JP2003158197A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Abstract
領域への加工ダメージを阻止できるようにすると共に、
特性の安定したトランジスタとキャパシタを同一半導体
基板に信頼性高く形成できるようにする。 【解決手段】 トランジスタとキャパシタを同一半導体
基板1に形成する方法であって、この半導体基板1にト
ランジスタ形成領域29及びキャパシタ形成領域49を
画定する工程と、少なくとも、この半導体基板1のトラ
ンジスタ形成領域29にポリシリコン膜4を覆う工程
と、トランジスタ形成領域29を含むように、このポリ
シリコン膜4が形成された半導体基板1のキャパシタ形
成領域49に、シリコン窒化膜11を形成する工程と、
このシリコン窒化膜11を加工したのち、トランジスタ
形成領域29のポリシリコン膜4を除去する工程とを有
するものである。トランジスタ形成領域29へのエッチ
ングダメージをポリシリコン膜4によって阻止できる。
Description
と、キャパシタを同一半導体基板上に搭載した半導体I
C等に適用して好適な半導体装置の製造方法に関するも
のである。詳しくは、トランジスタとキャパシタを同一
半導体基板に形成する際に、半導体基板のトランジスタ
形成領域に保護膜を覆った後、このトランジスタ形成領
域を含むキャパシタ形成領域に絶縁性の膜を形成するこ
とによって、この絶縁性の膜を加工する際のトランジス
タ形成領域への加工ダメージを上記の保護膜によって阻
止できるようにしたものである。
すます進展しつつある。これに伴って、MOS(Metal O
xide Semiconductor)型電界効果トランジスタ等と、M
IS(Metal Insulator Semiconductor structure)型
キャパシタを同一半導体基板上に搭載した半導体装置の
需要が高まりつつある。
0の製造方法(その1、2)を示す工程図である。この
半導体装置90は、MOS型電界効果トランジスタとM
IS型キャパシタを同一半導体基板に搭載した半導体I
Cである。
からなる半導体基板91にフィールド酸化膜92を形成
する。このフィールド酸化膜92の形成は、LOCOS
(local oxidation of silicon)法によって行う。次
に、この半導体基板91を熱酸化して、犠牲酸化膜93
を形成する。そして、この半導体基板91にリンイオン
を選択的に注入して、MIS型キャパシタの下部電極と
なるN型拡散層94を形成する。
パシタを形成する領域(以下で、キャパシタ形成領域と
もいう)に開口部を有するレジスト・パターン95を半
導体基板91上に形成する。そして、このレジスト・パ
ターン95をマスクにして、キャパシタ形成領域の犠牲
酸化膜をエッチングして除去する。
ある。犠牲酸化膜(シリコン酸化膜)と半導体基板(シ
ングルシリコン)91は、このフッ酸水溶液に対して極
めて良好なエッチングの選択比を示す。それゆえ、下地
のシリコン基板91にダメージを与えることなく、犠牲
酸化膜のみを容易に除去できる。
成領域を露出した半導体基板91上にシリコン窒化膜9
6を形成する。そして、図7Aに示すように、キャパシ
タ形成領域を覆うレジスト・パターン97をシリコン窒
化膜96上に形成する。
クにして、シリコン窒化膜96にRIE(Reactive Ion
Etching)を施す。これにより、レジスト・パターン9
7から露出したシリコン窒化膜を完全に除去する。使用
するエッチングガスは、CF 4−Arの混合ガスであ
る。
を形成する領域(以下で、トランジスタ形成領域ともい
う)98の犠牲酸化膜93はエッチングされて膜減りす
るようになされる。これは、RIEでは、シリコン窒化
膜と犠牲酸化膜(シリコン酸化膜)との間でエッチング
の選択比が取れないためである。
グして除去する。そして、半導体基板91をフッ酸水溶
液でエッチングし、トランジスタ形成領域98上に残さ
れた犠牲酸化膜93等を除去する。
1を熱酸化して、トランジスタ形成領域にゲート酸化膜
99を形成する。さらに、この半導体基板91上にリン
をドープしたポリシリコン膜89と、タングステンシリ
サイド膜88を順次形成する。その後、このタングステ
ンシリサイド膜88上に電極形成用のレジスト・パター
ン87を形成する。
て、タングステンシリサイド膜88、ポリシリコン膜8
9をドライエッチングする。これにより、図7Cに示す
MIS型キャパシタの上部電極86と、MOS型電界効
果トランジスタの電極85を形成できる。
5の側壁にサイドウォール84を形成する。そして、ト
ランジスタ形成領域にヒ素イオンを選択的に注入して、
ソース拡散層83A及びドレイン拡散層83Bを形成す
る。
(図示せず)を形成し、上部電極86と電極85上にコ
ンタクトホール(図示せず)を形成する。このコンタク
トホールにプラグ電極(図示せず)を形成し、さらに、
プラグ電極と接続する上部配線(図示せず)を層間絶縁
膜上に形成して、半導体装置90を完成する。
導体装置90の製造方法によれば、シリコン窒化膜と犠
牲酸化膜(シリコン酸化膜)との間でエッチングの選択
比が取れないために、図7Aにおいて、トランジスタ形
成領域98のシリコン窒化膜をRIE法で除去する際
に、下地の犠牲酸化膜93もエッチングしてしまい、膜
減りさせていた。
エッチングした場合には、当該シリコン窒化膜に続いて
犠牲酸化膜93も除去してしまい、半導体基板91を露
出させてしまうおそれがあった。
エッチングガスによってダメージを受けてしまい、特性
の安定したMOS型電界効果トランジスタを形成できな
いという問題があった。
リコン窒化膜へのエッチングを抑制した場合には、トラ
ンジスタ形成領域98にシリコン窒化膜(以下で、絶縁
性の膜ともいう)又はその残査等が残ってしまい、良質
なゲート酸化膜を形成できないおそれがあった。ゲート
酸化膜の品質が低下すると、MOS型電界効果トランジ
スタの特性や、信頼性が悪化してしまうおそれがあっ
た。
したものであって、絶縁性の膜を加工する際にトランジ
スタ形成領域への加工ダメージを阻止できるようにする
と共に、特性の安定したトランジスタとキャパシタを同
一半導体基板に信頼性高く形成できるようにした半導体
装置の製造方法の提供を目的とする。
ジスタとキャパシタを同一半導体基板に形成する方法で
あって、この半導体基板にトランジスタ形成領域及びキ
ャパシタ形成領域を画定する工程と、少なくとも、この
半導体基板のトランジスタ形成領域に保護膜を覆う工程
と、トランジスタ形成領域を含むように、この保護膜が
形成された半導体基板のキャパシタ形成領域に、絶縁性
の膜を形成する工程と、この絶縁性の膜を加工したの
ち、トランジスタ形成領域の保護膜を除去する工程とを
有することを特徴とする半導体装置の製造方法によって
解決される。
ば、トランジスタ形成領域を保護膜で保護した状態で、
絶縁性の膜をエッチング法等により加工することがで
き、その際に、当該領域への加工ダメージを阻止でき
る。
い、該保護膜からキャパシタ形成領域を露出させた後、
この半導体基板に絶縁性の膜を形成し、この絶縁性の膜
上にキャパシタ形成領域を覆うマスク部材を設け、その
後、このマスク部材から露出した絶縁性の膜をエッチン
グして除去することによって、トランジスタ形成領域へ
のエッチングダメージを阻止できる。
が保護膜に対するエッチング速度よりも高い特定のエッ
チング材料を用いて、絶縁性の膜をエッチングすること
によって、当該絶縁性の膜のみを容易に除去することが
できる。
明の実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明
する。図1は本発明に係る半導体装置100の構成例を
示す断面図である。
シタを同一半導体基板に形成する際に、半導体基板のト
ランジスタ形成領域に保護膜を覆い、このトランジスタ
形成領域を含むキャパシタ形成領域に絶縁性の膜を形成
し、この絶縁性の膜を加工する際に、トランジスタ形成
領域への加工ダメージを保護膜によって阻止できるよう
にすると共に、特性の安定したトランジスタとキャパシ
タを同一半導体基板に信頼性高く形成できるようにした
ものである。
ついて説明する。図1に示す半導体装置100は、MO
S型電界効果トランジスタ(以下で、トランジスタとも
いう)30と、MIS型キャパシタ(以下で、キャパシ
タともいう)50とを同一半導体基板に混載した半導体
ICである。
は半導体基板1を有している。この半導体基板1は、例
えば、P型のシリコンウェハである。この半導体基板1
には、n型の拡散層(以下で、n+拡散層ともいう)8
と、このn+拡散層8を素子分離するフィールド酸化膜
2が設けられている。フィールド酸化膜2の厚さは、3
00nm程度である。
一例となるシリコン窒化膜(Si3N4)11が設けられ
ている。このシリコン窒化膜11は、キャパシタ50の
誘電体として機能するものである。図1において、シリ
コン窒化膜11の膜厚は、例えば、30nm程度であ
る。
導電性を有するためにリン等が添加されたポリシリコン
膜(以下で、リンドープドポリシリコン膜ともいう)1
4が設けられている。このリンドープドポリシリコン膜
14の膜厚は、例えば、100nm程度である。
4上には、タングステンシリサイド膜15が設けられて
いる。このタングステンシリサイド(WSiX)膜15
の膜厚は、例えば、100nm程度である。
と素子分離された半導体基板1の他の領域には、N型の
ソース拡散層18Aとドレイン拡散層18Bが設けられ
ている。また、このソース拡散層18Aとドレイン拡散
層18B間の半導体基板1上には、ゲート酸化膜13が
設けられている。このゲート酸化膜13の膜厚は、例え
ば、7.5nm程度である。さらに、このゲート酸化膜
13上には、リンドープドポリシリコン膜14とタング
ステンシリサイド膜15が積層されている。
層8と、シリコン窒化膜11と、リンドープドポリシリ
コン14及びタングステンシリサイド膜15等によって
キャパシタ50を構成するようになされている。
散層18Bと、ゲート酸化膜13と、リンドープドポリ
シリコン膜14及びタングステンシリサイド膜15等に
よってトランジスタ30を構成するようになされてい
る。
100の製造方法について説明する。図2〜図5は半導
体装置100の製造方法(その1〜4)を示す工程図で
ある。ここでは、図1に示した半導体装置100の製造
方法を、図2〜図5の工程図にしたがって説明する。
用意する。次に、この半導体基板1を熱酸化して、50
nm程度のシリコン酸化膜(図示せず)を形成する。そ
して、LOCOS(local oxidation of silicon)法に
よって、この半導体基板1にフィールド酸化膜2を形成
する。
たキャパシタ50(図1参照)を形成する領域(キャパ
シタ形成領域)49と、トランジスタ30(図1参照)
を形成する領域(トランジスタ形成領域)29が半導体
基板1に画定される。
基板1に残されたマスク用のシリコン窒化膜(図示せ
ず)を、ウエットエッチングして除去する。ウエットエ
ッチングに使用する薬液(エッチャント)は、例えば、
80℃程度に加熱したリン酸水溶液等である。次に、マ
スク用のシリコン窒化膜下に形成されていた50nm程
度のシリコン酸化膜もウエットエッチングして除去す
る。使用するエッチャントは、フッ酸水溶液である。
ロジェニック酸化)して、フィールド酸化膜2以外の領
域に下地膜の一例となる犠牲酸化膜3を形成する。この
犠牲酸化膜3は、40nm程度のシリコン酸化膜であ
る。
膜3を形成した半導体基板1上の全面に保護膜の一例と
なるポリシリコン膜4を形成する。トランジスタ形成領
域29はこのポリシリコン膜4で覆われる。ポリシリコ
ン膜4の形成は、例えば、減圧CVD(Chemical Vapor
deposition)法によって行う。形成後のポリシリコン
膜4の膜厚は、100nm程度である。
成領域49を開口するようにして、ポリシリコン膜4上
に第1のレジスト・パターン5を形成する。このレジス
ト・パターンの形成は、フォトリソグラフィによって行
う。
クにして、キャパシタ形成領域49にあるポリシリコン
膜をドライエッチングして除去する。このときのエッチ
ング条件は、例えば、ガスCl2/HBr=15/35
sccm、圧力0.4mPa、出力1150MHzW/
10kHzWである。
膜と犠牲酸化膜(シリコン酸化膜)3との間に高選択比
が得られるので、犠牲酸化膜3をほとんど膜減りさせず
にポリシリコン膜を選択的に除去できる。
して除去する。そして、図3Aに示すように、キャパシ
タの下部電極を形成する領域を開口するようにして、半
導体基板1上に第2のレジスト・パターン6を形成す
る。
クにして、半導体基板1にリン等のN型不純物イオンを
注入する。これにより、キャパシタの下部電極として機
能するn+拡散層8を半導体基板1に形成できる。この
ときのイオン注入エネルギーは、例えば、70keV程
度である。また、リンイオンの注入量(ドーズ量)は、
7.0E15cm-2程度である。
ターン6をアッシングして除去する。そして、図3Bに
示すように、キャパシタ形成領域49に開口部を有する
第3のレジスト・パターン9を半導体基板1上に形成す
る。
にして、キャパシタ形成領域49に設けられていた犠牲
酸化膜3をウエットエッチングして除去する。犠牲酸化
膜3の下方に形成したn+拡散層8にエッチングダメー
ジを与えないために、十分に希釈したフッ酸水溶液(例
えば、5%vol)をエッチャントに使用する。
除去した後、図3Cに示すように、半導体基板の全面に
絶縁性の膜の一例となるシリコン窒化膜11を形成す
る。このシリコン窒化膜11の形成は、例えば、減圧C
VD法によって行う。形成後のシリコン窒化膜11の膜
厚は、例えば、30nm程度である。
成領域を覆うマスク部材の一例となる第4のレジスト・
パターン12をシリコン窒化膜11上に形成する。そし
て、このレジスト・パターン12がら露出したシリコン
窒化膜を、第1のエッチング材料の一例となるCF4−
Ar混合ガスでドライエッチング(RIE法)する。こ
のときのエッチング条件は、例えば、ガスCF4/Ar
=25/450sccm、圧力307Pa、出力150
Wである。
Eでは、シリコン窒化膜11とポリシリコン膜4とは十
分にエッチングの選択比が得られる。即ち、CF4−A
r混合ガスによるシリコン窒化膜11のエッチング速度
は、ポリシリコン膜4のエッチング速度よりも高い。こ
れにより、ポリシリコン膜4をほとんど膜減りさせるこ
となく、シリコン窒化膜11のみを高選択的に除去する
ことができる。
ンジスタ形成領域29の犠牲酸化膜3と半導体基板面は
CF4−Ar混合ガスに晒されずに済む。従来方式と比
べて、シリコン窒化膜を除去する際に、十分な除去マー
ジンを確保できる。
ンジスタ形成領域29から完全に除去した後、レジスト
パターン12をマスクにしてポリシリコン膜4をドライ
エッチング(RIE法)する。このとき使用するエッチ
ングガスは、第2のエッチング材料の一例となるCl2
−HBrの混合ガスである。エッチング条件は、例え
ば、ガスCl2/HBr=15/35sccm、圧力
0.4mPa、出力1150MHzW/10kHzWで
ある。
IEでは、ポリシリコン膜4と犠牲酸化膜(シリコン酸
化膜)3は十分にエッチングの選択比が得られる。即
ち、Cl2−HBr混合ガスによるポリシリコン膜4の
エッチング速度は、犠牲酸化膜3のエッチング速度より
も高い。
化膜3及びフィールド酸化膜(シリコン酸化膜)2をほ
とんど膜減りさせることなく、ポリシリコン膜のみを高
選択的に除去することができる。
ングして除去する。そして、トランジスタ形成領域29
に残された犠牲酸化膜3を、十分に希釈したフッ酸水溶
液等でウエットエッチングして除去する。
ジスタ形成領域29の半導体基板面にゲート酸化膜を形
成する。図4Cにおいて、ゲート酸化膜13の膜厚は
7.5nm程度である。
体基板1の全面にリンドープドポリシリコン膜14を形
成する。このリンドープドポリシリコン膜14の形成
は、例えば、CVDによって行う。形成後のリンドープ
ドポリシリコン膜14の厚みは、100nm程度であ
る。
14上にタングステンシリサイド膜15を形成する。こ
のタングステンシリサイド膜14の形成も、CVDによ
って行う。形成後のタングステンシリサイド膜15の厚
みは、100nm程度である。
パシタ形成領域49上に電極形成用の第5のレジスト・
パターン16を形成する。そして、このレジスト・パタ
ーン15をマスクにして、タングステンシリサイド膜1
5及びリンドープドポリシリコン膜14をエッチングし
て除去する。これにより、図5Aに示すトランジスタ用
の電極24と、キャパシタ用の上部電極25を形成でき
る。
化膜(図示せず)を形成する。このシリコン酸化膜の形
成は、CVDによって行う。そして、このシリコン酸化
膜に等方性エッチングを施して、電極24及び上部電極
25の側壁にサイドウォールを形成する。
の不純物イオンを選択的に注入し、ソース拡散層18A
及びドレイン拡散層18Bを形成する。このときのイオ
ン注入エネルギーは、35keV程度、注入量は5.0
E15cm-2程度である。
1上に層間絶縁膜19を形成する。この層間絶縁膜19
は、例えばBPSG(Boron Phosphorous Silicate Gla
ss)膜である。この層間絶縁膜19は、O3−TEOS
(tetra ethyl ortho silicate)常圧CVD方によって
シリコン酸化膜(SiOX)を形成し、このシリコン酸
化膜にホウ素とリンをドープして形成するようになされ
る。
縁膜19をリフロー処理して平坦化する。そして、電極
24及び上部電極25上にコンタクトホールを形成す
る。このコンタクトホールに、Ti/TiN密着層とW
膜等からなる積層構造のプラグ電極22を形成する。さ
らに、このプラグ電極22上にTiNバリアメタル/A
l−Cu/TiN反射防止膜等からなる上層配線を形成
し、図1に示した半導体装置100を完成する。
0の製造方法によれば、トランジスタ30とキャパシタ
50を同一半導体基板1に形成する際に、半導体基板1
のトランジスタ形成領域29にポリシリコン膜4を覆
い、このトランジスタ形成領域29を含むキャパシタ形
成領域49にシリコン窒化膜11を形成するようになさ
れる。
シリコン膜4で保護した状態で、シリコン窒化膜11を
エッチングして除去することができ、その際に、当該領
域29へのエッチングダメージを阻止できる。これによ
り、特性の安定したトランジスタ30とキャパシタ50
を同一半導体基板1に信頼性高く、かつ再現性良く形成
できる。
てポリシリコン膜の場合について説明したが、これに限
られることはない。特定のエッチング材料に対して、絶
縁性の膜と選択比のとれる任意の膜を保護膜として使用
できる。
れば、トランジスタとキャパシタを同一半導体基板に形
成する際に、半導体基板のトランジスタ形成領域に保護
膜を覆い、このトランジスタ形成領域を含むキャパシタ
形成領域に絶縁性の膜を形成するようになされる。
を保護膜で保護した状態で、絶縁性の膜をエッチング法
等により加工することができ、その際に、当該領域への
加工ダメージを阻止できる。従って、特性の安定したト
ランジスタとキャパシタを同一半導体基板に信頼性高
く、かつ再現性良く形成できる。
タと、MIS型キャパシタを同一半導体基板上に搭載し
た半導体集積回路(IC)等に適用して極めて好適であ
る。
断面図である。
1)を示す工程図である。
2)を示す工程図である。
3)を示す工程図である。
4)を示す工程図である。
法(その1)を示す工程図である。
を示す工程図である。
4・・・ポリシリコン膜(保護膜)、12・・・レジス
ト・パターン(マスク部材)、29・・・トランジスタ
形成領域、30・・・MOS型電界効果トランジスタ
(トランジスタ)、49・・・キャパシタ形成領域、5
0・・・MIS型キャパシタ(キャパシタ)、100・
・・半導体装置
Claims (5)
- 【請求項1】 トランジスタとキャパシタを同一半導体
基板に形成する方法であって、 前記半導体基板にトランジスタ形成領域及びキャパシタ
形成領域を画定する工程と、 少なくとも、前記半導体基板のトランジスタ形成領域に
保護膜を覆う工程と、 前記トランジスタ形成領域を含むように、前記保護膜が
形成された半導体基板のキャパシタ形成領域に、絶縁性
の膜を形成する工程と、 前記絶縁性の膜を加工したのち、 前記トランジスタ形成領域の保護膜を除去する工程とを
有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記トランジスタ形成領域及びキャパシ
タ形成領域を画定する工程の後において、 前記半導体基板の全面に保護膜を覆い、該保護膜から前
記キャパシタ形成領域を露出させ、 前記保護膜が選択的に形成された半導体基板上の全面に
絶縁性の膜を形成し、 前記絶縁性の膜上に前記キャパシタ形成領域を覆うマス
ク部材を設け、 前記マスク部材から露出した絶縁性の膜をエッチングし
て除去し、その後、 前記トランジスタ形成領域の保護膜を除去することを特
徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記絶縁性の膜に対するエッチング速度
が前記保護膜に対するエッチング速度よりも高い特定の
エッチング材料を用いて、 前記マスク部材から露出した絶縁性の膜をエッチングし
て除去することを特徴とする請求項2に記載の半導体装
置の製造方法。 - 【請求項4】 予め、前記半導体基板上に所定の下地膜
を形成しておき、 前記下地膜を形成された半導体基板の全面に保護膜を覆
い、該保護膜及び下地膜から前記キャパシタ形成領域を
露出させることを特徴とする請求項2に記載の半導体装
置の製造方法。 - 【請求項5】 前記絶縁性の膜に対するエッチング速度
が前記保護膜に対するエッチング速度よりも高い第1の
エッチング材料を用いて、 前記マスク部材から露出した絶縁性の膜をエッチングし
て除去し、 前記保護膜に対するエッチング速度が前記下地膜に対す
るエッチング速度よりも高い第2のエッチング材料を用
いて、 前記トランジスタ形成領域の保護膜をエッチングして除
去することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の
製造方法。
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JP2006054402A (ja) * | 2004-08-16 | 2006-02-23 | Nec Electronics Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
JP2006222418A (ja) * | 2005-01-12 | 2006-08-24 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
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