JP2003158316A - 固体レーザ装置 - Google Patents

固体レーザ装置

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JP2003158316A JP2001358543A JP2001358543A JP2003158316A JP 2003158316 A JP2003158316 A JP 2003158316A JP 2001358543 A JP2001358543 A JP 2001358543A JP 2001358543 A JP2001358543 A JP 2001358543A JP 2003158316 A JP2003158316 A JP 2003158316A
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稔 樫原
Kimitada Tojo
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Tomoshi Iriguchi
知史 入口
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憲秀 野田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度制御のための温度センサの経年変化や機
構的・寸法的な経年変化などに影響されず、長期にわた
り、効率の良いレーザ発振を安定に行う。 【解決手段】 出力レーザを分岐した光を検出するPD
22より得たモニター出力を制御回路41を介してLD
駆動回路42にフィードバックし、筐体34から出力さ
れるレーザが所定の出力値となるようLD15の駆動電
流を制御する。CPU46は、温度制御回路43〜45
を制御してブロック31、LD15、エタロン17の温
度が変化するようにし、その各温度での駆動電流を読み
取り、駆動電流が最小となる温度をブロック31、LD
15、エタロン17の各々につき求め、それらの温度を
温度制御装置44、43、45の設定温度として設定す
るという温度チューニング動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光を入射して固
体レーザ結晶を励起し、その発生光を光共振器によって
共振させてレーザ発振させる固体レーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固体レーザ装置は、たとえば励起光源と
して半導体レーザを用い、これからのレーザ光を、レー
ザ媒質であるNd:YAG結晶などの固体レーザ結晶に
入射してこれを励起し、その発生光を、出力側ミラー
と、その結晶の入射面ミラーとの間で形成される光共振
器で共振させてレーザ発振を生じさせ、そのレーザ光を
出力側ミラーより取り出すという構成をとる。そして、
波長選択のために光共振器内にエタロンが挿入される。
【0003】この光共振器の長さは、安定なレーザ光を
得るためにきわめて重要であり、40nm以下の変動幅
に抑えることが望まれる。そのため、固体レーザ結晶と
出力側ミラーとを金属ブロックなどに固定し、寸法精度
を高めるようにしている。また、金属ブロックが熱膨張
するためその影響を抑えるよう、温度が一定になるよう
コントロールしている。また、レーザダイオードの発振
波長やエタロンの選択波長特性も、わずかであるが、温
度でコントロール可能であるため、それらの温度も制御
するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
固体レーザ装置では、種々の温度コントロールにもかか
わらず、長期間での安定性という点では問題があった。
まず、実際の温度を検知するために用いられるサーミス
タなどの温度センサ自体も特性が経年変化することを免
れない。その結果、保持すべき温度の絶対値が、長い間
には、ずれてくることになる。さらに、かりに熱電対な
どの特性変化の少ない温度センサを用いてそのような温
度の絶対値の変動を防いだとしても、機構的な位置精度
が経年変化するため、光共振器長を一定に保てない。長
期間では、金属ブロックの歪の緩和が進みその影響が無
視できないほどになったり、あるいは固体レーザ結晶や
出力側ミラーを固定するための接着剤の経年変化が避け
られないからである。これらにより、固体レーザ装置と
しての特性の長期安定性が保たれない。
【0005】この発明は、上記に鑑み、機構的な寸法や
温度センサなどの経年変化にもかかわらず、特性を長期
的に安定化することができるよう改善した、固体レーザ
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明による固体レーザ装置においては、レーザ
光を発生する半導体レーザと、該半導体レーザに駆動電
流を供給する駆動回路と、上記半導体レーザからのレー
ザ光によって励起される、入射面に反射面が形成された
固体レーザ結晶と、該レーザ結晶の反射面との間で光共
振器を形成する反射面を持つ出力側ミラーと、上記固体
レーザ結晶および出力側ミラーが固定されるブロック
と、該光共振器内に挿入される波長選択用エタロンと、
上記出力側ミラーから外部に出力されるレーザ光の分岐
光が入力されるモニター用光検出器と、モニター用光検
出器の出力を上記駆動回路へフィードバックすることに
より所定出力のレーザ光が外部に出力されるように制御
する制御回路と、上記ブロックの温度を検出する温度セ
ンサを備えそのブロックの温度が設定温度となるように
制御するブロック用温度制御装置と、上記半導体レーザ
の温度を検出する温度センサを備えその半導体レーザの
温度が設定温度となるように制御する半導体レーザ用温
度制御装置と、上記エタロンの温度を検出する温度セン
サを備えそのエタロンの温度が設定温度となるように制
御するエタロン用温度制御装置と、上記の各温度制御装
置を制御してブロック、半導体レーザおよびエタロンの
温度を各別に変化させたときの上記半導体レーザ駆動電
流を読み取り、最も駆動電流が少なくなる温度を各別に
求めて、それらをブロック用温度制御装置、半導体レー
ザ用温度制御装置およびエタロン用温度制御装置の各設
定温度として設定する温度チューニング用制御装置とが
備えられることが特徴となっている。
【0007】温度チューニング用制御装置によって、ブ
ロック用、半導体レーザ用およびエタロン用の、各温度
制御装置が制御され、それらの温度が変化させられ、そ
のときの半導体レーザ駆動電流が読み取られる。固体レ
ーザ装置から出力されるレーザのモニター出力によって
半導体レーザの駆動電流がフィードバック制御されてお
り、その駆動電流は固体レーザ装置としての出力が所定
値となるように変化させられている。そしてブロック、
半導体レーザおよびエタロンの各温度について、最小の
駆動電流を示すそれぞれの温度が、各々の温度制御装置
に設定温度として設定される。上記のフィードバック制
御のため、ブロック、半導体レーザおよびエタロンの各
温度について、最小の駆動電流を示すそれぞれの温度
は、ブロック上に形成された光共振器長が所定値となる
最適温度、半導体レーザの発振波長が所定のものとなる
最適温度、エタロンの選択波長特性が所定のものとなる
最適温度である。そのため、上記のように各設定温度を
設定することは、ブロック、半導体レーザおよびエタロ
ンの各温度を検出する温度センサの経年変化を補償し、
その影響を除去することになる。その結果、温度センサ
の経年変化にもかかわらず、効率の良いレーザ発振を安
定に行うことができる。
【0008】温度チューニング用制御装置が電源投入時
に自動起動するよう構成されているなら、ブロック用、
半導体レーザ用およびエタロン用の、各温度制御装置の
設定温度が電源投入時に再設定されるので、温度センサ
が経年変化を起こしたとしても、つねに安定したレーザ
発振を効率良く行うことができる。
【0009】また、温度チューニング用制御装置が所定
の期間ごとに自動起動するよう構成されているなら、温
度センサが経年変化を起こすであろう予想期間ごとに、
ブロック用、半導体レーザ用およびエタロン用の、各温
度制御装置の設定温度が再設定されるので、つねに安定
したレーザ発振を効率良く行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1はこの
発明の実施形態にかかる固体レーザ装置を模式的に示す
ものである。この図1において、固体レーザ結晶11
と、出力側ミラー12とにより光共振器10が形成され
る。固体レーザ結晶11は、たとえばNd:YAG結晶
などからなり、レーザ光の入射により励起されるように
なっている。その入射面には反射コート13が施されて
反射面となっている。励起レーザ光源としてはたとえば
レーザダイオード(LD)15が用いられ、そのレーザ
光が光学系16を経て固体レーザ結晶11に入射するよ
うになっている。出力側ミラー12は、光学ガラスなど
からなり、その表面は凹面に研磨され、反射コート14
が形成されている。
【0011】固体レーザ結晶11は、励起光の入射によ
って励起され、発生した光が出力側ミラー12(の反射
コート14)と自身の反射コート(ミラー)13との間
で反射を繰り返して共振することによって増幅されて光
強度が強まりレーザ発振する。基本波に対してのみ波長
選択特性を有するエタロン17がこの光共振器10内に
挿入されており、特定波長の基本波のみを透過させるこ
とによってマルチモード光からシングルモード光への変
換を行う。
【0012】さらにこの例では、光共振器10内に波長
変換用結晶18が挿入されている。光共振器10内で増
幅される基本波の光(赤外光)は、波長変換用結晶18
により波長変換されて、可視光(グリーンまたはブルー
の光)となる。出力側ミラー12の反射コート14は基
本波(赤外光)については全反射し、波長変換した可視
光(グリーン、ブルー)に対しては透過するような波長
特性を有しており、この反射コート14を透過して波長
変換後の光が出射することになる。
【0013】その出射するレーザビームの一部がビーム
スプリッタ21により分岐される。分岐されたレーザビ
ームはPD(フォトダイオード)22に入射する。この
PD22は、出射レーザビームのモニター用である。
【0014】これらレーザ結晶11、出力側ミラー1
2、エタロン17、波長変換用結晶18、ビームスプリ
ッタ21、PD22などは、この例では、一つの一体型
ブロック31上に形成される。このブロック31は、熱
膨張係数の小さい金属などから形成されており、温度コ
ントロール用ペルチェ素子32上に配置されて冷却また
は加熱される。また、レーザダイオード15もペルチェ
素子33上に配置されてその温度が制御される(冷却ま
たは加熱される)。そして、これらは一つの筐体34中
に収められる。この筐体34には、図では省略している
が、レーザビームを筐体34外部に出射させるための出
射口が設けられる。
【0015】PD22からの出力はLD15にフィード
バックされ、ビームスプリッタ21を介して出力される
レーザ光の安定化がなされる。図2に示すように、PD
22の出力はフィードバック制御回路41を経てLD駆
動回路42に送られ、LD15の駆動電流としてフィー
ドバックされる。フィードバック制御回路41におい
て、PD22出力の所定の設定値との比較がなされ、そ
の偏差がなくなるような駆動電流がLD15に与えられ
る。
【0016】他方、固体レーザ結晶11および出力側ミ
ラー12が固定されたブロック31の温度がサーミスタ
25により検出され、その温度が設定温度となるように
温度制御回路44がペルチェ素子32を制御している。
このサーミスタ25は波長変換用結晶18の近傍に設け
られているので、波長変換用結晶18の温度の検出とそ
の温度のコントロールもなされていることになる。ま
た、LD15についても同様にサーミスタ24により温
度が検出され、その検出出力が温度制御回路43に送ら
れ、LD15の温度が設定温度となるようにペルチェ素
子33の制御が行われる。
【0017】さらに、エタロン17は、ヒータ23によ
って加熱され、所定の設定温度となるようにされてい
る。このエタロン17の温度がサーミスタ26によって
検出され、その検出出力が温度制御回路45に送られ
る。これにより、温度制御回路45が、エタロン17の
温度が設定値に保たれるようヒータ23をコントロール
する。
【0018】このようにして、ブロック31の温度が設
定値に保たれ、その結果固体レーザ結晶11と出力側ミ
ラー12との間の光共振器10の長さが所定の精度で一
定に保たれて安定したレーザ出力が得られるようになっ
ているのであるが、長い使用の間、サーミスタ25の特
性が経年変化することは避けられないので、ブロック3
1の実際の温度が設定値からずれてくることは不可避で
ある。これに加えて、ブロック31自体の機構的寸法も
経年変化してきたり、レーザ結晶11や出力側ミラー1
2を固定する接着剤も変化し、かりに温度を設定値に保
ったとしても、共振器長の経年変化は避けられない。こ
れらによりレーザ出力は不安定なものとなってしまう。
【0019】ところで、外部に出力されるレーザ光の一
部はPD22に導かれてモニターされており、このモニ
ター出力に応じたLD15のフィードバック制御が行わ
れていることは先に述べた。上記のようにサーミスタ2
5の特性の経年変化やブロック31の寸法的な経年変化
により共振器長が所望値からずれてくると、結果的に、
外部に出力されるレーザ出力が減少する。この出力減少
を補償するため、上記のフィードバック制御によりLD
15の出力が大きくなるようにLD15の駆動電流が増
大させられる。このような共振器長のずれを補償する動
作がなされる。
【0020】LD15の駆動電流を、ブロック31の温
度との関連で調べてみると図3のようになる。共振器長
が設計通りの長さに正確に一致しているなら、このとき
が固体レーザ装置としての出力効率が最も高くなる。す
なわち、このときがLD15の駆動電流が最も少なくて
よいときとなる。逆にいうと、LD15の駆動電流が最
も少ない場合が、共振器長が設計通りの長さとなる最適
な温度ということになる。したがって、ブロック31の
温度として測定される温度は、精度の高い温度計を用い
て正確に求めなくてもよく、不正確なサーミスタ25の
出力に基づく相対的なものでもよい。
【0021】この原理に基づき、温度チューニングを行
う。LD15に与える駆動電流に関する情報をCPU4
6(図2)に取り込むようにした上で、CPU46の制
御の下、温度制御回路44がペルチェ素子32を制御し
てブロック31の温度を順次変化させていく。これによ
り、図3に示すような温度(サーミスタ25で検出され
たもの)とLD15の駆動電流との関係を示すグラフが
得られる。そこで、最も電流の少ない温度が最適な温度
であるから、その温度を設定温度として更新する。この
ように設定温度の更新を行うなら、サーミスタ25の出
力がどのような温度を指示しているかに関係ないのであ
るから、サーミスタ25の経年変化を補償したことにな
り、同時にブロック31の機構的・寸法的な経年変化を
も補償したことになる。さらに、波長変換用結晶18の
温度のコントロールがなされていることも、ブロック3
1の機構的・寸法的な経年変化の補償に役立っている。
波長変換用結晶18の屈折率は温度依存性があり、その
ことは温度によって屈折率を変化させ、等価的な光路長
を変化させることができることを意味するからである。
ブロック31の機構的・寸法的な経年変化による共振器
長の変化を、波長変換用結晶18内の光路長変化によっ
て補償することができるからである。
【0022】LD15の温度についても同様にチューニ
ングを行う。CPU46により温度制御回路43を制御
し、ペルチェ素子33によって冷却されるLD15の温
度を変化させる。このときの各温度(サーミスタ24に
よって検出したもの)でのLD15の駆動電流を駆動回
路42からCPU46に取り込むと、LD15の温度に
対する駆動電流の関係がCPU46において求められる
ことになる。LD15の発振波長は温度によって変化
し、所定の発振波長となるような温度となったとき、固
体レーザ装置として外部に出力するレーザ出力は最大と
なる。すなわち、このLD15の温度と駆動電流との関
係も、図3のようなものとなり、駆動電流が最も小さい
温度が最適温度となる。こうしてCPU46において最
適温度が求められたら、これを温度制御回路43が定め
るべき設定温度としてセットする。これにより、サーミ
スタ24の経年変化が補償されたことになる。
【0023】さらに、エタロン17の温度についても同
様のチューニングを行う。このときも、ヒータ23によ
り加熱されるエタロン17の温度を変化させ、選択波長
を変化させる。そして各温度(サーミスタ26によって
検出したもの)でのLD15の駆動電流を求め、最も駆
動電流が少なくなる温度を求め、その温度を設定温度と
して温度制御回路45に与える。このような動作がCP
U46によってなされる。LD15の駆動電流が最も少
なくなる場合は、エタロン17の波長選択特性が設計値
に一致したときであるから、サーミスタ26の特性の経
年変化などを補償したことになる。このようなチューニ
ングが終了したとき、温度制御回路45はエタロン17
の温度を最適な温度へと制御することになる。
【0024】上記のブロック31、LD15およびエタ
ロン17についての温度チューニングは、定期的に行う
のが望ましい。すなわち、たとえば、毎日始業時の電源
立ち上げ時に、CPU46が温度チューニングについて
のプログラムを自動的に実行して上記の最適温度の探索
とそれへの設定とを行うようにする。あるいは、CPU
46に内蔵の時計によって一定使用時間ごとに温度チュ
ーニングについてのプログラムを自動実行するように構
成してもよい。また、このような自動的な定期チューニ
ングに併用して、問題が生じた場合などに随時マニュア
ルでチューニング動作を行えるようにしておく。
【0025】なお、上の説明はこの発明の一つの実施形
態に関するものであり、この発明が上で説明した構成に
限定される趣旨でないことはもちろんである。たとえ
ば、上記では光共振器10の内部に波長変換用結晶18
を配置しているが、可視光ではなく基本波たる赤外光を
出力させる場合には、この波長変換用結晶18は不要で
ある。また、ピンホールないしアパーチャなどの開口を
有する光遮蔽板を光共振器10内あるいは出力側ミラー
12の直後などに配置して不要な光ビームを除去するよ
うにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の固体レ
ーザ装置によれば、励起光を発生する半導体レーザへ
の、出力レーザのフィードバック制御系を利用し、該半
導体レーザの駆動電流が最も少なくなる温度を、共振器
長を定めるブロック、上記半導体レーザおよび波長選択
用エタロンについてそれぞれ求め、その各温度を設定温
度としてそれぞれの温度制御回路に設定する温度チュー
ニングを行うようにしたので、各温度を検出するそれぞ
れの温度センサの経年変化やブロックの機構的・寸法的
経年変化などを補償し、効率の良いレーザ発振を安定に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す模式図。
【図2】同実施形態の信号系を示す信号系統図。
【図3】ブロック31の温度とLD15の駆動電流との
関係を示すグラフ。
【符号の説明】
10 光共振器 11 固体レーザ結晶 12 出力側ミラー 13、14 反射コート 15 レーザダイオード(LD) 16 光学系 17 エタロン 18 波長変換用結晶 21 ビームスプリッタ 22 モニター用PD 23 ヒータ 24〜26 サーミスタ 31 ブロック 32、33 ペルチェ素子 34 筐体 41 フィードバック制御回路 42 LD15の駆動回路 43〜45 温度制御回路 46 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東條 公資 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地株 式会社島津製作所内 (72)発明者 入口 知史 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地株 式会社島津製作所内 (72)発明者 野田 憲秀 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地株 式会社島津製作所内 (72)発明者 渡辺 一馬 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地株 式会社島津製作所内 (72)発明者 井戸 豊 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地株 式会社島津製作所内 Fターム(参考) 5F072 AB01 HH02 JJ02 JJ03 JJ06 KK06 KK08 PP07 QQ01 TT05 TT13 TT14 TT15 TT29 TT30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を発生する半導体レーザと、該
    半導体レーザに駆動電流を供給する駆動回路と、上記半
    導体レーザからのレーザ光によって励起される、入射面
    に反射面が形成された固体レーザ結晶と、該レーザ結晶
    の反射面との間で光共振器を形成する反射面を持つ出力
    側ミラーと、上記固体レーザ結晶および出力側ミラーが
    固定されるブロックと、該光共振器内に挿入される波長
    選択用エタロンと、上記出力側ミラーから外部に出力さ
    れるレーザ光の分岐光が入力されるモニター用光検出器
    と、モニター用光検出器の出力を上記駆動回路へフィー
    ドバックすることにより所定出力のレーザ光が外部に出
    力されるように制御する制御回路と、上記ブロックの温
    度を検出する温度センサを備えそのブロックの温度が設
    定温度となるように制御するブロック用温度制御装置
    と、上記半導体レーザの温度を検出する温度センサを備
    えその半導体レーザの温度が設定温度となるように制御
    する半導体レーザ用温度制御装置と、上記エタロンの温
    度を検出する温度センサを備えそのエタロンの温度が設
    定温度となるように制御するエタロン用温度制御装置
    と、上記の各温度制御装置を制御してブロック、半導体
    レーザおよびエタロンの温度を各別に変化させたときの
    上記半導体レーザ駆動電流を読み取り、最も駆動電流が
    少なくなる温度を各別に求めて、それらをブロック用温
    度制御装置、半導体レーザ用温度制御装置およびエタロ
    ン用温度制御装置の各設定温度として設定する温度チュ
    ーニング用制御装置とを備えることを特徴とする固体レ
    ーザ装置。
  2. 【請求項2】 温度チューニング用制御装置は電源投入
    時に自動起動するよう構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の固体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 温度チューニング用制御装置は所定の期
    間ごとに自動起動するよう構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の固体レーザ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006106130A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Sony Corp レーザ光発生装置およびレーザ光発生方法
JP2008177336A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Seiko Epson Corp 光源装置、プロジェクタ及びモニタ装置
DE102015220673A1 (de) 2014-10-24 2016-04-28 Mitutoyo Corporation Optischer resonator

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