JP2003157939A - 半導体試験用コンタクタ及びコンタクト方法 - Google Patents

半導体試験用コンタクタ及びコンタクト方法

Info

Publication number
JP2003157939A
JP2003157939A JP2001355179A JP2001355179A JP2003157939A JP 2003157939 A JP2003157939 A JP 2003157939A JP 2001355179 A JP2001355179 A JP 2001355179A JP 2001355179 A JP2001355179 A JP 2001355179A JP 2003157939 A JP2003157939 A JP 2003157939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
contactor
semiconductor device
pressing
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001355179A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Tateishi
勝 立石
Toshihisa Watanabe
俊久 渡邉
Hiroyuki Tokuyama
弘之 徳山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu VLSI Ltd, Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu VLSI Ltd
Priority to JP2001355179A priority Critical patent/JP2003157939A/ja
Priority to US10/162,893 priority patent/US6743033B2/en
Priority to TW091112685A priority patent/TWI244735B/zh
Priority to KR1020020036223A priority patent/KR20030042413A/ko
Priority to CNB021412162A priority patent/CN1255874C/zh
Publication of JP2003157939A publication Critical patent/JP2003157939A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/02Arrangements of circuit components or wiring on supporting structure
    • H05K7/10Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets
    • H05K7/1015Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets having exterior leads
    • H05K7/1023Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets having exterior leads co-operating by abutting, e.g. flat pack

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Connecting Device With Holders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICの搭載及び取り出しを従来の1点コンタ
クト式ソケットと同様な動作で行うことができ、確実な
2点コンタクトを達成することのできる半導体装置用コ
ンタクタ及びコンタクト方法を提供することを課題とす
る。 【解決手段】パッケージ受け台12にIC10が載置さ
れたときに、下側接触子23はIC10の端子10a対
して下側から接触する。上側接触子16は、パッケージ
受け台12に載置されたIC10の端子10aに対して
垂直方向に移動可能な先端部18を有する。中央にIC
10を通す開口が設けられた加圧部13により上側接触
子16を押圧して弾性変形させることにより、先端部1
8をIC10の端子10aに向けて移動し、端子10a
に対して上側から接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置用コンタ
クタに係り、特にフラットパッケージ型ICの評価試
験、量産試験、あるいはバーンイン試験に用いる2点コ
ンタクト式ソケットを有する半導体装置用コンタクタ及
びコンタクト方法に関する。
【0002】携帯電話、デジタルビデオカメラ、デジタ
ルスチルカメラ、ノートパソコン等の携帯機器類には、
多くのフラットパッケージ型ICが使用されている。特
に、狭ピッチフラットパッケージ型あるいはCSP(Chi
p Size Package) 型電源用ICや、電源制御用IC、ま
たは、電源IC以外のシステムLSI等のフラットパッ
ケージ型ICは、大きな電流が通過する機能ピンを有し
ている。半導体試験の際に、このような機能ピンに電流
を供給する場合、コンタクトピンの接触抵抗が高いとI
Cの目標印加電圧に対し電圧降下が発生し、目標印加電
圧が得られず、結果として十分な電流を供給することが
できなくなってしまう。したがって、フラットパッケー
ジ型ICの評価試験、量産試験、あるいはバーンイン試
験を行う際、接触抵抗を低減して微弱電流の通過を助
け、精度のよい安定した試験を行うことのできる2点コ
ンタクト式ソケットが用いられる。
【0003】
【従来の技術】従来のフラットパッケージ型ICの試験
に用いられる ICソケットは、図1に示すように、パ
ッケージ受け台2に載置されたフラットパッケージ型I
C1のリードの下面にコンタクトする接触子3が、IC
1のリード一本に対して一本対応して配置された1点式
の構造を有している。接触子3はIC1のリードの配列
に対応して整列してソケット本体4に固定されており、
パッケージ受け台2は接触子3の配列の内側に配置され
る。パッケージ受け台2はバネにより支持されており、
上下に移動可能となっている。
【0004】IC1がパッケージ受け台2に載置される
と、IC1の各リードは対応する接触子3のコンタクト
端部の真上に位置する。加圧部4を下方に移動すると、
加圧部5の先端がIC1のリードを押圧し、パッケージ
受け台2は下方に移動してIC1のリードが接触子3の
コンタクト端部に接触する。加圧部5をさらに下方に移
動することにより、接触子3は弾性変形する。接触子3
の復元力が接触子3とIC1のリードとの間の接触圧と
なる。図1に示すICソケットは、IC1の各リードに
対する接触点が一つであるので、1点コンタクト式ソケ
ットと称される。1点コンタクト式ソケットの場合、接
触点に異物が介在したり、振動の影響を受けた場合等
に、十分な電気的接触が得られないことがある。これを
防止するために、2点コンタクト式ソケットが用いられ
る。2点コンタクト式ソケットは、ICのリード一本に
対して接触点を2ヶ所設けることで、異物や振動などの
影響による接触不良の発生を低減する。
【0005】2点コンタクト式ソケットにおいて、一本
のICリードに対する2本の接触子を絶縁分離すること
により、一本の接触子をセンス用(抵抗値、電流値検出
用)とし、他方の接触子をフォース用(電圧、電流印加
用)とすることができる。したがって、試験中にICリ
ードに実際に供給される電流を測定することができ、I
Cリードに供給されるべき規定の印加電圧や電流を精度
よく制御することができる。
【0006】実開平5−28049号公報は、一本のI
Cリードの下面に対し、ソケット本体に2個の接触子を
同一列に離して配置し、第1の接触子はICリードの下
面に接触し、ソケット蓋部に設けた第2の接触子により
第1の接触子の上にあるICリードの上面と第3の接触
子を同時にコンタクトさせる構造を有する2点コンタク
ト式ソケットを開示している。
【0007】また、特開平2000−195630号公
報は、一本のICリードの下面に対し、ソケット本体に
2個の接触子を同一列に絶縁シートを挟んだ接触子又
は、重ね面を絶縁皮膜処理した接触子を用いた2点コン
タクト式ソケットを開示している。
【0008】更に、特開平11−297442号公報
は、一本のICリードに対し二本の接触子を設け、一本
はICリードの下面に、他の一本はICリードの上面に
加圧部の動作によりコンタクトさせる構造を有した2点
コンタクト式ソケットを開示している。この構造のコン
タクトソケットは、接触子は、加圧部を押圧することに
より接触子が上昇後退し、加圧部を押圧しない時に接触
子がリードを押さえた状態となる、いわゆるオープント
ップ式ソケットである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】携帯機器やノートパソ
コン等に搭載するために、小型狭ピッチのフラットパッ
ケージ型あるいはCSP型の電源ICが多く使用される
ようになっている。このタイプのICの試験を精度よく
安定して行うために、2点コンタクトを簡単に、且つ確
実に行うことができ、長期に渡り安定性が実現でき、ま
た、容易に交換のできる安価なソケットが求められてい
る。更に、異種パッケージが混在する量産工場におい
て、ICハンドラーを特別な機構変更無しに、量産試験
適用ができるソケットが要求されている。
【0010】しかし、2点コンタクトを達成するために
は、1本のICリードに対し夫々独立した2本の接触子
を接触させる必要がある。このような要求に対して、実
開平5−28049号公報に開示されたソケットは、I
C受け台にICをセットした後、ソケット蓋部に設けた
第3の接触子により第1の接触子と離れた位置にある第
2の接触子の間を精度よく同時にコンタクタさせること
が容易ではない。又、ICハンドラーによるソケットへ
のハンドリングとコンタクト動作を別動作にしなければ
ならないという不便さがある。
【0011】また、特開平2000−195630号公
報に開示されたソケットは、1本のICリードに対して
絶縁物を挟んだ2枚の接触子を狭ピッチに並べて用いる
ので、狭ピッチリードを持つICに対しては、厚さの薄
い接触子にしなければならない。したがって、コンタク
トを確実にするために要するある程度の大きなコンタク
ト荷重を得ることが難しい。また、2枚合わせの接触子
は上下動できるようにすき間嵌めにしたガイド溝でガイ
ドしているためガタがあり、細い一本のICリードに均
等にコンタクトさせることが難しい。
【0012】更に、特開平11−297442号公報に
開示されたソケットでは、リード上部を接触する接触子
を加圧部で駆動しているが、加圧部を押し下げた時に接
触子がリードから離れ、加圧部材を操作しない時にリー
ドの上部に接触する機構になっている。したがって、I
Cをパッケージ受け台に搭載する前に加圧部を押し下
げ、ICの搭載が完了してから押し下げ動作を終了して
加圧部が元の位置に戻ろうとすることにより、コンタク
ト動作が行われる。従って、コンタクト力は接触子の構
造で一定の値に決まってしまい、コンタクト力設定の自
由度がない。更に、ICをソケットから取り出す動作
は、再び加圧部を押し下げた状態で行わなければならな
い。このため、ICハンドラーのソケットへのICの搭
載および取り出しの両方で加圧部を押し下げる動作を行
う必要があり、ICの搭載及び取り出しをより簡単に行
うことのできるソケットが求められていた。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、ICの搭載及び取り出しを従来の1点コンタクト
式ソケットと同様な動作で行うことができ、確実な2点
コンタクトを達成することのできる半導体装置用コンタ
クタ及びコンタクト方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴
とするものである。
【0015】請求項1記載の発明は、半導体装置用コン
タクタであって、半導体装置を載置する載置台と、前記
載置台に半導体装置が載置されたときに、前記半導体装
置の端子に対して下側から接触する下側接触子と、前記
載置台に載置された半導体装置の端子に対して上下方向
に移動可能な先端部を有する上側接触子と、前記上側接
触子を押圧して弾性変形させることにより前記先端部を
前記半導体装置の端子に向けて移動する加圧部とを有す
ることを特徴とするものである。
【0016】請求項1記載の発明によれば、加圧部によ
り上側接触子を押圧して弾性変形させるだけで、半導体
装置の端子を上側接触子と下側接触子との間で挟んで2
点コンタクトを達成することができる。したがって、コ
ンタクト動作は加圧部を押圧して下降させるだけであ
り、従来の1点コンタクト式ソケットと同様な操作によ
り、精度が高く確実な2点コンタクトを達成することが
できる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体装置用コンタクタであって、前記下側接触子と前記
上側接触子とは別個の部品であり、互いに絶縁されてい
ることを特徴とするものである。
【0018】請求項2記載の発明によれば、下側接触子
と上側接触子の一方をセンス側とし、他方をフォース側
として接触子間に流れる電流を測定することができる。
この測定電流値により端子に印加される電圧を制御する
ことにより、所望の電流を半導体装置の端子に供給する
ことができる。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の半導体装置用コンタクタであって、前記下側接触子
は弾性変形可能であり、前記半導体装置の端子との接触
部は上下動可能であることを特徴とするものである。
【0020】請求項3記載の発明によれば、下側接触子
の弾性力と上側接触子の弾性力との釣り合いで接触圧が
決定され、所望の接触圧を精度良く得ることができる。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
うちいずれか一項記載の半導体装置用コンタクタであっ
て、前記加圧部は、前記載置台の上方に位置し、前記半
導体装置の外形寸法よりも大きい開口を有することを特
徴とするものである。
【0022】請求項4記載の発明によれば、加圧部の開
口を通じて半導体装置を載置台の上に容易に載置するこ
とができる。
【0023】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
うちいずれか一項記載の半導体装置用コンタクタであっ
て、前記上側接触子は基部とアーム部とを有し、前記先
端部は前記アーム部の先端に形成され、前記アーム部は
前記基部との接続部を中心として弾性的に回動可能であ
ることを特徴とするものである。
【0024】請求項5記載の発明によれば、上側接触子
のアーム部を押圧することによりアーム部を根元部分を
中心として回動させて、先端部を移動することができ
る。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項5記載の半
導体装置用コンタクタであって、前記アーム部は、前記
先端部の近傍に押圧突起部を有し、該押圧突起部が前記
加圧部により押し下げられることにより前記アーム部が
回動して前記先端部が前記半導体装置の端子に向けて移
動することを特徴とするものである。
【0026】請求項6記載の発明によれば、押圧突起部
を押圧することにより上側接触子のアーム部を容易に弾
性変形させることができ、半導体装置の端子に対して先
端部を移動することができる。
【0027】請求項7記載の発明は、請求項6記載の半
導体装置用コンタクタであって、前記押圧突起部は前記
加圧部に取り付けられた押圧部材に形成された溝内に摺
動可能に収容され、該押圧部材は耐磨耗性を有する絶縁
材料により形成されることを特徴とするものである。
【0028】請求項7記載の発明によれば、上側接触子
の各々を溝に収容することにより互いに隔離して絶縁す
ることができ、隣接した上側接触子同士の接触を防止す
ることができる。
【0029】請求項8記載の発明は、請求項5乃至7の
うちいずれか一項記載の半導体装置用コンタクタであっ
て、前記アーム部材は、前記押圧突起部と前記接続部と
の間に少なくとも一つの中間突起部を有し、前記中間突
起部の下方に段差部が設けられ、前記アーム部材が回動
して前記中間突起部が前記段差部に当接した際に、前記
中間突起部が回動の中心となって前記先端部が回動する
ことを特徴とするものである。
【0030】請求項8記載の発明によれば、上側接触子
の動作は、中間突起部が段差部に当接する前は上側接触
子の先端部は大きな円弧を描いて水平方向内側に移動
し、中間突起部が段差部に当接した後は中間突起部が回
動の中心となって小さな円弧を描いて端子に接触すると
いう2段動作となる。これにより、最初の動作では、上
側接触子の先端部の水平移動距離を大きくし、2段目の
動作では先端部の水平移動距離を小さくするといった複
雑な動作を、押圧突起部を押圧するだけの単純な動作に
より容易に達成することができる。
【0031】請求項9記載の発明は、請求項5記載の半
導体装置用コンタクタであって、前記アーム部材を前記
基部よりも半導体装置に近い位置で回動させるための支
点となる突起部を更に有することを特徴とするものであ
る。
【0032】請求光9記載の発明によれば、アーム部材
をその中間部分においても回動することができ、複雑な
回動動作によりアーム部材の先端部の移動を精密に制御
することができる。
【0033】請求項10記載の発明は、半導体装置の端
子との電気的接触を得るためのコンタクト方法であっ
て、加圧部の開口を通じて、載置台の上方から半導体装
置を載置台に載置すると共に、前記半導体装置の端子を
該載置台の周囲に配置された下側接触子に接触させ、前
記加圧部を下降させて上側接触子を押圧して、該上側接
触子を前記弾性変形させて、前記上側接触子の先端部を
前記半導体装置の端子に向けて移動し、前記上側接触子
の先端部を前記下側接触子の反対側から前記半導体装置
の端子に接触させて、前記半導体装置の端子を前記下側
接触子と前記上側接触子との間に挟みこんで接触圧を加
える各工程を有することを特徴とするものである。
【0034】請求項10記載の発明によれば、加圧部に
より上側接触子を押圧して弾性変形させるだけで、半導
体装置の端子を上側接触子と下側接触子との間で挟んで
2点コンタクトを達成することができる。したがって、
コンタクト動作は加圧部を押圧して下降させるだけであ
り、従来の1点コンタクト式ソケットと同様な操作によ
り、精度が高く確実な2点コンタクトを達成することが
できる。
【0035】請求項11記載の発明は、請求項9記載の
コンタクト方法であって、前記上側接触子の先端部を移
動する工程は、前記上側接触子に設けられた中間突起部
を段差部に当接させて、前記中間突起部と前記先端部と
の間で前記上側接触子をさらに弾性変形させる工程を含
むことを特徴とするものである。
【0036】請求項11記載の発明によれば、上側接触
子の先端部の動作は、中間突起部が段差部に当接する前
は上側接触子の先端部は大きな円弧を描いて水平方向内
側に移動し、中間突起部が段差部に当接した後は中間突
起部が回動の中心となって小さな円弧を描いて端子に接
触するという2段動作となる。これにより、最初の動作
では、上側接触子の先端部の水平移動距離を大きくし、
2段目の動作では先端部の水平移動距離を小さくすると
いった複雑な動作を、上側接触子を押圧するだけの単純
な動作により容易に達成することができる。
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0037】図2は本発明の第1実施例による半導体装
置用コンタクタとしてのICソケットの断面図である。
【0038】図2に示すICソケットは、ソケット本体
11と、パッケージ受け台12と、加圧部13と、接触
子固定部14とを有する。パッケージ受け台12は、ソ
ケット本体11の底部の中央に固定され、パッケージ受
け台12の周囲には、パッケージ受け台12に載置され
るフラットパッケージ型IC10のリード10aに対応
して、下側接触子23が配置されている。すなわち、下
側接触子23はIC10のリード10aの配列と同じ配
列で配置され、一本のリード10aに対して一個の下側
接触子23が設けられている。パッケージ受け台12は
半導体装置を載置する載置台として機能する。
【0039】下側接触子23は、略L字状の薄い金属片
よりなり、ピン形状の接続部23aが延出している。接
続部23aは、ソケット本体11の底板を貫通してソケ
ット本体11の外部まで延在している。下側接触子23
は、ソケット本体の底部上で接触子固定部14により固
定されている。下側接触子23の上端部は、パッケージ
受け台12にIC10が載置された状態で、IC10の
リード10aが接触するような位置にあり、IC10の
リード10aに接触する第1の接触部として機能する。
【0040】下側接触子23の周囲には、上側接触子1
6が配置される。上側接触子16は例えばベリリウム銅
のような高弾性及び高硬度を有する金属片により形成さ
れ、表面にニッケル(Ni)及び金(Au)等のメッキ
が施されて接触抵抗が低減されている。上側接触子16
は、図3に示すように、基部16aと、基部から下方に
向かって延在するピン形状の接続部16bと、基部から
斜め上方に向かって延在するアーム部16cとを有す
る。アーム部16cの付け根部分と先端部18との間に
は中間突起部20が形成されている。先端部18はIC
10のリード10aに接触する第2の接触部として機能
する。
【0041】ソケット本体の上部には開口が形成されて
おり、加圧部13が開口に挿入された状態でスプリング
(2点鎖線で示す)により上下移動可能に支持されてい
る。加圧部13に押圧力が作用していないときは、加圧
部13のフランジ部13aがソケット本体11の上部に
当接する。この位置が加圧部13の最上位置となる。
【0042】加圧部13の中央には開口13bが形成さ
れている。また、加圧部13の下部側には押圧コマ15
が取り付けられる。押圧コマ15の下部には、上側接触
子16の配置に対応した位置に溝15aが形成されてお
り、上側接触子16の先端部18が挿入されて配置され
る。押圧コマ15には上側接触子16の先端部18が接
触するため、押圧コマ15は、例えばポリイミド樹脂等
の良好な絶縁性と比較的高い硬度とを有する材料により
形成される。押圧部15の中央にも、加圧部の開口13
bに連続して開口15aが形成されている。
【0043】加圧部13の開口13b及び押圧部15の
開口15aを通じて、IC10をパッケージ受け台12
上に載置することができる。なお、パッケージ受け台の
IC10を載置する上面には、IC10の本体を受容し
て位置決めするための突出部が設けられている。
【0044】次に、上述の構成のICソケットのコンタ
クト動作について説明する。
【0045】図2に示すICソケットは、上側接触子1
6の接続部16b及び下側接触子23の接続部23aを
介して試験用基板(図示せず)等に固定される。そし
て、加圧部13の上方には、押圧機構の一部である押圧
部24が上下動可能に配置される。
【0046】IC10をICソケットに搭載するときに
は、押圧部24は加圧部13の上方の離れた位置にあ
り、開口13bが大きく開いている。したがって、ハン
ドラによりIC10を支持しながら、開口13b及び開
口15aを通じて、IC10をパッケージ受け台12上
に落とし込むことができる。
【0047】図4はIC10の寸法と、開口15aの寸
法及び左右の上側接触子16の先端部18の間の距離と
の関係を示す図である。開口15aの寸法Dは、上側接
触子16の先端部18の間の距離Cよりも大きく、ま
た、IC10のリード10aの先端の距離Bは、上側接
触子16の先端部18の間の距離Cよりも小さい。した
がって、開口15a及び上側接触子16の先端部18の
間を通じてIC10をパッケージ受け台12上に落とし
込むことができる。なお、両側の上側接触子16の先端
部18の間の距離Cは上側接触子16の押圧突起部17
が押圧コマ15により押し下げられることにより減少し
ていき、最終的にIC10の両側のリード10aの垂直
部分の間の距離Aとリード10aの先端の間の距離Bと
の間の距離となる。
【0048】パッケージ受け台12上に落とし込まれた
IC10は、上面の突出部により案内されて所定の位置
に載置される。この状態で、IC10のリード10aは
対応する下側接触子23の上端に軽く接触する。
【0049】パッケージ受け台12上にIC10が載置
されると、押圧機構が作動し、押圧部24が下降して加
圧部13を押し下げる。加圧部13が下降するに際し、
押圧コマ15も下降するので、先端部18が押圧コマ1
5に接触している上側接触子16のアーム部16cは、
その根元部分が湾曲しながら全体的に下方に移動する。
この際、アーム部16cは、その根元部分を中心に回動
しながら下降するので、上側接触子16の先端部18は
内側に(すなわちIC10に向かって)移動するととも
に、アーム部16cの中央付近に設けられた中間突起部
20も下降しながら内側に移動する。
【0050】アーム部16cの中央付近に設けられた中
間突起部20の下には、接続子固定部14に形成された
段差部21が配置されているので、上側接触子16のア
ーム部16cが全体的に内側に向かって下降すると、中
間突起部20は段差部21の側壁に当接する。
【0051】図5は中間突起部20が段差部21の側壁
に当接した状態におけるICソケットの断面図である。
後述するように、加圧部13が完全に最下点まで押し下
げられた状態で、上側接触子16の先端部18がIC1
0のリード10a10aに接触する。図5に示す状態
は、加圧部13が最上点と最下点との中間に位置してお
り、この状態で、上側接触子16の先端部18は、IC
10のリード10aのほぼ垂直上方に位置している。
【0052】上側接触子16の中間突起部20が接続子
固定部14の段差部21の側壁に当接すると、それまで
根元部分を中心として回動してきたアーム16cは、中
間突起部20を支点として中間突起部20より先端側の
部分の みが回動することとなる。したがって、アーム
部16cの回動する部分の長さが短くなり、それまでI
C10のリード10aに対して斜めに移動していた先端
部18は、リード10aに対して実質的に垂直に移動
(下降)するようになる。
【0053】図5に示す状態から更に押圧部24が下降
して加圧部13を押し下げ、最終的に図6に示す状態と
なる。図6に示す状態では、加圧部13がソケット本体
11の内壁に設けられたストッパ22に当接しており、
加圧部13は最下点に到達している。
【0054】上側接触子16の先端部18は、加圧部1
3が最下点に到達する僅かに手前でIC10の対応する
リード10aに接触し、加圧部13が最下点まで到達す
るまでの間は、押圧突起部17が押圧されることにより
先端部18と中間突起部20との間の部分が弾性変形し
て湾曲する。この際にIC10のリード10aは、下側
接触子23の上端部(第1の接触部)と上側接触子16
の先端部18(第2の接触部)との間に挟まれて、リー
ド10aに対してコンタクト圧(接触圧)が加えられ
る。上側接触子16のアーム部16cの形状寸法を調整
することにより、20g〜50g/ピン程度の適切なコ
ンタクト圧を得ることができる。
【0055】図7は、図6に示す状態における上側接触
子16の先端部18とIC10のリード10aとの位置
関係を示す図である。両側の上側接触子16の先端部の
間の距離Eは、IC10のリード10aの先端間の距離
Bとリード10aの垂直部分間の距離Aとの間となるよ
うに調整されており、先端部18はIC10のリード1
0aの水平部分を押圧する。
【0056】IC10にコンタクトをとりながら所望の
試験が行われた後、押圧機構の押圧部24を上昇する
と、加圧部13はバネの力により上昇し、これに伴い上
側接触子16もアーム部16cの弾性復元力により元の
形状に戻ることにより、ICソケットは図2に示す状態
に戻る。
【0057】以上のように、本実施例によるICソケッ
トは、中間突起部20が設けられた上側接触子16を有
しており、上側接触子16が押圧されて撓んでいく中間
点において中間突起部20が段差部21の側壁に当接す
ることにより、上側接触子16がそれ以上内側に移動す
ることが防止される。すなわち、中間突起部20が段差
部の側壁に当接するまでの間は、先端部18と回動の中
心との間の距離が長いため先端部18の内側への移動距
離(水平方向移動距離)が大きく、一方、中間突起部2
0が段差部21の側壁に当接した後は、中間突起部20
が回動の中心となるため先端部と回動の中心との間の距
離が小さくなり、先端部18の内側への移動距離も小さ
くなる。
【0058】すなわち、上側接触子16の先端部18の
動作は、中間突起部20が段差部21の側壁に当接する
前は先端部18は大きな円弧を描いて水平方向内側に移
動し、中間突起部20が段差部21に当接した後は中間
突起部20が回動の中心となって小さな円弧を描いてI
C10の端子10aに接触するという2段動作となる。
これにより、最初の動作では、上側接触子16の先端部
18の水平移動距離を大きくし、2段目の動作では先端
部18の水平移動距離を小さくするといった複雑な動作
を、上側接触子16の押圧突起部17を押圧するだけの
単純な動作により容易に達成することができる。
【0059】ここで、IC10のリード10aの先端に
おける水平部分の距離は非常に小さいため、上側接触子
16の先端部18がリード10aの先端における水平部
分に当接した状態からコンタクト圧を得るために更に押
圧された場合、先端部18の水平方向の移動距離を極力
小さくすることが好ましい。この点で、本実施例による
上側接触子16は、中間突起部20が段差部21の側壁
に当接した後は、先端部はほぼ垂直移動のみとなるた
め、適切なコンタクト圧を容易に得ることができる。
【0060】本実施例によるICソケットは、IC10
のリード10aを上側接触子16と下側接触子23とで
上下からコンタクトをとる2点コンタクト式ソケットで
ある。したがって、上側接触子16と下側接触子23の
一方をセンス側とし、他方をフォース側とすることによ
り、IC10のリード10aへの供給電圧又は電流を制
御する構成に用いることができる。また、リード10a
2を上側接触子16と下側接触子23とで挟んでコンタ
クト圧(接触圧)を得るため、接触抵抗を2つの接触子
で分担することとなり、実質的に接触抵抗を低減するこ
とができる。
【0061】また、IC10を本実施例によるICソケ
ットに搭載してコンタクトをとる動作は、従来の1点コ
ンタクト式ソケットと同じ動作であり、ICを移動運搬
するハンドラを改造変更する必要は無い。したがって、
従来の1点コンタクト式ソケットを本実施例によるIC
ソケットに交換するだけで、2点コンタクトによる高精
度で安定した半導体試験が可能となる。
【0062】図8は図2に示す本実施例によるICソケ
ットに手動式の押圧蓋30を設けた場合のICソケット
の断面図である。押圧蓋30はソケット本体11の上部
の一辺側に回動可能に支持される。押圧蓋30の中央に
は、図2における押圧部24に相当する押圧部32が設
けられる。
【0063】図8に示すICソケットにおいて、押圧蓋
30を開くことにより、IC10をICソケットに出し
入れすることができる。IC10をパケージ受け台12
に載置して押圧蓋30を閉じることにより、加圧部13
が押圧蓋30の押圧部30aにより押し下げられてコン
タクト動作を達成することができる。
【0064】このように、本実施例によるICソケット
は、図2に示すように押圧機構により加圧部13を押し
下げてコンタクト動作を行う自動式と、図8に示すよう
に押圧蓋30を設けて手動によりコンタクト動作を行う
手動式の両方を達成することができる。
【0065】次に本発明の第2実施例によるICソケッ
トについて図9を参照しながら説明する。図9におい
て、図2に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付
し、その説明は省略する。
【0066】本発明の第2実施例によるICソケット
は、上側接触子16に関する構成は上述の第1実施例に
よるICソケットと同様であり、パッケージ受け台12
と下側接触子23の支持構造が異なる。
【0067】本実施例によるICソケットでは、パッケ
ージ受け台12Aがコイルスプリング等のバネ34によ
りソケット本体11の底板上に支持されている。バネ3
4の代わりにゴム等の弾性体を用いることとしてもよ
い。したがって、パッケージ受け台12Aはバネ34に
より付勢されながら下方に移動可能である。また、下側
接触子23は、その上端部が下方に移動可能なように接
触子固定部14Aに取り付けられている。
【0068】以上のような構成において、上側接触子1
6の先端部18がIC10のRI−ド10aに対して押
圧された際、バネ34のバネ力と下側接触子23のバネ
力とに逆らいながらIC10のリード10aは下方に移
動可能である。したがって、リード10aには、上側接
触子16によるバネ力と、バネ34のバネ力と下側接触
子23のバネ力との合力とが釣り合った状態におけるコ
ンタクト圧が作用する。このため、上側接触子16の先
端部18の垂直移動距離を大きくしても、第1実施例に
おけるコンタクト圧よりも小さなコンタクト圧を得るこ
とができ、結果としてコンタクト圧をよりいっそう精度
良く設定することができる。
【0069】なお、上述の実施例では、上側接触子16
のアーム部16cのほぼ中央に一つの中間突起部20が
設けられているが、中間突起部20の数は一つに限るこ
となく複数個設けることとしてもよい。この場合、段差
部も中間突起部の数に合わせて複数設けられることとな
るが、上側接触子16の先端部18の移動をより緻密に
制御することができる。
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。
【0070】請求項1記載の発明によれば、加圧部によ
り上側接触子を押圧して弾性変形させるだけで、半導体
装置の端子を上側接触子と下側接触子との間で挟んで2
点コンタクトを達成することができる。したがって、コ
ンタクト動作は加圧部を押圧して下降させるだけであ
り、従来の1点コンタクト式ソケットと同様な操作によ
り、精度が高く確実な2点コンタクトを達成することが
できる。
【0071】請求項2記載の発明によれば、下側接触子
と上側接触子の一方をセンス側とし、他方をフォース側
として接触子間に流れる電流を測定することができる。
この測定電流値により端子に印加される電圧を制御する
ことにより、所望の電流を半導体装置の端子に供給する
ことができる。
【0072】請求項3記載の発明によれば、下側接触子
の弾性力と上側接触子の弾性力との釣り合いで接触圧が
決定され、所望の接触圧を精度良く得ることができる。
【0073】請求項4記載の発明によれば、加圧部の開
口を通じて半導体装置を載置台の上に容易に載置するこ
とができる。
【0074】請求項5記載の発明によれば、上側接触子
のアーム部を押圧することによりアーム部を根元部分を
中心として回動させて、先端部を移動することができ
る。
【0075】請求項6記載の発明によれば、押圧突起部
を押圧することにより上側接触子のアーム部を容易に弾
性変形させることができ、半導体装置の端子に対して先
端部を移動することができる。
【0076】請求項7記載の発明によれば、上側接触子
の各々を溝に収容することにより互いに隔離して絶縁す
ることができ、隣接した上側接触子同士の接触を防止す
ることができる。
【0077】請求項8記載の発明によれば、上側接触子
の動作は、中間突起部が段差部に当接する前は上側接触
子の先端部は大きな円弧を描いて水平方向内側に移動
し、中間突起部が段差部に当接した後は中間突起部が回
動の中心となって小さな円弧を描いて端子に接触すると
いう2段動作となる。これにより、最初の動作では、上
側接触子の先端部の水平移動距離を大きくし、2段目の
動作では先端部の水平移動距離を小さくするといった複
雑な動作を、押圧突起部を押圧するだけの単純な動作に
より容易に達成することができる。
【0078】請求光9記載の発明によれば、アーム部材
をその中間部分においても回動することができ、複雑な
回動動作によりアーム部材の先端部の移動を精密に制御
することができる。
【0079】請求項10記載の発明によれば、加圧部に
より上側接触子を押圧して弾性変形させるだけで、半導
体装置の端子を上側接触子と下側接触子との間で挟んで
2点コンタクトを達成することができる。したがって、
コンタクト動作は加圧部を押圧して下降させるだけであ
り、従来の1点コンタクト式ソケットと同様な操作によ
り、精度が高く確実な2点コンタクトを達成することが
できる。
【0080】請求項11記載の発明によれば、上側接触
子の先端部の動作は、中間突起部が段差部に当接する前
は上側接触子の先端部は大きな円弧を描いて水平方向内
側に移動し、中間突起部が段差部に当接した後は中間突
起部が回動の中心となって小さな円弧を描いて端子に接
触するという2段動作となる。これにより、最初の動作
では、上側接触子の先端部の水平移動距離を大きくし、
2段目の動作では先端部の水平移動距離を小さくすると
いった複雑な動作を、上側接触子を押圧するだけの単純
な動作により容易に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の1点式コンタクト式ソケットの断面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例によるICソケットの断面
図である。
【図3】図2に示す上側接触子の側面図である。
【図4】ICの寸法と、押圧コマの開口の寸法及び左右
の上側接触子の先端部間の距離との関係を示す図であ
る。
【図5】突起部が段差部の側壁に当接した状態における
ICソケットの断面図である。
【図6】加圧部が最下点に到達した状態でのICソケッ
トの断面図である。
【図7】図6に示す状態における上側接触子の先端部と
ICのリードとの位置関係を示す図である。
【図8】図2に示すソケット本体に手動式の押圧蓋を取
り付けた状態を示す断面図である。
【図9】本発明の第2実施例によるICソケットの断面
図である。
【符号の説明】
10 IC 10a リード 11 ソケット本体 12,12A パッケージ受け台 13 加圧部 13b,15a 開口 14,14A 接触子固定部 15 押圧コマ 16 上側接触子 17 押圧突起部 18 先端部 20 中間突起部19 21 段差部 22 ストッパ 23 下側突起部 24,32 押圧部 30 押圧蓋 34 バネ
フロントページの続き (72)発明者 渡邉 俊久 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 徳山 弘之 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 Fターム(参考) 2G003 AG01 AG12 AH07 2G011 AB01 AC14 5E024 CA09 CB02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置用コンタクタであって、 半導体装置を載置する載置台と、 前記載置台に半導体装置が載置されたときに、前記半導
    体装置の端子に対して下側から接触する下側接触子と、 前記載置台に載置された半導体装置の端子に対して上下
    方向に移動可能な先端部を有する上側接触子と、 前記上側接触子を押圧して弾性変形させることにより前
    記先端部を前記半導体装置の端子に向けて移動する加圧
    部とを有することを特徴とする半導体試験用コンタク
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置用コンタクタ
    であって、 前記下側接触子と前記上側接触子とは別個の部品であ
    り、互いに絶縁されていることを特徴とする半導体装置
    用コンタクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体装置用コン
    タクタであって、 前記下側接触子は弾性変形可能であり、前記半導体装置
    の端子との接触部は上下動可能であることを特徴とする
    半導体装置用コンタクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうちいずれか一項記載
    の半導体装置用コンタクタであって、 前記加圧部は、前記載置台の上方に位置し、前記半導体
    装置の外形寸法よりも大きい開口を有することを特徴と
    する半導体装置用コンタクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のうちいずれか一項記載
    の半導体装置用コンタクタであって、 前記上側接触子は基部とアーム部とを有し、前記先端部
    は前記アーム部の先端に形成され、前記アーム部は前記
    基部との接続部を中心として弾性的に回動可能であるこ
    とを特徴とする半導体装置用コンタクタ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体装置用コンタクタ
    であって、 前記アーム部は、前記先端部の近傍に押圧突起部を有
    し、該押圧突起部が前記加圧部により押し下げられるこ
    とにより前記アーム部が回動して前記先端部が前記半導
    体装置の端子に向けて移動することを特徴とする半導体
    装置用コンタクタ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体装置用コンタクタ
    であって、 前記押圧突起部は前記加圧部に取り付けられた押圧部材
    に形成された溝内に摺動可能に収容され、該押圧部材は
    耐磨耗性を有する絶縁材料により形成されることを特徴
    とする半導体装置用コンタクタ。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7のうちいずれか一項記載
    の半導体装置用コンタクタであって、 前記アーム部材は、前記押圧突起部と前記接続部との間
    に少なくとも一つの中間突起部を有し、前記中間突起部
    の下方に段差部が設けられ、前記アーム部材が回動して
    前記中間突起部が前記段差部に当接した際に、前記中間
    突起部が回動の中心となって前記先端部が回動すること
    を特徴とする半導体装置用コンタクタ。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の半導体装置用コンタクタ
    であって、 前記アーム部材を前記基部よりも半導体装置に近い位置
    で回動させるための支点となる突起部を更に有すること
    を特徴とする半導体装置用コンタクタ。
  10. 【請求項10】 半導体装置の端子との電気的接触を得
    るためのコンタクト方法であって、 加圧部の開口を通じて、載置台の上方から半導体装置を
    載置台に載置すると共に、前記半導体装置の端子を該載
    置台の周囲に配置された下側接触子に接触させ、 前記加圧部を下降させて上側接触子を押圧して、該上側
    接触子を前記弾性変形させて、前記上側接触子の先端部
    を前記半導体装置の端子に向けて移動し、 前記上側接触子の先端部を前記下側接触子の反対側から
    前記半導体装置の端子に接触させて、前記半導体装置の
    端子を前記下側接触子と前記上側接触子との間に挟みこ
    んで接触圧を加える各工程を有することを特徴とするコ
    ンタクト方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のコンタクト方法であ
    って、 前記上側接触子の先端部を移動する工程は、前記上側接
    触子に設けられた中間突起部を段差部に当接させて、前
    記中間突起部と前記先端部との間で前記上側接触子をさ
    らに弾性変形させる工程を含むことを特徴とするコンタ
    クト方法。
JP2001355179A 2001-11-20 2001-11-20 半導体試験用コンタクタ及びコンタクト方法 Pending JP2003157939A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001355179A JP2003157939A (ja) 2001-11-20 2001-11-20 半導体試験用コンタクタ及びコンタクト方法
US10/162,893 US6743033B2 (en) 2001-11-20 2002-06-06 Contactor for semiconductor device and contact method
TW091112685A TWI244735B (en) 2001-11-20 2002-06-11 Contactor for semiconductor device and contact method
KR1020020036223A KR20030042413A (ko) 2001-11-20 2002-06-27 반도체 장치용 콘택터 및 콘택트 방법
CNB021412162A CN1255874C (zh) 2001-11-20 2002-07-03 半导体器件用的接触器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001355179A JP2003157939A (ja) 2001-11-20 2001-11-20 半導体試験用コンタクタ及びコンタクト方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003157939A true JP2003157939A (ja) 2003-05-30

Family

ID=19166921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001355179A Pending JP2003157939A (ja) 2001-11-20 2001-11-20 半導体試験用コンタクタ及びコンタクト方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6743033B2 (ja)
JP (1) JP2003157939A (ja)
KR (1) KR20030042413A (ja)
CN (1) CN1255874C (ja)
TW (1) TWI244735B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7147482B1 (en) 2005-08-23 2006-12-12 Fujitsu Limited Two-point contact type socket

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4347027B2 (ja) * 2003-11-28 2009-10-21 株式会社エンプラス 電気部品用ソケット
US7385408B1 (en) * 2005-07-12 2008-06-10 Amkor Technology, Inc. Apparatus and method for testing integrated circuit devices having contacts on multiple surfaces
US7267554B2 (en) * 2005-12-08 2007-09-11 Huang-Chou Huang CPU socket with a cushion
CN104979720B (zh) * 2014-04-08 2017-07-28 神讯电脑(昆山)有限公司 连接器结构
JP5897065B2 (ja) * 2014-05-28 2016-03-30 三菱電機株式会社 電子機器ユニット

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3874768A (en) * 1974-03-11 1975-04-01 John M Cutchaw Integrated circuit connector
JPH0528049A (ja) 1991-07-19 1993-02-05 Mitsubishi Electric Corp マイクロコンピユータ
US5192215A (en) * 1991-10-17 1993-03-09 Amp Incorporated Electrical socket for leaded chip carriers
US5521521A (en) * 1994-03-14 1996-05-28 Sgs-Thomson Microelectronics, S.R.L. Testing contactor for small-size semiconductor devices
JPH0677254U (ja) * 1993-03-31 1994-10-28 株式会社エンプラス Icソケット
JP3076782B2 (ja) * 1997-12-01 2000-08-14 山一電機株式会社 Icソケット
JP2895039B1 (ja) * 1998-02-02 1999-05-24 山一電機株式会社 Icソケット
JP3956328B2 (ja) 1998-04-13 2007-08-08 株式会社エンプラス Icソケット
JP3821964B2 (ja) * 1998-09-29 2006-09-13 株式会社エンプラス Icソケット
JP3821970B2 (ja) * 1998-11-30 2006-09-13 株式会社エンプラス Icソケット及びicソケットのコンタクトピン
US6065986A (en) * 1998-12-11 2000-05-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Socket for semiconductor device
JP2000195630A (ja) 1998-12-25 2000-07-14 Fujitsu Ltd Icソケット
MY124368A (en) * 1999-11-19 2006-06-30 Enplas Corp Socket for electrical parts
JP3576489B2 (ja) * 2000-12-26 2004-10-13 山一電機株式会社 2点接触形icソケット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7147482B1 (en) 2005-08-23 2006-12-12 Fujitsu Limited Two-point contact type socket

Also Published As

Publication number Publication date
US20030096523A1 (en) 2003-05-22
KR20030042413A (ko) 2003-05-28
CN1255874C (zh) 2006-05-10
CN1420556A (zh) 2003-05-28
TWI244735B (en) 2005-12-01
US6743033B2 (en) 2004-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7601018B2 (en) BGA-type test and burn-in socket for integrated circuits (ICs)
US6575767B2 (en) Contact pin assembly, contact pin assembly manufacturing method, contact pin assembling structure, contact pin assembling structure manufacturing method, and socket for electrical parts
JP4251423B2 (ja) ソケット
US6749443B2 (en) Socket for mounting an electronic device
KR101535229B1 (ko) 범용 테스트 소켓 및 이를 이용한 반도체 패키지 테스트 장치
US5108302A (en) Test socket
KR101912949B1 (ko) 볼 그리드 어레이 패키지용 테스트 소켓
US7274093B2 (en) Semiconductor device connector, semiconductor device carrier, semiconductor device socket using the same and probe card
JP2003157939A (ja) 半導体試験用コンタクタ及びコンタクト方法
JPH06310233A (ja) ソケット
JP2001318119A (ja) Icパッケージの接続方法及びicコンタクタ
JP3205814B2 (ja) ソケット
JP2003004800A (ja) デバイスキャリア及びオートハンドラ
TW201524025A (zh) 半導體裝置檢查用插座裝置
JP2006275543A (ja) プローブ装置
JPH05343144A (ja) Icソケット
JPH08254567A (ja) Icテスタ用ハンドラのリードプレス部機構
JPH10239389A (ja) 半導体装置の測定用ソケットおよび半導体装置の 測定方法
JP2519116Y2 (ja) Icソケット
JPH05259242A (ja) Icソケット
JP2000156271A (ja) Icソケット
JP2004063107A (ja) Icソケット
JP2003133022A (ja) Icソケット
JPH0645274Y2 (ja) 電子部品の測定装置
JP2004055358A (ja) Icソケット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041026

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070109

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070312

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070529