JP2003157630A - 位置決め制御装置 - Google Patents

位置決め制御装置

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JP2003157630A
JP2003157630A JP2001351925A JP2001351925A JP2003157630A JP 2003157630 A JP2003157630 A JP 2003157630A JP 2001351925 A JP2001351925 A JP 2001351925A JP 2001351925 A JP2001351925 A JP 2001351925A JP 2003157630 A JP2003157630 A JP 2003157630A
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
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    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5526Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof

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  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ディスク装置の位置決め制御系におい
て、VCM電流に飽和が生じた際にも位置軌道及び速度
軌道に対してヘッド位置を高精度に追従させることを目
的とする。 【解決手段】 制御プログラム内に内部モデル42〜4
4と軌道生成部40を構築し、生成された位置軌道と速
度軌道、及び内部モデル位置と内部モデル速度に基づ
き、第一の操作信号Umfを一定サンプル時間Tu出力
した後、第二の操作信号Umsを一定サンプル時間Tu
出力する操作信号を、2×Tu秒後の内部モデルの出力
する位置Pm及び速度Vmが生成された位置軌道及び速
度軌道と一致するようにモデル制御部41でUmf、U
msを算出する。また、ヘッド移動用ボイスコイル電流
の飽和がその検出器48で検出されたときは、検出した
ボイスコイル電流から位置フィードバック信号Uhを差
し引いた信号を内部モデル入力とすることでモデルを制
御対象に追随させて制御性能の劣化を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置決め制御装置
に係り、特に磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御に
好適な位置決め制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの外部記憶装置として用い
られる磁気ディスク装置は、磁気ヘッドが回転している
磁気ディスク面上の目的とするトラックに移動してデー
タの記録再生を行っており、磁気ディスク装置に対する
データアクセスの処理速度を向上するため、磁気ヘッド
を高速かつ高精度に目標とするトラック位置へ移動する
ことが必要である。この磁気ヘッドの位置決め制御装置
の従来技術としては、例えば、特開平4−000508
号に示されているものがある。この技術では、ヘッド位
置及びヘッド移動速度を検出し、検出したヘッド位置と
目標位置との偏差から目標位置へ到達するための速度軌
道(プロファイル)及びヘッド駆動電流の軌道を生成
し、速度軌道の示す速度と検出したヘッド移動速度の誤
差及びヘッド駆動電流軌道の示す値に応じてヘッド駆動
電流をフィードバック制御している。また、特開200
1−135050号には、上記と同様なフィードバック
制御に加えて、ヘッド駆動電流に対応する加速度信号を
入力としてヘッドをフィードフォワード制御する機能を
付加し、これによってフィードバック制御で生じるオー
バーミュートを防止する技術が開示されている。
【0003】また、論文「マルチレートサンプリングを
用いた完全追従制御法による磁気ディスク装置のシーク
制御」(藤本他、電気学会論文誌D産業応用部門誌12
0巻10号、1157〜1164ページ、2000年1
0月)には図3に示す位置決め装置が開示されている。
この装置では、図示しない目標位置へ到達するまでの目
標位置Poが与えられると、軌道生成部31はまず目標
位置へ到達するまでの時間(シークタイム)を求める。
そして、ヘッド駆動の制御周期をトラック位置検出周期
2Tuの半分のTuとしたとき、上記シークタイムを実
現するための、2Tuごとにその値が変化する位置軌道
Ptと速度軌道Vtを求める。加速度生成部32は、上
記の位置軌道Ptと速度軌道Vtを用いて、フィードフ
ォワード制御信号Umを次式により算出する
【数1】 但しPtb、Vtbは2Tu前に算出したPt、Vtの
値であり、nはシーク動作開始時点よりTuを一周期と
して何周期目かを表す整数である。モデル33は制御対
象を表すモデルで、例えば2重積分及び時間遅れを含む
系として与える。このモデルは(数1)で求められたフ
ィードフォワード制御信号Umから位置フィードバック
モデル位置信号Pfを算出し、これから実際に検出され
た制御対象35の位置信号Pとの差が誤差信号eとして
位置制御器34へ入力され、ここでフィードバック制御
信号Uhが生成される。制御対象35は、フィードフォ
ワード制御信号Um及びフィードバック制御信号Uhの
和の制御信号Dにより制御される。
【0004】また、論文“Multi-rate Two-Degree-of-F
reedom Control for Fast and Vibration-less Seeking
of Hard Disk Drives”(Shinsuke Nakagawaら,The Am
erican Control Conference, 25 27, July, 2001, Arl
ington)では、前述の藤本らによる方法に対して、機構
共振特性を考慮した目標位置軌道の算出方法を提案し、
更なる性能改善を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】藤本らの手法およびNa
kagawaらの手法は、算出した位置軌道及び速度軌道にヘ
ッド位置を追従させるフィードフォワード制御系と、ヘ
ッド位置と目標位置軌道の偏差を圧縮するフィードバッ
ク制御系によって構成されており、フィードフォワード
制御系による電流指令値と実際のアクチュエータに流れ
る電流値に差異がなければ良好な追従特性を実現可能で
ある。しかし、ヘッドの移動距離が大きいときは、大き
な駆動電流を流そうとする制御信号となるために、ヘッ
ドを起動するアクチュエータで電流飽和が生じ易い。ア
クチュエータでの電流飽和などにより、フィードフォワ
ード制御系による電流指令値と実際にアクチュエータに
流れる電流値との間に大きな差が生じた場合、ヘッド位
置Pと位置フィードバック用モデル位置信号Pfの偏差
が増大し、アンチワインドアップ現象による追従性能の
悪化が避けられない。また、フィードフォワード入力を
計算する際に発生する演算誤差や数値の丸め誤差によっ
て、位置フィードバック用モデル位置信号Pfとヘッド
位置Pの偏差が増大することも問題となる。
【0006】本発明は、前記したShinsuke Nakagawaら
の技術を改善し、アクチュエータにおいて電流飽和が生
じた場合や演算による誤差が問題となる場合にも制御性
能が悪化しないようにした位置決め制御装置の実現を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気記録媒体
の記録及び再生の少なくとも一方を行うヘッドを目標と
する位置へ移動させるための位置決め制御装置におい
て、与えられた目標位置へヘッドを移動させるシーク時
間及びそのシーク時間内のヘッドの位置軌道及び速度軌
道をヘッド位置検出手段により検出された位置信号のサ
ンプリング周期Tsに対して2Tsごとに算出する軌道
生成手段と、ヘッド駆動信号が出力されてから位置信号
が検出されて出力されるまでのヘッド駆動手段を含むヘ
ッド系の剛体モデル及び無駄時間モデルと、前記剛体モ
デルにより算出された剛体モデル位置及び剛体モデル速
度が前記位置信号の次のサンプリング時点に於いて前記
位置軌道及び速度軌道のそれぞれと一致するようにする
ための第1及び第2モデルフィードバック制御信号を前
記サンプリング周期Tsに対して2Tsごとに算出する
モデル制御手段と、前記剛体モデル及び無駄時間モデル
を用いて算出された位置フィードバック用モデル位置と
前記検出された位置信号との偏差に基づきフィードバッ
ク制御信号を算出する位置制御手段と、ヘッド駆動手段
に流れる駆動電流が飽和しているか否かを検出する飽和
検出手段と、前記位置信号の偶数回目のサンプリング時
点の時は前記第1モデルフィードバック制御信号を、奇
数回目のサンプリング時点の時は前記第2モデルフィー
ドバック制御信号を入力制御信号とするとともに、前記
飽和検出手段により前記駆動電流が飽和していないと判
定されたときには前記入力制御信号を前記剛体モデル入
力としかつ前記位置制御手段により算出されたフィード
バック制御信号と前記入力制御信号との和を前記ヘッド
駆動信号として前記ヘッド系へ出力し、前記駆動電流が
飽和していると判定されたときには前記駆動電流に対応
するヘッド加速度から前記位置制御手段により算出され
たフィードバック制御信号を差し引いた信号を前記剛体
モデルへのモデル入力としかつ前記入力制御信号もしく
は前記ヘッド加速度を前記ヘッド駆動信号として前記ヘ
ッド系へ出力する切替手段と、を備えたことを特徴とす
る位置決め制御装置を開示する。
【0008】更に本発明は、磁気記録媒体の記録及び再
生の少なくとも一方を行うヘッドを目標とする位置へ移
動させるための位置決め制御装置において、与えられた
目標位置へヘッドを移動させるシーク時間及びそのシー
ク時間内のヘッドの位置軌道及び速度軌道をヘッド位置
検出手段により検出された位置信号のサンプリング周期
Tsごとに算出する軌道生成手段と、ヘッド駆動信号が
出力されてから位置信号が検出されて出力されるまでの
ヘッド駆動手段を含むヘッド系の剛体モデル及び無駄時
間モデルと、前記剛体モデルにより算出された剛体モデ
ル位置及び剛体モデル速度が前記位置信号の次のサンプ
リング時点に於いて前記位置軌道及び速度軌道のそれぞ
れと一致するようにするための第1及び第2モデルフィ
ードバック制御信号を前記サンプリング周期Tsごとに
算出するモデル制御手段と、前記剛体モデル及び無駄時
間モデルを用いて算出された位置フィードバック用モデ
ル位置と前記検出された位置信号との偏差に基づきフィ
ードバック制御信号を算出する位置制御手段と、ヘッド
駆動手段に流れる駆動電流が飽和しているか否かを検出
する飽和検出手段と、前記位置信号のサンプリング時点
よりサンプリング周期Tsの前半の(1/2)Tsの間
は前記第1モデルフィードバック制御信号を、後半の
(1/2)Tsの間は前記第2モデルフィードバック制
御信号を入力制御信号とするとともに、前記飽和検出手
段により前記駆動電流が飽和していないと判定されたと
きには前記入力制御信号を前記剛体モデル入力としかつ
前記位置制御手段により算出されたフィードバック制御
信号と前記入力制御信号との和を前記ヘッド駆動信号と
して前記ヘッド系へ出力し、前記駆動電流が飽和してい
ると判定されたときには前記駆動電流に対応するヘッド
加速度から前記位置制御手段により算出されたフィード
バック制御信号を差し引いた信号を前記剛体モデルへの
モデル入力としかつ前記入力制御信号もしくは前記ヘッ
ド加速度を前記ヘッド駆動信号として前記ヘッド系へ出
力する切替手段と、を備えたことを特徴とする位置決め
制御装置を開示する。
【0009】更に本発明は、磁気記録媒体の記録及び再
生の少なくとも一方を行うヘッドを目標とする位置へ移
動させるための位置決め制御装置において、与えられた
目標位置へヘッドを移動させるシーク時間及びそのシー
ク時間内のヘッドの位置軌道及び速度軌道をヘッド位置
検出手段により検出された位置信号のサンプリング周期
Tsに対して2Tsごとに算出する軌道生成手段と、ヘ
ッド駆動信号が出力されてから位置信号が検出されて出
力されるまでのヘッド駆動手段を含むヘッド系の剛体モ
デル及び無駄時間モデルと、前記剛体モデルにより算出
された剛体モデル位置及び剛体モデル速度が前記位置信
号の次のサンプリング時点に於いて前記位置軌道及び速
度軌道のそれぞれと一致するようにするための第1及び
第2モデルフィードバック制御信号を前記サンプリング
周期Tsに対して2Tsごとに算出するモデル制御手段
と、前記剛体モデル及び無駄時間モデルを用いて算出さ
れた位置フィードバック用モデル位置と前記検出された
位置信号との偏差に基づきフィードバック制御信号を算
出する位置制御手段と、ヘッド駆動手段に流れる駆動電
流が飽和しているか否かを検出する飽和検出手段と、前
記位置信号の偶数回目のサンプリング時点の時は前記第
1モデルフィードバック制御信号を、奇数回目のサンプ
リング時点の時は前記第2モデルフィードバック制御信
号を入力制御信号とし、さらに前記第1及び第2モデル
フィードバック制御信号の差の絶対値が予め定めた閾値
をこえているときはそれら2つのモデルフィードバック
制御信号の平均値を振動補償入力とし、前記絶対値が前
記閾値をこえていないときは前記入力制御信号を振動補
償入力とするとともに、前記飽和検出手段により前記駆
動電流が飽和していないと判定されたときには前記入力
制御信号を前記剛体モデル入力としかつ前記位置制御手
段により算出されたフィードバック制御信号と前記振動
補償入力との和を前記ヘッド駆動信号として前記ヘッド
系へ出力し、前記駆動電流が飽和していると判定された
ときには前記駆動電流に対応するヘッド加速度から前記
位置制御手段により算出されたフィードバック制御信号
を差し引いた信号を前記剛体モデルへのモデル入力とし
かつ前記振動補償入力もしくは前記ヘッド加速度を前記
ヘッド駆動信号として前記ヘッド系へ出力する切替手段
と、を備えたことを特徴とする位置決め制御装置を開示
する。
【0010】更に本発明は、磁気記録媒体の記録及び再
生の少なくとも一方を行うヘッドを目標とする位置へ移
動させるための位置決め制御装置において、与えられた
目標位置へヘッドを移動させるシーク時間及びそのシー
ク時間内のヘッドの位置軌道及び速度軌道をヘッド位置
検出手段により検出された位置信号のサンプリング周期
Tsごとに算出する軌道生成手段と、ヘッド駆動信号が
出力されてから位置信号が検出されて出力されるまでの
ヘッド駆動手段を含むヘッド系の剛体モデル及び無駄時
間モデルと、前記剛体モデルにより算出された剛体モデ
ル位置及び剛体モデル速度が前記位置信号の次のサンプ
リング時点に於いて前記位置軌道及び速度軌道のそれぞ
れと一致するようにするための第1及び第2モデルフィ
ードバック制御信号を前記サンプリング周期Tsごとに
算出するモデル制御手段と、前記剛体モデル及び無駄時
間モデルを用いて算出された位置フィードバック用モデ
ル位置と前記検出された位置信号との偏差に基づきフィ
ードバック制御信号を算出する位置制御手段と、ヘッド
駆動手段に流れる駆動電流が飽和しているか否かを検出
する飽和検出手段と、前記位置信号のサンプリング時点
よりサンプリング周期Tsの前半の(1/2)Tsの間
は前記第1モデルフィードバック制御信号を、後半の
(1/2)Tsの間は前記第2モデルフィードバック制
御信号を入力制御信号とし、さらに前記第1及び第2モ
デルフィードバック制御信号の差の絶対値が予め定めた
閾値をこえているときはそれら2つのモデルフィードバ
ック制御信号の平均値を振動補償入力とし、前記絶対値
が前記閾値をこえていないときは前記入力制御信号を振
動補償入力とするとともに、前記飽和検出手段により前
記駆動電流が飽和していないと判定されたときには前記
入力制御信号を前記剛体モデル入力としかつ前記位置制
御手段により算出されたフィードバック制御信号と前記
振動補償入力との和を前記ヘッド駆動信号として前記ヘ
ッド系へ出力し、前記駆動電流が飽和していると判定さ
れたときには前記駆動電流に対応するヘッド加速度から
前記位置制御手段により算出されたフィードバック制御
信号を差し引いた信号を前記剛体モデルへのモデル入力
としかつ前記振動補償入力もしくは前記ヘッド加速度を
前記ヘッド駆動信号として前記ヘッド系へ出力する切替
手段と、を備えたことを特徴とする位置決め制御装置を
開示する。
【0011】更に本発明は、前記ヘッド系の共振モデル
を付加してこのモデルと前記剛体モデル及び無駄時間モ
デルを用いて前記位置フィードバック用モデル位置を算
出するとともに、前記切替手段は、前記飽和検出手段に
より前記駆動電流が飽和していないと判定されたときに
は前記入力制御信号を前記共振モデルへのモデル入力と
し、前記駆動電流が飽和していると判定されたときには
前記駆動電流に対応するヘッド加速度から前記位置制御
手段により算出されたフィードバック制御信号を差し引
いた信号を前記共振モデルへのモデル入力とすることを
特徴とする位置決め制御装置を開示する。
【0012】更に本発明は、前記ヘッド系の共振モデル
を付加してこのモデルと前記剛体モデル及び無駄時間モ
デルを用いて前記位置フィードバック用モデル位置を算
出するとともに、前記飽和検出手段により前記駆動電流
が飽和していないと判定されたときには前記振動補償入
力を前記共振モデルへのモデル入力とし、前記駆動電流
が飽和していると判定されたときには前記駆動電流に対
応するヘッド加速度から前記位置制御手段により算出さ
れたフィードバック制御信号を差し引いた信号を前記共
振モデルへのモデル入力とすることを特徴とする位置決
め制御装置を開示する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。図2は、本発明の位置決め制御装置と制御
対象としての磁気ディスク装置ヘッド部の構成を示した
もので、スピンドルモータ6には、記録媒体である磁気
ディスク5が固定されており、定められた回転数により
回転している。また、スピンドルモータ6に保持された
磁気ディスク5の側方向には、ピボット軸受3が、スピ
ンドルモータ軸に平行になるように設けられている。キ
ャリッジ4はピボット軸受3に揺動可能に固定されてい
る。磁気ヘッド1はキャリッジ4の先端に固定されてい
る。磁気ヘッド1を移動させるための動力はボイスコイ
ルモータ(VCM)2により発生する。磁気ディスク上
のサーボセクター7にはトラック位置信号が記録されて
いる。磁気ヘッドにより読みとられた信号は、ヘッド信
号増幅器8により増幅され、サーボ信号復調器9により
復調される。復調されたサーボ信号19はAD変換器1
0でディジタル化され、バス13を介してMPU16に
取り込まれる。特にサーボセクタ7に記録された位置信
号は、磁気ディスク25の回転数が一定であるから、一
定時間の周期で読みとられ、これはディジタル化された
位置信号PとしてMPU16へ入力される。VCM2に
実際に流れている電流は電流検出器20で検出され、A
D変換器21でディジタル化されてディジタルのVCM
電流信号IVとしてMPU16へ入力される。
【0014】MPU16に対してはバス13を介してR
OM15、RAM14が設けられる。ROM15にはM
PU16で実行する本発明の機能を実行するためのプロ
グラムを含む各種の制御プログラムが格納され、また各
種の制御に必要なパラメータも格納されている。MPU
16に対してはバス13を介してインターフェースコン
トローラ17が接続され、ホスト側コントローラ18の
コマンドを受けて、MPU16に対してリードライトの
アクセス要求を出す。データのリードライトを要求する
コマンド(シークコマンド)が発行されると、MPU1
6はROM15のプログラムを実行して、現在のヘッド
位置から目標位置までの距離に応じて最適なVCM制御
信号Dを生成し、DA変換器11及びパワーアンプ12
を介してVCM2へ印加する。VCM2はヘッドアクチ
ュエータの駆動力を発生し、ヘッドを目標とする位置に
位置決めする。
【0015】図1は、本発明の位置決め制御装置の構成
例を示すブロック線図で、図2で説明したMPU16の
処理により実現される。図1において、制御対象200
は、図2のMPU16で計算されるVCM制御信号Dを
入力とし、ヘッドのトラック位置がディジタル化されて
位置信号Pとして出力されるまでの伝達特性を指す。一
方、制御部100は、データの読み書きを行うトラック
の目標位置Po、現在のヘッド位置を示す位置信号P、
及びVCM2に流れている電流の検出値IVが入力さ
れ、これらの入力値に基づきヘッドを位置決めするVC
M制御信号Dが計算され、VCM2へ印加される。以
下、制御部100の各ブロックの動作を説明する。
【0016】いま、位置信号Pの検出周期及びフィード
バック制御信号Uhの切替周期をTsとし、ヘッド駆動
の制御周期TuをTsに等しいとする。軌道生成部40
は、データの読み書きを行う目標トラックに相当する目
標位置Poと目標位置に到達するまでのシーク時間Tf
を算出し、2×Tu秒毎の位置軌道と速度軌道Vtを発
生する。そのとき、位置軌道Pt及び速度軌道Vtの初
期値は、それらのシーク動作開始時に於ける値とし、こ
れらの初期値と同じくシーク動作開始時の加速度を用い
て各時刻t=0、2Tu、…における軌道Pt、Vtが
算出される。また、VCM電流が飽和状態から非飽和状
態に回復したときや、シーク終端に近づくにつれて演算
精度を高めたいときなど、位置軌道及び速度軌道を再構
築することにより制御性能が向上する場合がある。その
ような場合は、切り換えを行う時刻Tcにおいて、後述
するモデルの入出力信号を用いて、初期位置を剛体モデ
ル位置Pmに、初期速度を剛体モデル速度Vmに、初期
加速度を信号M1に書き換え、位置軌道Pt及び速度軌
道Vtを再構築する。再構築された位置軌道及び速度軌
道を計算するときには、シーク時間はTf−Tcとし、
現在時刻はt−Tcとする。
【0017】制御部100は、その内部モデルとして、
剛体モデル42と共振モデル43および無駄時間モデル
44を有する。これらは従来技術と同様でよい。なお、
制御対象の有する共振特性の影響が小さい場合やモデル
化が困難な場合は、必ずしも共振モデル43を考慮する
必要は無い。剛体モデル42は(数2)(数3)により
剛体モデル位置Pm及び剛体モデル速度Vmを算出す
る。
【数2】
【数3】 但しPmb及びVmbは前サンプル時点における剛体モ
デル出力のPm、Vmの値であり、Umfbは、後述す
るようにモデル制御部41により2Tuごとに算出され
るモデルフィードバック制御信号Umの値である。ま
た、共振モデル43は、入力信号から共振モデル位置ま
でのパルス伝達関数を用いて表現した場合、連続時間系
での振動モードを表す
【数4】 をサンプリング周期Tuで零次ホールドにより離散化し
たものとする。また、無駄時間モデル44は、制御系の
もつ無駄時間をTdとしてパルス伝達関数を用いて表現
した場合、無駄時間要素の伝達関数
【数5】 を有利関数に近似した後に離散時間系にて実現したもの
とする。本実施の形態では、有理関数に近似する方法と
してPade一次近似を用いた。
【0018】位置制御器45は、磁気ディスク装置では
公知である望ましい制御性能を実現するためのフォロイ
ング補償器から構成され、位置フィードバック用モデル
位置Pfと位置信号Pの偏差を圧縮するフィードバック
制御信号Uhを計算する。ここでは、位置情報Pのサン
プリング周期およびフィードバック制御信号Uhの周期
はともにTs秒であり、モデルフィードバック制御信号
Umの周期と等しい。
【0019】モデル制御部41は、位置軌道Pt、速度
軌道Vtと剛体モデル位置Pm、及び剛体モデル速度V
mを2×Tu秒毎に参照し、2×Tu秒後において、剛
体モデル位置Pmが位置軌道Ptと一致し、剛体モデル
速度Vmが速度軌道Vtに一致するように、モデルフィ
ードバック制御入力Umを(数6)により計算するもの
で、シーク制御開始からn(=0,1,2,…)×Tu
期間にnが偶数ならUmをUmfとし、nが奇数ならU
mをUmsとする。
【数6】
【0020】係数52は、検出したVCM電流値信号I
Vを制御対象200の加速度を表す加速度信号Uに変換
する定数である。
【0021】切替器47は、モデルフィードバック制御
信号Um、フィードバック制御信号Uh、及び加速度信
号Uを入力とし、VCM電流の飽和/非飽和を検出する
検出部48の出力に応じてその出力であるモデル入力M
1、M2及びVCM制御信号Dの値を切りかえる。飽和
検出部48におけるVCM電流が飽和状態か非飽和状態
かの判断は、VCM制御信号Dと対応するVCM電流信
号IVとの比較により行い、両者の差が所定値以上の時
を飽和状態とする。
【0022】図4は、VCM電流が飽和していない場合
の、切替器47の動作例を示すブロック線図である。振
動防止プログラム471は、モデル制御部41で算出さ
れた2つの値の差、即ちUmf−Umsの絶対値がある
規定値より大きい場合にUmfとUmsの平均値を信号
Wとして出力し、このときはWの値は2Tuごとに変化
する。また、Umf−Umsの絶対値がある規定値より
小さい場合には、モデルフィードバック制御信号Umを
そのまま信号Wとして出力し、この値はTuごとに変化
する。この振動防止プログラムを挿入することにより、
モデルフィードバック制御信号Umが振動的となった場
合、制御対象200及び共振モデル43がモデルフィー
ドバック制御信号Umによって振動されることを防ぐこ
とができる。そして、モデル入力M1はモデルフィード
バック制御信号Umとし、モデル入力M2は振動防止プ
ログラムを通過後の信号Wとする。VCM制御信号Dは
信号Wとフィードバック制御信号Uhの和として求め
る。
【0023】図5は、VCM電流が飽和している場合の
切替器47の動作例を示すブロック線図で、振動防止プ
ログラム471は図4の場合と同じものである。VCM
制御信号Dは、振動防止プログラム471の出力信号W
とし、モデル入力M1とモデル入力M2は、加速度信号
Uからフィードバック制御信号Uhを差し引いた信号と
して計算される。
【0024】図6は、VCM電流が飽和している場合の
切替器47の別の動作例を示すブロック線図である。こ
のブロック線図は、モデル入力M1、M2は図5の場合
と同じであるが、VCM制御信号Dを加速度信号Uとし
ている点が異なっている。
【0025】以上で図1の各ブロックの動作を述べた
が、次にこれら各ブロック動作を総合した位置決め制御
の動作を図7に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、ホスト側コントローラ18(図2)からシークコ
マンドが発行されると、データの読み書きを行う目標ト
ラックに対応した目標位置Poとシーク完了までの時間
(シークタイム)Tfを軌道生成部40で算出する(ス
テップS1)。次に、シーク開始時刻から現時刻までの
ヘッド位置情報のサンプリング回数(シーク開始時にお
ける位置情報のサンプリングは含まない)をn=1、
2、…としたとき、nが偶数(シーク開始時はn=0)
である場合に、軌道生成部40において位置軌道Pt、
速度軌道Vtを計算し、さらにこれらの値Pt、Vtと
前サンプル時にて計算済みの剛体モデル位置Pm及び剛
体モデル速度Vmを用いてモデル制御部41にてモデル
フィードバック制御信号Umを(数6)により計算する
(ステップS2〜S4)。
【0026】次に振動防止プログラム471の処理を行
う。まず算出した(数6)の2つの値Umf、Umsの
差の絶対値が所定値δより大きいかを調べ(ステップS
5)、大きいときは振動防止プログラム471の出力信
号Wを(Ums+Umf)/2とする(ステップS
6)。上記絶対値がδより小さいときは、サンプリング
回数nが偶数ならW=Umfとし、奇数ならW=Ums
とする(ステップS7〜S9)。
【0027】次に、位置フィードバック用モデル位置P
fから検出した位置信号Pを差し引いた位置偏差を位置
制御器45に入力してフィードバック制御信号Uhを計
算する(ステップS10)。次に、VCM電流が飽和し
ているかどうかを飽和検出部48で判定し(ステップS
11)、飽和していないときはモデル入力M1=Um、
モデル入力M2=W、VCM制御信号D=W+Uhとし
(ステップS12)、飽和しているときはモデル入力M
1=M2=U−Uh、VCM制御信号D=W(図5の場
合)又はD=U(図6の場合)とする(ステップS1
3)。モデル入力M1、M2が求められると、次に剛体
モデル位置Pm、剛体モデル速度Vm、共振モデル位置
Prを計算し(ステップS14)、その後、剛体モデル
位置Pmと共振モデル位置Prの和を無駄時間モデル4
4に入力し、位置フィードバック用モデル位置Pfを計
算する(ステップS15)。そして、シーク開始から現
在までの時間であるn×TuがシークタイムTf未満で
あれば(ステップS16でNo)、位置信号Pをサンプ
リングし(ステップS17)、これまでの演算処理が繰
り返される。
【0028】以上詳述したように、本発明では、制御プ
ログラムに内部モデルとして、剛体モードを離散時間系
で実現した軌道追従用モデルと、剛体モードと機構共振
および等価無駄時間を含んだモデルを離散時間系で実現
したヘッド位置追従用モデルを実現し、その軌道追従用
モデルの位置Pmと軌道追従用モデルの速度Vmが、次
サンプル時点において目標位置軌道Ptと目標速度軌道
Vtに一致するようにフィードバック(軌道追従フィー
ドバック)制御信号Umを計算する。そして、アクチュ
エータの電流が飽和していないときは、軌道追従用フィ
ードバック信号Umを内部モデルおよびアクチュエータ
へ入力する。一方、電流飽和時は、軌道追従用モデルに
対しては、軌道追従用フィードバック信号Umではな
く、検出したVCM電流にもとづく加速度指令値Uを入
力する。次に、ヘッド位置追従用モデル位置とヘッド位
置との偏差を圧縮するフィードバック(モデル追従フィ
ードバック)制御信号Uhを計算する。そして、アクチ
ュエータの電流が飽和していないときは、モデル追従フ
ィードバック信号Uhをアクチュエータ側に入力し、電
流飽和時は、符号を反転させたモデル追従フィードバッ
ク信号−Uhを内部モデル側に入力する。これにより、
電流非飽和時においてはヘッド位置がヘッド追従用モデ
ル位置に追従し、電流飽和時にはヘッド追従用モデル位
置がヘッド位置に追従する仕組みとなる。さらに、電流
飽和時において、内部モデルにVCM電流値に基づく加
速度指令値を入力することにより、電流飽和時のヘッド
位置とモデル位置との偏差を抑えることが出来る。
【0029】図8は、図1に示した位置決め制御装置の
動作例を示しており、目標位置Po=2mm、シークタ
イムTf=3ms、制御周期Tu=Ts=40μs、モ
デルの遅延時間Td=10μs、また、(数4)の共振
モデルのパラメータをa=1.0,ζ=0.5,ωn=2
×π×4000とした場合で、図8(a)は位置軌道P
tの時刻歴応答を、図8(b)は速度軌道Vtの時刻歴
応答である。このような軌道を与えた際、位置信号Pの
時刻歴応答は図8(c)に示す結果となった。また、そ
の際の電流波形の時刻歴応答は図8(d)である。これ
らの結果より、本発明を適用した位置決め制御系では、
位置軌道Ptに対して、実際のヘッド位置である位置信
号Pが精度良く追従している事が分かる。また、VCM
電流IVの時刻歴応答から、本実施の形態においてはV
CM電流が飽和している事が確認でき、本発明による位
置決め制御系は電流飽和が生じた場合においても、精度
良くヘッド位置を目標軌道に追従させることが分かる。
【0030】図9は、本発明の位置決め制御装置の別の
構成例の動作を示すフローチャートで、ブロック線図と
しては図1と同じである。但し一部のブロックでの動作
が異なっている。図7のフローチャートで示した場合に
は、位置情報Pのサンプリング周期およびフィードバッ
ク制御信号Uhの周期Tsとモデルフィードバック制御
信号Umの切替周期Tuとは同じとしていたが、図9の
場合は、サンプリング周期及びフィードバック制御信号
Uhの周期はTsに対してモデルフィードバック制御信
号の周期TuをTs/2としている。すなわち、モデル
フィードバック制御信号Umを位置信号Pのサンプリン
グに対して2倍マルチレートであるとした場合である。
【0031】図9において、ステップS21、S22、
S23、及びS24の演算は、図7のステップS1、S
3、S4及びS10の演算とそれぞれ同じで、これらに
より、毎サンプリング時(Tsごと)に位置軌道Pt、
速度軌道Vt、(数6)に示したモデルフィードバック
制御信号Umの値Umf、Umsと、フィードバック制
御信号Uhとを算出する。次に飽和検出部48による飽
和の判定を行い(ステップS25)、飽和していないと
きはタイマーをスタートさせる。これはソフト的に構成
したタイマーでよく、位置信号Pのサンプリング周期T
sの半分、つまりTuでタイムアップするものとする
(ステップS26)。そして制御用パラメータsを0と
し(ステップS27)、制御信号UmをUmfとおき
(ステップS28)、|Umf−Ums|>δかを判定
する(ステップS29)。もし|Umf−Ums|が所
定値δより大きいときは振動防止のためW=(Umf+
Ums)/2とし(ステップS30)、δより小さいと
きはW=Umとする(ステップS31)。そしてモデル
入力M1=Um(=Umf)、モデル入力M2=W、V
CM制御信号D=W+Uhとする(ステップS32)。
次にs=1かを調べ(ステップS33)、s=1でなけ
ればタイマーがタイムアップするのを待つ(ステップS
34)。タイムアップするとUm=Umsのとおきsを
1として(ステップS35、S36)、ステップS29
へ戻る。こうしてサンプリング周期Tsの前半のTu間
の制御が行われる。タイムアップ後のステップS29以
下は後半のTu間の制御であり、このときはUm=Um
sとして同様の処理が行われ、s=1となっていること
から次の処理へ移る。またVCM電流が飽和していると
きは、2つのモデル入力M1、M2ともにU−Uhと
し、VCM制御信号DをW(又はU)とする(ステップ
S37)。VCM制御信号が出力されたあとのステップ
S38、S39、S40の処理は図7のステップS1
4、S15、S16とそれぞれ同じである。以上に示し
た図9の処理によっても、図7と同様な効果が得られ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、磁気ディスク装置の位
置決め制御系において、VCM電流が飽和した場合にお
いても、目標トラックへ磁気ヘッドを高速かつ高精度に
位置決めすることが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置決め制御装置の構成例を示すブロ
ック線図である。
【図2】本発明の位置決め制御装置と磁気ディスクヘッ
ド部の構成例である。
【図3】従来の位置決め制御装置の構成を示すブロック
図である。
【図4】VCM電流非飽和時の切替器動作を示す図であ
る。
【図5】VCM電流飽和時の切替器動作を示す図であ
る。
【図6】VCM電流飽和時の切替器の別の動作を示す図
である。
【図7】図1の位置決め制御装置の全体の動作を示すフ
ローチャート例である。
【図8】図1の位置決め制御装置の動作例を示す図であ
る。
【図9】図1の位置決め制御装置の全体の動作を示す別
のフローチャート例である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 2 ボイスコイルモータ(VCM) 4 キャリッジ 5 磁気ディスク 6 スピンドルモータ 10 AD変換機 11 DA変換機 40 軌道生成部 41 モデル制御部 42 剛体モデル 43 共振モデル 44 無駄時間モデル 45 位置制御器 47 切替器 48 飽和検出部 200 制御対象 471 振動防止プログラム D VCM制御信号 P 位置信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 真介 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 5D088 PP01 SS11 TT04 UU10 5D096 AA02 CC01 EE03 GG07 HH01 HH09 5H303 AA22 CC02 DD01 DD04 EE03 EE07 FF09 GG06 HH01 KK22 KK36 LL03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体の記録及び再生の少なくと
    も一方を行うヘッドを目標とする位置へ移動させるため
    の位置決め制御装置において、 与えられた目標位置へヘッドを移動させるシーク時間及
    びそのシーク時間内のヘッドの位置軌道及び速度軌道を
    ヘッド位置検出手段により検出された位置信号のサンプ
    リング周期Tsに対して2Tsごとに算出する軌道生成
    手段と、 ヘッド駆動信号が出力されてから位置信号が検出されて
    出力されるまでのヘッド駆動手段を含むヘッド系の剛体
    モデル及び無駄時間モデルと、 前記剛体モデルにより算出された剛体モデル位置及び剛
    体モデル速度が前記位置信号の次のサンプリング時点に
    於いて前記位置軌道及び速度軌道のそれぞれと一致する
    ようにするための第1及び第2モデルフィードバック制
    御信号を前記サンプリング周期Tsに対して2Tsごと
    に算出するモデル制御手段と、 前記剛体モデル及び無駄時間モデルを用いて算出された
    位置フィードバック用モデル位置と前記検出された位置
    信号との偏差に基づきフィードバック制御信号を算出す
    る位置制御手段と、 ヘッド駆動手段に流れる駆動電流が飽和しているか否か
    を検出する飽和検出手段と、 前記位置信号の偶数回目のサンプリング時点の時は前記
    第1モデルフィードバック制御信号を、奇数回目のサン
    プリング時点の時は前記第2モデルフィードバック制御
    信号を入力制御信号とするとともに、前記飽和検出手段
    により前記駆動電流が飽和していないと判定されたとき
    には前記入力制御信号を前記剛体モデル入力としかつ前
    記位置制御手段により算出されたフィードバック制御信
    号と前記入力制御信号との和を前記ヘッド駆動信号とし
    て前記ヘッド系へ出力し、前記駆動電流が飽和している
    と判定されたときには前記駆動電流に対応するヘッド加
    速度から前記位置制御手段により算出されたフィードバ
    ック制御信号を差し引いた信号を前記剛体モデルへのモ
    デル入力としかつ前記入力制御信号もしくは前記ヘッド
    加速度を前記ヘッド駆動信号として前記ヘッド系へ出力
    する切替手段と、 を備えたことを特徴とする位置決め制御装置。
  2. 【請求項2】 磁気記録媒体の記録及び再生の少なくと
    も一方を行うヘッドを目標とする位置へ移動させるため
    の位置決め制御装置において、 与えられた目標位置へヘッドを移動させるシーク時間及
    びそのシーク時間内のヘッドの位置軌道及び速度軌道を
    ヘッド位置検出手段により検出された位置信号のサンプ
    リング周期Tsごとに算出する軌道生成手段と、 ヘッド駆動信号が出力されてから位置信号が検出されて
    出力されるまでのヘッド駆動手段を含むヘッド系の剛体
    モデル及び無駄時間モデルと、 前記剛体モデルにより算出された剛体モデル位置及び剛
    体モデル速度が前記位置信号の次のサンプリング時点に
    於いて前記位置軌道及び速度軌道のそれぞれと一致する
    ようにするための第1及び第2モデルフィードバック制
    御信号を前記サンプリング周期Tsごとに算出するモデ
    ル制御手段と、 前記剛体モデル及び無駄時間モデルを用いて算出された
    位置フィードバック用モデル位置と前記検出された位置
    信号との偏差に基づきフィードバック制御信号を算出す
    る位置制御手段と、 ヘッド駆動手段に流れる駆動電流が飽和しているか否か
    を検出する飽和検出手段と、 前記位置信号のサンプリング時点よりサンプリング周期
    Tsの前半の(1/2)Tsの間は前記第1モデルフィ
    ードバック制御信号を、後半の(1/2)Tsの間は前
    記第2モデルフィードバック制御信号を入力制御信号と
    するとともに、前記飽和検出手段により前記駆動電流が
    飽和していないと判定されたときには前記入力制御信号
    を前記剛体モデル入力としかつ前記位置制御手段により
    算出されたフィードバック制御信号と前記入力制御信号
    との和を前記ヘッド駆動信号として前記ヘッド系へ出力
    し、前記駆動電流が飽和していると判定されたときには
    前記駆動電流に対応するヘッド加速度から前記位置制御
    手段により算出されたフィードバック制御信号を差し引
    いた信号を前記剛体モデルへのモデル入力としかつ前記
    入力制御信号もしくは前記ヘッド加速度を前記ヘッド駆
    動信号として前記ヘッド系へ出力する切替手段と、 を備えたことを特徴とする位置決め制御装置。
  3. 【請求項3】 磁気記録媒体の記録及び再生の少なくと
    も一方を行うヘッドを目標とする位置へ移動させるため
    の位置決め制御装置において、 与えられた目標位置へヘッドを移動させるシーク時間及
    びそのシーク時間内のヘッドの位置軌道及び速度軌道を
    ヘッド位置検出手段により検出された位置信号のサンプ
    リング周期Tsに対して2Tsごとに算出する軌道生成
    手段と、 ヘッド駆動信号が出力されてから位置信号が検出されて
    出力されるまでのヘッド駆動手段を含むヘッド系の剛体
    モデル及び無駄時間モデルと、 前記剛体モデルにより算出された剛体モデル位置及び剛
    体モデル速度が前記位置信号の次のサンプリング時点に
    於いて前記位置軌道及び速度軌道のそれぞれと一致する
    ようにするための第1及び第2モデルフィードバック制
    御信号を前記サンプリング周期Tsに対して2Tsごと
    に算出するモデル制御手段と、 前記剛体モデル及び無駄時間モデルを用いて算出された
    位置フィードバック用モデル位置と前記検出された位置
    信号との偏差に基づきフィードバック制御信号を算出す
    る位置制御手段と、 ヘッド駆動手段に流れる駆動電流が飽和しているか否か
    を検出する飽和検出手段と、 前記位置信号の偶数回目のサンプリング時点の時は前記
    第1モデルフィードバック制御信号を、奇数回目のサン
    プリング時点の時は前記第2モデルフィードバック制御
    信号を入力制御信号とし、さらに前記第1及び第2モデ
    ルフィードバック制御信号の差の絶対値が予め定めた閾
    値をこえているときはそれら2つのモデルフィードバッ
    ク制御信号の平均値を振動補償入力とし、前記絶対値が
    前記閾値をこえていないときは前記入力制御信号を振動
    補償入力とするとともに、前記飽和検出手段により前記
    駆動電流が飽和していないと判定されたときには前記入
    力制御信号を前記剛体モデル入力としかつ前記位置制御
    手段により算出されたフィードバック制御信号と前記振
    動補償入力との和を前記ヘッド駆動信号として前記ヘッ
    ド系へ出力し、前記駆動電流が飽和していると判定され
    たときには前記駆動電流に対応するヘッド加速度から前
    記位置制御手段により算出されたフィードバック制御信
    号を差し引いた信号を前記剛体モデルへのモデル入力と
    しかつ前記振動補償入力もしくは前記ヘッド加速度を前
    記ヘッド駆動信号として前記ヘッド系へ出力する切替手
    段と、 を備えたことを特徴とする位置決め制御装置。
  4. 【請求項4】 磁気記録媒体の記録及び再生の少なくと
    も一方を行うヘッドを目標とする位置へ移動させるため
    の位置決め制御装置において、 与えられた目標位置へヘッドを移動させるシーク時間及
    びそのシーク時間内のヘッドの位置軌道及び速度軌道を
    ヘッド位置検出手段により検出された位置信号のサンプ
    リング周期Tsごとに算出する軌道生成手段と、 ヘッド駆動信号が出力されてから位置信号が検出されて
    出力されるまでのヘッド駆動手段を含むヘッド系の剛体
    モデル及び無駄時間モデルと、 前記剛体モデルにより算出された剛体モデル位置及び剛
    体モデル速度が前記位置信号の次のサンプリング時点に
    於いて前記位置軌道及び速度軌道のそれぞれと一致する
    ようにするための第1及び第2モデルフィードバック制
    御信号を前記サンプリング周期Tsごとに算出するモデ
    ル制御手段と、 前記剛体モデル及び無駄時間モデルを用いて算出された
    位置フィードバック用モデル位置と前記検出された位置
    信号との偏差に基づきフィードバック制御信号を算出す
    る位置制御手段と、 ヘッド駆動手段に流れる駆動電流が飽和しているか否か
    を検出する飽和検出手段と、 前記位置信号のサンプリング時点よりサンプリング周期
    Tsの前半の(1/2)Tsの間は前記第1モデルフィ
    ードバック制御信号を、後半の(1/2)Tsの間は前
    記第2モデルフィードバック制御信号を入力制御信号と
    し、さらに前記第1及び第2モデルフィードバック制御
    信号の差の絶対値が予め定めた閾値をこえているときは
    それら2つのモデルフィードバック制御信号の平均値を
    振動補償入力とし、前記絶対値が前記閾値をこえていな
    いときは前記入力制御信号を振動補償入力とするととも
    に、前記飽和検出手段により前記駆動電流が飽和してい
    ないと判定されたときには前記入力制御信号を前記剛体
    モデル入力としかつ前記位置制御手段により算出された
    フィードバック制御信号と前記振動補償入力との和を前
    記ヘッド駆動信号として前記ヘッド系へ出力し、前記駆
    動電流が飽和していると判定されたときには前記駆動電
    流に対応するヘッド加速度から前記位置制御手段により
    算出されたフィードバック制御信号を差し引いた信号を
    前記剛体モデルへのモデル入力としかつ前記振動補償入
    力もしくは前記ヘッド加速度を前記ヘッド駆動信号とし
    て前記ヘッド系へ出力する切替手段と、 を備えたことを特徴とする位置決め制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2の位置決め制御装置に
    おいて、前記ヘッド系の共振モデルを付加してこのモデ
    ルと前記剛体モデル及び無駄時間モデルを用いて前記位
    置フィードバック用モデル位置を算出するとともに、前
    記切替手段は、前記飽和検出手段により前記駆動電流が
    飽和していないと判定されたときには前記入力制御信号
    を前記共振モデルへのモデル入力とし、前記駆動電流が
    飽和していると判定されたときには前記駆動電流に対応
    するヘッド加速度から前記位置制御手段により算出され
    たフィードバック制御信号を差し引いた信号を前記共振
    モデルへのモデル入力とすることを特徴とする位置決め
    制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項3または4に記載の位置決め制御
    装置において、前記ヘッド系の共振モデルを付加してこ
    のモデルと前記剛体モデル及び無駄時間モデルを用いて
    前記位置フィードバック用モデル位置を算出するととも
    に、前記飽和検出手段により前記駆動電流が飽和してい
    ないと判定されたときには前記振動補償入力を前記共振
    モデルへのモデル入力とし、前記駆動電流が飽和してい
    ると判定されたときには前記駆動電流に対応するヘッド
    加速度から前記位置制御手段により算出されたフィード
    バック制御信号を差し引いた信号を前記共振モデルへの
    モデル入力とすることを特徴とする位置決め制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、3、もしくは5の内の1つに
    記載の位置決め制御装置おいて、前記モデル制御手段
    は、時間Tuを前記位置信号のサンプリング周期Tsに
    等しい値とし、前記位置軌道及び速度軌道をそれぞれP
    t、Vtとし前記剛体モデルにより算出された剛体モデ
    ル位置及び剛体モデル速度をそれぞれPm、Vmとした
    とき、前記第1及び第2モデルフィードバック制御信号
    Umf及びUmsを数式Umf=(1/Tu)(Pt
    −Pm)−(2/Tu)(Vt−3Vm)、及びUms
    =(1/Tu)(−Pt+Pm)−(2/Tu)(3
    Vt−Vm)により算出することを特徴とする位置決め
    制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項2、4もしくは6の内の1つに記
    載の位置決め制御装置において、前記モデル制御手段
    は、時間Tuを前記位置信号のサンプリング周期Tsの
    半分の値とし、前記位置軌道及び速度軌道をそれぞれP
    t、Vtとし前記剛体モデルにより算出された剛体モデ
    ル位置及び剛体モデル速度をそれぞれPm、Vmとした
    とき、前記第1及び第2モデルフィードバック制御信号
    Umf及びUmsを数式Umf=(1/Tu)(Pt
    −Pm)−(2/Tu)(Vt−3Vm)、及びUms
    =(1/Tu)(−Pt+Pm)−(2/Tu)(3
    Vt−Vm)により算出することを特徴とする位置決め
    制御装置。
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