。
視図である。
すブロック図である。
ャートを示している。
ャートを示している。
フローチャートである。
フローチャートである。
ャートを示している。
ャートを示している。
Claims (8)
- 【請求項1】 被写体を撮像し,被写体像を表す画像デ
ータを出力する固体電子撮像素子を含む撮像手段,動画
記録モードが設定されたことに応じて,被写体像を一定
周期で撮像し,動画読み出しするように上記固体電子撮
像素子を駆動する第1の駆動手段,上記第1の駆動手段
による駆動のもとに上記固体電子撮像素子から動画読み
出しされた画像データを動画像データとして記録媒体に
記録する動画像記録制御手段,上記動画記録モードによ
る動作中に連写モードが設定されたことに応じて,連写
間隔に応じたタイミングで被写体を連写し,静止画読み
出しするように上記固体電子撮像素子を駆動する第2の
駆動手段,および上記第2の駆動手段による駆動のもと
に上記固体電子撮像素子から静止画読み出しされた画像
データを静止画像データとして上記記録媒体に記録する
静止画像記録制御手段,を備えたディジタル・ムービ・
カメラ。 - 【請求項2】 上記連写間隔中の一部の動画挿入期間内
において被写体を一定周期で撮像し,動画読み出しする
ように上記第1の駆動手段を制御する駆動制御手段をさ
らに備えた請求項1に記載のディジタル・ムービ・カメ
ラ。 - 【請求項3】 上記撮像手段から出力された画像データ
によって表される被写体像を表示する表示装置をさらに
備えた請求項1または2に記載のディジタル・ムービ・
カメラ。 - 【請求項4】 上記撮像手段から出力された複数駒分の
画像データを順次一時的に記憶するバッファ・メモリ,
上記バッファ・メモリに記憶された画像データを読み出
し,上記表示装置に与える読み出し手段,および上記連
写期間中における上記動画挿入期間を除く静止画処理期
間は,上記静止画処理期間直前の動画挿入期間に撮像さ
れた被写体像を上記表示装置に表示するように上記読み
出し手段を制御する読み出し制御手段,をさらに備えた
請求項3に記載のディジタル・ムービ・カメラ。 - 【請求項5】 上記静止画処理期間は,被写体の撮像か
ら上記固体電子撮像素子からの画像データの読み出しに
必要な静止画撮像期間と,上記固体電子撮像素子から出
力された画像データを信号処理する信号処理期間とを含
むものである,請求項4に記載のディジタル・ムービ・
カメラ。 - 【請求項6】 上記静止画処理期間は,被写体の撮像か
ら上記固体電子撮像素子からの画像データの読み出しに
必要な静止画撮像期間と等しいものであり,上記静止画
撮像期間直後の上記動画挿入期間に上記固体電子撮像素
子から出力された画像データを信号処理する信号処理回
路をさらに備えた請求項4に記載のディジタル・ムービ
・カメラ。 - 【請求項7】 上記動画像データと上記静止画像データ
とを関連づけるデータを上記記録媒体に記録する関連デ
ータ記録制御手段をさらに備えた請求項1に記載のディ
ジタル・ムービ・カメラ。 - 【請求項8】 固体電子撮像素子を含む撮像手段を用い
て,被写体を撮像し,被写体像を表す画像データを得,
動画記録モードが設定されたことに応じて,被写体像を
一定周期で撮像し,動画読み出しするように上記固体電
子撮像素子を駆動し,上記固体電子撮像素子から動画読
み出しされた画像データを動画像データとして記録媒体
に記録し,上記動画像記録モードによる動作中に連写モ
ードが設定されたことに応じて,連写間隔に応じたタイ
ミングで被写体を連写し,静止画読み出しするように上
記固体電子撮像素子を駆動し,上記固体電子撮像素子か
ら静止画読み出しされた画像データを静止画像データと
して上記記録媒体に記録する,ディジタル・ムービ・カ
メラの動作制御方法。
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