JP3091984B2 - ディスク記憶装置 - Google Patents

ディスク記憶装置

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JP3091984B2
JP3091984B2 JP04237005A JP23700592A JP3091984B2 JP 3091984 B2 JP3091984 B2 JP 3091984B2 JP 04237005 A JP04237005 A JP 04237005A JP 23700592 A JP23700592 A JP 23700592A JP 3091984 B2 JP3091984 B2 JP 3091984B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置また
は光ディスク装置等のディスク記憶装置に係り、特に、
ヘッド位置決め制御系に作用する外乱を打ち消す補償信
号を演算して記憶し、この補償信号を駆動回路への入力
信号の一部とすることにより外乱を抑制し、ヘッド位置
決め精度を向上させるとともに、ヘッド位置決め時間を
短縮する手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置は、多くの場
合、ディスク回転数の上昇に伴い磁気ヘッドが浮上する
方式を採用しており、データ記憶エリアの保護のため
に、起動および停止時には、ヘッドをデータエリアの外
に位置付けする必要がある。一般には、リトラクトバネ
と呼ばれるバネでアクチュエータを一方向に押しつけた
り、アクチュエータの自重でヘッドをデータエリアの外
に退避する方式が採られている。このバネ力やアクチュ
エータ自身の自重等は、外乱の要因となり、ヘッド位置
決め制御系に与える影響が大きく、定常位置偏差や移動
方向の違いによる過渡応答のばらつきをもたらす。
【0003】また、ディスク記憶装置では、ディスクが
高速回転しているため、回転周波数で振動し、この振動
が位置信号に外乱として作用し、位置決め精度を劣化さ
せている。
【0004】ヘッドを目標トラックまで移動させる制御
系として速度制御系が用いられ、速度検出器として位置
信号と駆動信号とから速度信号を推定する方式を用いて
いる場合、ディスク振動の外乱が検出誤差をもたらし、
速度制御系の応答にばらつきを発生させるという問題が
あった。
【0005】さらに、従来の光ディスク装置では、ヘッ
ドを移動位置決めする際に、大きな距離を移動させるた
めのコースアクチュエータと、コースアクチュエータの
先で微小な位置決めをするためのファインアクチュエー
タとが用意されており、ヘッドはファインアクチュエー
タ上に搭載されている。微小な位置決めをするには、フ
ァインアクチュエータが動作している必要があるが、フ
ァインアクチュエータのストロークに比べてディスクの
偏心が大きい場合、ファインアクチュエータによる位置
決めが不能になり、位置決め精度が低下するという問題
があった。
【0006】従来の外乱補償方法としては、特公平1−
43378号公報に記載のように、推定速度信号と速度
信号との誤差信号をフィードバックし、電力増幅器の入
力に外乱打ち消し信号として加算する補償方法が提案さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ディスク記憶装置の大
容量化と高速化とに伴って、トラックの間の幅が狭くな
り、アクチュエータが著しく軽量化されている。この結
果、外乱の影響はますます無視できなくなってきた。デ
ィスク記憶装置では、ディスクの回転中心と重心とが一
致していない時、ディスクは回転周波数で振動する。そ
こで、外乱を抑制することが重要となる。従来の閉ルー
プ系の応答周波数範囲を拡大してその外乱を抑制するこ
とには、ヘッド支持機構系の共振特性から限界がある。
【0008】外乱を推定し抑制する方法として、上記従
来技術である特公平1−43378号公報は、検出速度
信号と推定速度信号との誤差を増幅してフィードバック
する手法であり、低周波数の外乱を抑制することはでき
るが、高周波数の機構振動を抑制しようとする場合、速
度信号として、高周波数のノイズを含んだ位置信号を微
分した信号を用いるので、速度信号のS/Nが低下し、
位置微分回路の周波数帯域を高くできない。このため、
高周波の外乱および振動を抑制できないという問題があ
る。また、推定誤差をフィードバックする手法では、フ
ィードバック補償による遅れを伴い、必ずしも良好な外
乱補償の効果が得られない。
【0009】本発明の目的は、フィードバック補償に伴
う遅れを低減し、かつ、ノイズを含んだ位置信号に対し
ても安定性を確保しながら、外乱を抑制してアクセス時
間を短縮しつつヘッドを高精度に位置決めし、外乱によ
る位置決め動作のばらつきを低減できるディスク記憶装
置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、回転駆動される少なくとも1枚のディス
クと、ディスク上に記録されたディスクの半径方向位置
と周方向位置とを表すサーボ信号を読み出すヘッドと、
サーボ信号からヘッドの位置を表わす位置信号を発生す
る位置検出器と、ヘッドが固定されたアクチュエータ
と、入力信号に応じて駆動信号を出力しアクチュエータ
を駆動する駆動回路と、外部から入力される制御信号に
応じて移動コマンドを出力するコントローラと、コント
ローラからの移動コマンドに基づいて位置信号の微分信
号と駆動信号の積分信号とを合成して速度信号を演算す
る速度推定手段により目標位置近傍までの移動を制御す
る速度制御手段および位置信号を目標位置に位置決めを
制御する位置制御手段を切り替えて制御する位置決め補
償器とからなるヘッド位置決めサーボ機構を備えたディ
スク記憶装置において、駆動信号と位置信号の関数とし
て外乱を相殺する外乱補償信号を推定する推定手段と、
外乱補償信号を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶さ
れた外乱補償信号をフィードフォワード信号として駆動
回路の入力信号に加算して補正する第1補正手段と、駆
動信号から外乱補償信号を減算するための第2補正手段
とを設け、速度推定手段に入力される駆動信号に代えて
第2補正手段の出力信号を速度推定手段に入力するディ
スク記憶装置を提案する。
【0011】推定手段は、電源投入直後または電源投入
直後と電源投入直後の一定時間ごとに、ディスクを代表
する1つの代表トラックまたは複数の代表トラックまた
は全てのトラックを目標トラックとし、目標トラックに
ヘッドを位置決めさせ、ディスクが複数回数回転する
に、外乱を抑制するための外乱補償信号を演算し、ディ
スク面周方向の位置の関数として、記憶手段に記憶させ
【0012】推定手段は、また、記憶手段に記憶された
代表トラックにおける外乱補償信号のデータを補間して
目標トラック位置における外乱補償信号を演算し、第1
補正手段及び第2補正手段に出力することもできる。
【0013】
【作用】本発明においては、ディスク記憶装置の外乱を
相殺するための外乱補償信号を推定する推定手段を、ヘ
ッドの推定位置信号と推定速度信号を推定する手段と、
位置信号と推定位置信号との誤差を増幅する手段とで構
成する。
【0014】外乱が、位置決め制御系に作用していない
時、位置信号と推定位置信号とは一致する。しかし、外
乱が位置決め制御系に作用している時、位置信号と推定
位置信号とは誤差を生じる。この誤差が生じたのは外乱
が作用しているためであるから、この位置信号と推定位
置信号との差である推定位置誤差信号を増幅した外乱補
償値によれば、外乱を打ち消すために必要な信号を生成
できる。
【0015】また、推定手段は、ディスクが複数回回転
する間に演算される外乱補償値を同一周方向位置毎に加
算して平均化したり、演算された外乱補償値とその前後
の時刻で演算される外乱補償値の移動平均から同一周方
向位置において作用する外乱を抑制する同期外乱補償信
号を演算する。このようにして演算された同期外乱補償
信号は、位置信号に含まれる非再現なノイズの影響を低
減している。
【0016】さらに、推定手段は、外乱補償値の平均値
である直流外乱補償信号を演算し、同期外乱補償信号か
ら直流外乱補償信号を減算した交流外乱補償信号を演算
することもできる。記憶手段は、以上のようにして推定
手段で得られた外乱補償信号を、ディスク面上の位置の
関数として記憶する。
【0017】以上の動作をディスク面上の代表トラック
について行った後、記憶手段に記憶された代表トラック
についての外乱補償信号から記憶されていないトラック
の外乱補償信号を補間し、全トラックの外乱補償信号を
求め、記憶手段に記憶する。
【0018】第1補正手段は、記憶手段に記憶された外
乱補償信号を、ディスク面上のヘッド位置に応じてフィ
ードフォワード信号として出力し、この信号を位置決め
制御系の位置決め補償信号に加算して操作信号とし駆動
回路に入力し、外乱を打ち消し、位置決め精度を向上さ
せアクセス時間を短縮できる。
【0019】ディスク記憶装置の電源投入直後または電
源投入直後とその後の一定時間毎に推定手段で推定した
外乱補償信号を記憶手段に記憶し、記憶手段に記憶され
た外乱補償信号が更新されるまでの間は、記憶された外
乱補償信号を用いて補正動作する。この方式によれば、
推定手段の演算速度が遅い場合でも、安定な補正動作を
実行でき、外乱や振動を打ち消して、位置決め精度を向
上させアクセス時間を短縮できる。
【0020】また、位置信号の微分信号をローパスフィ
ルタに通した信号と駆動信号の積分信号をハイパスフィ
ルタに通した信号とを合成して速度信号を推定する速度
推定手段を有する位置決め補償器を採用している場合、
外乱により、位置信号に外乱が含まれているため、速度
推定結果も誤差を生じる。
【0021】これに対して、本発明の上記第1補正手段
によれば、速度推定手段に入力される位置信号には、外
乱が含まれなくなるため、外乱の影響が無くなる。
【0022】さらに、本発明のディスク記憶装置におい
ては、速度推定手段に入力される駆動信号に代わって、
駆動信号から外乱補償信号を減算した信号を速度推定手
段に入力する第2補正手段を設ける。この補正方式で
は、速度推定手段は、外乱の影響を受けなくなり、位置
決め制御系の応答のばらつきを低減できる。
【0023】
【実施例】次に、図1〜図10を参照して、本発明によ
るディスク記憶装置の実施例を説明する。
【0024】《第1実施例》 図1は、本発明によるディスク記憶装置の一実施例を示
す磁気ディスク装置のブロック図である。本実施例で
は、アクチュエータとしてボイスコイルモータVCM2
を用いている。VCM2は、ヘッド1をディスク4上の
任意のトラックまでディスク半径方向に移動させ位置決
めする。ディスク4は、スピンドルモータ3により回転
駆動される。これらの構成要素は、全てベース5上に搭
載されている。位置検出器6は、アンプ7と復調回路8
とからなる。ディスク4上にはサーボ信号が記録されて
おり、ヘッド1により読み出され、アンプ7で増幅さ
れ、復調回路8に送られる。復調回路8は、位置信号と
して、最近接トラック中心までの位置誤差を表わす位置
誤差信号9aと、半径方向位置信号9bと、周方向位置
信号9cとを出力している。復調回器8では、図示しな
い主位置誤差信号PESNとこれも図示しない90度位
相の異なる副位置誤差信号PESQとを作成し、主位置
誤差信号PESNと副位置誤差信号PESQとからヘッ
ド位置に応じて極性の整った位置誤差信号PESすなわ
ち9aを作成し出力する。
【0025】図2(A)は、主位置誤差信号PESNと副
位置誤差信号PESQと位置誤差信号PESすなわち9
aとの関係を示す図である。半径方向位置信号9bは、
ヘッド1のディスク半径方向絶対位置を表わすディジタ
ル信号で表されたトラック番号である。半径方向位置信
号9bと位置誤差信号9aとの関係は、分かり易く表現
すると、図2(A)のようになる。
【0026】図2(B)は、半径方向位置信号9bと周方
向位置信号9cとの関係を示す図である。周方向位置信
号9cは、ヘッド1のディスク周方向に対する位置を表
わすディジタル信号で表されたセクタ番号である。半径
方向位置信号9bと周方向位置信号9cとの関係は、分
かり易く表現すると、図2(B)のようになる。
【0027】さて、図1のコントローラ20が移動コマ
ンド21を位置決め補償器22に出力すると、位置決め
補償器22は、位置決め補償信号23を演算して出力す
る。位置決め補償信号23の演算方法は、例えば、ME
E & DANIELの“MAGNETIC RECO
RDING" Vol.2(McGraw−HillBoo
k Company)の53〜84頁に記載のように、
位置誤差信号9aと半径方向位置信号9bと駆動信号2
6とをもとに、ヘッド1が目標トラックの近くに到達す
るまでは速度制御系により演算し、目標トラックに近づ
いてからは位置制御系により演算する方法がある。一般
に、磁気ディスク装置では、位置偏差が大きい時に大き
な距離を移動する動作をシーク動作といい、位置偏差の
小さい時に位置制御する動作をフォロイング動作とい
う。また、位置決め補償器を実現する手段は、アナログ
制御系であってもよいし、ディジタル制御系であっても
よい。
【0028】外乱および振動を相殺する外乱補償信号を
推定する推定手段と記憶手段と補正手段は、マイクロコ
ンピュータ30と、ディジタル外乱補償信号36を保持
するディジタル出力回路DOC38と、ディジタル外乱
補償信号36を外乱補償信号28に変換するDA変換器
DAC37と、駆動信号26をディジタル駆動信号40
に変換する第1AD変換器ADC41と、位置誤差信号
9aをディジタル位置誤差信号43に変換する第2AD
変換器ADC42と、半径方向位置信号9b,周方向位
置信号9c,ディジタル駆動信号40,ディジタル位置
誤差信号43をマイクロコンピュータ30に読み込むデ
ィジタル入力回路DIC44と、第1加算器29とから
構成される。マイクロコンピュータ30は、CPU31
と、ROM32と、RAM33と、それらを結合するバ
ス34とからなる。
【0029】第1加算器29は、外乱補償信号28と位
置決め補償信号23とを加算し、結果を操作信号24と
して出力する。外乱補償信号28は、アクチュエータV
CM2に作用する外力やディスク振動等の外乱を打ち消
す信号である。その結果、本実施例のディスク記憶装置
においては、定常位置偏差や振動が発生しないので、高
速かつ高精度なヘッドの位置決めが可能となる。
【0030】図3は、マイクロコンピュータ30内で実
現されるアルゴリズムを示す離散時間系のブロック図で
ある。図3において、z−1は、1サンプルの遅延を意
味する。その他の構成要素は、連続時間系の伝達関数と
して表現した。sはラプラス演算子を表わす。また、駆
動回路25のゲインをKA(A/V),VCM2の力定
数をKF(N/A),ヘッド1を搭載した可動部質量を
M(kg),ヘッド半径方向位置からディジタル位置誤
差信号43までのゲインをK2(カウント/m),駆動
信号26からディジタル駆動信号40までのゲインをK
I(カウント/V)と表している。外乱として、外力D1
とディスクの振動D2が加わっている。
【0031】ここで、マイクロコンピュータ30による
ディジタル外乱補償値Wの導き出し方を説明する。最初
に、ディジタル入力回路DIC44と第1AD変換器A
DC41とにより、駆動信号26をディジタル駆動信号
40に変換し、ディジタル駆動信号40をサンプリング
し、そのサンプリング結果を変数Iとして記憶する。ま
た、第2AD変換器ADC42が、位置誤差信号9aを
ディジタル位置誤差信号43に変換し、ディジタル入力
回路DIC44が、ディジタル位置誤差信号43をサン
プリングし、そのサンプリング結果を変数Yとして記憶
する。さらに、半径方向位置信号9bと周方向位置信号
9cとをサンプリングし、その結果をそれぞれRおよび
θとして記憶する。
【0032】サンプリング動作に続き、(1)に示すよう
に、 《Y》=Y−〈Y〉 (1) ディジタル位置誤差信号Yからディジタル推定位置誤差
信号〈Y〉を差し引いた値を計算し、この値をディジタ
ル推定誤差信号《Y》として記憶する。
【0033】さらに、(2)に示すように、 W=H*《Y》 (2) ディジタル推定誤差信号《Y》にゲインHを乗じた値を
ディジタル外乱補償値Wとして記憶する。
【0034】次のサンプリングに備え、(3)で表される
ディジタル推定位置信号を計算し、 〈X1〉=〈X1〉+T*〈X2〉+G1*I+L1*《Y》 (3) 変数〈X1〉として記憶する。
【0035】次に、(4)で表されるディジタル推定速度
信号を計算し、 〈X2〉=〈X2〉+G2*I+L2*《Y》 (4) 変数〈X2〉として記憶する。
【0036】(5)で表されるディジタル推定位置誤差信
号を計算し、 〈Y〉=K2*〈X1〉 (5) 変数〈Y〉として記憶する。
【0037】マイクロコンピュータ30は、以上の(1)
から(5)の処理演算をT秒間隔で繰り返す。
【0038】図3において、ゲインG1,G2,L1,
L2,Hは、駆動信号26からディジタル位置誤差信号
Yまでの伝達関数モデルから作られた離散時間系の同一
次元オブザーバのゲインであり、 G1=KF*T/(2M) (6) G2=KF*T /M (7) L1=2{1−exp(-2ζωT)・cos(ωT√(1−ζ))}/K2 (8) L2={1+exp(-2ζωT)−2exp(-ζωT)・cos(ωT√(1−ζ))}/TK2 (9) H=−M*L2/(KF*T*KA) (10) (6),(7),(8),(9),(10)のように決定される。
【0039】(8),(9)におけるωとζは、推定の速さ
と減衰特性を表わすものである。この場合、抑制したい
振動の角周波数の数倍の周波数にωを設定し、ζは0.
7程度に設定すればよいと考えられる。
【0040】ヘッド可動部に作用する外力やディスク4
の回転同期振動が存在しない時、以上のようにして計算
されるディジタル推定位置誤差信号〈Y〉は、ディジタ
ル位置誤差信号Yと一致する。しかし、外乱や振動が存
在している時、ディジタル位置誤差信号Yとディジタル
推定位置誤差信号〈Y〉は誤差を生じる。この誤差が生
じたのは、外乱や振動が発生しているためであり、この
誤差を増幅したディジタル推定誤差信号《Y》を増幅し
たディジタル外乱補償値Wは、外力や振動等の外乱を相
殺するのに必要な信号となる。
【0041】このディジタル推定誤差信号《Y》を増幅
した信号であるディジタル外乱補償値Wをフィードバッ
クして、操作信号の一部として出力する方式が考えられ
る。しかし、フィードバック補償による遅れをともな
い、位置信号に含まれるノイズに対しては、フィードバ
ックの遅れにより、その性能をかえって劣化させる可能
性がある。
【0042】そこで、非再現なノイズの影響を低減し、
しかも、フィードバックによる遅れを防ぐために、ディ
スクが複数回回転する間、外乱補償値を周方向位置毎に
平均化した同期外乱補償信号を、ヘッドのディスク面上
の位置の関数として、例えば外乱補償信号テーブルの形
式でRAM33に記憶する。
【0043】図4は、同期外乱補償信号を格納する同期
外乱補償テーブルを作成する手順を示すフローチャート
である。
【0044】ステップ401において、位置決め補償器
22により、ヘッド1を代表トラック上に位置決めす
る。
【0045】ステップ402において、位置決め動作開
始に続いて、推定手段により外乱補償値Wの演算を開始
する。
【0046】ステップ403において、外乱補償値Wが
定常状態になるまで待つ。
【0047】ステップ404において、同一周方向位置
における外乱補償値Wの平均値を演算し、演算結果をデ
ィスク面上の位置の関数として記憶する。例えば代表ト
ラックとしてトラック番号Rでディスクが100周する
間の周方向位置θにおける同期外乱補償信号Wave
(θ)を算出するには、フォロイングして1周目から1
00周目までの同一周方向位置の外乱補償値の平均値を
演算すると仮定する。トラック番号R,周方向位置θ,
k周目の外乱補償値をW(R,θ,k)とすると、トラ
ック番号R,周方向位置θにおける同期外乱補償信号W
ave(R,θ)は、 Wave(R,θ)={ΣW(R,θ,k)}/100 (11) ただし、Σ(加算)は、k=1から100までとなる。各
周方向位置において、(11)を演算し,Wave(R,
θ) ただし、(θ=0,1,・・・θmax)を外乱補
償テーブルに記憶する。
【0048】ステップ405において、ヘッドを新たな
代表トラック上に移動させ、ステップ401からステッ
プ404の手順を繰り返す。代表トラックは、ディスク
面上の1つのトラックでもよいし、全てのトラックでも
よいし、複数のトラックでもよい。
【0049】ステップ406において、近接する代表ト
ラックの同期外乱補償テーブルから補間して、代表トラ
ックとして選ばれなかったトラックの同期外乱補償信号
を求める。代表トラックが複数の場合の補間方法は、例
えば、近接する2つの代表トラックR1とR2の外乱補
償テーブルWave(R1,θ)とWave(R2,θ)ただ
し、(θ=0,1,2,・・・,θmax)のうち、同一
周方向位置θにおける2つのデータを1次式で近似し
て、周方向位置θにおける同期外乱補償信号を他のトラ
ックについて演算する。この操作を全ての周方向位置に
ついて実行すれば、ディスク面全ての領域の同期外乱補
償テーブルを作成できる。代表トラックが1つの場合の
補間方法は、0次補間すなわち全てのトラックの同期外
乱補償信号を同一のものとすることになるため、新たな
テーブルは作成しない。
【0050】このようにして、ディスク面上の関数とし
て同期外乱補償テーブルを記憶した後、ディジタル出力
回路DOC38およびDA変換器DAC37を介し、ヘ
ッド1のディスク面上の位置に応じてディジタル外乱補
償信号36をフィードフォワード信号として、第1加算
器29に出力する。このようにフィードフォワード信号
を出力すると、ヘッドを目標トラックまで移動させるシ
ーク制御系とヘッドを目標トラックに位置決めするフォ
ロイング制御系を常時動作させて、外乱を抑制できる。
【0051】図5は、フォロイング制御系が動作してい
る状態における従来の制御系の応答を示す図である。図
6は、フォロイング制御系が動作している状態における
本発明の制御系の応答を示す図である。両者の比較から
明らかなように、図5の従来例で生じていた振動を、図
6の本発明では低減することにより、アクセス時間を短
縮し位置決め精度を上げることができる。
【0052】同期外乱補償テーブルの作成手順におい
て、図4のステップ404は、ディスクが複数回回転す
る間、ヘッドの同一周方向位置における外乱補償値を同
期的に加算し、非再現なノイズを低減化している。この
ステップ404の手順の他の実現方法として、あるサン
プルにおける周方向位置における外乱補償値とその前後
で連続して演算される外乱補償値の移動平均を演算して
導き出す方法もある。この方法でも、外乱補償値に含ま
れるノイズ成分をカットし、同様の効果を得ることがで
きる。
【0053】また、位置信号の微分信号をローパスフィ
ルタに通した信号と駆動信号の積分信号をハイパスフィ
ルタに通した信号とを合成し速度信号を推定する速度推
定手段を有する位置決め補償器では、外乱により、位置
信号に外乱が含まれている場合、速度推定結果も誤差を
生じる。ディスク4が偏心するディスク記憶装置におい
て、従来の制御系を用い、一定トラック数を繰り返しシ
ークおよびフォロイングさせると、図7に示すように、
シークからフォロインングに切換わる際に位置誤差信号
の応答にばらつきを生じるという問題があった。
【0054】これに対して、本発明においては、外乱補
償信号を第1加算器29で位置決め補償信号に加算して
外乱を相殺するようにしており、速度推定手段に入力さ
れる位置信号には外乱が含まれなくなるため、外乱の影
響が無くなる。
【0055】一方、第1加算器29の補正により、外乱
を相殺する信号が駆動信号に含まれるため、駆動信号か
ら速度信号を推定する速度推定手段は、外乱の影響を受
け、制御系の応答にばらつきを生ずることになる。
【0056】この影響を抑制するため、本発明のディス
ク記憶装置では、第2加算器50を設け、速度推定手段
に入力される駆動信号に代わって、駆動信号から外乱補
償信号を減算した信号を速度推定手段に入力する。この
補正動作により、速度推定手段は、外乱の影響を受けな
くなり、位置決め制御系の応答のばらつきを低減でき
る。このように繰り返しシークおよびフォロイングさせ
た時の応答波形を図8に示す。ディスクが偏心すること
により外乱が作用しているにもかかわらず、応答にばら
つきが生じないことがわかる。
【0057】《第2実施例》 本実施例は、ハードウェアとしては第1実施例のディス
ク記憶装置と同じである。また、推定手段で演算される
外乱補償値の演算方法も第1実施例で説明したものと同
様である。
【0058】図9は、本実施例の直流外乱補償信号の演
算と外乱補償テーブルの作成手順とを示すフローチャー
トである。この図を参照して、本実施例における外乱補
償値演算後の直流外乱補償信号の演算と外乱補償テーブ
ル作成の手順とを説明する。
【0059】まず、ステップ901において、位置決め
補償器により、ヘッドを代表トラック上に位置決めす
る。
【0060】ステップ902において、位置決め動作の
開始に続いて、推定手段により外乱補償値Wの演算を開
始する。
【0061】ステップ903において、外乱補償値Wが
定常状態になるまで待つ。
【0062】ステップ904において、ディスクが複数
回回転する間、外乱補償値Wの平均値を演算し、演算結
果をヘッド半径方向位置の関数として記憶手段に記憶す
る。例えば、ディスクが、代表トラックとしてトラック
番号Rで1周する間の直流外乱補償信号WDC(R)を算
出するには、フォロイングして1周分の外乱補償値の平
均値を演算する必要がある。トラック番号をR,周方向
位置θの外乱補償値をW(R,θ)とすると、トラック
番号Rの直流外乱補償信号WDC(R)は、 WDC(R)={ΣW(R,θ)}/(θmax+1) (12) ただし、Σ(加算)は、θ=0からθ=θmaxまでとな
る。
【0063】ステップ905において、ヘッドを新たな
代表トラック上に移動させ、ステップ901からステッ
プ904を繰り返す。代表トラックはディスク面上の1
つのトラックでもよいし、全てのトラックでもよいし、
複数のトラックでもよい。
【0064】ステップ906において、代表トラックと
して選ばれなかったトラックの直流外乱補償信号につい
て、近接する代表トラックの直流外乱補償テーブルから
補間して求める。代表トラックが複数の場合の補間方法
は、例えば、近接する2つの代表トラックの直流外乱補
償信号を一次式で近似し、テーブルを作成する。代表ト
ラックが1つの場合は、0次補間すなわち全てのトラッ
クの直流外乱補償信号を同一のものとするため、新たな
テーブルは作成しない。
【0065】以上のようにして直流外乱補償テーブルを
ディスク半径方向のヘッド位置の関数として記憶した
後、直流外乱補償テーブルに記憶されたデータをディジ
タル出力回路38、DA変換器37を介し、フィードフ
ォワード信号として第1加算器29に出力する。フィー
ドフォワード信号補正によれば、ヘッドを目標トラック
まで移動させるシーク制御系とヘッドを目標トラックに
位置決めするフォロイング制御系とを常時働かせて外乱
を抑制し、アクセス時間を短縮するとともに位置決め精
度を上げることができる。
【0066】また、位置決め補償器22として速度推定
手段を有する場合、第2加算器50による補正動作は、
速度推定手段に対する外乱の影響を無くし、シーク制御
系の移動方向の違いによる応答の違いを低減化すること
が可能となる。
【0067】《第3実施例》 本実施例は、ハードウェアとしては第1実施例のディス
ク記憶装置と同じである。また、推定手段で演算される
外乱補償値の演算方法も第1実施例で説明したものと同
じである。さらに、直流外乱補償信号の演算方法も、第
2実施例で説明したものと同じである。
【0068】図10は、本実施例の交流外乱補償信号の
演算と外乱補償テーブル作成の手順とを示すフローチャ
ートである。この図を参照して、外乱補償値を演算した
後の交流外乱補償信号演算と外乱補償テーブル作成の手
順とを説明する。
【0069】ステップ1001において、位置決め補償
器により、ヘッドを代表トラック上に位置決めする。
【0070】ステップ1002において、位置決め動作
の開始に続いて、推定手段により外乱補償値Wの演算を
開始する。
【0071】ステップ1003において、外乱補償値W
が定常状態になるまで待つ。
【0072】ステップ1004において、ディスクが複
数回回転する間に、外乱補償値Wの平均値(直流外乱補
償信号)と同一周方向における外乱補償値の平均値(同
期外乱補償信号)とを演算し、同期外乱補償信号から直
流外乱補償信号を減算した演算結果(交流外乱補償信
号)をディスク面上の位置の関数として記憶手段に記憶
する。トラック番号R,周方向位置θにおける交流外乱
補償信号WAC(R,θ)は、同期外乱補償信号Wave
(R,θ)と直流外乱補償信号WDC(R)とを用いて、 WAC(R,θ)=WAVE(R,θ)−WDC(R) (13) となる。
【0073】ステップ1005において、さらに、ヘッ
ドを新たな代表トラック上に移動させ、ステップ100
1からステップ1004の手順を繰り返す。代表トラッ
クはディスク面上の1つのトラックでもよいし、全ての
トラックでもよいし、複数のトラックでもよい。
【0074】ステップ1006において、代表トラック
として選ばれなかったトラックの直流外乱補償信号を、
近接する代表トラックの交流外乱補償テーブルから補間
して求める。代表トラックが複数の場合、例えば、近接
する2つの代表トラックの交流外乱補償信号を一次式で
近似してテーブルを作成する。代表トラックが1つの場
合は、0次補間すなわち全てのトラックの直流外乱補償
信号を同一のものとすることになるため、新たなテーブ
ルは作成しない。
【0075】以上のようにして交流外乱補償テーブルを
ディスク面上の位置の関数として記憶した後、ディジタ
ル出力回路DOC38,DA変換器DAC37を介し、
交流外乱補償テーブルに記憶されたデータをフィードフ
ォワード信号として第1加算器29に出力する。フィド
フォワード信号を出力すると、ヘッドを目標トラックま
で移動させるシーク制御系とヘッドを目標トラックに位
置決めするフォロイング制御系で常時働かせることによ
り外乱を抑制し、アクセス時間を短縮し位置決め精度を
上げることができる。
【0076】また、第2加算器50による補正手段によ
れば、第1実施例と同様に、ディスクの偏心によるシー
ク,フォロイングの応答のばらつきをなくすことができ
る。
【0077】《第4実施例》 本実施例は、ハードウェアとしては第1実施例のディス
ク記憶装置と同じである。また、推定手段で演算される
外乱補償値の演算方法も第1実施例で説明したものと同
様である。さらに、直流外乱補償信号,交流外乱補償信
号演算方法も、第2実施例,第3実施例で説明したもの
と同じである。
【0078】まず、図9に示した直流外乱補償信号テー
ブル作成の手順に従い、直流外乱補償テーブルを作成
し、次に、図10で示した交流外乱補償信号テーブル作
成の手順に従い、交流外乱補償テーブルを作成する。
【0079】テーブル作成後、ヘッド1のディスク面上
の位置に応じた交流外乱補償信号と直流外乱補償信号と
を加算した信号を外乱補償信号として、ディジタル出力
回路38,DA変換器37を介し、フィードフォワード
制御のために第1加算器29に出力する。フィドフォワ
ード信号を出力すれば、ヘッドを目標トラックまで移動
させるシーク制御系とヘッドを目標トラックに位置決め
するフォロイング制御系とを常時働かせ外乱を抑制し、
アクセス時間を短縮するとともに置決め精度を上げるこ
とができる。
【0080】また、第2加算器50による補正方式で
は、第1実施例と同様に、ディスクの偏心によるシー
ク,フォロイングの応答のばらつきをなくすことが可能
である。
【0081】本実施例は、例えば、ヘッドの半径方向位
置により直流外乱は変化するが、交流外乱は変化しない
場合に有効であり、複数の代表トラックから直流外乱補
償テーブルを作成し、1つの代表トラックから交流外乱
補償テーブルを作成すれば、テーブル作成のためのメモ
リを節約できる。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、外乱や振動が位置決め
制御系に作用した場合でも、フィードバック補償に伴う
遅れを低減し、かつ、ノイズを含んだ位置信号に対して
も安定性を確保しながら、外乱を抑制してアクセス時間
を短縮しつつヘッドを高精度に位置決めし、外乱による
位置決め動作のばらつきを低減できるディスク記憶装置
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスク記憶装置の一実施例を示
す磁気ディスク装置のブロック図である。
【図2】(A)は、主位置誤差信号PESNと副位置誤差
信号PESQと位置誤差信号PESすなわち9aとの関
係を示す図であり、(B)は、半径方向位置信号9bと周
方向位置信号9cとの関係を示す図である。
【図3】マイクロコンピュータ内で実現されるアルゴリ
ズムを示す離散時間系のブロック図である。
【図4】第1実施例の同期外乱補償信号を格納する同期
外乱補償テーブルを作成する手順を示すフローチャート
である。
【図5】フォロイング制御系が動作している状態におけ
る従来のヘッド位置決め制御系の応答を示す図である。
【図6】フォロイング制御系が動作している状態におけ
る本発明のヘッド位置決め制御系の応答を示す図であ
る。
【図7】従来のヘッド位置決め制御系の応答波形例を示
す図である。
【図8】本発明のヘッド位置決め制御系の応答波形例を
示す図である。
【図9】第2実施例の直流外乱補償信号の演算と外乱補
償テーブルの作成手順とを示すフローチャートである。
【図10】第3実施例の交流外乱補償信号の演算と外乱
補償テーブル作成の手順とを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ヘッド 2 ボイスコイルモータVCM 3 スピンドルモータ 4 ディスク 5 ベース 6 位置検出器 7 アンプ 8 復調回路 9a 位置誤差信号 9b 半径方向位置信号 9c 周方向位置信号 20 コントローラ 21 移動コマンド 22 位置決め補償器 23 位置決め補償信号 25 駆動回路 26 駆動信号 28 外乱補償信号 29 第1加算器 30 マイクロコンピュータ 31 CPU 32 ROM 33 RAM 34 バス 36 ディジタル外乱補償信号 37 DA変換器DAC 38 ディジタル出力回路DOC 41 AD変換器ADC 42 AD変換器ADC 43 ディジタル位置誤差信号 44 ディジタル入力回路DIC 50 第2加算器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−265079(JP,A) 特開 平3−62371(JP,A) 特開 平2−108288(JP,A) 特開 平3−30156(JP,A) 特開 平2−108285(JP,A) 特開 平6−52563(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 21/10 G11B 21/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される少なくとも1枚のディス
    クと、前記ディスク上に記録されたディスクの半径方向
    位置と周方向位置とを表すサーボ信号を読み出すヘッド
    と、前記サーボ信号から前記ヘッドの位置を表わす位置
    信号を発生する位置検出器と、前記ヘッドが固定された
    アクチュエータと、入力信号に応じて駆動信号を出力し
    前記アクチュエータを駆動する駆動回路と、外部から入
    力される制御信号に応じて移動コマンドを出力するコン
    トローラと、コントローラからの移動コマンドに基づい
    前記位置信号の微分信号と前記駆動信号の積分信号と
    を合成して速度信号を演算する速度推定手段により目標
    位置近傍までの移動を制御する速度制御手段および前記
    位置信号を目標位置に位置決めを制御する位置制御手段
    を切り替えて制御する位置決め補償器とからなるヘッド
    位置決めサーボ機構を備えたディスク記憶装置におい
    て、 前記駆動信号と前記位置信号の関数として外乱を相殺す
    る外乱補償信号を推定する推定手段と、前記外乱補償信
    号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された外
    乱補償信号をフィードフォワード信号として前記駆動回
    路の入力信号に加算して補正する第1補正手段と、前記
    駆動信号から前記外乱補償信号を減算するための第2補
    正手段とを設け、 前記速度推定手段に入力される前記駆動信号に代えて前
    記第2補正手段の出力信号を前記速度推定手段に入力す
    ことを特徴とするディスク記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディスク記憶装置にお
    いて、 前記推定手段が、電源投入直後または電源投入直後と電
    源投入直後の一定時間ごとに、前記ディスクを代表する
    1つの代表トラックまたは複数の代表トラックまたは全
    てのトラックを目標トラックとし、前記目標トラックに
    ヘッドを位置決めさせ、前記ディスクが複数回数回転す
    間に、外乱を抑制するための外乱補償信号を演算し、
    前記ディスク面周方向の位置の関数として、前記記憶手
    段に記憶することを特徴とするディスク記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のディスク記憶装置にお
    いて、 前記推定手段が、前記記憶手段に記憶された代表トラッ
    クにおける外乱補償信号のデータを補間して目標トラッ
    ク位置における外乱補償信号を演算し、前記第1補正手
    段及び前記第2補正手段に出力することを特徴とするデ
    ィスク記憶装置。
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