JP2000195630A - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JP2000195630A
JP2000195630A JP10371063A JP37106398A JP2000195630A JP 2000195630 A JP2000195630 A JP 2000195630A JP 10371063 A JP10371063 A JP 10371063A JP 37106398 A JP37106398 A JP 37106398A JP 2000195630 A JP2000195630 A JP 2000195630A
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terminal
measurement
semiconductor
socket
measuring
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JP10371063A
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Kazuhiro Tashiro
一宏 田代
Hiroshi Kitamura
浩 北村
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ICの検査に使用するICソケットに
関し、ソケットとしての小型化を実現して生産性向上を
図る。 【解決手段】 半導体ICを位置決めして載置する筐体
511と、該筐体に載置された前記半導体ICの端子の
それぞれと下側で接するように該筐体に装着される測定
端子52と、前記筐体に対する回動で前記半導体ICの
各端子を上方から押圧し得る蓋体116を含んでなり、
ほぼ同形の第1の測定端子52-1と第2の測定端子52
-2を有する前記測定端子52を、前記第1の測定端子と
第2の測定端子とが薄板状の絶縁材を挟んで位置するよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ICの特性を
チェックしまたは検査するときに使用するソケットの構
成に係わり、特にソケットとしての小型化を実現して生
産性向上を図ったICソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のICソケットの全体構成を
説明する図であり、図9は図8の測定端子を説明する
図、図10は図8のソケット本体を説明する図、図11
は半導体IC測定するときの状態を説明する図、図12
は従来のICソケットの第1の応用例を説明する図、図
13は従来のICソケットの第2の応用例を説明する図
である。
【0003】従来のICソケットの全体的構成を説明す
る図8でICソケット1は、被測定物である半導体IC
21を位置決めして載置する筐体111と該筐体111
の端部に設けた軸115で該筐体111に対して開閉す
る蓋体116とからなるソケット本体11と、該ソケッ
ト本体11の所定位置にはんだ接続される測定端子12
と、上記ソケット本体11に繋がって上記半導体IC2
1の特性値等を試験する試験装置13とで構成されてい
る。
【0004】そしてこの場合の測定端子を説明する図9
で、(a)は全体斜視図、(b)は側面図、(c)は正
面図である。
【0005】すなわち、例えば燐青銅等の如くばね性を
有する板材からなる測定端子12は、上記ソケット本体
11の筐体111に対する接続端子12aの一端がほぼ
U字形をなすリード部12bの一方の片12b′に一体
化形成されているものであり、他方の片12b″の端部
は前記半導体IC21における端子21aに対するコン
タクト12cとしてU字形外側に拡幅されているもので
ある。
【0006】一方ソケット本体11を説明する図10
で、(a)はソケット本体全体の断面視側面図であり、
円内図(b)は(a)における測定端子植設域を矢印A
1 方向から見た斜視図、円内図(c)は(a)における
測定端子植設域を矢印A2 方向から平面視した図であ
る。
【0007】図で、ソケット本体11は前述したように
上記筐体111と蓋部116とからなる。
【0008】そしてこの場合の筐体111は、その上面
111aの所定位置4箇所に前記半導体IC21をその
樹脂モールド本体部での位置決めで載置し得る位置決め
駒111bが該上面111aから突出して形成されてい
る。
【0009】また、該筐体111の上面側で上記位置決
め駒で位置決めされた上記半導体IC21を含む所定両
域は上面111aに対する凹の段差面111cに形成さ
れているが、該凹の段差面111cには上記半導体IC
21の各端子21aと対応するそれぞれの位置に前記測
定端子12のコンタクト12cが位置するように該測定
端子12を接続端子側での位置決めで装着し得る溝11
1dが形成されている。
【0010】そして、該溝111dには上記測定端子1
2を位置決めしたときの該測定端子の上記接続端子12
aと対応する位置に該接続端子が僅かな余裕をもって貫
通し得る端子孔111eが形成されている。
【0011】また、上記筐体下面側の上記凹の段差面1
11cとほぼ対応する領域には、該下面から凹の段差を
もって形成された凹穴111fが設けられ、該凹穴11
1fの底面には回路基板112が固定されるようになっ
ている。
【0012】そして、該回路基板112の上記端子孔1
11eと対応するそれぞれの位置には上記測定端子12
の接続端子12aに対応する大きさのヴァイアホール1
12aが形成されていると共に、該各ヴァイアホール1
12aと図8で説明した試験装置13との間は信号線1
13によって接続されている。
【0013】なお図の114は、上記回路基板112を
保護するための裏蓋である。
【0014】一方蓋体116は、図8で説明したように
前記筐体111の端部に位置する軸115によって矢印
a方向に開閉するものであり、上記筐体111の位置決
め駒111bによって位置決めされた半導体IC21の
各端子21aと対応する領域には、該蓋体116を閉じ
た状態で上記半導体IC21の各端子21aが押圧でき
る高さを有する線状突起116aが該半導体IC21の
端子列に対応する二列に設けられている。
【0015】そして二列の上記線状突起間は、筐体11
1に突出して設けられた前記位置決め駒111bを避け
るためと被検半導体ICを確認するための開口部116
bになっている。
【0016】そこで図11の矢印b1 に示す如く、上記
測定端子12をその接続端子12aが上記筐体111の
端子孔111eと回路基板112のヴァイアホール11
2aとを貫通するように該筐体111の前記溝111d
に装着する。
【0017】続いて該接続端子12aとヴァイアホール
112aとをはんだ接続することで、該接続端子12a
ひいては測定端子12と図8で説明した試験装置13と
を該回路基板112に繋がる信号線113を介して接続
することができる。
【0018】また、前記半導体IC21をその樹脂モー
ルド本体部が前記位置決め駒111bで位置決めされる
ように矢印b2 の如く筐体111に装着すると、該半導
体IC21の各端子21aを該筐体111に実装された
測定端子12のコンタクト12c上に接して位置させる
ことができる。
【0019】そして、この状態で上記蓋体116を閉じ
ると、該蓋体116の前述した線状突起116aが半導
体IC21の各端子21aを押圧するが、該各端子21
aを支える上記測定端子12が wl押圧方向にばね性
を持っているため、結果的に該各端子21aと測定端子
12とを一定圧力で接続させることができる。
【0020】従って、前記試験装置13から該測定端子
12を介して被検半導体IC21に所定の信号を送り込
むことで、該半導体IC21としての試験や検査を行う
ことができる。
【0021】かかる測定端子12を備えたICソケット
1では半導体IC21の各端子21aと測定端子12と
が一定した圧力で接触させられるので、常に安定した状
態で確実に検査できるメリットがある。
【0022】しかし、例えば測定端子12におけるコン
タクト12cの面に汚れや異物が付着して接触抵抗値に
ばらつきがでたり測定端子自体の固有導体抵抗値にばら
つき等があると、これらの抵抗値ばらつきがそのまま測
定値に加算されることから、必要とする測定値が得られ
ないことがある。
【0023】従って、最近では半導体ICの各端子ごと
に互いに絶縁された2個のコンタクトを接触せしめた上
で、一方を電圧供給用のコンタクトとし他方を測定用の
コンタクトとして使用することで、上記抵抗値ばらつき
の測定値への加算をなくす技術が、例えば特開昭61−
110982等に開示されている。
【0024】図12はかかる技術に対応させるためのI
Cソケットの一例を主要部のみを抽出して断面視したも
のである。
【0025】すなわち図12でICソケット3は、被検
の半導体IC22を位置決めして載置する筐体31と、
該筐体31に載置された半導体IC22を上部から押圧
する蓋体32とからなるものである。
【0026】そして筐体31には、上記半導体IC22
における各端子22aのそれぞれと対応する位置に電圧
供給用としての第1の測定端子311と測定用としての
第2の測定端子312とが対をなすように配置されてい
る。
【0027】なお該第1の測定端子311と第2の測定
端子312とは、一端をなして図示されない前記試験装
置13に繋がる外部接続端子311a,312aの領域
が筐体底面31′から突出し、上記半導体IC22の各
端子22aに繋がる他端側のコンタクト311b,31
2bとが筐体内側壁面31aから突出する片持梁状にな
っているものである。
【0028】一方蓋体32は、上記筐体31に位置決め
して載置された半導体IC22の各端子22aの先端と
対応する領域に該端子22aが押下できる線状突起32
aを備えているものである。
【0029】そこで、端子22aが下側に位置するよう
に配置した上記半導体IC22を筐体31に位置決めし
て載置することで、該半導体IC22の各端子22aの
それぞれを上記第1の測定端子311のコンタクト31
1bと第2の測定端子312のコンタクト312bとに
ほぼ同時に接触させることができる。
【0030】次いで上記蓋体32を筐体31上にセット
すると該蓋体32の上述した線状突起32aによって上
記端子22aが押下される。
【0031】この場合、筐体31の上記第1の測定端子
311のコンタクト311bと第2の測定端子312の
コンタクト312bのそれぞれが上記端子22aの押下
力によって撓むことから、該第1の測定端子311と第
2の測定端子312のそれぞれを一定した接触圧力で上
記端子22aに接続することができる。
【0032】従って、必要とする検査情報が安定した状
態で得られるICソケット3を容易に実現することがで
きる。
【0033】図13は図12のICソケットの他の構成
例を図12同様に断面視したものである。
【0034】すなわち図13でICソケット4は、被検
の半導体IC23を位置決めして載置する筐体41と、
該筐体41に載置された該半導体IC23を上部から押
圧する蓋体42とからなるものである。
【0035】そして筐体41には、上記半導体IC23
における各端子23aのそれぞれと対応する位置に電圧
供給用としての第1の測定端子411と測定用としての
第2の測定端子412とが対をなすように配置されてい
る。
【0036】なお該第1の測定端子411と第2の測定
端子412とは、一端をなして図示されない前記試験装
置13に繋がる外部接続端子411a,312aの領域
が筐体底面41′から突出し、上記半導体IC23の各
端子23aに繋がる他端側のコンタクト411b,41
2bは筐体内底面41aから突出した後に形成されてい
るU字形部411c,412cの先端にflglされて
いるものである。
【0037】一方蓋体42は、上記筐体33に位置決め
載置された半導体IC23の各端子23aの先端と対応
する領域で該端子23aが押下できるように構成されて
いるものである。
【0038】そこで、端子23aが下側に位置するよう
に配置した上記半導体IC23を筐体41に位置決めし
て載置することで、該半導体IC23の各端子23aそ
れぞれの先端を上記第1の測定端子411のコンタクト
411bと第2の測定端子412のコンタクト412b
とにほぼ同時に接触させることができる。
【0039】次いで上記蓋体42を筐体41上にセット
することで上記端子23aが押下される。
【0040】この場合、筐体41の上記第1の測定端子
411のコンタクト411bと第2の測定端子412の
コンタクト412bのそれぞれが上記U字形部411
c,412cでの撓みで該筐体41の降下に追従して降
下することから、該第1の測定端子411と第2の測定
端子412のそれぞれを一定した圧力で上記端子32a
に接続することができる。
【0041】従って、必要とする検査情報が安定した状
態で得られるICソケット4を容易に実現することがで
きる。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述したICソ
ケット3と4では、いずれも半導体ICの各端子ごとに
第1の測定端子と第2の測定端子とを配置する必要があ
るため、各端子を長くしたり第1の測定端子と第2の測
定端子の配置領域を広くしなければならず、結果的に半
導体ICとしての平面視サイズやソケットとしての平面
視サイズが大きくならざるを得ないと言う問題があっ
た。
【0043】
【課題を解決するための手段】上記課題は、半導体IC
を位置決めして載置する筐体と、該筐体に載置された前
記半導体ICの端子のそれぞれと下側で接するように該
筐体に装着される測定端子と、前記筐体に対する回動で
前記半導体ICの各端子を上方から押圧し得る蓋体を含
んでなり、前記測定端子は、ほぼ同形の第1の測定端子
と第2の測定端子を有し、該第1の測定端子と第2の測
定端子とが薄板状の絶縁材を挟んで位置するように構成
されているICソケットによって解決される。
【0044】上述した第1の測定端子と第2の測定端子
とを絶縁材を介する両面に形成すると、半導体ICの各
端子ごとに別々に配置する第1の測定端子と第2の測定
端子とを両面に第1の測定端子と第2の測定端子が位置
する1つの測定端子体で済ますことができる。
【0045】そこで本願発明では、図10で説明した測
定端子12を例えば厚さ方向で二分割しかつその間に絶
縁材を介在させた測定端子に置き換えることで、電圧供
給用のコンタクトと測定用のコンタクトの双方に対応さ
せるようにしている。
【0046】このことは、図12のICソケット3で必
要とした2個の測定端子311,312や図13のIC
ソケット4で必要とした2個の測定端子411,412
が1個の測定端子で済ませられることを示している。
【0047】従って、半導体ICとしての平面視サイズ
やICソケットとしての平面視サイズを大きくすること
なく電圧供給用のコンタクトと測定用のコンタクトの双
方を備えたICソケットを実現することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】図1は本発明になるICソケット
を説明する図であり、図2は図1における測定端子を説
明する図、図3は図2の測定端子の形成方法を説明する
図(その1)、図4は図2の測定端子の形成方法を説明
する図(その2)、図5は図2の測定端子の応用例を説
明する図、図6は図2の測定端子の他の応用例を説明す
る図、図7は図2の測定端子の第3の応用例を説明する
図である。
【0049】なお図では、いずれも図8で説明したIC
ソケット1のソケット本体11に本発明を適用させる場
合を例としているので、図8乃至図11と同じ対象部材
や部位には同一の記号を付すと共に、重複する説明につ
いてはそれを省略する。
【0050】図1で本発明になるICソケット5は、前
述した被検の半導体IC21を位置決めして載置する筐
体511と該筐体511の端部に設けた軸115で該筐
体511に対して開閉する前記蓋体116とからなるソ
ケット本体51と、該ソケット本体51の所定位置には
んだ接続される測定端子52と、上記ソケット本体51
に繋がって上記半導体IC21の特性値等を試験する前
記試験装置13とで構成されている。
【0051】そして特にこの場合の上記筐体511は、
前記筐体111における溝111dを、各1個の端子孔
111eの代わりに平面視した円内図(a)に示す如く
溝長手方向にずらした第1の端子孔511b-1と第2の
端子孔511b-2とを備えた溝511aに変えたもので
ある。
【0052】また該筐体511の下面側に設ける図10
で説明した前記回路基板112を、上記筐体511に対
応する回路基板512に置き換えたものである。
【0053】そしてこの場合の該回路基板512は、上
記回路基板112におけるヴァイアホール112aのみ
を、上記筐体511における第1の端子孔511a-1
対応する位置に設けた電圧供給用の第1のヴァイアホー
ル512a-1と、該第2の端子孔511a-2に対応する
位置に設けた測定用の第2のヴァイアホール512a -2
とに置き変えたものである。
【0054】一方上記測定端子52を説明する図2で、
(a)は全体斜視図、(b)は側面図、(c)は正面図
である。
【0055】すなわち図2で、前記測定端子12から接
続端子12aを除いた領域での側面視形状と厚さが該測
定端子12とほぼ等しいこの場合の測定端子52は、例
えば上記測定端子12の厚さの1/2より僅かに薄い燐
青銅板からなる第1の測定端子52-1と第2の測定端子
52-2とが絶縁材52-3を介する両面に位置して一体化
形成されているものであり、前記接続端子12aに対応
する接続端子52aは上記第1の測定端子52-1のリー
ド部12bから突出する第1の接続端子52a -1と上記
第2の測定端子52-2のリード部12bから突出する第
2の接続端子52a-2とからなるものである。
【0056】そして該第1の接続端子52a-1と第2の
接続端子52a-2とは、該測定端子52をそのリード部
12bの領域で上記溝111dに装着したときに、第1
の接続端子52a-1が該溝111dの上記第1の端子孔
511a-1に対応し、また第2の接続端子52a-2が該
溝111dの上記第2の端子孔511a-2に対応するよ
うになっている。
【0057】従って図1に示す如く、該測定端子52を
矢印b1 で示すようにその接続端子52a側から上記溝
511aに挿入すると、該測定端子52の第1の接続端
子52a-1が上記第1の端子孔511b-1と上記回路基
板512の第1のヴァイアホール512a-1とを貫通
し、また第2の接続端子52a-2が上記第2の端子孔5
11b-2と回路基板512の第2のヴァイアホール51
2a-2とを貫通した状態で該筐体511に装着すること
ができる。
【0058】続いて、上記第1の接続端子52a-1と上
記第1のヴァイアホール112a-1とをはんだ接続し、
また上記第2の接続端子52a-2と上記第1のヴァイア
ホール112a-2とをはんだ接続することで、該接続端
子52aひいては測定端子52と図8で説明した試験装
置13とを図示されない上記回路基板512に繋がる信
号線113を介して接続することができる。
【0059】図2で説明した測定端子52の形成方法を
説明する図3と図4で、(a)は素材時の状態を示し、
(b)は打ち抜き成形時の状態を、(c)は(b)の打
ち抜き品を、(d)は一方の接続端子形成時を、(e)
は他方の接続端子形成時を、(f)は測定端子としての
完成直前の状態をそれぞれ示したものである。
【0060】すなわち図3の(a)で本発明に係わる測
定端子は、厚さ“t”が0.1〜0.12mm程度の2
枚の燐青銅板52″-1と、厚さが0.3〜0.5mm程
度の両面粘着テープ(例えば 東レ・デュポン社製 カ
プトン 300H )52″-2とで構成される。
【0061】そして上記2枚の燐青銅板52″-1を上記
両面粘着テープ52″-2を介して粘着固定することで3
層構造で一体化された素材板52″-3を形成する。
【0062】次いで、通常のプレス成形技術による打ち
抜きで、(b)に示すように前記第1の接続端子52a
-1の領域と第2の接続端子52a-2の領域の双方を含む
測定端子ブランク52′を打ち抜くことで、上記測定端
子ブランク52′を(c)に示すように得ることができ
る。
【0063】なおこの状態で測定端子ブランク52′
は、上記第1の接続端子52a-1と第2の接続端子52
-2の双方から上記リード部12b及び前記コンタクト
12cまでを含む全領域が上述した3層構造になってい
る。
【0064】そこで、先ず第2の接続端子52a-2の領
域における片側(図では手前側)の燐青銅板52″-1
図示されない工具等で切除することで、両面粘着テープ
52″-2が露出した状態の第2の接続端子52a-2
(d)に示すように得ることができる。
【0065】その後、露出した上記両面粘着テープ5
2″-2を剥離除去することで、該両面粘着テープ52″
-2のない第2の接続端子52a-2を(e)に示すように
得ることができる。
【0066】更に、第1の接続端子52a-1の領域にお
ける他方側(図では紙面裏側)の燐青銅板52″-1を上
記同様の手段で切除し、続けて露出する両面粘着テープ
52″-2を上記同様に剥離除去することで第1の接続端
子52a-1が得られることから、所要の測定端子52を
(f)に示すように得ることができる。
【0067】そしてこの場合の測定端子52における第
1の接続端子52a-1と第2の接続端子52a-2間のピ
ッチ“p1 ”は、図1の(a)で説明した第1の端子孔
511b-1と第2の端子孔511b-2間のピッチ
“p2 ”と等しくなるように設定されている。
【0068】従って、図1で示した矢印b1 のように該
測定端子52を筐体511に装着した後、図11で説明
したように該第1の接続端子52a-1と前記回路基板5
12の図示されない前記第1のヴァイアホール512a
-1とをはんだ接続し、更に第2の接続端子52a-2と前
記回路基板512の図示されない前記第2のヴァイアホ
ール512a-2とをはんだ接続することで、該測定端子
52と図8で説明した試験装置13とを上記回路基板5
12に繋がる信号線113を介して接続することができ
る。
【0069】そこで、前述した半導体ICを上記筐体5
11に位置決め載置した後に前記蓋体116を閉じるこ
とで、該蓋体116の前記線状突起116aが該半導体
IC21の各端子21aを押圧するので、結果的に該各
端子21aと測定端子52とを一定圧力で接続させられ
ることは図11の場合と同様である。
【0070】従って、前記試験装置13から該測定端子
52を介して被検半導体IC21に所定の信号を送り込
むことで、該半導体IC21としての試験や検査を行う
ことができる。
【0071】かかる測定端子52を備えたICソケット
5では、半導体IC21の各端子21aのそれぞれに接
触する1個の測定端子52の第1の測定端子52-1と第
2の測定端子52-2とが相互間の絶縁を保って同時に接
続するので、結果的に測定端子を大きくすることなく電
圧供給用と測定用の2個の測定端子を接続することがで
きてICソケットとしての小型化を実現することができ
る。
【0072】測定端子としての応用例を説明する図5
で、(a)は組立前の状態を示した図であり、(b)は
測定端子としての状態を示したものである。
【0073】図5の(a)で測定端子53は、図3の
(a)で説明した燐青銅板52″-1からなる第1の測定
端子53-1と第2の測定端子53-2、及び片面を粘着面
とする絶縁板からなる片面粘着テープ53-3とからな
る。
【0074】そしてこの場合の第1の測定端子53
-1は、図9で説明したコンタクト12cに繋がるリード
部12bの領域に図2で説明した第1の接続端子52a
-1を一体化させたまま上記燐青銅板52″-1から打ち抜
き成形したものである。
【0075】また第2の測定端子53-2は、上記第1の
測定端子53-1と同様に、図9で説明したコンタクト1
2cに繋がるリード部12bの領域に図2で説明した第
2の接続端子52a-2を一体化させた状態で上記燐青銅
板52″-1から打ち抜き成形したものである。
【0076】更に上記片面粘着テープ53-3は、例えば
厚さが0.5mm程度の樹脂等絶縁板から上記コンタク
ト12cとリード部12bに対応する領域を打ち抜き成
形した後、その片面(図では裏面側)に粘着性樹脂を塗
布したものである。
【0077】そこで、上記第2の測定端子53-2に上記
片面粘着テープ53-3を矢印c1 の如く押圧して両者を
粘着固定する。
【0078】次いで、上記第1の測定端子53-1を上記
片面粘着テープ53-3に当接させた状態で図示されない
治具等を使用して図(b)の矢印c2 の如く該第1の測
定端子53-1を上記スペーサに押圧すると、片面粘着テ
ープ53-3付の第2の測定端子53-2と上記第1の測定
端子53-1とからなる測定端子53を得ることができ
る。
【0079】そこでこの状態にある上記測定端子53
を、図1における測定端子52と同様に前述した溝11
1dに挿入して筐体511に装着し、以後図11で説明
したように、該第1の測定端子53-1の第1の接続端子
52a-1と前記回路基板512の図示されない前記第1
のヴァイアホール512a-1とをはんだ接続し、更に第
2の測定端子53-2の第2の接続端子52a-2と前記回
路基板512の図示されない前記第2のヴァイアホール
512a-2とをはんだ接続することで、該測定端子53
と図8で説明した試験装置13とを上記回路基板512
に繋がる信号線113を介して接続することができる。
【0080】かかる測定端子53を備えたICソケット
では、前記測定端子52で必要とした接続端子領域の切
除工程が不要となるため該測定端子52よりも低廉化が
図れるメリットがある。
【0081】測定端子としての他の応用例を説明する図
6で、(a)は組立前の状態を示した図であり、(b)
は測定端子としての状態を示したものである。
【0082】図6の(a)で測定端子54は、図5で説
明した第1の測定端子53-1と第2の測定端子53-2
及び絶縁板からなるスペーサ54-1とからなる。
【0083】そしてこの場合の上記スペーサ54-1は、
厚さが0.5mm程度の樹脂等絶縁板から上記コンタク
ト12cとリード部12bに対応する領域を打ち抜き成
形したものである。
【0084】そこで、上記第1の測定端子53-1と第2
の測定端子53-2とを上記スペーサ54-1を介して
(b)に示す矢印dの如く図示されない治具等で押圧固
定することで、該第1の測定端子53-1とスペーサ54
-1と第2の測定端子53-2とからなる測定端子54を得
ることができる。
【0085】従って、上記第1の測定端子53-1とスペ
ーサ54-1と第2の測定端子53-2とが押圧固定された
状態の上記測定端子54を、前記測定端子53と同様に
前記筐体511に装着し、更に該測定端子53同様には
んだ接続することで、該測定端子54を備えたICソケ
ットを構成することができる。
【0086】かかる測定端子54を備えたICソケット
では、第1の測定端子53-1におけるコンタクト12c
の領域(図では12c-1)と第2の測定端子53-2にお
けるコンタクト12cの領域(図では12c-2)とがス
ペーサ54-1を介して位置しているだけなので、リード
部12bに対して別々に変移し得る状態にある。
【0087】従って、前述した半導体IC21の各端子
21aに対する接続性向上が図れるメリットがある。
【0088】測定端子としての第3の応用例を説明する
図7で、(a)は完成状態を示した全体斜視図であり
(b)は一部断面視した側面図、(c)は正面図であ
る。
【0089】図7で測定端子55は、図5で説明した第
1の測定端子53-1と第2の測定端子53-2、及び該各
測定端子53-1,53-2を位置決めして固定する樹脂成
形体55-1とからなるものである。
【0090】そしてこの場合の上記樹脂成形体55
-1は、上記第1の測定端子53-1と第2の測定端子53
-2とを例えば0.5mm程度の間隔を保ってそれぞれの
リード部12bの根元領域で位置決め固定し得る角孔5
-1aが形成され、且つ該角孔55-1a間を隔てる隔壁
55-1bから上記各測定端子のリード部に沿ってコンタ
クト12cの領域まで延びる舌片55-1cが形成されて
なるものである。
【0091】そこで上記樹脂成形体55-1を成形した
後、上記第1の測定端子53-1と第2の測定端子53-2
とを該樹脂成形体55-1に装着することで、該第1の測
定端子53-1と第2の測定端子53-2が樹脂成形体55
-1に一体化された測定端子55を図示のようにく得るこ
とができる。
【0092】なおこの場合の測定端子55は、前述した
筐体111における溝111dの大きさを上記樹脂成形
体55-1の平面視サイズに合わせることで容易に筐体1
11に装着することができる。
【0093】従って、該測定端子55の第1の測定端子
53-1と第2の測定端子53-2とを前述したようにそれ
ぞれはんだ接続することで、所要のICソケットを容易
に構成することができる。
【0094】かかる測定端子55を備えたICソケット
では、図6で説明した測定端子54と同様にコンタクト
12cの領域では第1の測定端子と第2の測定端子との
間で別々に変移し得るので接続性向上が図れると共に、
筐体111への装着の容易化が実現できるメリットがあ
る。
【0095】なお上記樹脂成形体55-1を、第1の測定
端子53-1と第2の測定端子53-2とを含めた通常のイ
ンサート成形技術で成形しても同等の効果が得られるこ
とは明らかである。
【0096】
【発明の効果】上述の如く本発明により、ソケットとし
ての小型化と低廉化の実現で生産性向上を図ったICソ
ケットを提供することができる。
【0097】なお、上記の説明では対向する二辺から端
子が突出する半導体ICを対象としているが、例えば周
囲の四辺から端子が突出する半導体ICの場合では上述
した測定端子を該各端子に対応して前記筐体に配置する
ことで同等の効果が得られることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるICソケットを説明する図。
【図2】 図1における測定端子を説明する図。
【図3】 図2の測定端子の形成方法を説明する図(そ
の1)。
【図4】 図2の測定端子の形成方法を説明する図(そ
の2)。
【図5】 図2の測定端子の応用例を説明する図。
【図6】 図2の測定端子の他の応用例を説明する図。
【図7】 図2の測定端子の第3の応用例を説明する
図。
【図8】 従来のICソケットの全体構成を説明する
図。
【図9】 図8の測定端子を説明する図。
【図10】 図8のソケット本体を説明する図。
【図11】 半導体IC測定するときの状態を説明する
図。
【図12】 従来のICソケットの第1の応用例を説明
する図。
【図13】 従来のICソケットの第2の応用例を説明
する図。である。
【符号の説明】
5 ICソケット 12b リード部 12c コンタクト 13 試験装置 51 ソケット本体 52,53,54 測定端子 52′ 測定端子ブランク 52″-1 燐青銅板 52″-2 両面粘着テープ 52″-3 素材板 52-1 第1の測定端子 52-2 第2の測定端子 52-3 絶縁材 52a 接続端子 52a-1 第1の接続端子 52a-2 第2の接続端子 53-1 第1の測定端子 53-2 第2の測定端子 53-3 片面粘着テープ 54-1 スペーサ 55-1 樹脂成形体 55-1a 角孔 55-1b 隔壁 55-1c 舌片 55-1a 角孔 111d 溝 113 信号線 116 蓋体 511 筐体 511a 溝 511b-1 第1の端子孔 511b-2 第2の端子孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 浩 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 Fターム(参考) 5E024 CA01 CB04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ICを位置決めして載置する筐体
    と、該筐体に載置された前記半導体ICの端子のそれぞ
    れと下側で接するように該筐体に装着される測定端子
    と、前記筐体に対する回動で前記半導体ICの各端子を
    上方から押圧し得る蓋体を含んでなり、 前記測定端子は、ほぼ同形の第1の測定端子と第2の測
    定端子を有し、該第1の測定端子と第2の測定端子とが
    薄板状の絶縁材を挟んで位置するように構成されている
    ことを特徴とするICソケット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の絶縁材が、少なくとも片
    面に粘着性を有する絶縁テープであることを特徴とする
    ICソケット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の絶縁材が、樹脂絶縁板で
    あることを特徴とするICソケット。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の絶縁材が、前記第1の測
    定端子と第2の測定端子とを根元域で位置決めして固定
    する樹脂成形体に形成された舌片であることを特徴とす
    るICソケット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004111056A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Enplas Corp 電気部品用ソケット
US6743033B2 (en) 2001-11-20 2004-06-01 Fujitsu Limited Contactor for semiconductor device and contact method
JP2009266595A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Sanyu Kogyo Kk Icソケット
JP2013004175A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Shinko Electric Ind Co Ltd 接続端子及びその製造方法、並びにソケット

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